JPWO2014024229A1 - 板ガラスのパッキング装置 - Google Patents

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Abstract

板ガラスのパッキング装置(10)は、シート(12)が載置される載置部(14)と、シート(12)を載置部(14)に供給するシート供給装置(35)と、載置部(14)に載置されたシート(12)に上方から板ガラス(16)を重ねるとともに、シート(12)および板ガラス(16)を載置部(14)から搬出する搬送装置34とを備え、搬送装置(34)は、所定の基準方向における板ガラス(16)の両端部からシート(12)の一部がはみ出すようにして板ガラス(16)をシート(12)に上方から重ねる重ね機構と、板ガラス(16)を上方から負圧により吸着する板ガラス吸着機構と、板ガラス(16)の両端部からはみ出したシート(12)の2つのはみ出し部を上方から負圧により吸着するシート吸着機構とを有する。

Description

本発明は、板ガラスと板ガラスの表面を覆うシートとを互いに重ね合わせてパッキングする板ガラスのパッキング装置に関する。
一般に、板ガラスをパッキングする際には、板ガラスを保護するために、板ガラスの表面に紙等からなるシートが重ね合わされる。特許文献1には、板ガラスとシートとを互いに重ね合わせてパッキングするパッキング装置の一例が記載されている。このパッキング装置は、板ガラスを吸着する吸着パッドと合紙を把持する把持部とを有している。このパッキング装置を用いて板ガラスとシートとをパッキングする際には、四角形の板ガラスを吸着パッドで吸着するとともに、当該板ガラスの上辺からはみ出した合紙の一部を把持部で吊り下げるように把持し、板ガラスと合紙とを重ねた状態でこれらをパレット上に縦積みするようにしていた。
特開2007−940公報
特許文献1に記載されたパッキング装置では、四角形の板ガラスの上辺からはみ出した合紙の一部だけを把持部で吊り下げるように把持していたので、パッキングの際に合紙がめくれるおそれがあった。そのため、合紙の板ガラスを保護する機能が損なわれるおそれがあった。
本発明は、上記事情に基づいてなされたものであり、シートがめくれることを防止できる板ガラスのパッキング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る板ガラスのパッキング装置は、シートが載置される載置部と、前記シートを前記載置部に供給するシート供給装置と、前記載置部に載置された前記シートに上方から前記板ガラスを重ねるとともに、前記シートおよび前記板ガラスを前記載置部から搬出する搬送装置とを備え、前記搬送装置は、所定の基準方向における前記板ガラスの両端部から前記シートの一部がはみ出すようにして前記板ガラスを前記シートに上方から重ねる重ね機構と、前記板ガラスを上方から負圧により吸着する板ガラス吸着機構と、前記板ガラスの前記両端部からはみ出した前記シートの2つのはみ出し部を上方から負圧により吸着するシート吸着機構とを有することを特徴とする。
この構成では、シートに上方から板ガラスを重ねた後、板ガラスの両端部からはみ出したシートの2つのはみ出し部をシート吸着機構で上方から吸着することができるので、シートの2つのはみ出し部の間に位置する部分が板ガラスから離間することを防止でき、シートがめくれることを防止できる。
本発明によれば、上記の構成によって、板ガラスに重ねられたシートがめくれることを防止でき、シートの板ガラスを保護する機能が損なわれることを抑制できる。
実施形態に係る板ガラスのパッキング装置の構成を示す平面図である。 実施形態に係る板ガラスのパッキング装置に用いられる収納材支持装置の構成を示す側面図である。 シート上に板ガラスを第1態様で重ねた状態を示す平面図である。 シート上に板ガラスを第2態様で重ねた状態を示す平面図である。 実施形態に係る板ガラスのパッキング装置に用いられる第1搬送部の構成を示す側面図である。 第1搬送部に用いられるハンド部の構成を示す正面図である。 第1搬送部に用いられるハンド部と第1および第2の板ガラスとの位置関係を示す正面図である。 実施形態に係る板ガラスのパッキング装置に用いられる第2搬送部の構成を示す正面図である。 第2搬送部に用いられるハンド部の構成を示す側面図である。 第2搬送部に用いられるハンド部と第1および第2の板ガラスと第1および第2のシートとの位置関係を示す正面図である。
以下に、本発明に係る板ガラスのパッキング装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る板ガラスのパッキング装置10の構成を示す平面図である。図1に示すように、板ガラスのパッキング装置10は、シート12が載置される載置部14と、載置部14に移送される板ガラス16を待機させる板ガラス待機部18と、収納箱や収納枠等の収納材20を支持する収納材支持装置22とを備えている。また、板ガラスのパッキング装置10は、載置部14にシート12を供給するシート供給ライン28と、板ガラス待機部18に板ガラス16を供給する板ガラス供給ライン30と、収納材支持装置22から収納材20を搬出する収納材搬出ライン32と、板ガラス16をシート12に重ねるとともに、これらを収納材20の内部に縦積みする搬送装置34とを備えている。本実施形態の載置部14はシート供給ライン28の一部であり、板ガラス待機部18は板ガラス供給ライン30の一部であり、収納材支持装置22は収納材搬出ライン32の一部である。板ガラス供給ライン30および収納材搬出ライン32とシート供給ライン28とは、平面視で互いに交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に延びて配置されている。
図1に示すように、シート供給ライン28は、載置部14と、シート供給装置35とを備えている。シート供給装置35は、回動テーブル36と、テーブル支持部38と、回動テーブル36の上面における回動軸X1の周囲に配置された複数(本実施形態では2つ)のシート支持部40と、切断部42と、シート搬送部44とを有している。テーブル支持部38は、回動テーブル36を上下方向に延びる回動軸X1を中心として回動可能に支持する部分である。テーブル支持部38には、回動テーブル36を回動させるためのモータおよびギヤ等を含む動力部(図示省略)が設けられている。各シート支持部40は、ロール状に巻かれたシート12を支持する部分である。切断部42は、シート支持部40から引き出されたシート12を所定長さで切断する部分である。シート搬送部44は、例えば、所定長さに切断されたシート12を負圧で吸着しながら載置部14まで搬送する部分であり、本実施形態では、シート搬送部44の下流側の端部が載置部14となっている。
図1に示すシート供給ライン28において、一方のシート支持部40で支持されたシート12が無くなると、動力部(図示省略)によって回動テーブル36が180度回動される。そして、他方のシート支持部40で支持されたシート12が、切断部42およびシート搬送部44を経て載置部14に供給される。また、ロール状に巻かれた新たなシート12が、一方のシート支持部40に装着される。図1中の円R1は、回動テーブル36が回動される領域を示している。
図1に示すように、板ガラス供給ライン30は、板ガラス待機部18と、板ガラス搬送部46とを備えている。本実施形態の板ガラス供給ライン30は、板ガラス16の製造ラインの一部であり、製造工程、切断工程および検査工程を経た板ガラス16が、板ガラス搬送部46によって板ガラス待機部18に供給される。板ガラス搬送部46は、例えば、空気圧で板ガラス16を浮上させながら板ガラス待機部18まで搬送する部分であり、板ガラス搬送部46の下流側の端部が板ガラス待機部18となっている。
図1に示すように、収納材搬出ライン32は、収納材支持装置22と、収納材支持装置22から収納材20を搬出する収納材搬出部48とを備えている。図2は、収納材支持装置22の構成を示す側面図である。収納材支持装置22は、複数(本実施形態では2つ)の収納材20を支持するとともに、これらの収納材20を、板ガラス16のパッキングを行うパッキング位置P1と収納材20の搬出を行う搬出位置P2との間で移動させる部分である。
図2に示すように、本実施形態で用いられる収納材20は、直方体状に形成されている。収納材20がパッキング位置P1に配置されるとき、収納材20の下面20aに直交する第1側面20bは、板ガラス16およびシート12を搬入するための入口24を構成するように開かれている。また、このとき、下面20aに直交し、かつ、第1側面20bに対向する第2側面20cは、板ガラス16およびシート12を受ける受け部26を構成するように閉じられている。収納材20がパッキング位置P1から搬出位置P2に移動されたとき、入口24が作業者の手によって閉じられる。
図2に示すように、収納材支持装置22は、工場等の床面に固定される台座50と、回動テーブル52と、台座50の上面において回動テーブル52を回動可能に支持するテーブル支持部54と、複数(本実施形態では2つ)の収納材支持部56と、各収納材支持部56に対応する傾斜角度変更部58とを有している。テーブル支持部54には、回動テーブル52を回動させるためのモータおよびギヤ等を含む動力部(図示省略)が設けられている。
図2に示すように、各収納材支持部56は、収納材20の下面20aを受ける第1受け面56aが形成された底板部60と、当該収納材20の第2側面20cを受ける第2受け面56bが形成された背板部62とを有している。複数の収納材支持部56は、これらの背板部62が回動テーブル52の上下方向に延びる回動軸X2に対向するように、当該回動軸X2の周囲に配置されている。したがって、動力部(図示省略)で回動テーブル52を回動させることにより、複数の収納材支持部56を、パッキング位置P1と搬出位置P2との間で移動させることができる。図1中の円R2は、回動テーブル52が回動される領域を示している。
図2に示すように、傾斜角度変更部58は、第1受け面56aの水平面Gに対する傾斜角度θを変更する部分であり、支持部64と、動力部66とを有している。支持部64は、収納材支持部56を水平方向に延びる回動軸(図示省略)を中心として回動可能に支持する部分である。動力部66は、収納材支持部56を回動させるための動力を発生させる部分である。本実施形態の動力部66は、シリンダ66aと、シリンダ66aの内部に挿入されたピストン66bとを有するエアシリンダである。そして、シリンダ66aの下端部が、回動テーブル52に回動可能に取付けられており、ピストン66bの上端部が、収納材支持部56の上部に回動可能に取付けられている。
図2に示すように、収納材支持部56がパッキング位置P1に配置されるとき、動力部66のピストン66bがシリンダ66aの内部に引き込まれ、収納材支持部56の上部が回動軸X2側に引かれて収納材支持部56が傾けられる。すると、収納材支持部56の下面が回動テーブル52の上面に設けられた第1ストッパ70に当接し、これにより、第1受け面56aの水平面Gに対する傾斜角度θが第1角度(本実施形態では15度)で保持される。
図2に示すように、収納材支持部56が搬出位置P2に配置されるとき、動力部66のピストン66bがシリンダ66aの内部から押し出され、収納材支持部56の上部が回動軸X2側とは反対側に押されて収納材支持部56が回動される。すると、収納材支持部56の下面が回動テーブル52の上面に設けられた第2ストッパ72に当接し、これにより、第1受け面56aの水平面Gに対する傾斜角度θが上記第1角度よりも小さい第2角度(本実施形態では0度)で保持される。なお、動力部66の構成は、特に限定されるものではなく、例えば油圧シリンダやモータ等が用いられてもよい。
図2に示すように、収納材20の下面20aは、収納材支持部56の第1受け面56aに当接され、当該第1受け面56aと同じ傾斜角度θで傾斜する。したがって、収納材20がパッキング位置P1に配置されるとき、収納材20の下面20aは、第1側面20b(入口24)側から第2側面20c(受け部26)側に向かうにつれて低くなるように、水平面Gに対して上記第1角度(本実施形態では15度)で傾斜する。一方、収納材20が搬出位置P2に配置されるとき、収納材20の下面20aは、水平面Gに対して上記第2角度(本実施形態では0度)を成す。
図1に示すように、搬送装置34は、互いに独立して設けられる第1搬送部80と第2搬送部82とを備えている。第1搬送部80は、板ガラス待機部18で待機している板ガラス16を載置部14に移送するとともに、載置部14に載置されたシート12に上方から重ねる部分である。第2搬送部82は、板ガラス16およびシート12を載置部14から搬出するとともに、これらを収納材支持部56で支持された収納材20の内部に搬入して縦積みする部分である。第1搬送部80は、平面視でシート供給ライン28を挟んだ両側のうち一方側において、板ガラス供給ライン30とシート供給ライン28とで構成された入隅W1に配置されている。第2搬送部82は、平面視でシート供給ライン28を挟んだ両側のうち他方側において、収納材搬出ライン32とシート供給ライン28とで構成された入隅W2に配置されている。第1搬送部80と第2搬送部82とは、シート供給ライン28を挟んだ両側において互いに協動する。
図3は、シート12上に板ガラス16を第1態様で重ねた状態を示す平面図である。図4は、シート12上に板ガラス16を第2態様で重ねた状態を示す平面図である。図3および図4では、シート12を斜線で示している。図3および図4に示すように、本実施形態で用いられる板ガラス16は、長方形に形成されており、シート12は、板ガラス16の長辺および短辺に対応する横辺および縦辺を有する四角形(長方形または正方形)に形成されている。そして、板ガラス16は、図2に示す第1態様または図3に示す第2態様のいずれかでシート12上に重ねられる。
図3に示す第1態様は、板ガラス16の一方の長辺が下端縁16aとなるようにして、板ガラス16およびシート12を縦積みするときの態様である。第1態様において、シート12の横辺の長さL1は、板ガラス16の長辺の長さL2よりも長くなっている。板ガラス16をシート12上に重ねた状態において、シート12の一部は所定の基準方向(本実施形態では、下端縁16aが延びる方向。以下、同じ。)における板ガラス16の両端部からはみ出している。これらのはみ出した部分が、はみ出し部12a,12bとなっている。なお、図1は、板ガラス16をシート12上に第1態様で重ねる場合を示している。
図4に示す第2態様は、板ガラス16の一方の短辺が下端縁16aとなるようにして、板ガラス16およびシート12を縦積みするときの態様である。第2態様において、シート12の横辺の長さL3は、板ガラス16の短辺の長さL4よりも長くなっている。板ガラス16をシート12上に重ねた状態において、シート12の一部は所定の基準方向における板ガラス16の両端部からはみ出している。これらのはみ出した部分が、はみ出し部12c,12dとなっている。
図5は、板ガラスのパッキング装置10に用いられる第1搬送部80の構成を示す側面図である。第1搬送部80は、アーム部84と、ハンド部86とを有している。本実施形態のアーム部84は、6個の回動軸(図示省略)を有するロボットアームであり、アーム部84の先端部にハンド部86が取付けられている。したがって、制御装置(図示省略)でアーム部84を制御することにより、ハンド部86を全方向に移動させることができる。図1中の円R3は、アーム部84が移動可能な範囲を示している。なお、本実施形態では、ハンド部86の吸着穴88a,90a(図6)が設けられた吸着面Sを常に下に向けておくことができるので、吸着面Sを他の方向に向ける操作は不要である。そのため、アーム部84の構成は簡素化されてもよい。
図6は、第1搬送部80に用いられるハンド部86の構成を示す正面図である。図7は、ハンド部86と第1および第2の板ガラス16との位置関係を示す正面図である。なお、図7では、第1態様に対応する第1の板ガラス16(図3)を符号16Aで示し、第2態様に対応する第2の板ガラス16(図4)を符号16Bで示している。
図6に示すように、ハンド部86は、第1板ガラス吸着部88と、第2板ガラス吸着部90と、第1板ガラス吸着部88と負圧源(図示省略)とを連通させる第1連通路92と、第2板ガラス吸着部90と負圧源(図示省略)とを連通させる第2連通路94とを有している。また、ハンド部86は、第1連通路92に設けられた第1弁機構96と、第2連通路94に設けられた第2弁機構98と、これらを制御する制御部100とを有している。負圧源としては、真空ポンプやエジェクタ等を用いることができる。
図7に示すように、第1板ガラス吸着部88は、第1態様に対応する第1の板ガラス16Aおよび第2態様に対応する第2の板ガラス16Bを負圧により吸着する部分であり、複数の吸着穴88aを有している。一方、第2板ガラス吸着部90は、第2態様に対応する第2の板ガラス16Bを負圧により吸着する部分であり、複数の吸着穴90aを有している。第1板ガラス吸着部88と第2板ガラス吸着部90とは、板ガラス16A,16Bに対して平行方向で、かつ、基準方向に対して直交方向に並んで配置されている。図6に示す弁機構96,98は、真空発生弁および真空破壊弁等を有しており、これらに対応する吸着穴88a,90aについて、真空状態と真空破壊状態とを切り替えることができるように構成されている。なお、本実施形態では、2つの第2板ガラス吸着部90が設けられているが、第2板ガラス吸着部90の数は、特に限定されるものではなく、1つまたは3つ以上であってもよい。また、第1板ガラス吸着部88だけで第2の板ガラス16Bを吸着可能な場合には、第2板ガラス吸着部90は省略されてもよい。また、吸着穴88a,90aに代えて吸着パッド(図示省略)等が用いられてもよい。
図6に示すハンド部86を用いて第1の板ガラス16A(図7)を吸着したり、放したりする際には、第2連通路94を遮断するように第2弁機構98が操作される。つまり、第2板ガラス吸着部90は使用されない。そして、第1の板ガラス16A(図7)を吸着する際には、吸着穴88aが真空状態となるように第1弁機構96が操作される。一方、第1の板ガラス16A(図7)を放す際には、吸着穴88aが真空破壊状態となるように第1弁機構96が操作される。
図6に示すハンド部86を用いて第2の板ガラス16B(図7)を吸着する際には、吸着穴88a,90aが真空状態となるように第1弁機構96および第2弁機構98が操作される。一方、第2の板ガラス16B(図7)を放す際には、吸着穴88a,90aが真空破壊状態となるように第1弁機構96および第2弁機構98が操作される。
図8は、板ガラスのパッキング装置10に用いられる第2搬送部82の構成を示す正面図である。第2搬送部82は、アーム部102と、ハンド部104とを有している。本実施形態のアーム部102は、6個の回動軸(図示省略)を有するロボットアームであり、アーム部102の先端部にハンド部104が取付けられている。したがって、制御装置(図示省略)でアーム部102を制御することにより、ハンド部104を全方向に移動させることができる。図1中の円R4は、アーム部102が移動可能な範囲を示している。
図9は、第2搬送部82に用いられるハンド部104の構成を示す側面図である。図10は、ハンド部104と第1および第2の板ガラス16と第1および第2のシート12との位置関係を示す正面図である。なお、図10では、第1態様に対応する第1の板ガラス16(図3)を符号16Aで示し、第2態様に対応する第2の板ガラス16(図4)を符号16Bで示している。また、第1態様に対応する第1のシート12(図3)を符号12Aで示し、第2態様に対応する第2のシート12(図4)を符号12Bで示している。
図9に示すように、ハンド部104は、第1板ガラス吸着部89と、第2板ガラス吸着部91と、第1連通路93と、第2連通路95と、第1弁機構97と、第2弁機構99と、制御部101とを有している。さらに、ハンド部104は、第1シート吸着部106と、第2シート吸着部108と、第3シート吸着部110と、第1シート吸着部106と負圧源(図示省略)とを連通させる第3連通路112と、第2シート吸着部108と負圧源(図示省略)とを連通させる第4連通路114と、第3シート吸着部110と負圧源(図示省略)とを連通させる第5連通路116と、第3連通路112に設けられた第3弁機構118と、第4連通路114に設けられた第4弁機構120と、第5連通路116に設けられた第5弁機構122とを有している。負圧源としては、真空ポンプやエジェクタ等を用いることができる。
図9に示すハンド部104の第1板ガラス吸着部89、第2板ガラス吸着部91、第1連通路93、第2連通路95、第1弁機構97、第2弁機構99および制御部101は、図6に示すハンド部86の第1板ガラス吸着部88、第2板ガラス吸着部90、第1連通路92、第2連通路94、第1弁機構96、第2弁機構98および制御部100とほぼ同様に構成されている。なお、本実施形態では、2つの第2板ガラス吸着部91が設けられているが、第2板ガラス吸着部91の数は、特に限定されるものではなく、1つまたは3つ以上であってもよい。また、第1板ガラス吸着部89だけで第2の板ガラス16Bを吸着可能な場合には、第2板ガラス吸着部91は省略されてもよい。また、吸着穴89a,91aに代えて吸着パッド(図示省略)等が用いられてもよい。
図10に示すように、第1シート吸着部106は、第1態様に対応する第1のシート12Aを負圧により吸着する部分であり、複数の吸着穴106aを有している。第2シート吸着部108は、第2態様に対応する第2のシート12Bを負圧により吸着する部分であり、複数の吸着穴108aを有している。第3シート吸着部110は、第2態様に対応する第2のシート12Bを負圧により吸着する部分であり、複数の吸着穴110aを有している。図9に示す弁機構118,120,122は、真空発生弁および真空破壊弁等を有しており、これらに対応する吸着穴106a,108a,110aについて、真空状態と真空破壊状態とを切り替えることができるように構成されている。
図10に示すように、第1シート吸着部106は、基準方向(図3、図4)における第1板ガラス吸着部89の両側に配置されている。第2シート吸着部108は、基準方向(図3、図4)における第1板ガラス吸着部89の両側において、第1シート吸着部106よりも内側に配置されている。また、第2シート吸着部108と第3シート吸着部110とは、板ガラス16A,16Bに対して平行方向で、かつ、基準方向(図3、図4)に対して直交方向に並んで配置されている。基準方向(図3、図4)に対して直交方向において、第2シート吸着部108と第3シート吸着部110とが設けられた領域の長さは、第1板ガラス吸着部89と第2板ガラス吸着部91とが設けられた領域の長さとほぼ同じである。
本実施形態では、図9に示すハンド部104の板ガラス吸着部89,91と、連通路93,95と、弁機構97,99とによって、板ガラス16A,16Bを上方から負圧により吸着する「板ガラス吸着機構」が構成されている。制御部101が、「板ガラス吸着機構」を制御する「第1制御部」として機能する。また、図9に示すハンド部104のシート吸着部106,108,110と、連通路112,114,116と、弁機構118,120,122とによって、2つのはみ出し部12a,12b(図3)または12c,12d(図4)を上方から負圧により吸着する「シート吸着機構」が構成されている。制御部101が、「シート吸着機構」を制御する「第2制御部」として機能する。
図9に示すハンド部104を用いて第1の板ガラス16A(図10)を吸着したり、放したりする際には、第2連通路95を遮断するように第2弁機構99が操作される。つまり、第2板ガラス吸着部91は使用されない。そして、第1の板ガラス16A(図10)を吸着する際には、吸着穴89aが真空状態となるように第1弁機構97が操作される。一方、第1の板ガラス16A(図10)を放す際には、吸着穴89aが真空破壊状態となるように第1弁機構97が操作される。
図9に示すハンド部104を用いて第2の板ガラス16B(図10)を吸着する際には、吸着穴89a,91aが真空状態となるように第1弁機構97および第2弁機構99が操作される。一方、第2の板ガラス16B(図10)を放す際には、吸着穴89a,91aが真空破壊状態となるように第1弁機構97および第2弁機構99が操作される。
図9に示すハンド部104を用いて第1のシート12A(図10)を吸着したり、放したりする際には、第5連通路116を遮断するように第5弁機構122が操作される。つまり、第3シート吸着部110は使用されない。そして、第1のシート12A(図10)を吸着する際には、吸着穴106a,108aが真空となるように第3弁機構118および第4弁機構120が操作される。一方、第1のシート12A(図10)を放す際には、吸着穴106a,108aが真空破壊状態となるように第3弁機構118および第4弁機構120が操作される。
図9に示すハンド部104を用いて第2のシート12B(図10)を吸着したり、放したりする際には、第3連通路112を遮断するように第3弁機構118が操作される。つまり、第1シート吸着部106は使用されない。そして、第2のシート12Bを吸着する際には、吸着穴108a,110aが真空状態となるように第4弁機構120および第5弁機構122が操作される。一方、第2のシート12B(図10)を放す際には、吸着穴108a,110aが真空破壊状態となるように第4弁機構120および第5弁機構122が操作される。
図1に示すように、板ガラスのパッキング装置10を用いて板ガラス16をパッキングする際には、まず、収納材搬出ライン32の収納材支持装置22に入口24(図2)が開かれた2つの収納材20が搭載される。また、シート供給ライン28の載置部14にシート供給装置35からシート12が供給されるとともに、板ガラス供給ライン30の板ガラス待機部18に板ガラス搬送部46から板ガラス16が供給される。そして、搬送装置34を用いて、載置部14に載置されたシート12上に板ガラス16が重ねられるとともに、シート12および板ガラス16が載置部14から搬出されて収納材20の内部で縦積みされる。なお、図1に示すシート12は、第1態様(図3)に対応するシート12A(図10)であり、図1に示す板ガラス16は、第1態様(図3)に対応する板ガラス16A(図10)である。
図1に示すように、シート供給装置35から載置部14に供給されるシート12の供給方向は、載置部14においてシート12上に重ねられた板ガラス16の基準方向(図3、図4)と直交する。当該基準方向におけるシート12の長さは、当該基準方向における板ガラス16の長さよりも長くなっている。シート供給装置35から載置部14に供給されるシート12は、切断部42によって所定長さに切断される。
図5に示すように、板ガラス待機部18(図1)で待機している板ガラス16は、「重ね機構」として機能する第1搬送部80のアーム部84およびハンド部86によって、載置部14に移送されるとともに、載置部14に載置されたシート12上に重ねられる。図3および図4に示すように、このとき、シート12のはみ出し部12a,12b(または12c,12d)が基準方向における板ガラス16の両端部からはみ出す。
図8に示すように、載置部14で重ねられたシート12および板ガラス16は、「板ガラス吸着機構」および「シート吸着機構」として機能する第2搬送部82のハンド部104によって上方から負圧により吸着される。その後、これらのシート12および板ガラス16は、第2搬送部82のアーム部102によって載置部14から搬出され、パッキング位置P1に配置された収納材20の内部に入口24から搬入されて縦積みされる。
所定数の板ガラス16およびシート12の縦積みが完了すると、回動テーブル52が180度回動され、当該収納材20が搬出位置P2に配置されるとともに、新たな収納材20がパッキング位置P1に配置される。搬出位置P2では、作業者によって、最後に縦積みされた板ガラス16の表面にシート12が載置されるとともに、収納材20の入口24が閉じられる。そして、収納材支持部56の第1受け面56aの傾斜角度θが、傾斜角度変更部58によって第1角度(本実施形態では15度)から第2角度(本実施形態では0度)に切り替えられる。その後、収納材支持部56で支持されていた収納材20が、収納材搬出部48(図1)を通して搬出される。空になった収納材支持部56には、新たな収納材20が搭載される。
本実施形態によれば、上記の構成により以下の効果を奏することができる。すなわち、図10に示すように、シート12Aに上方から板ガラス16Aを重ねた後、シート12Aの2つのはみ出し部12a,12bをハンド部104で上方から吸着するようにしているので、シート12Aにおける2つのはみ出し部12a,12bの間に位置する部分が板ガラス16Aから離間することを防止でき、シート12Aがめくれることを防止できる。これにより、シート12Aの板ガラス16Aを保護する機能が損なわれることを抑制できる。また、搬送時に受ける風によってシート12Aがめくれることを防止できるので、搬送装置34の搬送速度を高めることができる。なお、これらの効果は、シート12Bの2つのはみ出し部12c,12dをハンド部104で上方から吸着する場合にも同様に得ることができる。
図1に示すように、第1搬送部80と第2搬送部82とが互いに独立して動作するので、第1搬送部80の動作が完了する前に第2搬送部82の動作を開始させることができ、単位時間当たりの搬送能力を向上できる。また、第1搬送部80および第2搬送部82が平面視でシート供給ライン28を挟んだ両側に配置されるので、これらが互いに干渉することを防止できる。さらに、第1搬送部80は、板ガラス供給ライン30とシート供給ライン28とで構成された入隅W1に配置されており、第2搬送部82は、収納材搬出ライン32とシート供給ライン28とで構成された入隅W2に配置されているので、第1搬送部80および第2搬送部82の設置スペースを確保し易い。
図10に示すように、2つのはみ出し部12a,12bが、縦積みされる板ガラス16Aの下端縁16aが延びる方向における当該板ガラス16Aの両端部からはみ出すように配置されるので、シート12Aおよび板ガラス16Aを縦積みする際に、これらを吸着するハンド部104が邪魔にならない。なお、この効果は、シート12Bおよび板ガラス16Bを縦積みする場合にも同様に得ることができる。
図10に示すように、配置方向が異なる2つの板ガラス16A,16Bを、1つのハンド部104に設けられた2つの板ガラス吸着部89,91を用いて選択的に吸着することができる。また、形状が異なる2つのシート12A,12Bを、1つのハンド部104に設けられた3つのシート吸着部106,108,110を用いて選択的に吸着することができる。したがって、ハンド部104を交換する手間を省くことができる。
図2に示すように、パッキング位置P1では、収納材20の下面20aが入口24側から受け部26側に向かうにつれて低くなるように、当該収納材20を傾けて支持することができるので、シート12および板ガラス16を縦積みする際に、シート12および板ガラス16が入口24側に倒れることを防止できる。また、シート12および板ガラス16を縦積みした状態では、板ガラス16でシート12を押えることができ、シート12の折れや位置ずれを防止できる。
図2に示すように、収納材20の下面20aの水平面Gに対する傾斜角度を、板ガラス16をパッキングするときに適する傾斜角度と、収納材20を搬出するときに適する傾斜角度とに切り替えることができるので、パッキングおよび搬出の作業効率を高めることができる。
図2に示すように、複数の収納材支持部56が回動軸X2を中心として回動されるので、或る収納材支持部56に支持された収納材20の搬出が完了する前に、他の収納材支持部56に支持された収納材20に対するシート12および板ガラス16の縦積み作業を開始することができる。
図1に示すように、シート供給装置35から載置部14に供給されるシート12の供給方向は、載置部14においてシート12上に重ねられた板ガラス16の基準方向(図3、図4)と直交している。したがって、基準方向に直交する方向における板ガラス16の長さが変更された場合でも、切断部42によるシート12の切断位置を変更することで簡単に対応できる。また、基準方向に直交する方向では、板ガラス16からシート12をはみ出させる必要がないので、当該方向におけるシート12の長さを板ガラス16の長さと同じか、それよりも短くすることができ、消耗品であるシート12の消費量を減らすことができる。また、シート12を収納材20に縦積みした場合でも、シート12のはみ出し部分が自立できずに折れて板ガラス16の表面に覆いかぶさり、板ガラス16の表面を保護するというシート12の機能を阻害するような事態を発生させることもない。
図1に示すように、複数のシート支持部40が回動軸X1を中心として回動されるので、或るシート支持部40に支持されたシート12の交換が完了する前に、他のシート支持部40に支持されたシート12の供給を開始することができる。
なお、上述の実施形態では、図1に示すように、板ガラス供給ライン30および収納材搬出ライン32とシート供給ライン28とが、平面視で互いに交差する方向に延びて配置されているが、これらが成す角度は、適宜変更されてもよい。また、図10に示すように、配置方向が異なる2つの板ガラス16A,16Bを選択的に吸着するようにしているが、2つの板ガラス16A,16Bは、形状またはサイズが異なるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図を参照して説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
10 板ガラスのパッキング装置
12 シート
14 載置部
16 板ガラス
34 搬送装置
35 シート供給装置
80 第1搬送部(重ね機構)
82 第2搬送部
86 ハンド部
104 ハンド部(板ガラス吸着機構、シート吸着機構)
上記課題を解決するために、本発明に係る板ガラスのパッキング装置は、シートが載置される載置部と、前記シートを前記載置部に供給するシート供給装置と、前記載置部に載置された前記シートに上方から板ガラスを重ねるとともに、前記シートおよび前記板ガラスを前記載置部から搬出する搬送装置とを備え、前記搬送装置は、所定の基準方向における前記板ガラスの両端部から前記シートの一部がはみ出すようにして前記板ガラスを前記シートに上方から重ねる重ね機構と、前記板ガラスを上方から負圧により吸着する板ガラス吸着機構と、前記板ガラスの前記両端部からはみ出した前記シートの2つのはみ出し部を上方から負圧により吸着するシート吸着機構と、前記板ガラス吸着機構を制御する第1制御部と、を備え、前記重ね機構は、前記板ガラスが矩形である場合に、選択的に、長辺が前記基準方向に平行である第1態様で前記板ガラスを前記シートに重ねるか、又は、短辺が前記基準方向に平行である第2態様で前記板ガラスを前記シートに重ね、前記板ガラス吸着機構は、前記第1態様及び前記第2態様の板ガラスを吸着する第1板ガラス吸着部と、前記第2態様の板ガラスを吸着する第2板ガラス吸着部とを有し、前記第1板ガラス吸着部と前記第2板ガラス吸着部とが、前記基準方向に対して直交方向に並んで配置されており、前記第1制御部は、選択的に、前記第1板ガラス吸着部を動作させるか、又は、前記第1板ガラス吸着部および前記第2板ガラス吸着部を動作させることを特徴とする。

Claims (12)

  1. シートが載置される載置部と、
    前記シートを前記載置部に供給するシート供給装置と、
    前記載置部に載置された前記シートに上方から前記板ガラスを重ねるとともに、前記シートおよび前記板ガラスを前記載置部から搬出する搬送装置とを備え、
    前記搬送装置は、
    所定の基準方向における前記板ガラスの両端部から前記シートの一部がはみ出すようにして前記板ガラスを前記シートに上方から重ねる重ね機構と、
    前記板ガラスを上方から負圧により吸着する板ガラス吸着機構と、
    前記板ガラスの前記両端部からはみ出した前記シートの2つのはみ出し部を上方から負圧により吸着するシート吸着機構とを有する、板ガラスのパッキング装置。
  2. 前記搬送装置は、
    前記重ね機構を有する第1搬送部と、
    前記第1搬送部とは独立して設けられ、前記板ガラス吸着機構および前記シート吸着機構を有するとともに、前記板ガラスおよび前記シートを前記載置部から搬出する第2搬送部とを有し、
    前記第1搬送部と前記第2搬送部とが互いに協働する、請求項1に記載の板ガラスのパッキング装置。
  3. 前記基準方向は、前記搬送装置により縦積みされる前記板ガラスの下端縁が延びる方向と一致する、請求項1に記載の板ガラスのパッキング装置。
  4. 前記板ガラス吸着機構を制御する第1制御部を備え、
    前記板ガラス吸着機構は、第1の前記板ガラスを吸着する第1板ガラス吸着部と、第2の前記板ガラスを吸着する第2板ガラス吸着部とを有し、
    前記第1制御部は、前記第1板ガラス吸着部および前記第2板ガラス吸着部のいずれかを選択的に動作させる、請求項1に記載の板ガラスのパッキング装置。
  5. 前記シート吸着機構を制御する第2制御部を備え、
    前記シート吸着部は、第1の前記シートの前記2つのはみ出し部のそれぞれを吸着する第1シート吸着部と、第2の前記シートの前記2つのはみ出し部のそれぞれを吸着する第2シート吸着部とを有し、
    前記第2制御部は、前記第1シート吸着部および前記第2シート吸着部のいずれかを選択的に動作させる、請求項1に記載の板ガラスのパッキング装置。
  6. 前記シートおよび前記板ガラスを収納する収納材を支持する収納材支持装置を備え、
    前記収納材の下面に直交する第1側面は、前記シートおよび前記板ガラスを搬入するための入口を構成するように開かれており、前記収納材の下面に直交し、かつ、前記第1側面に対向する第2側面は、前記シートおよび前記板ガラスを受ける受け部を構成するように閉じられており、
    前記収納材支持装置は、前記収納材の下面が前記第1側面側から前記第2側面側に向かうにつれて低くなるように、前記収納材を水平面に対して所定角度で傾けて支持する収納材支持部を有しており、
    前記搬送装置は、前記載置部に載置された前記シートおよび前記板ガラスを、前記収納材支持部で支持された前記収納材の内部に搬入して縦積みする、請求項1に記載の板ガラスのパッキング装置。
  7. 前記収納材支持部は、前記収納材の下面を受ける第1受け面と前記収納材の背面を受ける第2受け面とを有し、
    前記収納材支持装置は、前記第1受け面の水平面に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更部をさらに有する、請求項6に記載の板ガラスのパッキング装置。
  8. 前記収納材支持装置は、上下方向に延びる回動軸の周囲に配置されるとともに、前記回動軸を中心として回動される複数の前記収納材支持部を有する、請求項6に記載の板ガラスのパッキング装置。
  9. 前記シート供給装置は、ロール状に巻かれた前記シートを支持するシート支持部と、前記シートを所定長さで切断する切断部とを有する、請求項1に記載の板ガラスのパッキング装置。
  10. 前記シート供給装置は、上下方向に延びる回動軸の周囲に配置されるとともに、前記回動軸を中心として回動される複数の前記シート支持部を有する、請求項9に記載の板ガラスのパッキング装置。
  11. 前記載置部と前記シート供給装置とを有し、前記載置部に前記シートを供給するシート供給ラインを備え、
    前記第1搬送部は、平面視で前記シート供給ラインを挟んだ両側のうち一方側に配置され、
    前記第2搬送部は、平面視で前記シート供給ラインを挟んだ両側のうち他方側に配置される、請求項2に記載の板ガラスのパッキング装置。
  12. 前記載置部に移送される前記板ガラスを待機させる板ガラス待機部を有し、前記板ガラス待機部に前記板ガラスを供給する板ガラス供給ラインを備え、
    前記板ガラス供給ラインと前記シート供給ラインとは、平面視で互いに交差する方向に延びて配置され、
    前記板ガラス供給ラインと前記シート供給ラインとで構成された入隅に前記第1搬送部が配置される、請求項11に記載の板ガラスのパッキング装置。
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