JP2015012169A - プリント回路板 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の高調波成分を遮断可能な共振部の占有領域を小さくすることができ、デジタル信号に起因したEMIを低減すること。【解決手段】プリント回路板500は、プリント配線板100とプリント配線板100に実装された送信回路200とを備えている。プリント配線板100は、信号導体パターン111と、複数の共振周波数で共振する共振部120とを有する。共振部120は、送信回路200のグラウンド端子202に接続されたグラウンド導体パターン121を有する。また、共振部120は、グラウンド導体パターン121に絶縁体層を介して対向するよう、互いに間隔をあけて並設された複数の導体パターン131,132,133を有する。また、共振部120は、互いに隣接する各導体パターン同士を連結する連結導体141,142を有する。また、共振部120は、導体パターン131と信号導体パターン111とを連結するヴィア導体123を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル信号を送信する送信回路と、デジタル信号の伝送に用いられるプリント配線板とを備えたプリント回路板に関する。
近年、デジタル複写機やデジタルカメラは、高速化・高精細化を実現するため、大容量のデジタル信号を高速に伝送する必要がある。高速なデジタル信号がプリント配線板上を伝送すると、プリント配線板に接続されたケーブル等をアンテナとして不要電磁波(EMI:Electro Magnetic Interference)が発生し、他の電子機器の動作に影響を与える恐れがある。そのため、高速なデジタル信号に起因する放射ノイズを抑制する必要がある。
その抑制手段の1つとして、放射ノイズの原因となるデジタル信号の不要な高調波成分を除去するLC共振型フィルタを用いることが知られている。LC共振型フィルタは、インダクタンスとキャパシタンスの直列共振、もしくは並列共振を利用し、不要な高調波成分とフィルタの共振周波数を合わせることで、デジタル信号の不要な高調波成分を遮断し、拡散を抑制するものである。
このLC共振型フィルタにおいて、デジタル信号が高速になると不要な高調波成分もより高周波となるため、LC共振回路の共振周波数も高周波に設定することが必要となる。しかし、高周波共振回路を市販部品で構成しようとすると、部品素子値が非常に小さな値となり、標準的な部品では希望の共振周波数を得ることが難しくなる。
このような問題に対し、プリント配線板上の配線パターンでインダクタンス、キャパシタンスを形成することで希望の共振周波数を得る方法が知られている。この方法では、細長い配線パターンやヴィアに生じるインダクタンスや、対向した面状の配線パターンに生じるキャパシタンスを利用する(特許文献1参照)。プリント配線板の配線パターンを希望のインダクタンスとキャパシタンスが得られるような形状に設計することで、希望の共振周波数を得るというものである。
特開平7−142871号公報
しかしながら、デジタル信号が持つ不要な高調波成分は複数存在し、上記特許文献1を利用したプリント配線板においては高調波成分一点毎にヴィアと対向した面状配線パターンによるLC型共振フィルタを準備する必要があった。そして、近年、製品小型化が進み、ICなど実装部品の配置や配線などの制約が益々増える中で、複数のLC共振フィルタを並べるような大きな放射ノイズ対策エリアを設けることは難しい状況となっていた。
そこで、本発明は、複数の高調波成分を遮断可能な共振部の占有領域を小さくすることができ、デジタル信号に起因したEMIを低減することを目的とするものである。
本発明のプリント回路板は、複数の導体層が絶縁体層を介して積層されたプリント配線板と、デジタル信号を送信する送信端子と、グラウンド電位が印加されるグラウンド端子とを有し、前記プリント配線板に実装された送信回路と、を備え、前記プリント配線板は、前記複数の導体層のうち、第1導体層に形成され、前記送信回路の送信端子に接続された信号導体パターンと、前記信号導体パターンに分岐して接続され、複数の共振周波数で共振する共振部と、を有し、前記共振部は、前記複数の導体層のうち、前記第1導体層とは異なる第2導体層に形成され、前記送信回路のグラウンド端子に接続されたグラウンド導体パターンと、前記複数の導体層のうち、前記第1導体層及び前記第2導体層とは異なる第3導体層に形成され、前記グラウンド導体パターンに絶縁体層を介して対向するよう、互いに間隔をあけて並設された複数の導体パターンと、互いに隣接する前記各導体パターン同士を連結する連結導体と、前記複数の導体パターンのうち外側に位置する第1導体パターンと、前記信号導体パターンとを連結するヴィア導体と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の高調波成分を遮断可能な共振部の占有領域を小さくすることができ、デジタル信号に起因したEMIを低減することができる。
第1実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。 第1実施形態に係るプリント回路板の一部を示す断面図である。 デジタル信号のスペクトラムを示すグラフである。 第1実施形態に係るプリント回路板のプリント配線板の面状信号配線を示す説明図である。 第2実施形態に係るプリント回路板のプリント配線板の面状信号配線を示す平面図である。 第3実施形態に係るプリント回路板のプリント配線板の面状信号配線を示す説明図である。 シミュレーション結果を示すグラフである。 シミュレーション結果を示すグラフである。 シミュレーション結果を示すグラフである。 シミュレーション結果を示すグラフである。 シミュレーション結果を示すグラフである。 シミュレーション結果を示すグラフである。 比較例のプリント回路板の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るプリント回路板の一部を示す断面図である。図1及び図2に示すプリント回路板500は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらのデジタル複合機、或いはデジタルカメラ等の電子機器に搭載され、データ通信を行うためのデジタル信号の伝送に用いられる。
プリント回路板500は、プリント配線板100と、プリント配線板100に実装された送信回路200と、プリント配線板100に実装され、ケーブル300が接続されるコネクタ400とを備えている。
送信回路200は、差動伝送方式で所定の伝送レート[bps]のデジタル信号を送信するものであり、例えば半導体パッケージで構成され、送信端子201を有している。つまり、デジタル信号は、送信端子201から送信される。
本第1実施形態では、大容量のデジタル信号を高速に伝送するため、少ない伝送線路で高速に大容量のデータを伝送することが可能なシリアル伝送方式としている。シリアル伝送方式とは、データやアドレス、制御線といった低速なパラレル信号をシリアル化して伝送線路に出力し、送られてきたシリアル信号を受信側でデシリアライズしてパラレル信号に変換するものである。シリアル化したデータ列にクロック信号を埋め込んで伝送し、受信側ではクロックとデータが再生される。
なお、本第1実施形態では、送信回路200が差動伝送方式でデジタル信号を出力するので、送信端子は2つあるが、そのうちの一方の送信端子201のみを図示しており、他方の送信端子は図示を省略している。また、送信回路200は、不図示の電源端子とグラウンド端子202とを有し、電源端子に電源電位が印加され、グラウンド端子202にグラウンド電位が印加されて動作する。
デジタル信号の伝送レートに相当する周波数が基本周波数(繰り返し周波数)[Hz]であり、例えば、デジタル信号の伝送レートが1[Gbps]の場合、デジタル信号の基本周波数は1[GHz]である。換言すると、基本周波数は、1ビット当たりの周期に対応する周波数である。図3は、デジタル信号のスペクトラムを示すグラフである。このシリアル伝送方式のデジタル信号は、sinc関数で表され、基本周波数の整数倍の周波数以外の周波数帯に信号成分があり、基本周波数の整数倍の周波数では信号成分はほとんどない。
プリント配線板100は、図2に示すように、複数の導体層101〜103が絶縁体層105,106を介して積層された多層基板であり、少なくとも3層の導体層があればよく、本第1実施形態では、例えば3層である。
プリント配線板100は、複数の導体層101〜103のうち、第1導体層である一方の表層の導体層101に形成され、図1に示すように、送信回路200の送信端子201に接続された信号導体パターン111を有している。この信号導体パターン111は、線状に形成され、一端が送信回路200の送信端子201に接続され、他端がコネクタ400の端子(不図示)に接続されている。これにより、送信回路200の送信端子201から送信されたデジタル信号は、信号導体パターン111及びケーブル300を伝搬し、不図示の受信回路にて受信される。この受信回路は、プリント配線板100とは別の不図示のプリント配線板や他の電子機器等に搭載されている。
また、プリント配線板100は、信号導体パターン111に分岐して接続され、互いに異なる複数の共振周波数で直列共振する共振部120を有する。
ここで、信号導体パターン111を伝搬するデジタル信号には、基本周波数の整数倍(1倍、2倍、3倍…)の周波数でピークを持つナローバンドのノイズ(コモンモードノイズ)が重畳していることがある。つまり、差動クロック信号にて打ち消せないノイズが発生する。また、上述したように、デジタル信号の基本周波数の整数倍の周波数では、信号成分がほとんどない。従って、本第1実施形態では、共振部120は、各共振周波数が、基本周波数の整数倍(1倍、2倍、及び3倍)の周波数となるように設定されている。なお、共振部120は、信号導体パターン111に接続されているが、送信回路200の不図示の他方の送信端子に接続される不図示の信号導体パターンにも共振部120と同一構成の不図示の共振部を接続してもよい。
共振部120は、複数の導体層101〜103のうち、導体層101とは異なる第2導体層である内層の導体層102に形成され、送信回路200のグラウンド端子202にヴィア導体112等を介して接続されたグラウンド導体パターン121を有する。また共振部120は、導体層101及び導体層102とは異なる第3導体層である他方の表層である導体層103に形成され、グラウンド導体パターン121に絶縁体層106を介して対向する導体で形成された面状信号配線122を有する。更に、共振部120は、面状信号配線122と信号導体パターン111とを連結するヴィア導体123を有する。
グラウンド導体パターン121は、導体層101〜103の積層方向であって面状信号配線122を導体層102に投影したときの投影像の全体を含む大きさに形成されている。
本第1実施形態では、面状信号配線122、面状信号配線122に対向するグラウンド導体パターン121(具体的にはグラウンド導体パターン121の対向部分)、及びヴィア導体123により、LC直列共振回路(共振部120)が構成されている。
面状信号配線122とグラウンド導体パターン121とによるキャパシタンスをC[F]、ヴィア導体123のインダクタンスをL[H]とすると、この共振部120の共振周波数fは、
Figure 2015012169
と表される。この共振周波数においては、信号導体パターン111とグラウンド導体パターン121との間のインピーダンスが小さくなる。そのため、送信回路200から送信されるデジタル信号の周波数成分のうち、共振部120の共振周波数と合致する成分は遮断され、ケーブル300への伝搬が抑制され、放射ノイズが抑制される。
図4は、本発明の第1実施形態のプリント配線板100の面状信号配線122を示す説明図である。図4(a)は、面状信号配線122の平面図、図4(b)は、面状信号配線122の構成を説明するための平面図である。
面状信号配線122は、互いに間隔をあけて並設された複数(3つ)の導体パターン131,132,133と、互いに隣接する各導体パターン同士を連結する連結導体141,142と、を有して構成される。導体パターン131,132,133は、面状に形成されている。
導体パターン131,132,133は、それぞれ長方形状に形成されているのが好ましい。そして、導体パターン131,132,133は、幅方向(矢印Y方向)に沿って互いに間隔をあけて配置され、幅方向に直交する長さ方向(矢印X方向)で同一の長さに形成されているのが好ましい。そして、導体パターン131,132,133は、互いに平行、即ち長さ方向が互いに同一であるのが好ましい。また、連結導体141,142の延びる方向は、導体パターン131,132,133の長さ方向と交差する方向、特に直交する方向(矢印Y方向)であるのが好ましい。各連結導体141,142の矢印X方向の幅は、導体パターン131,132,133の長さ方向(矢印X方向)の長さよりも短い。
連結導体141,142は、互いに同一線上に配置されている。本第1実施形態では、矢印Y方向に延びる直線上(例えば図4(a)中、破線L1上)に配置されている。そして、導体パターン131,132,133の矢印X方向の一方の端部に配置されている。
本第1実施形態では、3つの導体パターン131,132,133のうちの外側に位置する導体パターン131,133のうち、導体パターン131を第1導体パターンとする。また、導体パターン131に隣接する導体パターン132を第2導体パターンとする。また、導体パターン132に隣接する導体パターン133を第3導体パターンとする。導体パターン131と導体パターン133との間に導体パターン132が配置されている。
上述したヴィア導体123は、導体パターン131と信号導体パターン111とを連結するよう、ヴィア導体123の一端が信号導体パターン111に接続され、他端が導体パターン131に接続されている。
連結導体141,142は、本第1実施形態では、導体層103に導体パターン131,132,133と一体に形成された線状の導体(パターン)である。なお、連結導体141,142は、不図示のヴィア導体、及び導体層103とは別の導体層に形成された不図示の導体パターンで形成してもよい。そして、連結導体141,142は、信号導体パターン111とは別体に形成されていればよい。
これら複数の導体パターン131,132,133を包囲する最短の包囲線Laで囲われた包囲領域Raの包囲面積(大きさ)S1は、共振部120がデジタル信号の基本周波数の1倍の周波数で共振する面積である。即ち包囲領域Raは、導体パターン131〜133がグラウンド導体パターン121と対向して生じるキャパシタンスと、ヴィア導体123のインダクタンスによって、ノイズの第1次高調波と同じ共振周波数を有するLC共振回路を構成する大きさである。
本第1実施形態では、導体パターン131が包囲面積S1の1/4の面積であり、導体パターン132が包囲面積S1の5/36の面積であり、導体パターン133が包囲面積S1の1/4の面積である。
包囲領域Ra内の導体パターン131と導体パターン132との間の領域(スペース)R11の面積が、包囲面積S1の1/9の面積である。また、包囲領域Ra内の導体パターン132と導体パターン133との間の領域(スペース)R12の面積が、包囲面積S1の1/4の面積である。
図13は、比較例のプリント回路板の概略構成を示す説明図である。比較例のプリント回路板500Xは、プリント配線板100X、プリント配線板100Xに実装された送信回路200及びケーブル300が接続されるコネクタ400を備えている。
プリント配線板100Xは、信号導体パターン111と、信号導体パターン111に接続された複数の共振部120X,120X,120Xを有する。共振部120Xは、信号導体パターン111を伝搬するデジタル信号に重畳するノイズの第1次高調波成分を遮断するため、共振周波数が第1次高調波の周波数と等しくなるLC直列共振回路である。共振部120Xは、信号導体パターン111を伝搬するデジタル信号に重畳するノイズの第2次高調波成分を遮断するため、共振周波数が第2次高調波の周波数と等しくなるLC直列共振回路である。共振部120Xは、信号導体パターン111を伝搬するデジタル信号に重畳するノイズの第3次高調波成分を遮断するため、共振周波数が第3次高調波の周波数と等しくなるLC直列共振回路である。
共振部120Xは、グラウンド導体パターン121に対向する面状信号配線14と、面状信号配線14と信号導体パターン111とを接続するヴィア導体13と、を有する。共振部120Xは、グラウンド導体パターン121に対向する面状信号配線16と、面状信号配線16と信号導体パターン111とを接続するヴィア導体15と、を有する。共振部120Xは、グラウンド導体パターン121に対向する面状信号配線18と、面状信号配線18と信号導体パターン111とを接続するヴィア導体17と、を有する。
面状信号配線14の面積S1は、グラウンド導体パターン121とのキャパシタンスをC1[F]、面状信号配線14とグラウンド導体パターン121の対向距離、即ち層間厚をt[m]、プリント配線板100Xの絶縁体層の比誘電率をεとすると、
Figure 2015012169
と表される。
また、第1次高調波の2倍の周波数となる第2次高調波、3倍周波数となる第3次高調波に対応する各々のキャパシタンスは、式(1)よりC2=C1/4,C3=C1/9となり、それぞれ面状信号配線16,18の面積S2,S3は、
Figure 2015012169
と表される。面状信号配線14、面状信号配線16及び面状信号配線18を並べて作るLC直列共振フィルタは、約1.5×S1の面積を必要とする。
これに対し本第1実施形態では、連結導体142がインダクタとして作用する。そして、第1次高調波(デジタル信号の基本周波数に対する1倍の周波数)と等しい共振周波数において、面状信号配線122は導体パターン131側を電位変動の節部、導体パターン133側を電位変動の腹部とした電位分布を有する。面状信号配線122の電位分布により、連結導体142によるインダクタはヴィア導体123に流れる電流と同方向の電流が流れ、導体パターン133とグラウンド導体パターン121によるキャパシタとが共振する。同様に連結導体141と導体パターン132との間にも共振が発生する。
これら共振によって、導体パターン133によるキャパシタに生じる電位と隣接する導体パターン132によるキャパシタに生じる電位の差はより大きくなり、導体パターン133によるキャパシタ容量は見かけ小さくなる。同様に導体パターン132によるキャパシタも隣接する導体パターン131によるキャパシタとの電位差により容量が見かけ小さくなる。したがって、導体パターン133及び導体パターン132に挟まれたスペースR12には導体パターン133と並列接続したキャパシタが存在するような状態となり、電気的に導体パターンが埋められたのと同等となる。同様に導体パターン132及び導体パターン131に挟まれたスペースR11も電気的に導体パターンが埋められたのと同等となる。つまり、包囲面積S1と同一の面積を有する仮想導体パターンと、これに対向するグラウンド導体パターン121との間でキャパシタが生じるのと同等の効果が得られる。
また、第2次高調波と等しい共振周波数においては、面状信号配線122は中央の導体パターン132を電位変動の腹部、導体パターン131側及び導体パターン133側を電位変動の節部とした電位分布を有する。なお、第2次高調波は、デジタル信号の基本周波数に対する2倍の周波数である。面状信号配線122の電位分布により、連結導体141によるインダクタはヴィア導体123に流れる電流と同方向の電流が流れ、導体パターン132によるキャパシタとが共振する。この共振によって、導体パターン132によるキャパシタと導体パターン131によるキャパシタとの電位差により容量は見かけ小さくなり、導体パターン132及び導体パターン131に挟まれたスペースR11が電気的にキャパシタとなる。
同時に連結導体142によるインダクタはヴィア導体123に流れる電流と逆方向の電流が流れ、信号導体パターン111に接続される不要高調波の遮断回路へは流れ込まなくなる。更に導体パターン133によるキャパシタと、導体パターン131,132及び導体が埋められたと見做せるスペースR11の部分のキャパシタとにより、面状信号配線122内に、不要高調波の遮断とは無関係の自己共振が発生する。
つまり、この自己共振により、共振部120の直列共振に供する面状信号配線122の有効面積は、導体パターン131,132及び領域R11の面積から導体パターン133の面積を差し引いた面積、即ち包囲面積S1の1/4の面積となる。換言すると、信号導体パターン111に接続される共振部120(LC直列共振回路)の面状信号配線122は、自己共振の影響を受けない導体パターン131のみを使用した動作となる。
また、第3次高調波(デジタル信号の基本周波数に対する3倍の周波数)と等しい共振周波数においては、面状信号配線122は導体パターン131の外側および導体パターン133の外側と導体パターン132のある中央に電位変動の節部が生じる。そしてその各電位変動の節部間の中央に電位変動の腹部が生じる電位分布を有する。但し、ヴィア導体123より遠い位置である導体パターン133と導体パターン132の間に生じる電位変動は小さく、共振による影響を導体パターン132へ及ぼさない。面状信号配線122の電位分布により、連結導体141によるインダクタはヴィア導体123に流れる電流と逆方向の電流が流れ、信号導体パターン111に接続される不要高調波の遮断回路へは流れ込まなくなる。更に導体パターン132によるキャパシタと導体パターン131によるキャパシタの一部にて、不要高調波の遮断とは無関係の自己共振が発生する。
つまり、この自己共振により、共振部120の直列共振に供する面状信号配線122の有効面積は、導体パターン131の面積から導体パターン132の面積を差し引いた面積、即ち包囲面積S1の1/9の面積となる。換言すると、共振部120の面状信号配線122は、自己共振の影響を受けない導体パターン131の4/9を使用した動作となる。
以上より、共振部120は、第1次、第2次及び第3次の高調波、即ち、デジタル信号の基本周波数に対する1倍、2倍及び3倍の周波数の成分を遮断することができるLC直列共振フィルタとして作用する。
面状信号配線122の面積、即ち複数の導体パターン131〜133を包囲する包囲線Laで囲われた包囲領域Raの包囲面積S1は、比較例での面状信号配線14の面積S1と同等となる。したがって、包囲面積S1は、比較例の面状信号配線14,16,18の合計面積の2/3の面積に縮小することが可能である。
更に、ヴィア導体123と面状信号配線122の1セットからなる共振部120で第3次までの不要高調波の遮断が可能となり、基板設計での盛込みがしやすくなる。即ち、共振部120の占有領域が低減する分、他の配線の配置が容易となり、また、プリント配線板100の小型化を実現することができる。
ここで、図4(b)に示すように、導体パターン131を、導体パターン132に隣接する側の第1領域R1と、第1領域R1とは反対側であって包囲面積S1の1/9の面積の第2領域R2とに区分する。第2領域R2が、第3次高調波成分に対して共振部120の直列共振に寄与する部分である。したがって、ヴィア導体123は、導体パターン131の第2領域R2に接続されているのが好ましい。これにより、ヴィア導体123は第3次高調波周波数での自己共振の影響を受けなくなり、不要高調波周波数を精度良く遮断することができる。
また、ヴィア導体123と導体パターン131との接続部分が、連結導体141の延びる方向(矢印Y方向)に沿う直線上(図4(a)中、破線L1上)にあるのが好ましい。これにより、不要高調波周波数を精度良く遮断することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態のプリント回路板について説明する。図5は本発明の第2実施形態に係るプリント回路板のプリント配線板の面状信号配線を示す平面図である。なお、本第2実施形態において、面状信号配線以外の構成は、上記第1実施形態と同様であり、面状信号配線以外の構成の説明を省略する。
図5に示すように、面状信号配線122Aは、上記第1実施形態と同様、複数(3つ)の導体パターン131,132,133と、これらを連結する連結導体141A,142Aと、を有する。上記第1実施形態では、連結導体141,142は、導体パターン131,132,133における矢印X方向の端部に配置されているが、これに限定するものではなく、本第2実施形態では、連結導体141A,142Aは、端部以外のところに配置されている。
これら連結導体141A,142Aは、同一線上(図5では、矢印Y方向に延びる破線L2上)に配置されている。そして、導体パターン131においてヴィア導体123の接続部分は、上記第1実施形態と同様、連結導体141Aの延びる方向(矢印Y方向)に沿う直線上(破線L2上)にある。また、ヴィア導体123は、上記第1実施形態と同様、導体パターン131の第2領域R2に接続されている。以上の構成により、ヴィア導体123は第3次高調波周波数での自己共振の影響を受けず、不要高調波周波数を精度良く遮断することができる。
導体パターン132及び導体パターン133は、各々連結導体141A,142Aに接続される箇所より左右の端部に向け、2つのキャパシタに分割された状態となる。そして、連結導体142Aは導体パターン133と、連結導体141Aは導体パターン132と各々2つのキャパシタと共振する。また連結導体142Aを挟んだ導体パターン133と導体パターン132、及び連結導体141Aを挟んだ導体パターン132と導体パターン131のそれぞれの間に発生する自己共振も同様に各導体パターンの2つのキャパシタが寄与する。
本第2実施形態では、上記第1実施形態と同様の効果が得られる上に、ヴィア導体123と面状信号配線122Aの接続位置に自由度が増すことで、高密度な基板への設計がしやすくなる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態のプリント回路板について説明する。図6は本発明の第3実施形態に係るプリント回路板のプリント配線板の面状信号配線を示す説明図である。上記第1及び第2実施形態では、共振部が第1、第2及び第3高調波成分を遮断するよう構成した場合について説明したが、本第3実施形態では、第1及び第2高調波成分を遮断するように構成した場合について説明する。なお、本第3実施形態において、面状信号配線以外の構成は、上記第1実施形態で説明した図1及び図2と同様であり、本第3実施形態では、図1及び図2における面状信号配線122を、面状信号配線122Bとして説明する。
図6(a)は、面状信号配線122Bの平面図、図6(b)は、面状信号配線122Bの構成を説明するための平面図である。
面状信号配線122Bは、互いに間隔をあけて並設された複数(2つ)の導体パターン131B,132Bと、互いに隣接する各導体パターン131B,132B同士を連結する連結導体141Bと、を有して構成される。導体パターン131B,132Bは、面状に形成されている。
導体パターン131B,132Bは、それぞれ長方形状に形成されているのが好ましい。そして、導体パターン131B,132Bは、幅方向(矢印Y方向)に沿って互いに間隔をあけて配置され、幅方向に直交する長さ方向(矢印X方向)で同一の長さに形成されているのが好ましい。そして、導体パターン131B,132Bは、互いに平行、即ち長さ方向が互いに同一であるのが好ましい。また、連結導体141Bの延びる方向は、導体パターン131B,132Bの長さ方向と交差する方向、特に直交する方向(矢印Y方向)であるのが好ましい。連結導体141Bの矢印X方向の幅は、導体パターン131B,132Bの長さ方向(矢印X方向)の長さよりも短い。
本第3実施形態では、2つの導体パターン131B,132Bは、いずれも外側に位置する導体パターンであり、導体パターン131Bを第1導体パターンとする。また、導体パターン131Bに隣接する導体パターン132Bを第2導体パターンとする。
ヴィア導体123は、導体パターン131Bと信号導体パターン111(図1参照)とを連結するよう、ヴィア導体123の一端が信号導体パターン111に接続され、他端が導体パターン131Bに接続されている。
連結導体141Bは、本第3実施形態では、導体層103(図2参照)に導体パターン131B,132Bと一体に形成された線状の導体(パターン)である。なお、連結導体141Bは不図示のヴィア導体、及び導体層103とは別の導体層に形成された不図示の導体パターンで形成してもよい。そして、連結導体141Bは、信号導体パターン111とは別体に形成されていればよい。
これら複数の導体パターン131B,132Bを包囲する最短の包囲線Laで囲われた包囲領域Raの包囲面積(大きさ)S1は、共振部120がデジタル信号の基本周波数の1倍の周波数で共振する面積である。即ち包囲領域Raは、導体パターン131B,132Bがグラウンド導体パターン121と対向して生じるキャパシタンスと、ヴィア導体123のインダクタンスによって、ノイズの第1次高調波と同じ共振周波数を有するLC共振回路を構成する大きさである。
本第3実施形態では、導体パターン131Bが包囲面積S1の1/2の面積であり、導体パターン132Bが包囲面積S1の1/4の面積である。
包囲領域Ra内の導体パターン131Bと導体パターン132Bとの間の領域(スペース)R31の面積が、包囲面積S1の1/4の面積である。
本第3実施形態では、連結導体141Bがインダクタとして作用する。そして、第1次高調波(デジタル信号の基本周波数に対する1倍の周波数)と等しい共振周波数において、面状信号配線122Bは導体パターン131Bの外側を電位変動の節部、導体パターン132Bの外側を電位変動の腹部とした電位分布を有する。面状信号配線122Bの電位分布により、連結導体141Bによるインダクタはヴィア導体123に流れる電流と同方向の電流が流れ、導体パターン132Bとグラウンド導体パターン121によるキャパシタとが共振する。
この共振によって、導体パターン132Bによるキャパシタに生じる電位と導体パターン131Bによるキャパシタに生じる電位の差はより大きくなり、導体パターン132Bによるキャパシタ容量は見かけ小さくなる。したがって、導体パターン131B及び導体パターン132Bに挟まれたスペースR31には導体パターン132Bと並列接続したキャパシタが存在するような状態となり、電気的に導体パターンが埋められたのと同等となる。つまり、包囲面積S1と同一の面積を有する仮想導体パターンと、これに対向するグラウンド導体パターン121との間でキャパシタが生じるのと同等の効果が得られる。
また、第2次高調波と等しい共振周波数においては、面状信号配線122Bは中央となる導体パターン131Bの内側を電位変動の腹部、導体パターン131Bの外側及び導体パターン132Bの外側を電位変動の節部とした電位分布を有する。面状信号配線122Bの電位分布により、連結導体141Bによるインダクタはヴィア導体123に流れる電流と逆方向の電流が流れ、信号導体パターン111に接続される不要高調波の遮断回路へは流れ込まなくなる。更に導体パターン132Bによるキャパシタと導体パターン131Bの一部によるキャパシタにて、不要高調波の遮断とは無関係の自己共振が発生する。
つまり、この自己共振により、共振部120の直列共振に供する面状信号配線122Bの有効面積は、導体パターン131Bの面積から導体パターン132Bの面積を差し引いた面積、即ち包囲面積S1の1/4の面積となる。換言すると、共振部120の面状信号配線122Bは、自己共振の影響を受けない導体パターン131Bの1/2を使用した動作となる。
以上より、共振部120は、第1次及び第2次の高調波、即ち、デジタル信号の基本周波数に対する1倍及び2倍の周波数の成分を遮断することができるLC直列共振フィルタとして作用する。
面状信号配線122Bの面積、即ち複数の導体パターン131B,132Bを包囲する包囲線Laで囲われた包囲領域Raの包囲面積S1は、比較例での面状信号配線14の面積S1と同等となる。したがって、包囲面積S1は、比較例の面状信号配線14,16の合計面積よりも縮小することが可能である。
更に、ヴィア導体123と面状信号配線122Bの1セットからなる共振部120で第2次までの不要高調波の遮断が可能となり、基板設計での盛込みがしやすくなる。即ち、共振部120の占有領域が低減する分、他の配線の配置が容易となり、また、プリント配線板の小型化を実現することができる。
ここで、図6(b)に示すように、導体パターン131Bを、導体パターン132Bに隣接する側の第1領域R41と、第1領域R41とは反対側であって包囲面積S1の1/4の面積の第2領域R42とに区分する。第2領域R42が、第2次高調波成分に対して共振部120の直列共振に寄与する部分である。したがって、ヴィア導体123は、導体パターン131Bの第2領域R42に接続されているのが好ましい。これにより、ヴィア導体123は第2次高調波周波数での自己共振の影響を受けなくなり、不要高調波周波数を精度良く遮断することができる。
また、ヴィア導体123と導体パターン131Bとの接続部分が、連結導体141Bの延びる方向(矢印Y方向)に沿う直線上(図6(a)中、破線L3上)にあるのが好ましい。これにより、不要高調波周波数を精度良く遮断することができる。
[実施例1]
図1に示す第1実施形態のプリント回路板の構成について、3次元電磁界シミュレーションを実施して効果の検証を行った結果について説明する。シミュレーションモデルとして、プリント配線板100は、外形が幅100[mm]、長さ100[mm]、厚さ1.6[mm]とした。一方の表層である導体層101には、信号導体パターン111として幅3[mm]、長さ100[mm]、厚さ0.035[mm]の導体を設けた。最下層、即ち他方の表層である導体層103には、幅11[mm]、長さ11[mm]、厚さ0.035[mm]の面状信号配線122を設けた。さらに面状信号配線122に層間厚200[μm]で対向するように幅100[mm]、長さ100[mm]、厚さ0.035[mm]のグラウンド導体パターン121を設けた構造とした。絶縁体層105,106の絶縁体(誘電体)はFR4(比誘電率4.3)とし、導体は銅(導電率5.8×107[S/m])を用いた。
送信回路200とコネクタ400は、Sパラメータのポート1、ポート2として信号導体パターン111の両端とグラウンド導体パターン121の間に設定した。信号導体パターン111の中点に径0.2[mm]、長さ1.6[mm]のヴィア導体123を設け、面状信号配線122と接続した。また、面状信号配線122において導体パターン133は幅2.75[mm]、長さ100[mm]、導体パターン132は幅1.5[mm]、長さ100[mm]、導体パターン131は幅2.75[mm]、長さ100[mm]とした。連結導体142は、長さ2.75[mm]、連結導体141は長さ1.25[mm]とした。
このモデルについて、面状信号配線122の連結導体142の幅を0.2[mm]から0.6[mm]まで、更に連結導体141の幅を0.2[mm]から1.2[mm]まで変化させた場合のSパラメータのS21をシミュレーションから求めた。なお、SパラメータのS21は、フィルタの透過特性を示している。
一例として、連結導体142の幅を0.4[mm]、連結導体141の幅を0.9[mm]でのシミュレーション結果を図7に示す。LC直列共振により、第1次高調波となる1[GHz]、第2次高調波となる2[GHz]、第3次高調波となる3[GHz]にてSパラメータS21が小さくなる、即ちノイズを遮断することが確認できる。
まず、第1次高調波となる1[GHz]においては連結導体142および連結導体141の幅を上記範囲で変化させても安定的に−25[dB]程のS21を得られる。
次に、第2次高調波となる2[GHz]においては連結導体141の上記範囲の幅では影響されることなく、連結導体142の幅によりノイズの遮断特性が得られる。
連結導体141の幅を0.9[mm]とした場合の連結導体142の幅によるS21の特性を図8に示す。この結果より連結導体142を0.5[mm]以下とすることで第2次高調波となる2[GHz]のノイズを10[dB]以上低減できることが確認できる。さらに、第3次高調波となる3[GHz]においては連結導体142の幅は0.5[mm]以下では影響は小さく、連結導体141の幅によりノイズ遮断特性が得られる。
連結導体142の幅を0.4[mm]とした場合の連結導体141の幅によるS21の特性を図9に示す。この結果より連結導体141を0.8[mm]〜1.0[mm]とすることで第3次高調波となる3[GHz]のノイズを10[dB]以上低減できることが確認できる。
また、面状信号配線122の面積を保つような下記の表1の外形についてノイズの遮断特性を確認した。
Figure 2015012169
表1(a)は上述した例である。他の4つの状態についてSパラメータのS21をシミュレーションから求めた。第1次および第2次高調波は表1(a)と同様の傾向を示し、連結導体142は0.5[mm]以下の設定によりノイズ遮断効果が得られることを確認した。
第3次高調波となる3[GHz]において表1に示す各状態について連結導体141の幅によるS21の特性を図10に示す。導体パターン131,132の長手方向が最長の表1(e)から最短の表1(d)に変化させると、導体パターン131によるキャパシタ及び導体パターン132によるキャパシタの容量は小さくなっていく。それに伴い、信号導体パターン111に接続される不要高調波の遮断回路にて、3GHzのノイズ低減効果を得るためには、連結導体141のインダクタンスが大きくなるよう幅を狭くする必要性が結果より確認できる。逆に導体パターンの長手方向を12.8[mm]と長くすると連結導体141の幅は2.4[mm]広くする必要があるが、連結導体141のインダクタンスはかなり小さくなり、10[dB]以上のノイズ低減効果を得られるのはこの長手方向長さまでである。したがって、連結導体141の幅が実現性のある0.2[mm]である表1(d)の導体パターン131,132の長手方向の長さ以上で、第3次高調波となる3[GHz]を10[dB]以上低減できることが確認できる。また、連結導体141の幅は、表1(c)の状態では0.2[mm]〜0.3[mm]であることで、第3次高調波となる3[GHz]を10[dB]以上低減できることが確認できる。また、連結導体141の幅は、表1(b)状態では0.3[mm]〜0.5[mm]であることで、第3次高調波となる3[GHz]を10[dB]以上低減できることが確認できる。また、連結導体141の幅は、表1(e)の状態では2.4[mm]であることで、第3次高調波となる3[GHz]を10[dB]以上低減できることが確認できる。
[実施例2]
図5に示す本発明の第2実施形態について、3次元電磁界シミュレーションを実施した結果について説明する。シミュレーションモデルについて上記実施例1で用いたモデルと異なる部分としては、連結導体141A,142Aの配置位置である。本実施例2では、連結導体142Aが導体パターン133と導体パターン132の各々端部より2[mm]内側に、また連結導体141Aが導体パターン132と導体パターン131の各々端部より2[mm]内側に接続されているモデルとした。
このモデルについて、面状信号配線122Aの連結導体142Aの幅を0.2[mm]から0.6[mm]まで、更に連結導体141Aの幅を0.2[mm]から0.6[mm]まで変化させた場合のSパラメータのS21をシミュレーションから求めた。なお、SパラメータのS21は、フィルタの透過特性を示している。
上記実施例1と同様に第1次高調波となる1[GHz]においては連結導体142Aおよび連結導体141Aの幅を上記範囲で変化させても安定的に−25[dB]程のS21を得られる。
第2次高調波となる2[GHz]においても連結導体141Aの上記範囲の幅では影響されることなく、連結導体142Aの幅を0.5[mm]以下にてノイズの遮断特性が得られる。
第3次高調波となる3[GHz]においては連結導体142Aの幅は0.5[mm]以下では影響は小さく、連結導体141Aの幅によりノイズ遮断特性が得られる。連結導体142Aの幅を0.4[mm]とした場合の連結導体141Aの幅によるS21の特性を図11に示す。この結果より連結導体141Aを0.2[mm]とすることで第3次高調波となる3[GHz]のノイズを10[dB]以上低減できることが確認できる。
連結導体141Aの導体パターン132と導体パターン131の接続箇所より各導体パターンは左右に2つのキャパシタが分割され、キャパシタの容量に変化が生じ、3[GHz]での自己共振に大きな影響を及ぼしている。連結導体141Aは導体パターン132および導体パターン131の各端部より2[mm]を超えて内側に接続すると3[GHz]のノイズの低減効果は期待できない。
また連結導体142Aおよび連結導体141Aが導体パターン133、導体パターン132、導体パターン131の各々端部へ接続される箇所を1.0[mm]または1.5[mm]としSパラメータS21をシミュレーションにて確認した。第3次高調波となる3[GHz]において上記の各状態について連結導体141Aの幅によるS21の特性を図12に示す。この結果より連結導体141Aを導体パターン132および導体パターン131の各端部へ移動させていくことで、自己共振のキャパシタ容量が増えることに伴い、連結導体141Aの幅は太く、インダクタを小さくする必要性を確認できる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
上記第1及び第2実施形態では、第3次高調波成分までのノイズを低減する場合について説明したが、これに限定するものではなく、第4次以降の高調波成分までのノイズを低減するように構成してもよい。即ち、デジタル信号の基本周波数に対して4倍以上の周波数成分を低減するように共振部を構成してもよい。この場合、共振部における導体パターンの本数は、n(nは2以上の整数)倍までの周波数成分を低減する場合には、n本とすればよい。つまり、低減したい高調波成分の次数の分、導体パターンの本数を用意すればよい。この場合であっても、包囲面積S1の面積は、第1〜第3実施形態と同様で、比較例の面状信号配線14の面積と同一で済み、共振部の占有領域を小さくすることができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、各導体パターンが長方形状である場合について説明したが、この形状に限定するものではなく、台形状、三角形状、長円形状等、任意の形状であってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、共振部の各共振周波数が、デジタル信号の基本周波数の整数倍の周波数である場合について説明したが、これに限定するものではなく、ノイズが発生する周波数帯に応じて、各導体パターンの面積を適宜調整してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、共振部の各共振周波数が、デジタル信号の基本周波数の整数倍の周波数である場合について説明したが、ノイズ低減効果を有する許容差の範囲内で各共振周波数が基本周波数の整数倍の周波数からずれていてもよい。つまり、共振部の各共振周波数が、デジタル信号の基本周波数の整数倍の周波数である場合とは、許容差の範囲のずれを含んだものである。したがって、包囲面積S1に対する各導体パターンの面積も、許容差の範囲でずれている場合も含んでいるものである。
また、上記第1〜第3実施形態では、プリント配線板の導体層が4層の場合について説明したが、3層以上であればよい。また、導体パターンは、いずれの導体層に配置されていてもよく、また、グラウンド導体パターンもいずれの導体層に配置されていてもよい。その際、導体パターンとグラウンド導体パターンとは、これらパターンによるキャパシタの容量値が大きくなるよう、絶縁体層を挟んで互いに隣接する2つの導体層にそれぞれ配置されているのが好ましい。
また、上記第1〜第3実施形態では、送信回路が差動伝送方式でデジタル信号として差動信号を送信する場合について説明したが、これに限定するものではなく、送信回路がシングルエンド方式でデジタル信号を送信する場合についても本発明は適用可能である。
100…プリント配線板、101…導体層(第1導体層)、102…導体層(第2導体層)、103…導体層(第3導体層)、105,106…絶縁体層、111…信号導体パターン、112…ヴィア導体、120…共振部、121…グラウンド導体パターン、123…ヴィア導体、131,132,133…導体パターン、141,142…連結導体、200…送信回路、201…送信端子、202…グラウンド端子、500…プリント回路板、La…包囲線、Ra…包囲領域

Claims (10)

  1. 複数の導体層が絶縁体層を介して積層されたプリント配線板と、
    デジタル信号を送信する送信端子と、グラウンド電位が印加されるグラウンド端子とを有し、前記プリント配線板に実装された送信回路と、を備え、
    前記プリント配線板は、
    前記複数の導体層のうち、第1導体層に形成され、前記送信回路の送信端子に接続された信号導体パターンと、
    前記信号導体パターンに分岐して接続され、複数の共振周波数で共振する共振部と、を有し、
    前記共振部は、
    前記複数の導体層のうち、前記第1導体層とは異なる第2導体層に形成され、前記送信回路のグラウンド端子に接続されたグラウンド導体パターンと、
    前記複数の導体層のうち、前記第1導体層及び前記第2導体層とは異なる第3導体層に形成され、前記グラウンド導体パターンに絶縁体層を介して対向するよう、互いに間隔をあけて並設された複数の導体パターンと、
    互いに隣接する前記各導体パターン同士を連結する連結導体と、
    前記複数の導体パターンのうち外側に位置する第1導体パターンと、前記信号導体パターンとを連結するヴィア導体と、を有することを特徴とするプリント回路板。
  2. 前記複数の導体パターンを包囲する最短の包囲線で囲われた包囲領域の包囲面積は、前記共振部が前記デジタル信号の基本周波数の1倍で共振する面積であることを特徴とする請求項1に記載のプリント回路板。
  3. 前記各導体パターンは、前記各共振周波数が前記デジタル信号の基本周波数の整数倍となるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載のプリント回路板。
  4. 前記複数の導体パターンが、前記第1導体パターンと、前記第1導体パターンに隣接する第2導体パターンとからなり、
    前記第1導体パターンが前記包囲面積の1/2であり、前記第2導体パターンが前記包囲面積の1/4であることを特徴とする請求項2又は3に記載のプリント回路板。
  5. 前記第1導体パターンを、前記第2導体パターンに隣接する側の第1領域と、前記第1領域とは反対側の第2領域とに区分したとき、前記第2領域の面積が、前記包囲面積の1/4の面積であり、
    前記ヴィア導体は、前記第1導体パターンの第2領域に接続されていることを特徴とする請求項4に記載のプリント回路板。
  6. 前記複数の導体パターンが、前記第1導体パターンと、前記第1導体パターンに隣接する第2導体パターンと、前記第2導体パターンに隣接する第3導体パターンとからなり、
    前記第1導体パターンが前記包囲面積の1/4であり、前記第2導体パターンが前記包囲面積の5/36であり、前記第3導体パターンが前記包囲面積の1/4であり、
    前記包囲領域における前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとの間の面積が、前記包囲面積の1/9であり、前記包囲領域における前記第2導体パターンと前記第3導体パターンとの間の面積が、前記包囲面積の1/4であることを特徴とする請求項2又は3に記載のプリント回路板。
  7. 前記第1導体パターンを、前記第2導体パターンに隣接する側の第1領域と、前記第1領域とは反対側の第2領域とに区分したとき、前記第2領域の面積が前記包囲面積の1/9であり、
    前記ヴィア導体は、前記第1導体パターンの第2領域に接続されていることを特徴とする請求項6に記載のプリント回路板。
  8. 前記複数の導体パターンは、それぞれ長方形状に形成されており、幅方向に沿って互いに間隔をあけて配置され、幅方向に直交する長さ方向で同一の長さに形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  9. 前記連結導体が、前記第3導体層に形成された線状の導体であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  10. 前記ヴィア導体と前記第1導体パターンとの接続部分が、前記連結導体の延びる方向に沿う直線上にあることを特徴とする請求項9に記載のプリント回路板。
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