JPWO2009119456A1 - モータ - Google Patents

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Abstract

内周面に4極のマグネットを取り付けたヨークと、このヨークの開口部に連結され、減速機構を収納したギヤケース15と、このギヤケースの開口部15aに収納され、中央にアーマチュア軸21に取り付けられたコンミュテータ23が貫通する貫通孔31を形成したブラシホルダ30と、ブラシホルダ30の貫通孔31を挟むように形成された3つのブラシ収納部32,33,34に出没自在に収納された第1のブラシ36と第2のブラシ35及び第3のブラシ37を備えたモータ10において、第2のブラシ35を第1のブラシ36に対して回転方向に90度ずれた位置に配置すると共に、第1のブラシ36と第2のブラシ35とで形成される挟角に対して相対向する挟角内に第3のブラシ37を配置した。

Description

本発明は、自動車のウインドシールドガラス等の払拭面を払拭するワイパ装置に用いられるワイパモータ等のモータに関する。
この種のワイパモータとして、モータ極数(界磁部)を4極以上に多極化することで、ヨークの磁気飽和を減らし、動作点の向上によりトルクの向上を図ると共に、小型化することができるモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−143278号公報(図2,図3)
ワイパモータとして、例えば、4極モータを採用する場合、回転方向に相互に90度離間して配される少なくとも1対のブラシが設けられる。また、ワイパの駆動速度を切換可能とする場合には、一対のブラシに対して回転方向に所定角度ずらして配される別のブラシが必要となる。そのため、従来の4極モータにおいては、特許文献1に示すように、円形状のブラシホルダにブラシを配置するようにしていた。
しかしながら、ブラシホルダを円形状とすると、当該ブラシホルダが装着されるギヤケースの開口部やヨークの開口部も円形状としなければならず、モータ全体の小型化・薄型化を図ることができなかった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ブラシホルダの形状を可及的に小さくして全体の小型化及び薄型軽量化を図ることができるモータを提供することを目的とする。
本発明のモータは、アーマチュア軸を回転自在に支持するモータヨークと、前記モータヨークの内面に固定される4極のマグネットと、回転方向に並ぶ複数のスロットを備え、前記アーマチュア軸に固定されるアーマチュアコアと、回転方向に並ぶ複数の整流子片を備え、前記アーマチュア軸に固定される整流子と、前記アーマチュアコアのスロットに巻回され、それぞれの前記整流子片に電気的に接続される巻線と、同電位となるべき前記整流子片同士に電気的に接続される接続部材と、前記整流子片に摺接する第1のブラシと、前記第1のブラシに対して90度ずれて配置され、前記巻線に駆動電流を供給する第2のブラシと、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシを収容するブラシホルダとを有するモータであって、前記ブラシホルダは、対向する一対の平坦部と、該一対の平坦部同士を連結する一対の連結部を有し、前記一対の連結部の一方に、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシが配置されていることを特徴とする。
本発明のモータは、前記一対の連結部の他方に、第3のブラシが配置されていることを特徴とする。
本発明のモータは、前記一対の連結部の一方に、第3のブラシが配置されていることを特徴とする。
本発明のモータは、前記第2のブラシを低速駆動用ブラシとするとともに、前記第3のブラシを高速駆動用ブラシとすることを特徴とする。
本発明のモータは、アーマチュア軸を回転自在に支持するモータヨークと、前記モータヨークの内面に固定される4極のマグネットと、回転方向に並ぶ複数のスロットを備え、前記アーマチュア軸に固定されるアーマチュアコアと、回転方向に並ぶ複数の整流子片を備え、前記アーマチュア軸に固定される整流子と、前記アーマチュアコアのスロットに巻回され、それぞれの前記整流子片に電気的に接続される巻線と、前記整流子片に摺接する第1のブラシと、前記第1のブラシに対して90度ずれて配置され、前記巻線に駆動電流を供給する第2のブラシと、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシを収容するブラシホルダとを有するモータであって、前記ブラシホルダは、対向する一対の平坦部と、該一対の平坦部同士を連結する一対の連結部を有し、前記一対の連結部の一方に、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシが配置されていることを特徴とする。
本発明のモータは、前記一対の連結部の他方に、前記第1のブラシに対して180度離間して配置された第1の対向ブラシと、前記第2のブラシに対して180度離間し、前記第1の対向ブラシと90度離間して配置された第2の対向ブラシが配置されていることを特徴とする。
本発明のモータは、前記一対の連結部の一方に、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシが配置され、前記一対の連結部の他方に、前記第3のブラシが配置され、前記第3のブラシに対して180度離間して配置された第3の対向ブラシが配置されていることを特徴とする。
本発明のモータは、それぞれ互いに同電位となるべき前記整流子片同士に接続部材が電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、4極モータにおいて第1のブラシと第2のブラシをブラシホルダの一対の連結部の一方に相互に90度ずれた位置に配置するようにしたので、ブラシホルダを小判型形状に形成して小型化することができ、その分、モータ全体の小型化及び薄型軽量化を図ることができる。
本発明によれば、ブラシホルダの一対の連結部の一方または他方に第3のブラシを配置したので、小判型形状に形成して小型化されたブラシホルダに第3のブラシを配置することができる。また、第2のブラシを低速駆動用ブラシとするとともに第3のブラシを高速駆動用ブラシとしたので、回転速度を低速駆動と高速駆動とに切り換えるようにしたモータ全体の小型化及び薄型軽量化を図ることができる。
本発明の一実施形態のワイパモータを示す側面図である。 上記ワイパモータの平面図である。 上記ワイパモータの断面図である。 上記ワイパモータに収容されるアーマチュアの巻線図である。 上記ワイパモータのギヤケースの正面図である。 上記ギヤケースに連結されたヨークの要部の断面図である。 上記ギヤケースの開口部に収納されるブラシホルダとブラシ及び磁極の関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態のワイパモータにおけるギヤケースの正面図である。 本発明の第3の実施形態のワイパモータにおけるギヤケースの正面図である。 本発明の第4の実施形態のワイパモータにおけるギヤケースの正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5に示すように、ワイパモータ(モータ)10は、アーマチュア20を収容した有底で略円筒状のヨーク(モータヨーク)11と、このヨーク11の開口部11aの周りのフランジ部11bがブラシホルダ収容部としての開口部15aのフランジ部15bにビス19Aを介して締結固定され、内部にアーマチュア20のアーマチュア軸21の回転を減速させる減速機構(減速機構部)26を収納したギヤケース15と、このギヤケース15の減速機構収納部15cの開口部15dを覆うようにビス19Bを介して締結固定されたギヤケースカバー18とを備えている。
図3A,図5に示すように、ヨーク11の内周面11cには、N極に着磁されたマグネット12nとS極に着磁されたマグネット12sを交互に計4つ接着剤等を介してそれぞれ固着され、円筒状に形成されたマグネット収容部11dを有する。そして、図3Aに示すように、ヨーク11の有底筒部11eに嵌合された軸受13とギヤケース15の筒部15eに嵌合された軸受16等でアーマチュア軸21を回転自在に支持してある。図2,図3Aに示すように、アーマチュア軸21の先端部側にはねじの捩れ方向を互いに逆向きにした一対のウォーム22,22′を形成してある。
アーマチュア軸21の4極のマグネット12n,12sに対向する位置にはアーマチュア20を取り付けてある。このアーマチュア20は、アーマチュア軸21の基端部側に固定され、回転方向に並ぶ18のコイル巻回部(スロット)を持つアーマチュアコア20aと、このアーマチュアコア20aのコイル巻回部に巻き回されたアーマチュアコイル(巻線)20bとで構成されている。図3Bに示すように、アーマチュアコイル20bは、アーマチュアコア20aのコイル巻回部に所定の間隔をあけ、重巻によりコイルを所定回数巻回した後、アーマチュア軸21の回転方向にずらして異なるコイル巻回部に巻回することを繰り返すことで各コイル巻回部に巻装され、後述する各コンミュテータ片23aに電気的に接続されている。
また、図3A,図4に示すように、アーマチュア軸21のヨーク11の開口部11aとギヤケース15の開口部15aに対向する位置には、コンミュテータ(整流子)23を固定してある。図3Bに示すように、このコンミュテータ23はアーマチュアコア20aのコイル巻回部と同数のコンミュテータ片(整流子片)23aを備えていて、回転方向に並ぶ各コンミュテータ片23aとアーマチュアコイル20bとは電気的にそれぞれ接続されている。さらに、複数のコンミュテータ片23aのうち、同電位となるコンミュテータ片23a同士を接続部材としての均圧線23bによって電気的に接続している。
図1〜図5に示すように、ギヤケース15の天井壁部の略中央には、出力軸17の上部17aが外へ突出している。この出力軸17の下部17bには出力ギヤ24を結合してある。この出力ギヤ24は一対のウォームホイール25,25の各小径ギヤ25aに噛合している。また、一対のウォームホイール25,25の各大径ギヤ25bはアーマチュア軸21の一対のウォーム22,22′に噛合している。これら一対のウォーム22,22′と出力ギヤ24及び一対のウォームホイール25,25はギヤケース15の減速機構収納部15c内に収納され、減速機構26を構成している。尚、出力軸17の上部17aは、リンク機構を介してワイパアームのワイパ軸(いずれも図示省略)に連結されており、ワイパモータ10が作動すると、ワイパアームが所定の角度範囲で揺動してウインドシールドガラスを払拭するようになっている。
図3A,図4に示すように、ギヤケース15の開口部15a内のコンミュテータ23に対向する位置には、ブラシホルダ30を介して3つのブラシ35,36,37をコンミュテータ23のコンミュテータ片23aに接触するように取り付けてある。図4、図5に示すように、ヨーク11の開口部11aは、対向する一対の平坦部11f,11fと一対の平坦部11f,11fとを連結する一対の円弧部11g,11gとからなる小判型形状に形成してあり、ヨーク11は、小判型形状を有する開口部11aと円筒形状を有するマグネット収容部11dとを連続的に接続する開口連結部11hと有底筒部11eとが一体的に形成されている。一方のギヤケース15の開口部15aは横長の一対のフランジ部側平坦部15f,15fと一対の円弧部15g,15gとからなる小判型形状に形成してある。ヨーク11の開口部11aとマグネット収容部11dの間に開口連結部11hを設けることにより4極のマグネットが配置された円筒状のマグネット収容部11dを径小のまま、マグネット収容部11よりも形状が大きいギヤケース15の開口部15aとヨーク11の開口部11aとを連結させることができる。これによりヨークの小型化・軽量化をはかれるだけでなく、モータも小型、軽量化を図ることができる。
また、図1および図2に示すように、一対のフランジ側平坦部15f,15fから連続的に形成された一対の開口部側平坦部15i,15iには、開口部15aのフランジ部15bからアーマチュア軸21の軸心に対して平行に延びる三角形状のリブ15hがそれぞれ形成されている。リブ15hは、一対の開口部側平坦部15i,15i側のフランジ部15bから離れるにしたがって、リブ15hの高さが低くなる形状となっている。これにより、ギヤケース15の強度を向上させることができるだけでなく、共振周波数が一致しにくい状態となり、作動音や振動を改善することができる。本発明では、一対の開口部側平坦部15i,15iにそれぞれ3本ずつ計6本のリブ15hが形成されているが、リブ15hの数や長さは、モータの設定によって変えることができる。また、リブ15hは、フランジ部15bの高さを超えないように設定されていることでレイアウト性が向上する。
この横長の小判型形状のギヤケース15の開口部15a内には、一対の平坦部30a,30aと該一対の平坦部30a,30a同士を連結する一対の円弧部(連結部)30b,30bとからなる小判型形状のブラシホルダ30を収納してあると共にビス39を介して該ギヤケース15に締結固定してある。この小判型形状のブラシホルダ30の中央には、アーマチュア軸21のコンミュテータ23が貫通する円形の貫通孔31を形成してある。そして、このブラシホルダ30の貫通孔31を挟むように3つのブラシ35,36,37を出没自在に収納した3つのブラシボックス(ブラシ収納部)32,33,34を取り付けてある。
図4,図6に示すように、小判型形状のブラシホルダ30上の四隅の一方の側の両隅部つまり一対の円弧部30b,30bの一方側に第1のブラシボックス32と第2のブラシボックス33をそれぞれ配置すると共に、該小判型形状のブラシホルダ30の四隅の他方の側の両隅部の間つまり一対の円弧部30b,30bの他方側に第3のブラシボックス34を配置してある。即ち、第1のブラシボックス32を第2のブラシボックス33に対して直角の位置(アーマチュア軸21を中心にして回転方向に90度ずれた位置)に配置すると共に、これら第1のブラシボックス32と第2のブラシボックス33とで形成される挟角θ(θ=90°)に対して相対向する挟角θ′(θ′=90°)内に第3のブラシボックス34を配置してある。
そして、図4,図6に示すように、第1のブラシボックス32内に極性が正極(プラス極)とされた低速駆動用ブラシ(第2のブラシ)35を、第2のブラシボックス33内に極性が負極(マイナス極)とされた共通ブラシ(第1のブラシ)36を、第3のブラシボックス34内に極性が正極(プラス極)とされた高速駆動用ブラシ(第3のブラシ)37を、それぞれ摺動自在に設けてある。これら各ブラシ35,36,37は図示しないモータ制御回路にそれぞれ電気的に接続されており、低速運転と高速運転の2段の作動速度に切り替えできるようになっている。
以上実施形態のワイパモータ10によれば、4極モータにおいて同電位となるべきコンミュテータ片23a同士を均圧線23bにより電気的に接続し、共通ブラシ36と低速駆動用ブラシ35をブラシホルダ30の一対の円弧部30b,30bの一方側に相互に90度ずれた位置に配置するようにしたので、ブラシ35,36を出没自在に配置するブラシホルダ30を小判型形状に形成して小型化することができ、その分、ワイパモータ10全体の小型化及び薄型軽量化を図ることができる。
即ち、図4、図6に示すように、ブラシホルダ30を小判型形状に形成し、この小判型形状のブラシホルダ30の四隅の一方側の両隅部に共通ブラシ36と低速駆動用ブラシ35をそれぞれ配置するようにしたことにより、ブラシホルダ30を収納するギヤケース15のブラシホルダ収納部としての開口部15aを横長の小判型形状に形成して可及的に小型化することができ、その分、ワイパモータ10全体をより一段と小型化及び薄型軽量化することができる。
また、共通ブラシ36と低速駆動用ブラシ35とで形成される挟角90度に対して相対向する挟角90度内、つまり小判型形状のブラシホルダ30の一対の円弧部30b,30bの他方側に高速駆動用ブラシ37を配置したので、小判型形状に形成して小型化されたブラシホルダ30に高速駆動用ブラシ37を配置することができ、回転速度を低速駆動と高速駆動とに切り換えるようにしたワイパモータ10全体の小型化及び薄型軽量化を図ることができる。なお、本実施の形態においては、高速駆動用ブラシ37を小判型形状のブラシホルダ30の一対の円弧部30b,30bの他方側に配置するようにしたが、これに限定されず、高速駆動用ブラシ37を小判型形状のブラシホルダ30の一対の円弧部30b,30bの一方側つまり共通ブラシ36と低速駆動用ブラシ35とで形成される挟角90度内に配置するようにしても良い。
また、共通ブラシ36と低速駆動用ブラシ35及び高速駆動用ブラシ37を用いる小型化及び薄型軽量化したワイパモータ10で、多極化を図ってもその回転速度を低速駆動と高速駆動とに確実に切り替えることができる。
図7は第2の実施形態に係るワイパモータにおけるギヤケースの正面図である。なお、上述した第1の実施形態と同じ構成については同じ符号で説明している。
第2の実施形態では、複数のコンミュテータ片23aのうち、同電位となる(対向する)コンミュテータ片23a同士を均圧線23bによって電気的に接続されたアーマチュア20を有しており、ブラシホルダ30を小判型形状に形成し、この小判型形状のブラシホルダ30の四隅の一方の側の両隅部に第1のブラシ36と第2のブラシ35をそれぞれ配置するようにしたことにより、ブラシホルダ30を収納するギヤケース15のブラシホルダ収容部としての開口部15aを横長の小判型形状に形成して可及的に小型化することができ、その分、ワイパモータ10全体をより一段と小型化及び薄型軽量化することができる。なお、第2の実施形態では、高速駆動用ブラシとしてのブラシは存在しないが、ワイパモータ10の駆動速度を制御する制御回路やアーマチュア20の回転方向を切換える制御回路を設けることにより、小型化及び薄型軽量化することができる制御回路付きワイパ装置とすることができる。
図8は第3の実施形態に係るワイパモータにおけるギヤケースの正面図である。なお、上述した第1の実施形態と同じ構成については同じ符号で説明している。
第3の実施形態では、ブラシホルダ30を小判型形状に形成し、この小判型形状のブラシホルダ30の四隅の一方の側の両隅部に第1のブラシ36と第2のブラシ35をそれぞれ配置し、さらにブラシホルダ30の他方の側の両隅部に配置された第4のブラシボックス33′に収容され、第1のブラシ36に対して180°対向した第4のブラシ(第1の対向ブラシ)36′と、第5のブラシボックス32′に収容され、第2のブラシ35に対して180°対向した第5のブラシ(第2の対向ブラシ)35′とを設けたことにより、ブラシホルダ30を収容するギヤケース15のブラシホルダ収容部としての開口部15aを横長の小判型形状に形成して可及的に小型化することができ、その分、ワイパモータ10全体をより一段と小型化及び薄型軽量化することができる。
図9は第4の実施形態に係るワイパモータにおけるギヤケースの正面図である。なお、上述した第1の実施形態と同じ構成については同じ符号で説明している。
第4の実施形態では、ブラシホルダ30を小判型形状に形成し、この小判型形状のブラシホルダ30の四隅の一方の側の両隅部に第1のブラシ36と第2のブラシ35をそれぞれ配置し、かつ、小判型形状のブラシホルダ30の四隅の他方の側の両隅部の間に第3のブラシ37を配置する。さらにブラシホルダ30の他方の側の両隅部に配置された第4のブラシボックス33′に収容され、第1のブラシ36に対して180°対向した第4のブラシ(第1の対向ブラシ)36′と、第5のブラシボックス32′に収容され、第2のブラシ35に対して180°対向した第5のブラシ(第2の対向ブラシ)35′と、ブラシホルダ30の一方側の両隅部に第6のブラシボックス34′に収容され、第3のブラシ37に対して180°対向した第6のブラシ(第3の対向ブラシ)37′を配置したことにより、ブラシホルダ30を収容するギヤケース15のブラシホルダ収納部としての開口部15aを横長の小判型形状に形成して可及的に小型化することができ、その分、ワイパモータ10全体をより一段と小型化及び薄型軽量化することができる。
尚、前記実施形態によれば、ギヤケースのブラシホルダ収納部としての開口部にブラシホルダを収納するようにしたが、ヨークの開口部にブラシホルダを収納したり、ギヤケースの開口部とヨークの開口部の両方に跨るようにブラシホルダを収納しても良い。
小型化及び薄型軽量化されたモータを製造する際に本発明を適用することができる。

Claims (8)

  1. アーマチュア軸を回転自在に支持するモータヨークと、
    前記モータヨークの内面に固定される4極のマグネットと、
    回転方向に並ぶ複数のスロットを備え、前記アーマチュア軸に固定されるアーマチュアコアと、
    回転方向に並ぶ複数の整流子片を備え、前記アーマチュア軸に固定される整流子と、
    前記アーマチュアコアのスロットに巻回され、それぞれの前記整流子片に電気的に接続される巻線と、
    同電位となるべき前記整流子片同士に電気的に接続される接続部材と、
    前記整流子片に摺接する第1のブラシと、
    前記第1のブラシに対して90度ずれて配置され、前記巻線に駆動電流を供給する第2のブラシと、
    前記第1のブラシおよび前記第2のブラシを収容するブラシホルダとを有するモータであって、
    前記ブラシホルダは、対向する一対の平坦部と、該一対の平坦部同士を連結する一対の連結部を有し、
    前記一対の連結部の一方に、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシが配置されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1記載のモータにおいて、前記一対の連結部の他方に、第3のブラシが配置されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1記載のモータにおいて、前記一対の連結部の一方に、第3のブラシが配置されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項2または3記載のモータにおいて、前記第2のブラシを低速駆動用ブラシとするとともに、前記第3のブラシを高速駆動用ブラシとすることを特徴とするモータ。
  5. アーマチュア軸を回転自在に支持するモータヨークと、
    前記モータヨークの内面に固定される4極のマグネットと、
    回転方向に並ぶ複数のスロットを備え、前記アーマチュア軸に固定されるアーマチュアコアと、
    回転方向に並ぶ複数の整流子片を備え、前記アーマチュア軸に固定される整流子と、
    前記アーマチュアコアのスロットに巻回され、それぞれの前記整流子片に電気的に接続される巻線と、
    前記整流子片に摺接する第1のブラシと、
    前記第1のブラシに対して90度ずれて配置され、前記巻線に駆動電流を供給する第2のブラシと、
    前記第1のブラシおよび前記第2のブラシを収容するブラシホルダとを有するモータであって、
    前記ブラシホルダは、対向する一対の平坦部と、該一対の平坦部同士を連結する一対の連結部を有し、
    前記一対の連結部の一方に、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシが配置されていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項5記載のモータにおいて、前記一対の連結部の他方に、前記第1のブラシに対して180度離間して配置された第1の対向ブラシと、前記第2のブラシに対して180度離間し、前記第1の対向ブラシと90度離間して配置された第2の対向ブラシが配置されていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項6記載のモータにおいて、前記一対の連結部の一方に、前記第1のブラシおよび前記第2のブラシが配置され、前記一対の連結部の他方に、前記第3のブラシが配置され、前記第3のブラシに対して180度離間して配置された第3の対向ブラシが配置されていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載のモータにおいて、それぞれ互いに同電位となるべき前記整流子片同士に接続部材が電気的に接続されていることを特徴とするモータ。
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