JP7027916B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、強誘電体の分極反転を利用して情報を強誘電体キャパシタに保持する強誘電体メモリ(FeRAM)の開発が進められている。強誘電体メモリは、電源を切っても保持された情報が消失しない不揮発メモリであり、高集積度、高速駆動、高耐久性及び低消費電力を実現できる。
強誘電体キャパシタを構成する強誘電体膜の材料としては、残留分極量が10μC/cm~30μC/cm程度のPZT(Pb(Zr,Ti)O)、SBT(SrBiTa)等のペロブスカイト結晶構造を有する強誘電体酸化物が主として用いられている。これら強誘電体酸化物の強誘電体特性は、酸化シリコン膜等の水との親和性が高い層間絶縁膜から侵入した水分により低下しやすい。すなわち、強誘電体キャパシタを形成した後の、層間絶縁膜やメタル配線を形成する際の高温プロセス中に、層間絶縁膜に含まれる水分が水素及び酸素に分解され、水素が強誘電体酸化物中の酸素と反応して強誘電体膜に酸素欠陥が生じ、強誘電体膜の結晶性が低下する。層間絶縁膜に含まれる水分に起因する酸素欠損の発生は、高温プロセス中だけでなく、強誘電体メモリの長期間の使用によっても生じ得る。そして、強誘電体膜の結晶性の低下は強誘電体キャパシタの劣化を引き起こす。
そこで、従来、強誘電体膜への水素の侵入を抑制するための構造について種々の検討がなされている。例えば、酸化アルミニウム膜により強誘電体キャパシタが上方及び側方から直接覆われた構造が知られている。また、半導体基板の表面に形成され、強誘電体キャパシタに接続されるトランジスタとの間に窒化シリコン膜が設けられた構造も知られている。酸化アルミニウム膜及び窒化シリコン膜は水素及び水分を透過させにくい。更に、複数の強誘電体キャパシタを含むメモリセル部の周囲にガードリングを設けた構造も知られている。
しかしながら、従来の技術によっても、水素による強誘電体キャパシタの劣化を十分に抑制することができない。
特開2005-268478号公報
本発明の目的は、水素による強誘電体キャパシタの劣化をより一層抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
半導体装置の一態様は、基板と、前記基板の表面に形成されたトランジスタと、前記トランジスタの上面及び側面を覆って形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に形成された第2の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜を貫通して形成されて前記トランジスタに接続した第1のプラグと、前記第2の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、前記第の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、前記第3の絶縁膜と前記第4の絶縁膜を貫通して形成されて前記第1のプラグと接続した第1の配線と、前記第の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、前記第の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、前記第5の絶縁膜と前記第6の絶縁膜を貫通して形成されて前記第1の配線と接続した第2のプラグと、前記第の絶縁膜上に形成されて前記第2のプラグと接続した強誘電体キャパシタと、を有する。前記第の絶縁膜は、前記第の絶縁膜よりも水素を透過させやすく、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜は、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすい。
半導体装置の製造方法の一態様では、基板の表面にトランジスタを形成し、前記トランジスタの上面及び側面を覆う第1の絶縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜を貫通して前記トランジスタに接続する第1のプラグを形成する。前記第2の絶縁膜上に第の絶縁膜を形成し、前記第の絶縁膜上に、前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすい第の絶縁膜を形成する。前記第3の絶縁膜と前記第4の絶縁膜を貫通して前記第1のプラグと接続する第1の配線を形成し、前記第の絶縁膜上に、前記第の絶縁膜よりも水素を透過させやすく、前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させにくい第の絶縁膜を形成し、前記第の絶縁膜上に、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすい第の絶縁膜を形成し、前記第5の絶縁膜と前記第6の絶縁膜を貫通して前記第1の配線と接続する第2のプラグを形成する。前記第の絶縁膜上に前記第2のプラグと接続する強誘電体キャパシタを形成し、アニールにより、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜に含まれる水素を脱離させる。
開示の技術によれば、水素による強誘電体キャパシタの劣化をより一層抑制することができる。
第1の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 第2の実施形態に係る半導体装置のレイアウトの概要を示す図である。 個片化前の第2の実施形態に係る半導体装置を示す図である。 第2の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 メモリセル部内のトランジスタを示す断面図である。 メモリセル部の回路構成を示す図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その8)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その9)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その10)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その11)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その12)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その13)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その14)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その15)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その16)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その17)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その18)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その19)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その20)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その21)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その22)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その23)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その24)である。 実験に用いた試料を示す断面図である。 実験結果を示す図(その1)である。 実験結果を示す図(その2)である。
本願発明者らは、酸化アルミニウム膜、窒化シリコン膜及びガードリングを用いても水素による強誘電体キャパシタの劣化を十分に抑制することができない原因を究明すべく鋭意検討を行った。強誘電体キャパシタを形成した後の高温プロセス中に、強誘電体キャパシタの下方の層間絶縁膜に残留している水分が分解され、水素が導電プラグを介して強誘電体キャパシタに到達し、酸素欠損を引き起こしていることが明らかになった。また、強誘電体キャパシタの下方の層間絶縁膜に含まれる水分は、強誘電体キャパシタと基板との間の構成を適切なものとし、アニールを行うことで脱離させられることも明らかになった。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る半導体装置100は、基板101と、基板101の表面に形成されたトランジスタTrと、を含む。半導体装置100は、トランジスタTrの上方に形成された第1の絶縁膜111と、第1の絶縁膜111上に形成された第2の絶縁膜112と、第2の絶縁膜112上に形成された第3の絶縁膜113と、第3の絶縁膜113上に形成された第4の絶縁膜114と、を含む。半導体装置100は、第4の絶縁膜114上に形成された強誘電体キャパシタQを更に含む。第3の絶縁膜113は、第1の絶縁膜111よりも水素を透過させやすく、第2の絶縁膜112及び第4の絶縁膜114は、第1の絶縁膜111及び第3の絶縁膜113よりも水素及び酸素を透過させやすい。
基板101の表面に、素子領域を画定する素子分離絶縁膜102が形成され、トランジスタTrは素子領域に形成されている。トランジスタTrは、例えば第1導電型のウェル191、第2導電型の不純物拡散層193、ゲート絶縁膜194及びゲート電極195を含む。基板101上にトランジスタTrを覆う絶縁膜103が形成され、絶縁膜103上に絶縁膜104が形成されている。
強誘電体キャパシタQは、下部電極121、強誘電体膜122及び上部電極123を含む。第4の絶縁膜114上に、強誘電体キャパシタQの上面及び側面を覆う第5の絶縁膜131が形成されている。第5の絶縁膜131は、第3の絶縁膜113よりも水素を透過させにくく、第2の絶縁膜112及び第4の絶縁膜114よりも酸素を透過させにくい。
第1の絶縁膜111及び第2の絶縁膜112内に第1の導電体116が形成され、第3の絶縁膜113及び第4の絶縁膜114内に第2の導電体118が形成され、絶縁膜103及び絶縁膜104内に第3の導電体106が形成されていてもよい。第2の導電体118は第1の導電体116及び強誘電体キャパシタQに接続され、第3の導電体106は第1の導電体116の下面に接し、トランジスタTrに接続される。
次に、半導体装置100の製造方法について説明する。図2A~図2Eは、第1の実施形態に係る半導体装置100の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図2Aに示すように、基板101の表面に素子分離絶縁膜102を形成する。次いで、素子領域にトランジスタTrを形成する。その後、トランジスタTrを覆う絶縁膜103を形成し、絶縁膜103上に絶縁膜104を形成する。
続いて、図2Bに示すように、絶縁膜104上に第1の絶縁膜111、第2の絶縁膜112、第3の絶縁膜113及び第4の絶縁膜114を形成する。絶縁膜103及び絶縁膜104の形成後に第3の導電体106を形成し、第1の絶縁膜111及び第2の絶縁膜112の形成後に第1の導電体116を形成し、第3の絶縁膜113及び第4の絶縁膜114の形成後に第2の導電体118を形成してもよい。
次いで、図2Cに示すように、第4の絶縁膜114上に、下部電極121、強誘電体膜122及び上部電極123を含む強誘電体キャパシタQを形成する。
その後、アニールを行う。このアニールでは、第2の絶縁膜112に含まれる水分及び第4の絶縁膜114に含まれる水分が水素及び酸素に分解される。第1の絶縁膜111、第2の絶縁膜112、第3の絶縁膜113及び第4の絶縁膜114の間で、第1の絶縁膜111が最も水素を透過させにくいため、第2の絶縁膜112中に生じた水素及び第4の絶縁膜114中に生じた水素は第4の絶縁膜114の上方に放出される。すなわち、図2Dに示すように、第2の絶縁膜112及び第4の絶縁膜114に含まれる水素が脱離する。このアニールが強誘電体キャパシタQの回復アニールを兼ねてもよい。第1の絶縁膜111及び第3の絶縁膜113が第2の絶縁膜112及び第4の絶縁膜114よりも酸素を透過させにくいため、酸素を含む雰囲気中でアニールが行われても、第1の導電体116、第2の導電体118及び第3の導電体106は酸化されにくい。
続いて、図2Eに示すように、強誘電体キャパシタQの上面及び側面を覆う第5の絶縁膜131を第4の絶縁膜114上に形成する。
その後、上層配線等を形成して半導体装置100を完成させる。
半導体装置100においては、上記のように、第1の絶縁膜111、第2の絶縁膜112、第3の絶縁膜113及び第4の絶縁膜114の間で、第1の絶縁膜111が最も水素を透過させにくいため、第2の絶縁膜112中に生じた水素及び第4の絶縁膜114中に生じた水素は第4の絶縁膜114の上方に放出される。従って、第5の絶縁膜131の形成後の上層配線等の形成時に水が分解されるような温度に曝されたとしても、第2の絶縁膜112及び第4の絶縁膜114が含んでいた水分に起因する強誘電体キャパシタQの劣化は生じにくい。また、長期間の使用による強誘電体キャパシタQの劣化も生じにくい。このように、第1の実施形態によれば、水素による強誘電体キャパシタQの劣化をより一層抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る半導体装置は強誘電体メモリの一例に関する。図3は、第2の実施形態に係る半導体装置のレイアウトの概要を示す図である。図4は、個片化前の第2の実施形態に係る半導体装置を示す図である。図5は、第2の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。図5は、図3中のI-I線に沿った断面図に相当する。
図3に示すように、第2の実施形態に係る半導体装置200には、メモリセル部1、ロジック回路部2、周辺回路部3及びパッド部4が含まれる。パッド部4は半導体装置200の外周近傍に配置され、メモリセル部1、ロジック回路部2及び周辺回路部3はその内側に配置される。
半導体装置200の製造に際しては、図4に示すように、一つのウェハに複数の半導体装置200が並行して形成され、ダイシングライン11に沿ったダイシング処理により各半導体装置200が個片化される。半導体装置200の製造方法の詳細については後述する。
図5に示すように、半導体装置200においては、基板201の表面に素子領域を画定する素子分離絶縁膜202が形成されている。メモリセル部1内の素子領域にトランジスタTrCが形成され、ロジック回路部2内の素子領域にトランジスタTrLが形成され、周辺回路部3内の素子領域にトランジスタTrPが形成されている。
ここで、トランジスタTrCについて説明する。図6は、メモリセル部内のトランジスタを示す断面図である。
図6に示すように、トランジスタTrCは、P型のウェル291、N型の低濃度不純物拡散層292、N型の高濃度不純物拡散層293、ゲート絶縁膜294、ゲート電極295及びサイドウォール絶縁膜296を含む。例えば、ウェル291にP型不純物としてホウ素が含まれ、低濃度不純物拡散層292にN型不純物としてリン(P)が含まれ、高濃度不純物拡散層293にN型不純物としてヒ素(As)が含まれる。例えば、トランジスタTrCのゲート長は110nm~180nmであり、ゲート絶縁膜294は厚さが6nm~7nmの酸化シリコン膜であり、ゲート電極295は厚さが40nm~60nmのアモルファスシリコン膜であり、サイドウォール絶縁膜296は厚さが35nm~55nmの酸化シリコン膜である。ゲート電極295の表面及び高濃度不純物拡散層293の表面に、厚さが120nm~180nmのシリサイド膜、例えばタングステンシリサイド(WSi)膜が形成されていてもよい。
トランジスタTrL及びTrPも、トランジスタTrCと同様に、ウェル、不純物拡散層、ゲート絶縁膜、ゲート電極及びサイドウォール絶縁膜を含む。図5等では、トランジスタTrPのゲート電極等が素子分離絶縁膜202上にあるが、これは、トランジスタTrPのゲート電極等が素子分離絶縁膜202上に延びる部分を含むことを示している。トランジスタTrLのゲート電極等も、トランジスタTrPと同様に、素子分離絶縁膜202上に延びる部分を含む。
基板201上にトランジスタTrC、トランジスタTrL及びトランジスタTrPを覆う絶縁膜203が形成され、絶縁膜203上に層間絶縁膜204が形成されている。例えば、絶縁膜203は酸窒化シリコン膜(SiON膜)であり、層間絶縁膜204は表面が平坦なノンドープトシリケートグラス(nondoped silicate glass:NSG)膜である。
層間絶縁膜204上に酸化防止膜211が形成され、酸化防止膜211上に層間絶縁膜212が形成され、層間絶縁膜212上に酸化防止膜213が形成され、酸化防止膜213上に層間絶縁膜214が形成されている。例えば、酸化防止膜211及び酸化防止膜213は窒化シリコン(SiN)膜であり、層間絶縁膜212及び層間絶縁膜214は酸化シリコン膜である。酸化防止膜213の窒素含有率は酸化防止膜211の窒素含有率よりも低く、酸化防止膜213は、酸化防止膜211よりも水素を透過させやすい。例えば、X線光電子分光法による分析において、酸化防止膜211はSi-O結合のピークを示さないが、酸化防止膜213はSi-O結合のピークを示す。すなわち、酸化防止膜213は酸化防止膜211よりも大きなSi-O結合のピークを示す。層間絶縁膜212及び層間絶縁膜214は、酸化防止膜211及び酸化防止膜213よりも水素及び酸素を透過させやすい。例えば、酸化防止膜213の窒素含有率は40.0原子%以上45.0原子%未満であり、酸化防止膜213におけるSi含有量に対するN含有量の比は、0.70以上1.00未満である。一方、例えば、酸化防止膜211の窒素含有率は45.0原子%以上50.0原子%以下であり、酸化防止膜211におけるSi含有量に対するN含有量の比は、1.00以上1.30以下である。このように、酸化防止膜213の窒化度は酸化防止膜211の窒化度より低い。酸化防止膜211及び酸化防止膜213は、メモリセル部1、ロジック回路部2、周辺回路部3及びパッド部4にわたって形成されており、平面視で半導体装置200の全体に設けられている。
メモリセル部1では、層間絶縁膜214上に、下部電極221、強誘電体膜222及び上部電極223を含む強誘電体キャパシタQが形成されている。例えば、下部電極221はイリジウム(Ir)膜を含み、強誘電体膜222はチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)膜を含み、上部電極223は酸化イリジウム(IrO)膜を含む。層間絶縁膜214上に、強誘電体キャパシタQの上面及び側面を覆うバリア膜231が形成されている。バリア膜231は、例えば酸化アルミニウム(AlO)膜であり、酸化防止膜213よりも水素を透過させにくく、層間絶縁膜212及び層間絶縁膜214よりも酸素を透過させにくい。バリア膜231は、メモリセル部1、ロジック回路部2、周辺回路部3及びパッド部4にわたって形成されており、平面視で半導体装置200の全体に設けられている。バリア膜231上に層間絶縁膜232が形成されている。例えば、層間絶縁膜232は表面が平坦な酸化シリコン膜である。
メモリセル部1では、絶縁膜203及び層間絶縁膜204に開口部(コンタクトホール)205Cが形成され、開口部205C内に導電プラグ206Cが形成されている。導電プラグ206Cは、トランジスタTrCの高濃度不純物拡散層に電気的に接続される。酸化防止膜211及び層間絶縁膜212に開口部(配線溝)215が形成され、開口部215内に配線216が形成されている。酸化防止膜213及び層間絶縁膜214に開口部(ビアホール)217が形成され、開口部217内に導電プラグ218が形成されている。バリア膜231及び層間絶縁膜232に開口部(ビアホール)233が形成され、開口部233内に導電プラグ235Cが形成されている。例えば、導電プラグ206C、配線216、導電プラグ218及び導電プラグ235Cは、タングステン(W)膜を含む。配線216の一部は、導電プラグ206Cと導電プラグ218とを互いに電気的に接続する導電性の台座として機能する。
ロジック回路部2では、絶縁膜203及び層間絶縁膜204に開口部(コンタクトホール)205Lが形成され、開口部205L内に導電プラグ206Lが形成されている。導電プラグ206Lは、トランジスタTrLの高濃度不純物拡散層に電気的に接続される。酸化防止膜211、層間絶縁膜212、酸化防止膜213、層間絶縁膜214、バリア膜231及び層間絶縁膜232に開口部(ビアホール)234Lが形成され、開口部234L内に導電プラグ235Lが形成されている。例えば、導電プラグ206L及び導電プラグ235Lは、タングステン(W)膜を含む。
周辺回路部3では、絶縁膜203及び層間絶縁膜204に開口部(コンタクトホール)205Pが形成され、開口部205P内に導電プラグ206Pが形成されている。導電プラグ206Pは、トランジスタTrPのゲート電極に電気的に接続される。酸化防止膜211、層間絶縁膜212、酸化防止膜213、層間絶縁膜214、バリア膜231及び層間絶縁膜232に開口部(ビアホール)234Pが形成され、開口部234P内に導電プラグ235Pが形成されている。例えば、導電プラグ206P及び導電プラグ235Pは、タングステン(W)膜を含む。
層間絶縁膜232上に、導電プラグ235Cに接続される配線241C、導電プラグ235Lに接続される配線241L、及び導電プラグ235Pに接続される配線241Pが形成されている。層間絶縁膜232上に、配線241C、配線241L及び配線241Pを覆う平坦な層間絶縁膜242が形成されている。パッド部4においては、最表面にパッドが形成されている。
ここで、メモリセル部1の回路構成について説明する。図7は、メモリセル部1の回路構成を示す図である。
図7に示すように、メモリセル部1には、1個のトランジスタTrC及び1個の強誘電体キャパシタQを含むメモリセルMCが含まれる。トランジスタTrCのゲート電極295がワード線WLに含まれ、配線241Cがプレート線PLに含まれ、トランジスタTrCと強誘電体キャパシタQとが、導電プラグ206C、配線216及び導電プラグ218を介して電気的に接続されている。図5には、図7中の二つのメモリセルの領域21に相当する部分を図示しており、二つのトランジスタTrCが共有する高濃度不純物拡散層293に接続された配線216はローカルインターコネクトとしてビット線BLに含まれる。
次に、半導体装置200の製造方法について説明する。図8A~図8Xは、第2の実施形態に係る半導体装置200の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図8Aに示すように、基板201の表面にSTI(shallow trench isolation)の素子分離絶縁膜202を形成する。次いで、メモリセル部1内の素子領域にトランジスタTrCを形成し、ロジック回路部2内の素子領域にトランジスタTrLを形成し、周辺回路部3内の素子領域にトランジスタTrPを形成する。トランジスタTrCの形成では、ホウ素(B)のイオン注入によりウェル291を形成し、ゲート絶縁膜294及びゲート電極295を形成し、ゲート電極295をマスクとするリン(P)のイオン注入により低濃度不純物拡散層292を形成し、サイドウォール絶縁膜296を形成し、ゲート電極295及びサイドウォール絶縁膜296をマスクとするヒ素(As)のイオン注入により高濃度不純物拡散層293を形成する。トランジスタTrL及びTrPの形成では、集積回路に応じたサイズ及び導電型を有する複数のトランジスタを形成する。
トランジスタTrC、TrL及びTrPの形成後、図8Bに示すように、トランジスタTrC、TrL及びTrPを覆う絶縁膜203を形成する。絶縁膜203としては、例えば、プラズマ化学気相成長(plasma chemical vapor deposition:CVD)法により、厚さが160nm~240nmの酸窒化シリコン膜(SiON膜)を形成する。次いで、絶縁膜203上に層間絶縁膜204を形成し、層間絶縁膜204の表面を平坦化する。層間絶縁膜204としては、例えば、プラズマCVD法により、テトラエチルオルソシリケート(tetraethyl orthosilicate:TEOS)を用いて、厚さが480nm~720nmのNSG膜を形成する。層間絶縁膜204の厚さを1000nm~1200nmとしてもよい。層間絶縁膜204の表面の平坦化では、化学機械研磨(chemical mechanical polishing:CMP)法により、層間絶縁膜204の表面を160nm~240nm研磨する。
その後、図8Cに示すように、層間絶縁膜204上にレジストパターン251を形成する。レジストパターン251は、メモリセル部1内のコンタクトホール形成予定領域を露出する開口部252C、ロジック回路部2内のコンタクトホール形成予定領域を露出する開口部252L、及び周辺回路部3内のコンタクトホール形成予定領域を露出する開口部252Pを有する。続いて、レジストパターン251をマスクとして層間絶縁膜204及び絶縁膜203をエッチングする。この結果、メモリセル部1内に開口部(コンタクトホール)205Cが形成され、ロジック回路部2内に開口部(コンタクトホール)205Lが形成され、周辺回路部3内に開口部(コンタクトホール)205Pが形成される。
次いで、図8Dに示すように、レジストパターン251を除去し、開口部205C内に導電プラグ206Cを形成し、開口部205L内に導電プラグ206Lを形成し、開口部205P内に導電プラグ206Pを形成する。導電プラグ206C、導電プラグ206L及び導電プラグ206Pの形成では、例えば、物理気相成長(physical vapor deposition:PVD)法によりバリアメタル膜を形成し、バリアメタル膜上にCVD法によりW膜を形成し、層間絶縁膜204上のバリアメタル膜及びW膜を除去する。バリアメタル膜の形成では、例えば、厚さが16nm~24nmのチタン(Ti)膜を形成し、その上に厚さが40nm~60nmの窒化チタン(TiN)膜を形成する。W膜の厚さは400nm~600nmである。層間絶縁膜204上のバリアメタル膜及びW膜は、例えばCMP法により除去することができる。
その後、図8Eに示すように、層間絶縁膜204、導電プラグ206C、導電プラグ206L及び導電プラグ206P上に酸化防止膜211を形成する。酸化防止膜211としては、例えば、CVD法により、厚さが32nm~48nmの第1の窒化シリコン(SiN)膜を形成する。第1のSiN膜を形成する際には、例えば、Siの原料としてシラン(SiH)を用い、Nの原料としてアンモニア(NH)若しくは一酸化二窒素(NO)又はこれらの両方を用い、Si原子の供給量に対するN原子の供給量の第1のN/Si比を190~230とする。
続いて、図8Fに示すように、酸化防止膜211上に層間絶縁膜212を形成する。層間絶縁膜212としては、例えば、プラズマCVD法により、TEOSを用いて、厚さが200nm~300nmの酸化シリコン膜を形成する。
次いで、図8Gに示すように、層間絶縁膜212上にレジストパターン253を形成する。レジストパターン253は、メモリセル部1内の配線溝形成予定領域を露出する開口部254を有する。その後、レジストパターン253をマスクとして層間絶縁膜212及び酸化防止膜211をエッチングする。この結果、メモリセル部1内に開口部(配線溝)215が形成される。
続いて、図8Hに示すように、レジストパターン253を除去し、開口部215内に配線216を形成する。配線216の形成では、例えば、PVD法によりバリアメタル膜を形成し、バリアメタル膜上にCVD法によりW膜を形成し、層間絶縁膜212上のバリアメタル膜及びW膜を除去する。バリアメタル膜の形成では、例えば、厚さが8nm~12nmのTi膜を形成し、その上に厚さが16nm~24nmのTiN膜を形成する。W膜の厚さは240nm~360nmである。層間絶縁膜212上のバリアメタル膜及びW膜は、例えばCMP法により除去することができる。
次いで、図8Iに示すように、層間絶縁膜212及び配線216上に酸化防止膜213を形成する。酸化防止膜213としては、例えば、CVD法により、厚さが80nm~180nmの第2の窒化シリコン(SiN)膜を形成する。第2のSiN膜を形成する際には、例えば、Siの原料としてSiHを用い、Nの原料としてNH若しくはNO又はこれらの両方を用い、Si原子の供給量に対するN原子の供給量の第2のN/Si比を第1のN/Si比より小さくする。例えば、第2のN/Si比は100~185とする。
その後、図8Jに示すように、酸化防止膜213上に層間絶縁膜214を形成する。層間絶縁膜214としては、例えば、プラズマCVD法により、TEOSを用いて、厚さが180nm~280nmの酸化シリコン膜を形成する。
続いて、図8Kに示すように、層間絶縁膜214上にレジストパターン255を形成する。レジストパターン255は、メモリセル部1内のビアホール形成予定領域を露出する開口部256を有する。次いで、レジストパターン255をマスクとして層間絶縁膜214及び酸化防止膜213をエッチングする。この結果、メモリセル部1内に開口部(ビアホール)217が形成される。
次いで、図8Lに示すように、レジストパターン255を除去し、開口部217内に導電プラグ218を形成する。導電プラグ218の形成では、例えば、PVD法によりバリアメタル膜を形成し、バリアメタル膜上にCVD法によりW膜を形成し、層間絶縁膜214上のバリアメタル膜及びW膜を除去する。バリアメタル膜の形成では、例えば、厚さが8nm~12nmのTi膜を形成し、その上に厚さが16nm~24nmのTiN膜を形成する。W膜の厚さは240nm~360nmである。層間絶縁膜214上のバリアメタル膜及びW膜は、例えばCMP法により除去することができる。
その後、図8Mに示すように、層間絶縁膜214及び導電プラグ218上に下部電極221、強誘電体膜222、上部電極223、ハードマスク224及び絶縁膜225を形成する。下部電極221としては、例えば、PVD法により、厚さが40nm~60nmのイリジウム(Ir)膜を形成する。強誘電体膜222としては、例えば、厚さが75nm~85nmのPZT膜を形成する。上部電極223としては、例えば、PVD法により、厚さが160nm~240nmの酸化イリジウム(IrO)膜を形成する。ハードマスク224としては、例えば、PVD法により、厚さが160nm~240nmの窒化チタンアルミニウム(TiAlN)膜を形成する。絶縁膜225としては、例えば、プラズマCVD法により、TEOSを用いて、厚さが160nm~240nmの酸化シリコン膜を形成する。強誘電体膜222の形成と上部電極223の形成との間に、結晶化アニールを行って強誘電体膜222の結晶化を促進してもよい。
続いて、図8Nに示すように、絶縁膜225上にレジストパターン257を形成する。レジストパターン257は、強誘電体キャパシタの形成予定領域を覆い、残部を露出する。次いで、レジストパターン255をマスクとして、絶縁膜225、ハードマスク224、上部電極223、強誘電体膜222及び下部電極221をエッチングする。この結果、強誘電体キャパシタQが形成される。
その後、図8Oに示すように、レジストパターン257、絶縁膜225及びハードマスク224を除去し、例えばスクラバーを用いて表面を洗浄する。
続いて、強誘電体膜222に生じている酸素欠損を修復させるために、酸素雰囲気中で回復アニールを行う。例えば、回復アニールの温度は300℃~400℃とし、時間は30分間~60分間とする。この回復アニールでは、酸素欠損が修復されると共に、図8Pに示すように、層間絶縁膜212中の水が分解して発生した水素、及び層間絶縁膜214中の水が分解して発生した水素が排除される。また、酸化防止膜213及び酸化防止膜211が酸素の透過を防止するため、これらの下方への酸素の侵入が防止され、導電プラグ206C、配線216等の酸化が防止される。
次いで、図8Qに示すように、強誘電体キャパシタQの上面及び側面を覆うバリア膜231を形成する。バリア膜231としては、例えば、PVD法又はCVD法により、厚さが10nm~30nmの酸化アルミニウム(AlO)膜を形成する。
その後、図8Rに示すように、バリア膜231上に層間絶縁膜232を形成し、層間絶縁膜232の表面を平坦化する。層間絶縁膜232としては、例えば、プラズマCVD法により、TEOSを用いて、厚さが1200nm~1800nmの酸化シリコン膜を形成する。層間絶縁膜232の表面の平坦化では、CMP法により層間絶縁膜232の表面を研磨する。
続いて、図8Sに示すように、層間絶縁膜232上にレジストパターン259を形成する。レジストパターン259は、メモリセル部1内のビアホール形成予定領域を露出する開口部260を有する。次いで、レジストパターン259をマスクとして層間絶縁膜232及びバリア膜231をエッチングする。この結果、メモリセル部1内に開口部(ビアホール)233が形成される。
次いで、図8Tに示すように、レジストパターン259を除去する。
その後、図8Uに示すように、層間絶縁膜232上及び開口部233内にレジストパターン261を形成する。レジストパターン261は、ロジック回路部2内のビアホール形成予定領域を露出する開口部262L及び周辺回路部3内のビアホール形成予定領域を露出する開口部262Pを有する。続いて、レジストパターン261をマスクとして層間絶縁膜232、バリア膜231、層間絶縁膜214、酸化防止膜213、層間絶縁膜212及び酸化防止膜211をエッチングする。この結果、ロジック回路部2内に開口部(ビアホール)234Lが形成され、周辺回路部3内に開口部(ビアホール)234Pが形成される。
次いで、図8Vに示すように、レジストパターン261を除去する。
その後、図8Wに示すように、開口部233内に導電プラグ235Cを形成し、開口部234L内に導電プラグ235Lを形成し、開口部234P内に導電プラグ235Pを形成する。導電プラグ235C、導電プラグ235L及び導電プラグ235Pの形成では、例えば、PVD法によりバリアメタル膜としてTiN膜を形成し、バリアメタル膜上にCVD法によりW膜を形成し、層間絶縁膜232上のTiN膜及びW膜を除去する。TiN膜の厚さは80nm~120nmであり、W膜の厚さは240nm~360nmである。層間絶縁膜232上のTiN膜及びW膜は、例えばCMP法により除去することができる。
続いて、図8Xに示すように、導電プラグ235C上に配線241Cを形成し、導電プラグ235L上に配線241Lを形成し、導電プラグ235P上に配線241Pを形成する。次いで、配線241C、配線241L及び配線241Pを覆う層間絶縁膜242を形成し、層間絶縁膜242の表面を平坦化する。
更に、上層配線及びパッド等を形成して半導体装置200を完成させる。
半導体装置200においては、上記のように、酸化防止膜211、層間絶縁膜212、酸化防止膜213及び層間絶縁膜214の間で、酸化防止膜211が最も水素を透過させにくいため、層間絶縁膜212中に生じた水素及び層間絶縁膜214中に生じた水素は層間絶縁膜214の上方に放出される。従って、バリア膜231の形成後の上層配線等の形成時に水分が分解されるような温度に曝されたとしても、層間絶縁膜212及び層間絶縁膜214が成膜時に含んでいた水分に起因する強誘電体キャパシタQの劣化は生じにくい。また、長期間の使用による強誘電体キャパシタQの劣化も生じにくい。このように、水素による強誘電体キャパシタQの劣化をより一層抑制することができる。
層間絶縁膜212の形成後で酸化防止膜213の形成前に、アニールにより、層間絶縁膜212に含まれる水素を脱離させてもよい。これにより、層間絶縁膜212中の水素をより低減することができ、強誘電体キャパシタQの劣化をより一層抑制することができる。
なお、層間絶縁膜204にも水分が含まれるが、この水分は回復アニールの際に分解され、配線216を介して脱離し得る。また、回復アニール後に層間絶縁膜212に水分が残留していても、層間絶縁膜212と強誘電体キャパシタQとの間の距離が大きいため、層間絶縁膜212に残留する水分は強誘電体キャパシタQの劣化に寄与しにくい。
また、窒化シリコン膜は、窒素含有率が低いほど、酸素原子を含みやすく、酸化シリコン膜とのエッチング選択比が小さくなる。従って、酸化防止膜211に開口部215を形成する際のエッチング選択比は、酸化防止膜213に開口部217を形成する際のエッチング選択比よりも高い。本実施形態では、上記のように、酸化防止膜213は水素を透過させなくもよいため、開口部215の加工精度を考慮して、酸化防止膜211には、酸化防止膜213よりも窒素含有率が高い窒化シリコン膜を用いる。
次に、窒化シリコン膜の窒素含有率と水素の透過させやすさとの関係について、本願発明者らが行った実験について説明する。図9は、実験に用いた試料を示す断面図である。
この実験では、図9に示すように、シリコン基板301上に酸化シリコン膜302、窒化シリコン膜303及び酸化シリコン膜304が形成された二つの試料を用いた。両試料の間で、酸化シリコン膜302及び酸化シリコン膜304の形成条件は共通のものとし、窒化シリコン膜303の形成条件を異ならせた。第1の試料では、窒化シリコン膜303を形成する際のSi原子の供給量に対するN原子の供給量のN/Si比(原子数比)を142とし、第2の試料では、窒化シリコン膜303を形成する際のSi原子の供給量に対するN原子の供給量のN/Si比(原子数比)を211とした。具体的には、第1の試料では、窒化シリコン膜303を形成する際のSiHの流量を155sccm、NHの流量を900とし、第3の試料では、窒化シリコン膜303を形成する際のSiHの流量を480sccm、NHの流量を3850とした。そして、酸素雰囲気中で、350℃、40分間のアニールを行い、アニールの前及び後に、二次イオン質量分析(secondary ion mass spectrometry:SIMS)法により、酸化シリコン膜302、窒化シリコン膜303及び酸化シリコン膜304中の水素濃度を測定した。
図10Aに第1の試料の実験結果を示し、図10Bに第2の試料の実験結果を示す。図10A及び図10Bの横軸は酸化シリコン膜304の表面からの深さを示す。図10Aに示すように、第1の試料では、酸化シリコン膜302、窒化シリコン膜303及び酸化シリコン膜304のすべてにおいて、アニール後にアニール前よりも水素濃度が大きく低下していた。一方、図10Bに示すように、第2の試料では、酸化シリコン膜304において、アニール後にアニール前よりも水素濃度が大きく低下していたものの、窒化シリコン膜303及び酸化シリコン膜302では、水素濃度はほとんど低下していなかった。これらの結果は、第1の試料の窒化シリコン膜303が第3の試料の窒化シリコン膜303よりも水素を透過させやすく、第1の試料の窒化シリコン膜303が酸化防止膜213に好適であり、第3の試料の窒化シリコン膜303が酸化防止膜211に好適であることを示す。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
基板と、
前記基板の表面に形成されたトランジスタと、
前記トランジスタの上方に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上に形成された第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜上に形成された第3の絶縁膜と、
前記第3の絶縁膜上に形成された第4の絶縁膜と、
前記第4の絶縁膜上に形成された強誘電体キャパシタと、
を有し、
前記第3の絶縁膜は、前記第1の絶縁膜よりも水素を透過させやすく、
前記第2の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜は、前記第1の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすいことを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記第1の絶縁膜は、第1の窒化シリコン膜であり、
前記第3の絶縁膜は、前記第1の窒化シリコン膜よりも窒素含有率が低い第2の窒化シリコン膜であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
X線光電子分光法による分析において、前記第3の絶縁膜は前記第1の絶縁膜よりも大きなSi-O結合のピークを示すことを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記第4の絶縁膜上に形成され、前記強誘電体キャパシタの上面及び側面を覆い、前記第3の絶縁膜よりも水素を透過させにくく、前記第2の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜よりも酸素を透過させにくい第5の絶縁膜を有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記5)
前記第5の絶縁膜は、窒化アルミニウム膜であることを特徴とする付記4に記載の半導体装置。
(付記6)
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜内に形成された第1の導電体と、
前記第3の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜内に形成され、前記第1の導電体及び前記強誘電体キャパシタに接続された第2の導電体と、
前記第1の導電体の下面に接し、前記トランジスタに接続された第3の導電体と、
を有することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜内に形成された第4の導電体と、
前記第4の導電体の下面に接し、前記トランジスタに接続された第5の導電体と、
を有することを特徴とする付記6に記載の半導体装置。
(付記8)
前記第1の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜は、平面視で当該半導体装置の全体に設けられていることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記9)
基板の表面にトランジスタを形成する工程と、
前記トランジスタの上方に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすい第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜よりも水素を透過させやすく、前記第2の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させにくい第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすい第4の絶縁膜を形成する工程と、
前記第4の絶縁膜上に強誘電体キャパシタを形成する工程と、
アニールにより、前記第2の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜に含まれる水素を脱離させる工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記第1の絶縁膜は、第1の窒化シリコン膜であり、
前記第3の絶縁膜は、前記第1の窒化シリコン膜よりも窒素含有率が低い第2の窒化シリコン膜であることを特徴とする付記9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記第3の絶縁膜を形成する工程におけるシリコン原子の供給量に対する窒素原子の供給量の第2のN/Si比は、前記第1の絶縁膜を形成する工程におけるシリコン原子の供給量に対する窒素原子の供給量の第1のN/Si比よりも低いことを特徴とする付記10に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記第4の絶縁膜上に、前記強誘電体キャパシタの上面及び側面を覆い、前記第3の絶縁膜よりも水素を透過させにくく、前記第2の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜よりも酸素を透過させにくい第5の絶縁膜を形成する工程を有することを特徴とする付記9乃至11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記第5の絶縁膜は、窒化アルミニウム膜であることを特徴とする付記12に記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記第2の絶縁膜を形成する工程と前記第3の絶縁膜を形成する工程との間に、アニールにより、前記第2の絶縁膜に含まれる水素を脱離させる工程を有することを特徴とする付記9乃至13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
100:半導体装置
106、116、118:導電体
111、112、113、114:絶縁膜
200:半導体装置
206C、218:導電プラグ
216:配線
211、213:酸化防止膜
212、214:層間絶縁膜
231:バリア膜
Q:強誘電体キャパシタ
Tr、TrC、TrL、TrP:トランジスタ

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に形成されたトランジスタと、
    前記トランジスタの上面及び側面を覆って形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成された第2の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜を貫通して形成されて前記トランジスタに接続した第1のプラグと、
    前記第2の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、
    前記第の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、
    前記第3の絶縁膜と前記第4の絶縁膜を貫通して形成されて前記第1のプラグと接続した第1の配線と、
    前記第の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、
    前記第の絶縁膜上に形成された第の絶縁膜と、
    前記第5の絶縁膜と前記第6の絶縁膜を貫通して形成されて前記第1の配線と接続した第2のプラグと、
    前記第の絶縁膜上に形成されて前記第2のプラグと接続した強誘電体キャパシタと、
    を有し、
    前記第の絶縁膜は、前記第の絶縁膜よりも水素を透過させやすく、
    前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜は、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすいことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第の絶縁膜は、第1の窒化シリコン膜であり、
    前記第の絶縁膜は、前記第1の窒化シリコン膜よりも窒素含有率が低い第2の窒化シリコン膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. X線光電子分光法による分析において、前記第の絶縁膜は前記第の絶縁膜よりも大きなSi-O結合のピークを示すことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第の絶縁膜上に形成され、前記強誘電体キャパシタの上面及び側面を覆い、前記第の絶縁膜よりも水素を透過させにくく、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜よりも酸素を透過させにくい第の絶縁膜を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 基板の表面にトランジスタを形成する工程と、
    前記トランジスタの上面及び側面を覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜を貫通して前記トランジスタに接続する第1のプラグを形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上に第の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第の絶縁膜上に、前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすい第の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜と前記第4の絶縁膜を貫通して前記第1のプラグと接続する第1の配線を形成する工程と、
    前記第の絶縁膜上に、前記第の絶縁膜よりも水素を透過させやすく、前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させにくい第の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第の絶縁膜上に、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜よりも水素及び酸素を透過させやすい第の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第5の絶縁膜と前記第6の絶縁膜を貫通して前記第1の配線と接続する第2のプラグを形成する工程と、
    前記第の絶縁膜上に前記第2のプラグと接続する強誘電体キャパシタを形成する工程と、
    アニールにより、前記第の絶縁膜及び前記第の絶縁膜に含まれる水素を脱離させる工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記第の絶縁膜は、第1の窒化シリコン膜であり、
    前記第の絶縁膜は、前記第1の窒化シリコン膜よりも窒素含有率が低い第2の窒化シ
    リコン膜であることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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