JP2017111897A - 電池パック - Google Patents

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正博 山田
浩生 植田
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浩生 植田
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Abstract

【課題】電池モジュールから熱容量部材への放熱効率の向上が図られる電池パックを提供する。【解決手段】電池パック1は、筐体2内に電池モジュール3を収容してなる電池パック1であって、筐体2は、電池モジュール3が固定される内壁面6b、及びウエイト部材4が固定される外壁面6aを備えた側板6を有し、側板6とウエイト部材4との間には、側板6側に向かって凸となる複数の内向き凸部32、及びウエイト部材4側に向かって凸となる複数の外向き凸部31の少なくとも一方を有する板状部材27が配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電池パックに関する。
電池パックは、特許文献1に示されるように、筐体内に複数の電池モジュールを収容することによって構成されている。かかる電池パックでは、例えば電池モジュールに一対のブラケットが取り付けられ、ブラケットと筐体の壁部とのボルト締結によって電池モジュールが筐体の内壁面に対して固定される。
また、電池パックでは、電池モジュールを構成する電池セルの性能を維持する観点から、電池セルで発生する熱を効率的に放熱することが求められている。例えば特許文献2では、隣接する電池セル間に伝熱プレートを介在させると共に、電池モジュールと筐体との間に熱伝導部材を配置し、電池セルから筐体に至る伝熱経路を形成している。
特開2014−120340号公報 特開2014−192120号公報
上述のような電池パックでは、筐体の外側に熱容量部材が更に取り付けられる場合がある。例えば電池パックがフォークリフトなどの車両に設置される場合、重さを調整するための金属製のウエイト部材が熱容量部材として機能する。このような熱容量部材を取り付けることで、電池パックの放熱性の更なる向上が見込まれる。
しかしながら、熱容量部材を筐体に取り付ける際に、筐体と熱容量部材との間に隙間が生じる場合がある。このような隙間は、例えば筐体及び熱容量部材の面精度のばらつき、筐体形成時(溶接時)或いはブラケット締結時に生じる筐体の歪み(湾曲)に起因する。筐体と熱容量部材との間に隙間が生じると、隙間内の空気層によって断熱効果が生じ、筐体から熱容量部材への伝熱性が十分に確保できなくなるおそれがある。その結果、電池モジュールから熱容量部材への放熱効率が十分に確保できなくなるおそれがある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、電池モジュールから熱容量部材への放熱効率の向上が図られる電池パックを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池パックは、筐体内に電池モジュールを収容してなる電池パックであって、筐体は、電池モジュールが固定される内壁面、及び熱容量部材が固定される外壁面を備えた固定壁部を有し、固定壁部と熱容量部材との間には、固定壁部側に向かって凸となる複数の内向き凸部、及び熱容量部材側に向かって凸となる複数の外向き凸部の少なくとも一方を有する板状部材が配置されている。
この電池パックでは、内向き凸部及び外向き凸部の少なくとも一方を有する板状部材が固定壁部と熱容量部材との間に配置されている。このような板状部材を設けることにより、筐体及び熱容量部材の面精度にばらつきが生じていたり、筐体形成時(溶接時)或いはブラケット締結時に筐体の歪み(湾曲)が生じている場合でも、板状部材を介して熱容量部材と固定壁部との熱的な接続を担保できる。したがって、筐体から熱容量部材への伝熱性を十分に確保でき、電池モジュールから熱容量部材への放熱効率の向上が図られる。
また、板状部材は、内向き凸部及び外向き凸部の双方を有していてもよい。この場合、板状部材を介した熱容量部材と固定壁部との熱的な接続をより確実に担保できる。
また、内向き凸部は、電池モジュールの高さ方向に延在していてもよい。この場合、板状部材と固定壁部とをしっかりと当接させることができる。また、内向き凸部間に電池モジュールの高さ方向に延在する空間が形成されるので、当該空間を冷媒の流路として利用することも可能となる。
また、外向き凸部は、電池モジュールの高さ方向に延在していてもよい。この場合、板状部材と熱容量部材とをしっかりと当接させることができる。また、内向き凸部間に電池モジュールの高さ方向に延在する空間が形成されるので、当該空間を冷媒の流路として利用することも可能となる。
また、内向き凸部間に伝熱部材が充填されていてもよい。この場合、筐体から板状部材への伝熱性が更に高められる。
また、外向き凸部間に伝熱部材が充填されていてもよい。この場合、板状部材から熱容量部材への伝熱性が更に高められる。
また、外向き凸部及び内向き凸部は、電池モジュールを構成する電池セルの配列方向に交互に設けられていてもよい。この場合、板状部材を介した固定壁部から熱容量部材への伝熱の均一化が図られる。
また、板状部材は、締結部材によって電池モジュール及び熱容量部材と共に固定壁部に締結されていてもよい。板状部材を締結部材によって電池モジュール及び熱容量部材と共締めすることで、板状部材が電池モジュール及び熱容量部材にしっかりと当接し、板状部材を介した熱容量部材と固定壁部との熱的な接続をより確実に担保できる。
本発明によれば、電池モジュールから熱容量部材への放熱効率の向上が図られる。
電池パックの一実施形態を示す概略断面図である。 筐体内に収容される電池モジュールの一例を示す概略図である。 図1に示した電池パックの要部拡大断面図である。 変形例に係る電池パックの要部拡大断面図である。 別の変形例に係る電池パックの要部拡大断面図である。 (a)〜(c)は、板状部材の変形例を示す斜視図である。 板状部材の別の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る電池パックの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、電池パックの一実施形態を示す概略断面図である。図1は、電池パックの平面視の断面図である。同図に示すように、電池パック1は、筐体2内に複数の電池モジュール3を収容して構成されている。電池パック1は、例えばフォークリフトなどの産業車両のバッテリーとして構成されている。また、筐体2には、一対のウエイト部材4,4が設けられており、電池パック1は、フォークリフトのカウンタウエイトとしても機能するようになっている。
筐体2は、例えば略直方体の箱状をなしている。筐体2を形成する材料は、例えば鉄などの金属材料である。筐体2は、ベース板5と、ベース板5の各辺に立設された側板6とによって構成された本体部7と、不図示の蓋部とによって形成されている。3辺の側板6は、ベース板5に対して一体的に形成され、残りの1辺の側板6は、側板6,6間に嵌め込まれ、側板6,6及びベース板5に溶接されている。蓋部は、図1における奥行方向手前側に配置され、4辺の側板6によって形成される開口を塞ぐように本体部7に溶接されている。
本実施形態では、互いに対向する一対の側板6,6が電池モジュール3とウエイト部材4とを固定する固定壁部となっている。ウエイト部材4は、側板6の外壁面6a側に固定され、電池モジュール3は、側板6の内壁面6b側に固定されている。側板6の所定の位置には、ボルト挿通孔8が設けられている。電池モジュール3及びウエイト部材4の固定構造については後述する。
図2は、電池モジュールの一例を示す概略図である。同図に示すように、電池モジュール3は、電池セル11を配列してなる配列体12と、配列体12に対して電池セルの配列方向に拘束荷重を付加する拘束部材13とを備えている。配列体12は、複数(本実施形態では7体)の電池セル11を含んで構成されている。各電池セル11は、セルホルダによって保持された状態で配列されていてもよい。また、配列体12には、弾性体14と、伝熱プレート15とがそれぞれ含まれている。
拘束部材13は、例えば一対のエンドプレート16,16と、エンドプレート16,16同士を締結する締結部材17とを備えている。エンドプレート16は、例えば電池セル11を配列方向から見た場合の面積よりも大きい面積を有する略矩形の板状をなし、配列体12の配列方向の両端にそれぞれ配置されている。エンドプレート16の外面側には、ブラケット18(図1参照)が固定されている。ブラケット18は、電池モジュール3を筐体2に取り付けるための部材である。ブラケット18の脚部には、側板6のボルト挿通孔8に対応するボルト挿通孔19が設けられている。
締結部材17は、例えば長尺のボルト20と、ボルト20に螺合されるナット21とによって構成されている。ボルト20は、例えばエンドプレート16の外縁部分において、配列体12の四隅に対応する位置でエンドプレート16に挿通されている。各ボルト20の先端にエンドプレート16の外側からナット21が螺合されることで、電池セル11、弾性体14、及び伝熱プレート15が挟持されてユニット化されると共に拘束荷重が付加される。
電池セル11は、例えばリチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。電池セル11は、例えば略直方体形状をなす中空のケース22と、ケース22内に収容された電極組立体(不図示)とを備えている。ケース22は、例えばアルミニウム等の金属によって形成されている。ケース22の内部には、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液が注入されている。電極組立体は、正極、負極、及び正極と負極との間に配置されたセパレータとによって構成されている。電極組立体では、例えば袋状のセパレータ内に正極が収容されており、正極が収容された袋状のセパレータと負極とが交互に積層されている。
弾性体14は、電池セル11に膨張が生じた場合等に、拘束荷重による電池セル11及びエンドプレート16の破損を防止する目的で用いられる部材である。弾性体14は、例えばウレタン製のゴムスポンジによって矩形の板状に形成され、配列方向の一端側の電池セル11とエンドプレート16との間に配置されている。弾性体14の他の形成材料としては、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。また、弾性体14は、ゴムに限られず、バネ材などであってもよい。
伝熱プレート15は、電池セル11で発生した熱を筐体2側に放熱する部材である。伝熱プレート15は、鉄、アルミニウムなどの伝熱性の比較的高い材料を用いて板状に形成され、各電池セル11に対してそれぞれ取り付けられている。伝熱プレート15は、図3に示すように、電池セル11における配列方向の側面11aに当接する当接面(第1面)23と、電池セル11における幅方向の側面11bに対向する対向面(第2面)24とを有している。
当接面23は、例えば電池セル11の配列方向の側面11aよりも幅寸法が大きい矩形状に形成されている。当接面23は、両面テープ(不図示)などを用いて電池セル11の配列方向の側面11aに対して固定されている。両面テープとしては、ケース22と当接面23との間の電気絶縁性及び伝熱性を確保する観点から、例えばポリプロピレンなどの基材を有するテープを用いることが好適である。
対向面24は、電池セル11の幅方向の側面11bと略同寸法の矩形状に形成されている。対向面24は、当接面23の幅方向(電池セル11の幅方向)の両端部において、当接面23に対して略直角に設けられている。当接面23が電池セル11の配列方向の側面11aに対して固定された状態において、一方の対向面24と電池セル11の幅方向の一方の側面11bとが離間した状態で互いに対向し、他方の対向面24と電池セル11の幅方向の他方の側面11bとが離間した状態で互いに対向している。対向面24のそれぞれは、筐体2の側板6の内壁面6bに当接している。対向面24と側板6の内壁面6bとの間には、例えばシリコーンゴムなどの弾性材料によって形成されたシート状のTIM(Thermal Interface Material)といった伝熱部材が配置されていてもよい。
再び図1を参照し、ウエイト部材4は、電池パック1をカウンタウエイトとして機能させるための重量調整用部材である。また、ウエイト部材4は、電池モジュール3で発生した熱を外部に放熱するための熱容量部材としても機能する。ウエイト部材4を形成する材料は、筐体2と同様に、例えば鉄などの金属材料である。ウエイト部材4は、筐体2の側板6よりも一回り小さい寸法で矩形の板状に形成されている。
ウエイト部材4には、側板6のボルト挿通孔8及びブラケット18のボルト挿通孔19に対応するネジ孔25がウエイト部材4の厚さ方向に貫通するように形成されている。ウエイト部材4は、側板6を挟んで電池モジュール3と対向するように配置され、ボルト(締結部材)26によって側板6に固定されている。
側板6へのウエイト部材4の固定にあたっては、側板6とウエイト部材4との間に板状部材27が配置されている。板状部材27には、ボルト挿通孔8、ボルト挿通孔19、及びネジ孔25に対応するボルト挿通孔28が設けられている。ボルト挿通孔8,19,28を通してネジ孔25にボルト(締結部材)26が螺合され、ウエイト部材4の外側に突出したボルト26のネジ部先端にナット29を螺合されることで、電池モジュール3、ウエイト部材4、及び板状部材27が側板6に対して共締めされている。
続いて、上述した側板6に対する電池モジュール3及びウエイト部材4の固定構造について更に詳細に説明する。
図3は、当該固定構造を示す電池パックの要部拡大断面図である。この図3は、電池モジュール3及びウエイト部材4の固定領域(図1において一点鎖線で示す領域)における主要部分(電池モジュール3とウエイト部材4とが対向している部分)を拡大して示したものである。図3では、一方の側板6側の固定構造を図示しているが、これに対向する他方の側板6側の固定構造も同様の構成となっている。
同図に示すように、この固定構造では、電池モジュール3及びウエイト部材4を側板6にボルト26で締結するにあたって、板状部材27が波板状をなしている。より具体的には、板状部材27は、例えば厚さ数mm程度の金属板(例えばアルミ薄板)をプレス成型することによって形成され、電池モジュール3とウエイト部材4とが対向している部分が波板状となっている。板状部材27が波板状となっていることにより、板状部材27の外面27a側には、ウエイト部材4側に向かって凸となる複数の外向き凸部31が形成されている。また、板状部材27の内面27b側には、電池モジュール3の固定領域に対応して、側板6側に向かって凸となる複数の内向き凸部32が形成されている。なお、板状部材27において、電池モジュール3とウエイト部材4とが対向している部分を除く部分は、平坦状となっている。
本実施形態では、外向き凸部31及び内向き凸部32は、一定のピッチをもって交互に配列され、いずれも電池モジュール3の高さ方向(図3における奥行方向)に延在している。外向き凸部31の頂部31aは、いずれもウエイト部材4の一面4aに当接している。また、隣り合う外向き凸部31,31間には、伝熱部材33が配置されている。伝熱部材33は、例えば液状のTIMを塗布・硬化させることによって形成され、外向き凸部31の頂部31aと略同一の高さとなるように、隣り合う外向き凸部31,31間に充填されている。伝熱部材33は、銅などの金属材料によって形成されていてもよい。
一方、内向き凸部32の頂部32aは、いずれも側板6の外壁面6aに当接している。内向き凸部32のピッチは、例えば伝熱プレート15の配列ピッチに対応するピッチとなっている。すなわち、隣り合う内向き凸部32,32の頂部32a,32a間の間隔は、隣り合う伝熱プレート15,15における当接面23,23の基端部同士の間隔と等しくなっている。隣り合う内向き凸部32,32間には、外向き凸部31,31間と同様に、伝熱部材33が配置されている。伝熱部材33は、内向き凸部32の頂部32aと略同一の高さとなるように、隣り合う内向き凸部32,32間に充填されている。
以上のように、電池パック1では、内向き凸部32及び外向き凸部31を有する板状部材27が側板6とウエイト部材4との間に配置されている。このような板状部材27を設けることにより、側板6及びウエイト部材4の面精度にばらつきが生じていたり、筐体形成時(溶接時)或いはブラケット締結時に側板6の歪み(湾曲)が生じている場合でも、板状部材27の内向き凸部32を側板6の外壁面6aに当接させると共に、外向き凸部31をウエイト部材4の一面4aに当接させることができる。
したがって、電池パック1では、板状部材27を介してウエイト部材4と側板6との熱的な接続が担保され、側板6からウエイト部材4への伝熱性を十分に確保できる。電池セル11から伝熱プレート15及び筐体2を経由してウエイト部材4に至る伝熱経路が十分な伝熱性をもって確立されることで、電池モジュール3からウエイト部材4への放熱効率の向上が図られる。
本実施形態では、アルミ薄板などの金属板をプレス成型することで板状部材27に波板状の部分を形成し、板状部材27に外向き凸部31と内向き凸部32とが一定のピッチで交互に設けられている。これにより、板状部材27の波板状の部分に十分な弾性が付与されるため、例えばボルト26及びナット29によって側板6に電池モジュール3とウエイト部材4とが締結される際に、板状部材27の波板状の部分を側板6及びウエイト部材4の形状に追従させることが可能となる。このため、ウエイト部材4と外向き凸部31との当接、及び側板6と内向き凸部32との当接をより確実なものとすることができる。
また、本実施形態では、外向き凸部31と内向き凸部32とが一定のピッチで交互に設けられており、当該ピッチが伝熱プレート15の配置ピッチと一致している。これにより、各電池セル11の熱をウエイト部材4に向けて均一に放熱できる。
また、電池パック1では、板状部材27の外向き凸部31及び内向き凸部32は、電池モジュールの高さ方向に延在している。そして、隣り合う外向き凸部31,31間及び隣り合う内向き凸部32,32間には、例えば液状のTIMを塗布・硬化させることによって形成した伝熱部材33が充填されている。したがって、板状部材27とウエイト部材4との接触面積、及び板状部材27と側板6との接触面積がそれぞれ拡大され、筐体2からウエイト部材4への伝熱性を一層十分に確保できる。
なお、外向き凸部31,31間及び内向き凸部32,32には必ずしも伝熱部材33を配置する必要はない。この場合、外向き凸部31及び内向き凸部32は、いずれも電池モジュール3の高さ方向に延在しているため、外向き凸部31,31とウエイト部材4との間の空間、及び内向き凸部32,32と側板6との間の空間を冷媒等の流路として利用することもできる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、板状部材27に波板状の部分を形成し、外向き凸部31及び内向き凸部32の双方を設けているが、図4に示すように、板状部材27に外向き凸部31のみを設けるようにしてもよい。この場合、板状部材27の外面27a側では外向き凸部31がウエイト部材4に当接し、内面27b側では平坦な面が側板6の外壁面6aに当接する。外向き凸部31,31間には、例えば液状のTIMを塗布・乾燥して形成した伝熱部材33(図3参照)を配置してもよい。
また、図5に示すように、板状部材27に内向き凸部32のみを設けるようにしてもよい。この場合、板状部材27の内面27b側では内向き凸部32が側板6の外壁面6aに当接し、外面27a側では平坦な面がウエイト部材4に当接する。外壁面6a側の凹部には、例えば液状のTIMを塗布・乾燥して形成した伝熱部材33(図3参照)を充填してもよい。
また、図3〜図5の形態では、いずれも板状部材27に波板状の部分を形成して外向き凸部31及び内向き凸部32を形成しているが、図6に示すように、外向き凸部及び内向き凸部を中実に形成してもよい。図6(a)に示す板状部材27Aのように、外面27a側の中実の外向き凸部41と内面27b側の中実の内向き凸部42とが交互に設けられていてもよく、図6(b)に示す板状部材27Bのように、外面27a側に中実の外向き凸部41が設けられ、内面27b側が平坦な面となっていてもよい。また、図6(c)に示す板状部材27Cのように、内面27b側に中実の内向き凸部42が設けられ、外面27a側が平坦な面となっていてもよい。
外向き凸部及び内向き凸部は、必ずしも所定の方向に延在していなくてもよい。例えば図7に示す板状部材27Dのように、外向き凸部51及び内向き凸部52をそれぞれ略半球状に形成し、マトリクス状に配列してもよい。この場合、板状部材27Dの方向性が無くなるので、板状部材27Dを側板6とウエイト部材4との間に配置する工程を簡便に行うことができる。外向き凸部及び内向き凸部の断面形状は、上記形態に限られず、矩形状、三角形状などの他の形状であってもよい。
1…電池パック、2…筐体、3…電池モジュール、4…ウエイト部材(熱容量部材)、6…側板(固定壁部)、6a…外壁面、6b…内壁面、26…ボルト(締結部材)、27,27A〜27D…板状部材、…31,41,51…外向き凸部、32,42,52…内向き凸部、33…伝熱部材。

Claims (8)

  1. 筐体内に電池モジュールを収容してなる電池パックであって、
    前記筐体は、前記電池モジュールが固定される内壁面、及び熱容量部材が固定される外壁面を備えた固定壁部を有し、
    前記固定壁部と前記熱容量部材との間には、前記固定壁部側に向かって凸となる複数の内向き凸部、及び前記熱容量部材側に向かって凸となる複数の外向き凸部の少なくとも一方を有する板状部材が配置されている電池パック。
  2. 前記板状部材は、前記内向き凸部及び前記外向き凸部の双方を有している請求項1記載の電池パック。
  3. 前記内向き凸部は、前記電池モジュールの高さ方向に延在している請求項2記載の電池パック。
  4. 前記外向き凸部は、前記電池モジュールの高さ方向に延在している請求項2又は3記載の電池パック。
  5. 前記内向き凸部間に伝熱部材が充填されている請求項2〜4のいずれか一項記載の電池パック。
  6. 前記外向き凸部間に伝熱部材が充填されている請求項2〜5のいずれか一項記載の電池パック。
  7. 前記外向き凸部及び前記内向き凸部は、前記電池モジュールを構成する電池セルの配列方向に交互に設けられている請求項2〜6のいずれか一項記載の電池パック。
  8. 前記板状部材は、締結部材によって前記電池モジュール及び前記熱容量部材と共に前記固定壁部に締結されている請求項1〜7のいずれか一項記載の電池パック。
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