JPWO2013084937A1 - バッテリの固定構造 - Google Patents

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Abstract

冷却プレート(12)にバッテリ(13)を支持する際に、圧力により変形可能な伝熱シート(21)をバッテリ(13)の冷却面(14a)と冷却プレート(12)との間に挟持することで、バッテリ(13)の熱を冷却面(14a)から伝熱シート(21)を介して冷却プレート(12)に効率的に伝達してバッテリ(13)の冷却効果を高めることができる。伝熱シート(21)は多数の貫通孔(21a)を備えるので、伝熱シート(21)が貫通孔(21a)を備えない場合に比べて、圧縮変形した伝熱シート(21)が元の形状に復元しようとする反力が減少することで、バッテリ(13)を冷却プレート(12)に固定する取付フランジ(17a)に作用する荷重を低減して取付フランジ(17a)の破損を未然に防止することができる。

Description

本発明は、バッテリの冷却面と冷却プレートとの間に圧力により変形可能な伝熱シートを挟持した状態で、前記バッテリに設けた連結部材を前記冷却プレートに固定するバッテリの固定構造に関する。
内部を冷媒が流れる中空の冷却プレートにバッテリモジュールの冷却面を支持し、バッテリモジュールの熱を冷却面から冷却プレートに伝達して冷却を行う場合、何れも剛体であるバッテリモジュールの冷却面と冷却プレートとの間に微小な隙間が発生することが避けられないため、その隙間によって冷却面と冷却プレートとの間の熱伝導が妨げられてバッテリモジュールの冷却性能が低下する問題がある。
この問題を解決するために.バッテリモジュールの冷却面と冷却プレートとの間に熱伝導性に優れた変形可能な伝熱シートを挟持し、伝熱シートの変形によってバッテリモジュールの冷却面と冷却プレートとの間の隙間を消滅させ、冷却面から冷却プレートへの熱伝達を促進することでバッテリモジュールの冷却性能を高めるものが、下記特許文献1により公知である。
日本特開2011−34775号公報
ところで、バッテリモジュールに設けた連結部材を冷却プレートにボルト等を用いて固定する場合、バッテリモジュールの冷却面と伝熱シートとの間に挟持した伝熱シートが一定の厚さを有する中実な板材で構成されていると、圧縮された伝熱シートから受ける大きな反力でバッテリモジュールが上向き(冷却プレートから離反する方向)に付勢されてしまい、バッテリモジュールに設けた連結部材に大きな荷重が加わって破損する可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、バッテリの冷却面と冷却プレートとの間に挟持された伝熱シートの反力を低減してバッテリを固定する連結部材に加わる荷重を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、バッテリの冷却面と冷却プレートとの間に圧力により変形可能な伝熱シートを挟持した状態で、前記バッテリに設けた連結部材を前記冷却プレートに固定するバッテリの固定構造において、前記伝熱シートは表面の少なくとも一部に凹部を備えることを第1の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記凹部の外周は閉じた形状であることを第2の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第2の特徴に加えて、前記凹部は前記伝熱シートを貫通する貫通孔からなり、前記伝熱シートと前記冷却プレートとの間に絶縁シートが挟持されることを第3の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記凹部は前記伝熱シートを貫通する貫通孔からなり、前記冷却プレートは中空であり、前記伝熱シートは長辺および短辺を有する矩形状であり、前記長辺に沿って配置される複数の前記貫通孔の間隔は、前記短辺に沿って配置される複数の前記貫通孔の間隔よりも大きいことを第4の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第4の特徴に加えて、前記複数の貫通孔は千鳥状に配置されることを第5の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記凹部は前記伝熱シートの一端側から他端側へと連通するエア抜き溝を構成することを第6の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第6の特徴に加えて、前記バッテリは複数のバッテリセルをホルダを挟んで積層したバッテリモジュールからなり、前記ホルダは前記冷却面から前記伝熱シート側に突出する突出部を備えるとともに、前記伝熱シートは前記突出部が嵌合する位置決め凹部を備えることを第7の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第7の特徴に加えて、前記エア抜き溝は、前記冷却面に対向する第1エア抜き溝と、前記冷却プレートに対向する第2エア抜き溝とからなり、前記第1エア抜き溝の幅は前記第2エア抜き溝の幅よりも小さいことを第8の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
また本発明によれば、前記第6〜第8の何れか1つの特徴に加えて、前記バッテリは前記冷却面の周囲を囲んで前記冷却プレート側に突出する突壁部を備えることを第9の特徴とするバッテリの固定構造が提案される。
尚、実施の形態のバッテリモジュール13は本発明のバッテリに対応し、実施の形態の中間ホルダ15は本発明のホルダに対応し、実施の形態の取付フランジ17aは本発明の連結部材に対応し、実施の形態の貫通孔21aは本発明の凹部に対応し、実施の形態の位置決め溝21bは本発明の位置決め凹部に対応し、実施の形態の第1、第2エア抜き溝21c,21dは本発明の凹部あるいはエア抜き溝に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、冷却プレートにバッテリを固定する際に、圧力により変形可能な伝熱シートをバッテリの冷却面と冷却プレートとの間に挟持するので、伝熱シートを変形させてバッテリの冷却面と冷却プレートとの間に隙間が発生するのを防止し、バッテリの熱を冷却面から伝熱シートを介して冷却プレートに効率的に伝達してバッテリの冷却効果を高めることができる。伝熱シートは表面の少なくとも一部に凹部を備えるので、伝熱シートが凹部を備えない場合に比べて、圧縮変形した伝熱シートが元の形状に復元しようとする反力が減少することで、バッテリを冷却プレートに固定する連結部材に作用する荷重を低減して連結部材の破損を未然に防止することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、伝熱シートの凹部は閉じた形状であるので、結露水が各凹部に保持されて隣接する凹部に保持された結露水から隔絶されることで、結露水が連続的に連なって地絡が発生するのを防止することができる。
また本発明の第3の特徴によれば、伝熱シートを貫通する貫通孔で凹部を構成すると、結露水が貫通孔を通って冷却プレートに達することで地絡が発生する可能性があるが、伝熱シートと冷却プレートとの間に絶縁シートを挟持したので、結露水を絶縁シートで遮って地絡の発生を防止することができる。
また本発明の第4の特徴によれば、伝熱シートの凹部を貫通孔で構成し、矩形状の伝熱シートの長辺に沿って配置される複数の貫通孔の間隔を、短辺に沿って配置される複数の貫通孔の間隔よりも大きくしたので、中空の冷却プレートがバッテリの重量で下向きに撓むときに伝熱シートが長辺に沿って強く引き伸ばされても、複数の貫通孔の配置間隔が大きく設定された伝熱シートの長辺方向の強度を高めることで、伝熱シートの破断を防止することができる。
また本発明の第5の特徴によれば、複数の貫通孔を千鳥状に配置したので、伝熱シートの強度を低下させることなく貫通孔の数を増加させ、伝熱シートの反力を減少させることができる。
また本発明の第6の特徴によれば、伝熱シートの凹部はその一端側から他端側へと連通するエア抜き溝を構成するので、バッテリの冷却面あるいは冷却プレートに伝熱シートを重ね合わせるときに、両者間に閉じ込められたエアを伝熱シートのエア抜き溝を介して排出し、伝熱シートをバッテリの冷却面あるいは冷却プレートに伝熱シートに密着させて熱伝導性を高めることができる。
また本発明の第7の特徴によれば、バッテリは複数のバッテリセルをホルダを挟んで積層したバッテリモジュールからなり、隣接するバッテリセル間に挟まれたホルダはバッテリの冷却面から伝熱シート側に突出する突出部を備える。伝熱シートはホルダの突出部が嵌合する位置決め凹部を備えるので、バッテリモジュールの冷却面に対して伝熱シートを位置決めする際に、突出部および凹部の嵌合により位置決め精度を高めることができる。
また本発明の第8の特徴によれば、伝熱シートとバッテリの冷却面との接触面積は、伝熱シートと冷却プレートとの接触面積に比べて、伝熱シートに接触するホルダの面積分だけ小さくなるが、伝熱シートの第1、第2エア抜き溝のうち、バッテリの冷却面に対向する第1エア抜き溝の幅は、冷却プレートに対向する第2エア抜き溝の幅よりも小さいので、第1、第2エア抜き溝の幅の差で前記接触面積の差を補償し、バッテリの冷却面から伝熱シートへの熱伝達量と伝熱シートから冷却プレートへの熱伝達量とを均一化してバッテリの冷却効果を高めることができる。
また本発明の第9の特徴によれば、バッテリは冷却面の周囲を囲んで冷却プレート側に突出する突壁部を備えるので、バッテリの冷却面および冷却プレート間に挟持された伝熱シートが変形して外側に広がっても、伝熱シートが冷却面から外側にはみだすのを突壁部で阻止することができるだけでなく、伝熱シートを内側に向けて積極的に変形させることでエア抜き溝を潰し、伝熱シートがバッテリの冷却面あるいは冷却プレートに接触する面積を増加させて熱伝導性を更に高めることができる。
図1はバッテリモジュールの斜視図である。(第1の実施の形態) 図2はバッテリモジュールの分解斜視図である。(第1の実施の形態) 図3は上下反転したバッテリモジュールの斜視図である。(第1の実施の形態) 図4は図3の4部拡大図である。(第1の実施の形態) 図5は図4の5−5線断面図である。(第1の実施の形態) 図6は図3の6方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図7は図6に対応する図である。(第2の実施の形態) 図8は図6に対応する図である。(第3の実施の形態) 図9はバッテリモジュールの斜視図である。(第4の実施の形態) 図10はバッテリモジュールの分解斜視図である。(第4の実施の形態) 図11は上下反転したバッテリモジュールの斜視図である。(第4の実施の形態) 図12は図11の12部拡大図である。(第4の実施の形態) 図13は図12の13−13線断面図である。(第4の実施の形態) 図14は図12の14−14線断面図である。(第4の実施の形態) 図15は伝熱シートの形状を示す図である。(第4の実施の形態) 図16は図10の16方向矢視図である。(第4の実施の形態) 図17は図13に対応する作用説明図である。(第4の実施の形態) 図18は図14に対応する作用説明図である。(第4の実施の形態) 図19は位置決め孔の他の実施の形態を示す図である。(第5〜第7の実施の形態)
12 冷却プレート
13 バッテリモジュール(バッテリ)
14 バッテリセル
14a 冷却面
15 中間ホルダ(ホルダ)
15c 下部フランジ(突出部)
15d 突壁部
16c 突壁部
17a 取付フランジ(連結部材)
21 伝熱シート
21a 貫通孔(凹部)
21b 位置決め溝(位置決め凹部)
21c 第1エア抜き溝(凹部、エア抜き溝)
21d 第2エア抜き溝(凹部、エア抜き溝)
22 絶縁シート
本発明の形態について添付図面を参照しながら説明する。
第1の実施の形態
先ず、図1〜図6に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1および図2に示すように、電気自動車に搭載されるバッテリパック11は、冷却プレート12上に複数のバッテリモジュール13…を支持して構成されるもので、図1および図2には冷却プレート12の一部と、2個のバッテリモジュール13,13とが示されている。本実施の形態では2個のバッテリモジュール13,13が一体化されているが、各々のバッテリモジュール13の構造は実質的に同一である。
バッテリモジュール13は、各々が直方体をなす複数個(実施の形態では12個)のバッテリセル14…を合成樹脂製の中間ホルダ15…を挟んで積層するとともに、積層方向両端に位置する2個のバッテリセル14,14の外側にそれぞれ合成樹脂製の端部ホルダ16,16を積層して構成される。
水平断面がH字状に形成された中間ホルダ15は、隣接する2個のバッテリセル14,14に挟持される板状のホルダ本体部15aと、ホルダ本体部15aの左右両側縁から積層方向両側に張り出す一対の側部フランジ15b,15bとを備えており、隣接する中間ホルダ15…の側部フランジ15b…どうしが噛み合うことで、それらの中間ホルダ15…の相互の位置関係が規制され、結果的に複数のバッテリセル14…の相互の位置関係が規制される。
水平断面がコ字状に形成された端部ホルダ16は、積層方向外端に位置するバッテリセル14の外面に当接する板状のホルダ本体部16aと、ホルダ本体部16aの左右両側縁から積層方向内側に張り出す一対の側部フランジ16b,16bとを備えており、それらの側部フランジ16b,16bが隣接する中間ホルダ15の側部フランジ15b,15bと噛み合うことで、全ての中間ホルダ15…および端部ホルダ16,16の位置関係が規制される。
各バッテリモジュール13の一対の端部ホルダ16,16の積層方向外面に一対のエンドプレート17,17が重ね合わされ、それら一対のエンドプレート17,17を締結バンド18で締結することで、12個のバッテリセル14…、11個の中間ホルダ15…および2個の端部ホルダ16,16が強固に一体化される。尚、2個のバッテリモジュール13,13に対して2本の締結バンド18,18が共有される。またバッテリセル14…、中間ホルダ15…および端部ホルダ16,16の当接面は接着剤により固定される。
バッテリモジュール13の上面には図示しない複数のバスバーを保持したバスバープレート19が固定されており、このバスバープレート19によって各バッテリセル14…の端子どうしが電気的に接続される。そして並置された2個のバッテリモジュール13,13の上面が共通の合成樹脂製のカバー20で覆われる。
バッテリモジュール13を構成する12個のバッテリセル14…の下面は、即ちバッテリモジュール13…の下面は、冷却プレート12の上面に対向する冷却面14a…(図3〜図5参照)を構成しており、これらの冷却面14a…と冷却プレート12の上面との間に1枚の矩形状の伝熱シート21が挟持される。伝熱シート21の材質は熱伝導性に優れた合成樹脂(例えば、シリコーンゴム)であり、圧力が加わると押し潰されて変形可能である。
伝熱シート21の下面と冷却プレート12の上面との間には絶縁シート22が配置される。絶縁シート22は、非導電性および撥水性を有するPP(ポリプロピレン)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の合成樹脂製であって、底壁部22aとそこから立ち上がる側壁部22b…とを有する浅いトレー状に構成されており、その内部にバッテリモジュール13の下部が嵌合する。従って、伝熱シート21の上面はバッテリセル14…の冷却面14…に当接し、伝熱シート21の下面は絶縁シート22の上面に当接することになる。絶縁シート22の肉厚は極めて薄いため、殆ど熱伝達の妨げになることはない。
冷却プレート12は熱電導性に優れた金属製の中空部材であって、上壁部12aおよび下壁部12b間に冷媒(例えば、冷却空気)が流れる冷媒通路12cが区画される。冷却プレート12の冷媒通路12cには図示せぬ冷却ファンにより吸い込まれた冷却空気が流れており、バッテリセル14…の冷却面14a…から伝熱シート21および絶縁シート22を介して上壁部12aに伝達された熱が冷却空気との間で熱交換することで、バッテリセル14…の冷却が図られる。
図3および図6に示すように、伝熱シート21はバッテリセル14…の積層方向に長辺を有し、それと直交する方向に短辺を有する基本的に一定の厚さt1(例えば、3mm)の矩形状のシートであり、そこに多数の円形の凹部である貫通孔21a…が千鳥状に形成される。また伝熱シート21の長辺に沿う貫通孔21a…の配列ピッチはaであり、短辺に沿う貫通孔21a…の配列ピッチはaよりも小さいbである。伝熱シート21の全体の面積に対する貫通孔21a…の面積の割合は、例えば38パーセントである。
図1および図2に示すように、一体化された2個のバッテリモジュール13,13の組み立てが完了した後に、各々のバッテリモジュール13のバッテリセル14…の冷却面14a…に伝熱シート21を装着し、その上にトレー状の絶縁シート22を被せる。そしてバッテリモジュール13,13を冷却プレート12の上壁部12aに載置し、エンドプレート17…の取付フランジ17a…を貫通するボルト23…で冷却プレート12の取付ボス12d…に締結することで、一体化された2個のバッテリモジュール13,13を冷却プレート12上に固定する。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
バッテリモジュール13を冷却プレート12に固定した状態では、バッテリモジュール13の複数のバッテリセル14…の冷却面14a…と冷却プレート12の上壁部12aとの間に、伝熱シート21および絶縁シート22が挟持される。このとき、伝熱シート21にバッテリモジュール13の重量が加わることで、伝熱シート21が上下方向に圧縮されて押し潰され、伝熱シート21の上面およびバッテリモジュール13の冷却面14a…間の隙間と、伝熱シート21の下面および冷却プレート12の上壁部12a間の隙間とが消滅し、バッテリモジュール13から冷却プレート12への熱伝達が効率良く行われることで、バッテリモジュール13の冷却性能が向上する。
尚、伝熱シート21の下面と冷却プレート12の上壁部12aとの間には絶縁シート22の底壁部22aが介在するが、絶縁シート22は極めて薄い合成樹脂製であって容易に変形可能であるため、絶縁シート22が介在することで熱伝達を妨げる隙間が発生することはない。
ところで、バッテリモジュール13を冷却プレート12に固定して伝熱シート21を圧縮した状態では、圧縮された伝熱シート21が元の形状に復元しようとする反力でバッテリモジュール13が冷却プレート12から離反する方向に付勢される。その結果、バッテリモジュール13のエンドプレート17…の取付フランジ17a…に大きな荷重が作用し、車体の振動等によって取付フランジ17a…が破損する可能性がある。
しかしながら本実施の形態によれば、伝熱シート21が多数の貫通孔21a…を備えているために容易に圧縮可能となり、それが元の形状に復元しようとする反力が減少することでエンドプレート17…の取付フランジ17a…に作用する荷重も減少し、取付フランジ17a…の破損が未然に防止される。
またバッテリセル14…は充電や放電によって温度上昇し、充電や放電の停止により温度低下するが、温度低下に伴って空気中に水分が結露してバッテリモジュール13の表面に付着する。この結露水が重力で下方に流れて冷却プレート12に達すると、バッテリセル14…の電極が冷却プレート12に電気的に導通する地絡が発生する虞がある。
しかしながら本実施の形態によれば、バッテリモジュール13の下方に配置された伝熱シート21の各貫通孔21aは外周が閉じた円形形状であるため、結露水は各貫通孔21aの内部に独立して存在して隣接する貫通孔21a…の結露水と連通することが防止され、バッテリセル14…と冷却プレート12との地絡を確実に阻止することができる。
しかも伝熱シート21の下方に配置された絶縁シート22は、底壁部22aの外周から起立する側壁部22b…を備えてトレー状に形成されるため、その内部に結露水を保持して冷却プレート12への流出を阻止し、地絡の発生を一層確実に阻止することができる。また絶縁シート22は撥水性の素材で構成されているため、その表面に付着した結露水が独立した水滴状になることで、バッテリモジュール13と冷却プレート12とが電気的に導通するのを更に効果的に防止することができる。
ところで、冷却プレート12は内部に冷媒通路12cが区画された中空の部材であるため、バッテリモジュール13の重量が加わると上壁部12aが下向きの弧状に撓むように変形し、伝熱シート21が冷却プレート12の変形に伴って引き伸ばされるように変形する。このとき、矩形状の伝熱シート21の長辺に沿う変形量は短辺に沿う変形量よりも大きくなるため、伝熱シート21が長辺側のエッジから破断し易くなる問題がある。
しかしながら本実施の形態によれば、伝熱シート21の長辺に沿う貫通孔21a…の配列ピッチaは短辺に沿う貫通孔21a…の配列ピッチbよりも大きいため、伝熱シート21の長辺に沿う強度が短辺に沿う強度よりも大きくなることで、伝熱シート21の長辺側のエッジのからの破断を効果的に防止することができる。
また伝熱シート21の貫通孔21a…は千鳥状に配置されているので、それを碁盤目状に配置する場合に比べて、隣接する貫通孔21a,21a間に挟まれた部分の最大幅を大きく確保して伝熱シート21の強度を保ちながら、貫通孔21a…を密に配置して伝熱シート21の反力を更に低減することができる。
第2の実施の形態
次に、図7に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の伝熱シート21は、絶縁シート22に接触する下面が平坦に形成され、バッテリセル14…の冷却面14a…に接触する上面に多数の凹部21a…が市松模様状に配置される。伝熱シート21の厚さは基本的にt1であるが、凹部21a…の部分での厚さはt1よりも小さいt2である。
この実施の形態によっても、伝熱シート21が多数の凹部21a…を備えているため、圧縮された伝熱シート21が元の形状に復元しようとする反力が減少することでエンドプレート17…の取付フランジ17a…に作用する荷重が減少し、取付フランジ17a…の破損が未然に防止される。
また伝熱シート21の各凹部21aは外周が閉じた形状であって各々が独立しており、かつ各凹部21aの底部は容器状に閉じているため、結露水は各凹部21aの内部に独立して存在して隣接する凹部21a…の結露水と連通することが防止されることで、バッテリセル14…と冷却プレート12との地絡を確実に阻止することができる。
第3の実施の形態
次に、図8に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態の伝熱シート21は、絶縁シート22に接触する下面に複数の帯状の凹部21a…が平行に形成され、バッテリセル14…の冷却面14a…に接触する上面にも、下面の凹部21a…に対してずれた位置に複数の帯状の凹部21a…が平行に形成される。伝熱シート21の上面および下面間の最大厚さはt1であるが、その実質的な厚さは凹部21a…を形成したことで、t1よりも小さいt2に減少する。
この実施の形態によっても、伝熱シート21が多数の凹部21a…を備えているため、圧縮された伝熱シート21が元の形状に復元しようとする反力が減少することでエンドプレート17…の取付フランジ17a…に作用する荷重が減少し、取付フランジ17a…の破損が未然に防止される。
第4の実施の形態
次に、図9〜図18に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。
図9および図10に示すように、本実施の形態のバッテリパック11は、第1の実施の形態のバッテリパック11(図1および図2参照)と比較して、中間ホルダ15、伝熱シート21および絶縁シート22の構造が異なっている。また本実施の形態の伝熱シート21は表面がベタつく特性(粘着性)を有している。
図11〜図14に示すように、水平断面がH字状に形成された中間ホルダ15は、隣接する2個のバッテリセル14,14に挟持される板状のホルダ本体部15aと、ホルダ本体部15aの左右両側縁から積層方向両側に張り出す一対の側部フランジ15b,15bと、ホルダ本体部15aの下縁から積層方向両側に張り出す下部フランジ15cとを備えており、隣接する中間ホルダ15…の側部フランジ15b…どうしが噛み合うことで、それらの中間ホルダ15…の相互の位置関係が規制され、結果的に複数のバッテリセル14…の相互の位置関係が規制される。下部フランジ15cの幅は側部フランジ15b,15bの幅よりも小さく、隣接する中間ホルダ15…の側部フランジ15b…どうしが噛み合った状態でも、下部フランジ15c…どうしは噛み合わず、その間にバッテリセル14…の下面(後述する冷却面14a)が露出する。
図15に示すように、伝熱シート21はバッテリセル14…の積層方向に長辺を有し、それと直交する方向に短辺を有する矩形状のシートであり、その厚さは短辺に沿って一定であるが、長辺に沿って変化している。即ち、伝熱シート21は長辺方向中央部の厚さT1が大きく(例えば、4.1mm)、長辺方向両端部の厚さT2が小さく(例えば、3.1mm)、その間で連続的に変化している。
また伝熱シート21には、合計22個の位置決め孔21e…が長辺方向に沿って2列に形成される。隣接する一対のバッテリセル14,14に挟まれた中間ホルダ15の下部フランジ15cの下面に、それぞれ2個の位置決め孔21e,21eが対向する。位置決め孔21eの形状は正方形状であるが、その角部は丸みが持たされている。下部フランジ15cの幅は位置決め孔21e,21eの幅よりも小さく、従って位置決め孔21e,21eを通して下部フランジ15cの両側縁を目視することができる。
伝熱シート21の上面、つまりバッテリセル14…の冷却面14a…に対向する面には、短辺と平行に延びる合計11本の位置決め溝21b…が形成される。本実施の形態では、各位置決め溝21bの上にそれぞれ2個の位置決め孔21e,21eが重なっている。中間ホルダ15…の下部フランジ15c…はバッテリセル14…の冷却面14a…から下方に突出しており、これらの下部フランジ15c…が位置決め溝21b…に嵌合する。11本の位置決め溝21b…は、伝熱シート21の厚さが大きい部分(長辺方向中央部)で幅W1が小さく、伝熱シート21の厚さが小さい部分(長辺方向両端部)で幅W2が大きくなるように、段階的に差が持たされている。
伝熱シート21の上面には、バッテリセル14…の冷却面14a…の中央部に沿って合計12本の第1エア抜き溝21c…が形成される。従って、11本の位置決め溝21b…と12本の第1エア抜き溝21c…とは、相互に平行に、かつ交互に形成されることになる。また伝熱シート21の下面には、位置決め溝21b…および第1エア抜き溝21c…の中間位置に沿うように、各2本の第2エア抜き溝21d…が合計24本形成される。1個のバッテリセル14の冷却面14aには2本の第2エア抜き溝21d,21dが対向しており、かつ第2エア抜き溝21d…の位置は、位置決め溝21b…の位置および第1エア抜き溝21c…の位置と重ならないように長辺方向にずれている。第2エア抜き溝21d…の断面積は、第1エア抜き溝21c…の断面積よりも大きく設定されている。
位置決め溝21b…、第1エア抜き溝21c…および第2エア抜き溝21d…の両端部は、伝熱シート21の一対の長辺に達して開口している。
中間ホルダ15…および端部ホルダ16,16の下端には、バッテリセル14…の冷却面14a…から下方に延び、かつ冷却面14a…側に回り込むように突出する突壁部15d…,16c,16cが全周に亙って形成される。これらの突壁部15d…,16c,16cは伝熱シート21の外周を若干の隙間α(図12〜図14参照)を存して囲むように形成され、その冷却面14a…からの下向きの突出高さは伝熱シート21の厚さよりも小さく設定される。
図11および図16に示すように、絶縁シート22の一対の長辺に対応する側壁部22b,22bの上縁には各3個の係止部22c…が突設されており、中央の2個の係止部22c,22cには長辺方向の長さが短い係止孔22d,22dが形成され、両端の4個の係止部22c…には長辺方向の長さが長い係止孔22e…22eが形成される。一方、前記係止部22c…の位置に対応する3個の中間ホルダ15…の両側面には、絶縁シート22の係止孔22d,22d,22e…に係合可能な係止突起15e…が突設される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図11に示すように、一体化された2個のバッテリモジュール13,13の組み立てが完了した後に、各々のバッテリモジュール13のバッテリセル14…の冷却面14a…に伝熱シート21を位置決めし、その粘着性を利用して冷却面14a…に貼り付ける。このとき、伝熱シート21を貼り付ける位置を誤ってしまうと、それを引き剥がす際に柔軟な伝熱シート21が破損する可能性があるため、伝熱シート21を一度で正しい位置に貼り付ける必要がある。
そのために、作業者は伝熱シート21の位置決め孔21e…を通してバッテリセル14…の冷却面14a…、つまりバッテリモジュール13の冷却面14a…に露出する中間ホルダ15…の下部フランジ15c…を目視しながら、それらの下部フランジ15c…が位置決め孔21e…の中央部に位置するように、伝熱シート21を冷却面14a…に位置決めして貼り付ける(図12参照)。位置決め孔21e…は複数個設けられており、かつ冷却面14a…の全体に分布しているため、伝熱シート21の位置決め精度は極めて高いものとなる。このとき、下部フランジ15cの幅は位置決め孔21e,21eの幅よりも小さいため、位置決め孔21e,21eを通して下部フランジ15cの両側縁を目視することができ、これにより伝熱シート21の位置決め精度が更に高められる。
図12〜図14から明らかなように、伝熱シート21を貼り付けるとき、バッテリモジュール13の冷却面14a…に突出する中間ホルダ15…の下部フランジ15c…が邪魔になるが、伝熱シート21の上面に形成した位置決め溝21b…に下部フランジ15c…を嵌合させることで、伝熱シート21の貼り付けを支障なく行うことができる。このとき、位置決め溝21b…および下部フランジ15c…を嵌合させることで、伝熱シート21が物理的に位置決めされるため、位置決め精度が更に向上する。また伝熱シート21を貼り付けた状態で、その伝熱シート21の外周とバッテリモジュール13の中間ホルダ15…および端部ホルダ16,16の突壁部15d…,16c,16cとの間に隙間αが形成されるため、伝熱シート21の貼り付け位置が僅かにずれたような場合でも、伝熱シート21が突壁部15d…,16c,16cと干渉することはない。
また位置決め孔21e…の角部には丸みが付けられているため、万一伝熱シート21の貼り付け位置がずれて貼り直しを行う場合でも、位置決め孔21e…の角部に応力が集中して伝熱シート21が破れるといった事態を回避することができる。
伝熱シート21をバッテリモジュール13の冷却面14a…に貼り付けるとき、伝熱シート21の上面とバッテリモジュール13の冷却面14a…との間にエアが閉じ込められると、そのエアの部分で伝熱シート21が冷却面14a…に密着できなくなり、エアが断熱層になって熱伝導性が低下する可能性があるが、伝熱シート21の上面には複数の第1エア抜き溝21c…が設けられているため、閉じ込められたエアを第1エア抜き溝21c…を介して外部に排出することで、伝熱シート21を冷却面14a…に密着させて熱伝導性を高めることができる。このとき、位置決め溝21b…もエア抜き溝として機能することは言うまでもない。
また伝熱シート21が多数の第1エア抜き溝21c…および第2エア抜き溝21d…を備えているために容易に圧縮可能となり、それが元の形状に復元しようとする反力が減少することでエンドプレート17…の取付フランジ17a…に作用する荷重も減少し、取付フランジ17a…の破損が未然に防止される。
上述のようにしてバッテリモジュール13の冷却面14aに伝熱シート21が貼り付けられると、図9、図11および図12に示すように、バッテリモジュール13の下部をトレー状の絶縁シート22に嵌合し、絶縁シート22の6個の係止部22c…の係止孔22d,22d,22e…を、3個の中間ホルダ15…の側部フランジ15b…の6個の係止突起15e…に係止することで、絶縁シート22がバッテリモジュール13から落下しないように一体化する。係止孔22d,22d,22e…を係止突起15e…に係合する作業は、絶縁シート22が薄肉で自由に変形可能であるために容易である。
バッテリモジュール13は12個のバッテリセル14…を積層して構成されるため、公差の累積によって中間ホルダ15…の側面の6個の係止突起15e…の間隔D(図11および図16参照)にバラツキが発生することが避けられない。しかしながら、絶縁シート22の長辺方向中央の2個の係止孔22d,22dをバッテリモジュール13の長辺方向中央の2個の係止突起15e,15eに係合した後に、絶縁シート22の長辺方向両端の4個の係止孔22e…をバッテリモジュール13の長辺方向両端の4個の係止突起15e…に係合するときに、その長辺方向両端の4個の係止孔22e…の幅は対応する4個の係止突起15e…の幅よりも大きく設定されているので、前記係止突起15e…の間隔にバラツキ存在しても、係止孔22d,22d,22e…および係止突起15e…の係合作業をスムーズに行うことができる。
本実施の形態では、長辺方向中央の2個の係止孔22d,22dを基準として絶縁シート22を位置決めすることで、バッテリセル14…の厚さ公差の累積を二つの方向に分散させ、長辺方向両端の4個の係止孔22e…と対応する4個の係止突起15e…との位置ずれを最小限に抑えることができる。仮に、長辺方向一端の2個の係止孔22e,22eを基準として絶縁シート22を位置決めすると、長辺方向他端の2個の係止孔22e,22eと対応する2個の係止突起15e,15eとの位置ずれは、実施の形態の2倍に拡大することになる。
上述のようにしてバッテリモジュール13に絶縁シート22が装着されると、図9に示すように、バッテリモジュール13を冷却プレート12の上壁部12aに載置し、エンドプレート17…の取付フランジ17a…を貫通するボルト23…で冷却プレート12の取付ボス12d…に固定する。その結果、図17および図18に示すように、伝熱シート21にバッテリモジュール13の重量が加わることで、伝熱シート21が上下方向に圧縮されて押し潰され、伝熱シート21の上面およびバッテリモジュール13の冷却面14a…間の隙間と、伝熱シート21の下面および冷却プレート12の上壁部12a間の隙間とが消滅し、バッテリモジュール13から冷却プレート12への熱伝達が効率良く行われることで、バッテリモジュール13の冷却性能が向上する。
尚、伝熱シート21の下面と冷却プレート12の上壁部12aとの間には絶縁シート22の底壁部22aが介在するが、絶縁シート22は極めて薄い合成樹脂製であって容易に変形可能であるため、絶縁シート22が介在することで熱伝達を妨げる隙間が発生することはない。
また伝熱シート21の下面と冷却プレート12の上壁部12aとの間、厳密には伝熱シート21の下面と絶縁シート22の上面との間にエアが閉じ込められると、そのエアによって伝熱シート21が冷却プレート12の上壁部12aに密着できなくなり、エアが断熱層になって熱伝導性が低下する可能性があるが、伝熱シート21の下面には複数の第2エア抜き溝21d…が設けられているため、挟み込まれたエアを第2エア抜き溝21d…を介して外部に排出することで、伝熱シート21を冷却プレート12の上壁部12aに密着させて熱伝導性を高めることができる。
伝熱シート21が上下方向に圧縮されて押し潰されると、伝熱シート21の外周は外側に向かって広がろうとするが、伝熱シート21の外周には隙間αを介して中間ホルダ15…および端部ホルダ16,16の突壁部15d…,16c,16cが対向するため、突壁部15d…,16c,16cに塞き止められて伝熱シート21の外周がバッテリモジュール13の外周から外側にはみだすことが防止される。突壁部15d…,16c,16cによって外側への広がりが阻止された伝熱シート21は位置決め孔21e…を押し縮めるように内側に広がり、位置決め孔21e…の開口面積を縮小する。
元々、位置決め孔21e…は冷却面14a…からの熱伝達を阻害しないように中間ホルダ15…の下部フランジ15c…に対応する位置に設けられているが、上述のようにして位置決め孔21e…の開口面積が縮小し、中間ホルダ15…の下部フランジ15c…の両側に露出する冷却面14a…が伝熱シート21により覆われることで、位置決め孔21e…を設けたことによる熱伝導性の低下を最小限に抑えることができる。
位置決め孔21e…と同様に、位置決め溝21b…、第1エア抜き溝21c…および第2エア抜き溝21d…も押し潰されて消滅し、あるいは断面積が縮小するため、位置決め溝21b…、第1エア抜き溝21c…および第2エア抜き溝21d…を設けたことによる熱伝導性の低下を最小限に抑えることができる。
また伝熱シート21の下面は全域で冷却プレート12の上壁部12aに当接するが、伝熱シート21の上面は中間ホルダ15…の下部フランジ15c…の部分が冷却面14a…に当接しないため、上面の熱伝達面積は下面の熱伝達面積よりも小さくなって熱伝導性が低下する問題がある。しかしながら本実施の形態によれば、伝熱シート21の上面の第1エア抜き溝21c…は断面積が小さいために潰れ変形によって完全に消滅する反面、伝熱シート21の下面の第2エア抜き溝21d…は断面積が小さいために潰れ変形によって完全に消滅することはなく、残留した第2エア抜き溝21d…の分だけ下面の熱伝達面積が小さくなる。その結果、伝熱シート21の上面の熱伝達面積と下面の熱伝達面積とを均一化して熱伝導性の低下を防止することができる。
また伝熱シート21の上面の位置決め溝21b…および第1エア抜き溝21c…と、伝熱シート21の下面の第2エア抜き溝21d…とは平面視で交差しないように平行に配置され、かつ上下方向に重ならないようにオフセットして配置されるので、それらが交差したり上下方向に重なったりして伝熱シート21の肉厚が局部的に小さくなるのを防止することができる。
また伝熱シート21が押し潰されたとき、伝熱シート21の位置決め溝21b…と中間ホルダ15…の下部フランジ15c…との間の空間は消滅するが、そこに空間が残存していても良い。なぜならば、この空間は下部フランジ15c…に対向するために伝熱シート21の熱伝導性に影響を与えることはなく、しかも前記空間によって伝熱シート21の上面と冷却面14a…との間の面圧を増加させ、その部分に隙間が発生するのを防止できるからである。
ところで、冷却プレート12は内部に冷媒通路12cが区画された中空の部材であるため、バッテリモジュール13の重量が加わると上壁部12aが下向きの弧状に撓んでしまい、バッテリモジュール13の冷却面14a…の長辺方向両端部と上壁部12aとの距離に対して、バッテリモジュール13の冷却面14a…の長辺方向中央部と上壁部12aとの距離が大きくなってしまう。その結果、仮に伝熱シート21の厚さが均一であるとすると、伝熱シート21の長辺方向中央部の面圧が低くなって充分に潰れ変形できなくなり、その部分に隙間が発生して熱伝導性が低下する虞がある。
しかしながら本実施の形態によれば、図15に示すように、伝熱シート21の厚さを長辺方向中央部で大きくし、長辺方向両端部で小さくしたので、冷却プレート12の上壁部12aが下向きの弧状に撓んでも、伝熱シート21の全域に均等な面圧を作用させて長辺方向中央部を長辺方向両端部と同様に押し潰すことで、隙間の発生を防止して熱伝導性の低下を回避することができる。
また冷却プレート12の上壁部12aが下向きの弧状に撓むと、その上壁部12aに支持されたバッテリモジュール13も長辺方向中央部が下向きの弧状に撓もうとするが、伝熱シート21の長辺方向中央部の厚さを大きくしたことで、バッテリモジュール13の長辺方向中央部を上向きに押し上げる反力荷重を増加させ、バッテリモジュール13の撓みを抑制することができる。それに加えて、図15に示すように、伝熱シート21の上面に設けられた複数の位置決め溝21b…は、長辺方向中央部寄りのものほど溝幅が小さく形成されているため、伝熱シート21の長辺方向中央部が潰れ難くなって上向きの反力荷重が増加することで、バッテリモジュール13の撓みを一層確実に抑制することができる。
さて、バッテリセル14…は充電や放電によって温度上昇し、充電や放電の停止により温度低下するが、温度低下に伴って空気中に水分が結露してバッテリモジュール13の表面に付着する。この結露水が重力で下方に流れて冷却プレート12に達すると、バッテリセル14…の電極が冷却プレート12に電気的に導通する地絡が発生する虞がある。
しかしながら本実施の形態によれば、伝熱シート21の下方に配置された絶縁シート22は、底壁部22aの外周から起立する側壁部22b…を備えてトレー状に形成されるため、その内部に結露水を保持して冷却プレート12への流出を阻止し、地絡の発生を確実に阻止することができる。また絶縁シート22は撥水性の素材で構成されているため、その表面に付着した結露水が独立した水滴状になることで、バッテリモジュール13と冷却プレート12とが電気的に導通するのを更に効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、伝熱シート21の貫通孔21aあるいは凹部21aの形状や配列は実施の形態に限定されず、適宜変更可能である。
また実施の形態では伝熱シート21の上面に第1エア抜き溝21cを備え、伝熱シート21の下面に第2エア抜き溝21dを備えているが、第1エア抜き溝21cおよび第2エア抜き溝21dの何れか一方だけを設けることが可能である。
また本発明の突出部は実施の形態の中間ホルダ15の下部フランジ15cに限定されず、任意の突出部であれば良い。
また本発明の位置決め凹部は実施の形態の位置決め溝21bに限定されず、必ずしも溝形状である必要はない。
また位置決め孔21eの形状は実施の形態に限定されず、図19に第5〜第7の実施の形態として示すように、種々の形状を採用することができる。何れの場合にも、位置決め孔21eは応力が集中しないように角部に丸みを持たせることが望ましい。

Claims (9)

  1. バッテリ(13)の冷却面(14a)と冷却プレート(12)との間に圧力により変形可能な伝熱シート(21)を挟持した状態で、前記バッテリ(13)に設けた連結部材(17a)を前記冷却プレート(12)に固定するバッテリの固定構造において、
    前記伝熱シート(21)は表面の少なくとも一部に凹部(21a,21c,21d)を備えることを特徴とするバッテリの固定構造。
  2. 前記凹部(21a)の外周は閉じた形状であることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリの固定構造。
  3. 前記凹部は前記伝熱シート(21)を貫通する貫通孔(21a)からなり、前記伝熱シート(21)と前記冷却プレート(12)との間に絶縁シート(22)が挟持されることを特徴とする、請求項2に記載のバッテリの固定構造。
  4. 前記凹部は前記伝熱シート(21)を貫通する貫通孔(21a)からなり、前記冷却プレート(12)は中空であり、前記伝熱シート(21)は長辺および短辺を有する矩形状であり、前記長辺に沿って配置される複数の前記貫通孔(21a)の間隔は、前記短辺に沿って配置される複数の前記貫通孔(21a)の間隔よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載のバッテリの固定構造。
  5. 前記複数の貫通孔(21a)は千鳥状に配置されることを特徴とする、請求項4に記載のバッテリの固定構造。
  6. 前記凹部は前記伝熱シート(21)の一端側から他端側へと連通するエア抜き溝(21c,21d)を構成することを特徴とする、請求項1に記載のバッテリの固定構造。
  7. 前記バッテリは複数のバッテリセル(14)をホルダ(15)を挟んで積層したバッテリモジュール(13)からなり、前記ホルダ(15)は前記冷却面(14a)から前記伝熱シート(21)側に突出する突出部(15c)を備えるとともに、前記伝熱シート(21)は前記突出部(15c)が嵌合する位置決め凹部(21b)を備えることを特徴とする、請求項6に記載のバッテリの固定構造。
  8. 前記エア抜き溝(21c,21d)は、前記冷却面(14a)に対向する第1エア抜き溝(21c)と、前記冷却プレート(12)に対向する第2エア抜き溝(21d)とからなり、前記第1エア抜き溝(21c)の幅は前記第2エア抜き溝(21d)の幅よりも小さいことを特徴とする、請求項7に記載のバッテリの固定構造。
  9. 前記バッテリ(13)は前記冷却面(14a)の周囲を囲んで前記冷却プレート(12)側に突出する突壁部(15d,16c)を備えることを特徴とする、請求項6〜請求項8の何れか1項に記載のバッテリの固定構造。
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