JP2017072534A - 警告灯情報報知システム及び車両用端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】データの紐付作業の工数を大きく削減できる警告灯情報報知システム及び車両用端末装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置24に設けられ判別部64は、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちどの警告灯が車両12で点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す点灯警告灯情報90を出力する。サーバー14のメッセージDB76は、警告灯40cの種類毎に対応するメッセージを記憶しており、点灯警告灯情報90に基づいて、点灯又は点滅している警告灯40cに対応するメッセージを選択する。ナビゲーション装置24は、選択されたメッセージを報知する。
【選択図】図5
【解決手段】ナビゲーション装置24に設けられ判別部64は、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちどの警告灯が車両12で点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す点灯警告灯情報90を出力する。サーバー14のメッセージDB76は、警告灯40cの種類毎に対応するメッセージを記憶しており、点灯警告灯情報90に基づいて、点灯又は点滅している警告灯40cに対応するメッセージを選択する。ナビゲーション装置24は、選択されたメッセージを報知する。
【選択図】図5
Description
この発明は、車両に故障や整備不良等の異常が発生し、メータパネルの警告灯が点灯状態又は点滅状態となった場合に、警告に対応するメッセージを運転者に報知する警告灯情報報知システムに関する。また、この発明は、そのような警告灯情報報知システムに使用される車両用端末装置に関する。
車両の運転席にはメータパネルが設けられる。メータパネルにはスピードメータやタコメータの他に車両に発生する故障や整備不良等の異常を知らせる各種の警告灯が搭載される。車両に異常が発生した場合、車両内のECUは、故障コード(Diagnostic Trouble Code、以下、DTCともいう。)を記録すると共に、各種警告灯のうち、故障コードに対応する警告灯を点灯又は点滅させる。警告灯を点灯又は点滅させることにより、運転者に対して異常状態を報知することができる。
点灯状態又は点滅状態となった警告灯を見慣れている運転者は、点灯状態又は点滅状態となった警告灯を見ることで、どのような異常が発生しているかを認識できる。一方、点灯状態又は点滅状態となった警告灯を見慣れていない運転者は、点灯状態又は点滅状態となった警告灯がどのような異常を意味するのかが判らず、適切な対応をとれない場合がある。
このような問題に対して、特許文献1は、警告灯が点灯状態又は点滅状態になると、警告の詳細な内容を示すメッセージを車両内又は外部サーバーのデータベースから選択して車両内のモニタに表示する技術を示す。特許文献2は、警告の詳細な内容を示すメッセージをスマートフォン等の携帯通信装置内のデータベースから選択し、選択したメッセージを車両へ返信し、車両内のモニタに表示する技術を示す。特許文献1及び特許文献2に記載の技術によれば、警告の詳細内容がメッセージとして表示(報知)されるため、警告灯を見慣れていない運転者であっても警告内容を把握できる。
特許文献1及び特許文献2に記載の技術は、DTCと警告の詳細な内容を示すメッセージとを紐付けて記憶させている。そして、異常が発生した場合に車両内で作成されるDTCに対応する警告灯を点灯又は点滅させると共に、DTCに対応するメッセージを選択し、モニタに表示している。
ところで、DTCと警告(警告灯)との対応は、複数の車種間で必ずしも一致しない。例えば、トランスミッションの故障を示すDTCが、互いに相違する車種Aと車種Bに定義されている場合を想定する。車種AがAT(Automatic Transmission)搭載車であり、車種BがDCT(Dual Clutch Transmission)搭載車であるとすると、同じDTCが発生したとしても、車種Aと車種Bとでは点灯する警告灯が異なる。すなわち、DTCと警告灯の詳細な内容を示すメッセージとの対応も、複数の車種間で必ずしも一致しない。従って、車種(機種)毎に、DTCとメッセージとの紐付作業を行う必要がある。しかし、データの紐付作業は多大な工数を必要とする。このため、従来のようにデータの紐付作業を車種毎に行うとなると、新型車種毎に多大な労力とコストが必要となる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、データの紐付作業の工数を大きく削減できる警告灯情報報知システム及び車両用端末装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に異常が発生した場合に、メータパネルの警告灯を点灯又は点滅させると共に、警告に対応するメッセージを報知する警告灯情報報知システムに関する。本発明に係る警告灯情報報知システムは、前記車両に搭載可能であり、且つ、前記車両の車内ネットワークに接続可能である車両用端末装置と、前記車両用端末装置に設けられ、前記車両用端末装置が前記車内ネットワークに接続された状態で前記警告灯の点灯状態又は点滅状態を示す情報を受信して、前記車両用端末装置を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の前記警告灯のうちどの警告灯が前記車両で点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す警告灯作動情報を出力する判別部と、前記車両用端末装置に設けられる報知部と、前記警告灯の種類毎に、前記警告灯に対応する前記メッセージを予め記憶する外部装置とを備える。前記外部装置は、前記警告灯作動情報を前記車両から受信し、点灯又は点滅している前記警告灯に対応する前記メッセージを選択し、選択された前記メッセージを前記車両用端末装置に返信し、前記車両用端末装置は、前記メッセージを前記報知部で報知する。
本発明によれば、各車両の判別部は、車両用端末装置を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯のうちどの警告灯が自らの車両で点灯又は点滅しているかを判別する。また、外部装置は、警告灯の種類毎に、警告灯に対応するメッセージを予め記憶し、判別部により点灯又は点滅していると判別された警告灯に対応するメッセージを選択する。このように、本発明では、従来のようにDTCとメッセージとが紐付けられるのではなく、警告灯とメッセージとが直接的に紐付けられる。このため、車種毎に異なる警告灯の存在や、車種の装備に基づくDTCの結果相違に影響されずに、実際に点灯又は点滅した警告灯に対応するメッセージを、車両用端末装置の報知部で報知することができる。従って、従来のように、車種(機種)毎にDTCとメッセージとの紐付作業を行う必要がなくなり、データの紐付作業が簡単になる。その結果、サービス展開にあたってのインフラ整備工数及びコストを大幅に削減することが可能になる。また、車両用端末装置を複数車種で共通使用する仕様とすることか可能になる。このため、車両用端末装置の設計・製造コストの低減を図ることができる。
本発明において、前記外部装置は前記車両用端末装置に無線通信装置を介して接続されるサーバーであることが好ましい。更に、前記サーバーは、前記車両用端末装置を搭載可能な複数種類の前記車両に搭載される全ての種類の前記警告灯に対応する前記メッセージを記憶することが好ましい。サーバーを用いることにより、車両用端末装置を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯に対応するメッセージデータの一元的管理を容易に行える。従って、例えば、新型車種に新たな警告灯が搭載されたとしても、その警告灯に対応するメッセージデータをサーバー側で追加するのみでよく、対応が簡単である。
本発明において、前記車両の異常状態に対応する故障コードを作成し、前記故障コードに応じて前記警告灯を点灯又は点滅させる制御装置を備え、前記制御装置で作成される前記故障コードを前記警告灯作動情報に付加する。また、前記サーバーは、前記警告灯作動情報と前記故障コードとを組にして記憶する。従来はDTC情報のみがサーバーで格納されていたのに対して、本発明によれば、DTCに加えてそのDTCを受けて点灯又は点滅した警告灯作動情報が合わせて格納される。このため、ユーザー(運転者含む)からの故障問い合わせに対して、ユーザー(運転者含む)目線での警告灯作動情報と修理目線でのDTC情報とを一緒に確認することが可能になる。従って、問い合わせ対応の効率向上が期待できる。
本発明において、前記車両用端末装置はナビゲーション装置であることが好ましい。この場合、前記ナビゲーション装置は、前記車内ネットワークに接続される第1端子に対して着脱自在に装着される第2端子を備え、且つ、前記メッセージをモニタに強制的に割り込み表示する強制表示機能を有する。本発明によれば、車室内に持ち込み可能な携帯用ナビゲーション装置を利用して、警告灯に対応するメッセージを表示することが可能になる。
本発明は、警告灯を備える車両に搭載可能であり、且つ、前記車両の車内ネットワークに接続可能である車両用端末装置に関する。本発明に係る車両用端末装置は、前記車内ネットワークから前記警告灯の点灯状態又は点滅状態を示す情報を受信して、前記車両用端末装置を搭載可能な複数種類の前記車両に搭載される全ての種類の前記警告灯のうちどの警告灯が点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す判別情報を出力する判別部と、前記判別情報に基づいて、前記警告灯の種類毎に記憶されているメッセージのうち点灯又は点滅する前記警告灯に対応する前記メッセージを外部から取得して、前記メッセージを報知する報知部とを備える。
本発明によれば、車両用端末装置を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯とメッセージとを紐付けることが可能になる。このため、車種毎に異なる警告灯の存在や、車種の装備に基づくDTCの相違に影響されずに、実際に点灯又は点滅した警告灯に対応するメッセージを、車両用端末装置の報知部に表示することができる。従って、従来のような車種(機種)毎に、DTCとメッセージとの紐付作業を行う必要がなくなり、サービス展開にあたってのインフラ整備工数及びコストを大幅に削減することが可能になる。また、車両用端末装置を複数車種で共通使用する仕様とすることか可能になる。このため、車両用端末装置の設計・製造コストの低減を図ることができる。
本発明によれば、従来のように、車種(機種)毎にDTCとメッセージとの紐付作業を行う必要がなくなり、データの紐付作業の工数を大きく削減することが可能になる。
以下、本発明に係る警告灯情報報知システム、及び、警告灯情報報知システムに使用される車両用端末装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[警告灯情報報知システム10の概要]
本実施形態に係る警告灯情報報知システム10は、図1で示すように、車両12とサーバー14とを有する。車両12とサーバー14は、互いに無線通信網16を介して接続可能である。従って、車両12は、サーバー14との間で、双方向通信による各種情報の送受信が可能である。
本実施形態に係る警告灯情報報知システム10は、図1で示すように、車両12とサーバー14とを有する。車両12とサーバー14は、互いに無線通信網16を介して接続可能である。従って、車両12は、サーバー14との間で、双方向通信による各種情報の送受信が可能である。
車両12としては、例えば、四輪車、二輪車、シニアカー、電動車いすを適用可能である。なお、四輪車としては、セダン、ミニバン、ワンボックスカー、ワゴン、トラック等の各種の四輪車を適用可能である。
[車両12の内装]
先ず、図2を用いて車両12の内装を説明する。車両12の車室20内において、ダッシュボード22の幅方向略中央部には、車両用端末装置として機能するナビゲーション装置24が設けられる。ナビゲーション装置24は、本体部26と、本体部26の車室内を臨む面に取り付けられたタッチパネル28と、フロントドア30の両サイドのキックパネル等に取り付けられたスピーカ32とを有する。タッチパネル28は、運転席34に着座した運転者がタッチ操作等を行うように構成される。
先ず、図2を用いて車両12の内装を説明する。車両12の車室20内において、ダッシュボード22の幅方向略中央部には、車両用端末装置として機能するナビゲーション装置24が設けられる。ナビゲーション装置24は、本体部26と、本体部26の車室内を臨む面に取り付けられたタッチパネル28と、フロントドア30の両サイドのキックパネル等に取り付けられたスピーカ32とを有する。タッチパネル28は、運転席34に着座した運転者がタッチ操作等を行うように構成される。
ダッシュボード22の幅方向右側であって、運転席34及びハンドル38の前方には、メータパネル40が設けられる。メータパネル40は、例えば、中央に配置されたスピードメータ40aと、左側に配置されたタコメータ40bと、車両12の故障や整備不良等の異常状態を運転者に警告するために点灯又は点滅する複数の警告灯40cとを有する。
図2では、説明の容易化のため、実際のメータパネル40をデフォルメして図示している。すなわち、メータパネル40には、スピードメータ40a及びタコメータ40bに加え、例示的に、スピードメータ40aの下側に警告灯40cとしてのFI(Fuel Injection)警告灯、タコメータ40bの下側に警告灯40cとしての高水温警告灯、及び、右側に警告灯40cとしてのブレーキシステム警告灯がそれぞれ配置されている。本実施形態では、これらの警告灯40cに加え、他の警告灯を配置可能であることは勿論である。
[車両12の構成]
図1に戻って、警告灯情報報知システム10の車両12側の構成を説明する。車両12の内部には、車内ネットワーク44が構築される。車内ネットワーク44には、各種センサ46と故障診断ECU48とメータパネル40とナビゲーション装置24とが接続される。ナビゲーション装置24には車両側無線通信装置68が接続される。各種センサ46と故障診断ECU48とメータパネル40とナビゲーション装置24は、車内ネットワーク44を介して双方向通信による各種情報の送受信が可能である。
図1に戻って、警告灯情報報知システム10の車両12側の構成を説明する。車両12の内部には、車内ネットワーク44が構築される。車内ネットワーク44には、各種センサ46と故障診断ECU48とメータパネル40とナビゲーション装置24とが接続される。ナビゲーション装置24には車両側無線通信装置68が接続される。各種センサ46と故障診断ECU48とメータパネル40とナビゲーション装置24は、車内ネットワーク44を介して双方向通信による各種情報の送受信が可能である。
車内ネットワーク44は、電子回路や各装置を接続するためのワイヤーハーネスを有する。車内ネットワーク44としては、CAN(Control Area Network)バスやLIN(Local Interconnect Network)バスを利用可能である。また、車内ネットワーク44には、第1端子50が設けられる。ナビゲーション装置24のような端末装置を、図2で示す車室20の内部から車内ネットワーク44に対して容易に接続可能にするために、第1端子50は、車室20の内部空間に露出されることが好ましい。
センサ46は、車両12の各部に設けられ、各部の状態を検出して検出信号を故障診断ECU48に送信する。センサ46としては、例えば、エンジンのクランク軸の回転角を検出するクランク角センサ、排出ガス中の酸素濃度と未燃ガス濃度とからエンジン内の燃焼空燃比を検出するLAF(Linear Air Fuel)センサ、車両12の停車を検出するブレーキスイッチ、車速を検出する車輪速センサ、冷却水温度を検出する水温センサ等がある。
故障診断ECU48は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU、ROM、RAM等の他に、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置等を有する。故障診断ECU48は、車内ネットワーク44を介して各センサ46の検出結果等のネットワーク動作状態を監視し、車両12の各部に故障や整備不良等の異常が発生しているか否かを判定する。そして、いずれかの部分に異常が発生していると判定したときに、その異常に対応するDTCを記憶する。その異常が、警告灯40cの点灯又は点滅を必要とする異常である場合は、警告灯40cを点灯又は点滅させるための制御信号をメータパネル40に送信する。その際、故障診断ECU48は、判定した異常に対応するDTCと、判定時刻(タイムスタンプ)と、故障が発生したデバイスの識別子(デバイスID)と、車両識別番号(Vehicle Identification Number、以下VINという。)と、を含む故障データを作成する。更に、故障診断ECU48は、発生した異常に基づいて、自らの車両12に搭載される全ての警告灯40cについての点灯状態又は点滅状態(=ON)か否(=OFF)かの情報(ON/OFF情報)を故障データに付加し、故障データ信号としてナビゲーション装置24に送信する。例えば、自らの車両12が搭載する全ての警告灯40cに関して、警告灯40cの識別子と警告灯40cの点灯状態又は点滅状態か否を示す情報とをセットにして、故障データに付加する。
メータパネル40は、故障診断ECU48から送信されるDTCに対応する制御信号に基づいて、警告灯40cを点灯又は点滅させる。
ナビゲーション装置24は、ナビゲーション制御部54と、入力部56と、モニタ58と、スピーカ32とを有する。このうち、入力部56とモニタ58は、上述したタッチパネル28(図2参照)を構成する。更に、モニタ58とスピーカ32は、運転者に対してメッセージを報知する報知部60として機能する。また、ナビゲーション装置24には、車内ネットワーク44の第1端子50に対して着脱自在に装着される第2端子62が設けられる。ナビゲーション装置24は、第2端子62及び第1端子50を介して、車内ネットワーク44に接続される。また、ナビゲーション装置24は、一般に普及しているナビゲーション装置が備える公知の構成、例えばGPSアンテナと、GPSレシーバと、方位センサと、車速センサと、地図情報を記憶するメモリ等(いずれも図示なし)を有する。
ナビゲーション制御部54は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU、ROM、RAM等の他に、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置等を有する。ナビゲーション制御部54は、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することにより、ナビゲーション装置24の全体を制御する。例えば、プログラムの実行により、モニタ58に対して図7、図8で示す割込画面110、120を強制的に表示させる強制表示部として機能する。また、プログラムの実行により、判別部64として機能する。
判別部64は、故障診断ECU48から警告灯40cの点灯状態又は点滅状態を示す情報(故障データ信号)を受信するように構成される。また、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちどの警告灯が車両12で点灯又は点滅しているかを判別するように構成される。更に、判別結果を示す警告灯作動情報(図4の点灯警告灯情報90を含む故障報告データ80)を車両側無線通信装置68に出力するように構成される。
ここで、判別部64で行われる各警告灯40cのON/OFFを判別する処理について、図3を用いて具体的に説明する。判別部64はフィルタ64fを備える。このフィルタ64fは、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40c(警告灯1〜警告灯n)のうちどの警告灯40cが車両12で点灯又は点滅しているかを判別するためのものである。判別部64は、故障診断ECU48で作成された故障データから、自らの車両12に搭載される全ての警告灯40cのON/OFF情報を抽出する。そして、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯に対応して設けられたフィルタ64fを用いて警告灯40cのON/OFF情報のフィルタリングを行う。図3で示すように、フィルタリングの結果、ON/OFF情報がON、すなわち点灯又は点滅している警告灯40c(図3では警告灯3)に対する判定はONとなり、ON/OFF情報がOFF、すなわち点灯及び点滅していない警告灯40c(図3では警告灯1、2、4、6、n)に対する判定はOFFとなる。自らの車両12に搭載されない警告灯40c(図3では警告灯5)についてはON/OFF情報が抽出されないため、判定はブランクとなる。判別部64は、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちで、フィルタリングによりON判定となった警告灯40c(図3では警告灯3)が、点灯又は点滅しているものと判別する。
判別処理後、判別部64は、図4で示す故障報告データ80を作成する。故障報告データ80は、一連のデータ群、ここではVIN情報82と、日時情報84と、DTC情報86と、デバイスID情報88と、点灯警告灯情報90とからなる。図4で示す故障報告データ80において、VIN情報82は「a…」というVINからなり、日時情報84は「b…」という判定日及び時刻からなり、DTC情報86は「c…」というDTCからなり、デバイスID情報88は「d…」というデバイスIDからなる。なお、「a…」、「b…」、「c…」、「d…」というのは、説明の便宜のために各情報の内容を簡略化したものであり、具体的な内容を示すものではない。点灯警告灯情報90は、フィルタリングの結果、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちで、点灯又は点滅していると判別された警告灯40cの種類を識別する識別子、例えばIDからなる。
車両側無線通信装置68は、外部の無線通信装置(ここではサーバー側無線通信装置78)との間で無線通信網16を介して通信可能である。
[サーバー14の構成]
警告灯情報報知システム10のサーバー14側の構成を説明する。サーバー14は、車両12の外部の施設に設けられており、サーバー制御部72と、故障履歴DB74と、メッセージDB76と、サーバー側無線通信装置78とを有する。
警告灯情報報知システム10のサーバー14側の構成を説明する。サーバー14は、車両12の外部の施設に設けられており、サーバー制御部72と、故障履歴DB74と、メッセージDB76と、サーバー側無線通信装置78とを有する。
サーバー制御部72は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU、ROM、RAM等の他に、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置等を有する。サーバー制御部72は、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することにより、故障履歴DB74に対する故障履歴情報の登録及び検索を行い、また、メッセージDB76に格納されるメッセージの検索と取得を行う。
故障履歴DB74は、ナビゲーション装置24を利用する全ての車両12に発生した異常に関する情報、すなわち故障履歴情報を格納(記憶)するデータベースである。例えば、故障履歴DB74は、故障日時(上述の判定時刻)等を示す日時と、VINと、DTCと、デバイスIDと、点灯又は点滅する警告灯40cの識別子とが一組にされた故障履歴情報を格納する。故障履歴情報は、サーバー14が車両12から故障報告データ信号を受信する度に、故障履歴DB74に格納する。
このように、故障履歴DB74には、警告灯40cの点灯又は点滅原因となるDTCが実際に点灯又は点滅した警告灯40cの識別子と組にして記憶される。このため、警告灯40cが点灯又は点滅した原因をDTCから把握できる。従って、警告灯40cの種類の情報(ユーザーが異状発生現場で対処すべき情報)での問い合わせに対して、DTC(車両内で発生した異常事象を記録する情報)を利用しての診断回答に活用できる。
メッセージDB76は、警告灯40cとその警告灯40cに関するメッセージデータとを対応付けて格納(記憶)するデータベースである。例えば、図5で示すように、メッセージDB76は、ナビゲーション装置24を搭載可能な(すなわち警告灯情報報知システム10を利用する)複数車種(又は全車種)に搭載される全ての種類の警告灯40c(警告灯1〜警告灯n)に関して、警告灯情報104と警告の詳細な内容や、どのような対処をすればよいかを解り易く示したメッセージ情報106とを一組のデータとして格納する。警告灯情報104は各警告灯40cの種類を識別する識別子からなり、メッセージ情報106は警告灯40cの警告内容や関連情報からなる。警告灯情報104には、判別部64で利用される、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cに対応して設けられたフィルタ64f(図3参照)でON/OFF判定される警告灯40c(警告灯1〜警告灯n)の識別子が全て登録される。なお、メッセージDB76は、警告灯情報104とメッセージ情報106との組を予め格納しているが、警告灯情報104とメッセージ情報106との組を後から追加することも可能である。例えば、新型車種が開発されて新たな警告灯40cが追加される場合に、その新たな警告灯情報104とメッセージ情報106との組を追加することで、新型車種についての警告灯40cの内容の報知についても容易に対応することが可能になる。(ただし、この場合は新たな警告灯の作動確認について、対応するフィルタ64fの追加変更も必要である。)
このように、メッセージDB76では、全ての警告灯40c(警告灯情報104)に対して直接メッセージ(メッセージ情報106)が紐付けられている。このため、車種毎に搭載する警告灯40cが違っていたり、車種毎に警告灯40cの点灯又は点滅条件が違っていても、実際に点灯又は点滅している警告灯40cの詳細な内容を示すメッセージや対処内容が的確に選択される。
また、メッセージDB76には、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40c(警告灯情報104)に対応して、メッセージ(メッセージ情報106)が登録されている。このため、ナビゲーション装置24を複数車種にわたって搭載して使用することが可能になり、ナビゲーション装置24の多車種にわたる汎用性を高めることが可能になる。
サーバー側無線通信装置78は、外部の無線通信装置(ここでは車両側無線通信装置68)との間で無線通信網16を介して通信可能である。
[警告灯情報報知システム10の動作]
図6A、図6Bを用いると共に適宜他図を用いて警告灯情報報知システム10の動作を説明する。図6A、図6Bで示す一連の処理は、車両12のいずれかの部分で故障や整備不良等の異常が発生した場合に行われる。各センサ46は、車両12の各部の状態を常時又は定期的に検出して検出信号を故障診断ECU48に送信する。
図6A、図6Bを用いると共に適宜他図を用いて警告灯情報報知システム10の動作を説明する。図6A、図6Bで示す一連の処理は、車両12のいずれかの部分で故障や整備不良等の異常が発生した場合に行われる。各センサ46は、車両12の各部の状態を常時又は定期的に検出して検出信号を故障診断ECU48に送信する。
図6Aで示すステップS1にて、故障診断ECU48は、車内ネットワーク44を監視しており、車両12のいずれかの部分で異常が発生した場合、発生した異常を検出する。例えば、燃料噴射(FI)に関する異常が発生した場合について説明する。
ステップS2にて、故障診断ECU48は、発生した異常に対応するDTCを記憶すると共に、DTCに対応する警告灯40cの点灯又は点滅を指示する制御信号をメータパネル40に送信する。なお、発生した異常が警告灯40cの点灯又は点滅を必要としないものである場合、故障診断ECU48は、制御信号をメータパネル40に送信せずにDTCを記憶するだけで処理を終了する。そして、制御信号を受信したメータパネル40は、発生した異常に対応する警告灯40cを点灯又は点滅させる。例えば、燃料噴射(FI)に関する異常の場合、図2で示すスピードメータ40aの下側のFI警告灯40cが点灯又は点滅する。このとき、故障診断ECU48は、自らの車両12に搭載される全ての警告灯40cのうちで、FI警告灯40cが点灯又は点滅していることを示すON/OFF情報を上述した故障データに付加し、故障データ信号としてナビゲーション装置24に送信する。
ステップS3にて、判別部64は、故障データに基づいて、作動しているFI警告灯40cが、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちのどの警告灯に該当するかを判別する。具体的には、判別部64は、故障データから自らの車両12に搭載される全ての警告灯40cについてのON/OFF情報を抽出し、図3で示すフィルタ64fを用いてフィルタリングを行う。そして、作動しているFI警告灯40cが、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちのいずれに該当するかを判別する。次に、故障データから抽出したVINと判定時刻とDTCとデバイスID、及び、判別結果に基づいて故障報告データ80を作成する。なお、図4で示す故障報告データ80は、FI警告灯40cがONであることを示す警告灯3の識別子が点灯警告灯情報90として付加されている。
ステップS4にて、車両側無線通信装置68は、ナビゲーション装置24で作成された故障報告データ80を故障報告データ信号とし、無線通信網16を介して、サーバー14に送信する。図6Bで示すステップS5にて、サーバー側無線通信装置78は、車両側無線通信装置68から送信された故障報告データ信号を受信する。
ステップS6にて、サーバー制御部72は、メッセージDB76のメッセージを検索する。この際、サーバー制御部72は、メッセージDB76から、故障報告データ80に付加された警告灯40cの識別子に対応するメッセージを検索し、識別子に対応するメッセージを取得する。
メッセージDB76には、図5に示されるように、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cに対応して、メッセージ情報106が登録されており、サーバー制御部72は、図5で示すメッセージDB76から、警告灯3に対応するメッセージ「C…」を検索し、取得する。
ステップS7にて、サーバー側無線通信装置78は、点灯又は点滅している警告灯40cに対応するメッセージをメッセージ信号とし、無線通信網16を介して、車両12に送信する。
ステップS8にて、サーバー制御部72は、故障報告データ80に基づいて、車両12の故障履歴を故障履歴DB74に格納する。このとき、サーバー制御部72は、故障報告データ80のVIN情報82からVINを抽出し、日時情報84から故障日時を抽出し、DTC情報86からDTCを抽出し、デバイスID情報88からデバイスIDを抽出し、点灯警告灯情報90から点灯又は点滅する警告灯40cの識別子を抽出する。そして、抽出された各情報を一組にして、故障履歴DB74に格納する。
なお、ここではステップS6、ステップS7の後にステップS8を説明したが、実際にはサーバー制御部72は、ステップS6、ステップS7の処理とステップS8の処理をほぼ同時に行う。
図6Aで示すステップS9にて、車両側無線通信装置68は、サーバー側無線通信装置78から送信されたメッセージ信号を受信する。
ステップS10にて、ナビゲーション制御部54は、メッセージをモニタ58に表示させる。先ず、ナビゲーション制御部54は、判別部64の判別結果に基づいて、モニタ58に図7で示すような割込画面110を表示させる。割込画面110には、例えば、車両表示112と共に、点灯又は点滅した警告灯40cの名称表示114と、緊急連絡先選択ボタン116とが表示される。複数の警告灯40cが点灯又は点滅する場合、割込画面110では、緊急度の高い順に名称表示114が切り替えて表示される。
次に、例えば、運転者(又は同乗者)が、モニタ58に表示されている割込画面110の名称表示114に触れた場合に、図8で示す割込画面120をモニタ58に表示させる。又は、割込画面110の表示後、一定時間後に割込画面120を強制的に表示させることも可能である。割込画面120には、例えば、点灯又は点滅している警告灯40cに対応するメッセージ122と、緊急連絡先選択ボタン116とが表示される。なお、図8で示されるメッセージ122は、警告灯3(FI警告灯40c)に対応するメッセージ「C…」(図5参照)に相当する。
[本実施形態のまとめ]
本実施形態に係る警告灯情報報知システム10は、車両12に搭載可能であり、且つ、車両12の車内ネットワーク44に接続可能であるナビゲーション装置24(車両用端末装置)と、ナビゲーション装置24に設けられ、ナビゲーション装置24が車内ネットワーク44に接続された状態で警告灯40cの点灯状態又は点滅状態を示す情報を受信して、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちどの警告灯が車両12で点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す点灯警告灯情報90(警告灯作動情報)を出力する判別部64と、ナビゲーション装置24に設けられる報知部60と、警告灯40cの種類毎に、警告灯40cに対応するメッセージを予め記憶するサーバー14(外部装置)とを備える。サーバー14は、点灯警告灯情報90を車両12から受信し、点灯又は点滅している警告灯40cに対応するメッセージを選択し、選択されたメッセージをナビゲーション装置24に返信する。ナビゲーション装置24は、メッセージを報知部60で報知する。
本実施形態に係る警告灯情報報知システム10は、車両12に搭載可能であり、且つ、車両12の車内ネットワーク44に接続可能であるナビゲーション装置24(車両用端末装置)と、ナビゲーション装置24に設けられ、ナビゲーション装置24が車内ネットワーク44に接続された状態で警告灯40cの点灯状態又は点滅状態を示す情報を受信して、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちどの警告灯が車両12で点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す点灯警告灯情報90(警告灯作動情報)を出力する判別部64と、ナビゲーション装置24に設けられる報知部60と、警告灯40cの種類毎に、警告灯40cに対応するメッセージを予め記憶するサーバー14(外部装置)とを備える。サーバー14は、点灯警告灯情報90を車両12から受信し、点灯又は点滅している警告灯40cに対応するメッセージを選択し、選択されたメッセージをナビゲーション装置24に返信する。ナビゲーション装置24は、メッセージを報知部60で報知する。
警告灯情報報知システム10によれば、各車両12の判別部64は、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cのうちどの警告灯が自らの車両12で点灯又は点滅しているかを判別する。また、サーバー14は、警告灯の種類毎に、警告灯に対応するメッセージを予め記憶し、判別部64により点灯又は点滅していると判別された警告灯40cに対応するメッセージを選択する。このように、警告灯情報報知システム10では、従来のようにDTCとメッセージとが紐付けられるのではなく、警告灯40cの識別子(警告灯情報104)とメッセージ(メッセージ情報106)とが直接的に紐付けられる。このため、車種毎に異なる警告灯の存在や、車種の装備に基づくDTCの結果相違に影響されずに、実際に点灯又は点滅した警告灯40cに対応するメッセージを、ナビゲーション装置24の報知部60で報知することができる。従って、従来のように、車種(機種)毎にDTCとメッセージとの紐付作業を行う必要がなくなり、データの紐付作業が簡単になる。その結果、サービス展開にあたってのインフラ整備工数及びコストを大幅削減することが可能になる。また、ナビゲーション装置24を複数車種で共通使用する仕様とすることか可能になる。このため、ナビゲーション装置24の設計・製造コストの低減を図ることができる。
また、サーバー14を用いることにより、ナビゲーション装置24を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の警告灯40cに対応するメッセージデータの一元的管理を容易に行える。従って、例えば、新型車種に新たな警告灯が搭載されたとしても、その警告灯に対応するメッセージデータをサーバー側で追加するのみでよく、対応が簡単である。
本実施形態に係る警告灯情報報知システム10は、故障診断ECU48で記憶されるDTC情報86を点灯警告灯情報90に付加する。DTC情報86と点灯警告灯情報90を含む故障報告データ80はサーバー14に送信される。サーバー14は、故障報告データ80からDTC情報86と点灯警告灯情報90を抽出する。更に、サーバー14は、故障履歴DB74に、点灯又は点滅する警告灯40cの識別子(警告灯作動情報)とDTCとを組にして格納(記憶)する。従来はDTCのみがサーバーで格納されていたのに対して、本実施形態によれば、故障履歴DB74に、DTCに加えてそのDTCを受けて点灯又は点滅した警告灯40cの識別子が合わせて格納される。このため、ユーザー(運転者含む)からの故障問い合わせに対して、ユーザー(運転者含む)目線での警告灯40cの識別子と修理目線でのDTCとを一緒に確認することが可能になる。従って、問い合わせ対応の効率向上が期待できる。
ナビゲーション装置24は、車内ネットワーク44に接続される第1端子50に対して着脱自在に装着される第2端子62を備える。本実施形態によれば、車室20内に持ち込み可能な携帯用のナビゲーション装置24を利用して、警告灯40cに対応するメッセージを表示することが可能になる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、故障診断ECU48が、自らの車両12に搭載される全ての警告灯40cのON/OFF情報を故障データに付加し、故障データ信号としてナビゲーション装置24に送信する。警告灯40cのON/OFF情報は、故障診断ECU48からナビゲーション装置24に送信される代わりに、メータパネル40からの制御信号としてナビゲーション装置24に送信されてもよい。
上記実施形態では、故障診断ECU48が、自らの車両12に搭載される全ての警告灯40cのON/OFF情報を故障データに付加し、故障データ信号としてナビゲーション装置24に送信する。警告灯40cのON/OFF情報は、故障診断ECU48からナビゲーション装置24に送信される代わりに、メータパネル40からの制御信号としてナビゲーション装置24に送信されてもよい。
上記実施形態では、ナビゲーション装置24を用いているが、ナビゲーション装置24の代わりに、表示機能を備える他の車両用端末装置、例えばディスプレイオーディオ(DA)が設けられてもよい。
上記実施形態では、メッセージDB76はサーバー14に設けられているが、車両12の内部に持ち込み可能な携帯通信装置、例えばスマートフォン、タブレット端末、ラップトップコンピュータ等に設けられてもよい。
上記実施形態では、メッセージがモニタ58に表示されるが、メッセージがスピーカ32から音声出力されてもよい。また、メッセージがモニタ58に表示されると共にスピーカ32から音声出力されてもよい。
また、サーバー制御部72が警告灯40cの識別子に対応するメッセージをメッセージDB76から取得できない場合に、モニタ58にエラーメッセージが表示されてもよい。
また、点灯状態又は点滅状態の警告灯40cに対応するメッセージがモニタ58により確認されるだけでなく、他の手段により確認できるようにしてもよい。例えば、メッセージ信号が、サーバー側無線通信装置78から車両側無線通信装置68に送信されるだけでなく、図示しないメールサーバを介して所望のメールアドレス宛てに送信されてもよい。また、スマートフォン等の形態通信端末にインストールされたアプリケーションソフトを起動することによりメッセージセンターにアクセスできる場合は、そのメッセージセンターにメッセージ信号が送信されてもよい。また、会員が専用のID等でアクセスできるホームページが設定されている場合は、そのホームページのサーバーにメッセージ信号が送信されてもよい。
10…警告灯情報報知システム 12…車両
14…サーバー 16…無線通信網
24…ナビゲーション装置 28…タッチパネル
32…スピーカ 40…メータパネル
40c…警告灯 44…車内ネットワーク
46…センサ 48…故障診断ECU
50…第1端子 54…ナビゲーション制御部
58…モニタ 60…報知部
62…第2端子 64…判別部
68…車両側無線通信装置 72…サーバー制御部
74…故障履歴DB 76…メッセージDB
78…サーバー側無線通信装置
14…サーバー 16…無線通信網
24…ナビゲーション装置 28…タッチパネル
32…スピーカ 40…メータパネル
40c…警告灯 44…車内ネットワーク
46…センサ 48…故障診断ECU
50…第1端子 54…ナビゲーション制御部
58…モニタ 60…報知部
62…第2端子 64…判別部
68…車両側無線通信装置 72…サーバー制御部
74…故障履歴DB 76…メッセージDB
78…サーバー側無線通信装置
Claims (5)
- 車両に異常が発生した場合に、メータパネルの警告灯を点灯又は点滅させると共に、警告に対応するメッセージを報知する警告灯情報報知システムであって、
前記車両に搭載可能であり、且つ、前記車両の車内ネットワークに接続可能である車両用端末装置と、
前記車両用端末装置に設けられ、前記車両用端末装置が前記車内ネットワークに接続された状態で前記警告灯の点灯状態又は点滅状態を示す情報を受信して、前記車両用端末装置を搭載可能な複数車種に搭載される全ての種類の前記警告灯のうちどの警告灯が前記車両で点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す警告灯作動情報を出力する判別部と、
前記車両用端末装置に設けられる報知部と、
前記警告灯の種類毎に、前記警告灯に対応する前記メッセージを予め記憶する外部装置とを備え、
前記外部装置は、前記警告灯作動情報を前記車両から受信し、点灯又は点滅している前記警告灯に対応する前記メッセージを選択し、選択された前記メッセージを前記車両用端末装置に返信し、
前記車両用端末装置は、前記メッセージを前記報知部で報知する
ことを特徴とする警告灯情報報知システム。 - 請求項1に記載の警告灯情報報知システムにおいて、
前記外部装置は前記車両用端末装置に無線通信装置を介して接続されるサーバーであり、
前記サーバーは、前記車両用端末装置を搭載可能な複数種類の前記車両に搭載される全ての種類の前記警告灯に対応する前記メッセージを記憶する
ことを特徴とする警告灯情報報知システム。 - 請求項2に記載の警告灯情報報知システムにおいて、
前記車両の異常状態に対応する故障コードを作成し、前記故障コードに応じて前記警告灯を点灯又は点滅させる制御装置を備え、
前記制御装置で作成される前記故障コードを前記警告灯作動情報に付加し、
前記サーバーは、前記警告灯作動情報と前記故障コードとを組にして記憶する
ことを特徴とする警告灯情報報知システム。 - 請求項3に記載の警告灯情報報知システムにおいて、
前記車両用端末装置はナビゲーション装置であり、
前記ナビゲーション装置は、前記車内ネットワークに接続される第1端子に対して着脱自在に装着される第2端子を備え、且つ、前記メッセージをモニタに強制的に割り込み表示する強制表示機能を有する
ことを特徴とする警告灯情報報知システム。 - 警告灯を備える車両に搭載可能であり、且つ、前記車両の車内ネットワークに接続可能である車両用端末装置であって、
前記車内ネットワークから前記警告灯の点灯状態又は点滅状態を示す情報を受信して、前記車両用端末装置を搭載可能な複数種類の前記車両に搭載される全ての種類の前記警告灯のうちどの警告灯が点灯又は点滅しているかを判別し、判別結果を示す判別情報を出力する判別部と、
前記判別情報に基づいて、前記警告灯の種類毎に記憶されているメッセージのうち点灯又は点滅する前記警告灯に対応する前記メッセージを外部から取得して、前記メッセージを報知する報知部とを備える
ことを特徴とする車両用端末装置。
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