JP2003094750A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2003094750A
JP2003094750A JP2001287480A JP2001287480A JP2003094750A JP 2003094750 A JP2003094750 A JP 2003094750A JP 2001287480 A JP2001287480 A JP 2001287480A JP 2001287480 A JP2001287480 A JP 2001287480A JP 2003094750 A JP2003094750 A JP 2003094750A
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Japan
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housing
paper
printer
roll paper
printer according
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JP2001287480A
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Ichiji Fujiwara
一司 藤原
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F & F Kk
F&F Ltd
Original Assignee
F & F Kk
F&F Ltd
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Publication date
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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷幅の広いロール紙を使用できると共に、
携帯端末とプリンタを一体化した状態で持ち歩くことも
容易なプリンタを提供する。 【解決手段】 片手で把持できる細長い形状のハウジン
グ21であって、その長手方向Aにロール紙3を収納す
るハウジング21を有するプリンタ11を提供する。ハ
ウジング21を持つと、排紙口6が上方になり、印刷済
みのロール紙3がハウジング21の横方向に出力され
る。このようなプリンタ11は、印刷幅の広いロール紙
3を使用できるので、ディスプレイでは不足している携
帯端末の機能を補い、携帯端末の用途をさらに広げるこ
とができることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末と共に持
ち運んで利用できるようなハンディータイプのプリンタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型の電卓に一体に装着され、ロール紙
に印刷するプリンタが知られている。このプリンタはロ
ール紙を電卓の上側に設けられた排紙口から上方に出力
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話やPD
Aなどの携帯端末が多用されている。携帯端末の機能は
加速度的に向上しており、高解像度の画像データや、大
量の文字データを受け取れる処理速度やメモリ容量を備
えつつある。しかしながら、ディスプレイの大きさは携
帯という機能からサイズが限定されてしまい大量のデー
タを表示したり、写真などの画像データを鮮明な状態で
十分に大きなサイズで表示することができない。
【0004】そこで、本願においては、携帯電話などの
携帯端末と共に持ち運んだり、あるいは携帯端末に装着
することができるプリンタを、ディスプレイでは出力す
ることができない大量の文字データや画像データを出力
する手段として提供することを目的としている。携帯端
末のディスプレイよりも大きなサイズの用紙に印刷でき
るプリンタであって、用紙も含めて携帯端末と同程度あ
るいはさらにコンパクトなプリンタは、ディスプレイよ
りも動作速度は遅いながら、ディスプレイよりも高解像
度で大きな出力画像を得ることが可能である。したがっ
て、上記のような欠点を持つ携帯端末のディスプレイの
機能を補完し、携帯端末の用途をさらに広げる重要な機
器となる。
【0005】ロール紙プリンタは、収納された状態で
は、用紙の長手方向のサイズを縮めることができるの
で、コンパクトなプリンタに適している。しかしなが
ら、携帯端末、特に携帯電話は、片手で持ちやすいよう
に、全体が細長のデザインになっており、その幅に収ま
るロール紙では、携帯電話のディスプレイに表示された
データをそのままの状態で印刷するのであれば良いが、
上記の本発明の目的に合致するプリンタを構成できな
い。このように、ハウジングを携帯端末と同じまたは小
さくし、出力可能な画像のサイズを携帯端末よりも大き
くするという課題は矛盾する。しかしながら、そのよう
なプリンタは携帯端末の将来において重要なものであ
る。
【0006】そこで、本発明においては、携帯端末と同
程度あるいはさらに小型で、携帯端末の画面よりも大き
なサイズ、たとえば数倍のサイズの画像を印刷すること
ができるプリンタを提供することを目的としている。そ
して、ディスプレイでは不足している携帯端末の機能を
補い、携帯端末の用途をさらに広げることができるプリ
ンタを提供することを目的としている。また、そのよう
な印刷機能を内蔵した携帯端末を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、片手で把持可能な細長のハウジングであって、内
部にロール紙を、その中心軸が当該ハウジングの長手方
向と平行となるように収納するハウジングと、印刷済み
の用紙の排紙口であって、ハウジングの長手方向に延
び、片手で当該ハウジングを把持したときに上方を向く
ように配置された排紙口と、ロール紙に印刷して排紙口
に供給する印刷機構とを有するハンディータイプのプリ
ンタを提供する。また、片手で把持可能な細長のハウジ
ングであって、表面に入出力用のインターフェイスが配
置され、ロール紙を、その中心軸が当該ハウジングの長
手方向と平行となるように収納可能な領域を備えたハウ
ジングと、インターフェイスに関わる処理を実行可能な
制御装置と、印刷済みの用紙の排紙口であって、ハウジ
ングの長手方向に延び、片手で当該ハウジングを把持し
たときに上方を向くように配置された排紙口と、ロール
紙に印刷して排紙口に供給する印刷機構とを有する携帯
端末を提供する。
【0008】このプリンタおよび携帯端末は片手で細長
いハウジングを持ったときに、ハウジングの長手方向に
排紙口がアレンジされており、幅方向に用紙が出力され
る。そして、排紙口をハウジングの上面や側面上部に配
置することにより、ハウジングを片手で持ったときに上
方を向くので、ハウジングを片手で持った状態で排紙口
を手で塞ぐことはなく持ちやすく、さらに、印刷された
用紙が、指や手のひらによって邪魔されることなく上方
や横方向に出力される。したがって、ハンディーなサイ
ズで、使い勝手のよいプリンタおよび携帯端末である。
すなわち、本発明のプリンタおよび携帯端末は片手で持
ちやすく、携帯端末およびプリンタを持ったときに、そ
の端末の上下方向ではなく、横方向に印刷された用紙が
排出されるようになっている。したがって、ハウジング
の幅に限定されることなく、大きなサイズの画像を印刷
可能なプリンタあるいは携帯端末を提供できる。たとえ
ば、排紙口をハウジングの長手方向にほぼ一杯に伸ばす
ことにより、ハウジングの長手方向の長さをほぼフルに
排紙口の長さとして利用することができ、携帯端末の長
手方向のサイズとほぼ等しい幅の印刷用紙に印刷して出
力することができる。
【0009】一方、プリンタまたは携帯端末のハウジン
グの幅方向は、ロール紙を採用し、その中心軸がハウジ
ングの長手方向と平行になるように収納することによ
り、ロール紙の直径程度に印刷機構のスペースを加えた
程度のサイズに収めることができる。したがって、ハウ
ジングの幅方向は非常に短くなり、片手で持ちやすく、
携帯しやすいサイズに纏めることができる。このため、
本発明により、少なくとも幅が携帯端末のディスプレイ
の縦方向より長く、縦の長さが携帯端末のディスプレイ
の縦方向の数倍となる印刷用紙に画像や文字データを印
刷することができ、それ自体のサイズは携帯端末と同程
度、もしくは小さなハンディーなプリンタを提供でき
る。また、携帯端末に本発明の構成を採用することによ
り、ディスプレイの数倍の印刷用紙に画像を印刷して出
力する機能を、携帯端末のサイズをほとんど変えずに付
加することができる。
【0010】紙に印刷された情報はユーザが慣れている
情報であり、ロール紙はディスプレイと共にこれらの情
報の出力に利用するメディアとして優れている。その点
で、マン−マシン−インターフェイスという意味ではユ
ーザが使い慣れた公称2インチ幅のロール紙やペーパバ
ックサイズの紙幅のロール紙は適しており、これらのロ
ール紙のサイズに合わせたプリンタも、携帯端末と同
じ、若しくは、さらに小さなサイズで提供することも可
能となる。
【0011】したがって、本発明においては、ディスプ
レイがほとんどの部分を占めるPDAに対しては、同程
度の長さと、PDAと同じまたは狭い幅のプリンタを提
供することが可能であり、そのプリンタにより、画像の
向きを横方向に印刷することにより、幅がPDAのディ
スプレイの縦よりも長く、縦は基本的には制限がない画
像を印刷することができる。もちろん、画像の向きをデ
ィスプレイと同じ縦方向に印刷した場合であってもディ
スプレイより大きな画像を印刷できる。
【0012】一方、ディスプレイが表面積の半分程度の
面積を占める携帯電話に対しても、同程度の長さと、同
程度の幅またはさらに幅の狭いプリンタを提供すること
が可能であり、画像の向きを横にすれば、幅が携帯電話
のディスプレイの縦の数倍程度、縦は基本的に制限のな
いサイズの画像を出力できる。また、画像の向きがディ
スプレイと同じであっても倍程度のサイズの画像を十分
に印刷できる。したがって、携帯電話と同程度またはさ
らにコンパクトなプリンタであって、携帯電話のディス
プレイの倍あるいは数倍の画像を出力できるプリンタを
本発明により提供できる。このため、本発明により、携
帯端末のディスプレイに加え、そのディスプレイよりも
大きく、たとえば、倍程度のサイズの画像は十分に出力
でき、高解像度の画像を出力できる出力手段を提供する
ことが可能となる。したがって、携帯端末の大きな欠点
である、モニタサイズが大きくできない問題を克服する
ことが可能となり、携帯端末のさらなる発展を促進しう
る周辺機器を提供できる。
【0013】本発明のプリンタは、携帯端末と同程度あ
るいはいっそうコンパクトに纏めることができるので携
帯端末と共に手軽に持ち歩くことができる。さらに、プ
リンタのハウジングの上面または側面を携帯端末の下面
または側面に装着する治具を設けることにより、携帯端
末とドッキングでき、その状態でも片手で持ちやすく、
使いやすい。さらに、携帯端末と一体化したまま持ち歩
くことも可能である。
【0014】プリンタの幅方向のサイズをさらに短縮す
るには、印刷機構として排紙口の近傍で、排紙口の長手
方向に沿って印刷する印刷ヘッドを配置し、ロール紙か
ら排紙口までの紙経路を最短にすることが望ましい。印
刷ヘッドは、インクジェット方式などであっても良い
が、ラインヘッドにすることにより印刷ヘッドを走査方
向に往復動する機構を省くことができる。たとえば、ラ
インサーマルヘッドと、このラインサーマルヘッドとの
間で用紙を挟んで紙送りするプラテンローラとを備えた
ラインサーマル方式がある。ラインサーマル方式は、イ
ンクなどの消耗品がない点でもコンパクトになる。
【0015】印刷ヘッドを排紙口の長手方向に沿って配
置すると、排紙口を横切るようにサポートすることがで
きないので、排紙口の中央付近で印刷用紙に印刷ヘッド
を押し付ける、または一定の距離に近づけるための十分
な支持力を得ることが難しくなる可能性がある。しかし
ながら、本発明のプリンタおよび携帯端末は細長い形状
でハウジングの中央付近を排紙口を挟んで片手で把持さ
れる形態となっているので、ユーザがハウジングを把持
する力を印刷ヘッドを支持する力として流用することが
できる。したがって、携帯端末と同程度のサイズで、大
きな用紙に印刷できるプリンタでありながら、印刷品質
も良好なプリンタを提供することができる。
【0016】さらに、印刷済みのロール紙を当該ロール
紙の外面の方向に曲げて所望の方向に導くカール取り用
のガイド面を設けることにより、ロール紙の巻癖または
カールが除去し、平坦な用紙を外部に出力できる。特
に、ハンディタイプのプリンタでは、コンパクトにする
ために巻径の小さなロール紙が使用されるので、そのま
まだと排紙口から出力される用紙がぐるぐる巻きになっ
て、文字や画像が読めなくなる。ロール紙が消費されて
巻径がさらに小さくなると、この現象はさらにひどくな
る。したがって、ガイド面を設けてロール紙の巻癖を除
去することが望ましい。ガイド面は印刷ヘッドと排紙口
との間に配置することができる。そして、印刷ヘッド
が、ハウジングの側面に沿って、その印刷面がロール紙
の側に向くように配置されているプリンタであると、ロ
ール紙の内面に印刷し、ガイド面により印刷された面が
表側に向いた状態で印刷済みのロール紙をカールしない
で、ロール紙の方向に出力できる。したがって、印刷ヘ
ッドが配置された側の側面を携帯端末の側面に装着する
治具を設けることにより、印刷済みの用紙で携帯端末が
隠されないように出力できる。プリンタとしての機構を
内蔵した携帯端末であれば、印刷ヘッドを制御装置の側
面に沿って、その印刷面がロール紙の側に向くように配
置すればよい。
【0017】一方、印刷ヘッドを、プリンタのハウジン
グの上面側に、その印刷面を下に向けて配置すると、ロ
ール紙の外側に印刷し、カール取り用のガイド面によっ
て上方にロール紙を導き、印刷された面を外側にしてカ
ールが取れた状態で排紙口から排出できる。プリンタと
しての機構を内蔵した携帯端末であれば、印刷ヘッドを
制御装置の下面に、その印刷面が下側に向くように配置
すれば良い。
【0018】ラインサーマル方式の印刷機構では、プラ
テンローラを、ハウジング側に対して支持する1組のガ
イドローラを設け、プラテンローラの長手方向に沿って
ガイドローラを介して連続的に支持することが望まし
い。細いプラテンローラであっても歪みを防止できるの
で、印刷機構をさらにコンパクトに纏めることができ
る。
【0019】また、ハウジングにロール紙を装着する際
に開閉するカバーの側にプラテンローラを取り付けてお
くことが望ましい。カバーを閉じるとロール紙がライン
サーマルヘッドとプラテンローラとによって挟まれた状
態にでき、ワンタッチでロール紙のセットアップが可能
となる。
【0020】プラテンローラはモータで駆動しても良い
し、ノブを用いて手で駆動しても良い。手で駆動するタ
イプの印刷機構を採用することにより、駆動用のバッテ
リも不要となるので、さらにコンパクトなプリンタにな
る。また、印刷ヘッドを駆動する電源としては小型のバ
ッテリを搭載しても良く、あるいは携帯端末側から電源
供給を受けることも可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に図面
を参照して本発明をさらに詳しく説明する。図1に、本
発明に係るプリンタを携帯電話に装着した様子を斜視図
を用いて示してある。本例のプリンタ11は、片手で把
持可能な細長のハウジングであって、内部にロール紙3
を、その中心軸3cが当該ハウジングの長手方向Aと平
行となるように収納するハウジング21と、印刷済みの
用紙5の排紙口であって、ハウジング21の長手方向A
に延び、片手で当該ハウジング21を把持したときに上
方を向くように配置された排紙口6とを有し、ハウジン
グ21の内部に収納された印刷機構によりロール紙3に
印刷して排紙口6から排出できるようになっているコン
パクトでハンディなプリンタである。
【0022】本例のプリンタ1では、紙幅58mm、紙
厚さ0.05mm、外径13φ、内径5φ、長さ2.2
m(86mmのカードサイズのカットシードの25枚に
相当)のロール紙3を使用できる。この幅58mmのロ
ール紙はマン−マシン−インターフェイスとして一般に
良く使われてユーザがなれている公称2インチのロール
紙である。
【0023】本例では、プリンタ11がコネクタ4によ
って携帯電話2の側面2aに装着されており、携帯電話
2と一体で、片手で持ったり、そのままポケットやバッ
クに入れて持ち運びできるようになっている。コネクタ
4は、プリンタ11のハウジング21の側面21aと携
帯電話2の側面2aとが対面するように、プリンタ11
と携帯電話2とを機械的に接続する治具としての機能に
加え、データ転送用のコネクタとしても機能し、携帯電
話2の外部インターフェイス4aとプリンタ側のインタ
ーフェイス4bとを接続している。したがって、携帯電
話2の表面2dのキーボード2cを操作したり、プリン
タ側の操作ボタン25を操作するなどの方法により、携
帯電話2のディスプレイ2bに表示されたコンテンツ
や、携帯電話2でダウンロードされた文字情報や画像情
報などをロール紙3に印刷できる。そして、印刷された
用紙5は、印刷面5aが表面から見えるように上方の排
紙口6から携帯電話2の側方に排出される。
【0024】コネクタ4は携帯電話2から着脱可能であ
ると共に、プリンタ11からも着脱可能であり、プリン
タ11を単体で持ち歩くことも可能である。また、プリ
ンタ11を携帯電話2に取り付ける方法は、本例のコネ
クタ4に限定されるものではなく、ベルトやフックなど
の治具も利用可能であり、それらはプリンタ11から着
脱可能であっても良いし、折りたたんだり、適当な方法
でプリンタ11に収納できるようになっていても良い。
したがって、プリンタ11は、単独でも動作可能なもの
であるが、以下においては、図1に示したように、携帯
電話2に装着した状態で説明を行なう。
【0025】図2にプリンタ11の概略構成を断面図に
より示し、図3にプリンタの概略構成を平面図により示
してある。なお、図3では、携帯電話2の部分は外観を
示してある。本例のプリンタ11は、前後方向(長手方
向)Aに細長い形状のハウジング21を有し、ハウジン
グ21の内部のほとんどの領域は、ロール紙3が、その
中心軸3cが長手方向Aと平行になるようにセットされ
る用紙収納部28となっている。したがって、ロール紙
3はハウジング21のほぼ中央に位置し、ハウジング2
1の左側Lの上方に排紙口6が設けられ、ロール紙3に
印刷を行なって排紙口6に供給する印刷機構35が排紙
口6の直ぐ下のハウジング21の左上の領域に配置され
ている。このため、ロール紙3は、印刷機構35に対
し、ハウジング21の右側Rに位置することになる。
【0026】ハウジング21の上壁および右側壁の一部
は断面がL字形状のカバー31となっており、用紙収納
部28を覆っている。カバー31は、右側壁がハウジン
グ21にヒンジ32を介して取り付けられており、右
(図2では半時計方向)にカバー31を旋回して開くこ
とにより、ロール紙3を用紙収納部28にセットでき
る。カバー31の左端は排紙口6を構成しており、カバ
ー31を閉めた状態でもハウジング21との間に一定の
隙間が形成されるようになっている。なお、本例のプリ
ンタ11を携帯電話2の反対側、すなわち、左側に接続
するようにデザインする場合は、本例で説明する配置と
左右が逆になるようにすれば良い。
【0027】本例の印刷機構35は、ラインサーマルヘ
ッド33と、このラインサーマルヘッド33との間にロ
ール紙3から引き出された用紙5を挟んで紙送りするプ
ラテンローラ34とを備えている。ラインサーマルヘッ
ド33は、ハウジング21の左側面21aに沿って印刷
面33aが用紙収納部28、すなわち、ロール紙3の側
を向くように配置されている。プラテンローラ34はラ
インサーマルヘッド33の印刷面33aと対峙するよう
に配置されており、ハウジング21に対して1組のガイ
ドローラ37aおよび37bにより支持されている。本
例においては、ハウジング21の一部を構成するカバー
31の左側の端31aにガイドローラ37aおよび37
bとプラテンローラ34とのアセンブリが配置されてお
り、カバー31を開くと、プラテンローラ34もカバー
31と共にサーマルヘッド33から離れる。したがっ
て、カバー31を開けてロール紙3をセットし、ロール
紙3の先端を排紙口6を超えるように伸ばした状態で、
カバー31を閉じると、ロール紙3がプラテンローラ3
4とサーマルヘッド33との間に挟まれた状態となり、
ワンタッチで印刷可能になる。
【0028】また、印刷機構35は、プラテンローラ3
4と排紙口6との間に配置された出口ガイド40を備
え、この出口ガイド40のプラテンローラ34に面した
側40aがロール紙3をプラテンローラ34の側に急激
に曲げるように傾斜したガイド面となっている。したが
って、プリンタ11に内面3aが感熱性の印刷面となっ
たロール紙3をセットすると、カバー31の左端31a
に取り付けられたプラテンローラ34あるいはそのアセ
ンブリを紙ガイドとしてほぼU字状の紙経路38で、内
面3aがラインサーマルヘッド33に向くように導かれ
る。そして、ロール紙3の内面3aに印刷され、その内
面3aがガイド面40aに当たり、ロール紙3の外面3
bの方向に曲げられ、排紙口6を介してプリンタ11の
右側Rに、印刷された内面3aが表面を向いた状態で排
紙される。したがって、ガイド面40aは、ロール紙3
が押付けられることにより、ロール紙3を、その巻癖
(カール)と反対方向に急激に曲げてカールを除去する
カール取り用のガイド面となり、印刷済みのロール紙3
は巻癖が伸ばされた用紙5として排紙口6から外部に出
力される。巻径の小さなロール紙3は巻癖が強く排紙口
6から出力された用紙5が幾重にも重なって巻かれた状
態になって印刷面を確認することができなくなる。した
がって、ガイド面40aによりカールを除去する方式
は、外径が10〜10数mm程度の巻径の小さなロール
紙3を使用することになる本例のような携帯型でコンパ
クトなプリンタに対して極めて有効である。
【0029】さらに、図3に示すように、本例のプリン
タ11は、プラテンローラ34を駆動するモータ27
と、このモータ27の動力をプラテンローラ34に伝達
する機構28を有しており、これらが用紙収納部28の
上方に配置されている。さらに、モータ27および伝達
機構28の上方には、バッテリやプリンタ11の制御回
路を含む電気・制御機器50が配置されて、単体として
動作可能なプリンタとなっている。また、図2に示すよ
うに、紙経路38には、紙センサ39が設置されて紙切
れを検出する機能などを備えており、ハンディなサイズ
であるが、単体のプリンタとして必要な機能が組み込ま
れている。
【0030】本例のプリンタ11は、ハウジング21が
細長い形状であり、携帯電話2と同様に、単体でも携帯
電話2と一体になった状態でも、ハウジング21が前後
方向Aに延びる姿勢で、ハウジング21の長手方向の中
心近傍を片手で保持することができる。そして、排紙口
6はハウジング21の上面21bに設けられているの
で、ハウジング21の長手方向に伸びた排紙口6を手で
塞ぐことはなく把持できる。したがって、排紙口6から
ハウジング21の横方向に向けて印刷された用紙5を排
紙できる。ハウジング21の内部には、ロール紙3が中
心軸3cがハウジング21の長手方向と一致するように
収納されるので、最小のデザインとしては、ロール紙3
の直径より若干広い幅で、ロール紙3の長さより若干長
い、細長いハウジング21を備えたプリンタ11を提供
できる。そして、プリンタ11の長手方向が携帯電話2
の長手方向と平行になるように一体化しても十分に片手
で把持でき、携帯電話2の横方向に用紙5が排出される
プリンタを提供することが可能となる。
【0031】本例のプリンタ11は、携帯電話2より細
長いサイズでありながら、そのハウジング21の横幅に
限定された幅の狭いロール紙ではなく、ハウジング21
の長さをフルに活かした幅の広いロール紙に印刷するこ
とが可能である。このため、本例のプリンタ11は、携
帯電話2よりも細長いにも関わらず、携帯電話2のディ
スプレイ2bより遥かに大きな画像を印刷して出力する
ことができる。したがって、携帯電話2とプリンタ11
を一体にしても十分に幅が狭く、全体を片手で把持可能
なハンディタイプの機器となり、その一方で、全体の幅
に限定されない大きな画像を印刷出力することができ
る。
【0032】本例のプリンタ11においては、排紙口6
を長くすることにより、より大きなサイズの画像を印刷
することができるプリンタとなる。その一方で、排紙口
6を長くすると、排紙口6の近傍に配置されたプラテン
ローラ34をラインヘッド33に押し付ける力が不足す
る傾向となり、ハウジング21やカバー31の強度を上
げて補強しようとするとプリンタ全体をコンパクトに纏
めることが難しくなる。しかしながら、本例のプリンタ
11は単独でも携帯電話2と一体になった形態でもハウ
ジング21の側面が把持された状態で使用される。この
ため、ハウジング21を通してプラテンローラ34をラ
インヘッド33に押し付ける力が働くので、排紙口6の
中央付近でもプラテンローラ34は適度な力でラインヘ
ッド33に加圧され、印刷品質を保持することも容易で
ある。
【0033】また、印刷幅を広げることにより、プラテ
ンローラ34は歪み易く、特に、プリンタ11をコンパ
クトにするために径の細いプラテンローラ34を採用す
ると構造は柔構造になってしまう。このため、本例で
は、摩擦係数の小さな1組のガイドローラ37aおよび
37bにより紙送り方向の前後で、摩擦係数の大きなプ
ラテンローラ34を長手方向に沿って連続的に支持し、
さらに、ガイドローラ37aおよび37bをハウジング
21からバネなどによりラインヘッド33に加圧する機
構を採用している。したがって、コンパクトな機構でプ
ラテンローラ34をラインヘッド34に加圧でき、ま
た、確実に紙送りする力を得ることができる。このた
め、印刷品質も高く、さらに、印刷機構35を排紙口6
に沿った狭いエリアに配置することができ、ハウジング
21をほぼロール紙3のサイズに近い、コンパクトなサ
イズにすることができる。また、ラインサーマル方式
は、ヘッドを走査方向に駆動する機構も不要で、インク
やトナーなどの消耗品も不要なので、この点でもコンパ
クトにアレンジすることができ、コンパクトなプリンタ
11に適した印刷方式である。
【0034】さらに、本例のプリンタ11では、上述し
たように、プラテンローラ34とラインサーマルヘッド
33とで挟み込まれて強制的に紙送りされた用紙3は、
ほぼ真っ直ぐな状態で出口ガイド40のガイド面40a
に当り、その当った部分がロール紙自身の腰の強さとプ
ラテンローラ12による紙送り力によってガイド面40
aに押し付けられる。そして、ロール紙3は、ガイド面
23aの傾きに沿って、ロール紙3の外面3bの方向、
すなわち、カールしている方向とは逆の方向に曲げられ
る。このため、ロール紙3の巻癖は矯正され、カールし
ていない平坦なシート状の用紙5として排紙口6から排
出される。このとき、印刷済みのロール紙3は出口ガイ
ド40により外面3bの方向に曲げられるので、印刷さ
れた内面2aが表側に向き、さらに、ロール紙3の側、
すなわち、携帯電話2から離れる方向に排出される。し
たがって、排紙口6から排出された印刷済みのロール紙
5で携帯電話2のキーボード2cやディスプレイ2bが
隠されてしまうことはなく、使い勝手の面でも優れたプ
リンタとなっている。
【0035】また、プリンタ11は、サーマルヘッド3
3が携帯電話2に接続されるハウジングの側面21aの
側に配置されているので、先端にプラテンローラ34が
取り付けられているカバー31は携帯電話2と反対の側
に開き、携帯電話2にプリンタ11を取り付けた形態で
ロール紙3を交換することができる。サーマルヘッド3
3の印刷面33aが上方または垂直な方向を向くように
配置することにより、先端にプラテンローラ34を取り
付けた状態でカバー31を開閉することができるが、本
例のように、印刷面33aがほぼ垂直に起立した配置が
最もスペース効率が良い。また、プラテンローラ34が
カバー31と共に開くのでワンタッチでロール紙3をプ
ラテンローラ34とサーマルヘッド33との間にセット
できる。紙詰まりが発生したときもカバー31を開ける
ことにより簡単に解消できる。したがって、本例のプリ
ンタ11は、ロール紙3の交換も容易で紙詰まりにも対
処しやすく、携帯電話2と共に持ち歩いて利用するのに
最適な構成となっている。
【0036】(第2の実施の形態)図4に本発明の異な
るプリンタの例を示してある。このプリンタ12は、携
帯電話2の下面2eに、上面22bを面して装着できる
細長く、平べったい形状のハウジング22を有してお
り、フック41により携帯電話2に取り付けられてい
る。ハウジング22は、縦(長さ)は携帯電話2より若
干短く、幅が携帯電話2の幅より若干大きく、ハウジン
グ22の上面22bの右側の部分に、用紙5を上方に排
出できる排紙口6がハウジング22の長手方向Aに沿っ
て設けられている。この排紙口6から、印刷された用紙
5が、印刷された面3aが上を向いて、カールが除去さ
れた状態で排出される。
【0037】図5にプリンタ12の概略構成を断面図に
より示し、図6にその平面図を示してある。本例のプリ
ンタ12も、ハウジング22のほぼ中央に、ロール紙3
が、その中心軸3cがハウジング22の長手方向Aと平
行になるよう収納可能となっており、ロール紙3はハウ
ジング22の右側Rの排紙口6に導かれる。そして、排
紙口6の近傍に上記のプリンタ11と同様のラインサー
マルタイプの印刷機構35が配置されている。したがっ
て、上述したプリンタ11と共通する部分については、
同じ符号を付して説明を省略する。
【0038】本例のプリンタ12は、ラインサーマルヘ
ッド33はハウジング22の上面側に印刷面33aが下
を向くように配置され、プラテンローラ34はラインサ
ーマルヘッド33の下方に配置されている。また、出口
ガイド40は、カール取り用のガイド面40aが、右側
に紙送りされたロール紙3を上方に曲げるように配置さ
れている。したがって、本例のプリンタ12では、外面
3bが感熱面となったロール紙3をセットすることによ
り、ロール紙3の外面3bに印刷を行い、内面3aをガ
イド面40aでガイドして外面3bの方向に曲げ、カー
ルが除去された印刷済みの用紙5を、印刷された外面3
bが上方を向いた状態で排紙口6から排出することがで
きる。
【0039】ハウジング22の下壁は右側壁を含めてロ
ール紙3の収納領域28を覆うカバー31となってお
り、ハウジング22の左端を中心に旋回することにより
オープンできる。また、ラインヘッド33が下向きに取
り付けられているので、カバー31の右側の端にプラテ
ンローラ34、ガイドローラ37aおよび37bのアセ
ンブリと出口ガイド40を取り付けることにより、これ
らがカバー31と一体に開閉できる構造となっている。
したがって、カバー31を開くだけで、ロール紙3を用
紙収納部28にセットし、ロール紙3の先端をラインヘ
ッド33の上に延ばしてカバー31を閉じるだけで印刷
できる状態になる。
【0040】また、本例のプリンタ12は、プラテンロ
ーラ34と直にまたは適当な輪列を介して繋がり、プラ
テンローラ34を外部からマニュアルで動かすノブ51
がハウジング22から突き出ている。したがって、この
ノブ51を操作することにより、ロール紙3を紙送り
し、印刷して出力することができる。このため、プリン
タ12は、プラテンローラ34を駆動するモータやモー
タの動力をプラテンローラ34に伝達する機構を省略で
き、モータを駆動するための大型のバッテリも不要なの
でいっそうコンパクトになっている。ラインヘッド33
を駆動するための電源を確保するために小型のバッテリ
を収納しても良いし、また、コネクタ4を介して携帯電
話2から電源を得ることも可能である。
【0041】外部からマニュアルで操作する手段は、ノ
ブ51に限定されずに、指で操作できるレバーなどのそ
の他の手段を採用しても良いし、指で操作できるものに
限らず、タイヤを手のひらや壁を利用して回すと、プラ
テンローラ34が駆動するようなものでも良い。
【0042】(第3の実施の形態)図7および図8に本
発明のさらに異なるプリンタの例を示してある。このプ
リンタ13は、上記と同様に、携帯電話2の下面2e
に、上面22bを面して装着できる細長く、平べったい
形状のハウジング22を有しており、フック41により
携帯電話2に取り付けられている。本例のプリンタ13
では、ハウジング22の縦方向の長さは、携帯電話2と
ほぼ同じになっており、ハウジング22の上面22bの
右側の排紙口6から、携帯電話2の長さとほぼ同じ幅の
印刷用紙5を排出することができる。したがって、本例
のプリンタ13では、携帯電話2のディスプレイ2bの
数倍の大きさの画像をプリントアウトすることができ
る。
【0043】このプリンタ13は、さらに、モータ2
7、およびモータ27を駆動するためのバッテリや制御
回路などの電気・制御装置50を備えており、自動で印
刷することができる。もちろん、手動用のノブも設ける
ことにより、バッテリが切れたときは手動で動かせるよ
うにすることも可能である。また、ラインヘッド33の
上方に電気・制御装置50を配置することにより、ロー
ル紙3の直径の範囲程度で自動制御用の部品および機構
を配置し、コンパクトなプリンタ13を実現している。
【0044】上記のプリンタ12および13は適当な治
具を採用することにより、ハウジング22の左側面を携
帯電話2の右側面2aに合わせて取り付けることも可能
である。また、上述したプリンタ11〜13は、携帯電
話2に限らず、PDAなどの他の携帯端末に取り付ける
ことができるようにデザインすることも可能である。ま
た、折りたたみ式の携帯電話などの伸縮型の携帯端末に
対しても折りたたんだサイズに合わせてデザインするこ
とにより一体として持ち運べる形態で提供できる。さら
に、携帯電話などと適当なケーブルで接続して単独で使
用することも可能である。また、ノートブック型のパー
ソナルコンピュータなどと組み合わせて使用することも
可能である。
【0045】(第4の実施の形態)図9および図10に
本発明のさらに異なる例を示してある。本例は、プリン
タとしての機構を内蔵した携帯端末14であり、細長い
形状の携帯端末のハウジング24の右端に、長手方向A
に沿って排紙口6が配置され、ハウジング24の大部分
を占める制御装置15の右側の領域に印刷機構35とロ
ール紙3が上下に収納されている。ラインヘッド33
は、ハウジング24の内側の制御装置15の右側Rに配
置され、プラテンローラ34は、ハウジング24の右側
壁に配置されており、ハウジング24の右側壁31がカ
バーとして旋回可能になっている。ロール紙3は、上方
に導かれ、内面3aがラインヘッド33で印刷され、出
口のガイド面40aによって外面3bの側に曲げられて
排紙される。したがって、カールが除去された状態の印
刷済みの用紙5が、印刷された内面3aが上方を向くよ
うに、ディスプレイ2dが配置されたハウジング24の
上面24aを塞がない外側に向かって排紙される。
【0046】この携帯端末14においては、ロール紙3
を中心軸3cが携帯端末の長手方向Aになるように収納
することにより、携帯端末14の回路52やバッテリ5
1が配置されている厚みの範囲内でほぼロール紙3を収
納することが可能であり、ハウジング24の厚みをほと
んど変えずにプリンタとしての機能を収納できる。ま
た、ハウジング24の幅方向も、薄くコンパクトな印刷
機構35を配置できる程度に広げるだけでよい。さら
に、ハウジング24の長さ方向はサイズアップする必要
はない。したがって、携帯端末のサイズをほとんど変え
ずにプリンタとしての機能をすべて収納することが可能
であり、さらに、ハウジング24の長さを印刷可能な幅
として大きなサイズの画像をプリントアウトすることが
可能となる。このため、ディスプレイ2bでは解像度が
不足したり、表示しきれないデータを紙に印刷して大き
なサイズで、高解像度の画像として出力することが可能
となる。したがって、携帯端末の制御装置の処理機能や
メモリの能力をさらに活用することが可能となり、デー
タ出力の点でも携帯端末の能力を向上することができ
る。
【0047】なお、上記の実施の形態では、いずれもラ
インサーマル方式のプリンタを説明したが、本発明は、
インクジェット方式などの他の印刷方式も適用すること
が可能である。さらに、排紙口の形状を鋭角にしてカッ
ターとして機能するようにしても良いし、排紙口の近傍
にカッターを配置するようにしても良い。また、プリン
タを携帯端末に装着する治具は、上記に限定されず、フ
ック、アーム、バンドなど様々な手段で携帯端末に取り
付けることができる。
【0048】また、上記に示した配置は本発明を実現で
きる幾つかの好ましい配置の例であり、請求の範囲に記
載された思想に基づく構成はすべて本発明に含まれる。
たとえば、上記では、カバーにプラテンローラが取り付
けられた例を示しているが、ロール紙をセットした後に
カバーを閉めると自動的にロール紙の先端がラインサー
マルヘッドまで紙送りされるものであっても良い。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、片手で把持できる細長のハウジングの長手方向にロ
ール紙を収納し、ハウジングを把持したときに上を向き
長手方向に延びる排紙口を備えたプリンタを提供してい
る。このプリンタは、携帯電話などと一体に持ち歩ける
ものであり、ハンディでありながら、携帯電話のディス
プレイの数倍の大きさの画像を出力する手段として利用
できるものである。したがって、ディスプレイでは不足
している携帯端末の機能を補い、携帯端末の用途をさら
に広げることができることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタを携
帯電話に装着した様子を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの内部構成の概略を示す断
面図である。
【図3】図1に示すプリンタの内部のレイアウトを示す
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタを携
帯電話に装着した様子を示す斜視図である。
【図5】図4に示すプリンタの内部構成の概略を示す断
面図である。
【図6】図4に示すプリンタの内部のレイアウトを示す
図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るプリンタを携
帯電話に装着した様子を示す断面図である。
【図8】図7に示すプリンタの内部のレイアウトを示す
図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る携帯端末の概
略構成を示す断面図である。
【図10】図9に示す携帯端末の内部のレイアウトを示
す図である。
【符号の説明】 2、14 携帯電話 3 ロール紙 3c 中心軸 6 排紙口 11〜13 プリンタ 21、22、24 ハウジング 27 モータ 31 カバー 33 ラインサーマルヘッド 33a 印刷面 34 プラテンローラ 35 印刷機構 37a、37b ガイドローラ 40a ガイド面 51 ノブ A 長手方向(前後方向)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/13 B65H 20/02 Z 3F104 B65H 20/02 23/34 5K023 23/34 H04M 1/02 C H04M 1/02 1/21 M 1/21 B41J 29/12 A Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 EE00 2C058 AB02 AB12 AC06 AC12 AE04 AF06 AF31 DA10 DA28 2C060 AA04 BC02 BC12 BC42 BC48 2C061 AQ04 AS06 AS14 BB02 CD23 3F103 AA02 BA01 BA25 3F104 AA02 HA05 5K023 AA07 BB02 MM00 MM25 NN06 PP12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手で把持可能な細長のハウジングであ
    って、内部にロール紙を、その中心軸が当該ハウジング
    の長手方向と平行となるように収納するハウジングと、 印刷済みの用紙の排紙口であって、前記ハウジングの長
    手方向に延び、片手で当該ハウジングを把持したときに
    上方を向くように配置された排紙口と、 前記ロール紙に印刷して前記排紙口に供給する印刷機構
    とを有するプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ハウジングの上
    面または側面が携帯端末の下面または側面に対面するよ
    うに、これらのハウジングと携帯端末を接続する治具を
    有するプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記印刷機構は、前
    記排紙口の近傍で、前記排紙口の長手方向に沿って印刷
    する印刷ヘッドを備えているプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記印刷ヘッドはラ
    インヘッドであるプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記排紙口は、前記
    ハウジングの長手方向にほぼ一杯に伸びているプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項4において、印刷済みのロール紙
    を当該ロール紙の外面の方向に曲げて所望の方向に導く
    カール取り用のガイド面を備えているプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ガイド面は前記
    印刷ヘッドと前記排紙口との間にあるプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記印刷ヘッドは、
    前記ハウジングの側面に沿って、その印刷面が前記ロー
    ル紙の側に向くように配置されているプリンタ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記印刷ヘッドが配
    置された側の前記ハウジングの側面を携帯端末の側面に
    装着する治具を有するプリンタ。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記印刷ヘッド
    は、前記ハウジングの上面側に、その印刷面を下に向け
    て配置されているプリンタ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記ハウジング
    の前記上面または前記ロール紙の側の側面を、携帯端末
    の下面または側面に装着する治具を有するプリンタ。
  12. 【請求項12】 請求項1において、前記印刷機構は、
    ラインサーマルヘッドと、このラインサーマルヘッドと
    の間に用紙を挟んで紙送りするプラテンローラとを備え
    ているプリンタ。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記ハウジング
    は前記ロール紙を装着する際に開閉可能なカバーを有
    し、そのカバーに前記プラテンローラが取り付けられて
    いるプリンタ。
  14. 【請求項14】 請求項12において、前記印刷機構
    は、前記プラテンローラを、前記ハウジング側に対して
    支持する1組のガイドローラを備えているプリンタ。
  15. 【請求項15】 請求項12において、前記プラテンロ
    ーラを駆動するモータを有するプリンタ。
  16. 【請求項16】 請求項12において、前記プラテンロ
    ーラを手で駆動するノブを有するプリンタ。
  17. 【請求項17】 請求項1において、前記ロール紙を手
    動で紙送りする機構を有するプリンタ。
  18. 【請求項18】 片手で把持可能な細長のハウジングで
    あって、表面に入出力用のインターフェイスが配置さ
    れ、ロール紙を、その中心軸が当該ハウジングの長手方
    向と平行となるように収納可能な領域を備えたハウジン
    グと、 前記インターフェイスに関わる処理を実行可能な制御装
    置と、 印刷済みの用紙の排紙口であって、前記ハウジングの長
    手方向に延び、片手で当該ハウジングを把持したときに
    上方を向くように配置された排紙口と、 前記ロール紙に印刷して前記排紙口に供給する印刷機構
    とを有する携帯端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011076598A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Shenzhen Futaihong Precision Industrial Co Ltd 携帯式電子装置
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CN118270586A (zh) * 2024-05-29 2024-07-02 珠海芯烨电子科技有限公司 一种碾平纸张的导纸机构

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