JPWO2008111199A1 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エッチング時に発生する導電性微粒子による強誘電体キャパシタの短絡を防止でき、特性が良好であるとともに高集積化が可能な半導体装置及びその製造方法を提供する。【解決手段】半導体基板110に形成されたトランジスタを覆う絶縁膜の上に、下部電極膜131、強誘電体膜132及び上部電極膜133を形成し、更にその上にキャップ層としてPt膜134を形成する。そして、Pt膜134の上に所定のパターンのハードマスク(TiN膜135及びSiO2膜136)を形成し、Pt膜134及び上部電極膜133をエッチングする。その後、全面に絶縁性保護膜138を形成し、上部電極膜133の側面を絶縁性保護膜138で覆う。次いで、強誘電体膜132及び下部電極膜131をエッチングして、強誘電体キャパシタを形成する。【選択図】図16

Description

本発明は、一対の電極間に強誘電体膜を挟んで構成された強誘電体キャパシタを備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、強誘電体のヒステリシス特性を利用して情報を記憶する強誘電体キャパシタを備えた半導体装置(Ferroelectric Random Access Memory:以下、「FeRAM」という)の開発が進められている。FeRAMは電源を切っても情報が消失しない不揮発性メモリであり、高集積度、高速駆動、高耐久性及び低消費電力を実現できるという優れた特性を有している。FeRAMに使用される強誘電体キャパシタは、残留分極量が大きなPZT(Pb(Zr,Ti)O3)やSBT(SrBi2Ta29)などの強誘電体酸化物からなる膜(強誘電体膜)を一対の電極で挟んだ構造を有している。
図1,図2は、従来のFeRAMの製造方法の一例を工程順に示す模式断面図である。
まず、図1(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上にトランジスタ(図示せず)を形成した後、そのトランジスタを覆う層間絶縁膜11を形成し、その上にSiN膜12を形成する。その後、フォトリソグラフィ法を用いてSiN膜12の表面からトランジスタに通じるコンタクトホールを形成し、当該コンタクトホール内にW(タングステン)を埋め込んでプラグ13を形成する。
次に、図1(b)に示すように、SiN膜12及びプラグ13の上に、Ir(イリジウム)からなる下部電極膜14と、強誘電体膜(PZT膜)15と、IrOx(酸化イリジウム)からなる上部電極膜16とを形成する。その後、図1(c)に示すように、上部電極膜16の上にキャップ層となるPt(白金)膜17を形成する。なお、ここでは上部電極膜16の上にキャップ層を設けているが、キャップ層を設けないこともある。
次に、図1(d)に示すように、Pt膜17の上にTiN膜18を形成し、その上にSiO2膜(TEOS(Tetra-Ethyl-Ortho-Silicate)膜)19を形成する。そして、図1(e)に示すように、SiO2膜19の上にフォトレジスト膜20を形成し、このフォトレジスト膜20を所定の形状にパターニングする。
次に、図1(f)に示すように、フォトレジスト膜20をマスクとしてSiO2膜19をエッチングする。その後、図2(a)に示すように、TiN膜18をエッチングした後、フォトレジスト膜20を除去する。
次いで、図2(b)に示すように、残存するSiO2膜19及びTiN膜18をハードマスクとしてPt膜17、上部電極膜16、強誘電体膜15及び下部電極膜14を一括エッチングする。これにより、下部電極膜14と上部電極膜16との間に強誘電体膜15を挟んで構成される強誘電体キャパシタ25が形成される。その後、図2(c)に示すように、ハードマスク(SiO2膜19及びTiN膜18)をドライエッチング及びウェットエッチングにより除去する。このようにして、強誘電体キャパシタ25を備えた半導体装置が完成する。
ところで、図1,図2に示すように、スタック型強誘電体キャパシタを製造する場合、上部電極膜16から下部電極膜14まで(キャップ層があるときはキャップ層から下部電極膜まで)を一括エッチングしている。この一括エッチング時の反応性を向上させるために半導体基板は高温(例えば、400℃)に加熱され、酸化しやすい状態となる。また、強誘電体膜の結晶化工程や回復アニール工程においても上部電極膜16及び下部電極膜14は高温に晒される。このため、上部電極膜16及び下部電極膜14の材料には酸化しない、又は酸化しても導電性が低下しないという性質が要求され、上述したようにIr等の貴金属が使用される。しかし、貴金属は反応性が乏しいため、エッチングにより発生した導電性微粒子がエッチングチャンバから排出されにくく、図3に示すように導電性微粒子21が強誘電体膜15の側面に付着して、下部電極膜14と上部電極膜16との間が短絡してしまうことがある。
また、エッチングマスクにも耐熱性が要求され、フォトレジスト(樹脂)を使用することはできない。そのため、一括エッチング時には、前述したようにSiO2膜及びTiN膜により構成されるハードマスクを使用するが、エッチング終了後のハードマスクを除去する工程においても導電性微粒子21が発生して強誘電体膜15の側面に付着することがある。強誘電体膜15の側面に付着した導電性微粒子21は、例えばハイドロキシアミンや酸溶液等の薬液を用いても除去することは困難である。
特許文献1には、積層型キャパシタを備えた半導体装置が記載されている。この半導体装置では、金属膜のエッチングにより生じる導電性微粒子がキャパシタ絶縁膜の側面に付着してキャパシタ電極間が短絡することを防止するために、キャパシタ絶縁膜及び上部電極膜の側部にサイドウォールを形成している。このサイドウォールは、上部電極膜及びキャパシタ絶縁膜をパターニングした後、CVD(Chemical Vapor Deposition )法により全面にSiO2、Si34、Al23、TiO3又はTa25等の絶縁物からなる絶縁膜を厚く形成し、その絶縁膜をエッチバックして形成される。特許文献1では、サイドウォールの頂部のテーパー角を75度以下とすることにより、導電性微粒子の付着が防止されるとしている。
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、基板上に絶縁膜を厚く形成し、その絶縁膜をエッチバックしてサイドウォールを形成するので、エッチング終了時の判定が難しく、オーバーエッチングによりサイドウォールや上部電極膜の削れや剥れが発生するおそれがある。また、特許文献1に記載された方法では、サイドウォールの頂部のテーパー角を75度以下にする必要があり、そのためにサイドウォールの厚さが厚くなって半導体装置の高集積化が困難であるという問題もある。
更に、特許文献1では、CVD法により形成した絶縁膜で強誘電体キャパシタを覆い、この絶縁膜をエッチバックしてサイドウォールを形成している。しかし、強誘電体キャパシタを覆う絶縁膜を通常のCVD法(プラズマCVD法及び熱CVD法等)により形成すると、CVDガス中に含まれる水素ガス及び加熱あるいはプラズマCVD法でのプラズマダメージによって強誘電体キャパシタの特性が劣化することがある。また、特許文献1ではサイドウォールをSiO2又はTiO2により形成した例が開示されているが、SiO2からなるサイドウォールでは水素や水分に対するバリア性が低く、エッチング加工時にキャパシタが劣化しやすいという問題もある。更にまた、強誘電体キャパシタをTiO2の膜で覆うと、PZT中にTiが拡散してPZTの特性が劣化してしまうことがあるという問題もある。
その他、本発明に関係すると思われる従来技術として、特許文献2に記載されたものがある。この特許文献2には、ハードマスクを用いてFeRAMのキャパシタを形成する際に、高温BCl3を用いた特定の条件で強誘電体膜をエッチングすることが記載されている。この特許文献2では、高温BCl3を用いた特定の条件でエッチングすることにより、下部電極膜のエッチングにより発生する導電性微粒子が強誘電体膜の側面に堆積するのを防止し、強誘電体キャパシタのリーク及び短絡が防止できると記載されている。
また、本願出願人による特願2004−55319号には、複数の下部電極を一括して強誘電体膜で覆い、その強誘電体膜の上に各下部電極に対向する上部電極をそれぞれ形成し、それらの下部電極、強誘電体膜及び上部電極により構成される複数のキャパシタを保護膜で被覆した構造のFeRAMが開示されている。
特許第3666877号公報 特開2003−318371号公報
本発明の目的は、エッチング時に発生する導電性微粒子による強誘電体キャパシタの短絡を防止でき、特性が良好であるとともに高集積化が可能な半導体装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上に下部電極膜を形成する工程と、前記下部電極膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、前記強誘電体膜の上に上部電極膜を形成する工程と、前記上部電極膜の上に所定のパターンのハードマスクを形成する工程と、前記ハードマスクに覆われていない部分の前記上部電極膜を除去する第1のエッチング工程と、前記半導体基板の上側全面に絶縁性保護膜を形成し、残存する前記上部電極膜の側面を当該絶縁性保護膜で覆う工程と、前記ハードマスクに覆われていない部分の前記強誘電体膜及び前記下部電極膜を除去する第2のエッチング工程と、前記ハードマスクを除去する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明においては、第1のエッチング工程において上部電極膜をエッチングした後、残存する上部電極膜の側面を絶縁性保護膜で覆う。その後、強誘電体膜及び下部電極膜をエッチングする第2のエッチング工程を実施するので、第2のエッチング工程において上部電極膜から導電性微粒子が発生することが防止される。また、第2のエッチング工程において下部電極膜から導電性微粒子が発生しても、上部電極膜の側面が絶縁性保護膜に覆われているので、上部電極膜と下部電極膜との間の短絡が回避される。
本発明の他の観点によれば、半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上に下部電極膜を形成する工程と、前記下部電極膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、前記強誘電体膜の上に上部電極膜を形成する工程と、前記上部電極膜の上に所定のパターンのハードマスクを形成する工程と、前記ハードマスクに覆われていない部分の前記上部電極膜を除去する第1のエッチング工程と、前記半導体基板の上側全面に第1の絶縁性保護膜を形成し、残存する前記上部電極膜の側面を当該第1の絶縁性保護膜で覆う工程と、前記ハードマスクに覆われていない部分の前記強誘電体膜を除去する第2のエッチング工程と、前記半導体基板の上側全面に第2の絶縁性保護膜を形成し、残存する前記強誘電体膜の側面を当該第2の絶縁性保護膜で覆う工程と、前記ハードマスクに覆われていない部分の前記下部電極膜を除去する第3のエッチング工程と、前記ハードマスクを除去する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明においては、強誘電体膜をエッチングする第2のエッチング工程を実施するときには、上部電極膜の側面が第1の絶縁性保護膜で覆われているので、上部電極膜からの導電性微粒子の発生が防止される。また、下部電極膜をエッチングする第3のエッチング工程を実施するときには、上部電極膜及び強誘電体膜の側面が第2の絶縁性保護膜で覆われているので、下部電極膜から発生した導電性微粒子による上部電極膜と下部電極膜との間の短絡が回避される。
本発明の更に他の観点によれば、半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上に下部電極膜を形成する工程と、前記下部電極膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、前記強誘電体膜の上に上部電極膜を形成する工程と、前記上部電極膜の上に所定のパターンのハードマスクを形成する工程と、前記ハードマスクに覆われていない部分の前記上部電極膜及び前記強誘電体膜を除去する第1のエッチング工程と、前記半導体基板の上側全面に絶縁性保護膜を形成し、残存する前記上部電極膜及び前記強誘電体膜の側面を当該絶縁性保護膜で覆う工程と、前記ハードマスクに覆われていない部分の前記下部電極膜を除去する第2のエッチング工程と、前記ハードマスクを除去する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明においては、下部電極膜をエッチングする工程を実施するときには上部電極膜及び強誘電体膜の側面が絶縁性保護膜で覆われているので、下部電極膜から発生した導電性微粒子による上部電極膜と下部電極膜との間の短絡が回避される。
絶縁性保護膜の厚さは、微細化という観点から、5〜20nmとすることが好ましい。また、絶縁性保護膜は、プラズマCVD法を使用せず、熱CVD法やALD(Atomic Layer Deposition)法により形成することが好ましい。この場合、加熱温度は300℃未満とすることが好ましい。水素ガスが発生しないスパッタ法により絶縁性保護膜を形成してもよい。また、強誘電体膜をPZTにより形成する場合、絶縁性保護膜はTiO2などのようにPZTの組成物質を含有する材料を用いないで形成することが好ましい。絶縁性保護膜を、スパッタ膜とCVD法により形成した膜との積層構造としてもよい。絶縁性保護膜として、水素や水分に対するバリア性が高い膜を使用することが好ましい。
本発明の更に他の観点によれば、半導体基板と、前記半導体基板の上に形成されたトランジスタと、前記半導体基板上に形成されて前記トランジスタを覆う層間絶縁膜と、下部電極膜、強誘電体膜及び上部電極膜を積層して構成され、前記層間絶縁膜の上に配置されて前記下部電極膜が前記トランジスタに電気的に接続された強誘電体キャパシタと、膜厚が5乃至20nmであり、少なくとも前記上部電極膜の側面を覆う絶縁性保護膜とを有する半導体装置が提供される。
本発明に係る半導体装置においては、上部電極膜の側面を、例えば成膜温度が300℃未満の条件でCVD法又はALD法等により形成した絶縁性保護膜で覆っている。これにより、製造工程において上部電極膜と下部電極膜とが短絡することが回避される。また、絶縁性保護膜の厚さを5乃至20nm以下としているので、半導体装置の高集積化が可能になる。
図1は、従来のFeRAMの製造方法を示す模式断面図(その1)である。 図2は、従来のFeRAMの製造方法を示す模式断面図(その2)である。 図3は、従来の問題点を示す模式断面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。 図10は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。 図11は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その8)である。 図12は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その9)である。 図13は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その10)である。 図14は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その11)である。 図15は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その12)である。 図16は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その13)である。 図17は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その14)である。 図18は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その15)である。 図19は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その16)である。 図20は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その17)である。 図21は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その18)である。 図22は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その19)である。 図23は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その20)である。 図24は、図18に示す工程において、ハードマスク除去後に残った上方に突出する絶縁性保護膜を示す断面図である。 図25は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図26は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図27は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図28は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 図29は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 図30は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。 図31は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。 図32は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図33は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図34は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図35は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 図36は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 図37は、本発明の変形例に係る半導体装置(その1)の構造を示す模式図である。 図38は、本発明の変形例に係る半導体装置(その2)の構造を示す模式図である。 図39は、本発明の変形例に係る半導体装置(その3)の構造を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図4〜図23は、本発明の第1の実施形態に係る強誘電体キャパシタを備えた半導体装置(FeRAM)の製造方法を工程順に示す断面図である。通常、半導体基板上にはメモリセルと同時に駆動回路(書込み回路及び読み出し回路等)を構成するn型トランジスタ及びp型トランジスタを形成しているが、ここではそれらの図示は省略している。
まず、図4に示す構造を形成するまでの工程を説明する。図4に示すように、半導体基板(シリコン基板)110の所定の領域に素子分離層111を形成する。具体的には、フォトリソグラフィ法により半導体基板110の所定の領域に溝を形成し、その溝内にSiO2等の絶縁物を埋め込んで素子分離層111とする。このように絶縁物を埋め込んだ溝により素子分離層111を形成する方法は、STI(Shallow Trench Isolation)法と呼ばれている。STI法による素子分離層111に替えて、公知のLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により素子分子層を形成してもよい。なお、半導体基板110はp型でもよく、n型でもよい。
次に、半導体基板110のn型トランジスタ形成領域(メモリセル領域及び駆動回路のn型トランジスタ形成領域:以下、同じ)にp型不純物(例えばホウ素(B)等)を導入して、pウェル112を形成する。また、半導体基板110のp型トランジスタ形成領域(駆動回路のp型トランジスタ形成領域:以下、同じ)にn型不純物(例えばリン(P)等)を導入して、nウェル(図示せず)を形成する。
次に、pウェル112及びnウェル(図示せず)の表面を熱酸化させて、ゲート絶縁膜113を形成する。その後、CVD法により、半導体基板110の上側全面にポリシリコン膜を形成し、このポリシリコン膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングして、ゲート電極114を形成する。
なお、pウェル112の上方にはn型不純物を導入したゲート電極を形成し、nウェル(図示せず)の上方にはp型不純物を導入したゲート電極を形成することが好ましい。また、図4に示すように、メモリセル領域では、1つのpウェル112の上に2本のゲート電極114が相互に平行に配置される。
次に、ゲート電極114をマスクとし、n型トランジスタ形成領域のpウェル112にリン(P)等のn型不純物を低濃度にイオン注入して、低濃度n型不純物領域116を形成する。これと同様に、ゲート電極114をマスクとし、p型トランジスタ形成領域のnウェル(図示せず)にホウ素(B)等のp型不純物を低濃度にイオン注入して、低濃度p型不純物領域(図示せず)を形成する。
次に、ゲート電極114の両側にサイドウォール117を形成する。このサイドウォール117は、CVD法により半導体基板110の上側全面にSiO2又はSiN等からなる絶縁膜を形成した後、その絶縁膜をエッチバックしてゲート電極114の両側のみに残すことにより形成される。
その後、ゲート電極114及びサイドウォール117をマスクとしてn型トランジスタ形成領域のpウェル112にn型不純物を高濃度にイオン注入し、高濃度n型不純物領域118a,118bを形成する。なお、高濃度n型不純物領域118aはゲート電極114と素子分離層111との間に形成された不純物領域であり、高濃度n型不純物領域118bは2つのゲート電極114の間に形成された不純物領域である。
これと同様に、ゲート電極及びサイドウォールをマスクとしてp型トランジスタ形成領域のnウェル(図示せず)にp型不純物を高濃度にイオン注入して、高濃度p型不純物領域(図示せず)を形成する。このようにして、各トランジスタ形成領域に、LDD(Lightly Doped Drain)構造のソース/ドレインを有するトランジスタが形成される。ここまでの工程は、通常のCMOS製造工程と基本的に同じである。
なお、ゲート電極114、高濃度n型不純物領域118a,118b及び高濃度p型不純物領域の表面には、コンタクト層としてコバルトシリサイド又はチタンシリサイド等の金属ケイ化物(シリサイド)層を形成することが好ましい。
次に、図5に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でn型トランジスタ及びp型トランジスタを形成した後、プラズマCVD法により、半導体基板110の上側全面に例えばSiONからなるカバー膜120を200nmの厚さに形成し、更にカバー膜120の上に絶縁膜121として例えばSiO2膜(TEOS−NSG(Tetra-Ethyl-Ortho-Silicate-Nondoped Silicate Glass)膜)を600nmの厚さに形成する。その後、絶縁膜121の表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により200nm程度研磨して、絶縁膜121の表面を平坦化する。次いで、脱ガス処理として、N2雰囲気中において650℃の温度で30分間アニールする。
以下、図6に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で絶縁膜121を形成し脱ガス処理を施した後、絶縁膜121の上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト膜122を形成する。その後、露光及び現像処理を実施して、所定の位置に絶縁膜121が露出する開口部122aを形成する。次いで、フォトレジスト膜122をマスクとして絶縁膜121及びカバー膜120をエッチングし、絶縁膜121の表面からn型トランジスタ形成領域の高濃度n型不純物領域118a,118b及びp型トランジスタ形成領域の高濃度p型不純物領域(図示せず)に到達するコンタクトホール121aを形成する。その後、フォトレジスト膜122を除去する。
次に、図7に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でコンタクトホール121aを形成した後、半導体基板110の上側全面に、PVD(Physical Vapor Deposition )法によりバリアメタル(図示せず)を形成する。これにより、コンタクトホール121aの壁面がバリアメタルで覆われる。なお、バリアメタルは、例えば厚さが20nmのTi膜と、厚さが50nmのTiN膜とを積層して形成される。
その後、CVD法により、半導体基板110の上側全面にW(タングステン)膜(図示せず)を500nmの厚さに形成するとともに、コンタクトホール121a内にWを充填する。次いで、CMP法により絶縁膜121上のW膜及びバリアメタルを除去する。これにより、各コンタクトホール121内のみにWが残り、導電性のWプラグ124a,124bが形成される。ここで、Wプラグ124aは高濃度n型不純物領域118aに接続するプラグであり、Wプラグ124bは高濃度n型不純物領域118bに接続するプラグである。
以下、図8に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でWプラグ124a,124bを形成した後、半導体基板110の上側全面に例えばプラズマCVD法によりSiONからなる酸化防止膜125を100nmの厚さに形成する。この酸化防止膜125は、Wプラグ124a,124bの酸化を防止するために形成する。その後、酸化防止膜125の上に、例えばプラズマCVD法により、SiO2膜(TEOS−NSG膜)膜126を100nmの厚さに形成する。なお、本実施形態では、SiO2膜126、酸化防止膜125及び絶縁膜121を積層してなる絶縁膜を第1の層間絶縁膜という。また、Wプラグ124a,124bの酸化をより確実に防止するために、SiO2膜126の上に30〜50nmの厚さのSiON膜、又は10〜20nmの厚さのAlO(酸化アルミニウム)膜を形成してもよい。
次に、図9に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でSiO2膜126を形成した後、このSiO2膜126の上にフォトレジストを塗布して、フォトレジスト膜127を形成する。その後、露光及び現像処理を実施して、所定の領域にSiO2膜126が露出する開口部127aを形成する。次いで、フォトレジスト膜127をマスクとしてSiO2膜126及び酸化防止膜125をエッチングし、SiO2膜126の表面からWプラグ124aに到達するコンタクトホール125aを形成する。その後、フォトレジスト膜127を除去する。
次に、図10に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でコンタクトホール125aを形成した後、例えばPVD法により半導体基板110の上側全面にバリアメタル(図示せず)を形成する。これにより、コンタクトホール125aの壁面がバリアメタルで覆われる。その後、CVD法により、SiO2膜126の上にW膜(図示せず)を500nmの厚さに形成するとともに、コンタクトホール125a内にWを充填する。そして、CMP法により、SiO2膜126の上のW膜及びバリアメタルを除去する。これにより、コンタクトホール125a内のみにWが残り、導電性のWプラグ128が形成される。その後、窒素雰囲気中でプラズマアニールを施し、SiO2膜126の表面を窒化する。
次に、図11に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でWプラグ128を形成した後、PVD法により、半導体基板110の上側全面に厚さが20nmのTi膜と厚さが100nmのTiAlN膜(いずれも図示せず)を形成する。その後、半導体基板110の上側全面に、下部電極膜131として例えばIr膜を100nmの厚さに形成する。
次に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition )法により、下部電極膜131の上にPZTからなる強誘電体膜132を例えば120nmの厚さに形成する。強誘電体膜132は、PZT以外の強誘電体材料、例えばPLZT、BLT、SBT又はSBTN等により形成してもよい。また、強誘電体膜132はMOCVD法以外の方法、例えばスパッタ法、ゾルゲル法又はCVD法により形成してもよい。
その後、PVD法により、強誘電体膜132の上に上部電極膜133として例えばIrO2膜を150nmの厚さに形成する。この上部電極膜133はIrO2以外の導電材料、例えばPt、Ir、Ru、Rh、Re、Os及びPd等の金属膜、又はそれらの金属の酸化膜により形成してもよい。また、それらの2以上の膜を積層して上部電極膜133としてもよい。
次に、強誘電体膜132を結晶化する。強誘電体膜132の結晶化は、例えばAr(アルゴン)とO2との混合ガス中で基板温度が725℃、処理時間が60秒間の条件で第1のRTA(Rapid Thermal Annealing )処理を施した後、酸素雰囲気中で基板温度が750℃、処理時間が60秒間の条件で第2のRTA処理を施すことにより行う。
次に、図12に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で強誘電体膜132を結晶化した後、PVD法により上部電極膜133の上にキャップ層としてPt膜134を例えば100nmの厚さに形成する。Pt膜134に替えて、Ir膜をキャップ層としてもよい。なお、本発明において、キャップ層は必須ではなく、キャップ層の形成を省略してもよい。
その後、Pt膜134の上に、PVD法によりTiN膜135を例えば200nmの厚さに形成し、更にその上にプラズマCVD法によりSiO2膜(TEOS−NSG膜)136を例えば700nmの厚さに形成する。
次に、図13に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でSiO2膜136膜を形成した後、SiO2膜136の上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト膜137を形成する。そして、このフォトレジスト膜137を露光及び現像処理して、Wプラグ124aの上方のSiO2膜136の上のみにフォトレジスト膜137を残す。
次に、図14に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でSiO2膜136の所定の領域上にフォトレジスト膜137を形成した後、そのフォトレジスト膜137をマスクとしてSiO2膜136及びTiN膜135をエッチングする。SiO2膜137のエッチングはドライエッチング法により行い、エッチングガスとして例えばC48とArとCF4との混合ガスを用いる。また、TiN膜のエッチングもドライエッチング法により行い、エッチングガスとして例えばBCL3とCl2との混合ガス、又はCl2ガスを用いる。その後、エッチングマスクとして用いたフォトレジスト膜137をアッシングにより除去する。このようにして、TiN膜135とSiO2膜136とにより構成されるハードマスクが形成される。
次に、図15に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で所定のパターンのハードマスクを形成した後、Pt膜134及び上部電極膜133をエッチングする。すなわち、ICP(Inductive Coupling Plasma)型エッチング装置を使用し、チャンバ内にHBrガスを10sccm(standard cc/min )、O2を40sccmの流量で流し、チャンバ内の圧力を0.4Pa、ウェハステージ温度を400℃、ソースパワーを800W(ワット)、バイアスパワーを700Wとして上部電極膜133をエッチングする。なお、ソースパワーはICPエッチング装置のアンテナに供給される高周波のパワーであり、バイアスパワーは半導体基板110に供給される高周波のパワーである。エッチングの終了は、EPD(エンドポイントデテクター)により検出する。この場合、若干オーバーエッチングとなる条件でエッチングを行うことが好ましい。また、このエッチング工程において、エッチング条件を変化させて強誘電体膜132を厚さ方向の途中までエッチングしてもよい。
次に、図16に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で上部電極膜133をパターニングした後、熱CVD法又はALD(Atomic Layer Deposition)法により、半導体基板110の上側全面に、例えばSiN、Al23、Ta25又はSiCからなる絶縁性保護膜138を5〜20nmの厚さに形成する。これにより、ハードマスク(SiO2膜136及びTiN膜135)、Pt膜134及び上部電極膜133の側面が絶縁性保護膜138により覆われる。ここでは、絶縁性保護膜138としてALD法によりAl23膜を形成するものとする。この場合、トリメチルアルミニウム等の水素を含有するガスを使用するため、成膜時の温度が300℃以上になると水素により強誘電体膜132の特性が劣化するおそれがある。従って、絶縁性保護膜138を成膜するときの温度は300℃未満(例えば250℃)とすることが好ましい。
なお、絶縁性保護膜138の厚さが5nm未満の場合は絶縁性保護膜138を均一に形成することが困難であるとともに、後工程で強誘電体膜132及び下部電極膜131をエッチングする際に絶縁性保護膜138が剥離し、上部電極膜133の側面に導電性微粒子が付着して短絡の原因となることが考えられる。一方、絶縁性保護膜138の厚さが20nmを超えると半導体装置の高集積化が阻害される。このため、絶縁性保護膜138の厚さは5〜20nmとすることが好ましい。
次に、図17に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で絶縁性保護膜138を形成した後、強誘電体膜132上の絶縁性保護膜138と、強誘電体膜132及び下部電極膜131とをエッチングする。絶縁性保護膜138及び強誘電体膜132をエッチングするときには、チャンバ内にCl2ガス及びArガスを導入し、チャンバ内の圧力を0.4Pa、ウェハステージの温度を400℃、ソースパワーを800W、バイアスパワーを700Wとする。Cl2ガスの流量は例えば40sccm、Arガスの流量は例えば10sccmとする。また、下部電極膜131をエッチングするときには、チャンバ内にHBrガス、O2ガス及びC48ガスを導入し、チャンバ内の圧力を0.4Pa、ソースパワーを1000W、バイアスパワーを500Wとする。HBrガスの流量は例えば10sccm、O2ガスの流量は例えば40sccm、C48ガスの流量は例えば5sccmとする。
これらのエッチング工程において、上部電極膜133の側面は絶縁性保護膜138により保護されているため、上部電極膜133から導電性微粒子が発生することはない。また、下部電極膜131のエッチングにともなって導電性微粒子が発生しても上部電極膜133の側面が絶縁性保護膜138で覆われているため、下部電極膜131と上部電極膜133との間が短絡するおそれはない。なお、上記の条件でエッチングを行うと、ハードマスクの側面上部に付着した絶縁性保護膜138がエッチングされることが考えられるが、上部電極膜133の側面に付着した絶縁性保護膜138が除去されなければよい。
次に、図18に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で強誘電体膜132及び下部電極膜131をパターニングした後、ハードマスクとして残ったSiO2膜136とTiN膜135とをエッチングにより除去する。SiO2膜136は、例えばC48ガスとArガスとCF4ガスとを用いた反応性エッチング(RIE)により除去する。また、TiN膜135は、例えばNH4OHとH22とH2Oとの混合液を用いたウェットエッチングにより除去する。このようにして、下部電極膜131と強誘電体膜132と上部電極膜133とにより構成される強誘電体キャパシタ140が形成される。
なお、ハードマスク(SiO2膜136及びTiN膜135)を除去すると、図24に示すように絶縁性保護膜138がPt膜134の縁部の上方に突出することが考えられる。絶縁性保護膜138がPt膜134の縁部の上方に突出しても特に問題はないが、例えばArガスを用いたエッチングにより突出した部分を除去する工程を追加してもよい。
次に、図19に示す構造を形成するまでの工程について説明する。上記の工程でハードマスクを除去した後、強誘電体膜132をエッチングによるダメージから回復させるために、回復アニールを行う。ここでは、回復アニールとして、例えば基板温度が650℃、60分間の条件で酸素雰囲気中で熱処理するものとする。
次に、MOCVD法により、半導体基板110の上側全面にキャパシタ保護膜141としてアルミナ(酸化アルミニウム)膜を例えば50nmの厚さに形成する。このキャパシタ保護膜141は、強誘電体膜132への水素及び水分の侵入を防止するという機能を有している。これにより、強誘電体膜132の特性の劣化が回避される。
次いで、プラズマCVD法により、キャパシタ保護膜141の上にSiO2(TEOS−NSG)を堆積させて、第2の層間絶縁膜142を例えば1500nmの厚さに形成する。その後、CMP法により第2の層間絶縁膜142の表面を研磨して平坦化する。
次に、図20に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で第2の層間絶縁膜142を形成した後、フォトレジスト法及びエッチング法を用いて、層間絶縁膜142の表面からWプラグ124bに到達するコンタクトホールを形成する。そして、このコンタクトホールの壁面をバリアメタル(図示せず)で覆った後、層間絶縁膜142上にW膜(図示せず)を形成するとともに、コンタクトホール内にWを埋め込む。その後、CMP法により層間絶縁膜142上のW膜及びバリアメタルを除去し、コンタクトホール内のみにWを残す。これにより、導電性のWプラグ143が形成される。その後、プラズマCVD法により、層間絶縁膜142及びWプラグ143の上に酸化防止膜144としてSiON膜を例えば100nmの厚さに形成する。
次に、図21に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程で酸化防止膜144を形成した後、酸化防止膜144上にフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。そして、このフォトレジスト膜を露光及び現像処理して、強誘電体キャパシタ140の上方に酸化防止膜144が露出する開口部を形成する。その後、フォトレジスト膜をマスクとして酸化防止膜144、層間絶縁膜142及びキャパシタ保護膜141をエッチングし、酸化防止膜144の表面からPt膜134に到達するコンタクトホール142aを形成する。その後、回復アニールとして、酸素雰囲気中で500℃の温度で60分間の熱処理を実施する。
次に、図22に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でコンタクトホール142aを形成した後、酸化防止膜144をドライエッチングにより除去する。そして、PVD法により、半導体基板110の上側全面にバリアメタル(図示せず)を形成し、コンタクトホール142aの壁面をバリアメタルで覆う。その後、CVD法により層間絶縁膜142上にW膜(図示せず)を例えば500nmの厚さに形成するとともに、コンタクトホール142a内にWを充填する。そして、CMP法により層間絶縁膜142上のW膜及びバリアメタルを除去する。これにより、コンタクトホール142a内のみにWが残り、導電性のWプラグ145が形成される。
次に、図23に示す構造を形成するまでの工程を説明する。上記の工程でWプラグ145を形成した後、層間絶縁膜142及びWプラグ145の上に厚さが150nmのTiN膜と、厚さが550nmのAl−Cu膜と、厚さが5nmのTi膜と、厚さが150nmのTiN膜とを順次積層して導電体膜を形成する。そして、この導電体膜をフォトリソグラフィ法及びエッチング法によりパターニングして、配線146a,146bを形成する。ここで、配線146aはWプラグ145及びPt膜134を介して強誘電体キャパシタ140の上部電極膜133に接続された配線であり、配線146bはWプラグ143及びWプラグ124bを介して高濃度n型不純物領域118bに接続された配線である。このようにして、強誘電体キャパシタ140を備えた半導体装置(FeRAM)が完成する。
このようにして製造された半導体装置において、メモリセル領域のトランジスタのゲート電極114はワード線の一部を構成し、これらのトランジスタに共通の高濃度n型不純物領域118bに接続した配線146bはビット線の一部を構成している。
本実施形態においては、上部電極膜133をパターニングした後、全面に絶縁性保護膜138を形成して上部電極膜133の側面を被覆するので、その後の強誘電体膜132及び下部電極膜131をパターニングする工程において導電性微粒子が発生しても、下部電極膜131と上部電極膜133との間の短絡を確実に防止することができる。また、この絶縁性保護膜138はCVD法又はALD法により5〜20nmと薄く形成すればよいので、半導体装置の高集積化が可能である。更に、この絶縁性保護膜138を300℃未満(250℃)の温度で成膜することにより、水素ガスによって強誘電体膜132の特性が劣化することを防止できる。従って、本実施形態により、特性が良好な半導体装置(FeRAM)を製造することができる。
なお、本実施形態において、絶縁性保護膜138はALD法、熱CVD法又はアンバイアスプラズマCVD法等により形成することができる。この場合、成膜時の温度を300℃未満とすることが好ましい。
また、絶縁性保護膜138を積層構造としてもよい。例えば下層の膜を水素ガスが発生しないスパッタ法により形成し、上層の膜をプラズマCVD法又は熱CVD法により形成してもよい。スパッタ法は水素ガスが発生しないので、強誘電体膜132を劣化させるおそれが少ない。しかし、スパッタ法は段差被覆性がよくないので、単層の絶縁性保護膜138をスパッタ法により形成することは好ましくない。上述のように、スパッタ法とCVD法とを組み合わせて積層構造の絶縁性保護膜138を形成することにより、強誘電体膜132の劣化を防止できるとともに、上部電極膜133の側面を確実に覆うことができる。
絶縁性保護膜138を積層構造とする場合、下層をSiN膜、Al23膜、Ta25膜等のように水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成することが好ましい。なお、TiO2膜はTiがPZT中に拡散してPZTの特性を劣化させるので、下層の膜をTiO2で構成することは好ましくない。また、下層の膜は、熱CVD法又はALD法により、300℃未満の温度で成膜することが好ましい。
上層の膜は、プラズマCVD法、熱CVD法又はALD法により形成することができる。この場合、成膜時の温度が300℃以上となってもよい。上層の膜も、SiN膜、Al23膜、Ta25膜等のように水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成することが好ましい。但し、下層の膜が水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成されている場合は、上層の膜をSiO2やその他のバリア性の低い膜で構成してもよい。また、上層の膜をTiO2のようにPZTの組成物質を含む材料により形成してもよい。
(第2の実施形態)
図25〜図31は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置(FeRAM)の製造方法を示す断面図である。これらの図25〜図31において、図4〜図23と同一物には同一符号を付している。
まず、図25に示すように、第1の実施形態と同様の方法により、半導体基板110上にトランジスタ、カバー膜120、絶縁膜121、Wプラグ124a,124b、酸化防止膜125、SiO2膜126、Wプラグ128、下部電極膜131、強誘電体膜132、上部電極膜133及びPt膜134を形成し、その上にTiN膜135及びSiO2膜136を形成する。そして、フォトリソグラフィ法を使用してSiO2膜136及びTiN膜135をパターニングし、所定の形状のハードマスクを形成する。
次に、このハードマスク(SiO2膜136及びTiN膜135)を使用して、図26に示すように、Pt膜134及び上部電極膜133をエッチングする。Pt膜134及び上部電極膜133のエッチングにはICP型エッチング装置を使用する。そして、エッチングガスとしてHBrガス及びO2ガスを使用し、ウェハステージ温度が400℃、ソースパワーが800W、バイアスパワーが700℃の条件でエッチングを行う。エッチングの終了は、EPD(エンドポイントデテクター)により検出する。
次に、図27に示すように、半導体基板110の上側全面に例えばSiN、Al23、Ta25又はSiCからなる第1の絶縁性保護膜151を5〜20nmの厚さに形成する。これにより、ハードマスク(SiO2膜136及びTiN膜135)、Pt膜134及び上部電極133の側面が絶縁性保護膜151に覆われる。なお、絶縁性保護膜151の成膜時の温度は300℃未満とすることが好ましい。
次に、図28に示すように、強誘電体膜132をエッチングする。強誘電体膜132のエッチングにはICP型エッチング装置を使用する。そして、エッチングガスとしてCl2ガス及びArガスを使用し、ウェハステージ温度が400℃、チャンバ内の圧力が0.4Pa、ソースパワーが800W、バイアスパワーが700Wの条件でエッチングを行う。このエッチングによりSiO2膜136の上部に付着した絶縁性保護膜151が除去されることが考えられるが、上部電極膜133及びPt膜134の側面の絶縁性保護膜151が除去されなければよい。
次に、図29に示すように半導体基板110の上側全面に例えばSiN、Al23、Ta25又はSiCからなる第2の絶縁性保護膜152を5〜20nmの厚さに形成する。これにより、強誘電体膜132の側面が絶縁性保護膜152に覆われる。
次に、図30に示すように、下部電極膜131をエッチングする。下部電極膜131のエッチングにはICP型エッチング装置を使用する。そして、エッチングガスとしてHBrガス、O2ガス及びC48ガスを使用し、チャンバ内の圧力が0.4Pa、ソースパワーが1000W、バイアスパワーが500Wの条件でエッチングを行う。
次いで、図31に示すように、Pt膜134上のTiN膜135、SiO2膜136及び絶縁性保護膜151,152をエッチングにより除去する。絶縁性保護膜151,152及びSiO2膜136は、例えばC48ガスとArガスとCF4ガスとを用いた反応性エッチング(RIE)により除去する。また、TiN膜135は、例えばNH4OHとH22とH2Oとの混合液を用いたウェットエッチングにより除去する。このようにして、下部電極膜131と強誘電体膜132と上部電極膜133とにより構成される強誘電体キャパシタ150が形成される。
その後の工程は第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。本実施形態には、下部電極膜131をエッチングするときには上部電極膜133の側面が絶縁性保護膜151,152に覆われているので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態においては、下部電極膜131をエッチングするときには強誘電体膜132の側面が絶縁性保護膜152に覆われているため、第1の実施形態に比べて強誘電体膜152の劣化がより一層少ないという利点がある。
なお、本実施形態において、絶縁性保護膜151,152はALD法、熱CVD法又はアンバイアスプラズマCVD法等により形成することができる。この場合、成膜時の温度を300℃未満とすることが好ましい。また、下層の絶縁性保護膜151を水素ガスが発生しないスパッタ法により形成し、上層の絶縁性保護膜152をプラズマCVD法又は熱CVD法により形成してもよい。スパッタ法は水素ガスが発生しないので、強誘電体膜132を劣化させるおそれが少ない。しかし、スパッタ法は段差被覆性がよくないので、上述のようにスパッタ法とCVD法とを組み合わせて積層構造の絶縁性保護膜151,152を形成することにより、強誘電体膜132の劣化を防止できるとともに、上部電極膜133の側面を確実に覆うことができる。
下層の絶縁性保護膜152は、SiN膜、Al23膜、Ta25膜等のように水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成することが好ましい。なお、TiO2膜はTiがPZT中に拡散してPZTの特性を劣化させるので、下層の絶縁性保護膜151をTiO2で構成することは好ましくない。また、下層の絶縁性保護膜151は、熱CVD法又はALD法により、300℃未満の温度で成膜することが好ましい。
上層の絶縁性保護膜152は、プラズマCVD法、熱CVD法又はALD法により形成することができる。上層の絶縁性保護膜152も、SiN膜、Al23膜、Ta25膜等のように水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成することが好ましい。
(第3の実施形態)
図32〜図36は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置(FeRAM)の製造方法を示す断面図である。これらの図32〜図36において、図4〜図23と同一物には同一符号を付している。
まず、図32に示すように、第1の実施形態と同様の方法により、半導体基板110上にトランジスタ、カバー膜120、絶縁膜121、Wプラグ124a,124b、酸化防止膜125、SiO2膜126、Wプラグ128、下部電極膜131、強誘電体膜132、上部電極膜133及びPt膜134を形成し、その上にTiN膜135及びSiO2膜136を形成する。そして、フォトリソグラフィ法を使用してSiO2膜136及びTiN膜135をパターニングし、所定の形状のハードマスクを形成する。
次に、図33に示すようにPt膜134、上部電極膜133及び強誘電体膜132をエッチングする。Pt膜134及び上部電極膜133のエッチングにはICP型エッチング装置を使用する。そして、エッチングガスとしてHBrガス及びO2ガスを使用し、ウェハステージ温度が400℃、ソースパワーが800W、バイアスパワーが700℃の条件でエッチングを行う。エッチングの終了は、EPD(エンドポイントデテクター)により検出する。
強誘電体膜132のエッチングにはICP型エッチング装置を使用する。そして、エッチングガスとしてCl2ガス及びArガスを使用し、ウェハステージ温度が400℃、チャンバ内の圧力が0.4Pa、ソースパワーが800W、バイアスパワーが700Wの条件でエッチングを行う。
次に、図34に示すように、半導体基板110の上側全面に例えばSiN、Al23、Ta25又はSiCからなる絶縁性保護膜161を5〜20nmの厚さに形成する。これにより、ハードマスク(SiO2膜136及びTiN膜135)、Pt膜134上部電極133及び強誘電体膜132の側面が絶縁性保護膜161に覆われる。なお、絶縁性保護膜161の成膜時の温度は300℃未満とすることが好ましい。
次に、図35に示すように、下部電極膜131をエッチングする。下部電極膜131のエッチングにはICP型エッチング装置を使用する。そして、エッチングガスとしてHBrガス、O2ガス及びC48ガスを使用し、チャンバ内の圧力が0.4Pa、ソースパワーが1000W、バイアスパワーが500Wの条件でエッチングを行う。
次いで、図36に示すように、Pt膜134上のTiN膜135、SiO2膜136及び絶縁性保護膜161をエッチングにより除去する。絶縁性保護膜161及びSiO2膜136は、例えばC48ガスとArガスとCF4ガスとを用いた反応性エッチング(RIE)により除去する。また、TiN膜135は、例えばNH4OHとH22とH2Oとの混合液を用いたウェットエッチングにより除去する。このようにして、下部電極膜131と強誘電体膜132と上部電極膜133とにより構成される強誘電体キャパシタ160が形成される。
その後の工程は第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。本実施形態においては、下部電極膜131をエッチングするときには上部電極膜133の側面が絶縁性保護膜161に覆われているので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、絶縁性保護膜161は、ALD法、熱CVD法又はアンバイアスプラズマCVD法等により形成することができる。この場合、成膜時の温度は300℃未満とすることが好ましい。
また、絶縁性保護膜161を積層構造としてもよい。例えば下層の膜を水素ガスが発生しないスパッタ法により形成し、上層の膜をプラズマCVD法又は熱CVD法により形成してもよい。スパッタ法は水素ガスが発生しないので、強誘電体膜132を劣化させるおそれが少ない。しかし、スパッタ法は段差被覆性がよくないので、単層の絶縁性保護膜161をスパッタ法により形成することは好ましくない。上述のように、スパッタ法とCVD法とを組み合わせて積層構造の絶縁性保護膜161を形成することにより、強誘電体膜132の劣化を防止できるとともに、上部電極膜133の側面を確実に覆うことができる。
絶縁性保護膜161を積層構造とする場合、下層をSiN膜、Al23膜、Ta25膜等のように水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成することが好ましい。なお、TiO2膜はTiがPZT中に拡散してPZTの特性を劣化させるので、下層の膜をTiO2で構成することは好ましくない。また、下層の膜は、熱CVD法又はALD法により、300℃未満の温度で成膜することが好ましい。
上層の膜は、プラズマCVD法、熱CVD法又はALD法により形成することができる。この場合、成膜時の温度が300℃以上となってもよい。上層の膜も、SiN膜、Al23膜、Ta25膜等のように水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成することが好ましい。但し、下層の膜が水素や水分に対するバリア性の高い膜で構成されている場合は、上層の膜をSiO2やその他のバリア性の低い膜で構成してもよい。また、上層の膜をTiO2のようにPZTの組成物質を含む材料により形成してもよい。
(変形例)
図37〜図39は、本発明の変形例の半導体装置の構造を示す模式図である。これらの図37〜図39では、強誘電体キャパシタとその近傍の部分のみを図示している。また、これらの図37〜図39において、図23と同一物には同一符号を付している。
図37に示す半導体装置では、SiO2膜126の上に、強誘電体キャパシタ140側への水分の侵入を阻止する水分防止膜170が形成されている。この水分防止膜170は、プラズマSiON膜又は酸化アルミニウムにより形成される。この水分防止膜170の上に、強誘電体キャパシタ140が形成されている。
絶縁性保護膜171は、Pt膜134及び上部電極膜133の側面だけでなく、強誘電体膜132の一部(上側部分)も覆っている。これらの強誘電体キャパシタ140及び絶縁性保護膜171は、アルミナ等により構成されるキャパシタ保護膜141に覆われている。
図38に示す半導体装置では、図37に示す半導体装置と同様に、SiO2膜126の上に水分防止膜170が形成されており、この水分防止膜170の上に強誘電体キャパシタ140が形成されている。そして、絶縁性保護膜171は、Pt膜134及び上部電極133の側面全体と、強誘電体膜132の側面の一部を覆っている。
絶縁性保護膜172は絶縁性保護膜171と重なるように形成されており、強誘電体膜132の側面全体を覆っている。
図39に示す半導体装置では、図37に示す半導体装置と同様に、SiO2膜126の上に水分防止膜170が形成されており、この水分防止膜170の上に強誘電体キャパシタ140が形成されている。絶縁性保護膜173は、Pt膜137、上部電極膜133及び強誘電体膜132の側面全体を覆っている。
これらの図37〜図39に示す半導体装置においても、第1〜第3の実施形態と同様に、エッチング時に発生する導電性微粒子による強誘電体キャパシタ140の短絡を防止することができるという効果を奏する。

Claims (24)

  1. 半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上に下部電極膜を形成する工程と、
    前記下部電極膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、
    前記強誘電体膜の上に上部電極膜を形成する工程と、
    前記上部電極膜の上に所定のパターンのハードマスクを形成する工程と、
    前記ハードマスクに覆われていない部分の前記上部電極膜を除去する第1のエッチング工程と、
    前記半導体基板の上側全面に絶縁性保護膜を形成し、残存する前記上部電極膜の側面を当該絶縁性保護膜で覆う工程と、
    前記ハードマスクに覆われていない部分の前記強誘電体膜及び前記下部電極膜を除去する第2のエッチング工程と、
    前記ハードマスクを除去する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1のエッチング工程では、前記強誘電体膜を厚さ方向の途中までエッチングすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記絶縁性保護膜の厚さを5乃至20nmとすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記絶縁性保護膜の成膜時の温度を300℃未満とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記絶縁性保護膜は、CVD法又はALD法により形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記絶縁性保護膜は、SiN膜、Al23膜、Ta25膜及びSiC膜からなる群から選択された少なくとも1種の絶縁膜からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上に下部電極膜を形成する工程と、
    前記下部電極膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、
    前記強誘電体膜の上に上部電極膜を形成する工程と、
    前記上部電極膜の上に所定のパターンのハードマスクを形成する工程と、
    前記ハードマスクに覆われていない部分の前記上部電極膜を除去する第1のエッチング工程と、
    前記半導体基板の上側全面に第1の絶縁性保護膜を形成し、残存する前記上部電極膜の側面を当該第1の絶縁性保護膜で覆う工程と、
    前記ハードマスクに覆われていない部分の前記強誘電体膜を除去する第2のエッチング工程と、
    前記半導体基板の上側全面に第2の絶縁性保護膜を形成し、残存する前記強誘電体膜の側面を当該第2の絶縁性保護膜で覆う工程と、
    前記ハードマスクに覆われていない部分の前記下部電極膜を除去する第3のエッチング工程と、
    前記ハードマスクを除去する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1のエッチング工程では、前記強誘電体膜を厚さ方向の途中までエッチングすることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の絶縁性保護膜及び前記第2の絶縁性保護膜の厚さを5乃至20nmとすることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1の絶縁性保護膜及び前記第2絶縁性保護膜の成膜時の温度を300℃未満とすることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1の絶縁性保護膜及び前記第2の絶縁性保護膜は、CVD法又はALD法により形成することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1の絶縁性保護膜及び前記第2の絶縁性保護膜は、SiN膜、Al23膜、Ta25膜及びSiC膜からなる群から選択された少なくとも1種の絶縁膜からなることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上に下部電極膜を形成する工程と、
    前記下部電極膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、
    前記強誘電体膜の上に上部電極膜を形成する工程と、
    前記上部電極膜の上に所定のパターンのハードマスクを形成する工程と、
    前記ハードマスクに覆われていない部分の前記上部電極膜及び前記強誘電体膜を除去する第1のエッチング工程と、
    前記半導体基板の上側全面に絶縁性保護膜を形成し、残存する前記上部電極膜及び前記強誘電体膜の側面を当該絶縁性保護膜で覆う工程と、
    前記ハードマスクに覆われていない部分の前記下部電極膜を除去する第2のエッチング工程と、
    前記ハードマスクを除去する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 前記絶縁性保護膜の厚さを5乃至20nmとすることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記絶縁性保護膜の成膜時の温度を300℃未満とすることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記絶縁性保護膜は、CVD法又はALD法により形成することを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記絶縁性保護膜は、SiN膜、Al23膜、Ta25膜及びSiC膜からなる群から選択された少なくとも1種の絶縁膜からなることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に形成されたトランジスタと、
    前記半導体基板上に形成されて前記トランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    下部電極膜、強誘電体膜及び上部電極膜を積層して構成され、前記層間絶縁膜の上に配置されて前記下部電極膜が前記トランジスタに電気的に接続された強誘電体キャパシタと、
    膜厚が5乃至20nmであり、少なくとも前記上部電極膜の側面を覆う絶縁性保護膜と
    を有することを特徴とする半導体装置。
  19. 前記絶縁性保護膜が、SiN膜、Al23膜、Ta25膜及びSiC膜からなる群から選択された少なくとも1種の絶縁膜からなることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記強誘電体キャパシタを覆って前記強誘電体膜への水素及び水分の侵入を防止するキャパシタ保護膜を有することを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  21. 前記強誘電体膜は、PZT、PLZT、BTL、STB及びSBTNからなる群から選択されたいずれか1種の強誘電体材料により形成されていることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  22. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に形成されたトランジスタと、
    前記半導体基板上に形成されて前記トランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    下部電極膜、強誘電体膜及び上部電極膜を積層して構成され、前記層間絶縁膜の上に配置されて前記下部電極膜が前記トランジスタに電気的に接続された強誘電体キャパシタと、
    前記上部電極の側面全体と前記強誘電体膜の側面の一部を覆う第1の絶縁性保護膜と、
    前記強誘電体キャパシタ及び前記第1の絶縁性保護膜を覆う第2の絶縁性保護膜と
    を有することを特徴とする半導体装置。
  23. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に形成されたトランジスタと、
    前記半導体基板上に形成されて前記トランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    下部電極膜、強誘電体膜及び上部電極膜を積層して構成され、前記層間絶縁膜の上に配置されて前記下部電極膜が前記トランジスタに電気的に接続された強誘電体キャパシタと、
    前記上部電極の側面全体と前記強誘電体膜の側面の一部を覆う第1の絶縁性保護膜と、
    前記第1の絶縁性保護膜に重ねて形成され、前記上部電極の側面全体と前記強誘電体膜の側面全体を覆う第2の絶縁性保護膜と、
    前記第2の絶縁性保護膜に重ねて形成され、前記上部電極の側面全体と前記強誘電体膜の側面全体と前記下部電極の側面全体を覆う第3の絶縁性保護膜と
    を有することを特徴とする半導体装置。
  24. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に形成されたトランジスタと、
    前記半導体基板上に形成されて前記トランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    下部電極膜、強誘電体膜及び上部電極膜を積層して構成され、前記層間絶縁膜の上に配置されて前記下部電極膜が前記トランジスタに電気的に接続された強誘電体キャパシタと、
    前記上部電極の側面全体と前記強誘電体膜の側面全体を覆う第1の絶縁性保護膜と、
    前記第1の絶縁性保護膜に重ねて形成され、前記上部電極の側面全体と前記強誘電体膜の側面全体を覆う第2の絶縁性保護膜と、
    前記強誘電体キャパシタ及び前記第1の絶縁性保護膜を覆う第2の絶縁性保護膜と
    を有することを特徴とする半導体装置。
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