JP2010076561A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエット路面での操縦安定性を向上しながら、ヒールアンドトウ摩耗等の偏摩耗を抑制し、摩耗後のパターンノイズを低減することを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、トレッド部1に複数本の周方向溝2a〜2dと複数本の横溝11,51を設け、車両内側IN及び車両外側OUTのショルダー領域にそれぞれ複数のブロック要素12,52からなるブロック列を区画し、ブロック列のブロック要素12のピッチ種類数をそれぞれ4種類以上とすると共に、車両内側のブロック列の各ブロック要素12にタイヤ幅方向に延びる溝幅0.5mm〜1.5mmのサイプ13を設け、サイプ13の溝幅の種類数を3種類以上とし、ピッチが大きいブロック要素12には溝幅が大きいサイプ13を配置し、ピッチが小さいブロック要素12には溝幅が小さいサイプ13を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)向けの扁平タイヤとして好適な空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ウエット路面での操縦安定性を向上しながら、ヒールアンドトウ摩耗等の偏摩耗を抑制し、摩耗後のパターンノイズを低減することを可能にした空気入りタイヤに関する。
従来、車両に対するタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、乾燥路における操縦安定性と湿潤路における操縦安定性とを両立しながらパターンノイズを低減するために、ブロック列のピッチ数を車両外側領域では30〜60とし、車両内側領域では45〜70とし、車両外側領域のピッチ数PA に対する車両内側領域のピッチ数PB
の比PB /PA を1.3〜2.0の関係にした空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、車両に対するタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、ウェット性能及びドライ性能を両立し、操縦安定性を低下させることなくヒールアンドトウ摩耗を防止するために、車両内側領域に形成された横溝を周方向溝に対して非連通とし、車両外側領域に形成された横溝を周方向溝に対して開口すると共に、車両外側領域の横溝の幅を車両内側領域の横溝の幅よりも小さくし、車両内側領域のネガティブ率を38%〜42%とし、車両外側領域のネガティブ率を30%〜34%とした空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このように車両に対するタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、車両装着状態での特性に応じて非対称のトレッドパターンを形成し、その構成要素の配置を適正化することにより、操縦安定性とパターンノイズとを両立させたり、操縦安定性と耐偏摩耗性とを両立させることが行われている。
しかしながら、例えば、フロントエンジン後輪駆動車両(FR車両)のフロントタイヤにおいては、特に車両内側領域にてヒールアンドトウ摩耗が発生し易く、そのような偏摩耗が進行するとパターンノイズが悪化する傾向がある。そのため、上述のような非対称のトレッドパターンを形成した場合であっても、摩耗後のパターンノイズを低減することは難しいのが現状である。
特開平4−108006号公報 特開2006−62551号公報
本発明の目的は、ウエット路面での操縦安定性を向上しながら、ヒールアンドトウ摩耗等の偏摩耗を抑制し、摩耗後のパターンノイズを低減することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、車両に対するタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝とタイヤ幅方向に延びる複数本の横溝を設け、これら周方向溝及び横溝によりトレッド部の車両内側及び車両外側のショルダー領域にそれぞれ複数のブロック要素からなるブロック列を区画し、これらブロック列におけるブロック要素のピッチ種類数をそれぞれ4種類以上とすると共に、前記車両内側のブロック列の各ブロック要素にタイヤ幅方向に延びる溝幅0.5mm〜1.5mmのサイプを設け、これらサイプの溝幅の種類数を3種類以上とし、ピッチが相対的に大きいブロック要素には溝幅が相対的に大きいサイプを配置し、ピッチが相対的に小さいブロック要素には溝幅が相対的に小さいサイプを配置したことを特徴とするものである。
本発明では、トレッド部の車両内側及び車両外側のショルダー領域にそれぞれ複数のブロック要素からなるブロック列を区画し、これらブロック列におけるブロック要素のピッチ種類数をそれぞれ4種類以上とすることにより、パターンノイズの低減を図っている。ここで、ヒールアンドトウ摩耗が発生し易い車両内側のブロック列の各ブロック要素にタイヤ幅方向に延びるサイプを設け、これらサイプの溝幅の種類数を3種類以上とし、ピッチが相対的に大きいブロック要素には溝幅が相対的に大きいサイプを配置し、ピッチが相対的に小さいブロック要素には溝幅が相対的に小さいサイプを配置することにより、車両内側のブロック列の剛性バランスを適正化してヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制し、更には摩耗後のパターンノイズを低減することができる。また、ピッチが相対的に大きいブロック要素に溝幅が相対的に大きいサイプを配置し、ピッチが相対的に小さいブロック要素には溝幅が相対的に小さいサイプを配置することにより、サイプのエッジ効果に基づいてウエット路面での操縦安定性を向上することができる。
本発明において、サイプの最小溝幅と最大溝幅との比を車両内側のブロック列におけるブロック要素の最小ピッチ長と最大ピッチ長との比よりも大きくすることが好ましい。このような関係を満足することにより、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制し、摩耗後のパターンノイズを更に低減することができる。
車両内側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数は車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数よりも多くし、両ピッチ数の差を12以下又は両ピッチ数の比を0.10以下とすることが好ましい。このように車両内側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数を車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数よりも多くすることにより、操縦安定性の向上とパターンノイズの低減を両立し、両ピッチ数の差又は比を小さくすることにより、偏摩耗の発生を抑制し、摩耗後のパターンノイズを低減することができる。
車両内側及び車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ種類数はそれぞれ5種類以上とし、サイプの溝幅の種類数を4種類以上とすることが好ましい。これにより、パターンノイズの低減効果を高めることができる。
本発明において、ブロック要素とはタイヤ幅方向に延びる溝によって分断されてタイヤ周方向に反復的に配置されたブロック状の構成要素を意味する。このブロック要素はタイヤ幅方向に延びる溝によって完全に分断されたブロックであっても良く、或いは、ブロック同士が一部で繋がったものであっても良い。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。本実施形態の空気入りタイヤは、車両に対するタイヤ表裏の装着方向が指定されたものであるが、回転方向指定のないトレッドデザインを有している。図1において、INは車両装着時の車両内側であり、OUTは車両装着時の車両外側である。
図1に示すように、トレッド部1には、タイヤ周方向にストレート状に延びる4本の周方向溝2a〜2dが形成され、これら周方向溝2a〜2dにより車両内側から外側に向かって5列の陸部10,20,30,40,50が区分されている。周方向溝2a〜2dは溝幅が1mm〜20mmで溝深さが5mm〜10mmである。
車両内側のショルダー領域に位置する陸部10には、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝11が形成されている。これら横溝11により陸部10が複数のブロック要素12に区画されている。各ブロック要素12にはタイヤ幅方向に延びる溝幅0.5mm〜1.5mmのサイプ13が形成されている。
陸部10と陸部30との間に位置する陸部20には、タイヤ周方向に対して傾斜しつつ陸部20を横切る複数本の傾斜溝21と、タイヤ周方向に対して傾斜しつつ一端が車両内側の周方向溝2aに開口し他端が陸部20内で終端する複数本の傾斜溝22とがタイヤ周方向に交互に形成されている。そして、傾斜溝21により陸部20が複数のブロック要素23に区画されている。
タイヤ赤道E上に位置する陸部30には、タイヤ周方向に沿って円弧状に延びる複数本の円弧溝31が形成されている。各円弧溝31は一端が車両内側の周方向溝2bに開口し他端が隣の円弧溝31に連通している。これら円弧溝31により陸部30が複数のブロック要素32に区画されている。また、陸部30には、タイヤ周方向に対して傾斜しつつ一端が車両外側の周方向溝2cに開口し他端が陸部30内で終端する複数本の傾斜溝33が形成されている。
陸部30と陸部50との間に位置する陸部40には、タイヤ周方向に対して傾斜しつつ陸部40を横切る複数本の傾斜溝41と、タイヤ周方向に対して傾斜しつつ陸部中央にて途切れた複数本の傾斜溝42とがタイヤ周方向に交互に形成されている。そして、傾斜溝41により陸部40が複数のブロック要素43に区画されている。なお、傾斜溝41,42は陸部50まで延長し、その陸部50内で終端している。
車両外側のショルダー領域に位置する陸部50には、タイヤ幅方向に延びて車両内側の周方向溝4dに対して非連通である複数本の横溝51が形成されている。これら横溝51により陸部50が複数のブロック要素52に区画されている。つまり、陸部50は横溝51により完全には分断されておらず、隣り合うブロック要素52同士の一部が繋がっている。
上記空気入りタイヤでは、トレッド部1の車両内側及び車両外側のショルダー領域にそれぞれ複数のブロック要素12,52からなるブロック列を区画し、これらブロック列におけるブロック要素12,52のピッチ種類数をそれぞれ4種類以上としている。これらブロック要素12,52のピッチ種類数を多くすることにより、パターンノイズの低減を図っている。
より具体的には、車両内側のブロック要素12については、タイヤ周方向の長さが異なる5種類のピッチ長P1〜P5(P1<P2<P3<P4<P5)が設定され、これらピッチ長P1〜P5に基づく5種類のピッチがタイヤ周方向にランダムに割り振られている。同様に、車両外側のブロック要素52についても、タイヤ周方向の長さが異なる5種類のピッチ長P1’〜P5’(P1’<P2’<P3’<P4’<P5’)が設定され、これらピッチ長P1’〜P5’に基づく5種類のピッチがタイヤ周方向にランダムに割り振られている。
一方、車両内側のブロック列のブロック要素12に形成されたサイプ13の溝幅の種類数は3種類以上になっている。そして、ピッチが相対的に大きいブロック要素12には溝幅が相対的に大きいサイプ13が配置され、ピッチが相対的に小さいブロック要素12には溝幅が相対的に小さいサイプ13が配置されている。従来、溝幅0.5mm〜1.5mmのサイプは、サイプ成形用のブレードを金型内面に植え込むことで成形され、そのブレードの厚さが一定になっている。これに対して、上記空気入りタイヤでは、サイプ成形用のブレードの厚さを意図的に異ならせることでサイプ13の溝幅にバリエーションを持たせている。
上記空気入りタイヤにおいては、ヒールアンドトウ摩耗が発生し易い車両内側のブロック列の各ブロック要素12にタイヤ幅方向に延びるサイプ13を設け、これらサイプ13の溝幅の種類数を3種類以上とし、ピッチが相対的に大きいブロック要素12においてサイプ13の溝幅を相対的に大きくし、ピッチが相対的に小さいブロック要素12においてサイプ13の溝幅を相対的に小さくすることにより、車両内側のブロック列の剛性バランスを適正化してヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制し、更には摩耗後のパターンノイズを低減することができる。
しかも、車両内側のショルダー領域のブロック列において、ピッチが相対的に大きいブロック要素12に溝幅が相対的に大きいサイプ13を配置し、ピッチが相対的に小さいブロック要素12には溝幅が相対的に小さいサイプ13を配置することにより、サイプ13のエッジ効果に基づいてウエット路面での操縦安定性を向上することができる。ここで、サイプ13の溝幅は0.5mm〜1.5mmとするが、この溝幅が0.5mm未満であるとサイプ成形用ブレードの耐久性を確保することが難しくなり、逆に1.5mmを超えると偏摩耗を生じ易くなる。
上記空気入りタイヤにおいて、サイプ13の最小溝幅に対する最大溝幅の比を車両内側のブロック列におけるブロック要素12の最小ピッチ長に対する最大ピッチ長の比よりも大きくすることが望ましい。例えば、ブロック要素12の最小ピッチ長に対する最大ピッチ長の比が1.45である場合、サイプ13の最小溝幅に対する最大溝幅の比は1.45よりも大きい値とする。このようにサイプ13の溝幅変化割合を大きくすることにより、ヒールアンドトウ摩耗の発生を効果的に抑制し、摩耗後のパターンノイズを更に低減することができる。
車両内側のショルダー領域に位置するブロック要素12のピッチ数は車両外側のショルダー領域に位置するブロック要素52のピッチ数よりも多くし、両ピッチ数の差を12以下又は両ピッチ数の比を0.10以下とすることが好ましい。このように車両内側のブロック要素12のピッチ数を車両外側のブロック要素52のピッチ数よりも多くすることにより、操縦安定性の向上とパターンノイズの低減を両立することができる。但し、両ピッチ数の差又は比が大き過ぎると、偏摩耗が発生し易くなり、摩耗後のパターンノイズを悪化させる傾向がある。
車両内側のショルダー領域に位置するブロック要素12のタイヤ周上のピッチ数は60〜80個、より好ましくは70〜80個とするが、このピッチ数が少な過ぎるとパターンノイズが悪くなり、逆に多過ぎると操縦安定性が低下する。また、車両内側のブロック要素12のピッチ種類数は4種類以上、より好ましくは5種類以上10種類以下とするが、このピッチ種類数が少な過ぎるとパターンノイズの改善効果が不十分になり、ピッチ種類数が多過ぎるとモールド製作コストが高くなる。
車両外側のショルダー領域に位置するブロック要素52のタイヤ周上のピッチ数は50〜70個、より好ましくは60〜70個とするが、このピッチ数が少な過ぎるとパターンノイズが悪くなり、逆に多過ぎると操縦安定性が低下する。また、車両外側のブロック要素52のピッチ種類数は4種類以上、より好ましくは5種類以上10種類以下とするが、このピッチ種類数が少な過ぎるとパターンノイズの改善効果が不十分になり、ピッチ種類数が多過ぎるとモールド製作コストが高くなる。
タイヤサイズが275/45R20であって、車両に対するタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝とタイヤ幅方向に延びる複数本の横溝を設け、これら周方向溝及び横溝によりトレッド部の車両内側及び車両外側のショルダー領域にそれぞれ複数のブロック要素からなるブロック列を区画し、車両内側のブロック列の各ブロック要素に1本のサイプを設けると共に、車両内側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数、車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数、車両内側及び車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ種類数、車両内側及び車両外側のブロック列におけるブロック要素の最小ピッチ長と最大ピッチ長との比(ピッチ長の最大最小比)、サイプの溝幅の種類数、サイプの溝幅、サイプの最小溝幅と最大溝幅との比(サイプ溝幅の最大最小比)を表1のように設定した実施例1〜5(図1参照)及び比較例1〜4のタイヤを作製した。なお、実施例1〜5及び比較例3〜4において、ピッチが相対的に大きいブロック要素には溝幅が相対的に大きいサイプを配置し、ピッチが相対的に小さいブロック要素には溝幅が相対的に小さいサイプを配置した。
これらタイヤについて、下記の評価方法により、ウエット路面での操縦安定性、耐偏摩耗性、摩耗後のパターンノイズを評価し、その結果を表1に併せて示した。
ウエット路面での操縦安定性:
試験タイヤをリムサイズ20×9Jのホイールに組み付けて4輪駆動車に装着し、空気圧240kPaとして、ウエット路面での操縦安定性をフィーリング評価した。評価結果は、比較例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどウエット路面での操縦安定性が優れていることを意味する。
耐偏摩耗性:
試験タイヤをリムサイズ20×9Jのホイールに組み付けて4輪駆動車に装着し、空気圧240kPaとして、10000km走行後、ヒールアンドトウ摩耗による偏摩耗量を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、比較例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
摩耗後のパターンノイズ:
試験タイヤをリムサイズ20×9Jのホイールに組み付けて4輪駆動車に装着し、空気圧240kPaとして、10000km走行後、テストコースにてパターンノイズをフィーリング評価した。評価結果は、比較例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどパターンノイズが少ないことを意味する。
Figure 2010076561
この表1から明らかなように、実施例1〜5のタイヤはいずれも比較例1に比べてウエット路面での操縦安定性が優れ、しかも耐偏摩耗性が優れ、摩耗後のパターンノイズの発生が少ないものであった。比較例2のタイヤは、比較例1よりもサイプの溝幅を大きくしているため、ウエット路面での操縦安定性が優れているものの、耐偏摩耗性が悪く、摩耗後のパターンノイズの発生が多いものであった。比較例3のタイヤは、サイプの溝幅の種類数が2種類であるため、摩耗後のパターンノイズの発生が多いものであった。比較例4のタイヤは、ブロック要素のピッチ種類数が3種類であるため、摩耗後のパターンノイズの発生が多いものであった。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。
符号の説明
1 トレッド部
2a〜2d 周方向溝
10,20,30,40,50 陸部
11,51 横溝
12,23,32,43,52 ブロック要素
13 サイプ
21,22,33,41,42 傾斜溝
31 円弧溝

Claims (5)

  1. 車両に対するタイヤ表裏の装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝とタイヤ幅方向に延びる複数本の横溝を設け、これら周方向溝及び横溝によりトレッド部の車両内側及び車両外側のショルダー領域にそれぞれ複数のブロック要素からなるブロック列を区画し、これらブロック列におけるブロック要素のピッチ種類数をそれぞれ4種類以上とすると共に、前記車両内側のブロック列の各ブロック要素にタイヤ幅方向に延びる溝幅0.5mm〜1.5mmのサイプを設け、これらサイプの溝幅の種類数を3種類以上とし、ピッチが相対的に大きいブロック要素には溝幅が相対的に大きいサイプを配置し、ピッチが相対的に小さいブロック要素には溝幅が相対的に小さいサイプを配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記サイプの最小溝幅と最大溝幅との比を前記車両内側のブロック列におけるブロック要素の最小ピッチ長と最大ピッチ長との比よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記車両内側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数を前記車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数よりも多くし、両ピッチ数の差を12以下としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記車両内側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数を前記車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ数よりも多くし、両ピッチ数の比を0.10以下としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記車両内側及び車両外側のブロック列におけるブロック要素のピッチ種類数をそれぞれ5種類以上とし、前記サイプの溝幅の種類数を4種類以上としたことを特徴とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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