JPWO2011001962A1 - 光電変換素子の製造方法、光電変換素子の製造装置および光電変換素子 - Google Patents

光電変換素子の製造方法、光電変換素子の製造装置および光電変換素子 Download PDF

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Abstract

本発明の光電変換素子の製造方法に係る一実施形態は、半導体層を含む光電変換体を一対の第1および第2電極間に有する構造体について物性異常箇所を特定する特定工程と、前記物性異常箇所を機械加工で分離する分離工程とを具備する。

Description

本発明は、光電変換素子およびその製造方法、ならびに光電変換素子の製造装置に関する。
太陽光発電等に使用される光電変換素子は、様々な種類のものがある。CIS系(銅インジウムセレナイド系)に代表されるカルコパイライト系の半導体層や非晶質シリコン系の半導体層より成る光電変換素子は、比較的低コストで光電変換モジュールの大面積化が容易なことから、研究開発が進められている。
このカルコパイライト系の光電変換素子は、光吸収層およびバッファ層等の半導体層を有している。このような光吸収層やバッファ層は厚さ数μmであるため、部分的に膜物性の異常な箇所が発生することがある。このような異常箇所があると、局所的に光電流が小さくなったり、リーク電流の増大などが生じるため、光電変換素子の光電変換効率を著しく低下させたり、その信頼性を低下させたりすることがある。
上述したような膜物性に応じて、非晶質シリコン系の光電変換素子でも同様に、信頼性が低下する場合がある。一方で、非晶質シリコン系の光電変換素子に対しては、光電変換素子に逆方向バイアス電圧を印加して、その時の発熱箇所を赤外線カメラで観察してリーク電流発生箇所を特定した後、このリーク電流発生箇所にレーザー光を照射し、その部分の電極などを除去するリペア方法が知られている(特許文献1参照)。
特開平9−266322号公報
しかしながら、非晶質シリコン系およびカルコパイライト系の半導体層は、一部を除去するために物性異常箇所にレーザー光を照射した場合には、上記半導体層が溶融し、さらにレーザー光を照射した付近の温度が上昇することにより膜品質が低下することにより、光電変換効率の低下が生じる場合があった。特に、カルコパイライト系の化合物の半導体層では、内部に含まれる銅系化合物が上部電極と下部電極とを短絡させてしまうことがあった。
本発明は、光電変換素子に生じた部分的な物性の異常な箇所を、良好に分離することにより、高効率な光電変換素子を提供することを目的とする。
本発明の光電変換素子の製造方法に係る一実施形態は、半導体層を含む光電変換体を一対の第1および第2電極間に有する構造体について物性異常箇所を特定する特定工程と、
前記物性異常箇所を機械加工で分離する分離工程とを具備する。
本発明の光電変換素子の製造装置に係る一実施形態は、半導体層を含む光電変換体を一対の第1および第2電極間に有する構造体について物性異常箇所を分離する機構を有する光電変換素子の製造装置であって、前記構造体にバイアス電圧を印加する電圧印加ユニットと、前記構造体から発せられる電磁波の強度を検出する検出ユニットとを有する。さらに、本発明の光電変換素子の製造装置に係る一実施形態は、前記電磁波の強度によって前記物性異常箇所を特定する特定ユニットと、前記構造体に対して機械加工を施し、前記物性異常箇所を分離する機械加工ユニットとを具備する。
本発明の光電変換素子に係る一実施形態は、半導体層を含む光電変換体を一対の第1および第2電極間に有する構造体を備えており、前記構造体は、機械加工によって物性異常箇所が分離されてなる。
本発明の光電変換素子の製造方法および光電変換素子の製造装置の一実施形態によれば、機械加工を用いて光電変換素子が有する構造体の物性異常箇所を分離することにより、物性異常箇所およびその周辺部の温度上昇を抑制することができる。そして、本実施形態では、機械加工により物性異常箇所を分離しているため、レーザー照射等によって生じるような熱による半導体層の変質を低減することができる。その結果、本実施形態では、高効率な光電変換素子を提供することができる。
本発明に係る光電変換素子の構造の一例を示す断面図である。 本発明に係る光電変換素子の製造方法の一例を説明するブロック図である。 本発明に係る光電変換素子の製造装置の一例を示したものである。 本発明に係る機械加工の一実施状態を示す斜視図である。 (a)〜(c)は分離工程において、機械加工を施した後の光電変換素子の一例を示した斜視図である。 (a)〜(c)はスクライバーの先端部の各種実施形態を示す平面図である。 分離工程において、機械加工を施した後の光電変換素子の一例を示すものであり、(a)は窓層側から見た平面図、(b)〜(d)は断面図である。 (a)および(b)はスクライバーの先端部の各種実施形態を示す斜視図である。
本発明の光電変換素子の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、カルコパイライト系の半導体層を有する光電変換素子の形態を用いて説明する。
カルコパイライト系の光電変換素子は、カルコパイライト系化合物半導体層を含む光電変換体と一対の電極(第1および第2電極)とを具備した構造体を有している。この光電変換体は、カルコパイライト系化合物の半導体層にヘテロ接合されたバッファ層を含んでいてもよい。また、電極は半導体層から成るものも含み、いわゆる窓層と呼ばれるものも含む。図1に示した光電変換素子1は、基板2と、第1電極である裏面電極3と、カルコパイライト系化合物の半導体層4と、バッファ層5と、第2電極である窓層6とを有している。なお、本実施形態では、半導体4およびバッファ層5から光電変換体1aが構成されている。さらに、本実施形態では、裏面電極3、光電変換体1aおよび第2電極より構造体1bが構成されている。
基板2は、例えば、厚さ1〜3mm程度の青板ガラス(ソーダライムガラス)からなる。また、裏面電極3は、例えば、厚さ0.2〜1μm程度のモリブデン、チタン、タンタル等の金属またはこれらの金属積層体で構成される。
カルコパイライト系化合物の半導体層4は光吸収層としての役割を有する。この半導体層4は、p型の導電形を有する厚さ1〜3μm程度のカルコパイライト構造を有する半導体薄膜で、二セレン化銅インジウム、二セレン化銅インジウム・ガリウム、二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム、二イオウ化銅インジウム・ガリウムまたは薄膜の二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム層を表面層として有する二セレン化銅インジウム・ガリウム等の多元化合物半導体薄膜である。
バッファ層5は、例えば、硫化カドニウム(CdS)、硫化インジウム(In)、硫化亜鉛(ZnS)等の混晶化合物半導体である。
窓層6は、例えば、n型の導電形を有する禁制帯幅が広く、かつ透明で低抵抗の厚さ1〜2μm程度の酸化亜鉛(ZnO)またはアルミニウム、ボロン、ガリウム、インジウム、フッ素などを含んだ酸化亜鉛との化合物、錫を含んだ酸化インジウムスズ(ITO)や酸化錫(SnO)などからなる金属酸化物よりなる半導体薄膜である。なお、窓層6は、光電変換素子1を構成する一方の電極(第2電極)と見なすことができる。窓層6に加えてさらに透明導電膜を形成してもよく、窓層6と透明導電膜とを合わせて第2電極と見なしてもよい。
本実施形態に係る光電変換素子1を作製する工程の一例について説明する。まず、洗浄した基板2の略全面に裏面電極3をスパッタリング法などを用いて成膜する。次に、成膜したこの裏面電極3にYAGレーザーなどを用いて分割溝を形成して裏面電極3をパターニングする。その後、このパターンを形成した裏面電極3上にカルコパイライト系の化合物半導体層4をスパッタリング法や蒸着法、印刷法などを用いて成膜する。その後、バッファ層5を溶液成長法(CBD法)などを用いて成膜する。この裏面電極3の略全面に成膜したカルコパイライト系化合物の半導体層4とバッファ層5とにメカニカルスクライビングで分離溝を形成しパターニングする。その後、窓層6をスパッタ法や有機金属気相成長法(MOCVD法)などを用いて、バッファ層5の略全面に成膜して、メカニカルスクライビングで分離溝を形成し、パターニングする。なお、この窓層6上に低抵抗化のため銀ペーストなどを印刷することにより、グリッド電極を形成してもよい。
このように光電変換素子1は、裏面側から基板2、裏面電極3、カルコパイライト系化合物の半導体層4、バッファ層5、窓層6の順に積層した構造を有しており、各層をパターニングすることにより、図1のように複数の単位セルが電気的に接続された集積構造である。
次に、本発明に係る光電変換素子の製造方法について図2を用いて説明する。まず、図2に示すように、光電変換素子1の電極間に順バイアス電圧印加手段A(電圧印加ユニット)により順バイアス電圧を印加する。これにより光電変換素子1から発光されるエレクトロルミネッセンス(以下、ELと略する)をEL発光検知手段B(検出ユニット)により検知する。
この光電変換素子1からのELを観察することにより、順バイアス電圧印加時の光電変換素子内での電流密度分布が判り、電流密度分布の不均一性から光電変換素子1内の物性異常箇所を知ることができる。すなわち、このEL発光のない部分または他の部分に比べ発光強度が小さい部分では、pn接合不良、マイクロクラックの存在、組成ズレ、再結合が起こりやすい欠陥密度が高い部分、各層間や電極と半導体層間のコンタクト抵抗の異常などの不具合事象が存在していることが分かる。その後、異常箇所特定手段C(特定ユニット)により、光電変換素子1の観察面におけるEL発光の状態を観察して物性異常箇所(以下、単に異常箇所とする場合もある)を特定し、その異常箇所の座標を異常箇所記憶手段Dに記憶させる。この記憶した異常箇所の情報に基づき、光電変換素子1とメカニカルスクライブ位置制御手段Eにより制御されたメカニカルスクライブ実施手段F(機械加工ユニット)との相互の位置を調整することにより、この異常箇所を周辺から電気的に切り離すか、またはその部分の膜を除去する。すなわち、本発明に係る光電変換素子の製造方法では、光電変換素子1の物性異常箇所を機械加工で分離する分離工程を有している。
上述のように、光電変換素子1の物性異常箇所の特定工程では、EL発光検出器Bを用いることにより、膜物性異常に起因するリーク電流発生箇所のみでなく、pn接合不良、マイクロクラックの存在、組成ズレ、再結合が起こりやすい欠陥密度が高い部分、各層間や電極と半導体層間のコンタクト抵抗の異常などのより広範囲の物性異常箇所を特定できる。それゆえ、このような特定工程は、物性異常箇所を正常箇所から分離するというリペアの効果をより良好なものとすることができる。
なお、上記の物性異常箇所の特定手段は、EL発光検出に限定されず、光電変換素子1に順バイアス電圧もしくは逆バイアス電圧を印加したときに生じる赤外線を検出するものであってもよい。このようにELや赤外線等の電磁波の強度分布を検出することにより光電変換素子1の物性異常箇所の特定が可能となる。
次に、本発明に係る光電変換素子の製造装置(リペア装置)の一例について図3を用いて説明する。本実施形態における光電変換素子の製造装置は、載置テーブル9と、電圧印加ユニット10と、検出ユニットの一部を成す観察用カメラ11と、特定ユニットであるコンピューター12と、ディスプレー13とを備えている。さらに、本実施形態における光電変換素子の製造装置は、シーケンサー14と、サーボモーター15と、スクライバー上下手段16と、スクライバー17とを備えてなる機械加工ユニットXを有している。
載置テーブル9は、例えば、厚さ10mm程度ステンレス製の平板で作製され、その略中央部に貫通孔(不図示)が複数設けられている。そして、この載置テーブル9の近傍に配置された真空ポンプなどの減圧手段により、この貫通孔を介して載置テーブル9上に載置された光電変換素子1を所定の位置に減圧固定できるようにしてある。さらに、載置テーブル9には、シーケンサー14でコントロールされた2台のサーボーモーター15で駆動されることにより、X−Y方向に自在に移動できるようになっている。
スクライバー17は、エアシリンダーなどのシーケンサー14でコントロールされたスクライバー上下手段16により、上下方向に動くようになっている。
次に、本発明に係る光電変換素子の製造装置(リペア装置)の動作について説明する。
載置テーブル9の所定の位置に載置、固定された光電変換素子1は、電圧印加ユニット10により、その電極間(裏面電極3と窓層6との間)に順方向のバイアス電圧を印加される。すなわち、電圧印加ユニットは、光電変換体1aと一対の電極よりなる構造体1bにバイアス電圧を印加する役割を有している。この光電変換素子1における印加されるバイアス電圧値は、光電変換素子1内の直列接続されている1つの単位セル当たり、0.2〜1V程度が適当であり、実際に印加される電圧値は、これに光電変換素子1内部の直列数を乗じたものとなる。
光電変換素子1は、バイアス電圧の印加によって物性異常箇所がEL発光するので、このEL発光状態を観察用カメラ11により撮像し、その画像信号をコンピューター12に送る。すなわち、観察用カメラ11よりなる検出ユニットは、光電変換素子1の一部を成す構造体1bから発せられるEL発光等の電磁波の強度を検出する役割を有している。送られた画像信号は、ディスプレー13に表示されるとともに、コンピューター12では光電変換素子1のEL発光状態をA/D変換して、得られた濃淡の多値画像を予め定められた濃淡レベルの閾値により二値化し、暗部を特定し、この暗部を物性異常箇所と判断し、その二次元の座標を記憶する。
このような光電変換素子1のEL発光は微弱なものであるため、このEL発光状態の観察用カメラ11による撮像は、迷光などの影響を避けるため、暗室または暗箱の中で行うことが好ましい。
その後、シーケンサー14によりサーボモーター15を制御し、光電変換素子1を載置した載置テーブル9を、機械加工で物性異常箇所を分離するスクライブ実施位置まで移動させ、さらに、図4に示すようにスクライバー17の直下の位置に光電変換素子1の異常箇所を持ってくる。その後、スクライバー上下手段16によるスクライバー17の昇降と載置テーブル9(光電変換素子1)の移動を組み合わせることにより、光電変換素子1の異常箇所の周辺の膜にメカニカルスクライブを施し、異常箇所の膜を周辺から電気的に切り離す、または除去を行うことにより、物性異常箇所を正常な箇所から分離する。
メカニカルスクライブを施した後の光電変換素子1は、図5(a)、(b)に示すように、異常箇所19がメカニカルスクライブにより形成された溝20または溝21により、他の正常な部位から分離されている。また、図5(c)は、異常箇所を光電変換素子1の構造体1bから除去するように溝22を形成した例である。なお、以下の説明では、図5(c)に示したように、異常箇所19が構造体1bから除去された部位を第1部位22とする。さらに、図5(a)、(b)に示すように、異常箇所を取り囲むように、線状に構造体1bの一部を除去することによって、異常箇所が周辺部分から電気的に分断された部位を第2部位とする。すなわち、本実施形態では、溝20または溝21が第2部位に相当する。
このような異常箇所を機械加工により分離する分離工程に使用される機械加工ユニットには、例えば、スクライバー17に先端に鋭利なダイヤモンド片を固着したダイヤモンドスクライバー、あるいはタングステンカーバイト製超硬刃などが用いられる。そして、図5(a)のように異常箇所19に対し、これを取り囲むようにメカニカルスクライブによる溝20を形成し、この部分の裏面電極3、カルコパイライト系化合物半導体層4、バッファ層5、窓層6、グリッド電極(図示なし)などを周辺部分から電気的に分離することで行う。
このように溝20により電気的に異常箇所19を分離することにより、レーザー光を照射した場合に見られるような光電変換素子1内部の各層に対する発熱がほとんど無いため、カルコパイライト系化合物の半導体層4が溶融してリークが発生したり、周辺の膜品質が低下することを抑制できる。さらに、微小な溝20により分離(リペア)を行うため、光電変換素子1の受光面側から観たときの外観の悪化を低減することができる。
また、スクライバー17の先端に面状のダイヤモンドヤスリやサンドペーパー、あるいは金属ブラシなどを付けたものを用いて、図5(b)のように異常箇所19の周辺部21を円形状に除去することも可能である。これにより上述のメカニカルスクライブ特有の効果に加え、比較的大きな面積での異常箇所19の分離(リペア)も効率良く行うことができる。
なお、上述した分離工程では、光電変換素子1を構成する裏面電極3、カルコパイライト系化合物半導体層4、バッファ層5、窓層6、およびグリッド電極(図示なし)をすべて除去しているが、分離工程では裏面電極3と窓層6との接触を抑制すればよいため、窓層6のみを除去する、あるいは窓層6およびグリッド電極を除去するような形態であってもよい。このとき、ガラスからなる基板2の一主面上に形成された裏面電極3をモリブデンで形成した場合は、分離工程を、裏面電極3が基板2の一主面上に残した状態で行なうことが好ましい。この場合、スクライバー17の先端の接触によって生じる傷が、ガラスの基板2に比べて比較的弾性率の高い裏面電極3に形成されることとなるので、その傷を起点として、クラックが成長するのを抑制することができる。
また、図5(c)に示したような異常箇所を光電変換素子1の構造体1bから除去する溝状の第1部位22を形成した形態であれば、光電変換素子1内に混入してしまった導電性物質等を介して異常箇所と正常箇所とが接触するような不具合の発生を抑制できるため、光電変換素子1の信頼性をより向上させることができる。
次に、スクライバー17の形状について図6を用いて説明する。スクライバー17は、例えば、厚さ0.1〜0.5mm程度の平板状を成している。また、スクライバー17の幅は、例えば、0.2〜3.0mm程度のものである。スクライバー17は、図6に示すように、回転軸23を軸として回転するように設けられている。
図6(a)に示すスクライバー17の先端部は、水平部24aおよび傾斜部24bを有するような形状を有するとともに、全体として平板状を成している。水平部24aの大きさは、例えば、スクライバー17の先端部の幅の1/10〜1/5程度である。また、スクライバー17の他端部は、モーターなどに繋がれている。スクライバー17を用いた分離工程では、スクライバー17の回転軸23を異常箇所19の略中央部に合わせ、毎秒10〜100回転程度の速度で回転しながら水平部24aが光電変換素子1の裏面電極3に当接するまでスクライバー17を押し下げる。このスクライバー17では、水平部24aの回転により、異常箇所19に相当する半導体層4、バッファ層5および窓層6を正常な箇所から分離できる。なお、このスクライバー17が平板状である場合、その先端部は、例えば、図6(b)に示すような、厚み、幅が一定な矩形状25であってもよい。このとき、スクライバー17の先端部の厚みが、先端に向かって厚みが徐々に小さくなるような形状であってもよい。一方で、スクライバー17は、図6(c)に示すように、先端部の表面が円弧状26に窪んでいるような形状であってもよい。
また、異常箇所19の分離工程では、図7(b)に示すように、第1部位22として、裏面電極3、光電変換体1aおよび窓層6の積層方向に沿って設けられた孔部を、窓層6側から裏面電極3側に向かって断面積が小さくなっているように形成するほうが好ましい。このような形態であれば、第1部位22(孔部)に面している構造体1bの内周面が積層方向に対して傾斜するようになる。そのため、本実施形態では、構造体1bの内周面に露出する裏面電極3と窓層6との距離を長くすることができる。それゆえ、本実施形態では、異常箇所19の分離時に生じた構造体1bの残渣を介した裏面電極3と窓層6との短絡の発生を低減することができる。なお、第1部位22の形状は、図7(b)に示したテーパー状に限られず、段階的に断面積が小さくなるような形態であってもよい。
また、異常箇所19の分離工程では、図7(c)に示すように、第1部位22として、裏面電極3、光電変換体1aおよび窓層6の積層方向に沿って設けられた孔部を、裏面電極3および光電変換体1aを貫通する第1孔部22aと、窓層6を貫通する第2孔部22bとによって、裏面電極3の表面側から平面視したとき、第1孔部22aが第2孔部22bの内側に位置するように形成するほうが好ましい。このような形態であれば、構造体1bの内周面に露出する裏面電極3と窓層6との距離をより長くすることができるため、上述したような短絡の発生をより低減することができる。
また、構造体1bに形成された第1部位22または溝20、21(第2部位)は、樹脂で覆うことが好ましい。このような工程を有していれば、リペアした第1部位または第2部位から水分や酸素が光電変換体1aへ進入し光電変換体1aが劣化するのを抑制でき、光電変換効率の低下を抑制することができる。上述した樹脂は、光電変換素子1を受光面側から見たときに他の部分と同じに見えるように、着色しておいても良い。このような樹脂には、絶縁性、接着性が高く、耐候性能に優れた樹脂が好適であり、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂などを用いることができる。
そして、上述のような樹脂を用いる場合は、図7(d)に示すように、分離工程を第1部位22に対向する構造体1bの表面に凸部を設けるように行なえば、該凸部のアンカー効果により、樹脂の抜けの発生を低減できる。なお、本実施形態では、第1部位22に限らず、第2部位に対向する構造体1bの表面に凸部1b’を設けてもよい。
また、上述したような断面積が変化するような第1部位22または第2部位を形成するには、例えば、スクライバー17の先端部を図8(a)のような半円状27、または図8(b)に示すような円錐台状28のように、スクライバー17の先端部の形状を適宜選択すればよい。また、上述したような凸部1b’形成するには、スクライバー17の先端部の表面に溝部を形成しておけばよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を加えることができる。例えば、異常箇所19の特定工程において、光電変換素子1に逆バイアス電圧を印加してリーク箇所を発熱させ、そこから放出される赤外線を赤外線カメラで観察して、リーク箇所を特定した後、このリーク箇所に上述のようにメカニカルスクライブを行うことも可能である。この際、周波数変調して逆バイアス電圧を印加することが好ましい。これにより、リーク箇所の発熱によってその周囲のカルコパイライト系化合物半導体層を含む光電変換体1aが劣化するのを抑制でき、光電変換効率の高いものとすることができる。
また、上記のEL発光検知手段Bを用いた異常箇所19の特定工程において、解像度の異なるEL発光検知手段Bを複数回用いてもよい。これにより、一辺が1m以上の大型の光電変換素子基板から、数μmレベルの不良箇所を検出することも可能となる。
また、上述した実施形態では、カルコパイライト系の半導体層4を備えた光電変換素子1であったが、例えば、アモルファスシリコン系の半導体層を備えた光電変換素子にも適用可能である。このような光電変換素子は、例えば、第1電極をアルミニウムやニッケルで形成し、光電変換体1aをn型、i型、p型の順で積層されたアモルファスシリコンの半導体層で形成し、第2電極は錫を含む酸化インジウムスズ(ITO)等で形成すればよい。このとき、第1電極は、蒸着法やスパッタリング法で200〜500nmの厚みで成膜すればよい。また、光電変換体1aは、第1電極上にプラズマCVD法等でn型、i型、p型のアモルファスシリコンを順次成膜すればよい。その後、光電変換体上にITOをスパッタ法などで100〜600nmの厚みで成膜し、レーザー等を用いて図1に示すようなパターニングすることで作製できる。また、上述したアモルファスシリコンの半導体層は、さらに微結晶シリコンや多結晶シリコンを含んでいても良い。
1:光電変換素子
1a:光電変換体
1b;構造体
1b’:凸部1b
2:基板
3:裏面電極
4:半導体層
5:バッファ層
6:窓層
9:載置テーブル
10:電圧印加ユニット
11:観察用カメラ(検出ユニット)
12:コンピューター(特定ユニット)
13:ディスプレー
14:シーケンサー
15:サーボモーター
16:スクライバー上下手段
17:スクライバー
19:物性異常箇所(異常箇所)
20、21:溝(第2部位)
22:第1部位

Claims (13)

  1. 半導体層を含む光電変換体を一対の第1および第2電極間に有する構造体について物性異常箇所を特定する特定工程と、
    前記物性異常箇所を機械加工で分離する分離工程と
    を具備することを特徴とする光電変換素子の製造方法。
  2. 前記分離工程は、前記構造体に、前記物性異常箇所を除去された部位である第1部位を形成する工程であることを特徴とする請求項1記載の光電変換素子の製造方法。
  3. 前記分離工程は、前記物性異常箇所を取り囲むように、線状に前記構造体の一部を除去することによって、前記物性異常箇所が周辺部分から電気的に分断された部位である第2部位を形成する工程であることを特徴とする請求項1記載の光電変換素子の製造方法。
  4. 前記第1部位として、前記第1電極、前記光電変換体および前記第2電極の積層方向に沿って設けられた孔部を、前記第2電極側から前記第1電極側に向かって断面積が小さくなっているように形成することを特徴とする請求項2に記載の光電変換素子の製造方法。
  5. 前記第1部位として、前記第1電極、前記光電変換体および前記第2電極の積層方向に沿って設けられた孔部を、前記第1電極および前記光電変換体を貫通する第1孔部と、前記第2電極を貫通する第2孔部とによって、前記第1電極の表面側から平面視したとき、前記第1孔部が前記第2孔部の内側に位置しているように形成することを特徴とする請求項2に記載の光電変換素子の製造方法。
  6. モリブデンを含む前記第1電極をガラス基板の一主面上に形成し、
    カルコパイライト系化合物を含む前記半導体層を形成し、
    前記分離工程を、前記第1電極を前記ガラス基板の前記一主面上に残した状態で行なうことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光電変換素子の製造方法。
  7. 前記分離工程後に、前記第1部位または前記第2部位を樹脂で覆う工程をさらに具備することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光電変換素子の製造方法。
  8. 前記分離工程は、前記第1部位または前記第2部位に対向する前記構造体の表面に凸部を設けるように行なうことを特徴とする請求項7に記載の光電変換素子の製造方法。
  9. 前記特定工程は、前記構造体に順バイアス電圧を印加したときの前記構造体のエレクトロルミネッセンスによる発光強度によって前記物性異常箇所を特定する工程であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の光電変換素子の製造方法。
  10. 前記特定工程は、前記構造体に順バイアス電圧または逆バイアス電圧を印加したときの前記構造体から発せられる赤外線強度によって前記物性異常箇所を特定する工程であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の光電変換素子の製造方法。
  11. 前記逆バイアス電圧を、周波数変調して印加することを特徴とする請求項10記載の光電変換素子の製造方法。
  12. 半導体層を含む光電変換体を一対の第1および第2電極間に有する構造体について物性異常箇所を分離する機構を有する光電変換素子の製造装置であって、
    前記構造体にバイアス電圧を印加する電圧印加ユニットと、
    前記構造体から発せられる電磁波の強度を検出する検出ユニットと、
    前記電磁波の強度によって前記物性異常箇所を特定する特定ユニットと、
    前記構造体に対して機械加工を施し、前記物性異常箇所を分離する機械加工ユニットと
    を具備することを特徴とする光電変換素子の製造装置。
  13. 半導体層を含む光電変換体を一対の第1および第2電極間に有する構造体を備えており、前記構造体は、機械加工によって物性異常箇所が分離されてなる光電変換素子。
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