JPH0728756A - 小型電子機器用ハードカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 握り性と操作性の良い小型電子機器用ハード
カバーを提供すること。 【構成】 小型電子機器に設けられたデータキー群２，
数値キー群３，機能キー群４やＬＣＤディスプレイ５を
露呈させるための窓部１１ａ〜１１ｄと、小型電子機器
を出し入れするための出し入れ口１４と、側方へ突出す
る指当て部１２とをハードカバー１０に設けた。 【効果】 小型電子機器の形状を複雑にすることなく握
り性を向上させると共に、右手用あるいは左手用として
リバーシブルに活用でき、小型電子機器の操作性を大き
く向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、小切手発行に伴う入出
金及び預金管理を行う携帯型小切手発行機や電子手帳等
の小型電子機器用ハードカバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、ビジネススタイルの変化により、
小切手発行に伴う入出金及び預金管理を行う小切手発行
機や、電子手帳等の小型電子機器の需要も増大してい
る。とりわけ小切手に直接所定の印字を行う小切手発行
機等の印字機能付き小型電子機器の需要が増大してい
る。この様な小型電子機器では、手のひらに小型電子機
器をおいて、または片手に持って他方の手で入力部など
を操作する形態をとるものが主流になっている。そこで
小型電子機器の操作性を向上させるために、小型電子機
器のハウジング形状を手で握り易い形状にすることが知
られている。また、小型電子機器を保護する目的で、機
器全体または操作部のみを覆う保護カバーを取り付けた
小型電子機器も知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の小
型電子機器の構成では、小型電子機器を構成するハウジ
ングの形状を保持性の良い形状にしなければならず、ハ
ウジングの構造及び成形条件が複雑になり、製造コスト
が高くなるという問題点があった。またこの様にハウジ
ングの形状を構成した場合、使用者によっては、かえっ
て小型電子機器が使いづらい形状になってしまうという
問題点があった。言い替えれば、左手に持つか右手に持
つかによって、小型電子機器の持ち易い（握り易い）形
状は異なっており、右手用、左手用で別々のハウジング
形状にしなければならないという不具合が生じていた。

【０００４】そこで本発明は、この様な不具合のない、
握り性の良い安価な小型電子機器用ハードカバーを提供
することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】このために本発明は、小
型電子機器に設けられた入力部や表示部を露呈させるた
めの窓部と、小型電子機器を出し入れするための出し入
れ口と、側方へ突出する指当て部とを小型電子機器用ハ
ードカバーに形成したものである。

【０００６】

【作用】上記構成によれば、小型電子機器をハードカバ
ーに収納したまま、指当て部に指を当ててハードカバー
を片手で保持し、表示部を視認したり入力部を操作しな
がら、小型電子機器を手軽に使用できる。またハードカ
バーの上面と下面に窓部を設けて、ハードカバーの上下
両面を逆にして小型電子機器を収納することにより、右
手用または左手用としてリバーシブルに活用できる。

【０００７】

【実施例】以下、小切手印字を行う小型電子機器を例に
とり本発明の一実施例について説明する。図１は本発明
の一実施例における小切手発行機の外観を説明する平面
図である。１は小切手発行機の本体であり、その上面に
は以下に述べる部品が設けられている。２は受取人など
のデータを入力するためのデータキー群、３は数字デー
タ等を入力する数値キー群、４は各機能を選択する機能
キー群である。これらのデータキー群２，数値キー群
３，機能キー群４により入力部を構成している。５は表
示部としてのＬＣＤディスプレイであって、受取人のデ
ータまたはリストのデータ等を表示すると共に新残高が
マイナスとなる場合にはその旨オペレータに報知する、
６は本体１に内蔵された印字手段（図示を省略）によっ
て印字された小切手７が排紙される排紙口である。８
は、未印字の小切手７を本体１内の印字部に挿入するた
めの給紙口である。

【０００８】図２はハードカバーの斜視図である。１０
はハードカバーであって、薄箱形に形成されており、そ
の上面には図１におけるデータキー群２，数値キー群
３，機能キー群４及びＬＣＤディスプレイ５にそれぞれ
対応する窓部１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄが設けら
れている。これらの窓部１１ａ〜１１ｄと同様の窓部
は、ハードカバー１０の下面にも設けられている。１２
は、ハードカバー１０を手で握った場合、手にフィット
するようにハードカバー１０の上部に側方へ突出するよ
うに突設された指当て部である。この指当て部１２は、
ハードカバー１０を手で握って小切手発行機を操作する
場合、ちょうど親指が引っかかるように形成されてお
り、ハードカバー１０の握り性とともに、手指の滑り止
めの役目も担っている。

【０００９】１３はハードカバー１０の底板であって、
開閉自在に装着されており、これを開くと小型電子機器
の出し入れ口１４が開口し、これから小切手発行機を出
し入れする。この底板１３の図１における給紙口８に対
応する位置には、小切手７を挿入するための開口部１５
がスリット状に形成されている。またハードカバー１０
の上板１６の上記排紙口６に対応する位置には、小切手
７を排出するための開口部１７がスリット状に形成され
ている。

【００１０】図３および図４は、ハードガバー１０を小
切手発行機の本体１に装着した斜視図である。図３は左
手に持つ場合の装着例であり、図４は右手に持つ場合の
装着例である。上述したように、図４において、本体１
のデータキー群２，数値キー群３，機能キー群４及びＬ
ＣＤディスプレイ５をそれぞれ露呈させる窓部２１ａ，
２１ｂ，２１ｃ，２１ｄがハードカバー１０の下面にも
形成されている。この左手用、右手用の装着態様は、ハ
ードカバー１０を上下両面逆に装着することにより簡単
に変更できる。なお窓部１１ａ〜１１ｄ、２１ａ〜２１
ｄには透明シートを貼着してもよい。

【００１１】図５は、本発明の第２実施例のハードカバ
ーの斜視図である。ハードカバー３０の上面には、第１
実施例の窓部１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄと同様の
窓部３１ａ，３１ｂ，３１ｃ，３１ｄが設けられてい
る。また底板３３にも開口部３５が形成され、上板３６
にも開口部３７が形成されている。３４は小切手発行機
の本体１の出し入れ口である。この第２実施例では、ハ
ードカバー３０の側部の上部と下部に指当て部３２ａ，
３２ｂが突設されており、このように指当て部３２ａ，
３２ｂを２個突設することにより、ハードカバー３０を
より一層握りやすくしている。

【００１２】

【発明の効果】本発明の小型電子機器用ハードカバーに
よれば、手のひらに置いて、または片手に握って操作す
る小型電子機器において、電子機器本体の形状を複雑に
することなく握り性を向上させると共に、右手用あるい
は左手用としてリバーシブルに活用でき、小型電子機器
の操作性を大きく向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における小切手発行機の外観
を説明する平面図

【図２】本発明の一実施例におけるハードカバーの斜視
図

【図３】本発明の一実施例におけるハードカバーを装着
した小切手発行機の斜視図

【図４】本発明の一実施例におけるハードカバーを装着
した小切手発行機の斜視図

【図５】本発明の第２実施例におけるハードカバーの斜
視図

【符号の説明】

１ 本体 ２ データキー群 ３ 数値キー群 ４ 機能キー群 ５ ＬＣＤディスプレイ ６ 排紙口 ７ 小切手 ８ 給紙口 １０ ハードカバー １１ａ 窓部 １１ｂ 窓部 １１ｃ 窓部 １１ｄ 窓部 １２ 指当て部 １４ 出し入れ口 １５ 開口部 １７ 開口部 ２１ａ 窓部 ２１ｂ 窓部 ２１ｃ 窓部 ２１ｄ 窓部 ３０ ハードカバー ３１ａ 窓部 ３１ｂ 窓部 ３１ｃ 窓部 ３１ｄ 窓部 ３２ａ 指当て部 ３２ｂ 指当て部 ３４ 出し入れ口 ３５ 開口部 ３７ 開口部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯型の小型電子機器を収納する小型電子
   機器用ハードカバーであって、小型電子機器に設けられ
   た入力部や表示部を露呈させるための窓部と、小型電子
   機器を出し入れするための出し入れ口と、側方へ突出す
   る指当て部とを形成したことを特徴とする小型電子機器
   用ハードカバー。
2. 【請求項２】前記窓部を上面および下面に設けたことを
   特徴とする請求項１記載の小型電子機器用ハードカバ
   ー。
3. 【請求項３】前記小型電子機器が印字機能を有する小型
   電子機器であって、この小型電子機器の印字用紙の給紙
   口を排紙口に対応する位置に、この給紙口と排紙口をそ
   れぞれ露出させる開口部を形成したことを特徴とする請
   求項１または２記載の小型電子機器用ハードカバー。