JP2023143144A - 携帯情報端末 - Google Patents

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直人 切手
Naoto Kitte
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Abstract

【課題】用紙フォルダを別途取り付けることのできる携帯情報端末において、用紙を取り扱い易くする。【解決手段】筐体と、筐体内に収容された印字ヘッドを有する印字部と、印字部に対して印字用紙を搬送する搬送部と、筐体に対してヒンジ部を介して開閉可能に装着された蓋体と、蓋体に設けられた印字用紙を印字ヘッドに押し付けるプラテンと、筐体に対して外側に取り付けられる印字用紙の用紙フォルダと、を備え、蓋体は、用紙フォルダに収納された印字用紙を筐体内に挿入するための用紙挿入口を有し、用紙挿入口に印字用紙を挿入した状態で蓋体を閉じることによってプラテンにより印字用紙が、印字ヘッドに押し付けられる。【選択図】図9

Description

本発明は、サーマルプリントヘッドによる印字装置を備える携帯情報端末に関する。
従来から、プリンタ一体型の携帯端末装置では、ロール紙とファンフォールド紙(折り畳み用紙)などの複数種類の用紙を使用可能なものがある。また、このような携帯端末装置では、印字用紙の交換も容易であることが求められている。
ロール紙などの用紙フォルダを別途取り付けることによって携帯端末装置単体で使う場合には、小型にすることができる特許文献1のような構成も知られる。特許文献1では、ロール紙フォルダの側面からロール紙を挿入できるにようにしたものが開示されている。
特開2001-337932号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような構成では、筐体の側面に用紙挿入口が設けられているため、用紙が挿入しにくいという問題がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、用紙フォルダを別途取り付けることのできる携帯情報端末において、用紙を取り扱い易くすることである。
本発明に係わる携帯情報端末は、筐体と、前記筐体内に収容された印字ヘッドを有する印字手段と、前記印字手段に対して印字用紙を搬送する搬送手段と、前記筐体に対してヒンジ部を介して開閉可能に装着された蓋体と、前記蓋体に設けられた前記印字用紙を前記印字ヘッドに押し付けるプラテンと、前記筐体に対して外側に取り付けられる前記印字用紙の用紙フォルダと、を備え、前記蓋体は、前記用紙フォルダに収納された前記印字用紙を前記筐体内に挿入するための用紙挿入口を有し、前記用紙挿入口に前記印字用紙を挿入した状態で前記蓋体を閉じることによって前記プラテンにより前記印字用紙が、前記印字ヘッドに押し付けられることを特徴とする。
本発明によれば、印字装置を備える携帯情報端末において、用紙を取り扱い易くすることが可能となる。
本発明の一実施形態におけるハンディターミナルの斜視図。 図1のA-A断面図。 ハンディターミナルの分解斜視図。 図1のB-B断面図。 図1のC-C断面図。 ハンディターミナルのプリンタカバーと上部ロールペーパーホルダが開いた状態の外観を示す斜視図。 プリンタカバーの用紙挿入口を示す斜視図。 ハンディターミナルのプリンタ部の内部構造を示す断面図。 プリンタ部のプリンタカバーと上部ロールペーパーホルダが開いた状態の内部構造を示す断面図。 ハンディターミナルにファンフォールドホルダが装着された状態を示す外観斜視図。 プリンタカバーユニットの分解斜視図。 プリンタカバーユニットの斜視図および平面図。 プリンタカバーユニットが開いた状態を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図中、同じ符号は各図を通して共通の要素を示す。但し、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための携帯情報端末を例示するものであって、本発明は携帯情報端末を以下のものに特定するものではない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を実施の形態の部材に特定するものではない。また、本発明の一実施形態では、プリンタ一体型携帯情報端末として、プリンタ部500を一体で備えたハンディターミナル100を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるハンディターミナル100の斜視図、図2は図1のA-A断面図、図3は分解斜視図である。
図1に示すように、ハンディターミナル100の外形を構成する筐体102は、上筐体である上ケース103と、下筐体である下ケース104に2分割されて構成されている。ハンディターミナル100の正面側(前面側)には上方に表示部106が設けられ、下方にキー入力部であるテンキー105が設けられている。また、表示部106は、各種の情報を表示することができ、ユーザは、その表示部106に表示された表示内容を参照しながら、正面に配置されたテンキー105を操作する。
さらには、筐体102の左側面には電源キー(不図示)が備えられており、右側面には、図1に示すように、Volume Up/Downキー110が備えられている。電源キーと、Volume Up/Downキー110は筐体102のテンキー105よりも上方(+Y方向)に配置される。
図2は、ハンディターミナル100の断面図(図1におけるA-A断面図)である。
図2に示すように、表示部106は、タッチパネル107と液晶部108とが接着されて構成されている。表示部106の背面には、ハンディターミナル100を制御するための制御基板114が配置されている。
テンキー105は、各種キーが設けられたキーラバー131とキー基板132とを備える。テンキー105の下方(-Z方向)には、ハンディターミナル100を駆動する電力を供給するためのバッテリ150が配置されている。また、バッテリ150を収納するバッテリ収納部116を備え、このバッテリ収納部116は筐体102の側面に設けられた筐体内の窪み状の開口部から成り、図1に示すバッテリカバー117によって閉塞される。
図3は、ハンディターミナル100の構成を示す分解斜視図である。ハンディターミナル100の内部には、内部フレーム101が配置されている。内部フレーム101に主要部品が取り付けられてユニット化された内部フレームユニット122を上ケース103に取り付けることでハンディターミナル100を組み立てることができる。つまり、上ケース103に内部フレームユニット122を取り付けた後での基板取り付けやハーネス配線等の作業が無く、下ケース104を取り付ける作業だけで済むので、組み立て性が良くなる。また、表示部106の修理時等での保守性も向上する。
次に、本実施形態における表示部106周辺の上ケース103と下ケース104の固定構造について説明する。図4は、ハンディターミナル100の断面図(図1におけるB-B断面図)である。なお、B-B断面図は、図4の内部フレーム101と上ケース103の爪係合部301の断面を示している。
図1に示すハンディターミナル100では、手で握りやすくするためにハンディターミナル100の幅を小さくしたことにより、表示部106の外周を覆う上ケースベゼル部134の幅が細くなっている。
図4に示すように、内部フレーム101と上ケース103とは爪係合部301で固定され、下ケース104と内部フレーム101とは、爪係合部301の近くのねじ締結302(図3参照)によって固定されている。これらにより、上ケース103と下ケース104とは、直接ねじ締結されなくても固定される。また、上ケースベゼル部134の長手方向中央付近に上ケース103の爪係合部301を設けることにより、組み立てる際に上ケースベゼル部134を撓ませることで、容易に係合を行うことができる。
また、図4に示すように、爪係合部301の近くに下ケース104のリブ303が設けられている。これにより、落下衝撃により内部フレーム101の爪部304が変形して爪係合部301から離脱するのを防いでいる。爪係合部301を下ケースのリブ303で押さえる構造は、上ケース103と、下ケース104とを直接ねじ締結せずに耐落下性を向上させることができるので、ねじ締結に比べて省スペース化を図ることができる。
図5は、ハンディターミナル100の断面図(図1におけるC-C断面図)である。内部フレーム101と、表示部106の外周を覆う上ケースベゼル部134と、上ケース103の爪係合部301の断面を示し、下ケースのリブ303が形成されていない箇所の断面を示している。
図5に示すように、上ケース103の爪係合部301にリブ形状部(突起部)402が設けられている。リブ形状部402が設けられていることにより、リブ形状部402が下ケース104の内面と当接し、爪係合部301の内部フレーム101から外れる方向への動き量が抑制され、上ケース103と内部フレーム101間の爪係合が保持される。これにより、落下衝撃を受けた際に、爪係合部301が内部フレーム101から外れることが防止される。さらには、爪係合部301の係合量は増やさずに耐衝撃性を向上させることができるため、上ケース103と内部フレーム101との爪係合時の組立性も損なわれない。
また、リブ形状部402の先端には、C面取りで構成される誘い込み形状部403が設けられている。誘い込み形状部403が設けられていることにより、強い落下衝撃を受けて、爪係合部301が内部フレーム101から外れ、上ケース103と下ケース104が開く場合、上ケース103の誘い込み形状部403に下ケース104が乗り上がる状態になる。この場合、ユーザーが指圧を加えれば、上ケース103と下ケース104が外れた状態を元に戻すことができる。このリブ形状部402の構成は、プリンタの有無に関わらず、上ケース、内部フレーム、下ケース、を備えた携帯情報端末に適用することができる。
次にハンディターミナル100のプリンタ部501について説明する。
図6は、ハンディターミナル100のプリンタカバー502と上部ロールペーパーホルダ504が開いた状態の外観を示す斜視図である。図7は、ハンディターミナル100のプリンタカバー502が有する用紙挿入口508を示す斜視図である。
図8は、ハンディターミナル100のプリンタ部501の内部構造を示す断面図である。図9は、プリンタ部501のプリンタカバー502と上部ロールペーパーホルダ504が開いた状態の内部構造を示す断面図である。図10は、ハンディターミナル100にファンフォールドホルダ(用紙フォルダ)506が装着された状態を示す外観斜視図である。
ハンディターミナル100は、プリンタカバーユニット516と、蓋体であるカッターホルダ517を備え、カッターホルダ517は、印字した紙を切断するためのカッター刃507を備える。また、ハンディターミナル100は、ロール紙を収容するロールペーパーホルダユニット(用紙フォルダ)503を備える。ロールペーパーホルダユニット503は、筐体102に着脱可能に取り付けることができる。ロールペーパーホルダユニット503は、上部ロールペーパーホルダ504と下部ロールペーパーホルダ505とから構成される。あるいは、図10に示すように、ロールペーパーホルダユニット503の代わりに、ハンディターミナル100の背面に、ファンフォールド紙を収容するファンフォールドホルダ506が着脱可能に装着される。これにより、用途に応じてユーザーが用紙の種類を使い分けることが可能となる。
ロールペーパーホルダユニット503に収容されたロール紙またはファンフォールドホルダ506に収容されたファンフォールド紙は、ハンディターミナル100の外側からプリンタカバー502が有する用紙挿入口508(図7参照)を介してハンディターミナル100の内部へと挿入可能である。プリンタカバーユニット516は、プリンタカバー502に、プラテン510が装着されて構成されている。プリンタカバー502は、一体に形成されたヒンジ部514を有しており(図11参照)、筐体102に対して開閉可能である。そして、図8に示すように、プリンタカバー502を閉じることにより、印字用紙513はプラテン510によって印字部511が有する印字ヘッド509に押し付けられて印字される。また、印字用紙513は、印字されつつ、プラテン510と搬送部512により搬送され、排紙口518から排出される。
図9に示すように、プリンタカバー502が開いた状態では、プリンタカバー502は、筐体102に対して起立した状態となり、用紙挿入口508は横向きになるため、作業者から用紙挿入口508が見えやすくなり、印字用紙513を通しやすくなる。このとき、プリンタカバー502が筐体102の上面側に開いていればよく、プリンタカバー502が筐体102の上面側に開いている状態でプリンタカバー502の動きが抑制されるような構造とすると用紙が挿入しやすい。プリンタカバー502の開き角が90°以外であっても、開き角が90°となっているときのプリンタカバー502の用紙挿入口508の位置と、用紙挿入口508の少なくとも一部とが重なるような角度範囲であれば、用紙を挿入し易い。また、用紙挿入口508の図9における高さ方向(図面の上下方向、筐体に対して垂直な方向))の位置は、印字ヘッド509よりも高い位置に設定されている。これにより、印字用紙513を通す場合に、印字ヘッド509が邪魔にならずに挿入することができる。
なお、印字用紙513であるロールペーパーホルダユニット503に収容されたロール紙またはファンフォールドホルダ506に収容されたファンフォールド紙を用紙挿入口508に通す際に、カッター刃507に作業者の手を近づける必要がないため、作業者のけがを防ぐことが出来る。また、用紙挿入口508を通した印字用紙513を引っ張り、カッターホルダ517の上を通過するまで伸ばした状態でプリンタカバー502を閉めることにより、印字用紙513は、プラテン510により印字ヘッド509に押し付けられて安全にセットすることが出来る。
次に、本実施形態におけるプリンタカバーユニット516の構成について説明する。
図11は、プリンタカバーユニット516の分解斜視図、図12は、プリンタカバーユニット516の斜視図および平面図である。図12(a)は表側から見た斜視図、図12(b)は裏側から見た斜視図、図12(c)は裏側から見た平面図である。
プリンタカバーユニット516は、プリンタカバー502と、プラテン510を保持するプラテン保持部材519がねじ締結により固定されて構成されている。また。プリンタカバー502には、ヒンジ部514の近くに用紙挿入口508が設けられており、用紙挿入口508には、用紙挿入口508に沿って配置され、板金部材からなる補強部材515が接着されている。ハンディターミナル100の上面に落下衝撃を与えた際に、用紙挿入口508が上面に近いため、用紙挿入口508の角から割れが起きる可能性がある。これに対し、補強部材515を設けることにより、用紙挿入口508の大きな変形を抑えて割れを防ぐことができる。
図13は、プリンタカバーユニット516を開いた状態を示す断面図であり、図13(a)は、プリンタカバーユニット516を大きく開いた状態を示し、図13(b)はプリンタカバー502のヒンジ部514が筐体102の軸部102aから外れた状態を示している。プリンタカバー502は、ユーザーがプリンタカバー502を開く際に過度に力を加えてカバーを破壊しないように、ヒンジ部514が筐体102の軸部102aから外れるように構成されている。補強部材515は、ヒンジ部514と用紙挿入口508の間に配置されている。補強部材515がこの位置に配置されることにより、用紙挿入口508が撓んでヒンジ部514が筐体102の軸部102aから外れ難くなることを防ぐことができる。
なお、補強部材515は、一部にプリンタカバー502の厚さ方向に曲げられた曲げ部を設けることにより、あるいは、用紙挿入口508の全周に曲げ部を設けることにより、プリンタカバー502の強度をさらに向上させることができる。補強部材515は、用紙挿入口508の角部を補強する第1の部材と、ヒンジ部514と用紙挿入口508の間に配置される第2の部材とに分割されていてもよいが、一体とすることにより部品点数を少なくすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に記載の構造に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
100 ハンディターミナル
101 内部フレーム
102 筐体
103 上ケース
104 下ケース
105 テンキー
106 表示部
107 タッチパネル
108 液晶部
110 Volume Up/Downキー
114 制御基板
116 バッテリ収納部
117 バッテリカバー
122 内部フレームユニット
131 キーラバー
132 キー基板
134 上ケースベゼル部
150 バッテリ
301 爪係合部
302 ねじ締結部
303 下ケースリブ
304 内部フレーム爪部
402 リブ形状部
403 誘い込み形状部
501 プリンタ部
502 プリンタカバー
503 ロールペーパーホルダユニット
504 上部ロールペーパーホルダ
505 下部ロールペーパーホルダ
506 ファンフォールドホルダ
507 カッター刃
508 用紙挿入口
509 印字ヘッド
510 プラテン
511 印字部
513 印字用紙
514 ヒンジ部
515 補強部材
516 プリンタカバーユニット
517 カッターホルダ
518 排紙口
519 プラテン保持部材

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容された印字ヘッドを有する印字手段と、
    前記印字手段に対して印字用紙を搬送する搬送手段と、
    前記筐体に対してヒンジ部を介して開閉可能に装着された蓋体と、
    前記蓋体に設けられた前記印字用紙を前記印字ヘッドに押し付けるプラテンと、
    前記筐体に対して外側に取り付けられる前記印字用紙の用紙フォルダと、を備え、
    前記蓋体は、前記用紙フォルダに収納された前記印字用紙を前記筐体内に挿入するための用紙挿入口を有し、前記用紙挿入口に前記印字用紙を挿入した状態で前記蓋体を閉じることによって前記プラテンにより前記印字用紙が、前記印字ヘッドに押し付けられることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記蓋体は、前記ヒンジ部によって、前記筐体に対して起立することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 前記蓋体が前記筐体に対して起立した状態において、前記用紙挿入口は、前記印字ヘッドよりも前記筐体に対して垂直な方向に高い位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末。
  4. 前記蓋体は、前記用紙挿入口に沿って配置された補強部材を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯情報端末。
  5. 前記補強部材は、前記ヒンジ部と前記用紙挿入口との間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の携帯情報端末。
  6. 表示部を取り付ける内部フレームと、
    前記内部フレームを取り付ける下ケースと、
    前記表示部のベゼル部を有する上ケースと、を備え、
    前記上ケースの前記内部フレームとの係合部に、前記下ケースの内面と当接する突起部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯情報端末。
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