JPWO2012029125A1 - 冬用空気入りタイヤ用トレッド - Google Patents

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Abstract

氷上性能を向上すると共にトレッドパターン耐久性を向上させる冬用空気入りタイヤ用トレッドを提供する。本発明による冬用空気入りタイヤ用トレッド1は、周方向エッジ42に対しほぼ平行に延び、その底部に拡幅部51を有する少なくとも1つの細い切れ込み5と、ブロック4の接地面41に開口し、タイヤ内径方向に延びる少なくとも二つの小穴7からなる少なくとも1つの一連の小穴6と、がそれぞれ形成された周方向に並ぶブロック4を有し、少なくとも1つの一連の小穴は、周方向エッジの近傍領域に形成され且つ周方向エッジと少なくとも1つの細い切れ込みの中間部に形成されている。

Description

本発明は、冬用空気入りタイヤ用トレッドに関し、詳しくは、周方向溝及び横方向溝によって区切られた複数のブロックを有する冬用空気入りタイヤ用トレッドに関する。
冬用空気入りタイヤのトレッドには、主にブロックパターンが用いられており、タイヤの回転方向に隣接する、二つのブロック間の空間部に、雪を噛みこむことにより雪上性能を向上させている。また、そのようなブロックに、タイヤ幅方向に延伸する複数のいわゆるサイプを設け、いわゆるエッジ効果と、氷表面の水膜を除去する効果により、氷上性能を向上させている。
氷上性能をさらに向上させる手段として、ブロックに設けられたサイプの密度を向上させ、エッジ効果と、氷表面の水膜を除去する効果を向上させる技術が知られている。ところが、ブロックに設けられたサイプの密度を向上させると、ブロック剛性が低下し、それにより、ブロックの変形量が増加して、トレッドパターンの耐久性が低下する。
特許文献1には、ブロックに、複数のサイプを設けると共に接地面に開口する小穴を形成して、氷上性能とトレッドパターンの耐久性を両立させるようにした技術が開示されている。
また、特許文献2の図2には、トレッドの中央領域に位置するブロックに、タイヤ幅方向に延びるサイプを設けると共に、楕円形状の細穴(小穴)が当該ブロック端部に配置され、氷雪路面での性能を向上させるようにした技術が開示されている。
また、特許文献3の図1には、ブロックを、タイヤ幅方向かつ他のサイプとほぼ平行に延びる、相対的に厚い2本のサイプ(分割補助溝)を設けることによりブロックを3つの領域に分割し、その中央領域にサイプを設け、その他の領域に小穴を配置することにより、氷雪路面での性能を向上させるようにした技術が開示されている。
特開2005−297695号公報 特開2007−182133号公報 特開2006−168498号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、主にサイプの配置及び小穴の配置に起因して、トレッドパターンの耐久性を十分に確保出来ないという問題点がある。
また、特許文献2に開示された楕円形状の小穴は、タイヤ回転中に、楕円形状端部への応力集中により、トレッドパターンの耐久性を悪化が懸念されるという問題点がある。
また、特許文献3に開示された技術では、相対的に厚いサイプを設けることによりブロックの接地面積を減少させ、氷上性能を悪化させるという問題点がある。
そこで本発明は、上述した従来技術が抱える問題点を解決するためになされたものであり、氷上性能を向上させると共にトレッドパターンの耐久性を向上させることが出来る冬用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、タイヤ周方向に延びる少なくとも一本の周方向溝と、タイヤ横方向に延びる複数の横方向溝と、これらの周方向溝及び横方向溝によって区切られた複数のブロックと、を有する冬用空気入りタイヤ用トレッドであって、横方向溝により形成される周方向エッジと、周方向エッジに対しほぼ平行に延びると共に周方向溝の深さ以下の深さを有し、その底部に拡幅部を有する少なくとも1つの細い切れ込みと、ブロックの接地面に開口し、タイヤ内径方向に延びると共に周方向溝の深さ以下の深さを有し、少なくとも二つの小穴からなる少なくとも1つの一連の小穴と、がそれぞれ形成された周方向に並ぶブロックを有し、少なくとも1つの一連の小穴は、周方向エッジの所定の近傍領域に形成され、且つ、周方向エッジと少なくとも1つの細い切れ込みの中間部に形成されていることを特徴としている。
ここで、「周方向エッジ」とは、ブロックの路面との接触面におけるブロックの端部(エッジ)のうち、ブロックを区切る横方向溝にほぼ平行な端部(エッジ)のことを言う。
また、「細い切れ込み」とは、いわゆるサイプなどとも呼ばれる、ナイフの刃のようなものにより形成された切れ込みのことを言い、この細い切れ込みのトレッド表面での幅は、主に横溝に対して相対的に小さいものである。
また、「小穴」とは、切れ込みの一種であり、トレッドにおいて、タイヤ内径方向に延びる断面円形状の穴を言う。
また、「一連の小穴」とは、複数の小穴が、連続的に配列されている小穴を言う。
また、「拡幅部」とは、その幅が、細い切れ込みの幅に対して増加している部分のことを言い、細長い切れ込みと連通して、一体的に形成されているものをいう。
上述したように構成された本発明においては、一連の小穴が、細長い切れ込みを形成する場合と比較して、ブロック剛性の低下の度合いを抑制できるような周方向エッジの所定の近傍領域に形成されるので、細長い切れ込みを形成する場合よりもブロック剛性の低下を抑制することが出来、その結果、トレッドパターンの耐久性を向上させることが出来る。
さらに、本発明においては、一連の小穴を周方向エッジの所定の近傍領域に形成した上で、そのような一連の小穴が、周方向エッジと細い切れ込みの中間部に配置されるよう形成されるので、その細長い切れ込みが有する拡幅部により、一連の小穴による氷表面の水膜の吸い上げ効率を向上させることが出来る。即ち、拡幅部の周囲のブロック剛性は局所的に低下するので、そのような配置により、拡幅部によるブロック剛性の相対的な低下を一連の小穴に及ぼし易くなり、それにより、小穴のエッジ部に働くエッジ圧力を高めることにより各小穴のエッジ効果を高めて、より効果的に氷表面の水膜を小穴の内部に吸い上げることが可能となるので、氷上性能が向上される。
また、底部に拡幅部を有する細い切れ込みは、その拡幅部により、細い切れ込みの底部における応力集中を抑制し、また、その拡幅部により、ブロックが空気に触れる面積を大きくし、それにより、ブロックの放熱性を優れたものとすることが出来、ブロックに用いられている材料の熱による劣化を抑制することが出来る。こられの結果、トレッドパターン耐久性をより確実に向上させることが出来る。
これらの結果、本発明によれば、一連の小穴を周方向エッジの所定の近傍領域に形成することによるブロック剛性の低下の度合いの抑制、拡幅部による細長い切れ込みの底部における応力集中の抑制、及び、拡幅部の放熱によるブロックの材料の劣化の抑制により、ブロック全体としては高い剛性を保ちながら、トレッドパターン耐久性を向上しつつ、第1の氷上性能を果たす細長い切れ込みと、拡幅部により水膜の吸い上げ効率が向上するように配置された第2の氷上性能を果たす一連の小穴とを上述したように配置することにより、氷上性能をも向上することが出来る。
本発明において、好ましくは、冬用空気入りタイヤ用トレッドは規定された回転方向を有し、周方向エッジの所定の近傍領域は、蹴り出し側周方向エッジの近傍領域である。
ここで、「蹴り出し側周方向エッジ」とは、周方向エッジのうち、タイヤ回転方向後ろ側に位置する周方向エッジのことを言う。
このように構成された本発明においては、細い切れ込みを形成する場合と比較して機械的応力に対する耐性の高い一連の小穴を、周方向エッジのうち、タイヤ回転時に最も応力の集中する蹴り出し側周方向エッジの近傍領域に形成することにより、より効果的にトレッドパターン耐久性を向上させることが出来る。
本発明において、好ましくは、少なくとも1つの一連の小穴が間に形成された周方向エッジと少なくとも1つの細い切れ込みとの間隔が8.0mm〜14.0mmである。
このように構成された本発明においては、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下の抑制とを図ることが出来る。即ち、周方向エッジと、底部に拡幅部を有する細い切れ込みとの間隔を8.0mmよりも小さくすると、それらの中間部に形成された一連の小穴のブロック剛性の低下抑制効果が薄れ、トレッドパターン耐久性が低下してしまう。一方、周方向エッジと、底部に拡幅部を有する細い切れ込みとの間隔を14.0mmよりも大きくすると、拡幅部を持つ細い切れ込みと、一連の小穴を組み合わせることにより、拡幅部の周囲のブロック剛性の局所的な低下による一連の小穴の氷表面の水膜の吸い上げ効率を向上させる効果が薄れ、氷上性能が低下してしまう。従って、周方向エッジと少なくとも1つの細い切れ込みとの間隔を8.0mm〜14.0mmとすれば、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下の抑制とを図ることが出来る。
本発明において、好ましくは、少なくとも1つの一連の小穴を構成する小穴の直径が1.0mm〜3.0mmである。
このように構成された本発明においては、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下の抑制とを図ることが出来る。即ち、一連の小穴を構成する小穴の直径を1.0mmよりも小さくすると、それらの小穴が氷表面の水膜を内部に吸い上げる効果が、拡幅部によるブロック剛性の局所的な低下に伴う小穴による氷表面の水膜の吸い上げ効率の向上効果と合わせてもなお不十分となり、氷上性能が低下してしまう。一方、一連の小穴を構成する小穴の直径を3.0mmよりも大きくすると、一連の小穴を周方向エッジの所定の近傍領域に形成したことによるブロック剛性の低下抑制効果が薄れ、トレッドパターン耐久性が低下してしまうのみならず、ブロック表面の小穴の面積が拡大することにより、ブロック表面の路面に接触する面積が減少してしまうことにより、氷上性能が低下してしまう。従って、小穴の直径を1.0mm〜3.0mmとすれば、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下を抑制とを図ることが出来る。
本発明において、好ましくは、少なくとも1つの一連の小穴を構成する小穴の間隔が3.0mm〜6.0mmである。
このように構成された本発明においては、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下の抑制とを図ることが出来る。即ち、一連の小穴を構成する小穴の隣接間隔を3.0mmよりも小さくすると、一連の小穴を周方向エッジの所定の近傍領域に形成したことによるブロック剛性の低下抑制効果が薄れ、トレッドパターン耐久性が低下してしまう。一方、一連の小穴を構成する小穴の隣接間隔を6.0mmよりも大きくすると、それらの小穴が氷表面の水膜を内部に吸い上げる効果が、拡幅部によるブロック剛性の局所的な低下に伴う小穴による氷表面の水膜の吸い上げ効率の向上効果と組み合わせてもなお不十分となり、氷上性能が低下してしまう。従って、一連の小穴を構成する小穴の隣接間隔を3.0mm〜6.0mmとすれば、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下の抑制とを図ることが出来る。
本発明において、好ましくは、少なくとも1つの細長い切れ込みが有する拡幅部は円形状の断面形状を有する。
このように構成された本発明においては、拡幅部が、一般的に、応力の分散(応力集中の抑制)と、空気に触れる面積の増加による放熱性とのバランスに優れる円形状の断面形状を有するので、トレッドパターン耐久性を向上させることができ、また底部に拡幅部を有する細い切れ込みを製造する際の工程の複雑さも緩和することができる。
本発明において、好ましくは、拡幅部の円形状の断面の直径が1.0mm〜3.0mmである。
このように構成された本発明においては、氷上性能の低下の抑制とトレッドパターン耐久性の向上とを図ることが出来る。即ち、少なくとも1つの細長い切れ込みが有する拡幅部の円形状の断面の直径を1.0mmよりも小さくすると、拡幅部の局所的なブロック剛性の低下度合いが小さくなり、周方向エッジと拡幅部を有する細い切れ込みの中間部に少なくとも1つの一連の小穴を配置しても、その一連の小穴による氷表面の水膜の吸い上げ効率の向上効果が低下してしまう。一方、少なくとも1つの細長い切れ込みが有する拡幅部の円形状の断面の直径を3.0mmよりも大きくすると、拡幅部の局所的なブロック剛性の低下度合いが大きくなり、ブロック剛性が全体的に低下し易くなり、トレッドパターン耐久性が低下してしまう。従って、少なくとも1つの細長い切れ込みが有する拡幅部の円形状の断面の直径を1.0mm〜3.0mmとすれば、氷上性能の低下の抑制とトレッドパターン耐久性の向上とを図ることが出来る。
本発明において、好ましくは、周方向に並ぶブロックはトレッドショルダー部に形成されている。
ここで、「トレッドショルダー部」とは、トレッド部のタイヤ幅方向最外側に位置する領域のことを言う。
このように構成された本発明においては、周方向に並ぶブロックは、タイヤ転動時、トレッド上の他の領域より重要な機能を果たし、その発熱が他のトレッド部より高いトレッドショルダー部に形成されるので、効果的にトレッドパターン耐久性を向上させることが出来る。
本発明において、好ましくは、少なくとも1つの細い切れ込みは、トレッド外側に位置するブロック壁に開口するように形成されている。
ここで、「トレッド外側」とは、タイヤ幅方向外側に向かう方向のことを言う。
また、「ブロック壁」とは、ブロック側面の溝に面している部分のことを言う。ブロックがトレッドショルダー部に位置している場合、トレッド外側に位置するブロック側面もブロック壁と呼ぶ。
このように構成された本発明においては、ブロック壁に開口している開口部から、ブロック内の熱を放熱することにより、高い放熱性を得ることができるので、ブロックに用いられている材料の熱による劣化をより効果的に抑制し、トレッドパターン耐久性を向上させることが出来る。
本発明の第1実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッドを模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッド上のブロックを模式的に示す図である。 図2のIII−III線に沿って見た冬用タイヤ用トレッド上のブロックの拡大断面図である。 本発明の第2実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッド上のブロックを模式的に示す図である。 本発明の第3実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッドを模式的に示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。
先ず、図1乃至図3により、本発明の第1実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッドを説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッドを模式的に示す図であり、図2は、本発明の第1実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッド上のブロックを模式的に示す図であり、図3は、図2のIII−III線に沿って見た冬用タイヤ用トレッド上のブロックの拡大断面図である。
先ず、図1に示すように、符号1は、第1実施形態による冬用空気入りタイヤトレッド1を示す。なお、この例におけるタイヤサイズは205/55R16である。
このトレッド1には、タイヤの周方向に延びる3本の周方向溝2と、タイヤの横方向(幅方向)に延びる複数の横方向溝3が形成されている。符号4は、第1実施形態による冬用タイヤトレッド1上のブロックを示し、これらのブロック4は、周方向溝2及び横方向溝3により区切られることにより形成され、また、横方向溝3により、周方向エッジ42が形成される。なお、本実施形態における冬用タイヤトレッド1は、タイヤ回転方向が規定されていないものである。
次に、図2及び図3に示すように、これらのブロック4は、周方向溝2の溝深さDと同じブロック高さを有するように形成され、また、タイヤ転動時に路面と接触する面41を有している。横方向溝3は、周方向溝2と同じ溝深さDを有している。本実施形態においては、周方向溝2の溝深さDは9.2mmである。
また、図3に示すように、周方向エッジ42は、横方向溝3に面している。
次に、図1乃至図3に示すように、各ブロック4には、複数の小穴7からなる一連の小穴6と、細い切れ込み5とが形成されている。本実施形態では、ブロック4に、小穴7aで構成される一連の小穴6aと細い切れ込み5aとの組と、小穴7bで構成される一連の小穴6bと細い切れ込み5bとの組とが、それぞれの周方向エッジ42側に設けられている。これらの2組の構成及び作用は互いに同一であるので、以下では、一方の組について主に説明する。
先ず、一連の小穴6の構成及び作用について説明する。
図2及び図3に示すように、一連の小穴6a(6b)は、路面と接触する面41に開口すると共にタイヤ内径方向に延び、周方向溝2の溝深さD以下の深さDHをそれぞれ有する5個の小穴7a(7b)を有し、これらの小穴7a(7b)が連続的に配列されて構成される。本実施形態では、一連の小穴6a(6b)は、小穴7aが直線的に並ぶよう構成されている。
なお、本実施形態では、一連の小穴6a(6b)を5つの小穴7a(7b)で構成しているが、この図示の例に限らず、少なくとも2つ以上の小穴で構成しても良い。小穴7の深さDHは、最大で周方向溝2と同じDである。本実施形態において、小穴7の深さDHは7.5mmである。
これらの2つの一連の小穴6a、6bは、ブロック4を区切る横方向溝3にほぼ平行な端部である周方向エッジ42の近傍領域Aにそれぞれ形成されている。これらの近傍領域Aは、細長い切れ込みを形成するよりも、一連の小穴を形成した方が、ブロック剛性の低下の度合いを抑制できるような領域であり、図2に示すように、周方向エッジ42から、タイヤ周方向に、距離daまで延びる領域である。本実施形態のブロック4において、距離daは、8mmである。本実施形態では、このような近傍領域Aに一連の小穴6a、6bを形成して、ブロック剛性の低下を抑制し、トレッドパターンの耐久性を向上させるようにしている。
次に、図1及び図2に示すように、一連の小穴6a(6b)は、周方向エッジ42の近傍領域Aにおいて、それらの各小穴7a(7b)が周方向エッジ42に対してほぼ平行に並ぶように形成されている。本実施形態においては、周方向エッジ42と、一連の小穴6a(6b)との間隔dmは、5.0mmである。また、本実施形態においては、一連の小穴6を構成するそれぞれの小穴7の直径dh(図2参照)は1.5mmであり、隣接する小穴7の間隔db(図2参照)はそれぞれ5.0mmである。
次に、細い切れ込み5の構成及び作用について説明する。
先ず、図1乃至図3に示すように、ブロック4には、路面と接触する面41に開口し、タイヤ内径方向に延びる細い切れ込み5a(5b)が、ブロックの中央領域に形成されている。図1及び図2に示すように、細い切れ込み5a(5b)は、その全体が、タイヤ横方向に延び、また、周方向エッジ42にほぼ平行に延びるように形成されている。
次に、図2及び図3に示すように、細い切れ込み5a(5b)の底部には、タイヤ横方向に延び、且つ、周方向エッジ42にほぼ平行に延びる、断面円形状の拡幅部51a(51b)が形成されている。この拡幅部51a(51b)は、細い切れ込み5a(5b)の底部と連通し且つ細い切れ込み5の底部での幅を拡大するように、細い切れ込み5a(5b)と一体的に形成された空間部である。拡幅部51a(51b)を含む細い切れ込み5a(5b)の深さDI(図3参照)は、最大で周方向溝2の溝深さDと同じである。本実施形態においては、拡幅部51a(51b)を含む細い切れ込み5a(5b)の深さDIは7.5mmであり、断面円形状の拡幅部51a(51b)の直径dw(図3参照)は、1.5mmである。
このブロック4の路面と接触する面41に開口する細い切れ込み5a(5b)は、氷上においては、周方向エッジ42の追加エッジとしていわゆるエッジ効果を発揮するばかりでなく、その細い切れ込み5の切れ込み部に、ブロック4と氷の間に存在する水膜を取り込み、ブロック4と氷との直接接触を促す効果を発揮し、氷上性能を向上させるものである。
また、細い切れ込み5の底部に形成された拡幅部51は、細い切れ込み5の底部における応力集中を抑制し、また、ブロック4内で空気に触れる面積を拡幅部51を設けた分相対的に大きくしてブロック4の放熱効果を向上させ、ブロック4に用いられている材料の熱による劣化を抑制させ、トレッドパターン耐久性を向上させるようにするものである。本実施形態において、周方向エッジ42と細い切れ込み5a(5b)との間隔dsは10.0mmである。
次に、周方向エッジ42、一連の小穴6a(6b)及び細い切れ込み5の配置及び作用について説明する。
ここで、一般的に、一連の小穴を形成する場合、細い切れ込みを形成する場合よりも、ブロック剛性の低下を抑制して、ブロック全体として高いブロック剛性を確保することができるが、一方、一連の小穴を形成する場合、細長い切れ込みを形成する場合よりも、ブロック剛性の低下を抑制した分、一連の小穴のエッジ部に働くエッジ圧力を上げることが難しく、小穴での氷上性能の向上は得られない。
そこで、本実施形態では、細い切れ込み5a(5b)の底部に拡幅部51a(51b)を形成したことにより、まず、拡幅部51a(51b)の周辺の剛性を局所的に低下させ、その局所的にブロック剛性が低下された範囲に、一連の小穴6a(6b)が配置されるようにして、一連の小穴のエッジ部に働くエッジ圧力を高めるようにしている。具体的には、本実施形態では、上述したように一連の小穴6a(6b)を周方向エッジ42の近傍領域に形成/配置すると共に、図1乃至図3に示すように、一連の小穴6a(6b)が、周方向エッジ42と細い切れ込み5a(5b)との中間部に形成/配置するようにしている。
本実施形態では、このような配置により、一連の子穴6a(6b)周辺の剛性を局所的に低下させ、一連の小穴6のエッジ部に働くエッジ圧力を高め、一連の小穴6が、氷上において、周方向エッジ42及び細い切れ込み5a(5b)の追加エッジとしていわゆるエッジ効果を発揮し、その内部に、ブロックと氷の間に存在する水膜を取り込み、ブロックと氷との直接接触を促す効果を発揮し、氷上性能を向上させるようにしている。
本実施形態において、一連の小穴6a(6b)と周方向エッジ42との間隔は、周方向エッジ42と底部に拡幅部51a(51b)を有する細い切れ込み5a(5b)との間隔ds(=10mm)の半分である5.0mmである。即ち、本実施形態では、一連の小穴6a(6b)が、周方向エッジ42と、底部に拡幅部51a(51b)を有する細い切れ込み5a(5b)との中間位置に配置されるようになっている。なお、周方向エッジ42と細い切れ込み5a(5b)との間隔dsが10mmの場合、一連の小穴6a(6b)が、一連の小穴6a(6b)と周方向エッジ42との間隔dmが4.0mm〜6.0mmの範囲となるような、周方向エッジ42と細い切れ込み5a(5b)との中間部に形成されていれば、上述したような、拡幅部51a(51b)による一連の小穴6a(6b)のエッジ圧力を高める効果を効果的に得ることが出来る。なお、後述するように、周方向エッジ42と細い切れ込み5a(5b)との間隔dsを本実施形態の10.0mmとしない場合には、その値に応じて比例して、このような一連の小穴を形成する中間部の位置及び範囲も変更される。
ここで、上述した例では、周方向エッジ42と細い切れ込み5a(5b)との間隔dsを10.0mmとしているが、この周方向エッジ42と細い切れ込み5a(5b)との間隔dsは、8.0mm〜14.0mmの値であればよい。
これは、周方向エッジ42と、底部に拡幅部51a、51bを有する細い切れ込み5a、5bとの間隔dsを8.0mmよりも小さくすると、それらの中間部に形成された一連の小穴6a、6のブロック剛性の低下抑制効果が薄れ、トレッドパターン耐久性が低下してしまうからである。一方、周方向エッジ42と、底部に拡幅部51a、51bを有する細い切れ込み5a、5bとの間隔dsを14.0mmよりも大きくすると、拡幅部(51a、51b)を持つ細い切れ込み(5a、5b)と、一連の小穴(6a、6b)を組み合わせることにより、拡幅部(51a、51b)の周囲のブロック剛性の局所的な低下による一連の小穴(6a、6b)の氷表面の水膜の吸い上げ効率を向上させる効果が薄れ、氷上性能が低下してしまうからである。
また、上述した例では、小穴7a、7bの直径dhを1.5mmに形成しているが、これらの小穴7a、7bの直径dhは、1.0mm〜3.0mmの範囲内の値としても良い。
これは、一連の小穴(6a、6b)を構成する小穴(7a、7b)の直径dhを1.0mmよりも小さくすると、それらの小穴が氷表面の水膜を内部に吸い上げる効果が、細長い切れ込み(5)の拡幅部(51a、51b)による、ブロック剛性の局所的な低下に伴う小穴(7a、7b)による氷表面の水膜の吸い上げ効率の向上効果と合わせてもなお不十分となり、氷上性能が低下してしまうからである。一方、一連の小穴(6a、6b)を構成する小穴(7a、7b)の直径dhを3.0mmよりも大きくすると、一連の小穴(6a、6b)を周方向エッジ42の近傍領域に形成したことによる上述したようなブロック剛性の低下抑制効果が薄れ、トレッドパターン耐久性が低下してしまうのみならず、ブロックの表面の小穴(7a、7b)の面積が拡大することにより、ブロック表面の路面に接触する面積が減少してしまうことにより、氷上性能が低下してしまうからである。
また、上述した例では、隣接する小穴7a(7b)の間隔dbを5.0mmとしているが、この隣接する小穴7a(7b)の間隔dbは3.0mm〜6.0mmの範囲内の値であればよい。
これは、一連の小穴6a(6b)を構成する小穴7a(7b)の隣接間隔dbを3.0mmよりも小さくすると、一連の小穴6a(6b)を周方向エッジ42の近傍領域Aに形成したことによるブロック剛性の低下抑制効果が薄れ、トレッドパターン耐久性が低下してしまうからである。一方、一連の小穴6a(6b)を構成する小穴7a(7b)の隣接間隔dbを6.0mmよりも大きくすると、それらの小穴が氷表面の水膜を内部に吸い上げる効果が、拡幅部(51a、51b)によるブロック剛性の局所的な低下に伴う小穴(7a、7b)による氷表面の水膜の吸い上げ効率の向上効果と組み合わせてもなお不十分となり、氷上性能が低下してしまうからである。
また、上述した例では、断面円形状の拡幅部51a(51b)の直径dwを1.5mmとしているが、この断面円形状の拡幅部51a(51b)の直径dwは、1.0mm〜3.0mmの値であればよい。
これは、細長い切れ込み5a(5b)が有する拡幅部51a(51b)の円形状の断面の直径dwを1.0mmよりも小さくすると、拡幅部51a(51b)の局所的なブロック剛性の低下度合いが小さくなり、一連の小穴6a(6b)を、周方向エッジ42の近傍領域Aに形成すると共に、周方向エッジ42と拡幅部51a(51b)を有する細い切れ込み5a(5b)の中間部に配置するようにしても、拡幅部51a(51b)の周囲の局所的なブロック剛性の低下がその一連の小穴6a(6b)に及ばず、或いは、及びにくくなり、一連の小穴6a(6b)による氷表面の水膜の吸い上げ効率の向上効果が低下してしまうからである。一方、細長い切れ込み5a(5b)が有する拡幅部51a(51b)の円形状の断面の直径dwを3.0mmよりも大きくすると、拡幅部51a(51b)の周囲の局所的なブロック剛性の低下度合いが大きくなり、ブロックの全体的な剛性が低下し易くなるので、トレッドパターン耐久性が低下してしまうからである。
なお、上述した拡幅部51a(51b)の断面形状は円形状に限らず、その場合の細い切れ込み5a(5b)に対する幅の増加分は、上述したような作用を得られる範囲で変更できる。
次に、図4により、本発明の第2実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッドを説明する。図4は、本発明の第2実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッド上のブロックを模式的に示す図である。
この第2実施形態のタイヤ用トレッドの基本構成は、上述した第1実施形態と同様であるので、以下では、主に異なる点を説明する。
第2実施形態のトレッド1は、図4の矢印DRで回転方向を示すように、タイヤの回転方向が規定されている。
図4に示すように、第2実施形態においても、ブロック4は、横方向溝3の溝深さDと同じブロック高さを持つように形成され、タイヤ転動時に路面と接触する面41を有している。
ブロック4には、第1実施形態で上述したものと同様の一連の小穴6が形成されている。この第2実施形態では、ブロック4に、路面と接触する面41に開口し、タイヤ内部方向に延びる、5つの小穴7からなる一連の小穴6が1つ形成されている。
そして、第2実施形態では、一連の小穴6は、周方向エッジ42a、42bの近傍領域のうち、図4に示すように、タイヤ回転時に最も応力の集中する蹴り出し側周方向エッジ42aの近傍領域Aに形成されている。この蹴り出し側周方向エッジ42aの近傍領域Aは、第1実施形態と同様に、細長い切れ込みを形成するよりも、一連の小穴6を形成した方が、ブロック剛性の低下の度合いを抑制できるような領域であり、図4に示すように、蹴り出し側周方向エッジ42aから、タイヤ回転方向DRに、距離daまで延びる領域である。第2実施形態における距離daは、8mmである。
また、ブロック4には、第1実施形態で上述したものと同様の細い切れ込み5が形成されている。この第2実施形態では、ブロック4には、路面と接触する面41に開口し、タイヤ内部方向に延びる細い切れ込み5が1つ形成されている。また、この細い切れ込み5には、第1実施形態と同様に、その底部に円形状の断面形状を有する拡幅部51が形成されている。
この第2実施形態では、拡幅部51の直径dwは2mmである。このように、第2実施形態では、第1実施形態の拡幅部51の直径dw(=1.5mm)よりも拡幅部51の直径dwを大きくしている分、拡幅部51の周囲のブロック剛性の低下度合いを大きくし、それにより、上述したように、一連の小穴6のエッジ部に働くエッジ圧力をより効果的に高めることにより、吸水効果をより向上させるようにしている。また、拡幅部51の直径dwを大きくしている分、拡幅部51の表面積を増加させ、それにより、ブロック4内で空気に触れる面積をさらに大きくすることにより、ブロック4の放熱効果をさらに向上させ、トレッドパターン耐久性を向上させるようにしている。
この第2実施形態では、この細い切れ込み5及びその拡幅部51は、ブロック4の面41だけでなく、図4上で矢印DEで示すトレッド外側に位置するブロック壁43にも開口している。このような開口により、タイヤ転動中の発熱をより効果的に抑制し、トレッドパターン耐久性を向上させるようにしている。なお、本実施形態では、底部に拡幅部51が形成された細い切れ込み5は、拡幅部51も含め、幅方向及び深さ方向どちらにも振幅(ジグザグ状などの形状や幅方向寸法を含む)を有して形成されているが、直線状や、内部で幅が変化するなど、他の形態に適宜変更することができる。
この第2実施形態でも、上述した第1実施形態と同様に、一連の小穴6は、周方向エッジ42aと底部に拡幅部51を有する細い切れ込み5との中間部に形成され、一連の小穴6の寸法、及び、一連の小穴6、細長い切れ込み5及び周方向エッジ42の寸法関係も第1実施形態と同様であり、それらの作用も、第1実施形態で上述したものと同様の作用が得られる。
次に、図5により、本発明の第3実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッドを説明する。図5は、本発明の第3実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッドを模式的に示す図である。
この第3実施形態におけるトレッド1は、図5の矢印DRで回転方向を示すように、タイヤの回転方向が規定されており、トレッド1上には四本の周方向溝2が形成され、これら周方向溝2に区切られる形でトレッド1が複数領域に分割されている。なお、この例におけるタイヤサイズは205/55R16である。
本実施形態では、トレッド1の中央部分は連続的なリブ状になっており、複数の細い切れ込みが形成されている。また、トレッド1の中央部分と、トレッドショルダー部との間の領域には、横方向溝3が形成され、それにより形成されたブロック上には、同じく複数の細い切れ込みが形成されている。
トレッドショルダー部にも、横方向溝3が形成され、それにより形成されたブロック4は、タイヤ転動時に路面と接触する面41を有している。
ブロック4には、第1実施形態で上述したものと同様の一連の小穴6が形成されている。この第3実施形態では、トレッドショルダー部におけるブロック4に、路面と接触する面41に開口し、タイヤ内部方向に延び、5つの小穴7からなる一連の小穴6が1つ形成されている。
そして、第3実施形態では、一連の小穴6は、周方向エッジ42a、42bの近傍領域のうち、図5に示すように、タイヤ回転時に最も応力の集中する蹴り出し側周方向エッジ42の近傍領域Aに形成されている。この蹴り出し側周方向エッジ42の近傍領域Aは、第1実施形態と同様に、細長い切れ込みを形成するよりも、一連の小穴6を形成した方が、ブロック剛性の低下の度合いを抑制できるような領域であり、図5に示すように、蹴り出し側周方向エッジ42aから、タイヤ回転方向DRに、距離daまで延びる領域である。第3実施形態における距離daは、8mmである。
また、ブロック4には、第1実施形態で上述したものと同様の細い切れ込み5が形成されている。第3実施形態では、ブロック4に、路面と接触する面41に開口し、タイヤ内部方向に延伸する細い切れ込み5a、5bが2つ形成されており、これらの2つの細い切れ込み5a、5bには、それぞれ、底部に円形状の断面形状を有する拡幅部51a、51bが形成されている。
これらの細い切れ込み5a、5b及びその拡幅部51a、51bは、ブロック4の面41だけでなく、図5上で矢印DEで示すトレッド外側に位置するブロック壁43にも開口している。このような開口により、タイヤ転動中の発熱をより効果的に抑制できるため、トレッドパターン耐久性を向上させることができる。なお、本実施形態では底部に拡幅部51が形成された細い切れ込み5は、拡幅部51を含め、幅方向及び深さ方向どちらにも振幅を有して形成されているが、直線状や、内部で幅が変化するなど、他の形態に適宜変更することができる。
この第3実施形態におけるブロック4は、タイヤ転動時のトレッド1のブロック4の発熱に関して、トレッド上の他の領域より重要なトレッドショルダー部に形成されているため、より効果的にトレッドパターン耐久性を向上させることができる。
また、この第3実施形態では、一連の小穴6は、周方向エッジ42aと、細い切れ込み5a、5bのうち、底部に拡幅部51aを有する細い切れ込み5aとの中間部に形成され、また、上述した第1実施形態と同様に、一連の小穴6の寸法、及び、一連の小穴6、細長い切れ込み5a及び周方向エッジ42aの寸法関係も第1実施形態と同様であり、それらの作用は、第1実施形態で上述したものと同様の作用が得られる。
他方の拡幅部51bを有する細い切れ込み5aは、ブロック4のさらなる氷上性能の向上及び放熱に寄与する。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について記述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
次に、本発明の第1乃至第3実施形態の主な作用効果を説明する。
第1乃至第3実施形態による冬用空気入りタイヤ用トレッド1は、横方向溝3により形成される周方向エッジ42と、周方向エッジ42に対しほぼ平行に延びると共に周方向溝2の深さD以下の深さDIを有し、その底部に拡幅部51を有する少なくとも1つの細い切れ込み5と、ブロック4の接地面41に開口し、タイヤ内径方向に延びると共に周方向溝2の深さD以下の深さDHを有し、少なくとも二つの小穴7からなる少なくとも1つの一連の小穴6と、がそれぞれ形成された周方向に並ぶブロック4を有し、少なくとも1つの一連の小穴6を、それらの小穴7が周方向エッジ42に対しほぼ平行に並ぶように「周方向エッジ42の所定の近傍領域」、即ち、「細長い切れ込みを形成する場合と比較してブロック剛性の低下の度合いを抑制できるような周方向エッジの近傍領域(上述した第1乃至第3実施形態では、周方向エッジ42或いは蹴り出し側周方向エッジ42aから8mmの距離daの領域A)」に形成するようにしているので、細長い切れ込みを形成する場合よりもブロック剛性の低下を抑制することが出来、その結果、トレッドパターンの耐久性を向上させることが出来る。言い換えれば、氷上性能を維持する第1の機能を果たす細長い切れ込みを周方向エッジ42の近傍に形成するとブロック4の剛性の低下度合いが大きいので、上述した実施形態のように、氷上性能を維持する第2の機能を果たす一連の小穴6を、周方向エッジ42或いは蹴り出し側周方向エッジ42aの近傍領域Aに形成すれば、ブロック剛性の低下を抑制することが出来る。
さらに、第1乃至第3実施形態においては、一連の小穴6を上述した周方向エッジ42或いは蹴り出し側周方向エッジ42aの近傍領域Aに形成した上で、そのような一連の小穴6が、周方向エッジ42と細い切れ込み5の中間部に配置されるよう形成されるので、その細長い切れ込み5が有する拡幅部51により、一連の小穴6による氷表面の水膜の吸い上げ効率を向上させることが出来る。即ち、拡幅部51の周囲のブロック剛性は局所的に低下するので、そのような配置により、拡幅部51によるブロック剛性の相対的な低下を一連の小穴6に及ぼし易くなり、それにより、小穴6のエッジ部に働くエッジ圧力を高めることにより各小穴7のエッジ効果を高めて、より効果的に氷表面の水膜を小穴の内部に吸い上げることが可能となるため、氷上性能が向上される。
さらに、第1乃至第3実施形態によれば、一連の小穴6を周方向エッジ42或いは蹴り出し側周方向エッジ42aの近傍領域Aに形成することによるブロック剛性の低下の度合いの抑制、拡幅部51による細長い切れ込み5の底部における応力集中の抑制、及び、拡幅部51の放熱によるブロック4の材料の劣化の抑制により、ブロック全体としては高い剛性を保ちながら、トレッドパターン耐久性を向上しつつ、第1の氷上性能を果たす細長い切れ込み5と、拡幅部51により水膜の吸い上げ効率が向上するように配置された第2の氷上性能を果たす一連の小穴6とを第1乃至第3実施形態で上述したように配置することにより、氷上性能をも向上することが出来る。
また、第2及び第3実施形態によれば、冬用空気入りタイヤ用トレッド1は規定された回転方向DRを有し、このようなトレッド1のブロック4において、細い切れ込みを形成する場合と比較して機械的応力に対する耐性の高い一連の小穴6が、周方向エッジのうち、タイヤ回転時に最も応力の集中する蹴り出し側周方向エッジ42aの近傍領域Aに形成されているので、より効果的にトレッドパターン耐久性を向上させることが出来る。
また、第1乃至第3実施形態によれば、少なくとも1つの一連の小穴が間に形成された周方向エッジと少なくとも1つの細い切れ込みとの間隔dsが8.0mm〜14.0mmであるので、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下の抑制とを図ることが出来る。
また、第1乃至第3実施形態によれば、少なくとも1つの一連の小穴を構成する小穴の直径dhが1.0mm〜3.0mmであるので、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下を抑制とを図ることが出来る。
また、第1乃至第3実施形態によれば、少なくとも1つの一連の小穴を構成する小穴の隣接間隔dbが3.0mm〜6.0mmであるので、トレッドパターン耐久性の向上と、氷上性能の低下の抑制とを図ることが出来る。
また、第1乃至第3実施形態によれば、少なくとも1つの細長い切れ込み5、5a、5bが有する拡幅部51、51a、51bを、一般的に、応力の分散(応力集中の抑制)と、空気に触れる面積の増加による放熱性とのバランスに優れる円形状の断面形状となるように形成しているので、トレッドパターン耐久性を向上させることができ、また底部に拡幅部51、51a、51bを有する細い切れ込みを製造する際の工程の複雑さも緩和することができる。
また、第1乃至第3実施形態によれば、少なくとも1つの細長い切れ込み5、5a、5bが有する拡幅部51、51a、51bの円形状の断面の直径dwが1.0〜3.0mmであるので、氷上性能の低下の抑制とトレッドパターン耐久性の向上とを図ることが出来る。
また、第2及び第3実施形態によれば、上述したような一連の小穴6、細い切れ込み5、5a、5b、周方向エッジ42を有する周方向に並ぶブロック4は、タイヤ転動時、トレッド1上の他の領域より重要な機能を果たし、その発熱が他のトレッド部より高いトレッドショルダー部に形成されるので、効果的にトレッドパターン耐久性を向上させることが出来る。
また、第2及び第3実施形態によれば、拡幅部51、51a、51bが形成された細い切れ込み5、5a、5bは、トレッド外側に位置するブロック壁43に開口するように形成されているので、ブロック壁43に開口している開口部から、ブロック4内の熱を放熱することにより、高い放熱性を得ることができるため、ブロック4に用いられている材料の熱による劣化をより効果的に抑制し、トレッドパターン耐久性を向上させることが出来る。
1 冬用タイヤトレッド
2 周方向溝
3 横方向溝
4 ブロック
41 ブロック4上でタイヤ転動時に路面と接触する面
42 周方向エッジ
43 ブロック壁
5、5a、5b 細い切れ込み
51、51a、51b 細い切れ込みの拡幅部
6、6a、6b 一連の小穴
7、7a、7b 小穴

Claims (9)

  1. タイヤ周方向に延びる少なくとも一本の周方向溝と、タイヤ横方向に延びる複数の横方向溝と、これらの周方向溝及び横方向溝によって区切られた複数のブロックと、を有する冬用空気入りタイヤ用トレッドであって、
    前記横方向溝により形成される周方向エッジと、
    前記周方向エッジに対しほぼ平行に延びると共に前記周方向溝の深さ以下の深さを有し、その底部に拡幅部を有する少なくとも1つの細い切れ込みと、
    ブロックの接地面に開口し、タイヤ内径方向に延びると共に前記周方向溝の深さ以下の深さを有し、少なくとも二つの小穴からなる少なくとも1つの一連の小穴と、がそれぞれ形成された周方向に並ぶブロックを有し、
    前記少なくとも1つの一連の小穴は、前記周方向エッジの所定の近傍領域に形成され、且つ、前記周方向エッジと前記少なくとも1つの細い切れ込みの中間部に形成されていることを特徴とする冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  2. 前記冬用空気入りタイヤ用トレッドは規定された回転方向を有し、
    前記周方向エッジの所定の近傍領域は、蹴り出し側周方向エッジ近傍領域である請求項1記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  3. 前記少なくとも1つの一連の小穴が間に形成された前記周方向エッジと前記少なくとも1つの細い切れ込みとの間隔が8.0mm〜14.0mmである請求項1又は請求項2に記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  4. 前記少なくとも1つの一連の小穴を構成する小穴の直径が1.0mm〜3.0mmである請求項1乃至3の何れか1項に記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  5. 前記少なくとも1つの一連の小穴を構成する小穴の隣接する小穴の間隔が3.0mm〜6.0mmである請求項1乃至4の何れか1項に記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  6. 前記少なくとも1つの細長い切れ込みが有する拡幅部は円形状の断面形状を有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  7. 上記拡幅部の円形状の断面の直径が1.0mm〜3.0mmである請求項6に記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  8. 前記周方向に並ぶブロックはトレッドショルダー部に形成されている請求項1乃至7の何れか1項に記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
  9. 前記少なくとも1つの細い切れ込みは、トレッド外側に位置するブロック壁に開口するように形成されている請求項1乃至8の何れか1項に記載の冬用空気入りタイヤ用トレッド。
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