JP2012038863A - 多層回路基板、多層回路基板が搭載された回路モジュール及び電子装置 - Google Patents

多層回路基板、多層回路基板が搭載された回路モジュール及び電子装置 Download PDF

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Abstract


【課題】電源パターン及びグランドパターンから放射する高周波域での電磁ノイズを抑制可能な多層回路基板を提供する。
【解決手段】誘電体層と、前記誘電体層の表面上に形成されるグランドパターン層と、前記誘電体層の裏面上に形成された電源パターン層を含む複数の層を備えた多層回路基板において、半導体部品Cと電源パターンに接続する導電性ビアを備え、少なくともグランドパターン又は電源パターンのいずれかに、前記導電性ビアを中心にして、放射抑制したい周波数帯の実効波長λに対し、概ね1/4λの半径を有する円弧上にスリットを設けることを特徴とする多層回路基板。
【選択図】図2

Description

本発明は、回路モジュール又は電子装置搭載される多層回路基板に関し、特にその回路基板からの電磁界の放射を抑制できる技術に関する。
近年、電子装置が搭載された多層回路基板において、電子装置の情報処理能力を向上させるため、信号速度の高速化、クロック周波数の高周波化が進んでおり、これに伴い電磁波ノイズが増加している。また、無線回路等のアナログ回路と、CPU等のデジタル回路が混在した多層回路基板が増加し、デジタル回路のスイッチング動作の際に発生した電磁波ノイズが基板内部を伝搬したり、プリント基板の端部及び表面から放射したりすることにより、デジタル回路起因の電磁波ノイズがアナログ回路特性に影響を及ぼし易くなっている。
このような電磁ノイズを抑制するため、デジタル回路とアナログ回路が混在した多層回路基板では、デジタル回路とアナログ回路の電源パターンやグランドパターンを分離することが一般的である。
しかし、信号速度の高速化、及び、クロック周波数の高周波化に伴い、低周波域でのノイズ放射抑制には有効であるが、高周波域でのノイズ放射の低減には有効でないことが指摘されている。
そして、例えば、高周波域でのノイズ放射を抑制するための技術として、特許文献1に示されるプリント配線基板が知られている。
この特許文献1のプリント配線基板では、電源パターンに対して、細長い配線から成るインダクタとコンデンサ素子により、ノイズ低減フィルタを形成し、電源パターンのサイズを半導体部品サイズより小さくすることにより、電源パターンから放射されるノイズを小さくしていた。
具体的には、このプリント配線基板は、図32に示すように、半導体端子Cが搭載される第1信号層1、GND層2、電源層3、第2信号層4を有し、各層がビア及びビアホールを介して接続される層状構造において、電源層3を構成するメイン電源パターン3Aと、サブ電源パターン3Bの間に、開口5と長溝6から成る四角形状又は楕円形状のクリアランス導通路7によりインダクタ8を形成し、該インダクタ8と第2信号層4上のコンデンサ9により、ノイズ低減フィルタを構成している。また、サブ電源パターン3Bを半導体素子Cより小さくし、サブ電源パターン3Bから放射されるノイズを低減している。
また、特許文献1のクリアランス導通路7に相当するものとして、特許文献2にはグラウンド用スルーホールと電源層との間にクリアランスを形成し、特許文献3には第3導体層に第1穴パターンを形成する構成が示されている。
特許第3925032号公報 特開2000−261150号公報 特開2008−211067号公報
ところで、上記に示す特許文献1では、細長いクリアランス導通路で形成されたインダクタとコンデンサ素子とにより、ノイズ低減フィルタを形成することで問題が発生する。すなわち、コンデンサ素子は高周波域になるほど、理想的な容量素子ではなく、寄生の誘導性成分や容量性成分が増加するため、所望の特性がえられないという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決する多層回路基板、多層回路基板が搭載された回路モジュール及び電子装置を提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。本発明は、電源パターンを含む電源層と、グランドパターンを含むグランド層とが誘電体層を介して積層され、前記グランドパターンを電気的に非接続貫通するとともに、前記電源パターンと接続する電気的接続手段を備える多層回路基板であって、前記グランドパターン又は前記電源パターンの少なくとも一方に、前記電気的接続手段と前記電源パターンの接続領域を包絡した閉曲線から、前記電気的接続手段の長手方向と直交する平面において、対象周波数領域中の周波数に対応した実効波長の概ね4分の1だけ離れた位置にスリットが形成されていることを特徴とする。
また、本発明では、電源パターンを含む電源層と、グランドパターンを含むグランド層とが誘電体層を介して積層され、前記グランドパターンを電気的に非接続貫通するとともに、前記グランドパターンと接続する電気的接続手段を備える多層回路基板であって、前記グランドパターン又は前記電源パターンの少なくとも一方に、前記電気的接続手段と前記グランドパターンの接続領域を包絡した閉曲線から、前記電気的接続手段の長手方向と直交する平面において、対象周波数領域中の周波数に対応した実効波長の概ね4分の1だけ離れた位置にスリットが形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、半導体部品と電源パターン又はグランドパターンに接続する電気的接続手段を備え、少なくとも電源パターン又はグランドパターンの一方に、前記電気的接続手段を包絡した閉曲線から、放射抑制したい周波数帯の実効波長λに対し、概ね1/4λだけ離れた位置にスリットを形成している。これにより、電気的接続手段を包絡した線上で高周波的に接地している状態となるため、該電気的接続手段を介して電源パターンとグランドパターン間へ伝搬する電磁ノイズを抑制することができる。その結果、コンデンサ素子を用いることなく、多層回路基板を構成する電源パターン及びグランドパターンから放射する電磁ノイズを抑制することが可能となる。
本発明の第1実施形態である多層回路基板100の正断面図である。 図1に示すグランドパターンの上面図である。 図1に示す電源パターンの上面図である。 実施例1と比較される比較例に係る動作利得特性を示すグラフである。 実施例1の動作利得特性を示すグラフである。 実施例1と比較される比較例に係る指向性利得特性を示すグラフである。 実施例1の指向性利得特性を示すグラフである。 本発明の第1実施形態において、複数のスリットがある場合の多層回路基板100の正断面図である。 図8に示すグランドパターンの上面図である。 図8に示す電源パターンの上面図である。 本発明の第2実施形態である多層回路基板200の正断面図である。 図11に示すグランドパターンの上面図である。 図11に示す電源パターンの上面図である。 実施例2と比較される比較例に係る動作利得特性を示すグラフである。 実施例2の動作利得特性を示すグラフである。 実施例2と比較される比較例に係る指向性利得特性を示すグラフである。 実施例2の指向性利得特性を示すグラフである。 本発明の第3実施形態である多層回路基板300の正断面図である。 図18に示すグランドパターンの上面図である。 図18に示す電源パターンの上面図である。 実施例3と比較される比較例に係る動作利得特性を示すグラフである。 実施例3の動作利得特性を示すグラフである。 実施例3と比較される比較例に係る指向性利得特性を示すグラフである。 実施例3の指向性利得特性を示すグラフである。 本発明の第4実施形態である多層回路基板400の正断面図である。 図25に示すグランドパターンの上面図である。 図26に示す電源パターンの上面図である。 実施例4と比較される比較例に係る動作利得特性を示すグラフである。 実施例4の動作利得特性を示すグラフである。 実施例4と比較される比較例に係る指向性利得特性を示すグラフである。 実施例4の指向性利得特性を示すグラフである。 従来のプリント配線基板を示す分解斜視図である。
本発明の第1実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
図1〜3は、本発明の第1実施形態である多層回路基板100を模式的に示したものであって、図1は正断面図、図2は図1に示すグランドパターンの上面図、図3は図1に示す電源パターンの上面図である。
この多層回路基板100は、誘電体層101〜103と、導体層111〜114とが交互に重ねられた積層体からなる。
多層回路基板100の最上部に位置する導体層111には半導体部品Cが搭載されており、半導体部品Cは半田ボール115等により、第1の導体層111に設けられた複数のパッド111a、111bに接続されている。
第1の導体層111が積層されている第1の誘電体層101の上面と反対側の下面には、第2の導体層であるグランドパターン112が形成されている。また、グランドパターン112が積層されている第2の誘電体層102の面と反対側の下面には、第3の導体層である電源パターン113が形成されている。さらに、電源パターン113が積層されている第3の誘電体層103の面と反対側の下面には、第4の導体層114が形成されている。
また、第1の導体層111上のパッド111a・111bには、積層体の積層方向と直交する方向に導電性ビア120・121が接続されている。
前記導電性ビア120は、グランドパターン112と非接続となるように貫通孔112aを貫通した状態で配置されており、該導電性ビア120を介して、パッド111aと電源パターン113は相互接続されている。また、前記導電性ビア121はグランドパターン112と相互接続するように配置されている。
前記グランドパターン112には、導電性ビア120の長手方向と直交する該グランドパターン112の平面内において、該導電性ビア120を中心とした円周に沿うように円弧状のスリット130が形成されている。
スリット130としては、導電性ビア120を包絡した閉曲線(導電性ビア120の外周)とスリット130との直線距離をR、電磁ノイズを抑制したい実効的な波長をλとすると、その位置は、「R=(1/4)λ」(式1とする)であることが最も好ましい。
このような条件が好ましい理由について説明する。グランドパターン112において、導電性ビア120の断面が円形である場合には、スリット130で囲まれた領域は概ね円形状(ドーナツ状)となり、グランドパターン112及び電源パターン113のパターン全体の断面形状に関わらず、円形状のスリット130の縁では、グランドパターン112と電源パターン113間のインピーダンスは概ね無限大となる。
導電性ビア120を包絡した閉曲線とスリット130からの距離Rの増加とともに、導電性ビア120包絡した閉曲線上における、グランドパターン112と電源パターン113間のインピーダンスは連続的に変化し、「式1」の条件を満たしたときに、グランドパターン112及び電源パターン113のパターン全体の形状に関わらず、インピーダンスが無限小となり、高周波的に接地されている状態となる。このため、導電性ビア120及び導電性ビア121を経由して、グランドパターン112と電源パターン113間へ伝搬する電磁ノイズを抑制することが可能となる。
また、スリット130で囲まれた領域を概ね円形状とすることにより、グランドパターン112と電源パターン間へ伝搬した電磁ノイズの放射指向性を抑制することが可能となる。
(第1実施形態の実験例)
グランドパターン112にスリット130が形成されている実施例(実施例1とする)と、スリット130が形成されてない比較例とについて、動作利得特性、指向性利得特性に関する比較試験を行った。
ここで使用される誘電体基板101、103は誘電率4.9、基板厚0.1[mm]の樹脂基板であり、誘電体基板102は誘電率4.9、基板厚0.6[mm]の樹脂基板とする。誘電体基板101、102、103の基板サイズは「140×200[mm]」とした。また、グランドパターン112、電源パターン113のサイズは「138×198[mm]」であり、導体厚は0.035[mm]とした。
導電性ビア120のビア直径は0.25[mm]とし、グランドパターン112と非接続とするためのクリアランスホールの直径は1[mm]とした。また、導電性ビア120の配置は、誘電体基板の短尺方向に対しては基板の中心、長尺方向に対しては基板の中心から14[mm]離した位置とした。
更に、グランドパターン112に形成されたスリット130は、導電性ビア120の同心円状に、半径14[mm]、中心角300[度]、スリット130幅0.5[mm]とした。スリット130が形成されていない方向は、誘電体基板101、103の長尺方向における中心側とした。
そして、上記の数値条件にて、グランドパターン112にスリット130が形成されている実施例(実施例1)、及びスリット130が形成されてない比較例に関する、動作利得特性の解析結果を図4及び図5に示し、指向性利得特性の解析結果を図6及び図7に示す。
なお、各々の特性は、グランドパターン112が形成されている平面に対して垂直な平面内における特性であり、グランドパターン112に対して導体層111が形成されている垂直な方向を原点とし、時計と反対方向の角度を座標として用いている。本実施例1で用いられているスリット130は、直径:R×2=14×2=28[mm]の条件で形成されている。実効誘電率4.9で換算した実効波長を28[mm]とすると、2.4GHzの周波数において、電磁ノイズの放射を抑制可能なスリット130を形成していることに相当する。
そして、図4及び図5で示す解析結果から分かるように、比較例(図4)において、約−18.7dBの最大動作利得が生じているが、本実施例1(図5)では、約−26.6dBの最大動作利得となっており、約7.9dBの放射抑制が可能となっている。また、図6及び図7で示す解析結果から分かるように、比較例(図6)において、約8.2dBiの最大指向性利得が生じているが、本実施例1(図7)では約7.2dBiの最大指向性利得となっており、約1dBの指向性抑制が可能となっている。
以上詳細に説明したように第1実施形態に示される多層回路基板100では、半導体部品Cと電源パターン113又はグランドパターン112に接続する複数の導電性ビア120・121を備え、グランドパターン112において該グランドパターン112を貫通する導電性ビア120を包絡した閉曲線から、放射抑制したい周波数帯の実効波長λに対し、概ね1/4λだけ離れた直線距離上にスリット130を形成することにより、導電性ビア120を介して電源パターン113とグランドパターン112間へ伝搬する電磁ノイズを抑制することが可能である。その結果、従来のようにコンデンサ素子を用いることなく、多層回路基板100を構成する電源パターン113及びグランドパターン112から放射する電磁ノイズを抑制することが可能となる。
なお、上記第1実施形態では、図2に示すように、グランドパターン112に平面視C字状に円弧状のスリット130を形成したが、このようなスリット130は、グランドパターン112の形状の影響を受け難くするため、導電性ビア120を囲む領域が大きいほど望ましく、このため、図8〜図10に示すように、スリット130を分割するように複数形成しても良く、少なくとも1つ以上形成されていれば良い。
また、複数のスリット130が形成されている場合、全てのスリット130が同一形状である必要もなく、スリット130間の間隔も同一寸法である必要はない。更に、複数のスリット130が形成されている場合には、特定の方向への指向性を抑制するために、特に図9に示すように導電性ビア120を中心として点対称に配置することが望ましい。
本発明の第2実施形態について、図11〜図17を参照して説明する。
第2実施形態に示される多層回路基板200は、第1実施形態に示される多層回路基板100と基本構成を同一にしており、このため、第1実施形態と相違する箇所についてのみ説明する。
図11〜図13は、本発明の第2実施形態である多層回路基板200の構成を模式的に示したものである。図11は正断面図、図12は図11に示すグランドパターンの上面図、図13は図11に示す電源パターンの上面図である。
第2実施形態は、第1実施形態の応用であり、第1実施形態とは、第2の導体層であるグランドパターン112と、第3の導体層である電源パターン113の構成が相違している。
すなわち、第2実施形態の多層回路基板200は、図12に示すように、第2の導体層であるグランドパターン112にスリットが形成されておらず、図13に示すように、第3の導体層である電源パターン113にスリット131が形成されている。
スリット131は、導電性ビア120の長手方向と直交する電源パターン113の平面内において、該導電性ビア120を中心とした円周上に概ね沿って円弧状となるように電源パターン113に形成されている。第1の実施形態と同様に、電源パターン113の形状の影響を受け難くなるため、導電性ビア120を囲む領域が大きいほど望ましい。
スリット131としては、導電性ビア120を包絡した閉曲線(導電性ビア120の外周)とスリット131との直線距離をR、電磁ノイズを抑制したい実効的な波長をλとすると、上記「式1」の関係を満足することが最も好ましい。その理由は、第1実施形態で述べた通りであり、同様の電磁ノイズ抑制効果がある。
(第2実施形態の実験例)
電源パターン113にスリット131が形成されている実施例(実施例2とする)と、スリット130が形成されてない比較例とについて、動作利得特性、指向性利得特性に関する比較試験を行った。
ここで使用される誘電体基板101、103は誘電率4.9、基板厚0.1[mm]の樹脂基板であり、誘電体基板102は誘電率4.9、基板厚0.6[mm]の樹脂基板とする。誘電体基板101、102、103の基板サイズは140[mm]×200[mm]とした。また、グランドパターン112、電源パターン113のサイズは138[mm]×198[mm]であり、導体厚は0.035[mm]とした。
導電性ビア120のビア直径は0.25[mm]とし、グランドパターン112と非接続とするためのクリアランスホールの直径は1[mm]とした。また、導電性ビア120の配置は、誘電体基板の短尺方向に対しては基板の中心、長尺方向に対しては基板の中心から14[mm]離した位置とした。
更に、電源パターン113に形成されたスリット131は、導電性ビア120の同心円状に、半径14[mm]、中心角300[度]、スリット幅0.5[mm]とした。スリット131が形成されていない方向は、誘電体基板101、103の長尺方向における中心と反対側とした。
そして、上記の数値条件にて、電源パターン113にスリット131が形成されている実施例(実施例2)、及びスリット131が形成されてない比較例に関する、動作利得特性の解析結果を図14及び図15に示し、指向性利得特性の解析結果を図16及び図17に示す。
なお、各々の特性は、電源パターン113が形成されている平面に対して垂直な平面内における特性であり、電源パターン113に対して導体層111が形成されている垂直な方向を原点とし、時計と反対方向の角度を座標として用いている。本実施例2で用いられているスリットは、直径:R×2=14×2=28[mm]の条件で形成されている。実効誘電率4.9で換算した実効波長を28[mm]とすると、2.4GHzの周波数において、電磁ノイズの放射を抑制可能なスリットを形成していることに相当する。
そして、図14及び図15で示す解析結果から分かるように、比較例(図14)において、約−18.7dBの最大動作利得が生じているが、本実施例2(図15)では、約−29.4dBの最大動作利得となっており、約10.7dBの放射抑制が可能となっている。また、図16及び図17で示す解析結果から分かるように、比較例(図16)において、約8.2dBiの最大指向性利得が生じているが、本実施例2(図17)では約4.6dBiの最大指向性利得となっており、約3.6dBの指向性抑制が可能となっている。
以上詳細に説明したように第2実施形態に示される多層回路基板200では、半導体部品Cと電源パターン113又はグランドパターン112に接続する複数の導電性ビア120・121を備え、電源パターン113において該電源パターン113に接続される導電性ビア120を包絡した閉曲線から、放射抑制したい周波数帯の実効波長λに対し、概ね1/4λだけ離れた直線距離上に複数のスリット131を形成することにより、導電性ビア120を介して電源パターン113とグランドパターン112間へ伝搬する電磁ノイズを抑制することが可能である。その結果、従来のようにコンデンサ素子を用いることなく、多層回路基板200を構成する電源パターン113及びグランドパターン112から放射する電磁ノイズを抑制することが可能となる。
なお、上記第2実施形態では、図13に示すように、電源パターン113に平面視C字状に円弧状のスリット131を形成したが、このようなスリット131は、グランドパターン112の形状の影響を受け難くするため、導電性ビア120を囲む領域が大きいほど望ましく、このため、例えば、第1実施形態の図9に示すように、スリット131を分割するように複数形成しても良く、少なくとも1つ以上形成されていれば良い。
また、複数のスリット131が形成されている場合、全てのスリット131が同一形状である必要もなく、スリット131間の間隔も同一寸法である必要はない。更に、複数のスリット131が形成されている場合には、特定の方向への指向性を抑制するために、図9に示すように導電性ビア120を中心として点対称に配置することが望ましい。
本発明の第3実施形態について、図18〜図24を参照して説明する。
この第3実施形態に示される多層回路基板300は、第1、第2実施形態に示される多層回路基板100・200と基本構成を同一にしており、このため、これら実施形態と相違する箇所についてのみ説明する。
図18〜図21は、本発明の第3実施形態である多層回路基板300の構成を模式的に示したものである。図18は正断面図、図19は図18に示すグランドパターンの上面図、図20は図18に示す電源パターンの上面図である。
そして、この第3実施形態では、図19に示すように、第2導体層であるグランドパターン112に、貫通孔112a内に配置される導電性ビア120を中心とした円周に沿うように円弧状のスリット130が形成されるとともに、図20に示すように、第3導体層である電源パターン113に、導電性ビア120を中心とした円周に沿うように円弧状のスリット131が形成されていることを特徴としている。
ここで、第3実施形態の多層回路基板300は、スリット130・131として、導電性ビア120を包絡した閉曲線(導電性ビア120の外周)とスリット130・131との直線距離をR、電磁ノイズを抑制したい実効的な波長をλとすると、上記「式1」の関係を満足することが最も好ましい。
その理由は、第1実施形態で述べた通りであるが、グランドパターン112に加えて、電源パターン113にもスリット131を形成することにより、更に、グランドパターン112と電源パターン113間へ伝搬した電磁ノイズの放射指向性を抑制することが可能となる。結果として、電磁ノイズ抑制効果も向上できる。
さらに、放射指向性を抑制するために、グランドパターン112の鉛直方向(積層方向)から見た場合に、図19、図20に示すように、導電性ビア120とグランドパターン112とが互いに重なっている領域において、グランドパターン112上のスリット130が形成されていない側に、電源パターン113上のスリット131が形成され、かつ導電性ビア120を中心として、これらスリット130とスリット131とが点対称となる位置関係にあることが好ましい。
(第3実施形態の実験例)
グランドパターン112にスリット130が形成され、かつ電源パターン113にスリット131が形成されている実施例(実施例3とする)と、これらスリット130・131が形成されてない比較例とについて、動作利得特性、指向性利得特性に関する比較試験を行った。
ここで使用される誘電体基板101、103は誘電率4.9、基板厚0.1[mm]の樹脂基板であり、誘電体基板102は誘電率4.9、基板厚0.6[mm]の樹脂基板とする。誘電体基板101、102、103の基板サイズは140[mm]×200[mm]とした。また、グランドパターン112、電源パターン113のサイズは138[mm]×198[mm]であり、導体厚は0.035[mm]とした。
導電性ビア120のビア直径は0.25[mm]とし、グランドパターン112と非接続とするためのクリアランスホールの直径は1[mm]とした。また、導電性ビア120の配置は、誘電体基板の短尺方向に対しては基板の中心、長尺方向に対しては基板の中心から14[mm]離した位置とした。
更に、グランドパターン112に形成されたスリット130は、導電性ビア120の同心円状に、半径14[mm]、中心角300[度]、スリット幅0.5[mm]とした。スリット130が形成されていない側は、誘電体基板の長尺方向における中心側とした。電源パターン113に形成されたスリット131は、スリット130を180度回転したときに同一形状となるように配置している。
スリット130と131が形成されていない比較例と、スリット130と131が形成されている実施例3とを、上記の数値条件にて解析し、動作利得特性、指向性利得特性の比較を行った。このときの動作利得特性の解析結果を図21及び図22に示し、指向性利得特性の解析結果を図23及び図24に示す。
なお、各々の特性は、グランドパターン112が形成されている平面に対して垂直な平面内における特性であり、グランドパターン112に対して導体層111が形成されている垂直な方向を原点とし、時計と反対方向の角度を座標として用いている。本実施例3で用いられているスリットは、直径:R×2=14×2=28[mm]の条件で形成されている。実効誘電率4.9で換算した実効波長を28[mm]とすると、2.4GHzの周波数において、電磁ノイズの放射を抑制可能なスリットを形成していることに相当する。
図21及び図22から分かるように、比較例(図21)において、約−18.7dBの最大動作利得が生じているが、本実施例3(図22)では、約−31.5dBの最大動作利得となっており、約12.8dBの放射抑制が可能となっている。また、図23及び図24から分かるように、比較例(図23)において、約8.2dBiの最大指向性利得が生じているが、本実施例3(図24)では約4.3dBiの最大指向性利得となっており、約3.9dBの指向性抑制が可能となっている。
以上詳細に説明したように第3実施形態に示される多層回路基板300では、半導体部品Cと電源パターン113又はグランドパターン112に接続する複数の導電性ビア120・121を備え、電源パターン113又はグランドパターン112において該電源パターン113に接続される導電性ビア120を包絡した閉曲線から、放射抑制したい周波数帯の実効波長λに対し、概ね1/4λだけ離れた直線距離上に複数のスリット130・131を形成することにより、導電性ビア120を介して電源パターン113とグランドパターン112間へ伝搬する電磁ノイズを抑制することが可能である。その結果、従来のようにコンデンサ素子を用いることなく、多層回路基板200を構成する電源パターン113及びグランドパターン112から放射する電磁ノイズを抑制することが可能となる。
なお、上記第3実施形態では、図19及び図20に示すように、電源パターン113又はグランドパターン112に平面視C字状に円弧状のスリット130・131を形成したが、このようなスリット130・131は、グランドパターン112の形状の影響を受け難くするため、導電性ビア120を囲む領域が大きいほど望ましく、このため、例えば、第1実施形態の図9に示すように、スリット130・131を分割するように複数形成しても良く、少なくとも1つ以上形成されていれば良い。
また、複数のスリット130・131が形成されている場合、全てのスリット130・131が同一形状である必要もなく、スリット130・131間の間隔も同一寸法である必要はない。更に、複数のスリット130・131が形成されている場合には、特定の方向への指向性を抑制するために、各スリット130・131を図9に示すように導電性ビア120を中心として点対称に配置することが望ましい。
本発明の第4実施形態について、図25〜図31を参照して説明する。
第4実施形態に示される多層回路基板400は、第1〜第3実施形態に示される多層回路基板100・200・300と基本構成を同一にしており、このため、これら実施形態と相違する箇所についてのみ説明する。
図25〜図27は、本発明の第4実施形態である多層回路基板300の構成を模式的に示したものである。図25は正断面図、図26は図25に示すグランドパターンの上面図、図27は図25に示す電源パターンの上面図である。
そして、この第4実施形態では、図25及び図26に示すように一つの貫通孔112a内に導電性ビア120が複数配置されるとともに、第2の導体層であるグランドパターン112上のスリット140の形状が、前述のスリット130・131とは異なっている。
すなわち、第4実施形態である多層回路基板400は、図26に示すように、第2の導体層であるグランドパターン112に、スリット140が形成されている。スリット140は、グランドパターン112内にて、複数の導電性ビア120群を包絡した閉曲線150(図26参照)に対して一定の距離離れた曲線上に概ね沿うように形成されている。
スリット140としては、複数の導電性ビア120群を包絡した閉曲線150とスリット140との直線距離をR、電磁ノイズを抑制したい実効的な波長をλとすると、「式1」の関係を満足することが最も好ましい。その理由は、第1実施形態で述べた通りであり、同様の電磁ノイズ抑制効果がある。
なお、第4実施形態では、グランドパターン112にスリット140を設けたが、第2実施形態のように、グランドパターン112ではなく、電源パターン113にスリットを形成しても良い。また、第3実施形態のように、グランドパターン112と電源パターン113の双方にスリットを形成しても良い。
(第4実施形態の実験例)
グランドパターン112にスリット140が形成されている実施例(実施例4とする)と、スリット140が形成されてない比較例とについて、動作利得特性、指向性利得特性に関する比較試験を行った。
ここで使用される誘電体基板101、103は誘電率4.9、基板厚0.1[mm]の樹脂基板であり、誘電体基板102は誘電率4.9、基板厚0.6[mm]の樹脂基板とする。誘電体基板101、102、103の基板サイズは140[mm]×200[mm]とした。また、グランドパターン112、電源パターン113のサイズは138[mm]×198[mm]であり、導体厚は0.035[mm]とした。
導電性ビア120のビア直径は0.25[mm]とし、誘電体基板の短尺方向に対しては基板の中心から±1mm離れた位置、長尺方向に対しては基板の中心から14[mm]離した位置を基準として±1mm離れた位置に4つ配置した。なお、グランドパターン112と非接続とするためのクリアランスホールは、4つの導電性ビア120群を包絡した閉曲線150に対し、直線距離0.375[mm]離して形成した。
更に、グランドパターン112に形成されたスリット140は、4つの導電性ビア120群を包絡した閉曲線150に対し、直線距離R=14[mm]、スリット幅0.5[mm]とした。なお、スリット140は、4つの導電性ビア120群の重心を基準にして、中心角300度の範囲に形成した。
スリット140が形成されていない比較例と、スリット140が形成されている本実施例4とを、上記の数値条件にて解析し、動作利得特性、指向性利得特性の比較を行った。このときの動作利得特性の解析結果を図28及び図29に示し、指向性利得特性の解析結果を図30及び図31に示す。
なお、各々の特性は、グランドパターン112が形成されている平面に対して垂直な平面内における特性であり、グランドパターン112に対して導体層111が形成されている垂直な方向を原点とし、時計と反対方向の角度を座標として用いている。本実施例4で用いられているスリットは、直径:R×2=14×2=28[mm]の条件で形成されている。実効誘電率4.9で換算した実効波長を28[mm]とすると、2.4GHzの周波数において、電磁ノイズの放射を抑制可能なスリットを形成していることに相当する。
そして、図28及び図29から分かるように、比較例(図28)において、約−20.0dBの最大動作利得が生じているが、本実施例4(図29)では、約−27.3dBの最大動作利得となっており、約7.3dBの放射抑制が可能となっている。また、図30及び図31から分かるように、比較例(図30)において、約8.1dBiの最大指向性利得が生じているが、本実施例4(図31)では約6.0dBiの最大指向性利得となっており、約2.1dBの指向性抑制が可能となっている。
以上詳細に説明したように第4実施形態に示される多層回路基板400では、半導体部品Cと電源パターン113又はグランドパターン112に接続する複数の導電性ビア120を備え、グランドパターン112において該グランドパターン112を貫通する導電性ビア120を包絡した閉曲線150から、放射抑制したい周波数帯の実効波長λに対し、概ね1/4λだけ離れた直線距離上にスリット140を形成することにより、導電性ビア120を介して電源パターン113とグランドパターン112間へ伝搬する電磁ノイズを抑制することが可能である。その結果、従来のようにコンデンサ素子を用いることなく、多層回路基板100を構成する電源パターン113及びグランドパターン112から放射する電磁ノイズを抑制することが可能となる。
なお、上記第1実施形態では、図26に示すように、グランドパターン112に平面視C字状に円弧状のスリット140を形成したが、このようなスリット140は、グランドパターン112の形状の影響を受け難くするため、導電性ビア120を囲む領域が大きいほど望ましく、このため、図9に示すように、スリット140を分割するように複数形成しても良く、少なくとも1つ以上形成されていれば良い。
また、複数のスリット140が形成されている場合、全てのスリット140が同一形状である必要もなく、スリット140間の間隔も同一寸法である必要はない。更に、複数のスリット140が形成されている場合には、特定の方向への指向性を抑制するために、特に図9に示すように導電性ビア120を中心として点対称に配置することが望ましい。
(実施形態の変形例)
上記第1〜第4の実施形態では、導体層111〜114からなる4層基板について説明したが、4層以上の多層基板についても適用可能である。電源パターン113を有する電源層とグランドパターン112を有するグランド層の違いは、直流的に非接続であることを意味しているだけであり、電源層とグランド層の呼び名を相互に入れ換えても成り立つことはもちろんである。すなわち、上記実施例において、電源層とグランド層とを入れ替えることで構成しても良い。
また、電源層とグランド層間に1層の誘電体層102が介在している場合について説明したが、1層の誘電体層ではなく複数の誘電体層であっても良い。上記の実施形態では、異なる層間を接続する手段として導電性ビアを用いているが、その限りではなく、スルーホール等のように、導電性を有する電気的接続手段であれば適用可能である。
また、各実施例に基づく本発明の多層回路基板は、例えば携帯電話装置、PDA(PERSONAL DIGITAL ASSISTANT)端末及びその他多くの電子機器に組み込まれる基板として適用することができる。
以上のように本発明の多層回路基板について実施例を示して説明したが、本願発明はこの実施例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能であることは言うまでもない。
本発明は、携帯電話装置、PDA(PERSONAL DIGITAL ASSISTANT)端末及びその他多くの電子機器に組み込まれる多層回路基板に関する。
100 多層回路基板
200 多層回路基板
300 多層回路基板
400 多層回路基板
101 誘電体層
102 誘電体層
103 誘電体層
111 導体層
112 グランドパターン
113 電源パターン
114 導体層
120 導電性ビア
121 導電性ビア
130 スリット
131 スリット
140 スリット
150 導電性ビア群を包絡した閉曲線
C 半導体部品

Claims (9)

  1. 電源パターンを含む電源層と、グランドパターンを含むグランド層とが誘電体層を介して積層され、前記グランドパターンを電気的に非接続貫通するとともに、前記電源パターンと接続する電気的接続手段を備える多層回路基板であって、
    前記グランドパターン又は前記電源パターンの少なくとも一方に、前記電気的接続手段と前記電源パターンの接続領域を包絡した閉曲線から、前記電気的接続手段の長手方向と直交する平面において、対象周波数領域中の周波数に対応した実効波長の概ね4分の1だけ離れた位置にスリットが形成されていることを特徴とする多層回路基板。
  2. 電源パターンを含む電源層と、グランドパターンを含むグランド層とが誘電体層を介して積層され、前記グランドパターンを電気的に非接続貫通するとともに、前記グランドパターンと接続する電気的接続手段を備える多層回路基板であって、
    前記グランドパターン又は前記電源パターンの少なくとも一方に、前記電気的接続手段と前記グランドパターンの接続領域を包絡した閉曲線から、前記電気的接続手段の長手方向と直交する平面において、対象周波数領域中の周波数に対応した実効波長の概ね4分の1だけ離れた位置にスリットが形成されていることを特徴とする多層回路基板。
  3. 前記スリットは前記電気的接続手段を包絡した閉曲線から、放射抑制したい周波数帯の実効波長λに対し、概ね1/4λだけ離れた位置に沿って複数に分割されて設けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  4. 前記グランドパターン又は前記電源パターン上に形成された複数のスリットは、前記電気的接続手段を中心として点対称な位置関係に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  5. 前記グランドパターンと前記電源パターンの両方に円弧状のスリットを形成した場合、前記グランドパターン上のスリットが形成されていない側に、前記電源パターンのスリットが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  6. 前記電気的接続手段は導電性ビアによって構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  7. 前記電気的接続手段は複数の導電性ビアによって構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  8. 前記スリットは、前記複数の導電性ビア群を包絡した閉曲線に対して一定距離離れた曲線上に概ね沿うように形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の多層回路基板。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の多層回路基板が1つ以上搭載されていることを特徴とする回路モジュール及び電子装置。
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