JP7149835B2 - 乗りかご及びエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、乗りかご及び、この乗りかごを備えたエレベーターに関するものである。
従来、エレベーターは、乗りかごと、釣合おもりと、乗りかごと釣合おもりを連結するロープと、このロープが巻回される巻上機とを備えている。また、従来のエレベーターの乗りかごとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
特許文献1には、エレベーターのかご枠を構成する下枠と、この下枠に固定された梁材を用いた支持部材と、かご床を保持する床梁部材と、支持部材を構成する梁材及び床梁部材の間に介装された防振具とを備えた乗りかごに関する技術が記載されている。また、床梁部材は、かご床の裏面において互いに平行に配置された複数の床梁を有している。
特開2007-320721号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、乗りかごの寸法に応じて、かご床や床梁の寸法や、床梁を設置する間隔を変更する必要があり、異なる寸法の乗りかごでかご床や床梁等の部品の共通化を図ることができなかった。また、かご床に対して床梁を固定する位置も乗りかごの寸法に応じて異なっていた。さらに、特許文献1に記載された技術では、床梁をかご床に固定する作業を、かご床の裏面から行う必要があり、組み立ての作業性が低下していた。
本目的は、上記の問題点を考慮し、組立作業の簡略化を図ることができると共に、異なる寸法の乗りかごにおいて部品の共通化を図ることができる乗りかご及びエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するため、乗りかごは、かご室の床面となる床組立体と、床組立体と対向する天井と、床組立体及び天井を囲む側板と、を備えている。床組立体は、かご室の床面の幅方向に沿って配置され、互いに連結された複数の構造体を有する。構造体は、床面を形成する床板部と、床板部と一体に形成された補強部と、を有する。複数の構造体は、かご室の幅方向の一端部に配置される第1端部構造体と、かご室の幅方向の他端部に配置される第2端部構造体と、第1端部構造体と第2端部構造体の間に配置される主構造体と、を有している。そして、第1端部構造体及び第2端部構造体の補強部における床板部とは反対側の端部である補強片は、かご室の幅方向の内側に向けて屈曲している。主構造体及び第2端部構造体は、幅方向の一端部に隣接する第1端部構造体又は主構造体の床板部の一部が載置される接合部を有し、床板部と接合部は、接着剤により接合される。
また、エレベーターは、昇降路内を昇降する乗りかごを備えている。また、乗りかごは、上述した乗りかごが用いられる。
上記構成の乗りかご及びエレベーターによれば、組立作業の簡略化を図ることができると共に、異なる寸法の乗りかごにおいて部品の共通化を図ることができる。
第1の実施の形態例にかかるエレベーターの乗りかごを示す斜視図である。 第1の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体における主構造体を示す断面図である。 第1の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体における第1端部構造体を示す断面図である。 第1の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体における第2端部構造体を示す断面図である。 第1の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体を組み合わせた状態を示す断面図である。 第1の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体の接合方法の一例を示す断面図である。 第2の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体の主構造体を示す断面図である。 第2の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体を組み合わせた状態を示す断面図である。 第3の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体の第1端部構造体及び主構造体を示す断面図である。 第4の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体における主構造体を示す断面図である。 第4の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体における第2端部構造体を示す断面図である。 第4の実施の形態例にかかる乗りかごの床組立体を組み合わせた状態を示す断面図である。
以下、乗りかご及びエレベーターの実施の形態例について、図1~図12を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1-1.エレベーターの構成
まず、第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターを示す斜視図である。
図1に示すように、エレベーターは、昇降路内を昇降する乗りかご1を備えている。また、乗りかご1は、不図示の主ロープを介して釣合おもりに連結される。そして、主ロープは、巻上機に巻き掛けられており、巻上機が駆動することで、乗りかご1は、昇降路内を昇降移動する。
乗りかご1は、床組立体10と、側板3と、天井4と、ドア部5を備えている。また、乗りかご1は、床組立体10を支持する不図示の枠部材を有している。床組立体10と天井4は、上下方向に対向して配置される。側板3は、床組立体10及び天井4の周囲に立設される。なお、床組立体10の周囲を囲む側板3のうち一つの側板3には、出入り口が設けられている。この出入り口には、ドア部5が開閉可能に設置される。そして、床組立体10、側板3、天井4及びドア部5により乗りかご1における人や荷物を載せるかご室を構成する。
床組立体10は、かご室の床面をとなる。床組立体10における天井4と対向する一面、すなわち人や物が載置する床面10aには、パネルや絨毯等からなる化粧板2が載置される。なお、化粧板2は、図1に示すように設けてもよく、または設けなくてもよい。
1-2.床組立体の構成
次に、図1~図4を参照して本例の床組立体10の構成について説明する。
床組立体10は、複数の主構造体11と、第1端部構造体12と、第2端部構造体13とを有している。第1端部構造体12は、かご室の幅方向の一端部に配置され、第2端部構造体13は、かご室の幅方向の他端部に配置される。そして、複数の主構造体11は、第1端部構造体12と第2端部構造体13の間に配置される。すなわち、床組立体10は、複数の主構造体11、第1端部構造体12及び第2端部構造体13をかご室の幅方向に沿って配置し、連結することで組み立てられる。また、第1端部構造体12と第2端部構造体13は、不図示の枠部材に固定される。
主構造体11、第1端部構造体12及び第2端部構造体13は、長尺状の鋼材により形成されており、水平方向と平行をなし、かつ互いに幅方向と直交する方向に所定の長さで延在している。
[主構造体]
まず、主構造体11について図2を参照して説明する。
図2は、主構造体11を示す断面図である。
図2に示すように、主構造体11は、床板部21と、補強部22と、接合部23とを有している。床板部21は、略平板状に形成されている。床板部21は、床板面21aと、床側接合面21bとを有している。床板面21aは、床板部21の上下方向の上面であり、床組立体10の床面10a(図5参照)を形成する。床側接合面21bは、床板部21における床板面21aとは反対側の面である。
また、床板部21における幅方向の一端部には、接合部23が連続して形成されている。接合部23は、床板部21の一端部から上下方向の下方に下がった段差面である。この接合部23の上下方向の上面には、接合面23aが形成されている。接合面23aには、他の主構造体11の床板部21や、後述する第1端部構造体12の床板部24が載置される。
また、接合部23の段差の高さ、すなわち接合面23aから床板部21の床板面21aまでの長さT1は、床板部21や、第1端部構造体12の床板部24(図3参照)の板厚S1と同じ長さに設定されている。
接合部23における床板部21とは反対側の端部には、補強部22が略垂直に連続して形成されている。補強部22は、接合部23の一端部から略垂直に屈曲し、上下方向の下方に向けて突出する。また、補強部22における接合部23とは反対側の端部には、補強片22aが形成されている。補強片22aは、補強部22の端部から主構造体11の幅方向の内側、すなわち幅方向の他端部に向けて略垂直に屈曲している。
床組立体10の床面10aとなる床板部21が撓み変形することを補強部22によって防止することができる。
[第1端部構造体]
次に、第1端部構造体12について図3を参照して説明する。
図3は、第1端部構造体12を示す断面図である。
図3に示すように、第1端部構造体12は、床板部24と、補強部25とを有している。床板部24は、略平板状に形成されている。床板部24は、床板面24aと、床側接合面24bとを有している。床板面24aは、床板部24の上下方向の上面であり、床組立体10の床面10a(図5参照)を形成する。床側接合面21bは、床板部24における床板面24aとは反対側の面である。
また、床板部24における幅方向の一端部には、補強部25が略垂直に連続して形成されている。補強部25は、床板部24の一端部から略垂直に屈曲し、上下方向の下方に向けて突出する。
また、補強部25における床板部24とは反対側の端部には、補強片25aが形成されている。補強片25aは、補強部25の端部から第1端部構造体12の幅方向の内側、すなわち幅方向の他端部に向けて略垂直に屈曲している。補強部25は、乗りかご1に設けられた不図示の枠部材に固定される。
床組立体10の床面10aとなる床板部24が撓み変形することを補強部25によって防止することができる。
[第2端部構造体]
次に、第2端部構造体13について図4を参照して説明する。
図4は、第2端部構造体13を示す断面図である。
図4に示すように、第2端部構造体13は、床板部26と、接合部27と、第1補強部28と、第2補強部29とを有している。床板部26は、略平板状に形成されている。床板部26は、床板面26aを有している。床板面26aは、床板部26の上下方向の上面であり、床組立体10の床面10a(図5参照)を形成する。
また、床板部26の幅方向の一端部には、接合部27が連続して形成されている。接合部27は、主構造体11の接合部23と同様に、床板部26の一端部から上下方向の下方に下がった段差面である。この接合部27の上下方向の上面には、接合面27aが形成されている。接合面27aには、主構造体11の床板部21又は第1端部構造体12の床板部24が載置される。
また、接合部27の接合面27aから床板部26の床板面26aまでの長さT1は、主構造体11の床板部21や第1端部構造体12の床板部24の板厚S1と同じ長さに設定されている。
接合部27における床板部26とは反対側の端部には、第1補強部28が略垂直に連続して形成されている。第1補強部28は、接合部27の一端部から略垂直に屈曲し、上下方向の下方に向けて突出する。また、第1補強部28における接合部27とは反対側の端部には、補強片28aが形成されている。補強片28aは、第1補強部28の端部から第2端部構造体13の幅方向の内側、すなわち幅方向の他端部に向けて略垂直に屈曲している。
床板部26の幅方向の他端部には、第2補強部29が略垂直に連続して形成されている。第2補強部29は、床板部26の他端部から略垂直に屈曲し、上下方向の下方に向けて突出する。
また、第2補強部29における床板部26とは反対側の端部には、補強片29aが形成されている。補強片29aは、第2補強部29の端部から第2端部構造体13の幅方向の内側、すなわち幅方向の一端部に向けて略垂直に屈曲している。第2補強部29は、乗りかご1に設けられた不図示の枠部材に固定される。
床組立体10の床面10aとなる床板部26が撓み変形することを第1補強部28及び第2補強部29によって防止することができる。
1-3.床組立体の組み立て作業例
次に、上述した構成を有する床組立体10の組み立て作業例について図5~図6を参照して説明する。
図5は、床組立体10を組み合わせた状態を示す断面図である。また、図6は、床組立体10の各構造体11、12、13の接合方法の一例を示す断面図である。
まず、作業者は、乗りかご1の幅方向の長さに合わせて、主構造体11を設置する数を設定する。また、第1端部構造体12の床板部24を乗りかご1の幅方向の長さに合わせて切断することで、床組立体10の幅方向の微調整が行われる。
次に、図5に示すように、第2端部構造体13を床組立体10における幅方向の他端部に設置する。そして、第2端部構造体13の接合部27に、主構造体11の床板部21を載置する。これにより、第2端部構造体13の接合部27の接合面27aと、主構造体11の床板部21の床側接合面21bが接触する。
また、複数の主構造体11における幅方向の他端部側に隣接する主構造体11の接合部23に、床板部21を載置する。これにより、床板部21の床側接合面21bが隣接する主構造体11の接合部23の接合面23aに接触する。さらに、第1端部構造体12の床板部24を、複数の主構造体11のうち幅方向の一端部側に配置される主構造体11の接合部23に載置する。これにより、複数の主構造体11の床板面21a、第1端部構造体12の床板面24a及び第2端部構造体13の床板面26aにより床組立体10の床面10aが形成される。
次に、図6に示すように、各構造体11、12、13における接合部23、27と、床板部21、24における互いに重なり合っている部分を、リベット41を用いて締結する。これにより、各構造体11、12、13は、リベット41により締結固定され、各構造体11、12、13が幅方向と直交する長手方向及び上下方向にずれることを防止することができる。そして、上述した工程により、床組立体10の組み立て作業が完了する。
また、リベット41を打ち込む作業は、各構造体11、12、13の床板部21、24、26における床板面21a、24a、26a側から行われる。これにより、床組立体10を裏返したり、作業者が床組立体10の裏側に入り込んだりすることなく、床組立体10の組み立て作業を行うことができる。その結果、床組立体10の組み立て作業の簡略化を図ることができる。
上述したように、接合部23、27の段差の高さT1は、第1端部構造体12の床板部24や主構造体11の床板部21の板厚S1と同じ長さに設定されている。そのため、床板部21、24を接合部23、27に載置すると、複数の主構造体11の床板部21の床板面21a、第1端部構造体12の床板部24の床板面24a及び第2端部構造体13の床板部26の床板面26aを同一平面上に配置することができる。これにより、床組立体10の床面10aに凹凸が発生することなく、段差のない床板を形成することができる。
また、主構造体11、第1端部構造体12及び第2端部構造体13には、床板部21、24、26の撓みを防止する補強部22、25、28、29が一体に設けられている。これにより、補強部22、25、28、29を床板部21、24、26に設置する作業を省略することができ、床組立体10の組み立て作業の簡略化を図ることができる。
さらに、本例の床組立体10によれば、設置する主構造体11の数を変更し、第1端部構造体12の床板部24の幅方向の長さを調整することで、幅方向の長さが異なる乗りかごに対しても対応することができる。これにより、主構造体11、第1端部構造体12及び第2端部構造体13を共通部品として用いることができる。
2.第2の実施の形態例
次に、図7及び図8を参照して第2の実施の形態例にかかる床組立体について説明する。
図7は、第2の実施の形態例にかかる床組立体の主構造体を示す断面図、図8は、第2の実施の形態例にかかる床組立体を組み合わせた状態を示す断面図である。
この第2の実施の形態例にかかる床組立体が、第1の実施の形態例にかかる床組立体10と異なる点は、各構造体に嵌合部及び嵌合凹部を設けた点である。そのため、第1の実施の形態例にかかる床組立体10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図7及び図8に示すように、主構造体11Bは、床板部21Bと、補強部22と、接合部23Bとを有している。床板部21Bと接合部23Bが接続する角部には、嵌合凹部31が設けられている。嵌合凹部31は、床板部21Bと接合部23Bが接続する角部において主構造体11Bの幅方向の一端部から他端部に向けて凹んだ凹部である。この嵌合凹部31は、床板部21Bの板厚よりも半分程度の長さで窪んだ凹部である。
また、床板部21Bの幅方向の他端部には、嵌合部32が形成されている。嵌合部32は、床板部21Bの幅方向の他端部から突出する突部である。また、嵌合部32の上下方向の長さは、床板部21Bの板厚の半分程度の長さに設定されている。そして、図8に示すように、床板部21Bを隣接する主構造体11Bの接合部23Bに載置する際に、嵌合部32は、隣接する主構造体11Bの嵌合凹部31に嵌合する。
また、図示しないが、第1端部構造体の床板部には、主構造体11Bの嵌合凹部31に嵌合する嵌合部32が設けられている。さらに、第2端部構造体の床板部と接合部の角部には、主構造体11Bの嵌合部32が嵌合する嵌合凹部31が設けられている。
嵌合部32と嵌合凹部31が嵌合することで、床板部21Bに大きな荷重が加わった際に、各構造体が上下方向にずれることを防止することができる。その結果、床組立体に床面に段差が発生することを防止することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる床組立体と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する床組立体によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる床組立体10と同様の作用効果を得ることができる。
3.第3の実施の形態例
次に、図9を参照して第3の実施の形態例にかかる床組立体について説明する。
図9は、第3の実施の形態例にかかる床組立体の第1端部構造体及び主構造体を示す断面図である。
この第3の実施の形態例にかかる床組立体は、複数の主構造体11、第1端部構造体12及び第2端部構造体13を、接着剤を用いて接合したものである。図9に示すように、主構造体11における接合部23の接合面23aには、接着剤45が塗布される。なお、図示しないが、第2端部構造体13の接合部27の接合面27aにも接着剤45が塗布される。
一般的に、接着剤45は、接着する面積が大きいほど接合強度が増加するため、接合面23a、27aに適量塗布される。乾燥又は硬化後の接着剤45の厚さは、例えば100マイクロメートルから1ミリメートル程度が好ましい。これにより、床組立体の床面に段差が発生することを防止することができる。
また、第3の実施の形態例にかかる床組立体によれば、リベット41を打ち込む作業を省略することができ、床組立体の組み立て作業をさらに簡略化することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる床組立体10と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する床組立体によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる床組立体10と同様の作用効果を得ることができる。
4.第4の実施の形態例
次に、図10~図12を参照して第4の実施の形態例にかかる床組立体について説明する。
図10は、第4の実施の形態例にかかる床組立体の主構造体を示す断面図、図11は、第4の実施の形態例にかかる第2端部構造体を示す断面図、図12は、第4の実施の形態例にかかる床組立体を組み合わせた状態を示す断面図である。
この第4の実施の形態例にかかる床組立体が、第1の実施の形態例にかかる床組立体10と異なる点は、主構造体及び第2端部構造体の補強部の構成である。そのため、第1の実施の形態例にかかる床組立体10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図10及び図12に示すように、主構造体11Cは、床板部21と、補強部22Cと、接合部23とを有している。補強部22Cの上下方向の下端部には、補強片22bが形成されている。補強片22bは、補強部22Cの下端部から主構造体11Cの幅方向の外側、すなわち幅方向の一端部に向けて略垂直に屈曲している。
図11及び図12に示すように、第2端部構造体13Cは、床板部26と、接合部27と、第1補強部28Cと、第2補強部29とを有している。第2補強部29の上下方向の下端部には、補強片29aが形成されている。同様に、第1補強部28Cの下端部には、補強片28bが形成されている。補強片28bは、第1補強部28Cの下端部から第2端部構造体13Cの幅方向の外側、すなわち幅方向の一端部に向けて略垂直に屈曲している。
なお、図12に示すように、第1端部構造体12の補強部25の補強片25a及び第2端部構造体13の第2補強部29の補強片29aは、床組立体の幅方向の内側に向けて略垂直に屈強している。そのため、床組立体を不図示の枠部材に設置した際に、第1端部構造体12の補強片25a及び第2端部構造体13の補強片29aが枠部材と干渉することを防ぐことができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる床組立体10と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する床組立体によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる床組立体10と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、隣接する構造体における床板部と接合部との接合方法として、リベット41や接着剤45用いる以外に、固定ボルトや溶接等その他各種の接合方法を適用してもよい。なお、床組立体10の床面10aに生じる段差や作業性を考慮すると、接合方法としては、リベット41や接着剤45を適用することが好ましい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…乗りかご、 2…化粧板、 3…側板、 4…天井、 5…ドア部、 10…床組立体、 10a…床面、 11、11B、11C…主構造体、 12…第1端部構造体、 13、13C…第2端部構造体、 21、24、26…床板部、 21a、24a、26a…床板面、 21b、24b…床側接合面、 22、25…補強部、 22a…補強片、 23、27…接合部、 23a、27a…接合面、 28…第1補強部、 29…第2補強部、 31…嵌合凹部、 32…嵌合部、 41…リベット、 45…接着剤、 S1…板厚

Claims (5)

  1. かご室の床面となる床組立体と、
    前記床組立体と対向する天井と、
    前記床組立体及び前記天井を囲む側板と、を備え、
    前記床組立体は、
    前記かご室の床面の幅方向に沿って配置され、互いに連結された複数の構造体を有し、
    前記構造体は、
    前記床面を形成する床板部と、
    前記床板部と一体に形成された補強部と、を有し、
    前記複数の構造体は、
    前記かご室の幅方向の一端部に配置される第1端部構造体と、
    前記かご室の幅方向の他端部に配置される第2端部構造体と、
    前記第1端部構造体と前記第2端部構造体の間に配置される主構造体と、を有し、
    前記第1端部構造体及び前記第2端部構造体の補強部における前記床板部とは反対側の端部である補強片は、前記かご室の幅方向の内側に向けて屈曲し、
    前記主構造体及び前記第2端部構造体は、幅方向の一端部に隣接する前記第1端部構造体又は前記主構造体の前記床板部の一部が載置される接合部を有し、
    前記床板部と前記接合部は、接着剤により接合される
    乗りかご。
  2. 前記接合部は、前記床板部の床板面から上下方向の下方に下がった段差面である
    請求項に記載の乗りかご。
  3. 前記接合部における前記床板部が載置される接合面から前記床板面まで上下方向の長さは、前記床板部の板厚と同じ長さに設定される
    請求項に記載の乗りかご。
  4. 前記主構造体及び前記第1端部構造体の前記床板部における幅方向の他端部には、嵌合部が設けられ、
    前記主構造体及び前記第2端部構造体の前記床板部と前記接合部との角部には、前記嵌合部が嵌合する嵌合凹部が設けられる
    請求項に記載の乗りかご。
  5. 昇降路内を昇降する乗りかごを備え、
    前記乗りかごは、
    かご室の床面となる床組立体と、
    前記床組立体と対向する天井と、
    前記床組立体及び前記天井を囲む側板と、を備え、
    前記床組立体は、
    前記かご室の床面の幅方向に沿って配置され、互いに連結された複数の構造体を有し、
    前記構造体は、
    前記床面を形成する床板部と、
    前記床板部と一体に形成された補強部と、を有し、
    前記複数の構造体は、
    前記かご室の幅方向の一端部に配置される第1端部構造体と、
    前記かご室の幅方向の他端部に配置される第2端部構造体と、
    前記第1端部構造体と前記第2端部構造体の間に配置される主構造体と、を有し、
    前記第1端部構造体及び前記第2端部構造体の補強部における前記床板部とは反対側の端部である補強片は、前記かご室の幅方向の内側に向けて屈曲し、
    前記主構造体及び前記第2端部構造体は、幅方向の一端部に隣接する前記第1端部構造体又は前記主構造体の前記床板部の一部が載置される接合部を有し、
    前記床板部と前記接合部は、接着剤により接合される
    エレベーター。
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