JP2013139172A - 車載ランプ自動消灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者の意志に反した車載ランプの自動消灯を防止できながら、車載ランプの切り忘れによるバッテリ上がりを有効に防止することができる、車載ランプ自動消灯装置を提供する。
【解決手段】ヘッドランプスイッチ11がオンの状態で、エンジン2が停止され、運転席のドアが一旦開かれた後に閉じられた後、スマートキー携帯機12が車室外通信機14と無線通信可能な通信範囲内にある場合には、ヘッドランプ5の切り忘れが警告される。そして、運転者がヘッドランプ5の切り忘れに気づかずに車両から離れ、スマートキー携帯機12が通信範囲外に出た場合には、リレー6がオフされて、ヘッドランプ5が自動的に消灯される。
【選択図】図1
【解決手段】ヘッドランプスイッチ11がオンの状態で、エンジン2が停止され、運転席のドアが一旦開かれた後に閉じられた後、スマートキー携帯機12が車室外通信機14と無線通信可能な通信範囲内にある場合には、ヘッドランプ5の切り忘れが警告される。そして、運転者がヘッドランプ5の切り忘れに気づかずに車両から離れ、スマートキー携帯機12が通信範囲外に出た場合には、リレー6がオフされて、ヘッドランプ5が自動的に消灯される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヘッドランプなどの車載ランプを自動的に消灯する車載ランプ自動消灯装置に関する。
自動車では、たとえば、ステアリングコラムにヘッドランプスイッチが設けられており、ヘッドランプスイッチがオンされると、これに連動して、リレーがオンになり、ヘッドランプ(車幅灯およびテールランプなどを含む。)が点灯する。リレーは、バッテリに直接に接続されているので、イグニッションキースイッチがオフされても、ヘッドランプスイッチがオンであれば、ヘッドランプが点灯し続ける。
そのため、ヘッドランプスイッチをオフし忘れたまま、運転者が自動車を離れると、バッテリ上がりを招くおそれがある。
そこで、イグニッションキースイッチがオフされた後、運転席のドアが開閉されると、ヘッドランプを消灯させる構成が提案されている。また、ヘッドランプスイッチがオンのまま、イグニッションキースイッチがオフされた後、運転席のドアが開かれずに、所定時間内にヘッドランプスイッチが一旦オフされた後にオンされた場合には、一定時間の経過後にヘッドランプを消灯させることにより、ヘッドランプを運転者が自動車から離れるときの照明として利用することが提案されている。
ところが、ヘッドランプスイッチがオンのまま、運転者が降車した場合に、必ずしもヘッドランプの自動消灯が運転者に望まれるとは限らない。たとえば、運転者が自動車の周囲で作業(たとえば、ランプ切れの確認作業)をするときに、ヘッドランプを点灯させておきたい場合がある。
本発明の目的は、運転者の意志に反した車載ランプの自動消灯を防止できながら、車載ランプの切り忘れによるバッテリ上がりを有効に防止することができる、車載ランプ自動消灯装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車載ランプ自動消灯装置は、車両に設けられた車室外通信機および前記車室外通信機と車室外の所定の通信範囲内で無線通信可能なスマートキー携帯機を含むスマートキーシステムを搭載した車両に用いられ、ランプスイッチのオン/オフに連動してオン/オフするリレーを介してバッテリに接続された車載ランプを自動的に消灯させる車載ランプ自動消灯装置である。前記車載ランプ自動消灯装置は、前記車両のエンジンの停止を検出するエンジン停止検出手段と、前記車両の運転席のドアの開閉を検出するドア開閉検出手段と、前記通信範囲内における前記スマートキー携帯機の有無を検出する携帯機検出手段と、前記ランプスイッチがオンの状態で、前記エンジン停止検出手段によって前記エンジンの停止が検出され、前記ドア開閉検出手段によって前記ドアが開かれた後に閉じられたことが検出された後、前記携帯機検出手段によって前記スマートキー携帯機が前記通信範囲内にあることが検出された場合に、前記車載ランプの切り忘れを警告する警告手段と、前記ランプスイッチがオンの状態で、前記エンジン停止検出手段によって前記エンジンの停止が検出され、前記ドア開閉検出手段によって前記ドアが開かれた後に閉じられたことが検出された後、前記携帯機検出手段によって前記スマートキー携帯機が前記通信範囲内にないことが検出された場合に、前記リレーをオフする自動消灯手段とを含む。
ランプスイッチがオンの状態で、エンジンが停止され、運転席のドアが一旦開かれた後に閉じられた後、スマートキー携帯機が車室外通信機と無線通信可能な通信範囲内にある場合には、車載ランプの切り忘れが警告される。この警告により、運転者に車載ランプの切り忘れを気づかせることができる。
また、このときには、車載ランプが消灯されないので、車両の周囲で車載ランプの照明を利用した作業をすることができる。言い換えれば、運転者が車両の周囲で作業をするために降車した場合に、その運転者の意志を反映して、車載ランプを点灯したままにすることができる。
そして、運転者が車載ランプの切り忘れに気づかずに車両から離れ、スマートキー携帯機が通信範囲外に出た場合には、リレーがオフされて、車載ランプが自動的に消灯される。これにより、車載ランプの切り忘れによるバッテリ上がりを防止できる。
本発明によれば、運転者の意志に反した車載ランプの自動消灯を防止できながら、車載ランプの切り忘れによるバッテリ上がりを有効に防止することができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車載ランプ自動消灯装置が備えられた車両の要部構成を示すブロック図である。
車両1は、エンジン2を駆動源とする自動車であり、スマートキーシステムを搭載している。
車両1には、オルタネータ3およびバッテリ4が備えられている。オルタネータ3は、エンジン2の出力を利用して、直流電力を発生させる。オルタネータ3のプラス端子は、バッテリ4のプラス端子と電気的に接続されており、オルタネータ3が発生する直流電力は、バッテリ4に充電される。
また、車両1には、ヘッドランプ5が備えられている。ヘッドランプ5は、リレー6を介して、バッテリ4のプラス端子と電気的に接続されている。リレー6のバッテリ4側の端子は、バッテリ4のプラス端子と直接に接続されている。
さらに、車両1には、複数のECU(電子制御ユニット)が備えられている。ECUには、エンジン2およびオルタネータ3を制御するエンジンECU(EFI−ECU)7と、車室内のメータパネル16に配設された計器類やランプ類およびリレー6を制御するメータECU8と、スマートキーシステムを制御するスマートキーECU9とが含まれる。エンジンECU7、メータECU8およびスマートキーECU9は、CPUおよびメモリなどからなるマイクロコンピュータを備えている。
メータECU8のマイクロコンピュータ10には、ヘッドランプ5の点灯/消灯を切り替えるためのヘッドランプスイッチ11のオン/オフ信号が入力されるようになっている。
スマートキーECU9には、車室内でスマートキー携帯機12と無線通信可能な車室内通信機13および車室外の所定の通信範囲内でスマートキー携帯機12と無線通信可能な車室外通信機14が接続されている。そして、スマートキーECU9には、スマートキー携帯機12と車室内通信機13との間で通信された情報およびスマートキー携帯機12と車室外通信機14との間で通信された情報が入力されるようになっている。また、スマートキーECU9には、運転席のドアの開閉を検出するカーテシスイッチ15のオン/オフ信号が入力されるようになっている。
また、エンジンECU7、メータECU8およびスマートキーECU9は、相互に通信可能に接続されている。
メータECU8のマイクロコンピュータ10には、エンジンECU7からエンジン2の駆動状態を表す信号などが入力されるようになっている。また、マイクロコンピュータ10には、スマートキーECU9から運転席のドアの開閉状態を表す信号およびスマートキー携帯機12と車室外通信機14との無線通信状況を表す信号などが入力されるようになっている。
マイクロコンピュータ10は、ヘッドランプスイッチ11のオン/オフならびにエンジンECU7およびスマートキーECU9から入力される信号に基づいて、リレー6のオン/オフ(開閉)を制御する。エンジン2が駆動されている状態では、マイクロコンピュータ10は、ヘッドランプスイッチ11のオン/オフに連動して、リレー6をオン/オフさせる。リレー6のオン/オフにより、ヘッドランプ5が点灯/消灯する。また、マイクロコンピュータ2は、次に述べるヘッドランプ自動消灯処理を繰り返し実行し、ヘッドランプ5を必要に応じて自動的に消灯させる。
図2は、ヘッドランプ自動消灯処理の流れを示すフローチャートである。
ヘッドランプ自動消灯処理では、まず、ヘッドランプスイッチ11がオンされているか否かが調べられる(ステップS1)。
ヘッドランプスイッチ11がオンされていなければ(ステップS1のNO)、つまりヘッドランプスイッチ11がオフであれば、ヘッドランプ自動消灯処理が直ちに終了される。
ヘッドランプスイッチ11がオンである場合には(ステップS1のYES)、次に、エンジンECU7から入力されるエンジン2の駆動状態を表す信号に基づいて、エンジン2が停止されているか否かが判断される(ステップS2)。
エンジン2が駆動中であれば(ステップS2のNO)、ヘッドランプ自動消灯処理が終了される。
エンジン2が停止されていれば(ステップS2のYES)、運転席のドアが一旦開かれた後に閉じられたかどうかが判断される(ステップS3)。すなわち、ヘッドランプスイッチ11がオンのままで、エンジン2が停止された後に、運転者が降車したか否かが判断される。
運転席のドアの開閉が行われていなければ(ステップS3のNO)、ヘッドランプ自動消灯処理が終了される。
運転席のドアの開閉が行われた場合には(ステップS3のYES)、スマートキーECU9から入力されるスマートキー携帯機12と車室外通信機14との無線通信状況を表す信号に基づいて、スマートキー携帯機12が車室外通信機14との通信範囲内にあるか否かが判断される(ステップS4)。
スマートキー携帯機12が通信範囲内にある場合には(ステップS4のYES)、運転者にヘッドランプ5の切り忘れが警告されて(ステップS5)、ヘッドランプ自動消灯処理が終了される。この警告は、音によってなされてもよいし、ハザードランプの点滅によってなされてもよい。また、スマートキー携帯機12に内蔵されたバイブレータによる振動および/または音によってなされてもよい。
そして、スマートキー携帯機12を所持した運転者が車両1から離れ、スマートキー携帯機12が通信範囲外に出ると(ステップS4のNO)、リレー6がオフにされて(ステップS5)、ヘッドランプ5が自動的に消灯される。
その後は、ヘッドランプスイッチ11が一旦オフされた後にオンされたか否かが判断される(ステップS7)。
この判断が否定されると(ステップS7のNO)、ヘッドランプ自動消灯処理が終了される。
一方、ヘッドランプスイッチ11が一旦オフされた後にオンされた場合には(ステップS7のYES)、リレー6がオフからオンに切り替えられて(ステップS8)、ヘッドランプ自動消灯処理が終了される。リレー6がオンされることにより、ヘッドランプ5が再点灯される。したがって、たとえば、運転者が車両1から離れた後、同乗者がヘッドランプ5を点灯させたい場合には、ヘッドランプスイッチ11を一旦オフした後にオンすれば、ヘッドランプ5を点灯させることができる。
なお、リレー6がオフされた後、ヘッドランプスイッチ11が一旦オフされた後にオンされた場合には、たとえば、エンジン2が再始動されるか、または、運転席のドアが開閉されるまで、ヘッドランプ自動消灯処理は再実行されない。
以上のように、ヘッドランプスイッチ11がオンの状態で、エンジン2が停止され、運転席のドアが一旦開かれた後に閉じられた後、スマートキー携帯機12が車室外通信機14と無線通信可能な通信範囲内にある場合には、ヘッドランプ5の切り忘れが警告される。この警告により、運転者にヘッドランプ5の切り忘れを気づかせることができる。
また、このときには、ヘッドランプ5が消灯されないので、車両1の周囲でヘッドランプ5の照明を利用した作業をすることができる。言い換えれば、運転者が車両1の周囲で作業をするために降車した場合に、その運転者の意志を反映して、ヘッドランプ5を点灯したままにすることができる。
そして、運転者がヘッドランプ5の切り忘れに気づかずに車両から離れ、スマートキー携帯機12が通信範囲外に出た場合には、リレー6がオフされて、ヘッドランプ5が自動的に消灯される。これにより、ヘッドランプ5の切り忘れによるバッテリ上がり(バッテリ4の完全放電)を防止できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、車幅灯およびテールランプなどがヘッドランプ5と並列にリレー6に接続されて、ヘッドランプ5の点灯/消灯ともに、その車幅灯およびテールランプなどが点灯/消灯されてもよい。
また、運転席のドアが一旦開かれた後に閉じられたことにより、運転者が降車したか否かが判断されるとしたが、他の手法により、運転者が降車したか否かが判断されてもよい。たとえば、運転席に重量センサが内蔵されて、この重量センサの出力に基づいて、運転者が降車したか否かが判断されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 車両
2 エンジン
4 バッテリ
5 ヘッドランプ(車載ランプ)
6 リレー
7 エンジンECU(エンジン停止検出手段)
8 メータECU(警告手段、自動消灯手段)
9 スマートキーECU9(ドア開閉検出手段、携帯機検出手段)
11 ヘッドランプスイッチ(ランプスイッチ)
12 スマートキー携帯機
14 車室外通信機
15 カーテシスイッチ(ドア開閉検出手段)
2 エンジン
4 バッテリ
5 ヘッドランプ(車載ランプ)
6 リレー
7 エンジンECU(エンジン停止検出手段)
8 メータECU(警告手段、自動消灯手段)
9 スマートキーECU9(ドア開閉検出手段、携帯機検出手段)
11 ヘッドランプスイッチ(ランプスイッチ)
12 スマートキー携帯機
14 車室外通信機
15 カーテシスイッチ(ドア開閉検出手段)
Claims (1)
- 車両に設けられた車室外通信機および前記車室外通信機と車室外の所定の通信範囲内で無線通信可能なスマートキー携帯機を含むスマートキーシステムを搭載した車両に用いられ、ランプスイッチのオン/オフに連動してオン/オフするリレーを介してバッテリに接続された車載ランプを自動的に消灯させる車載ランプ自動消灯装置であって、
前記車両のエンジンの停止を検出するエンジン停止検出手段と、
前記車両の運転席のドアの開閉を検出するドア開閉検出手段と、
前記通信範囲内における前記スマートキー携帯機の有無を検出する携帯機検出手段と、
前記ランプスイッチがオンの状態で、前記エンジン停止検出手段によって前記エンジンの停止が検出され、前記ドア開閉検出手段によって前記ドアが開かれた後に閉じられたことが検出された後、前記携帯機検出手段によって前記スマートキー携帯機が前記通信範囲内にあることが検出された場合に、前記車載ランプの切り忘れを警告する警告手段と、
前記ランプスイッチがオンの状態で、前記エンジン停止検出手段によって前記エンジンの停止が検出され、前記ドア開閉検出手段によって前記ドアが開かれた後に閉じられたことが検出された後、前記携帯機検出手段によって前記スマートキー携帯機が前記通信範囲内にないことが検出された場合に、前記リレーをオフする自動消灯手段とを含む、車載ランプ自動消灯装置。
Priority Applications (1)
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JP2011289766A JP2013139172A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 車載ランプ自動消灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101526794B1 (ko) * | 2014-03-07 | 2015-06-05 | 현대자동차주식회사 | 차량의 램프 자동 소등 장치 및 방법 |
JP2017196983A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載ライト制御装置 |
CN109131042A (zh) * | 2018-08-24 | 2019-01-04 | 袁菊花 | 车辆的车灯控制装置 |
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2011
- 2011-12-28 JP JP2011289766A patent/JP2013139172A/ja active Pending
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KR101526794B1 (ko) * | 2014-03-07 | 2015-06-05 | 현대자동차주식회사 | 차량의 램프 자동 소등 장치 및 방법 |
US9387794B2 (en) | 2014-03-07 | 2016-07-12 | Hyundai Motor Company | Vehicle lamp autocut apparatus and method |
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