JP2000082887A - ヒートシンク用の伝熱シート - Google Patents

ヒートシンク用の伝熱シート

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JP2000082887A
JP2000082887A JP10252286A JP25228698A JP2000082887A JP 2000082887 A JP2000082887 A JP 2000082887A JP 10252286 A JP10252286 A JP 10252286A JP 25228698 A JP25228698 A JP 25228698A JP 2000082887 A JP2000082887 A JP 2000082887A
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heat
transfer sheet
heat transfer
heat sink
hard disk
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Susumu Konuta
進 古怒田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱効果を維持しつつ、振動を吸収する吸振
効果をも併せ持ったヒートシンク用の伝熱シートを提供
する。 【解決手段】 発熱体30とヒートシンク10との間に
伝熱シート20を介在させ、前記三者を締結手段40,
42,11cで締結すると共に、前記伝熱シートに振動
を吸収する吸振機能部(穴)20aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートシンク用の
伝熱シートに関し、特に放熱効果と防振効果とを併せ持
ったヒートシンク用の伝熱シートに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のヒートシンクへの発熱体
の一般的な実装構造を示す分解斜視図である。図4に示
すように、アルミニウム製であって、複数の放熱用のフ
ィン101aを下面側に備えた略正方形をしたヒートシ
ンク101の上面には、平坦面101bが形成されてい
る。一方、発熱体である集積回路装置(IC)102は
前記ヒートシンク101より一回り小さい略正方形の直
方体状をなしていて、下面側にはアルミニウム等からな
る放熱面102aが形成されている。
【0003】前記集積回路装置102をヒートシンク1
01に実装する場合には、両者の間に絶縁性・熱伝達性
が良好であり薄板状をなしていて、集積回路装置102
よりやや大きく前記ヒートシンク101より一回り小さ
な伝熱シート103を介在させ、図示しない固定手段に
より前記三者101,103,102を固定する。この
場合、伝熱シート103が集積回路装置の放熱面102
aの全面(全域)をカバーすることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の実装構造では、発熱体の放熱面102aおよびヒー
トシンクの平坦面101bは完全な平面ではないため、
発熱体と伝熱シートの間の接触およびヒートシンクと伝
熱シートとの接触は不均一となり、放熱効果が安定しな
くなるおそれがある。特に、発熱体の放熱面102aに
は温度の高低差である温度分布が存在するので、高温部
分との接触が不十分になった場合には、放熱効率が一層
悪化する。
【0005】また、発熱体としてハードディスクをモー
タ等で駆動回転させるハードディスクドライブ装置等が
あるが、該ハードディスクドライブ装置はモータの回転
に伴い振動やノイズが発生することがある。かかるハー
ドディスクドライブ装置等を伝熱シートを介してヒート
シンクに実装する場合には、ハードディスクドライブ装
置の振動がヒートシンクに伝達され、騒音が発生し、使
用する環境によって問題となるおそれがある。
【0006】そこで本発明の課題は、放熱効果を維持し
つつ、振動を吸収する吸振効果をも併せ持ったヒートシ
ンク用の伝熱シートを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、発熱体とヒートシンクとの間に伝熱シート
を介在させ、前記三者を締結手段で締結すると共に、前
記伝熱シートに吸振機能部を備えたことを特徴とする。
【0008】このようにすれば、締結手段により発熱体
とヒートシンクと伝熱シートとを締結して三者を密着さ
せて放熱効率を安定化させ放熱効果を確保すると共に、
吸振機能部(例えば伝熱シートに形成した貫通穴)によ
り発熱体(例えばハードディスクドライブ装置)が発す
る振動を吸収することができる。その結果、例えばハー
ドディスクドライブ装置の発熱の放散(放熱効果)と、
該装置の振動に起因する騒音を低減することができる
(防振効果)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0010】(1)第1の実施の形態 図1は、本実施の形態のヒートシンク用の伝熱シートを
適用したヒートシンクへの発熱体の実装構造の分解斜視
図である。前記実装構造は、ヒートシンク10と、伝熱
シート20と、「発熱体」であるハードディスクドライ
ブ装置30と、「締結手段」である押さえ板40等から
なる。前記ヒートシンク10は、略正方形のアルミニウ
ム製のヒートシンク本体11の下面に複数のフィン11
aを形成すると共に、上面側に平坦面11bを形成し2
個のネジ穴11cを形成する。
【0011】前記ハードディスクドライブ装置30を構
成するハードディスクドライブ装置本体31は、ヒート
シンク10より一回り小さい薄い直方体状をなし、モー
タ等からなるハードディスク駆動装置を内蔵し(図示せ
ず)、前記装置本体31の下面側に放熱面31aを形成
する。該放熱面31aは位置によって温度が異なる温度
分布を有していて、例えば中央部に近い部分が高温部3
1bとなっている。前記伝熱シート20は、柔軟性,絶
縁性,良好な熱伝達性を備えた薄い材質(例えば、シリ
コン系の伝熱シート)からなり、前記ハードディスクド
ライブ装置30よりやや大きく、ヒートシンク本体11
より一回り小さい略正方形に形成する。また、伝熱シー
ト20には、ハードディスクドライブ装置の放熱面31
aの温度分布に対応して、放熱面の温度が比較的低温部
に接触する部分には多くの「吸振機能部」である貫通穴
20aを形成し、高温部分に近づくに従って穴の数また
は穴の面積を減らす。
【0012】前記押さえ板40は、ハードディスクドラ
イブ装置30と同一形状の略正方形をした押さえ板本体
41の左右に耳41aを設け、この耳41aにそれぞれ
穴41bを穿設する。そして、2本のネジ42を前記ヒ
ートシンクのネジ穴11cに螺入させて強く締結するこ
とにより、ハードディスクドライブ装置の放熱面31a
と伝熱シート20、および伝熱シート20とヒートシン
クの平坦面11bとを密着させる。
【0013】次に作用を説明する。前述の如く、伝熱シ
ート20には、ハードディスクドライブ装置の放熱面3
1aの温度分布に対応して、放熱面の温度が比較的低温
部に接触する部分には多くの貫通穴20aを形成し、高
温部分に近づくに従って穴の数または穴の面積を減ら
し、また、ヒートシンクと伝熱シートとハードディスク
ドライブ装置とを、押さえ板とネジとで強く締結してい
る。
【0014】従って、押さえ板40とヒートシンク10
の締結力が従来の伝熱シートに穴が形成されていない場
合(図4参照)と同一とすると、穴を形成した伝熱シー
トを使用した場合(図1の場合)は、ハードディスクド
ライブ装置と伝熱シート、および伝熱シートとヒートシ
ンク間の面圧力が高くなり、結果的にそれぞれの面で接
触が良好となり、ハードディスクドライブ装置からヒー
トシンクへの伝熱が安定する。
【0015】また、ハードディスクドライブ装置の高温
部に対しては伝熱シートの穴の数または穴の面積を減ら
すようにしているので、高温部においては低温部より接
触面積が広くなり、高温部から多くの熱をヒートシンク
に伝えることができ、より効率的に伝熱できる。
【0016】また、伝熱シートに形成した貫通穴の部分
に存在する空気がハードディスクドライブ装置の振動エ
ネルギを吸収する働きをなすので、ハードディスクドラ
イブ装置が発する振動を吸収することができ、騒音を低
減することができる。
【0017】(2)第2の実施の形態 図2は本実施の形態を示し、(a)は斜視図、(b)は
側断面図である。図2に示すように、伝熱シート22に
凹状部22aを形成し、ハードディスクドライブ装置の
高温部に対応する部分には、凹状部を形成しないか、或
いは小さな凹状部22bを形成し、低温部には大きな凹
状部22cを形成する。その他のヒートシンク,ハード
ディスクドライブ装置,押さえ板等は、前記第1の実施
の形態と同一である。このようにしても、前記第1の実
施の形態と同様に、放熱効果と吸振効果(防振効果)の
双方を確保できる。
【0018】(3)第3の実施の形態 図3は本実施の形態を示し、(a)は斜視図、(b)は
側断面図である。図3に示すように、伝熱シート23に
凸状部23aを形成し、ハードディスクドライブ装置の
高温部に対応する部分には、大きな凸状部を形成し、低
温部には小さな凸状部23cを形成するか、或いは凸状
部を形成しない。その他のヒートシンク,ハードディス
クドライブ装置,押さえ板等は、前記第1の実施の形態
と同一である。このようにしても、前記第1の実施の形
態と同様に、放熱効果と吸振効果(防振効果)の双方を
確保できる。
【0019】<変形例>前記貫通穴(図1)と凹状部
(図2)と凸状部(図3)とを一枚の伝熱シートに共存
・混在させてもよい(図示せず)。
【0020】なお、前記それぞれの実施の形態では発熱
体として振動源(モータ)を有するハードディスクドラ
イブ装置の場合を説明したが、例えば集積回路装置,電
源装置等にも、本発明を適用できるのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、締
結手段により発熱体とヒートシンクと伝熱シートを締結
して三者を密着させて放熱効率を安定化させ放熱効果を
確保すると共に、吸振機能部(例えば伝熱シートに形成
した貫通穴)により発熱体(例えばハードディスクドラ
イブ装置)の振動を吸収することができる。その結果、
例えばハードディスクドライブ装置の振動に起因する騒
音を低減し、防振効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のヒートシンク用の
伝熱シートを適用する発熱体のヒートシンクへの実装構
造の分解斜視図である。
【図2】本発明の第2実施の形態のヒートシンク用の伝
熱シートを示し、(a)は斜視図、(b)は側断面図で
ある。
【図3】本発明の第3実施の形態のヒートシンク用の伝
熱シートを示し、(a)は斜視図、(b)は側断面図で
ある。
【図4】従来の発熱体のヒートシンクへの実装構造の分
解斜視図である。
【符号の説明】
10…ヒートシンク、11a…フィン、11b…平坦
面、11c…ネジ穴、20…伝熱シート、20a…穴、
30…ハードディスクドライブ装置、31…ハードディ
スクドライブ装置本体、31a…放熱面、31b…高温
部、40…押さえ板、42…ネジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体とヒートシンクとの間に伝熱シー
    トを介在させ、前記三者を締結手段で締結すると共に、
    前記伝熱シートに振動を吸収する吸振機能部を備えたこ
    とを特徴とするヒートシンク用の伝熱シート。
  2. 【請求項2】 前記吸振機能部は、前記伝熱シートに形
    成した貫通穴であることを特徴とする請求項1記載のヒ
    ートシンク用の伝熱シート。
  3. 【請求項3】 前記吸振機能部は、前記伝熱シートに形
    成した凹状部であることを特徴とする請求項1記載のヒ
    ートシンク用の伝熱シート。
  4. 【請求項4】 前記吸振機能部は、前記伝熱シートに形
    成した凸状部であることを特徴とする請求項1記載のヒ
    ートシンク用の伝熱シート。
  5. 【請求項5】 前記吸振機能部として、前記貫通穴また
    は凹状部または凸状部の少なくともいずれか2つを混在
    させたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載のヒートシンク用の伝熱シート。
  6. 【請求項6】 前記吸振機能部を、前記発熱体の発熱温
    度分布に応じて効率良く伝熱するように配置したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のヒ
    ートシンク用の伝熱シート。
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