JP5066980B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
この空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延在する複数の周方向主溝21、22と、これらの周方向主溝21、22により区画されて成る複数の陸部31〜33とをトレッド部に有する(図1参照)。複数の陸部31〜33は、タイヤ幅方向の最も外側にある周方向主溝22を境界として、タイヤ幅方向内側のセンター陸部31、32と、タイヤ幅方向外側のショルダー陸部33とに区画される。
また、この空気入りタイヤ1では、少なくとも一つの陸部33に、サイプ(マルチサイプ)群4が形成される(図1〜図3参照)。このサイプ群4は、複数の主サイプ41および複数の補助サイプ42から成り、陸部33のエッジ部に配置される。複数の主サイプ41および複数の補助サイプ42は、陸部33のエッジ部に沿ってタイヤ周方向に配列される。また、隣り合う主サイプ41、41の間に少なくとも一つの補助サイプ42が配置される。また、主サイプ41のサイプ深さDと、補助サイプ42のサイプ深さdとがd/D≦0.5の関係を有する。
この空気入りタイヤ1では、隣り合う主サイプ41、41の間に補助サイプ42が配置されることにより、陸部33の踏面におけるサイプ密度が適正に確保される(図1および図2参照)。かかる構成では、タイヤ接地時にて、タイヤ周方向に対する陸部33の圧縮量が主サイプ41および補助サイプ42により適正に吸収される。これにより、陸部33の偏摩耗が低減されるので、タイヤの耐偏摩耗性能が適性に維持される利点がある。
なお、この空気入りタイヤ1では、主サイプ41および補助サイプ42から成るサイプ群4のタイヤ周方向のサイプ間隔Psと、主サイプ41のサイプ深さDとが0.2≦Ps/D≦0.5の関係を有することが好ましい(図3参照)。かかる構成では、サイプ群4のサイプ間隔Psが適正化されることにより、陸部33におけるサイプの配置密度が適正化される。これにより、陸部33の偏摩耗が低減されるので、タイヤの耐偏摩耗性能が適性に維持される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、(1)隣り合う主サイプ41、41の間に配置された補助サイプ42の配置数n、(2)隣り合う主サイプ41、41のタイヤ周方向のサイプ間隔Pbと主サイプ41のサイプ深さDとのアスペクト比Pb/D、ならびに、(3)主サイプ41および補助サイプ42から成るサイプ群4のタイヤ周方向のサイプ間隔Psと補助サイプ42のサイプ深さdとのアスペクト比Ps/dが、0.5≦Pb/D≦1.0かつ(2/(n+1))×Pb/D≦Ps/d≦1.0の関係を有することが好ましい(図3および図5参照)。すなわち、各アスペクト比Pb/D、Ps/dが0.5以上1.0以下の範囲内にあり(0.5≦Pb/D≦1.0かつ0.5≦Ps/d≦1.0)、また、各サイプ深さD、dの比d/Dがd/D≦0.5の範囲にあることが好ましい。
また、この空気入りタイヤ1では、主サイプ41のサイプ深さDと周方向主溝22の溝深さGDとが0.5≦D/GD≦1.0であることが好ましい(図3参照)。かかる構成では、主サイプ41のサイプ深さDが規定されることにより、陸部33の摩耗が進行したときの主サイプ41の残存量が適正化される。これにより、陸部33の摩耗初期から摩耗後期に渡り主サイプ41の機能が確保されて、タイヤの耐偏摩耗性能が適正に維持される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、主サイプ41および補助サイプ42がトレッド部ショルダー領域の陸部33に配置されることが好ましい(図1参照)。トレッド部ショルダー領域の陸部33、特に、この陸部33のタイヤ幅方向外側のエッジ部では、偏摩耗が発生し易い。したがって、かかる陸部33に主サイプ41および補助サイプ42が配置されることにより、陸部33の偏摩耗が効果的に低減される。これにより、タイヤの耐偏摩耗性能がより顕著に得られる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、重荷重用ラジアルタイヤを適用対象とすることが好ましい。かかる空気入りタイヤでは、タイヤの偏摩耗が増加し易い傾向にある。したがって、かかる空気入りタイヤを適用対象とすることにより、タイヤの耐偏摩耗性能の向上効果がより顕著に得られる利点がある。
この実施例では、条件が異なる複数の空気入りタイヤについて、(1)耐ティア性能および(2)耐偏摩耗性能に関する性能試験が行われた(図6参照)。この性能試験では、タイヤサイズ295/80R22.5の空気入りタイヤがJATMA規定の適用リムに組み付けられ、この空気入りタイヤに規定内圧および規定荷重が負荷される。また、この空気入りタイヤが2−D4の試験車両の前輪に装着される。
21、22 周方向主溝
31、32 センター陸部
33 ショルダー陸部
4 サイプ群
41 主サイプ
42 補助サイプ
Claims (9)
- タイヤ周方向に延在する複数の周方向主溝と、前記周方向主溝により区画されて成る複数の陸部とをトレッド部に有する空気入りタイヤであって、
前記陸部のエッジ部に沿ってタイヤ周方向に複数の主サイプおよび複数の補助サイプが配列されると共に、隣り合う前記主サイプの間に少なくとも一つの前記補助サイプが配置され、前記主サイプのサイプ深さDと前記補助サイプのサイプ深さdとが0.3≦d/D≦0.5の関係を有し、且つ、
前記主サイプおよび前記補助サイプから成るサイプ群のタイヤ周方向のサイプ間隔Psと前記主サイプのサイプ深さDとが0.2≦Ps/D≦0.5の関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 隣り合う前記主サイプのタイヤ周方向のサイプ間隔Pbがタイヤ全周にて略均一化される請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 隣り合う前記主サイプと前記補助サイプとのタイヤ周方向のサイプ間隔Psがタイヤ周方向に向かうに連れて変化する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 隣り合う前記主サイプの間に配置された前記補助サイプの配置数n、隣り合う前記主サイプのタイヤ周方向のサイプ間隔Pbと前記主サイプのサイプ深さDとのアスペクト比Pb/D、ならびに、前記主サイプおよび前記補助サイプから成るサイプ群のタイヤ周方向のサイプ間隔Psと前記補助サイプのサイプ深さdとのアスペクト比Ps/dが、0.5≦Pb/D≦1.0かつ(2/(n+1))×Pb/D≦Ps/d≦1.0の関係を有する請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記主サイプのサイプ深さDと前記周方向主溝の溝深さGDとが0.5≦D/GD≦1.0である請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記陸部の踏面における前記主サイプおよび前記補助サイプのタイヤ幅方向のサイプ幅Wと、前記陸部のタイヤ幅方向の陸部幅WLとが0.1≦W/WL≦0.2の関係を有する請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記主サイプおよび前記補助サイプがトレッド部ショルダー領域の前記陸部に配置される請求項1〜6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記主サイプおよび前記補助サイプを有する前記陸部がタイヤ周方向に延在するリブである請求項1〜7のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 重荷重用ラジアルタイヤに適用される請求項1〜8のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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