JPWO2012176933A1 - ノイズ抑制装置及びそれを搭載した多層プリント基板 - Google Patents
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Abstract
所定の共振長を持つ共振パターンと、該共振パターンの一端を線状パターンに接続する短絡パターンとにより形成された基本共振器を複数備える共振器ユニットを有し、かつ、共振器ユニットは、線状パターンの上下位置の少なくとも一方に配置された共振パターンを備える基本共振器と線状パターンの左右位置の少なくとも一方に配置された共振パターンとを備える基本共振器を含む。
Description
本発明は、電子回路等の間で流れるノイズ電流を抑制するノイズ抑制装置及びそれを搭載した多層プリント基板に関する。
携帯電話のような携帯型情報端末や無線搭載パソコン等の無線機器は、その利便性から普及がめざましく、機器の薄型化、小型化に対する要求が高まっている。これらの無線機器の小型化等を実現するためには、電子回路や電子部品等の実装部品を高密度に実装する必要が生じる。
ところが、LSIなどの実装部品から発生したノイズが他の実装部品や電子回路へ混入し、影響を与えることがある。特に、無線機器のように信号の周波数が高い場合には、かかるノイズによる電磁干渉が顕著となり対策が望まれていた。
このような要求に対し、特開2002−314491号公報においては、金属面で制御の対象となる電流路を囲むように設けた電流制御機構部が開示されている。そして、電流制御機構部によりディジタル回路部で発生した高調波のノイズ電流が無線回路部側に侵入するのを抑制したり、また無線回路部で発生したノイズ電流がディジタル回路部側に侵入するのを抑制している。
図10は、このような構成の携帯端末100の基本構成例を示した斜視図である。また、図11Aは、この携帯端末100に用いられているノイズ抑制装置101の斜視図、図11Bは図11AにおけるA−A断面図である。
携帯端末100は、基地局等と通信を行なうために電波を送受信するアンテナ102、アンテナ102から送信する信号や受信された信号を処理するための無線回路103、受信信号に対する所定のデータ処理を行うディジタル回路104等を実装したプリント基板105を備える。
プリント基板105の基板内には、図11Aに示すようなグランドライン106やディジタル回路104と無線回路103とを接続する図示しない信号ライン等が設けられている。
携帯端末100におけるプリント基板105には、無線回路103やディジタル回路104が混在して高密度実装されているため、例えばディジタル回路104で発生した電磁ノイズがアンテナ102やグランドライン106を介して無線回路103に侵入して、電磁干渉を起こすことがあった。
即ち、ディジタル回路104では、基本波が数10MHzや数100MHz前後のクロック信号や、データバス信号等が用いられているため高周波のノイズが発生する。この高周波のノイズのうち受信帯域(800MHz帯や2GHz帯等)に一致したノイズが無線回路103又はアンテナ102に侵入すると、アンテナ受信感度等の無線特性が低下してしまう。
また、アンテナ102からノイズがディジタル回路104に侵入すると、送信波信号とディジタル信号との混合(ミキシング)が生じて、電磁干渉を起こしてしまう。
そこで、プリント基板105の基板内には、ノイズ抑制装置101が設けられている。ノイズ抑制装置101は、グランドライン106を挟んで上下に配置された金属板101a,101bを備え、かつ、金属板101a,101bの一方の端部を短絡板101cによりグランドライン106と接続している。なお、金属板101a,101bの他方の端部(短絡板101cと反対側の端部)は開放端となっている。金属板101a,101bの共振長Lは、抑制したいノイズの波長をλとしたときL=λ/4に設定されている。
開放端の入力インピーダンスは高い値となるので、開放端側から短絡板101c側に流れるノイズ電流は低減し、この開放端を透過し難くなる。これにより、ノイズ電流による干渉が防止できる。
ところが、LSIなどの実装部品から発生したノイズが他の実装部品や電子回路へ混入し、影響を与えることがある。特に、無線機器のように信号の周波数が高い場合には、かかるノイズによる電磁干渉が顕著となり対策が望まれていた。
このような要求に対し、特開2002−314491号公報においては、金属面で制御の対象となる電流路を囲むように設けた電流制御機構部が開示されている。そして、電流制御機構部によりディジタル回路部で発生した高調波のノイズ電流が無線回路部側に侵入するのを抑制したり、また無線回路部で発生したノイズ電流がディジタル回路部側に侵入するのを抑制している。
図10は、このような構成の携帯端末100の基本構成例を示した斜視図である。また、図11Aは、この携帯端末100に用いられているノイズ抑制装置101の斜視図、図11Bは図11AにおけるA−A断面図である。
携帯端末100は、基地局等と通信を行なうために電波を送受信するアンテナ102、アンテナ102から送信する信号や受信された信号を処理するための無線回路103、受信信号に対する所定のデータ処理を行うディジタル回路104等を実装したプリント基板105を備える。
プリント基板105の基板内には、図11Aに示すようなグランドライン106やディジタル回路104と無線回路103とを接続する図示しない信号ライン等が設けられている。
携帯端末100におけるプリント基板105には、無線回路103やディジタル回路104が混在して高密度実装されているため、例えばディジタル回路104で発生した電磁ノイズがアンテナ102やグランドライン106を介して無線回路103に侵入して、電磁干渉を起こすことがあった。
即ち、ディジタル回路104では、基本波が数10MHzや数100MHz前後のクロック信号や、データバス信号等が用いられているため高周波のノイズが発生する。この高周波のノイズのうち受信帯域(800MHz帯や2GHz帯等)に一致したノイズが無線回路103又はアンテナ102に侵入すると、アンテナ受信感度等の無線特性が低下してしまう。
また、アンテナ102からノイズがディジタル回路104に侵入すると、送信波信号とディジタル信号との混合(ミキシング)が生じて、電磁干渉を起こしてしまう。
そこで、プリント基板105の基板内には、ノイズ抑制装置101が設けられている。ノイズ抑制装置101は、グランドライン106を挟んで上下に配置された金属板101a,101bを備え、かつ、金属板101a,101bの一方の端部を短絡板101cによりグランドライン106と接続している。なお、金属板101a,101bの他方の端部(短絡板101cと反対側の端部)は開放端となっている。金属板101a,101bの共振長Lは、抑制したいノイズの波長をλとしたときL=λ/4に設定されている。
開放端の入力インピーダンスは高い値となるので、開放端側から短絡板101c側に流れるノイズ電流は低減し、この開放端を透過し難くなる。これにより、ノイズ電流による干渉が防止できる。
ノイズ電流の周波数が高い場合には、ノイズ電流は浸透長の影響により導体の表面に近い部分を流れるようになる。従って、かかるノイズ電流が特開2002−314491号公報にかかるグランドラインを流れる際には、グランドラインの上下の面及び厚み方向の面に流れる。このグランドラインは、厚み寸法に対して幅寸法の大きい導体であるため、ノイズ電流は上下面を主に流れる。従って、金属板が、グランドラインの上下の面に沿って設けることは、大きなノイズ電流抑制効果を得ることができる。
しかし、ノイズ電流は信号線や制御線等のような線状パターンを流れる場合もある。かかる線状パターンの幅寸法は、必ずしも厚み寸法に対して十分に大きいと言えない。従って、かかる線状パターンを流れるノイズ電流に対して、特開2002−314491号公報にかかる構成では十分なノイズ電流抑制効果が得られない、といった課題がある。
無論、同軸ケーブルのように線状パターンの回りを完全に覆う構成も原理上可能であるが、かかる構成をプリント基板の基板内に設けることは困難である。
そこで、本発明の主目的は、プリント基板の基板内に設けられた線状パターンを流れるノイズ電流を効果的に抑制できるノイズ抑制装置及びそれを搭載した多層プリント基板を提供することである。
しかし、ノイズ電流は信号線や制御線等のような線状パターンを流れる場合もある。かかる線状パターンの幅寸法は、必ずしも厚み寸法に対して十分に大きいと言えない。従って、かかる線状パターンを流れるノイズ電流に対して、特開2002−314491号公報にかかる構成では十分なノイズ電流抑制効果が得られない、といった課題がある。
無論、同軸ケーブルのように線状パターンの回りを完全に覆う構成も原理上可能であるが、かかる構成をプリント基板の基板内に設けることは困難である。
そこで、本発明の主目的は、プリント基板の基板内に設けられた線状パターンを流れるノイズ電流を効果的に抑制できるノイズ抑制装置及びそれを搭載した多層プリント基板を提供することである。
上記課題を解決するため、ノイズ抑制装置は、所定の共振長を持つ共振パターンと、該共振パターンの一端を線状パターンに接続する短絡パターンとにより形成された基本共振器を複数備える共振器ユニットを有し、かつ、共振器ユニットは、線状パターンの上下位置の少なくとも一方に配置された共振パターンを備える基本共振器と線状パターンの左右位置の少なくとも一方に配置された共振パターンとを備える基本共振器を含むことを特徴とする。
また、多層プリント基板は、少なくとも1つの層間に形成された線状パターンと、上記ノイズ抑制装置と、を備え、ノイズ抑制装置が、所定の共振長を持つ共振パターンと、該共振パターンの一端を線状パターンに接続する短絡パターンとにより形成された基本共振器を複数備える共振器ユニットを有し、かつ、当該共振器ユニットは、線状パターンの上下位置の少なくとも一方に配置された共振パターンを備える基本共振器及び、線状パターンの左右位置の少なくとも一方に配置された共振パターンを備える基本共振器を含むことを特徴とする。
また、多層プリント基板は、少なくとも1つの層間に形成された線状パターンと、上記ノイズ抑制装置と、を備え、ノイズ抑制装置が、所定の共振長を持つ共振パターンと、該共振パターンの一端を線状パターンに接続する短絡パターンとにより形成された基本共振器を複数備える共振器ユニットを有し、かつ、当該共振器ユニットは、線状パターンの上下位置の少なくとも一方に配置された共振パターンを備える基本共振器及び、線状パターンの左右位置の少なくとも一方に配置された共振パターンを備える基本共振器を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ノイズ抑制の対象となる線状パターンの上下左右を共振パターンで囲むので、プリント基板の基板内に設けられた線状パターンを流れるノイズ電流を効果的に抑制できるようになる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかるノイズ抑制装置2Aを備えた多層プリント基板1の斜視図である。また、図2はノイズ抑制装置2Aの斜視図である。図3は、ノイズ抑制装置2Aの構成を示す図で、図3Aは図2に示すノイズ抑制装置2Aの上面図、図3Bは側面図、図3Cは図3AにおけるA−A断面図である。
多層プリント基板1は、複数の層からなる多層プリント基板を例に説明する。図2及び図3においては、この多層プリント基板1の各層を形成するガラスエポキシ材やアルミナ等の絶縁性を有する誘電体材料は図示省略している。
図1に示す多層プリント基板1には、多層プリント基板搭載部品として、無線回路7A、ディジタル回路7Bを例示しているが、本発明はかかる搭載部品に限定されるものではない。
無線回路7Aとディジタル回路7Bとは、線状パターン4により接続されている。即ち、線状パターン4は、上述したように2つの回路を接続するために設けられた線状の回路配線で、信号ライン、電源ライン、グランドライン等がある。この線状パターン4は、多層プリント基板1の設計仕様に応じた寸法(幅寸法及び厚み寸法)を持つ。本実施形態においては、この線状パターン4の上下面及び左右側面を流れるノイズ電流の抑制を行う。
図2等に示すように、ノイズ抑制装置2Aは、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとを含んでいる。第1共振器ユニット10Aは、共振パターン13(13a〜13d)及び短絡パターン16(16a,16b)により形成されている。同様に、第2共振器ユニット11Aは、共振パターン14(14a〜14d)及び短絡パターン16(16a,16b)により形成されている。
そして、線状パターン4の左右位置(線状パターン4と同層の面における左右位置)には共振パターン13a,13d、14a,14dが配置され、線状パターン4の上下の位置(上下層の位置)には共振パターン13b,13c、14b,14cが配置されている。これにより線状パターン4は、共振パターン13a〜13d、14a〜14dにより上下左右から囲まれた構造となっている。無論、この場合の上下左右は、多層プリント基板1をテーブル等に置いた場合における上下左右を示している。
また、短絡パターン16は、左右の共振パターン13a,13d、14a,14dと線状パターン4とを接続する左右短絡パターン16a、上下の共振パターン13b,13c、14b,14cと線状パターン4とを接続する上下短絡パターン16bを含んでいる。
従って、全ての共振パターン13,14は、短絡パターン16を介して線状パターン4と電気的に接続されている。そして、短絡パターン16は、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとで共用されて、短絡端として機能する。
なお、上下短絡パターン16bとしては、所謂、鍍金スルーホールや、鍍金ビアホールが利用される。これら鍍金スルーホールや鍍金ビアホールは、多層プリント基板の製造方法により利用が選択される。基本的な構成は、多層プリント基板の層に貫通穴(スルーホール又はビアホール)を開け、この貫通穴の内壁に鍍金を行うことにより上下の層に形成されている配線の接続を行う。
このように共振パターン13,14は、線状パターン4の上下左右に設けられた線状のパターンであり、短絡パターン16を中心に線状パターン4に沿って左右方向(図2において左右方向)に延設されている。そして、共振パターン13,14の延設先の端部は、開放されてインピーダンスが高い開放端17、18を形成している(図3A,Bを参照)。これにより、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとは、短絡パターン16を背中として、開放端17,18がそれぞれ反対の方向を向いた、背中合わせの構造を構成する。
共振パターン13a〜13dの共振長は、L1a〜L1dに設定され、共振パターン14a〜14dの共振長は、L2a〜L2dに設定されている。このとき、各共振長は同じ値であることを要求するものではないが、説明を簡単にするために、L1a=L1b=L1c=L1d=λ1/4、L2a=L2b=L2c=L2d=λ2/4とする。λ1は、第1共振器ユニット10Aでノイズ抑制するノイズの周波数(共振周波数)の波長である。同様に、λ2は、第2共振器ユニット11Aで抑制するノイズの周波数(共振周波数)の波長である。
なお、L1a≠L1b≠L1c≠L1d、L2a≠L2b≠L2c≠L2dの場合には、各共振長に対応する共振周波数が定義されて、それぞれの共振周波数を持つノイズ電流を抑制できるようになる。即ち、1つの共振パターン(例えば共振パターン13a)と短絡パターン16(例えば、左右短絡パターン16a)とは、1つの共振周波数をもつ共振器を形成する。
1つの共振パターンと短絡パターンとで構成される共振器を基本共振器と記載すれば、第1共振器ユニット10A及び第2共振器ユニット11Aは、それぞれ4つの基本共振器から構成されていることになる。従って、各基本共振器の共振周波数を異なる値にした場合は、異なる基本周波数のノイズが抑制できるようになる。一方、各基本共振器の共振周波数を同じ基本周波数に設定した場合は、ノイズ抑制効果を高めることができる。
図4は、共振パターンの共振長を同じ値に設定した場合の各共振器ユニット10A,11Aの等価モデルを示した図で、図4Aは第1共振器ユニット10Aの等価モデル、図4Bは第2共振器ユニット11Aの等価モデルである。一般に、開放端17,18の入力インピーダンスは高い値(理想的には無限大)となる。従って、図4Aに示すように、無線回路7A側から第1共振器ユニット10A側に流れるノイズ電流Id_aは、開放端17によって短絡パターン16側に流れ難くなる。よって、無線回路7A側からディジタル回路7B側に流れるノイズ電流Id_aが抑制できる。
同様に、図4Bに示すように、ディジタル回路7B側から第2共振器ユニット11A側に流れるノイズ電流Id_bは、開放端17によって短絡パターン16側に流れ難くなる。よって、ディジタル回路7B側から無線回路7A側に流れるノイズ電流Id_bが抑制できる。
以上説明したようなノイズ電流抑制装置は、多層プリント基板の製造過程において線状パターンの形成と同時に形成することができる。多層プリント基板は印刷技術やフォトリソグラフィ技術等の種々の技術を用いて種々の製造方法で製造される。
例えばフォトリソグラフィ技術を用いる場合には、誘電体材料の層の上に線状パターンの材料(例えば、銅やアルミニューム)の膜を形成し、その上にレジストを塗布する。その後、線状パターンや共振パターンに対応したマスクパターンを持つマスクを用いて、レジストに線状パターンや共振パターンの潜像を形成し、レジストパターンを形成する。そして、レジストパターンをエッチングマスクとして線状パターンの材料膜をエッチングすると、線状パターンや共振パターンが形成される。なお、左右短絡パターンも共振パターンと同時に形成される。
その後、上下短絡パターンが形成される。この上下短絡パターンも、多層プリント基板における層間接続を行う工程において、同時に形成される。
従って、本実施形態にかかるノイズ電流抑制装置は、多層プリント基板の製造工程を変えることなく、かつ、作業工数を増大させることなく製造することが可能である。
このように、線状パターンを共振パターンにより上下左右から立体的に囲むため、線状パターンの上下面のみならず左右側面を流れるノイズ電流が抑制できる。従って、大きなノイズ抑制効果を得ることができる。
特に、線状パターンの幅寸法が厚み寸法に比べて十分に大きいとすることができない信号線等において有効である。これは、先に述べたように、周波数が高いノイズ電流は線状パターンの表面近くを流れることに起因する。線状パターンの幅寸法が厚み寸法に比べて十分に大きくない場合には、線状パターンの左右側面を流れるノイズ電流は線状パターンを流れるノイズ電流の総量に対して大きな割合を示すようになる。従って、線状パターンの上下面を流れるノイズ電流のみを抑制しても、十分なノイズ抑制効果が得られない。
また、線状パターンの上下面を流れるノイズ電流のみを抑制した場合には、抑制されたノイズ電流が線状パターンの左右側面に回り込んで、ノイズ抑制の実効が図れない。
しかし、線状パターンを上下左右から立体的に囲む構成とすることで、線状パターンの上下面のみならず左右側面を流れるノイズ電流が抑制できるため、大きなノイズ抑制効果が得られる。
このような共振パターンは、線状パターンと同様に線状に形成することができる。従って、共振パターンが占める面積も小さくすることが可能になると共に、共振パターンを形成するための領域確保が容易に行えるようになる。これにより高いノイズ抑制を達成しながら高密度実装が行えるようになる。
また、ノイズ抑制装置は線状パターンの形成と同時に形成することができるので、チップコンデンサ等のEMC部品を後付けして実装する必要性が大幅に削減される。従って、製造コストや部品コストのコストダウンが図れる。
さらに、第1共振器ユニットと第2共振器ユニットとを構成する各基本共振器の共振周波数をそれぞれ異なる周波数に設計することが容易であるため、抑制したい周波数のノイズを効果的に抑制することが可能になる。従って、高機能、高品質なノイズ抑制装置が提供できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。第1の実施形態においては、第1共振器ユニット10A及び第2共振器ユニット11Aは、それぞれ4つの基本共振器を備えていた。しかし、製品や適用箇所等により、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとの両方が、共に4つの基本共振器を備えなくても良い場合がある。
例えば、共振器ユニットに近接して実装部品や信号を流すためのパターンなどが配置される場合などがそれに相当する。基本共振器を4つ備えると、高密度実装が行えなくなる場合などは、第1共振器ユニットと第2共振器ユニットの基本共振器の数を調整しても良い。
図5は、本発明の第2実施形態にかかるノイズ抑制装置2Bの構成を示す図で、図5Aは斜視図、図5Bは上面図、図5Cは側面図である。同図に示すように、第1共振器ユニット10Aは第1の実施形態と同様に4つの基本共振器により形成されているが、第2共振器ユニット11Bは、第1の実施形態と異なり2つの基本共振器により形成されている。即ち、第2共振器ユニット11Bは、共振パターン14aと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器と、共振パターン14dと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器との2つの基本共振器を含んでいる。
なお、本実施形態は、図5に示す構成に限定するものではなく、例えば図6に示すような構成であっても良い。図6は、ノイズ抑制装置2Cの構成を示す図で、図6Aは斜視図、図6Bは上面図、図6Cは側面図である。ノイズ抑制装置2Cは、第1共振器ユニット10B及び第2共振器ユニット11Bはそれぞれ2つの基本共振器により形成されている。
即ち、第1共振器ユニット10Bは、共振パターン13bと短絡パターン16bとにより形成される基本共振器と、共振パターン13cと短絡パターン16bとにより形成される基本共振器との2つの基本共振器を含んでいる。また、第2共振器ユニット11Bは、共振パターン14aと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器と、共振パターン14dと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器との2つの基本共振器を含んでいる。
このような構成により、少なくとも省略された基本共振器の製造に要する工程、部材等が削減できて、製造コストや部品コストのコストダウンが可能になると共に、省略された基本共振器のスペースに他の部材を形成することが可能になるので、高密度実装が促進できる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。これまで説明した各実施形態においては、第1共振器ユニット及び第2共振器ユニットは、2つ又は4つの基本共振器を備えていた。これに対し、本実施形態にかかる第1共振器ユニット及び第2共振器ユニットは、かかる基本共振器の制限に限定されることなく、また、その基準周波数も限定されないようにした。
図7Aは、本実施形態にかかるノイズ抑制装置2Dの斜視図であり、図7Bはその分解斜視図である。同図に示すように、ノイズ抑制装置2Dは、第1共振器ユニット10D及び第2共振器ユニット11Dを備える。そして、第1共振器ユニット10Dは、上下左右に14個の共振パターン13(13Ua〜13Ue,13Ma〜13Me,13Da〜13De)、左右短絡パターン16(16U,16M,16D)及び、上下短絡パターン16bを備えている。一方、第2共振器ユニット11Dは上下左右に12個の共振パターン(14Ua〜14Ud,14Ma〜14Md,14Da〜14Dd)、左右短絡パターン16(16U,16M,16D)及び、上下短絡パターン16bを備えている。
そして、共振パターン13Ub〜13Ud,13Mb〜13Mc,13Db〜13Ddのグループ(第1グループと記載する)は同じ共振長に設定され、共振パターン13Ua,13Ue,13Ma,13Md,13Da〜13Deのグループ(第2グループと記載する)は同じ共振長に設定されている。このとき、第1グループの共振長は第2グループの共振長と同じ長さに設定することも可能であるが、図7においては、異なる共振長に設定した場合を例示している。
このように異なる共振長に設定することで、異なる周波数のノイズを抑制できる。無論、同じ共振長に設定するならば、大きなノイズ抑制効果を得ることができる。
また、図8は、第2共振器ユニット11Dを省略したノイズ抑制装置2Eを示している。このように第2共振器ユニット11Dを省略するか否かは、ノイズ抑制装置2Eが適用される状況に応じて選択される。
第2共振器ユニット11Dを省略することにより、製造が容易になる。また、省略された共振パターンが占めていた面積の確保が不要になると共に、空いたスペースに他の構成を形成できるので、さらなる高密度実装が可能になる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。これまで説明した各実施形態における基本共振器の共振パターンは、線状パターンに沿って直線状に形成されていた。しかし、共振パターンを直線状に設けることは、共振器として機能するための必須要件ではない。即ち、共振長が所望の長さを持つことが要件である。
このことから、本実施形態にかかる基本共振器の共振パターンは、図9A〜図9Eに示すような形状とした。なお、図9A〜図9Eは、1つの共振器ユニットの上面図で、線状パターン4及び共振パターン13(13e〜13i)を線で示している。
図9Aは曲線形状の共振パターン13eを示し、図9Bは渦巻き形状の共振パターン13fを示し、図9C及び図9Dはつづら折り形状の共振パターン13g,13hを示し、図9Eは段差形状の共振パターン13iを示している。
無論、図9A〜図9Eのような共振パターン13e〜13iを上下、左右、斜め方向に設けることは可能である。また、1つの共振器ユニットに形状の異なる共振パターン13e〜13iを組み合わせて設けることも可能である。
このように、共振パターンを直線形状以外の形状にすることにより、直線形状の共振パターンを形成するためのスペース確保が困難な場合でも、他の空きスペースを有効に利用できるようになる。従って、さらなる高密度実装が可能な多層プリント基板が提供できるようになる。
以上述べたように、各実施形態においては、細い配線である共振パターンを用いて基本共振器を構成し、それをノイズ電流が流れる線状パターンを囲い込むように配置する。これによりノイズ抑制が効率的に行えると共に、共振パターンが占有する面積の縮小が可能になる。また、共振パターンの配置自由度が増大するため、この共振パターンの形成場所の選定が容易になる。これらの効果により、ノイズ抑制装置及び多層プリント基板が安価に製造できるようになる。
さらに、多層プリント基板の基板内にノイズ抑制装置が容易に形成できるので、例えばチップコンデンサ等のEMC部品を実装する必要性が大幅に削減される。従って、この点からもノイズ抑制装置及び多層プリント基板が安価に製造できるようになる。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年6月22日に出願された日本出願特願2011−138668を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかるノイズ抑制装置2Aを備えた多層プリント基板1の斜視図である。また、図2はノイズ抑制装置2Aの斜視図である。図3は、ノイズ抑制装置2Aの構成を示す図で、図3Aは図2に示すノイズ抑制装置2Aの上面図、図3Bは側面図、図3Cは図3AにおけるA−A断面図である。
多層プリント基板1は、複数の層からなる多層プリント基板を例に説明する。図2及び図3においては、この多層プリント基板1の各層を形成するガラスエポキシ材やアルミナ等の絶縁性を有する誘電体材料は図示省略している。
図1に示す多層プリント基板1には、多層プリント基板搭載部品として、無線回路7A、ディジタル回路7Bを例示しているが、本発明はかかる搭載部品に限定されるものではない。
無線回路7Aとディジタル回路7Bとは、線状パターン4により接続されている。即ち、線状パターン4は、上述したように2つの回路を接続するために設けられた線状の回路配線で、信号ライン、電源ライン、グランドライン等がある。この線状パターン4は、多層プリント基板1の設計仕様に応じた寸法(幅寸法及び厚み寸法)を持つ。本実施形態においては、この線状パターン4の上下面及び左右側面を流れるノイズ電流の抑制を行う。
図2等に示すように、ノイズ抑制装置2Aは、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとを含んでいる。第1共振器ユニット10Aは、共振パターン13(13a〜13d)及び短絡パターン16(16a,16b)により形成されている。同様に、第2共振器ユニット11Aは、共振パターン14(14a〜14d)及び短絡パターン16(16a,16b)により形成されている。
そして、線状パターン4の左右位置(線状パターン4と同層の面における左右位置)には共振パターン13a,13d、14a,14dが配置され、線状パターン4の上下の位置(上下層の位置)には共振パターン13b,13c、14b,14cが配置されている。これにより線状パターン4は、共振パターン13a〜13d、14a〜14dにより上下左右から囲まれた構造となっている。無論、この場合の上下左右は、多層プリント基板1をテーブル等に置いた場合における上下左右を示している。
また、短絡パターン16は、左右の共振パターン13a,13d、14a,14dと線状パターン4とを接続する左右短絡パターン16a、上下の共振パターン13b,13c、14b,14cと線状パターン4とを接続する上下短絡パターン16bを含んでいる。
従って、全ての共振パターン13,14は、短絡パターン16を介して線状パターン4と電気的に接続されている。そして、短絡パターン16は、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとで共用されて、短絡端として機能する。
なお、上下短絡パターン16bとしては、所謂、鍍金スルーホールや、鍍金ビアホールが利用される。これら鍍金スルーホールや鍍金ビアホールは、多層プリント基板の製造方法により利用が選択される。基本的な構成は、多層プリント基板の層に貫通穴(スルーホール又はビアホール)を開け、この貫通穴の内壁に鍍金を行うことにより上下の層に形成されている配線の接続を行う。
このように共振パターン13,14は、線状パターン4の上下左右に設けられた線状のパターンであり、短絡パターン16を中心に線状パターン4に沿って左右方向(図2において左右方向)に延設されている。そして、共振パターン13,14の延設先の端部は、開放されてインピーダンスが高い開放端17、18を形成している(図3A,Bを参照)。これにより、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとは、短絡パターン16を背中として、開放端17,18がそれぞれ反対の方向を向いた、背中合わせの構造を構成する。
共振パターン13a〜13dの共振長は、L1a〜L1dに設定され、共振パターン14a〜14dの共振長は、L2a〜L2dに設定されている。このとき、各共振長は同じ値であることを要求するものではないが、説明を簡単にするために、L1a=L1b=L1c=L1d=λ1/4、L2a=L2b=L2c=L2d=λ2/4とする。λ1は、第1共振器ユニット10Aでノイズ抑制するノイズの周波数(共振周波数)の波長である。同様に、λ2は、第2共振器ユニット11Aで抑制するノイズの周波数(共振周波数)の波長である。
なお、L1a≠L1b≠L1c≠L1d、L2a≠L2b≠L2c≠L2dの場合には、各共振長に対応する共振周波数が定義されて、それぞれの共振周波数を持つノイズ電流を抑制できるようになる。即ち、1つの共振パターン(例えば共振パターン13a)と短絡パターン16(例えば、左右短絡パターン16a)とは、1つの共振周波数をもつ共振器を形成する。
1つの共振パターンと短絡パターンとで構成される共振器を基本共振器と記載すれば、第1共振器ユニット10A及び第2共振器ユニット11Aは、それぞれ4つの基本共振器から構成されていることになる。従って、各基本共振器の共振周波数を異なる値にした場合は、異なる基本周波数のノイズが抑制できるようになる。一方、各基本共振器の共振周波数を同じ基本周波数に設定した場合は、ノイズ抑制効果を高めることができる。
図4は、共振パターンの共振長を同じ値に設定した場合の各共振器ユニット10A,11Aの等価モデルを示した図で、図4Aは第1共振器ユニット10Aの等価モデル、図4Bは第2共振器ユニット11Aの等価モデルである。一般に、開放端17,18の入力インピーダンスは高い値(理想的には無限大)となる。従って、図4Aに示すように、無線回路7A側から第1共振器ユニット10A側に流れるノイズ電流Id_aは、開放端17によって短絡パターン16側に流れ難くなる。よって、無線回路7A側からディジタル回路7B側に流れるノイズ電流Id_aが抑制できる。
同様に、図4Bに示すように、ディジタル回路7B側から第2共振器ユニット11A側に流れるノイズ電流Id_bは、開放端17によって短絡パターン16側に流れ難くなる。よって、ディジタル回路7B側から無線回路7A側に流れるノイズ電流Id_bが抑制できる。
以上説明したようなノイズ電流抑制装置は、多層プリント基板の製造過程において線状パターンの形成と同時に形成することができる。多層プリント基板は印刷技術やフォトリソグラフィ技術等の種々の技術を用いて種々の製造方法で製造される。
例えばフォトリソグラフィ技術を用いる場合には、誘電体材料の層の上に線状パターンの材料(例えば、銅やアルミニューム)の膜を形成し、その上にレジストを塗布する。その後、線状パターンや共振パターンに対応したマスクパターンを持つマスクを用いて、レジストに線状パターンや共振パターンの潜像を形成し、レジストパターンを形成する。そして、レジストパターンをエッチングマスクとして線状パターンの材料膜をエッチングすると、線状パターンや共振パターンが形成される。なお、左右短絡パターンも共振パターンと同時に形成される。
その後、上下短絡パターンが形成される。この上下短絡パターンも、多層プリント基板における層間接続を行う工程において、同時に形成される。
従って、本実施形態にかかるノイズ電流抑制装置は、多層プリント基板の製造工程を変えることなく、かつ、作業工数を増大させることなく製造することが可能である。
このように、線状パターンを共振パターンにより上下左右から立体的に囲むため、線状パターンの上下面のみならず左右側面を流れるノイズ電流が抑制できる。従って、大きなノイズ抑制効果を得ることができる。
特に、線状パターンの幅寸法が厚み寸法に比べて十分に大きいとすることができない信号線等において有効である。これは、先に述べたように、周波数が高いノイズ電流は線状パターンの表面近くを流れることに起因する。線状パターンの幅寸法が厚み寸法に比べて十分に大きくない場合には、線状パターンの左右側面を流れるノイズ電流は線状パターンを流れるノイズ電流の総量に対して大きな割合を示すようになる。従って、線状パターンの上下面を流れるノイズ電流のみを抑制しても、十分なノイズ抑制効果が得られない。
また、線状パターンの上下面を流れるノイズ電流のみを抑制した場合には、抑制されたノイズ電流が線状パターンの左右側面に回り込んで、ノイズ抑制の実効が図れない。
しかし、線状パターンを上下左右から立体的に囲む構成とすることで、線状パターンの上下面のみならず左右側面を流れるノイズ電流が抑制できるため、大きなノイズ抑制効果が得られる。
このような共振パターンは、線状パターンと同様に線状に形成することができる。従って、共振パターンが占める面積も小さくすることが可能になると共に、共振パターンを形成するための領域確保が容易に行えるようになる。これにより高いノイズ抑制を達成しながら高密度実装が行えるようになる。
また、ノイズ抑制装置は線状パターンの形成と同時に形成することができるので、チップコンデンサ等のEMC部品を後付けして実装する必要性が大幅に削減される。従って、製造コストや部品コストのコストダウンが図れる。
さらに、第1共振器ユニットと第2共振器ユニットとを構成する各基本共振器の共振周波数をそれぞれ異なる周波数に設計することが容易であるため、抑制したい周波数のノイズを効果的に抑制することが可能になる。従って、高機能、高品質なノイズ抑制装置が提供できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。第1の実施形態においては、第1共振器ユニット10A及び第2共振器ユニット11Aは、それぞれ4つの基本共振器を備えていた。しかし、製品や適用箇所等により、第1共振器ユニット10Aと第2共振器ユニット11Aとの両方が、共に4つの基本共振器を備えなくても良い場合がある。
例えば、共振器ユニットに近接して実装部品や信号を流すためのパターンなどが配置される場合などがそれに相当する。基本共振器を4つ備えると、高密度実装が行えなくなる場合などは、第1共振器ユニットと第2共振器ユニットの基本共振器の数を調整しても良い。
図5は、本発明の第2実施形態にかかるノイズ抑制装置2Bの構成を示す図で、図5Aは斜視図、図5Bは上面図、図5Cは側面図である。同図に示すように、第1共振器ユニット10Aは第1の実施形態と同様に4つの基本共振器により形成されているが、第2共振器ユニット11Bは、第1の実施形態と異なり2つの基本共振器により形成されている。即ち、第2共振器ユニット11Bは、共振パターン14aと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器と、共振パターン14dと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器との2つの基本共振器を含んでいる。
なお、本実施形態は、図5に示す構成に限定するものではなく、例えば図6に示すような構成であっても良い。図6は、ノイズ抑制装置2Cの構成を示す図で、図6Aは斜視図、図6Bは上面図、図6Cは側面図である。ノイズ抑制装置2Cは、第1共振器ユニット10B及び第2共振器ユニット11Bはそれぞれ2つの基本共振器により形成されている。
即ち、第1共振器ユニット10Bは、共振パターン13bと短絡パターン16bとにより形成される基本共振器と、共振パターン13cと短絡パターン16bとにより形成される基本共振器との2つの基本共振器を含んでいる。また、第2共振器ユニット11Bは、共振パターン14aと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器と、共振パターン14dと短絡パターン16aとにより形成される基本共振器との2つの基本共振器を含んでいる。
このような構成により、少なくとも省略された基本共振器の製造に要する工程、部材等が削減できて、製造コストや部品コストのコストダウンが可能になると共に、省略された基本共振器のスペースに他の部材を形成することが可能になるので、高密度実装が促進できる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。これまで説明した各実施形態においては、第1共振器ユニット及び第2共振器ユニットは、2つ又は4つの基本共振器を備えていた。これに対し、本実施形態にかかる第1共振器ユニット及び第2共振器ユニットは、かかる基本共振器の制限に限定されることなく、また、その基準周波数も限定されないようにした。
図7Aは、本実施形態にかかるノイズ抑制装置2Dの斜視図であり、図7Bはその分解斜視図である。同図に示すように、ノイズ抑制装置2Dは、第1共振器ユニット10D及び第2共振器ユニット11Dを備える。そして、第1共振器ユニット10Dは、上下左右に14個の共振パターン13(13Ua〜13Ue,13Ma〜13Me,13Da〜13De)、左右短絡パターン16(16U,16M,16D)及び、上下短絡パターン16bを備えている。一方、第2共振器ユニット11Dは上下左右に12個の共振パターン(14Ua〜14Ud,14Ma〜14Md,14Da〜14Dd)、左右短絡パターン16(16U,16M,16D)及び、上下短絡パターン16bを備えている。
そして、共振パターン13Ub〜13Ud,13Mb〜13Mc,13Db〜13Ddのグループ(第1グループと記載する)は同じ共振長に設定され、共振パターン13Ua,13Ue,13Ma,13Md,13Da〜13Deのグループ(第2グループと記載する)は同じ共振長に設定されている。このとき、第1グループの共振長は第2グループの共振長と同じ長さに設定することも可能であるが、図7においては、異なる共振長に設定した場合を例示している。
このように異なる共振長に設定することで、異なる周波数のノイズを抑制できる。無論、同じ共振長に設定するならば、大きなノイズ抑制効果を得ることができる。
また、図8は、第2共振器ユニット11Dを省略したノイズ抑制装置2Eを示している。このように第2共振器ユニット11Dを省略するか否かは、ノイズ抑制装置2Eが適用される状況に応じて選択される。
第2共振器ユニット11Dを省略することにより、製造が容易になる。また、省略された共振パターンが占めていた面積の確保が不要になると共に、空いたスペースに他の構成を形成できるので、さらなる高密度実装が可能になる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。これまで説明した各実施形態における基本共振器の共振パターンは、線状パターンに沿って直線状に形成されていた。しかし、共振パターンを直線状に設けることは、共振器として機能するための必須要件ではない。即ち、共振長が所望の長さを持つことが要件である。
このことから、本実施形態にかかる基本共振器の共振パターンは、図9A〜図9Eに示すような形状とした。なお、図9A〜図9Eは、1つの共振器ユニットの上面図で、線状パターン4及び共振パターン13(13e〜13i)を線で示している。
図9Aは曲線形状の共振パターン13eを示し、図9Bは渦巻き形状の共振パターン13fを示し、図9C及び図9Dはつづら折り形状の共振パターン13g,13hを示し、図9Eは段差形状の共振パターン13iを示している。
無論、図9A〜図9Eのような共振パターン13e〜13iを上下、左右、斜め方向に設けることは可能である。また、1つの共振器ユニットに形状の異なる共振パターン13e〜13iを組み合わせて設けることも可能である。
このように、共振パターンを直線形状以外の形状にすることにより、直線形状の共振パターンを形成するためのスペース確保が困難な場合でも、他の空きスペースを有効に利用できるようになる。従って、さらなる高密度実装が可能な多層プリント基板が提供できるようになる。
以上述べたように、各実施形態においては、細い配線である共振パターンを用いて基本共振器を構成し、それをノイズ電流が流れる線状パターンを囲い込むように配置する。これによりノイズ抑制が効率的に行えると共に、共振パターンが占有する面積の縮小が可能になる。また、共振パターンの配置自由度が増大するため、この共振パターンの形成場所の選定が容易になる。これらの効果により、ノイズ抑制装置及び多層プリント基板が安価に製造できるようになる。
さらに、多層プリント基板の基板内にノイズ抑制装置が容易に形成できるので、例えばチップコンデンサ等のEMC部品を実装する必要性が大幅に削減される。従って、この点からもノイズ抑制装置及び多層プリント基板が安価に製造できるようになる。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年6月22日に出願された日本出願特願2011−138668を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 多層プリント基板
2A〜2E ノイズ抑制装置
4 線状パターン
10A,10B,10D 第1の共振器ユニット
11A,11B,11D 第2の共振器ユニット
13Ua〜13Ue,13Ma〜13Md,13Da〜13De 共振パターン
14Ua〜14Ud,14Ma〜14Md,14Da〜14Dd 共振パターン
14a〜14d 共振パターン
16 短絡パターン
16a 左右短絡パターン
16b 上下短絡パターン
17,18 開放端
2A〜2E ノイズ抑制装置
4 線状パターン
10A,10B,10D 第1の共振器ユニット
11A,11B,11D 第2の共振器ユニット
13Ua〜13Ue,13Ma〜13Md,13Da〜13De 共振パターン
14Ua〜14Ud,14Ma〜14Md,14Da〜14Dd 共振パターン
14a〜14d 共振パターン
16 短絡パターン
16a 左右短絡パターン
16b 上下短絡パターン
17,18 開放端
Claims (9)
- 多層プリント基板の基板内に設けられた線状パターンにノイズ電流が流れるのを抑制するノイズ抑制装置であって、
所定の共振長を持つ共振パターンと、該共振パターンの一端を前記線状パターンに接続する短絡パターンとにより形成された基本共振器を複数備える共振器ユニットを有し、かつ、
前記共振器ユニットは、前記線状パターンの上下位置の少なくとも一方に配置された前記共振パターンを備える前記基本共振器と前記線状パターンの左右位置の少なくとも一方に配置された前記共振パターンとを備える前記基本共振器を含むことを特徴とするノイズ抑制装置。 - 請求項1に記載のノイズ抑制装置であって、
前記共振器ユニットが2以上設けられ、かつ、少なくともその内の2つの前記共振器ユニットが、それぞれの前記短絡パターンを共用すると共に、該短絡パターンを中心に前記共振器ユニットの開放端の方向が逆向きとなるように配置されていることを特徴とするノイズ抑制装置。 - 請求項2に記載のノイズ抑制装置であって、
前記共振器ユニットは、前記線状パターンの上位置に配置された前記線状パターンを含む前記基準共振器と下位置に配置された前記線状パターンを含む前記基準共振器とを1対の基準共振器として、複数対の前記基準共振器を備えることを特徴とするノイズ抑制装置。 - 請求項2に記載のノイズ抑制装置であって、
前記共振器ユニットは、前記線状パターンの右位置に配置された前記線状パターンを含む前記基準共振器と左位置に配置された前記線状パターンを含む前記基準共振器とを1対の基準共振器として、複数対の前記基準共振器を備えることを特徴とするノイズ抑制装置。 - 請求項3に記載のノイズ抑制装置であって、
前記共振器ユニットは、前記線状パターンの右位置に配置された前記線状パターンを含む前記基準共振器と左位置に配置された前記線状パターンを含む前記基準共振器とを1対の基準共振器として、複数対の前記基準共振器を備えることを特徴とするノイズ抑制装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のノイズ抑制装置であって、
前記共振パターンの前記共振長が、抑制すべき前記ノイズ電流の周波数に基づき設定されていることを特徴とするノイズ抑制装置。 - 請求項6に記載のノイズ抑制装置であって、
前記共振器ユニットに含まれる全ての前記共振パターンの前記共振長が、同じ寸法に設定されていることを特徴とするノイズ抑制装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のノイズ抑制装置であって、
前記共振パターンの形状が、直線状、曲線形状、渦巻き形状、つづら折り形状、段差形状のいずれか1の形状を備えることを特徴とするノイズ抑制装置。 - 複数の層から形成された多層プリント基板であって、
少なくとも1つの層間に形成された線状パターンと、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載のノイズ抑制装置と、を備え、
前記ノイズ抑制装置が、所定の共振長を持つ共振パターンと、該共振パターンの一端を前記線状パターンに接続する短絡パターンとにより形成された基本共振器を複数備える共振器ユニットを有し、かつ、
当該共振器ユニットは、前記線状パターンの上下位置の少なくとも一方に配置された前記共振パターンを備える前記基本共振器及び、前記線状パターンの左右位置の少なくとも一方に配置された前記共振パターンを備える前記基本共振器を含むことを特徴とする多層プリント基板。
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