JP6541699B2 - エレベーターの釣合おもり用耐震装置、及びエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取付方法 - Google Patents

エレベーターの釣合おもり用耐震装置、及びエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取付方法 Download PDF

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Description

この発明は、釣合おもりに取り付けられるエレベーターの釣合おもり用耐震装置、及びエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取付方法に関するものである。
従来、例えば地震が発生したときにおもり枠の一対の縦枠の間からおもりが脱落することを防止するために、一対の縦枠及びおもりをまとめてワイヤロープで締め付けるようにしたエレベーターの釣合おもりが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−67478号公報
しかし、特許文献1に示されている従来のエレベーターの釣合おもりでは、ワイヤロープの締め付け力のみによってワイヤロープが釣合おもりに保持されているので、釣合おもりの振動等によってワイヤロープの位置が釣合おもりに対して上下方向へずれやすくなり、ワイヤロープが釣合おもりから脱落しやすくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、釣合おもりからの脱落をより確実に防止することができるエレベーターの釣合おもり用耐震装置、及びエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取付方法を得ることを目的とする。
この発明によるエレベーターの釣合おもり用耐震装置では、一対の縦枠を含むおもり枠と一対の縦枠間に配置されているおもりブロックとを有する釣合おもりに取り付けられるエレベーターの釣合おもり用耐震装置であって、おもりブロック及び一対の縦枠をまとめて巻くベルトと、ベルトの両端部を繋ぐ接続具とを有する拘束体、及び一対の縦枠の少なくともいずれかに拘束体を固定する固定具を備えている。
また、この発明によるエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取付方法は、一対の縦枠を含むおもり枠と一対の縦枠間に配置されているおもりブロックとを有する釣合おもりに、拘束体と固定具とを有するエレベーターの釣合おもり用耐震装置を取り付ける方法であって、拘束体のベルトを縦枠に固定具で固定する固定工程、固定工程の後、ベルトによっておもりブロック及び一対の縦枠をまとめて巻くベルト配置工程、及びベルト配置工程の後、ベルトの両端部を拘束体の接続具で繋ぐベルト繋ぎ工程を備えている。
この発明によるエレベーターの釣合おもり用耐震装置、及びエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取付方法によれば、拘束体の位置が釣合おもりに対して上下方向へずれることを固定具によって防止することができる。これにより、釣合おもりからの耐震装置の脱落をより確実に防止することができ、おもり枠からのおもりブロックの脱落をより確実に防止することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベーターを示す水平断面図である。 図1の釣合おもり及び耐震装置を示す正面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベーターの釣合おもり用耐震装置が釣合おもりに取り付けられている状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベーターの釣合おもり用耐震装置が釣合おもりに取り付けられている状態を示す断面図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベーターを示す水平断面図である。図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2及び一対の釣合おもりガイドレール3が設置されている。一対のかごガイドレール2間にはかご4が配置され、一対の釣合おもりガイドレール3間には釣合おもり5が配置されている。かご4及び釣合おもり5は、図示しない索状体によって昇降路1内に吊り下げられている。索状体としては、例えばロープ又はベルトが用いられている。かご4及び釣合おもり5を吊り下げる索状体は、昇降路1の上部に設置された図示しない巻上機の駆動綱車に巻き掛けられている。巻上機の駆動力によって駆動綱車が回転すると、かご4が一対のかごガイドレール2に案内されながら昇降路1内を上下方向へ移動し、釣合おもり5が一対の釣合おもりガイドレール3に案内されながら昇降路1内を上下方向へ移動する。
建物の各階には、昇降路1内と乗場とを連通する乗場出入口6が設けられている。かご4には、かご出入口7が設けられている。かご4は、上から見たとき、かご出入口7を乗場出入口6に対向させた状態で昇降路1内に配置されている。
釣合おもり5は、上から見たとき、一対の釣合おもりガイドレール3同士を結ぶ直線に沿った方向と釣合おもり5の幅方向を一致させた状態で昇降路1内に配置されている。また、釣合おもり5には、釣合おもり5の耐震性能を高めるエレベーターの釣合おもり用耐震装置8(以下、単に「耐震装置8」という)が設けられている。
図2は、図1の釣合おもり5及び耐震装置8を示す正面図である。また、図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。釣合おもり5は、おもり枠11と、おもり枠11に支持されている複数のおもりブロック12とを有している。
おもり枠11の上端部及び下端部のそれぞれには、釣合おもりガイドレール3に案内される図示しないガイド装置が設けられている。また、おもり枠11は、釣合おもり5の幅方向について互いに対向する一対の縦枠13と、一対の縦枠13の下端部間に連結されている下枠14と、一対の縦枠13の上端部間に連結されている上枠15とを有している。
一対の縦枠13のそれぞれには、図3に示すように、上下方向に沿った溝部16が設けられている。一対の縦枠13は、釣合おもり5の幅方向について溝部16を互いに対向させた状態で配置されている。また、一対の縦枠13のそれぞれは、溝部16の側面を形成する一対の側板部131と、一対の側板部131間に連結されて溝部16の底面を形成する端板部132とを有している。各縦枠13の断面形状は、一対の側板部131及び端板部132によってU字状になっている。
複数のおもりブロック12は、上下方向について積層された状態で一対の縦枠13間に配置されている。各おもりブロック12は、各縦枠13のそれぞれの溝部16に嵌る一対の突起部121を有している。釣合おもり5では、一対の縦枠13のそれぞれの溝部16に突起部121が嵌ることにより、おもり枠11からの各おもりブロック12の脱落が防止される。
例えば地震又は強風による建物の揺れによっておもり枠11が変形すると、おもりブロック12の突起部121が縦枠13の溝部16から外れて、おもりブロック12がおもり枠11から脱落するおそれがある。耐震装置8は、各おもりブロック12がおもり枠11から脱落することを防止する。
耐震装置8は、釣合おもり5に巻かれている拘束体17と、拘束体17をおもり枠11に固定する固定具である複数の固定ボルト18とを有している。
拘束体17は、おもりブロック12及び一対の縦枠13をまとめて巻いている状態で釣合おもり5の周囲に配置されるベルト19と、ベルト19の両端部を繋ぐ接続具20とを有している。
ベルト19は、一対の縦枠13及びおもりブロック12のそれぞれに接触した状態で釣合おもり5の周囲に巻かれている。また、ベルト19は、引張強度が高くかつ伸縮しにくい材料で構成されている。ベルト19としては、例えばアラミド繊維で構成されたベルトが用いられている。
接続具20は、ベルト19の一端部に取り付けられている第1の取付部材21と、ベルト19の他端部に取り付けられている第2の取付部材22と、第1の取付部材21及び第2の取付部材22を互いに締結する複数の接続用締結具23とを有している。
各接続用締結具23は、第1の取付部材21及び第2の取付部材22を貫通するボルトと、このボルトに設けられたナットとを有している。第1の取付部材21及び第2の取付部材22は、各接続用締結具23のボルトに対するナットの締め付け力によって互いに近づく方向へ締め付けられている。これにより、ベルト19には、張力が発生している。
第1の取付部材21は、複数の取付用締結具24によってベルト19の一端部に取り付けられている。各取付用締結具24は、ベルト19の一端部及び第1の取付部材21を貫通するボルトと、このボルトに設けられたナットとを有している。第1の取付部材21は、各取付用締結具24のボルトに対してナットが締め付けられることにより、ベルト19の一端部に取り付けられている。
第2の取付部材22は、各固定ボルト18によってベルト19の他端部に取り付けられている。各固定ボルト18は、ベルト19の他端部及び第2の取付部材22を貫通した状態で、一方の縦枠13の側板部131に固定されている。一方の縦枠13の側板部131には、各固定ボルト18がそれぞれ嵌る複数のねじ穴が設けられている。各固定ボルト18は、側板部131のねじ穴に嵌った状態でベルト19及び第2の取付部材22をまとめて締め付けることにより、第2の取付部材22をベルト19の他端部に取り付けているとともに、ベルト19の他端部及び第2の取付部材22を一方の縦枠13に固定している。即ち、各固定ボルト18は、ベルト19の他端部を接続具20とともに一方の縦枠13に固定している。
例えば地震又は強風によって建物に揺れが発生して、一対の縦枠13が互いに離れる方向へおもり枠11が力を受けたときには、拘束体17によっておもり枠11の変形が抑制される。これにより、おもりブロック12の突起部121が縦枠13の溝部16から外れることが防止され、おもりブロック12がおもり枠11から脱落することが防止される。また、釣合おもり5の振動等によって耐震装置8の位置が釣合おもり5に対して上下方向へずれることも固定ボルト18によって防止される。これにより、耐震装置8が釣合おもり5から脱落することが防止される。
次に、耐震装置8を釣合おもり5に取り付けるときの取付方法について説明する。耐震装置8を釣合おもり5に取り付けるときには、エレベーターの運転モードを保守運転モードに切り替えた後、乗場から乗場出入口6を通ってかご4の上部に乗る。この後、かご4の上部に設けられた手動操作スイッチを操作してかご4及び釣合おもり5を移動させ、釣合おもり5に対して作業可能な位置にかご4を停止させる。
この後、かご4の上部に乗った作業員は、電動工具等によって一方の縦枠13の側板部131に複数のねじ穴を形成する。なお、縦枠13にねじ穴が予め形成されている場合には、この作業は不要である(ねじ穴形成工程)。
この後、接続具20の第2の取付部材22及びベルト19の他端部に固定ボルト18を貫通させ、貫通した固定ボルト18を縦枠13のねじ穴に嵌めて固定ボルト18を締め付ける。これにより、接続具20の第2の取付部材22及びベルト19の他端部が一方の縦枠13に固定される(固定工程)。
この後、固定ボルト18を起点として一対の縦枠13及びおもりブロック12の周囲にベルト19を掛けまわすことにより、一対の縦枠13及びおもりブロック12をベルト19でまとめて巻く(ベルト配置工程)。
この後、接続用締結具23でベルト19の両端部を繋ぐ。即ち、ベルト19の一端部に予め取り付けておいた第1の取付部材21と、一方の縦枠13に固定ボルト18で固定されている第2の取付部材22とに接続用締結具23のボルトを貫通させ、貫通したボルトにナットを嵌めてナットを締め付ける。これにより、ベルト19の両端部が接続用締結具23を介して繋がり、ベルト19に張力が発生する。なお、第1の取付部材21は、ベルト配置工程の後、即ちベルト19で一対の縦枠13及びおもりブロック12を巻いた後にベルト19に取り付けてもよい(ベルト繋ぎ工程)。このようにして、耐震装置8を釣合おもり5に取り付ける。
このような耐震装置8では、釣合おもり5の周囲に配置されるベルト19と、ベルト19の両端部間を繋ぐ接続具20とを有する拘束体17が、固定ボルト18によって縦枠13に固定されるので、釣合おもり5の揺れによっておもり枠11に外力が作用した場合でも、一対の縦枠13の変形を拘束体17によって抑制することができる。また、拘束体17の位置が釣合おもり5に対して上下方向へずれることも固定ボルト18によって防止することができる。これにより、釣合おもり5からの耐震装置8の脱落をより確実に防止することができ、おもり枠11からのおもりブロック12の脱落をより確実に防止することができる。
また、固定ボルト18は、ベルト19を接続具20とともに縦枠13に固定しているので、ベルト19に対する接続具20の取り付けと、縦枠13に対するベルト19の固定とを共通の固定ボルト18で行うことができる。これにより、部品点数を減少させることができる。また、接続具20が縦枠13に固定されるので、縦枠13に対する拘束体17の保持の状態を安定させることができる。さらに、ベルト19を釣合おもり5に巻くときに、ベルト19が釣合おもり5に対して固定された状態でベルト19を巻くことができるので、釣合おもり5に対してベルト19を容易にかつより確実に巻くことができる。これにより、釣合おもり5に対する耐震装置8の取り付け作業の手間を軽減させることができるとともに、釣合おもり5に耐震装置8をより確実に取り付けることができる。
また、このようなエレベーターの釣合おもり用耐震装置8の取付方法では、縦枠13にベルト19を固定ボルト18で固定した後、ベルト19によって一対の縦枠13及びおもりブロック12をまとめて巻いて、ベルト19の両端部を接続具20で繋ぐので、ベルト19が釣合おもり5に対して固定された状態でベルト19を巻くことができる。これにより、釣合おもり5に対してベルト19を容易にかつより確実に巻くことができ、釣合おもり5に対する耐震装置8の取り付け作業の手間を軽減させることができるとともに、釣合おもり5に耐震装置8をより確実に取り付けることができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2によるエレベーターの釣合おもり用耐震装置が釣合おもりに取り付けられている状態を示す断面図である。本実施の形態では、ベルト19と釣合おもり5との間に緩衝材である複数のパッド31が介在している。パッド31は、一対の縦枠13及びおもりブロック12のそれぞれとベルト19との間に介在している。この例では、一対の縦枠13の4つの角部及びおもりブロック12の4つの角部のそれぞれとベルト19との間にのみパッド31が介在している。パッド31としては、例えばゴム製のパッドが用いられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このような耐震装置8では、釣合おもり5とベルト19との間に緩衝材であるパッド31が介在しているので、釣合おもり5によるベルト19の摩耗をパッド31によって抑制することができる。これにより、ベルト19の長寿命化を図ることができる。
また、釣合おもり5とベルト19との間にゴム製のパッド31が介在しているので、釣合おもり5に対するベルト19の摩擦力を高めることができ、釣合おもり5に対してベルト19をさらにずれにくくすることができる。これにより、釣合おもり5からの耐震装置8の脱落をさらに確実に防止することができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3によるエレベーターの釣合おもり用耐震装置が釣合おもりに取り付けられている状態を示す断面図である。また、図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図である。本実施の形態では、接続具20が固定ボルト18によって縦枠13に固定されておらず、ベルト19のみが固定ボルト18によって縦枠13に固定されている。
接続具20の第1の取付部材21は複数の取付用締結具24によってベルト19の一端部に取り付けられ、接続具20の第2の取付部材22は複数の取付用締結具25によってベルト19の他端部に取り付けられている。取付用締結具24の構成は実施の形態1と同様である。
各取付用締結具25は、ベルト19の他端部及び第2の取付部材22を貫通するボルトと、このボルトに設けられたナットとを有している。第2の取付部材22は、各取付用締結具25のボルトに対してナットが締め付けられることにより、ベルト19の他端部に取り付けられている。接続具20の他の構成は実施の形態1と同様である。
拘束体17には、拘束体17の長手方向に沿った複数の長穴32が設けられている。この例では、複数の長穴32がベルト19の幅方向に互いに離してベルト19に設けられている。また、複数の長穴32は、一方の縦枠13の側板部131に重なるベルト19の部分に設けられている。
複数の固定ボルト18のそれぞれは、長穴32に通されている。ベルト19は、長穴32に通された複数の固定ボルト18によって一方の縦枠13の側板部131に固定されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、耐震装置8を釣合おもり5に取り付けるときの取付方法について説明する。耐震装置8を釣合おもり5に取り付けるときには、実施の形態1と同様にして、作業員がかご4の上部に乗った状態で釣合おもり5に対して作業可能な位置にかご4を停止させる。この後、一方の縦枠13の側板部131に複数のねじ穴を形成する。なお、縦枠13にねじ穴が予め形成されている場合には、この作業は不要である(ねじ穴形成工程)。
この後、ベルト19に設けられている長穴32に固定ボルト18を通し、各長穴32に通した各固定ボルト18を縦枠13のねじ穴に嵌める。このとき、縦枠13のねじ穴に嵌まった固定ボルト18を緩めた状態で、固定ボルト18に対するベルト19の位置を長穴32の長手方向の範囲内で調整する。この後、各固定ボルト18を締め付ける。これにより、ベルト19が一方の縦枠13に固定される(固定工程)。
この後、固定ボルト18を起点として、一対の縦枠13及びおもりブロック12の周囲にベルト19を掛けまわすことにより、一対の縦枠13及びおもりブロック12をベルト19でまとめて巻く(ベルト配置工程)。
この後、接続用締結具23でベルト19の両端部を繋ぐ。即ち、ベルト19の一端部に取付用締結具24で予め取り付けておいた第1の取付部材21と、ベルト19の他端部に取付用締結具25で予め取り付けておいた第2の取付部材22とに接続用締結具23のボルトを貫通させ、貫通したボルトにナットを嵌めてナットを締め付ける。これにより、ベルト19の両端部が接続用締結具23を介して繋がり、ベルト19に張力が発生する。なお、第1及び第2の取付部材21,22は、ベルト配置工程の後、即ちベルト19で一対の縦枠13及びおもりブロック12を巻いた後にベルト19に取り付けてもよい(ベルト繋ぎ工程)。このようにして、耐震装置8を釣合おもり5に取り付ける。
このような耐震装置8では、拘束体17の長手方向に沿った長穴32が拘束体17に設けられているので、固定ボルト18に対する拘束体17の位置を拘束体17の長手方向について調整することができる。これにより、例えばベルト19の両端部を繋げる作業が行いやすい位置又は干渉物を回避する位置等に接続具20の位置を調整することができる。
また、固定ボルト18は、ベルト19のみを縦枠13に固定しているので、固定ボルト18によるベルト19の固定作業を容易にすることができる。
なお、上記の例では、ベルト19にのみ長穴32が設けられているが、これに限定されず、ベルト19の他端部及び接続具20の第2の取付部材22のそれぞれに長穴32を設け、ベルト19及び第2の取付部材22のそれぞれの長穴32に通した固定ボルト18によって、ベルト19を第2の取付部材22とともに縦枠13に固定してもよい。このようにすれば、拘束体17の位置調整が可能になるとともに、部品点数を減少させることもできる。
また、上記の例では、固定ボルト18が通される長穴32がベルト19に設けられているが、例えば固定ボルト18を通す丸穴がベルト19に設けられていてもよい。
また、上記の例では、ベルト19を縦枠13に固定した後、一対の縦枠13及びおもりブロック12をベルト19で巻いて、ベルト19の両端部を接続具20で繋ぐようにしているが、一対の縦枠13及びおもりブロック12をベルト19で巻いて、ベルト19の両端部を接続具20で繋いだ後に、一方の縦枠13にベルト19を固定ボルト18で固定してもよい。
また、上記の例では、ベルト19と釣合おもり5との間に介在するものはないが、実施の形態2と同様にして、ベルト19と釣合おもり5との間に緩衝材であるゴム製のパッドを介在させてもよい。
また、各上記実施の形態では、一対の縦枠13のうち、一方の縦枠13にのみ拘束体17が固定ボルト18によって固定されているが、一対の縦枠13のそれぞれに固定ボルト18によって拘束体17を固定してもよい。
また、各上記実施の形態では、釣合おもり5に巻かれる拘束体17の数が1つのみであるが、釣合おもり5に巻かれる拘束体17の数を複数にしてもよい。この場合、複数の拘束体17のそれぞれは、縦枠13に固定ボルト18によって個別に固定される。また、この場合、複数の拘束体17は、上下方向について並んで配置される。
5 釣合おもり、8 耐震装置、11 おもり枠、12 おもりブロック、13 縦枠、17 拘束体、18 固定ボルト(固定具)、19 ベルト、20 接続具、31 パッド(緩衝材)、32 長穴。

Claims (9)

  1. 一対の縦枠を含むおもり枠と前記一対の縦枠間に配置されているおもりブロックとを有する釣合おもりに取り付けられるエレベーターの釣合おもり用耐震装置であって、
    前記一対の縦枠のそれぞれには、上下方向に沿った溝部が設けられており、
    前記一対の縦枠のそれぞれは、前記溝部の側面を形成する側板部を有しており、
    前記おもりブロック及び前記一対の縦枠をまとめて巻くベルトと、前記ベルトの両端部を繋ぐ接続具とを有する拘束体、及び
    前記一対の縦枠のうち、少なくとも一方の前記縦枠の前記側板部に前記拘束体を固定する固定具
    を備えている
    エレベーターの釣合おもり用耐震装置。
  2. 一対の縦枠を含むおもり枠と前記一対の縦枠間に配置されているおもりブロックとを有する釣合おもりに取り付けられるエレベーターの釣合おもり用耐震装置であって、
    前記おもりブロック及び前記一対の縦枠をまとめて巻くベルトと、前記ベルトの両端部を繋ぐ接続具とを有する拘束体、及び
    前記一対の縦枠の少なくともいずれかに前記拘束体を固定する固定具
    を備え
    前記拘束体には、前記拘束体の長手方向に沿った長穴が設けられており、
    前記縦枠には、前記長穴に通された前記固定具によって前記拘束体が固定され
    エレベーターの釣合おもり用耐震装置。
  3. 前記拘束体には、前記拘束体の長手方向に沿った長穴が設けられており、
    前記縦枠には、前記長穴に通された前記固定具によって前記拘束体が固定される請求項1に記載のエレベーターの釣合おもり用耐震装置。
  4. 前記ベルトと前記釣合おもりとの間に介在する緩衝材を備えている請求項1〜請求項3に記載のエレベーターの釣合おもり用耐震装置。
  5. 前記固定具は、前記ベルトを前記接続具とともに前記縦枠に固定する請求項1〜請求項4に記載のエレベーターの釣合おもり用耐震装置。
  6. 前記固定具は前記縦枠に設けられたねじ穴に嵌められる固定ボルトである請求項1〜請求項5に記載のエレベーターの釣合おもり用耐震装置。
  7. 一対の縦枠を含むおもり枠と前記一対の縦枠間に配置されているおもりブロックとを有する釣合おもりに、拘束体と固定具とを有するエレベーターの釣合おもり用耐震装置を取り付ける方法であって、
    前記拘束体のベルトを前記縦枠に前記固定具で固定する固定工程、
    前記固定工程の後、前記ベルトによって前記おもりブロック及び前記一対の縦枠をまとめて巻くベルト配置工程、及び
    前記ベルト配置工程の後、前記ベルトの両端部を前記拘束体の接続具で繋ぐベルト繋ぎ工程
    を備え
    前記一対の縦枠のそれぞれには、上下方向に沿った溝部が設けられており、
    前記一対の縦枠のそれぞれは、前記溝部の側面を形成する側板部を有しており、
    前記固定工程では、前記一対の縦枠のうち、少なくとも一方の前記縦枠の前記側板部に前記固定具で前記拘束体を固定するエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取り付け方法。
  8. 一対の縦枠を含むおもり枠と前記一対の縦枠間に配置されているおもりブロックとを有する釣合おもりに、拘束体と固定具とを有するエレベーターの釣合おもり用耐震装置を取り付ける方法であって、
    前記拘束体のベルトに前記拘束体の長手方向に沿って設けられた長穴に前記固定具を通し、前記長穴に通した前記固定具によって前記ベルトを前記縦枠に固定する固定工程、
    前記固定工程の後、前記ベルトによって前記おもりブロック及び前記一対の縦枠をまとめて巻くベルト配置工程、及び
    前記ベルト配置工程の後、前記ベルトの両端部を前記拘束体の接続具で繋ぐベルト繋ぎ工程
    を備えているエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取り付け方法。
  9. 前記固定工程において、固定ボルトである前記固定具を前記縦枠に設けられたねじ穴に嵌めることで前記拘束体を固定する請求項7又は請求項8に記載のエレベーターの釣合おもり用耐震装置の取り付け方法。
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