JPWO2014174668A1 - エレベータ用かご - Google Patents

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Abstract

エレベータ用かご(1)は、かご床パネル(11)、防振装置(12)及びかご床支持枠(13)を有するかご床装置(7)を備えている。かご床パネル(11)は、パネル本体(21)と、パネル本体(21)の外周部を囲むパネルフレーム(22)を含むフレーム構造体と、パネル本体(21)及びパネルフレーム(22)の上面及び下面を個別に覆うパネル上板(23)及びパネル下板(24)とを有している。防振装置(12)は、フレーム構造体を上面で受けている。かご床支持枠(13)は、防振装置(12)を介してかご床パネル(11)を支持している。防振装置(12)の上面は、上下方向についてかご床パネル(11)の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。

Description

この発明は、かご床パネルが防振装置を介してかご床支持枠で支持されているエレベータ用かごに関するものである。
従来、かご床の軽量化を図るために、かご床の強度部材としてハニカム構造体を使用し、かご床の下部に配置した防振ゴムを介してかご床をかご枠の下枠に支持させたエレベータのかご床構造が知られている(特許文献1参照)。
特開平2−163280号公報
しかし、特許文献1に示されている従来のエレベータのかご床構造の場合、ハニカム構造体を含むかご床の下面と、かご枠の下枠の上面との間に防振ゴムが介在しているので、かご床とかご枠の下枠との間隔が大きくなってしまい、かご床構造全体の厚さが大きくなってしまう。これにより、昇降路の最下階よりも下方のピットを深くしなければならない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、軽量化を図ることができるとともに、かご床パネルに伝わる振動を抑制することができ、かご床装置全体の厚さを小さくすることができるエレベータ用かごを得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ用かごは、パネル本体と、パネル本体の外周部を囲むパネルフレームを含むフレーム構造体と、パネル本体及びパネルフレームの上面及び下面を個別に覆うパネル上板及びパネル下板とを有するかご床パネル、フレーム構造体を上面で受ける防振装置、及び防振装置を介して上記かご床パネルを支持するかご床支持枠を備え、防振装置の上面は、上下方向についてかご床パネルの上面と下面との間の高さ位置に配置されている。
この発明によるエレベータ用かごによれば、上下方向について防振装置の一部をかご床パネルの厚さの範囲内に配置させることができ、かご床装置の厚さを小さくすることができる。また、かご床支持枠からかご床パネルに伝わる振動を防振装置によって抑制することもできる。さらに、パネル本体をハニカム構造体とすることができ、かご床パネルの軽量化を図ることもできる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ用かごを示す斜視図である。 図1のかご床パネルを示す一部破断斜視図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図1のかご床パネルを示す上面図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 図6の防振装置がかご床支持枠の支持面に取り付けられた状態を示す断面図である。 図7の防振装置が通常運転時に圧縮されているときのかご床装置の要部を示す断面図である。 図7の防振装置が非常停止時に圧縮されているときのかご床装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるかご床パネルを示す上面図である。 図10のXI−XI線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態3によるかご床パネルを示す上面図である。 図12のXIII−XIII線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態4によるかご床装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態5によるかご床装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態6によるかご床装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態7によるかご床装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態7によるかご床装置の要部の他の例を示す断面図である。 この発明の実施の形態8によるかご床装置の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態8によるかご床装置の要部の他の例を示す断面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ用かごを示す斜視図である。図において、昇降路内を昇降されるかご(エレベータ用かご)1は、主索(例えば、ロープ又はベルト等)で吊り下げられたかご枠2と、かご枠2に支持されたかご本体3とを有している。
かご枠2は、かご本体3を下から支える下枠4と、かご本体3の上方に配置された上枠5と、下枠4及び上枠5のそれぞれの両端部間を結ぶ一対の縦枠6とを有している。この例では、かご1の奥行き方向に垂直な平面上にかご枠2が配置されている。
かご本体3は、下枠4に載せられたかご床装置7と、かご床装置7上に設けられたかご室8とを有している。かご室8には、かごの戸9によって開閉されるかご出入口10が設けられている。かご室8内には、かご出入口10を通して乗客が乗降可能になっている。かご出入口10の間口方向は、かご1の幅方向と一致している。なお、図1では、かご1の幅方向がX方向、かご1の奥行き方向がY方向、かご1の昇降方向(上下方向)がZ方向として示されている。
かご床装置7は、水平に配置されたかご床パネル11と、かご床パネル11を受ける複数の防振装置12と、下枠4に固定され、各防振装置12を介してかご床パネル11を支持するかご床支持枠13とを有している。
かご床支持枠13は、かご1の奥行き方向(Y方向)へそれぞれ延びる断面L字状の一対のアングル材14を有している。一対のアングル材14は、かご1の幅方向(X方向)について互いに離して配置されている。この例では、防振装置12が各アングル材14に2つずつ載せられており、合計4つの防振装置12がかご床支持枠13に設けられている。共通のアングル材14に載せられた各防振装置12は、かご1の奥行き方向について互いに離して配置されている。
ここで、図2は、図1のかご床パネル11を示す一部破断斜視図である。また、図3は図2のIII−III線に沿った断面図、図4は図2のIV−IV線に沿った断面図である。かご床パネル11は、矩形状の外形を持つアルミニウム製のハニカム構造体であるパネル本体21と、パネル本体21の外周部を囲むパネルフレーム22と、パネル本体21及びパネルフレーム22のそれぞれの上面を覆ってパネル本体21及びパネルフレーム22に貼られた矩形状のパネル上板23と、パネル本体21及びパネルフレーム22のそれぞれの下面を覆ってパネル本体21及びパネルフレーム22に貼られた矩形状のパネル下板24とを有している。
パネルフレーム22は、パネル本体21よりも強度の高いフレーム構造体とされている。また、パネルフレーム22は、パネル本体21の外周部に沿ってそれぞれ配置された2本の縦フレーム材25及び2本の横フレーム材26(複数のフレーム材25,26)により構成されている。各縦フレーム材25はかご1の奥行き方向(Y方向)に沿って配置され、各横フレーム材26はかご1の幅方向(X方向)に沿って配置されている。パネルフレーム22は、縦フレーム材25及び横フレーム材26の端部同士が接合されることにより矩形額縁状に形成されている。
各縦フレーム材25は、かご1の奥行き方向へ延びる断面矩形状の中空部材(管状部材)とされている。各横フレーム材26は、かご1の幅方向へ延びる断面矩形状の中空部材(管状部材)とされている。また、この例では、各縦フレーム材25及び各横フレーム材26のそれぞれがアルミニウム製の押出成形材とされている。
また、各縦フレーム材25は、防振装置12の上面に載せられる防振装置用フレーム材とされている。共通の縦フレーム材25を受ける2つの防振装置12は、縦フレーム材25の長手方向についての位置のうち、両端部を避けた位置に配置されている。各縦フレーム材25のそれぞれの下面には、縦フレーム材25の内外を連通するフレーム開口部27が各防振装置12の位置に合わせて2つずつ設けられている。これにより、縦フレーム材25の断面形状は、フレーム開口部27の位置で下方へ開放された開断面形状(図3)とされ、フレーム開口部27から外れた位置で閉断面形状(図4)とされている。
パネル下板24の各フレーム開口部27に重なる部分には、パネル下板切欠部28がそれぞれ設けられている。パネル下板切欠部28は、フレーム開口部27とほぼ同じ大きさとされている。フレーム開口部27及びパネル下板切欠部28のそれぞれの大きさは、上下方向(Z方向)に沿って防振装置12を見たときに、防振装置12全体がフレーム開口部27及びパネル下板切欠部28の範囲内に収まる大きさとされている。また、この例では、フレーム開口部27及びパネル下板切欠部28のそれぞれの形状が矩形状とされている。
図5は、図1のかご床パネル11を示す上面図である。また、図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図である。各防振装置12は、図5に示すように、各フレーム開口部27の位置でパネルフレーム22を受けている。また、各防振装置12は、図6に示すように、円柱状のゴム製弾性部材31と、ゴム製弾性部材31の上面に接着固定された防振上板32と、ゴム製弾性部材31の下面に接着固定された防振下板33とを有するゴム防振体とされている。防振上板32の上面は防振装置12の上面を形成し、防振下板33の下面は防振装置12の下面を形成している。
各防振装置12の上部は、パネル下板切欠部28及びフレーム開口部27を通して縦フレーム材25内にそれぞれ挿入されている。これにより、各防振装置12の上面は、上下方向(Z方向)についてかご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。各防振装置12の上面と縦フレーム材25の内部空間の上面との間には、非伸縮性のスペーサ34が介在している。即ち、各防振装置12と縦フレーム材25との間には、非伸縮性のスペーサ34が上下方向について介在している。各防振装置12は、スペーサ34を介して防振装置12の上面で縦フレーム材25を受けている。各防振装置12の防振上板32は、スペーサ34とともに縦フレーム材25に図示しない締結具(ボルト等)で固定されている。かご床支持枠13からかご床パネル11に伝わる振動は、各防振装置12のゴム製弾性部材31の弾性変形によって抑制される。
図7は、図6の防振装置12がかご床支持枠13の支持面に取り付けられた状態を示す断面図である。なお、図7には、かご1が無負荷状態となっているときのかご床装置7の要部が示されている。各防振装置12は、かご床支持枠13のアングル材14の支持面に図示しない締結具(ボルト等)で防振下板33を締結することにより固定されている。通常運転時には、かご床パネル11の下面の高さ位置が、かご床支持枠13の支持面よりも高い位置に保たれている。かご床支持枠13の支持面とかご床パネル11の下面との間の上下方向(Z方向)についての隙間寸法(かご床装置隙間寸法)dは、スペーサ34の厚さの調整によって調整されている。
防振装置12は、かご床パネル11から受ける下方への荷重によって圧縮される。防振装置12への圧縮荷重が増加すると、防振装置12の圧縮量が増加して、かご床装置隙間寸法dが減少する。防振装置12への圧縮荷重がさらに増加すると、かご床装置隙間寸法dが0になって、かご床パネル11の下面がかご床支持枠13の支持面に接触する。
かご1が無負荷状態で停止しているときのかご床装置隙間寸法dは、エレベータの通常運転時に受ける最大荷重(通常時最大荷重)による防振装置12の想定圧縮量よりも大きく、かつ、エレベータの非常停止時に受ける荷重(非常時荷重)による防振装置12の想定圧縮量よりも小さい初期設定値に設定されている。非常時荷重は、例えば過速度異常時のかご1が非常停止したことにより生じる荷重である。従って、非常時荷重は通常時荷重よりも大きくなる。
図8は、図7の防振装置12が通常運転時に圧縮されているときのかご床装置7の要部を示す断面図である。通常運転時には、例えばかご1の移動による慣性力及びかご床パネル11上に乗る乗客の重量等による荷重が防振装置12に加わって防振装置12が圧縮されるが、防振装置12の圧縮量が初期設定値以上になることはない。従って、通常運転時のかご床装置7では、図8に示すように、かご床パネル11の下面がかご床支持枠13の支持面から離れた状態が保たれている。
図9は、図7の防振装置12が非常停止時に圧縮されているときのかご床装置7の要部を示す断面図である。非常停止時には、例えば、下降するかご1が過速度異常によって非常停止することにより、通常運転時よりも大きな荷重が防振装置12に加わって、防振装置12の圧縮量が通常運転時よりも大きくなる。これにより、非常停止時のかご床装置7では、図9に示すように、かご床パネル11の下面がかご床支持枠13の支持面に接触している(即ち、かご床装置隙間寸法dが0となっている)。かご床パネル11の下面がかご床支持枠13の支持面に接触している状態では、かご床パネル11に加わる下方への荷重の増加分が、かご床パネル11の下面と接触するかご床支持枠13の支持面の広い部分で支えられ、かご床パネル11及びかご床支持枠13のそれぞれの負荷が分散される。
このようなかご1では、防振装置12がパネルフレーム22を上面で受けており、防振装置12の上面が、上下方向についてかご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に配置されているので、上下方向について防振装置12の一部をかご床パネル11の厚さの範囲内に配置させることができる。これにより、かご床パネル11の厚さの範囲内に配置されている防振装置12の寸法分だけ、かご床パネル11の下面をかご床支持枠13の支持面に近づけることができ、かご床装置7の厚さを小さくすることができる。また、かご床パネル11が防振装置12を介してかご床支持枠13に支持されているので、かご床支持枠13からかご床パネル11に伝わる振動を防振装置12によって抑制することもできる。さらに、かご床パネル11において、パネル本体21及びパネルフレーム22の上面及び下面がパネル上板23及びパネル下板24によって個別に覆われているので、パネル本体21を軽量で高強度のハニカム構造体とすることができ、かご床パネル11の軽量化を図ることもできる。
また、中空部材とされた縦フレーム材25の下面にフレーム開口部27が設けられ、防振装置12が、フレーム開口部27を通して縦フレーム材25内に挿入された状態で縦フレーム材25を受けているので、かご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に防振装置12の上面を簡単な構成で容易に配置することができる。
また、防振装置12の上面とパネルフレーム22との間には、上下方向についてスペーサ34が介在しているので、かご床支持枠13に対するかご床パネル11の上下方向についての位置を、スペーサ34の厚さ調整によって調整することができる。これにより、かご床パネル11の下面とかご床支持枠13の支持面との上下方向についての隙間寸法dを適正に調整することができ、例えば、通常運転時にかご床パネル11の下面がかご床支持枠13に接触してしまうような不具合を防止することができる。
なお、縦フレーム材25のフレーム開口部27を設けた部分を補強するために、防振上板32の長手方向両端部に一対の折り曲げ部を形成することにより、防振上板32を縦フレーム材25の補強部材として用いてもよい。この場合、防振上板32は、一対の折り曲げ部を縦フレーム材25の長手方向について互いに対向させた状態で縦フレーム材25の内部空間に配置される。また、防振上板32の幅寸法は、縦フレーム材25の内部空間に隙間なく嵌る寸法とされる。
また、防振上板32とは別に作製された補強部材を防振上板32とともに縦フレーム材25に固定してもよい。この場合、補強部材としては、例えば、長手方向両端部に一対の折り曲げ部が形成された板状部材が用いられる。補強部材は、縦フレーム材25の内部空間に隙間なく嵌る幅寸法を持ち、縦フレーム材25の長手方向について一対の折り曲げ部を互いに対向させた状態で縦フレーム材25の内部空間に配置される。
このようにすれば、縦フレーム材25に対する防振装置12の取り付けと、縦フレーム材25の補強とを同時に行うことができる。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2によるかご床パネル11を示す上面図である。また、図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図である。かご床パネル11は、パネル本体21と、フレーム構造体41と、パネル上板23及びパネル下板24とを有している。フレーム構造体41は、パネルフレーム22と、パネルフレーム22の内側でパネルフレーム22に固定された複数(この例では、4つ)のフレーム内側固定部材42とを有している。
この例では、パネルフレーム22の縦フレーム材25にフレーム開口部27は設けられていない。従って、この例では、縦フレーム材25の断面形状が、縦フレーム材25の長手方向についてどの位置においても閉断面形状とされている。パネルフレーム22の他の構成は実施の形態1と同様である。
パネル本体21の外周部には、パネル本体21とパネルフレーム22との間に各フレーム内側固定部材42を配置する空間を形成する複数のパネル本体溝が上下方向(パネル本体21の厚さ方向)へ設けられている。各フレーム内側固定部材42は、パネル本体21とパネルフレーム22との間に各パネル本体溝によって形成された空間内に配置されている。パネル本体21の他の構成は実施の形態1と同様である。
フレーム内側固定部材42の数は、防振装置12の数と同数とされている。この例では、フレーム内側固定部材42が各縦フレーム材25の側面に2つずつ固定され、合計4つのフレーム内側固定部材42がパネルフレーム22に固定されている。共通の縦フレーム材25に固定された各フレーム内側固定部材42は、縦フレーム材25の長手方向について互いに離して配置されている。各フレーム内側固定部材42は、パネル上板23の裏面に上面を接触させた状態で縦フレーム材25に固定されている。
各フレーム内側固定部材42は、下部が開放されたアルミニウム製の中空部材である。また、各フレーム内側固定部材42は、水平方向について互いに対向する一対の縦板部42aと、一対の縦板部42aのそれぞれの上端部間に固定された上板部42bとを有している。これにより、フレーム内側固定部材42の断面形状は、下辺が開放された矩形状となっている。各フレーム内側固定部材42は、一方の縦板部42aを縦フレーム材25の側面に固定し、横板部42bの上面をパネル上板23の裏面に接触させて配置されている。
パネル下板24には、実施の形態1のようなパネル下板切欠部28は設けられておらず、各フレーム内側固定部材42の位置に合わせて複数(この例では、4つ)のパネル下板開口部43が設けられている。これにより、各フレーム内側固定部材42の下方の空間は、パネル下板開口部43を通してかご床パネル11外へ開放されている。パネル下板24の他の構成は実施の形態1と同様である。
各防振装置12は、各フレーム内側固定部材42の位置に合わせて配置されている。防振装置12は、かご床パネル11の下方からパネル下板開口部43を通してパネルフレーム22の内側及びフレーム内側固定部材42内に挿入された状態で、スペーサ34を介してフレーム内側固定部材42の横板部42bを上面で受けている。各防振装置12の防振上板32は、スペーサ34とともに横板部42bに図示しない締結具(ボルト等)で固定されている。これにより、防振装置12の上面は、上下方向についてかご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、フレーム内側固定部材42がパネルフレーム22の内側でパネルフレーム22に固定され、防振装置12が、パネル下板開口部43を通してパネルフレーム22の内側に挿入された状態でフレーム内側固定部材42を受けているので、かご1の幅方向(X方向)についての各防振装置12間の距離を実施の形態1よりも短くすることができる。これにより、かご床パネル11が荷重を受けたときのかご床パネル11のたわみ量を小さくすることができる。また、防振装置12をパネルフレーム22に取り付けるためのフレーム開口部27をパネルフレーム22に設けないので、フレーム開口部27を設けることによるパネルフレーム22の強度の低下を防止することができる。
なお、上記の例では、下部が開放された矩形断面を持つ中空部材がフレーム内側固定部材42とされているが、フレーム内側固定部材42の形状はこれに限定されない。例えば、フレーム内側固定部材42の形状を直方体としてもよいし、フレーム内側固定部材42の断面形状をL字状としてもよい。
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3によるかご床パネル11を示す上面図である。また、図13は、図12のXIII−XIII線に沿った断面図である。かご床パネル11は、パネル本体21と、フレーム構造体41と、パネル上板23及びパネル下板24とを有している。フレーム構造体41は、パネルフレーム22と、パネルフレーム22の外側でパネルフレーム22に固定された複数(この例では、4つ)のフレーム外側固定部材45とを有している。パネル本体21及びパネル上板23の構成は実施の形態1と同様である。また、パネル下板24の構成は、パネル下板切欠部28が設けられていないことを除いて、実施の形態1と同様である。
この例では、パネルフレーム22の縦フレーム材25にフレーム開口部27は設けられていない。従って、この例では、縦フレーム材25の断面形状が、縦フレーム材25の長手方向についてどの位置においても閉断面形状とされている。パネルフレーム22の他の構成は実施の形態1と同様である。
フレーム外側固定部材45の数は、防振装置12の数と同数とされている。この例では、フレーム外側固定部材45が各縦フレーム材25の側面に2つずつ固定され、合計4つのフレーム外側固定部材45がパネルフレーム22に固定されている。共通の縦フレーム材25に固定された各フレーム外側固定部材45は、縦フレーム材25の長手方向について互いに離して配置されている。各フレーム外側固定部材45は、かご床パネル11を上下方向(厚さ方向)に沿って見たときに、パネル上板23及びパネル下板24のそれぞれの範囲から外れた位置に配置されている。
各フレーム外側固定部材45は、断面L字状のアルミニウム製の強度部材である。即ち、各フレーム外側固定部材45は、縦フレーム材25の側面に固定された縦板部45aと、縦フレーム材25から離れる方向へ縦板部45aの下端部から水平に延びる横板部45bとを有している。各フレーム外側固定部材45は、かご床パネル12の上面と下面との間の寸法範囲に収まる位置に配置されている。
各防振装置12は、各フレーム外側固定部材45の位置に合わせて配置されている。また、各防振装置12は、フレーム外側固定部材45の横板部45bを上面で受けている。この例では、防振装置12の上面とフレーム外側固定部材45の横板部45bとの間にスペーサ34が介在していない。従って、防振装置12の防振上板32は、横板部45bに接触した状態で、図示しない締結具(ボルト等)でフレーム外側固定部材45に固定されている。これにより、防振装置12の上面は、上下方向についてかご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。かご床パネル11の下面とかご床支持枠13の支持面との間のかご床装置隙間寸法dは、パネルフレーム22(縦フレーム材25)に対するフレーム外側固定部材45の固定位置を上下方向について調整することにより調整されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、フレーム外側固定部材45がパネルフレーム22の外側でパネルフレーム22に固定され、防振装置12がフレーム外側固定部材45を受けているので、パネル本体21、パネルフレーム22、パネル上板23及びパネル下板24のいずれにも開口部等を設ける必要がなくなり、かご床パネル11の強度(剛性)の低下を防止することができるとともに、かご床パネル11の製造を容易にすることができる。また、かご床パネル11の外側で防振装置12をかご床パネル11に取り付ける作業を行うことができ、かご床装置7の設置作業を容易にすることができる。
なお、上記の例では、断面L字状の部材がフレーム外側固定部材43とされているが、フレーム外側固定部材43の形状はこれに限定されない。例えば、実施の形態2でのフレーム内側固定部材42と同様に、下部が開放された矩形断面を持つ中空部材をフレーム外側固定部材43としてもよい。また、フレーム外側固定部材43の形状を直方体としてもよい。
実施の形態4.
図14は、この発明の実施の形態4によるかご床装置7の要部を示す断面図である。なお、図14は、実施の形態1における図6に対応する断面図である。防振装置用フレーム材とされた各縦フレーム材25は、縦フレーム材25の長手方向へ延びる中空部材であるフレーム材本体51を有している。フレーム材本体51の下面は、縦フレーム材25の下面を形成している。
フレーム材本体51の下面には、凹部52が設けられている。凹部52は、フレーム材本体51の断面に開放部分を設けずに、フレーム材本体51の下面に形成されている。これにより、凹部52の底面52aは、縦フレーム材25の上面と下面との間の高さ位置に形成されている。また、凹部52は、フレーム材本体51の長手方向に沿った溝部とされている。フレーム材本体51の断面形状は、フレーム材本体51の長手方向のどの位置においても同一形状となっている。
凹部52は、フレーム材本体51の下面の幅方向中間部に設けられている。これにより、凹部52の幅方向両側には、フレーム材本体51の一部が一対の溝壁部51aとして形成されている。一対の溝壁部51aのうち、パネル本体21に近い溝壁部51aの下面には、パネル下板24が重ねて貼られている。
各防振装置12は、凹部52に挿入された状態でフレーム材本体51を上面で受けている。これにより、防振装置12の上面は、上下方向についてかご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。この例では、防振装置12の上面と凹部52の底面52aとの間にスペーサ34は介在していない。従って、防振装置12の防振上板32は、凹部52の底面52aに接触した状態で、図示しない締結具(ボルト等)でフレーム材本体51に固定されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、縦フレーム材25が、下面に凹部52が設けられた中空部材であるフレーム材本体51を有し、防振装置12が、凹部52に挿入された状態でフレーム材本体51を受けているので、パネルフレーム22に開口部等を設ける必要がなくなり、かご床パネル11の強度(剛性)の低下を防止することができるとともに、かご床パネル11の製造を容易にすることができる。
実施の形態5.
実施の形態4では、フレーム材本体51の下面の幅方向中間部に凹部52が設けられているが、フレーム材本体51の下面に設けられた凹部52をパネルフレーム11の外側へ開放させてもよい。
即ち、図15は、この発明の実施の形態5によるかご床装置7の要部を示す断面図である。なお、図15は、実施の形態1における図6に対応する断面図である。フレーム材本体51の下面には、パネルフレーム11の外側へ開放された凹部52が設けられている。これにより、凹部52の幅方向両側のうち、パネル本体21に近い側にのみ、フレーム材本体51の一部である溝壁部51aが形成されている。溝壁部51aの下面には、パネル下板24が重ねて貼られている。他の構成は実施の形態4と同様である。
このように、フレーム材本体51の下面に設けられた凹部52がパネルフレーム11の外側へ開放されているので、凹部52の底面52aの面積を実施の形態4よりも広げることができ、防振装置12の設置スペースを水平方向について広げることができる。また、防振装置12をパネルフレーム11の外側から容易に配置することができ、かご床装置7の設置を容易にすることもできる。
実施の形態6.
縦フレーム材25の強度(剛性)を確保するために、実施の形態5におけるフレーム材本体51に補強部を設けてもよい。
即ち、図16は、この発明の実施の形態6によるかご床装置7の要部を示す断面図である。なお、図16は、実施の形態1における図6に対応する断面図である。縦フレーム材25は、実施の形態5と同様のフレーム材本体51と、フレーム材本体51にフレーム材本体51の長手方向に沿って設けられた補強部53とを有している。フレーム材本体51の断面形状は、フレーム材本体51の長手方向のどの位置においても同一形状となっている。
補強部53は、凹部52の内面からフレーム材本体51の下面を延長させながら突出している。即ち、補強部53は、フレーム材本体51の溝壁部51aの下端部からパネルフレーム11の外側へ向かって突出している。縦フレーム材25の下面は、フレーム材本体51の溝壁部51aの下面と補強部53の下面とにより形成されている。縦フレーム材25の下面には、パネル下板24が重ねて貼られている。各防振装置12は、補強部53を避けて凹部52に挿入されている。他の構成は実施の形態5と同様である。
このように、縦フレーム材25が、凹部52の内面からフレーム材本体51の下面を延長させながら突出する補強部53を有し、補強部53の下面にパネル下板24が重なっているので、縦フレーム材25の強度(剛性)を容易に確保することができるとともに、縦フレーム材25に対するパネル下板24の貼り付け面積を実施の形態5よりも大きくすることができ、パネルフレーム11に対するパネル下板24の固定強度の向上を図ることができる。
実施の形態7.
図17は、この発明の実施の形態7によるかご床装置7の要部を示す断面図である。なお、図17は、実施の形態1における図6に対応する断面図である。防振装置用フレーム材である各縦フレーム材25は、縦フレーム材25の長手方向へ延びる中空部材であるフレーム材本体61と、フレーム材本体61にフレーム材本体61の長手方向に沿って設けられた突出部62とを有している。縦フレーム材25の断面形状が、縦フレーム材25の長手方向のどの位置においても同一形状とされている。
フレーム材本体61の断面形状は、上面の幅寸法が下面の幅寸法よりも小さく、2つの側面のうち、パネル本体21に近い内側面が上面及び下面に対して垂直で、パネル本体21から離れた外側面が上面及び下面に対して傾斜する台形状とされている。従って、フレーム材本体61の外側面は、下面から上面に向かってパネル本体21に近づく方向へ傾斜する傾斜面となっている。
突出部62は、フレーム材本体61の上端部からフレーム材本体61の上面を延長させながら、パネルフレーム22の外側へ突出している。縦フレーム材25の上面は、フレーム材本体61及び突出部62のそれぞれの上面によって形成されている。パネル上板23は、縦フレーム材25の上面に重ねて貼られている。縦フレーム材25の下面は、フレーム材本体61の下面のみによって形成されている。パネル下板24は、縦フレーム材25の下面に重ねて貼られている。縦フレーム材25の上面及び下面のそれぞれの幅寸法は、互いに同一とされている。縦フレーム材25には、フレーム材本体61の外側面と突出部62の下面とによって形成され、パネルフレーム22の外側へ開放された開放部63が設けられている。
各防振装置12は、開放部63に挿入された状態で突出部62を上面で受けている。また、各防振装置12は、U字形状の板ばね64を有している。板ばね64は、互いに対向する一対の対向板部64aと、一対の対向板部64aの端部間を繋ぐ湾曲板部64bとで構成されている。また、板ばね64は、パネルフレーム22の外側に湾曲板部64bを配置するとともに、一方の対向板部64aを開放部63に挿入させ、他方の対向板部64aをかご床パネル11の下方に配置した状態で、突出部62を受けている。防振装置12の上面は、縦フレーム材25の開放部63に挿入された一方の対向板部64aの上面によって形成されている。これにより、防振装置12の上面は、上下方向についてかご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。かご床支持枠13からかご床パネル11への振動は、板ばね64の弾性変形により抑制される。
この例では、防振装置12の上面と載せ部62の下面との間にスペーサ34は介在していない。従って、板ばね64の一方の対向板部64aは、突出部62の下面に接触した状態で、図示しない締結具(ボルト等)で突出部62に固定されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、縦フレーム材25が、中空部材であるフレーム材本体61と、フレーム材本体61からパネルフレーム22の外側へ突出する突出部62とを有し、各防振装置12が突出部62を受けているので、フレーム材本体61に開口部等を設ける必要がなくなり、かご床パネル11の強度(剛性)の低下を防止することができるとともに、かご床パネル11の製造を容易にすることができる。また、かご床パネル11の外側で防振装置12をパネルフレーム22に取り付ける作業を行うことができ、かご床装置7の設置作業を容易にすることができる。
また、防振装置12が、U字形状の板ばね64を有しているので、突出部62の下方にフレーム材本体61が張り出していても、縦フレーム材25の側方からフレーム材本体61の張り出した部分を避けながら、突出部62の下に防振装置12の上部を挿入することができる。
なお、上記の例では、防振装置12が板ばね64のみを有しているが、防振装置12が、ゴム製弾性部材31、防振上板32及び防振下板33を含む実施の形態1と同様のゴム防振体65を、板ばね64に加えて有していてもよい。この場合、図18に示すように、板ばね64上にゴム防振体65が載せられ、突出部62の下面と板ばね64の上面との間にゴム防振体65が配置される。これにより、防振装置12は、突出部62をゴム防振体65の上面で受けるようになる。
実施の形態8.
図19は、この発明の実施の形態8によるかご床装置の要部を示す断面図である。なお、図19は、実施の形態1における図6に対応する断面図である。防振装置用フレーム材である各縦フレーム材25の両側面のうち、パネル本体21から離れた側面(即ち、パネルフレーム22の外側に面する側面)には、縦フレーム材25の内外を連通するフレーム開口部27が設けられている。フレーム開口部27は、各防振装置12の位置に合わせて2つずつ設けられている。これにより、縦フレーム材25の断面形状は、縦フレーム材25の長手方向について、フレーム開口部27の位置でパネルフレーム22の外側へ開放された開断面形状(図19)とされ、フレーム開口部27から外れた位置で閉断面形状とされている。
パネル上板24は縦フレーム材25の長手方向について縦フレーム材25の上面に重ねて貼られ、パネル下板24は縦フレーム材25の長手方向について縦フレーム材25の下面に重ねて貼られている。この例では、パネル下板24にパネル下板切欠部28は設けられていない。
縦フレーム材25を受ける各防振装置12は、実施の形態7と同様の板ばね64を有している。板ばね64は、パネルフレーム22の外側に湾曲板部64bを配置するとともに、一方の対向板部64aをフレーム開口部27から縦フレーム材25内に挿入させ、他方の対向板部64aをかご床パネル11の下方に配置した状態で、縦フレーム材25を受けている。縦フレーム材25内に挿入された一方の対向板部64aの上面は、防振装置12の上面とされている。これにより、防振装置12の上面は、上下方向についてかご床パネル11の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。かご床支持枠13からかご床パネル11への振動は、板ばね64の弾性変形により抑制される。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、縦フレーム材25の両側面のうち、パネル本体21から離れた側面にフレーム開口部27が設けられ、防振装置12が、フレーム開口部27を通して縦フレーム材25内に挿入された状態で縦フレーム材25を受けているので、かご床パネル11の外側で防振装置12をパネルフレーム22に取り付ける作業を行うことができ、かご床装置7の設置作業を容易にすることができる。
また、防振装置12が、U字形状の板ばね64を有しているので、縦フレーム材25の壁を避けながら、縦フレーム材25の側方からフレーム開口部27を通して防振装置12の上部を縦フレーム材25内に挿入することができる。
なお、上記の例では、防振装置12が板ばね64のみを有しているが、防振装置12が、ゴム製弾性部材31、防振上板32及び防振下板33を含む実施の形態1と同様のゴム防振体65を、ばね防振体64に加えて有していてもよい。この場合、図20に示すように、板ばね64上にゴム防振体65が載せられ、縦フレーム材25の内部空間の上面と板ばね64の上面との間にゴム防振体65が配置される。これにより、防振装置12は、縦フレーム材25をゴム防振体65の上面で受けるようになる。
また、実施の形態1及び2では、防振装置12の上面とパネルフレーム22との間にスペーサ34が介在しているが、防振装置12の下面とかご床支持枠13の支持面との間にスペーサを介在させてもよい。さらに、かご床パネル11のかご床装置隙間寸法dが適正範囲内の寸法である場合には、スペーサ34はなくてもよい。
また、実施の形態3〜8では、防振装置12の上面とフレーム構造体との間にスペーサ34が介在していないが、防振装置12の上面とフレーム構造体との間にスペーサ34を介在させてもよい。さらに、防振装置12の下面とかご床支持枠13の支持面との間にスペーサ34を介在させてもよい。
また、板ばね64とゴム防振体65とを組み合わせた図18又は図20に示す防振装置12を、実施の形態1〜6のかご床装置7に適用してもよい。

Claims (9)

  1. パネル本体と、上記パネル本体の外周部を囲むパネルフレームを含むフレーム構造体と、上記パネル本体及び上記パネルフレームの上面及び下面を個別に覆うパネル上板及びパネル下板とを有するかご床パネル、
    上記フレーム構造体を上面で受ける防振装置、及び
    上記防振装置を介して上記かご床パネルを支持するかご床支持枠
    を備え、
    上記防振装置の上面は、上下方向について上記かご床パネルの上面と下面との間の高さ位置に配置されているエレベータ用かご。
  2. 上記パネルフレームを構成する複数のフレーム材の少なくともいずれかは、中空部材を有する防振装置用フレーム材とされ、
    上記中空部材の下面及び側面のいずれかには、フレーム開口部が設けられ、
    上記防振装置は、上記フレーム開口部を通して上記中空部材内に挿入された状態で上記防振装置用フレーム材を受けている請求項1に記載のエレベータ用かご。
  3. 上記フレーム構造体は、上記パネルフレームの内側で上記パネルフレームに固定されたフレーム内側固定部材をさらに有し、
    上記パネル下板には、パネル下板開口部が設けられ、
    上記防振装置は、上記パネル下板開口部を通して上記パネルフレームの内側に挿入された状態で上記フレーム内側固定部材を受けている請求項1に記載のエレベータ用かご。
  4. 上記フレーム構造体は、上記パネルフレームの外側で上記パネルフレームに固定されたフレーム外側固定部材をさらに有し、
    上記防振装置は、上記フレーム外側固定部材を受けている請求項1に記載のエレベータ用かご。
  5. 上記パネルフレームを構成する複数のフレーム材の少なくともいずれかは、下面に凹部が設けられた中空部材を有する防振装置用フレーム材とされ、
    上記防振装置は、上記凹部に挿入された状態で上記防振装置用フレーム材を受けている請求項1に記載のエレベータ用かご。
  6. 上記防振装置用フレーム材は、上記凹部の内面から上記中空部材の下面を延長させながら突出する補強部をさらに有し、
    上記補強部には、上記パネル下板が重なっている請求項5に記載のエレベータ用かご。
  7. 上記パネルフレームを構成する複数の上記フレーム材の少なくともいずれかは、中空部材と、上記中空部材から上記パネルフレームの外側へ突出する突出部とを有する防振装置用フレーム材とされ、
    上記防振装置は、上記突出部を受けている請求項1に記載のエレベータ用かご。
  8. 上記防振装置の上面と上記フレーム構造体との間、又は上記防振装置の下面と上記かご床支持枠との間には、上下方向についてスペーサが介在している請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のエレベータ用かご。
  9. 上記防振装置は、U字形状の板ばねとゴム製弾性部材との少なくともいずれかを有している請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のエレベータ用かご。
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