JP2723328B2 - エレベータカゴ - Google Patents

エレベータカゴ

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JP2723328B2 JP4812490A JP4812490A JP2723328B2 JP 2723328 B2 JP2723328 B2 JP 2723328B2 JP 4812490 A JP4812490 A JP 4812490A JP 4812490 A JP4812490 A JP 4812490A JP 2723328 B2 JP2723328 B2 JP 2723328B2
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安洋 見形
敏夫 清水
直彦 柳
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、エレベータカゴに係り、特に、カゴ床にハ
ニカム板を用いたエレベータカゴに関する。
(従来の技術) 一般に、エレベータは、第3図に示すように建築構造
物の昇降通路10の直上部にある機械室11に巻上機12を設
け、この巻上機12に掛けたワイヤロープ13の両端にエレ
ベータカゴ14とつり合い重り15を取り付け、これらがバ
ランスを保つように吊り下げられている。
このエレベータカゴ14は、カゴ床16、カゴ室17および
前記カゴ床16を強度的に支持するカゴ枠18とから構成さ
れており、昇降通路10の全長にわたり垂直に取り付けら
れたガイドレール19に案内されながら昇降するようにな
っている。
従って、エレベータカゴ14を軽量化すればつり合い重
り15の軽量化ができ、巻上機12の負荷が軽減され、省エ
ネルギー化が図られる。これは同時に建築構造物への負
荷軽減等が可能となり、建築費、設備費等を低減するこ
とができる。
そのため、エレベータカゴ、特にカゴ床にはハニカム
板が用いられ、カゴ床の軽量化が図られている。
このハニカム板を用いたカゴ床16は、第4図、第5図
および第6図に示すような構造となっている。すなわ
ち、 エレベータカゴ14は、カゴ床16、カゴ室17およびカゴ
枠18とから構成され、前記カゴ床16の床面積は、カゴ室
17の内部面積の大きさにされている。
このカゴ床16は、床枠20とこの床枠20の上部に取り付
けられた床部材とにより構成されており、床枠20は断面
がコ字状の鋼材を溶接等により固定された四角状の枠体
である。また、床部材は、床枠20の端部まで延びる大き
さで厚さが0.5〜1.6mmの金属板21の上面にカゴ室17の内
部面積よりやや小さな大きさのハニカム板22をのせ、こ
のハニカム板22の上にベニヤ合板23を介して化粧タイル
24を置き、これらをエポキシ系、クロロプレン系等の接
着剤でサンドイッチ状に接着接合されている。
このハニカム板22は、一般に軽金属板あるいは繊維強
化プラスチック板(FRPと言う)の筒体等を接着しなが
ら積層して組み合わせた多孔性の平板であり、軽量であ
るとともに厚さ方向の剛性が大きいものである。そのた
め軽量構造体に多用されている。
この床部材の金属板21の上面には入口部を除き鋼製の
角状の幅木25が取り付けられ、この幅木25にはカゴ室17
を形成するカゴ室側板26が取り付けられている。また、
金属板21の入口部には敷居27を取り付け、エレベータ扉
28が開閉自在に設けられており、また、このカゴ室側板
26の上部には天井板29が取り付けられている。
前記カゴ床16の下部には防振ゴム30、30を介してエレ
ベータカゴ14を支持する鋼製のカゴ枠18が設けられてい
る。
(発明が解決しようとする課題) このような構成からなるエレベータカゴにおいて、乗
客の数やその乗る位置が一定していないため、荷重がカ
ゴ床の中央部に集中したりあるいは一隅部に集中するこ
とがある。
かかる荷重の変動によりカゴ床に撓みが生じる(第7
図参照)。特にエレベータカゴでは長期間使用されるも
のであるから、乗客の乗り降りによりその都度カゴ床の
撓みが繰り返され、ハニカム板が変形しこれと金属板と
の接着が剥離する。そのため、カゴ床の剛性が低下しそ
の機能が損なわれる等の問題がある。
本発明は上記問題を解決するためにカゴ床に繰り返し
加重変動が生じてもカゴ床の剛性が低下しないようにし
たエレベータカゴを得るようにしたものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、上下の金属板の間にハニカム板をサンドイ
ッチ状に接着するとともに、この上下の金属板間の外周
部にはハニカム板の外周部を囲撓する枠状の固定部材を
介装接着してカゴ床を形成し、この上下の金属板を固定
部材とともに床枠と幅木に固定するようにしたものであ
る。
(作用) エレベータカゴ床に乗客が集中して乗ったりまた隅部
に乗ると、エレベータカゴ床に撓みが生じようとする
が、この撓みはハニカム板をサンドイッチ状に挟む上下
の金属板の引張力により吸収され、エレベータカゴ床の
撓みが低減される。
そのためハニカム板の剥離現象がなくなり、その剛性
が損なわれないのでエレベータカゴの機能が保たれる。
(実施例) 以下図面について、本発明のエレベータカゴの一実施
例を説明する。
なお、図面において第3図、第4図、第5図、第6図
および第7図と同一部分は同一符号を付しその詳細な説
明は省略する。
第1図および第2図は、エレベータカゴ14を示すもの
である。このエレベータカゴ14のカゴ床16には床枠20が
取り付けられ、その上部には床枠20の大きさの下部の金
属板31aが載置されている。この金属板31aの上部には、
また、カゴ室側板26の内部面積の大きさほどのハニカム
板22が載置接着されている。このハニカム板22の外周と
ハニカム板22とを囲撓するように四角状枠の固定部材32
が取り付けられ、ハニカム板22の変形が防止されるよう
になっている。このハニカム板22と固定部材32との上部
にはこれらを覆うように上部金属板31bが載置接着さ
れ、この金属板31bの上部にはベニヤ合板23、化粧タイ
ル24等が取り付けられ、これらが接着剤でサンドイッチ
状になるように接合されている。
このようにして下部の金属板31aと固定部材32の下部
とがボルト33とナット34により固定され、上部の金属板
31bと固定部材32の上部とがボルト33とナット34により
固定され、床枠20と幅木25が結合される。
このようにすればエレベータカゴ14に多数の乗客が乗
り降りを繰り返し、荷重がカゴ14の中央部に集中した
り、また、隅部に片寄って加わることがあっても、カゴ
床16の上下の金属板31a、31bにより引張力が働き、その
荷重によるたわみが吸収される。
そのため、ハニカム板22の変形が防止され、ハニカム
板22と金属板31a、31bとの剥離現象がなくなり、エレベ
ータカゴ14の剛性が損なわれず、その機能を長時間保つ
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明エレベータカゴは上下の金属板の間にハニカム
板をサンドイッチ状に接着するとともに、この上下の金
属板間の外周部を囲撓する枠状の固定部材を介装接着し
てカゴ床を形成し、この上下の金属板を固定部材ととも
に床枠と幅木に固定するようにしたから、このエレベー
タカゴを軽くて高い剛性のものとすることができる。
また、カゴ床が撓み荷重を受けるようなことがあって
も、上下の金属板とハニカム板との剥離現象が防止さ
れ、その高い剛性を長時間安定して保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エレベータカゴの主要部を断面で示す斜視
図、第2図は、第1図のカゴ床の部分断面図、第3図は
一般に使用されているエレベータの断面図、第4図は、
第3図のエレベータカゴの主要部を断面で示す斜視図、
第5図は、第4図のカゴ床の主要部を示す斜視図、第6
図は、第5図のカゴ床の断面図、第7図は、カゴ床の作
用を示す説明図である。 10……昇降通路、11……機械室、12……巻上機、13……
ガイドロープ、14……エレベータカゴ、15……つりあい
重り、16……カゴ床、17……カゴ室、18……カゴ枠、19
……ガイドレール、20……床枠、21……金属板、22……
ハにニカム板、23……ベニヤ合板、24……化粧タイル、
25……幅木、26……カゴ室側板、27……敷居、28……
扉、29……天井板、30……防振ゴム、31a,31b……金属
板、32……固定板、33……ボルト、33……ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 直彦 東京都府中市東芝町1 株式会社東芝府 中工場内 (56)参考文献 特開 昭59−74885(JP,A) 特開 昭62−136488(JP,A) 実開 昭63−35777(JP,U) 実開 平2−119484(JP,U) 実開 昭49−98944(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の金属板の間にハニカム板をサンドイ
    ッチ状に接着するとともに、この上下の金属板間の外周
    部にはハニカム板の外周部を囲撓する枠状の固定部材を
    介装接着してカゴ床を形成し、この上下の金属板を固定
    部材とともに床枠と幅木に固定するようにしたことを特
    徴とするエレベータカゴ。
JP4812490A 1990-02-28 1990-02-28 エレベータカゴ Expired - Lifetime JP2723328B2 (ja)

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