JP6855789B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池モジュールに関する。
従来、リチウムイオン二次電池などの電池セルの配列体を備えた電池モジュールが知られている。かかる電池モジュールでは、配列体の配列方向の両端に配置され配列体を挟持する挟持部と、配列体を筐体等の被固定部に固定する固定部とを有するブラケットが用いられる場合がある。例えば特許文献1に記載のバッテリ固定装置では、バッテリ電槽において相対する一対の側面に補強用ブラケットがそれぞれ嵌め込まれている。補強用ブラケットは、拘束ボルト及びナットにより互いに連結される側面押さえ部と、締結ボルトによりレール状の固定部材に固定される固定用片とを有している。
また、かかる電池モジュールでは、電池セルの性能を維持する観点から、電池セルで発生する熱を効率的に放熱することが求められている。例えば特許文献2に記載の電池モジュールでは、電池モジュールと被固定部との間に伝熱部材を配置することで、電池セルから被固定部に至る伝熱経路が形成されている。
特開平8−169242号公報 特開2014−192120号公報
一般に電池セルは、その使用期間が長くなると膨張する。電池セルが膨張すると、配列体の両端に配置されたブラケットの挟持部に応力が加わる。一方、ブラケットの固定部は被固定部に固定されている。このため、挟持部は固定部に接続された部分を支点として倒れ込むように変形する場合がある。この場合、配列体がアーチ状に撓み変形し、配列体の配列方向の中央部における電池セルと被固定部との離間距離が長くなる。よって、電池セルの放熱性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、電池セルの放熱性を向上させることができる電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る電池モジュールは、所定方向に沿って配列された複数の電池セルを有する配列体と、配列体を所定方向において挟持して被固定部に固定する一対のブラケットと、を備え、一対のブラケットのうち一方のブラケットは、配列体を挟持するための第1挟持部、配列体を被固定部に固定する第1固定部、及び、第1挟持部と第1固定部とを連結する第1連結部を有し、配列体は、被固定部と対向する第1面、及び、第1面の反対側の第2面を有し、第1挟持部は、所定方向から見て、第1面よりも第2面の近くで第1連結部に接続されている。
この電池モジュールでは、一方のブラケットが第1挟持部、第1固定部、及び第1連結部を有している。第1挟持部は、被固定部と対向する配列体の第1面よりも反対側の第2面の近くで第1連結部に接続されている。したがって、電池セルの膨張により配列体が所定方向に沿って膨張し、第1挟持部に所定方向の応力が加わると、第1挟持部は第1連結部が接続された部分を支点として倒れ込むように変形する。具体的には、第1挟持部は、配列体の第1面が第2面よりも広がるような向きに倒れ込む。これにより、配列体は第1面が凸となるようにアーチ状に撓み変形し、配列体の第1面は対向する被固定部に強く押し付けられる。よって、電池セルの放熱性を向上させることができる。
本発明に係る電池モジュールにおいては、電池セルは、ケースと、ケースに収容された電極組立体と、を有し、所定方向から見て、第1挟持部の外縁は電極組立体の外縁の外側に配置されていてもよい。この場合、第1挟持部が電極組立体を全体的に覆うので、電極組立体が安定して挟持される。これにより、電極組立体を構成する正極及び負極が適度に密着するので、各電池セルに所望の特性を発揮させることができる。
本発明に係る電池モジュールにおいては、第1連結部は、被固定部と第1面との対向方向に沿って延びるとともに、対向方向及び所定方向のそれぞれに交差する交差方向で第1挟持部を介して互いに対向する一対の連結部材を有し、一対の連結部材は、第1挟持部と第1固定部とを連結していてもよい。この場合、例えば、一枚の板の交差方向の両端部に対向方向に延びるスリットを形成することによって、容易に第1挟持部と一対の連結部材とを構成することができる。
本発明に係る電池モジュールにおいては、一方のブラケットは、一対の連結部材に立設され一対の連結部材と第1固定部とを繋ぐ一対のリブを更に有していてもよい。この場合、連結部材が第1固定部に接続された部分を支点として倒れ込むように変形することがリブによって抑制される。これにより、第1挟持部は第1連結部が接続された部分を支点として倒れ込むように変形し易い。したがって、配列体に第1面が凸となるような撓み変形を容易に生じさせることができる。
本発明に係る電池モジュールにおいては、第1挟持部は、交差方向において一対の連結部材の間に配置された第1領域と、第1領域の交差方向の両端に配置され、一対の連結部材に接続された一対の第2領域と、を有し、一対のリブは、一対の第2領域にも立設されていてもよい。この場合、連結部材の変形が更に抑制される。
本発明に係る電池モジュールは、一方のブラケットと配列体との間に配置された弾性部材を更に備えてもよい。一般に、弾性部材の熱伝導率は、ブラケットの熱伝導率よりも低い。したがって、配列体における弾性部材側の電池セルの放熱性は、弾性部材と反対側の電池セルの放熱性よりも低くなり易い。このため、配列体が、第2面が凸となるような撓み変形をして筐体から離間した場合、弾性部材側の電池セルにおける放熱性低下の度合いは、弾性部材と反対側の電池セルにおける放熱性低下の度合いよりも大きくなり易い。したがって、弾性部材が一方のブラケットと配列体との間に配置された場合、第2面が凸となるような配列体の撓み変形が、特に弾性部材側で抑制される。これにより、放熱性低下の度合いが大きい弾性部材側の電池セルにおける放熱性の低下を抑制可能となる。
本発明に係る電池モジュールにおいては、一対のブラケットのうち他方のブラケットは、配列体を挟持するための第2挟持部、配列体を被固定部に固定する第2固定部、及び、第2挟持部と第2固定部とを接続する第2連結部を有し、第2連結部は、所定方向から見て、第1面よりも第2面の近くで第2挟持部に接続されていてもよい。この場合、一対のブラケットのそれぞれが、第1面が凸となるように配列体を撓み変形させるので、電池セルの放熱性を更に向上させることができる。
本発明によれば、電池セルの放熱性を向上させることができる電池モジュールを提供することができる。
第1実施形態に係る電池モジュールの断面図である。 図1に示される電池セルの内部構成を示す断面図である。 図2におけるIII−III線断面図である。 図1に示されるブラケットを示す斜視図である。 比較例に係る電池モジュールの変形について説明するための断面図である。 図1の電池モジュールの変形について説明するための断面図である。 第2実施形態に係る電池モジュールの断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一または同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る電池モジュールの断面図である。図1に示されるように、第1実施形態に係る電池モジュール1は、配列体2と、一対のブラケット3,4と、弾性部材5と、ミドルプレート6と、複数の拘束ボルト7と、複数のナット8と、を備えている。図1では、電池モジュール1は筐体10(被固定部)に固定された状態で示されている。
配列体2は、直方体状を呈している。配列体2は、熱伝導部材20を介して筐体10と対向する第1面2aと、第1面2aの反対側の第2面2bと、を有している。熱伝導部材20は、伸縮可能なシート状の部材であり、例えばTIM(Thermal Interface Material)である。以下の説明では、配列体2において、第1面2aが位置する方向を「下」、第2面2bが位置する方向を「上」とする。
配列体2は、第1方向D1(所定方向)に沿って配列された複数の電池セル11と、複数のセルホルダ12、複数の伝熱プレート13と、を有している。電池セル11は、矩形箱状のケースと、ケース内に収容された電極組立体と、を含んでいる。電池セル11は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。隣り合う電池セル11は、バスバー(不図示)により電気的に直列に接続されている。
図2は、図1に示される電池セルの内部構成を示す断面図である。図3は、図2におけるIII−III線断面図である。図2及び図3に示されるように、電池セル11は、例えば略直方体形状をなす中空のケースCと、ケースC内に収容された電極組立体Eとを有している。
ケースCは、例えばアルミニウム等の金属によって形成され、ケースCの内部には、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液が注入されている。ケースCの頂面には、正極端子Tpと負極端子Tnとが互いに離間して配置されている。正極端子Tpは、絶縁リング11aを介してケースCの頂面に固定され、負極端子Tnは、絶縁リング11aを介してケースCの頂面に固定されている。
電極組立体Eは、例えば正極Epと、負極Enと、正極Epと負極Enとの間に配置された袋状のセパレータEsとによって構成されている。本実施形態の電極組立体Eでは、セパレータEs内に正極Epが収容されており、この状態で正極Epと負極EnとがセパレータEsを介して交互に積層された状態となっている。
正極Epは、例えばアルミニウム箔からなる金属箔Ep1と、金属箔Ep1の両面に形成された正極活物質層Ep2とを有している。正極活物質層Ep2は、正極活物質とバインダとを含んで形成されている。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。また、正極Epの正極端子Tp側の端部には、正極端子Tpの位置に対応してタブ11bが形成されている。タブ11bは、正極Epの正極端子Tp側の端部から、正極端子Tpに向かって延び、導電部材11cを介して正極端子Tpに接続されている。
一方、負極Enは、例えば銅箔からなる金属箔En1と、金属箔En1の両面に形成された負極活物質層En2とを有している。負極活物質層En2は、負極活物質とバインダとを含んで形成されている。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiO(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。また、負極Enの負極端子Tn側の端部には、負極端子Tnの位置に対応してタブ11bが形成されている。タブ11bは、負極Enの負極端子Tn側の端部から負極端子Tnに向かって延び、導電部材11cを介して負極端子Tnに接続されている。
セパレータEsは、例えば袋状に形成され、内部に正極Epのみを収容している。セパレータEsの形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。なお、セパレータEsは、袋状に限られず、シート状のものを用いてもよい。
図1に示されるセルホルダ12は、例えば樹脂によって一体成形された枠状の部材である。セルホルダ12は、電池セル11を枠内に嵌め込むようにして電池セル11を保持している。セルホルダ12は、第2方向D2(対向方向)で互いに対向する下壁14及び上壁15と、第3方向D3(交差方向)(図2参照)で互いに対向する一対の側壁(不図示)と、を有している。第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は互いに直交している。
セルホルダ12が電池セル11を保持した状態において、下壁14及び上壁15は、電池セル11の下面11d及び上面11e(すなわち、電池セル11の第2方向D2の両端面)を覆うように配置され、一対の側壁は、電池セル11の第3方向D3の両端面を覆うように配置される。下壁14は、筐体10と対向している。上壁15の上面15aは、配列体2の第2面2bを構成している。
伝熱プレート13は、電池セル11の温度調整のための部材であり、隣り合う電池セル11間の温度差を低減するために設けられている。伝熱プレート13は、断面L字状の板状部材であり、第1部分13aと第2部分13bとを有している。第1部分13aは、隣り合う電池セル11の間に設けられている。つまり、配列体2では、第1部分13aを介して、複数の電池セル11が配列されている。第2部分13bは、第1部分13aの筐体10側の端部から、下壁14の下面を覆うように第1部分13aの厚さ方向(第1方向D1)に延びている。
第2部分13bの下面13cは、配列体2の第1面2aを構成している。上述のように、配列体2の第1面2aと筐体10との間には、熱伝導部材20が設けられている。すなわち、第2部分13bは、熱伝導部材20を介して筐体10に熱的に接続されている。電池セル11で生じた熱は、伝熱プレート13及び熱伝導部材20を介して、筐体10に放出される。筐体10はヒートシンクとして機能する。なお、熱伝導部材20が設けられず、第1面2aと筐体10とが直接接触していてもよい。また、配列体2が伝熱プレート13を有さず、電池セル11の下面11dが熱伝導部材20に直接接触していてもよい。
一対のブラケット3,4は、配列体2を所定方向において挟持して筐体10に固定するための部材である。一対のブラケット3,4は、例えば鉄などの金属製の板部材により形成されている。
図4は、図1に示されるブラケットを示す斜視図である。図1及び図4に示されるように、ブラケット3は、配列体2を挟持するための挟持部(第1挟持部)31、配列体2を筐体10に固定する固定部(第1固定部)32、挟持部31と固定部32とを連結する連結部(第1連結部)33、及び一対のリブ34を有している。
挟持部31は、矩形板状を呈する第1領域35と、矩形状を呈する一対の第2領域36と、を有している。第1領域35は、後述する一対の連結部材37の間に配置されている。一対の第2領域36は互いに同形状を呈している。一対の第2領域36は、第1領域35の上端部における第3方向D3の両端に配置されている。一対の第2領域36は、一対の接続部分38において一対の連結部材37に接続されている。挟持部31には、拘束ボルト7が挿通される複数の挿通孔31aが設けられている。ここでは、4つの挿通孔31aが第1領域35の四隅に設けられている。
挟持部31は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くで連結部33に接続されている。具体的には、一対の第2領域36は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くで一対の連結部材37に接続されている。すなわち、一対の接続部分38から第1面2aまでの第2方向D2における距離は、一対の接続部分38から第2面2bまでの第2方向D2における距離よりも長い。
一対の接続部分38のそれぞれから第1面2aまでの第2方向D2における距離は、互いに等しい。一対の接続部分38のそれぞれから第2面2bまでの第2方向D2における距離は、互いに等しい。一対の接続部分38は、第1方向D1から見て、第1面2aと第2面2bとの間に配置されている。なお、一対の接続部分38のそれぞれから第1面2aまでの第2方向D2における距離は、互いに異なっていてもよい。一対の接続部分38のそれぞれから第2面2bまでの第2方向D2における距離は、互いに異なっていてもよい。一対の接続部分38は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも上方に配置されていてもよい。
固定部32は、筐体10に沿って配置される矩形板状の部材である。固定部32には、固定用のボルトB1が挿通される複数の挿通孔32aが設けられている。ボルトB1を挿通孔32aに挿通し、ボルトB1を筐体10に締結することによって、ブラケット3は筐体10に固定される。ここでは、3つの挿通孔32aが第3方向D3に並んで設けられている。
連結部33は、一対の連結部材37を有している。一対の連結部材37は、第2方向D2に沿って延び、第1領域35の第3方向D3の両端に沿って配置されている。一対の連結部材37は、互いに同形状を呈している。一対の連結部材37は、挟持部31と固定部32とを連結している。一対の連結部材37における第2方向D2の一端は、一対の第2領域36に接続されている。一対の連結部材37における第2方向D2の他端は、固定部32の第3方向D3の両端に接続されている。一対の連結部材37は、第1領域35の第3方向D3の両端から離間し、第3方向D3で第1領域35を介して互いに対向している。
一対のリブ34は、連結部材37を補強するための部材であって、一対の連結部材37に立設され、一対の連結部材37と固定部32とを繋いでいる。一対のリブ34は、一対の第2領域36にも立設されている。なお、一対のリブ34は、第2領域36に立設されていなくてもよい。ブラケット3は一対のリブ34を有さなくてもよいし、一方のリブ34のみを有してもよい。
挟持部31及び一対の連結部材37は、例えば、一枚の矩形状の板部材における第3方向D3の両端部に第2方向D2に延びるスリットを形成することによって構成される。また、挟持部31、固定部32及び一対の連結部材37は、例えば、一枚の矩形状の板部材を断面L字状に屈曲させ、屈曲部により接続された2つの矩形板状部分のうち一方により固定部32を構成するとともに、他方にU字状のスリットを形成することによって、挟持部31及び一対の連結部材37を構成することができる。ここで、U字状のスリットとは、他方の矩形板状部分における第3方向D3の両端部において第2方向D2に沿って延びる一対の第1部分と、一対の第1部分の屈曲部側の端部同士を接続するように第3方向D3に沿って延びる第2部分と、を有するスリットである。
ブラケット4は、ブラケット3と同形状を呈している。ブラケット4は、配列体2を挟持するための挟持部(第2挟持部)41、配列体2を筐体10に固定する固定部(第2固定部)42、挟持部41と固定部42とを連結する連結部(第2連結部)43、及び一対のリブ44を有している。
挟持部41は、矩形板状を呈する第1領域45と、矩形状を呈する一対の第2領域46と、を有している。第1領域45は、後述する一対の連結部材47の間に配置されている。一対の第2領域46は互いに同形状を呈している。一対の第2領域46は、第1領域45の上端部における第3方向D3の両端に配置されている。一対の第2領域46は、一対の接続部分48において一対の連結部材47に接続されている。挟持部41には、拘束ボルト7が挿通される複数の挿通孔41aが設けられている。ここでは、4つの挿通孔41aが第1領域45の四隅に設けられている。
挟持部41は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くで連結部43に接続されている。具体的には、一対の第2領域46は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くで一対の連結部材47に接続されている。すなわち、一対の接続部分48から第1面2aまでの第2方向D2における距離は、一対の接続部分48から第2面2bまでの第2方向D2における距離よりも長い。
一対の接続部分48のそれぞれから第1面2aまでの第2方向D2における距離は、互いに等しい。一対の接続部分48のそれぞれから第2面2bまでの第2方向D2における距離は、互いに等しい。一対の接続部分48は、第1方向D1から見て、第1面2aと第2面2bとの間に配置されている。なお、一対の接続部分48のそれぞれから第1面2aまでの第2方向D2における距離は、互いに異なっていてもよい。一対の接続部分48のそれぞれから第2面2bまでの第2方向D2における距離は、互いに異なっていてもよい。一対の接続部分48は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも上方に配置されていてもよい。
固定部42は、筐体10に沿って配置される矩形板状の部材である。固定部42には、固定用のボルトB1が挿通される複数の挿通孔42aが設けられている。ボルトB1を挿通孔42aに挿通した後、ボルトB1を筐体10に締結することによって、ブラケット4は筐体10に固定される。ここでは、3つの挿通孔42aが第3方向D3に並んで設けられている。
連結部43は、一対の連結部材47を有している。一対の連結部材47は、第2方向D2に沿って延び、第1領域45の第3方向D3の両端に沿って配置されている。一対の連結部材47は、互いに同形状を呈している。一対の連結部材47は、挟持部41と固定部42とを連結している。一対の連結部材47における第2方向D2の一端は、一対の第2領域46に接続されている。一対の連結部材47における第2方向D2の他端は、固定部42の第3方向D3の両端に接続されている。一対の連結部材47は、第1領域45の第3方向D3の両端から離間し、第3方向D3で第1領域45を介して互いに対向している。
一対のリブ44は、連結部材47を補強するための部材であって、一対の連結部材47に立設され、一対の連結部材47と固定部42とを繋いでいる。一対のリブ44は、一対の第2領域46にも立設されている。なお、一対のリブ44は、第2領域46に立設されていなくてもよい。また、ブラケット4は一対のリブ44を有さなくてもよいし、一方のリブ44のみを有してもよい。
挟持部41及び一対の連結部材47は、例えば、一枚の矩形状の板部材における第3方向D3の両端部に第2方向D2に延びるスリットを形成することによって構成される。また、挟持部41、固定部42及び一対の連結部材47は、例えば、一枚の矩形状の板部材を断面L字状に屈曲させ、屈曲部により接続された2つの矩形板状部分のうち一方により固定部42を構成するとともに、他方にU字状のスリットを形成することによって、挟持部41及び一対の連結部材47を構成することができる。ここで、U字状のスリットとは、他方の矩形板状部分における第3方向D3の両端部において第2方向D2に沿って延びる一対の第1部分と、一対の第1部分の屈曲部側の端部同士を接続するように第3方向D3に沿って延びる第2部分と、を有するスリットである。
図4に示された破線は、電池モジュール1において電極組立体Eが配置される部分を仮想的に示したものである。このように、挟持部31,41は、電極組立体Eを全体的に覆っている。すなわち、第1方向D1から見て、挟持部31,41の外縁は、電極組立体Eの外縁の外側に配置されている。より具体的には、第1方向D1から見て、第1領域35,45の外縁は、電極組立体Eの外縁の外側に配置されている。なお、挟持部31,41は、必ずしも電極組立体Eを全体的に覆っていなくてもよい。すなわち、第1方向D1から見て、挟持部31,41の外縁は、電極組立体Eの外縁の内側に配置されていてもよい。
弾性部材5は、ブラケット3と配列体2との間に配置されている。弾性部材5は、電池セル11の第1方向D1の膨張を吸収するための部材である。弾性部材5は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により、矩形平板状に形成されている。なお、電池モジュール1は、弾性部材5を備えなくてもよい。
ミドルプレート6は、配列体2と弾性部材5との間に配置されている。ミドルプレート6は、例えば樹脂により平板状に形成されている。ミドルプレート6が弾性部材5と配列体2との間に介在していることで、弾性部材5から配列体2に作用する荷重のばらつきが抑制されている。
複数の拘束ボルト7は、例えば鉄などの金属により構成されている。複数の拘束ボルト7のそれぞれは、挟持部41の挿通孔41a、各セルホルダ12の挿通孔(不図示)、ミドルプレート6の挿通孔(不図示)、及び挟持部31の挿通孔31aに順次挿通され、挟持部31の外側でナット8により締結されている。この締結によって配列体2に対して第1方向D1に拘束荷重が付加されている。
続いて、図5及び図6を参照して、電池モジュール1の効果について説明する。図5は、比較例に係る電池モジュールの変形について説明するための断面図である。図6は、図1の電池モジュールの変形について説明するための断面図である。図5に示されるように、比較例に係る電池モジュール50は、一対のブラケット3,4の代わりに、従来の断面L字型の一対のブラケット53,54を備える点で、電池モジュール1(図1参照)と相違し、その他の点で一致している。一対のブラケット53,54は、断面L字型を呈する板部材であって、挟持部55と固定部56とを有している。一対のブラケット53,54では、電池セル11が膨張し、挟持部55に電池セル11の配列方向の応力が加わると、挟持部55は固定部56との接続部分57を支点として挟持部55の外側に倒れ込むように変形する。
このとき、挟持部55の第1方向D1の変形量は、接続部分57から上方に遠ざかるほど大きくなる。接続部分57は、挟持部55の筐体10側の端部に配置されていることから、挟持部55の第1方向D1の変位量は、筐体10から上方に遠ざかるほど大きくなると言える。したがって、挟持部55の変形に伴って、配列体2は第2面2bが凸となるようにアーチ状に撓み変形し、配列体2の第1方向D1の中央部における電池セル11ほど上方に移動して筐体10から離間する。すなわち、電池セル11と挟持部55との第1方向D1における離間距離が長くなるほど、電池セル11と筐体10との第2方向D2における離間距離が長くなる。これにより、電池セル11と筐体10及び熱伝導部材20との間に隙間ができるおそれがある。この結果、電池セル11の放熱性が低下するおそれがある。
これに対して、図6に示されるように、電池モジュール1の挟持部31は、筐体10と対向する配列体2の第1面2aよりも反対側の第2面2bの近くで連結部33(図4参照)に接続されている。つまり、接続部分38は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くに設けられている。したがって、電池セル11の膨張により配列体2が第1方向D1に沿って膨張し、挟持部31に第1方向D1の応力が加わると、挟持部31は接続部分38を支点として挟持部31の外側(配列体2の反対側に倒れ込むように変形する。具体的には、挟持部31は、配列体2の第1面2aが第2面2bよりも広がるような向きに倒れ込む。
挟持部31の第1方向D1の変形量は、接続部分38から遠ざかるほど大きくなる。つまり、挟持部31の第1方向D1の変形量は、筐体10に近い部分ほど大きくなると言える。したがって、配列体2は第1面2aが凸となるようにアーチ状に撓み変形し、配列体2の第1面2aは対向する筐体10(熱伝導部材20)に強く押し付けられる。この結果、電池セル11が筐体10にしっかりと密着するので、電池モジュール1によれば、電池セル11の放熱性を向上させることができる。
ブラケット4はブラケット3と同形状を呈している。したがって、一対のブラケット3,4のそれぞれが、第1面2aが凸となるように配列体2を撓み変形させる。このため、例えば、ブラケット4の代わりに比較例に係るブラケット54を用いた場合よりも、電池セル11の放熱性を更に向上させることができる。
第1方向D1から見て、挟持部31,41の外縁は電極組立体Eの外縁の外側に配置されている。このため、挟持部31,41が電極組立体Eを全体的に覆うので、電極組立体Eが安定して挟持される。これにより、電極組立体Eを構成する正極Ep及び負極Enが適度に密着するので、各電池セル11に所望の特性を発揮させることができる。
連結部33は、第2方向D2に沿って延びるとともに、第3方向D3で挟持部31を介して互いに対向する一対の連結部材37を有し、一対の連結部材37は、挟持部31と固定部32とを連結している。このため、例えば、一枚の板の第3方向D3の両端部に第2方向D2に延びるスリットを形成することによって、容易に挟持部31と一対の連結部材37とを構成することができる。同様に、連結部43は、第2方向D2に沿って延びるとともに、第3方向D3で挟持部41を介して互いに対向する一対の連結部材47を有し、一対の連結部材47は、挟持部41と固定部42とを連結している。このため、例えば、一枚の板の第3方向D3の両端部に第2方向D2に延びるスリットを形成することによって、容易に挟持部41と一対の連結部材47とを構成することができる。
ブラケット3は、一対の連結部材37に立設され一対の連結部材37と固定部32とを繋ぐ一対のリブ34を更に有している。このため、連結部材37が固定部32に接続された部分を支点として倒れ込むように変形することが抑制される。この結果、挟持部31が接続部分38を支点として倒れ込むように変形し易い。同様に、ブラケット4は、一対の連結部材47に立設され一対の連結部材47と固定部42とを繋ぐ一対のリブ44を更に有している。このため、連結部材47が固定部42に接続された部分を支点として倒れ込むように変形することが抑制される。この結果、挟持部41が接続部分48を支点として倒れ込むように変形し易い。以上のことから、配列体2に第1面2aが凸となるような撓み変形を容易に生じさせることができる。
一対のリブ34は、一対の第2領域36にも立設されているので、連結部材37の変形が更に抑制される。同様に、一対のリブ44は、一対の第2領域46にも立設されているので、連結部材47の変形が更に抑制される。
電池モジュール1は、ブラケット3と配列体2との間に配置された弾性部材5を更に備える。一般に、弾性部材5の熱伝導率は、ブラケット3,4の熱伝導率よりも低い。したがって、配列体2における弾性部材5側の電池セル11の放熱性は、弾性部材5と反対側の電池セル11の放熱性よりも低くなり易い。このため、配列体2が、第2面2bが凸となるような撓み変形をして筐体10から離間した場合、弾性部材5側の電池セル11における放熱性低下の度合いは、弾性部材5と反対側の電池セル11における放熱性低下の度合いよりも大きくなり易い。本実施形態では、弾性部材5がブラケット3と配列体2との間に配置されている。したがって、弾性部材5が従来の断面L字型のブラケットと配列体2との間に配置されている場合に比べて、第2面2bが凸となるような配列体2の撓み変形が、特に弾性部材5側で抑制される。したがって、弾性部材5側の電池セル11の放熱性の低下を抑制可能となる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係る電池モジュールの断面図である。図7に示されるように、第2実施形態に係る電池モジュール1Aは、一対のブラケット3,4の形状の点で、電池モジュール1(図1参照)と主に相違している。以下では、図4及び図7を参照しながら、電池モジュール1と相違する構成を中心に説明を行う。
図4及び図7に示されるように、電池モジュール1Aの挟持部31は、例えば、矩形板状を呈し、電池モジュール1の挟持部31の第1領域35と同形状を呈している。挟持部31には、挿通孔31aに加えて、ボルトB2が締結されるネジ孔31bが設けられている。ネジ孔31bは、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くに設けられている。すなわち、ネジ孔31bから第1面2aまでの第2方向D2における距離は、ネジ孔31bから第2面2bまでの第2方向D2における距離よりも長い。
連結部33は、例えば、矩形板状を呈し、連結部33の第3方向D3の長さは挟持部31の第3方向D3の長さと同等である。連結部33の第2方向D2の一端部は、挟持部31に接続されている。第2方向D2の一端部には、ボルトB2が挿通される挿通孔33aが設けられている。つまり、挿通孔33a及びネジ孔31bは、第1方向D1から見て、互いに一致する位置に設けられている。ボルトB2を挿通孔33aに挿通した後、ボルトB2をネジ孔31bに締結することによって、連結部33が挟持部31に接続されている。したがって、ネジ孔31b、挿通孔33a及びボルトB2は、連結部33と挟持部31との接続部分38を構成している。すなわち、電池モジュール1Aにおいても、接続部分38は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くに設けられている。
連結部33の第2方向D2の他端は、固定部32の挟持部31側の端に接続されている。連結部33と固定部32とは一体的に設けられている。連結部33は、傾斜した状態で挟持部31と固定部32とを連結している。挟持部31と連結部33とのなす角度は鋭角であり、固定部32と連結部33とのなす角度は鈍角である。
電池モジュール1Aにおいても、ブラケット4はブラケット3と同形状を呈している。すなわち、挟持部41は、例えば、矩形板状を呈し、電池モジュール1の挟持部41の第1領域45と同形状を呈している。挟持部41には、挿通孔41a(図4参照)に加えて、ボルトB2が締結されるネジ孔41bが設けられている。ネジ孔41bは、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くに設けられている。すなわち、ネジ孔41bから第1面2aまでの第2方向D2における距離は、ネジ孔41bから第2面2bまでの第2方向D2における距離よりも長い。
連結部43は、例えば、矩形板状を呈し、連結部43の第3方向D3の長さは挟持部41の第3方向D3の長さと同等である。連結部43の第2方向D2の一端部は、挟持部41に接続されている。第2方向D2の一端部には、ボルトB2が挿通される挿通孔43aが設けられている。つまり、挿通孔43a及びネジ孔41bは、第1方向D1から見て、互いに一致する位置に設けられている。ボルトB2を挿通孔43aに挿通した後、ボルトB2をネジ孔41bに締結することによって、連結部43が挟持部41に接続されている。したがって、ネジ孔41b、挿通孔43a及びボルトB2は、連結部43と挟持部41との接続部分48を構成している。すなわち、電池モジュール1Aにおいても、接続部分48は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くに設けられている。
連結部43の第2方向D2の他端は、固定部42の挟持部41側の端に接続されている。連結部43と固定部42とは一体的に設けられている。連結部43は、傾斜した状態で挟持部41と固定部42とを連結している。挟持部41と連結部43とのなす角度は鋭角であり、固定部42と連結部43とのなす角度は鈍角である。
以上説明した電池モジュール1Aにおいても、電池モジュール1と同様の効果が奏される。電池モジュール1Aでは、接続部分38,48は、第1方向D1から見て、第1面2aよりも第2面2bの近くに設けられている。したがって、電池セル11の膨張により配列体2が第1方向D1に沿って膨張し、挟持部31,41に第1方向D1の応力が加わると、挟持部31,41は接続部分38,48を支点として倒れ込むように変形する。これにより、配列体2は第1面2aが凸となるようにアーチ状に撓み変形し、配列体2の第1面2aは対向する筐体10に強く押し付けられる。したがって、電池モジュール1Aによっても、電池セル11の放熱性を向上させることができる。
本発明に係る電池モジュールは上記実施形態に限定されない。例えば、電池モジュール1,1Aにおいて、ブラケット4は、ブラケット3と異なり、従来の断面L字型のブラケットであってもよい。この場合であっても、ブラケット3が用いられることにより、比較例に係る電池モジュール50に比べて、電池セル11の放熱性を向上させることができる。
電池モジュール1,1Aにおいて、ブラケット4が従来の断面L字型のブラケットである場合に、弾性部材5をブラケット4と配列体2との間に配置してもよい。これにより、弾性部材5をブラケット3と配列体2との間に配置するよりも、放熱性の点で有利となる場合がある。この理由について説明する。電池モジュール1,1Aが弾性部材5を備えると、ブラケット3,4間の第1方向D1の中心位置(以下、ブラケット中心)が、配列体2の第1方向D1の中心位置よりも弾性部材5側にずれる。このため、ブラケット中心よりも弾性部材5側に配置される電池セル11の数は、ブラケット中心よりも弾性部材5の反対側に配置される電池セル11の数よりも少なくなり易い。したがって、配列体2の撓み変形を抑制するブラケット3を弾性部材5側に配置するよりも、ブラケット3を弾性部材5の反対側に配置した方が、筐体10に近づく電池セル11の数が多くなり易い。この結果、電池モジュール1全体としての放熱性が向上する。
1,1A…電池モジュール、2…配列体、2a…第1面、2b…第2面、3,4…ブラケット、5…弾性部材、10…筐体、11…電池セル、31,41…挟持部、32,42…固定部、33,43…連結部、34,44…リブ、35,45…第1領域、36,46…第2領域、37,47…連結部材、C…ケース、E…電極組立体。

Claims (7)

  1. 所定方向に沿って配列された複数の電池セルを有する配列体と、
    前記配列体を前記所定方向において挟持して被固定部に固定する一対のブラケットと、を備え、
    前記一対のブラケットのうち一方のブラケットは、前記配列体を挟持するための第1挟持部、前記配列体を前記被固定部に固定する第1固定部、及び、前記第1挟持部と前記第1固定部とを連結する第1連結部を有し、
    前記配列体は、前記被固定部と対向する第1面、及び、前記第1面の反対側の第2面を有し、
    前記第1連結部は、前記被固定部と前記第1面との対向方向に沿って延びるとともに、前記対向方向及び前記所定方向のそれぞれに交差する交差方向で前記第1挟持部を介して互いに対向する一対の連結部材を有し、
    前記一対の連結部材は、前記第1挟持部と前記第1固定部とを連結し、
    前記第1挟持部と前記一対の連結部材とは、一対の接続部分において接続され、前記一対の接続部分から前記第1面までの前記対向方向における距離は、前記一対の接続部分から前記第2面までの前記対向方向における距離よりも長く、
    前記第1挟持部、前記第1固定部及び前記一対の連結部材は、スリットが設けられた一枚の板部材によって構成され、
    前記スリットは、前記第1挟持部における前記交差方向の両端部において、前記一対の接続部分から前記対向方向に沿って延びる一対の第1部分と、前記一対の第1部分の前記被固定部側の端部同士を接続するように前記交差方向に沿って延びる第2部分と、を有する、電池モジュール。
  2. 所定方向に沿って配列された複数の電池セルを有する配列体と、
    前記配列体を前記所定方向において挟持して被固定部に固定する一対のブラケットと、を備え、
    前記一対のブラケットのうち一方のブラケットは、前記配列体を挟持するための第1挟持部、前記配列体を前記被固定部に固定する第1固定部、及び、前記第1挟持部と前記第1固定部とを連結する第1連結部を有し、
    前記配列体は、前記被固定部と対向する第1面、及び、前記第1面の反対側の第2面を有し、
    前記第1連結部は、前記被固定部と前記第1面との対向方向及び前記所定方向のそれぞれに交差する交差方向で前記第1挟持部を介して互いに対向する一対の連結部材を有し、
    前記一対の連結部材は、前記第1挟持部と前記第1固定部とを連結し、
    前記第1挟持部と前記一対の連結部材とは、一対の接続部分において接続され、前記一対の接続部分から前記第1面までの前記対向方向における距離は、前記一対の接続部分から前記第2面までの前記対向方向における距離よりも長く、
    前記一方のブラケットには、前記交差方向において前記第1挟持部と前記一対の連結部材との間に設けられた一対の第1部分と、前記一対の第1部分の前記被固定部側の端部同士を接続し、前記対向方向において前記第1挟持部と前記第1固定部との間に設けられた第2部分と、を有するスリットが設けられている、電池モジュール。
  3. 前記一方のブラケットは、前記一対の連結部材に立設され前記一対の連結部材と前記第1固定部とを繋ぐ一対のリブを更に有している、請求項1又は2に記載の電池モジュール。
  4. 前記第1挟持部は、前記交差方向において一対の連結部材の間に配置された第1領域と、前記第1領域の前記交差方向の両端に配置され、前記一対の連結部材に接続された一対の第2領域と、を有し、
    前記一対のリブは、前記一対の第2領域にも立設されている、請求項3に記載の電池モジュール。
  5. 前記電池セルは、ケースと、前記ケースに収容された電極組立体と、を有し、
    前記所定方向から見て、前記第1挟持部の外縁は前記電極組立体の外縁の外側に配置されている、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  6. 前記一方のブラケットと前記配列体との間に配置された弾性部材を更に備える、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  7. 前記一対のブラケットのうち他方のブラケットは、前記一方のブラケットと同形状を呈している、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電池モジュール。
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