JPWO2007108269A1 - 弾性波共振子 - Google Patents

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武志 中尾
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Abstract

漏洩型ではない弾性波を利用しており、横モードリップルによるスプリアスが生じ難いように交叉幅重み付けが施されているだけでなく、反共振周波数のQ値及び耐電力性を高めることができ、かつチップサイズの低減及び設計自由度の向上を図り得る弾性波共振子を提供する。圧電基板2上にIDT電極3が形成されており、IDT電極3が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が複数現れるように交叉幅重み付けされており、あるいは交叉幅重み付けにおいて弾性波伝搬方向と直交する方向外側に位置している一対の包絡線の内少なくとも一方の包絡線が、弾性波伝搬方向と直交する方向においてIDT電極3の中央側から外側に向かって傾斜している包絡線傾斜部分A1,A2,B1,B2が複数設けられているように重み付けされている、弾性波共振子1。

Description

本発明は、弾性表面波や弾性境界波を利用した弾性波共振子に関し、より詳細には、IDT電極が交叉幅重み付けされている、1ポート型の弾性波共振子に関する。
従来、弾性表面波や弾性境界波を利用した様々な共振子が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、図16及び図17に示す弾性表面波共振子が開示されている。図16に示す弾性表面波共振子501は、特許文献1において従来例として示されているラブ波を利用した弾性表面波共振子である。この弾性表面波共振子501では、圧電基板502上に、IDT電極503が形成されている。IDT電極503は、正規型のIDT電極である。弾性表面波共振子501では、ラブ波による共振特性が利用されるが、横モードによるスプリアスが発生するという問題があった。
そこで、特許文献1には、横モードによるスプリアスを抑圧し得る構造として、図17に示す電極構造を有する1ポート型の弾性表面波共振子511が開示されている。弾性表面波共振子511では、IDT電極512の弾性表面波伝搬方向両側に反射器513,514が配置されている。そして、IDT電極512に、図示のように、弾性表面波伝搬方向中央部において交叉幅が大きく、弾性表面波伝搬方向の端部に向かって交叉幅が小さくなるように交叉幅重み付けが施されている。
弾性表面波共振子511では、IDT電極512に上記のような交叉幅重み付けを施すことにより、横モードによる応答が抑圧され、良好な共振特性が得られるとされている。
特許第2645674号公報
特許文献1に記載のように、ラブ波を利用した1ポート型弾性表面波共振子において、IDT電極に交叉幅重み付けを上記のように施すことにより、横モードによるスプリアスを抑圧することが一応可能である。しかしながら、上記交叉幅重み付けでは、IDT電極512の中心部分における交叉幅が極めて大きくなるという問題があった。すなわち、IDT電極における交叉部の面積を一定とした場合、図16に示したIDT電極503に比べ、図17に示されているIDT電極512では、上記のように交叉幅重み付けが施されているため、弾性表面波伝搬方向中央において電極指の交叉幅が非常に大きくなる。すなわち、最大交叉幅が大きくなるため、電極指が長くなり、IDT電極513の中央に消費電力が集中することとなる。そのため、耐電力性が悪化しがちであった。
加えて、最大交叉幅が大きくなるため、IDT電極513では、弾性表面波伝搬方向と直交する方向の寸法が大きくならざるを得なかった。
さらに、上記弾性表面波共振子511では、反共振周波数におけるQ値が十分に高くならないという問題もあった。
なお、特許文献1に記載の弾性表面波共振子511はラブ波を利用している。このようなラブ波やレイリー波などは音速が比較的遅く、IDT内に波が閉じこもりやすく、そのため横モードが発生しやすい。音速の比較的遅い漏洩型ではない、ラブ波やレイリー波などの弾性表面波を利用した場合、圧電基板の結晶方位を調整することによりスプリアスとなる横モードを抑圧することは困難であった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、ラブ波やレイリー波などの漏洩型弾性波以外の弾性波を利用しており、横モード等に起因するスプリアスの影響を受け難く、反共振周波数におけるQを高くすることができ、良好な共振特性を得ることを可能とする弾性波共振子を提供することにある。
本願の第1の発明によれば、圧電基板と、前記圧電基板上に形成されたIDT電極とを有する1ポート型弾性波共振子であって、前記IDT電極が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が複数現れるように交叉幅重み付けされていることを特徴とする、弾性波共振子が提供される。
本願の第2の発明によれば、圧電基板と、前記圧電基板上に形成されたIDT電極とを備える1ポート型の弾性波共振子であって、前記IDT電極が、交叉幅重み付けされており、該交叉幅重み付けにおける弾性波伝搬方向と直交する方向の外側に位置している一対の包絡線の内少なくとも一方の包絡線が、弾性波伝搬方向と直交する方向において、弾性波伝搬方向の一方向に進むに従ってIDT電極の中央側から外側に向かって傾斜している包絡線傾斜部分が複数設けられているように交叉幅重み付けが施されていることを特徴とする、弾性波共振子が提供される。
本発明の弾性波共振子のある特定の局面では、前記IDT電極の交叉領域の面積をS、電極指の対数をbとしたときに、交叉幅領域の面積がSであり、電極指の対数がbである相当の正規型IDT電極の交叉幅をaλ(λは弾性波の波長)としたときに、a/b=rで示される縦横比rが0.08以上とされている。
本発明に係る弾性波共振子では、上記包絡線傾斜部分の形状は特に限定されるわけではないが、本発明の他の特定の局面では直線状であり、さらに他の特定の局面では曲線状とされている。
本発明に係る弾性波共振子のさらに別の特定の局面では、前記IDT電極の弾性波伝搬方向において、少なくとも一方の端部における交叉幅が、最大交叉幅の50%以下とされている。
本発明に係る弾性波共振子のさらに他の特定の局面では、前記弾性波として弾性表面波が用いられており、それによって弾性表面波共振子が構成されている。
また、上記弾性表面波としては、特に限定されないが、漏洩型の弾性表面波以外の、正規型IDTでは横モードスプリアスが生じやすい弾性表面波、例えばレイリー波またはラブ波が好適に用いられる。
(発明の効果)
第1の発明に係る弾性波共振子では、IDT電極に、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が複数現れるように交叉幅重み付けがされている。従って、電極指先端部分における弾性波の散乱・回折による損失を低減することができ、それによって反共振周波数におけるQ値を高めることが可能とされている。加えて、交叉領域の面積を一定とした場合、従来の交叉幅重み付けが施された弾性表面波共振子に比べて、IDT電極の最大交叉幅を短くすることができ、すなわち縦横比を小さくすることができるので、IDT電極の中心への電力集中を緩和することができる。従って、耐電力性を高めることができる。
同様に、第2の発明では、IDT電極が交叉幅重み付けされており、弾性波伝搬方向と直交する方向外側に位置している一対の包絡線の内少なくとも一方の包絡線が、弾性波伝搬方向と直交する方向において、IDT電極の中央側から外側に向かって傾斜している包絡線傾斜部分が複数設けられているように交叉幅重み付けが施されている。従って、弾性波の電極指先端における散乱・回折による損失を低減することができ、反共振周波数におけるQ値を高めることができる。
加えて、交叉幅の面積を一定とした場合には、従来の交叉幅重み付けが施されたIDT電極を用いた場合に比べて、最大交叉幅を小さくすることができるので、長い電極指中心への電力集中を緩和することができ、耐電力性を高めることができる。
すなわち、本願の第1,第2の発明は、IDT電極が交叉幅重み付けされている1ポート型弾性波共振子において、交叉幅重み付けにより横モード等によるリップルを低減し得るだけでなく、反共振周波数のQ値を高め得るとともに、耐電力性を高めることが可能となる。
本発明において、上記縦横比rが0.08以上とされている場合には、反共振周波数におけるQ値を効果的に高めることができる。なお、縦横比rの上限は、チップサイズによって決定されるものであり、縦横比が大きくなりすぎると、弾性波共振子のサイズが大きくなり好ましくない。しかしながら、上記反共振周波数におけるQ値を高める効果については、縦横比は0.08以上、より好ましくは0.12以上とすることが望ましい。なお、耐電力性については、交叉幅重み付けにより重み付けが施されている部分が弾性波伝搬方向において繰り返すことにより高められているので、縦横比を0.08以上とした場合、耐電力性については、さほど低下するものではない。すなわち、縦横比を0.08以上とした場合、耐電力性をさほど低下させることなく、反共振周波数におけるQ値を高めることができる。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る弾性表面波共振子の電極指を示す模式的平面図であり、(b)は該弾性表面波共振子の模式的正面断面図である。 図2は、第1の実施形態及び変形例並びに第1の比較例及び第2の比較例の弾性表面波装置における縦横比と、反共振周波数におけるQ値との関係を示す図である。 図3は、第1の実施形態及び従来例の弾性表面波装置の耐電力性を示す図である。 図4(a)は、正規型IDT電極を模式的に示す平面図であり、(b)は、(a)に示したIDT電極から縦横比を増大させてなる正規型のIDT電極を示す模式的平面図であり、(c)は、(b)に示したIDT電極における横モードリップルを改善するために交叉幅重み付けが施された従来のIDT電極を示す模式的平面図である。 図5は、第1の実施形態の比較のために用意した従来の弾性表面波共振子の電極構造を示す模式的平面図である。 図6は、正規型IDT電極を有する従来の弾性表面波共振子の共振特性を示す図である。 図7は、1つのほぼ完全な菱形の交叉領域を有するように重み付けされており、縦横比が0.06である従来の弾性表面波共振子の共振特性を示す図である。 図8は、1つのほぼ完全な菱形の交叉領域を有するように重み付けされており、縦横比が0.14である従来の弾性表面波共振子の共振特性を示す図である。 図9は、1つのほぼ完全な菱形の交叉領域を有するように重み付けされており、縦横比が0.25である従来の弾性表面波共振子の共振特性を示す図である。 図10は、弾性表面波伝搬方向両側端部における交叉幅が最大交叉幅の20%であり、縦横比が0.06の第1の実施形態の弾性表面波共振子の共振特性を示す図である。 図11は、弾性表面波伝搬方向両側端部における交叉幅が最大交叉幅の20%であり、縦横比が0.14の第1の実施形態の弾性表面波共振子の共振特性を示す図である。 図12は、弾性表面波伝搬方向両側端部における交叉幅が最大交叉幅の20%であり、縦横比が0.25の第1の実施形態の弾性表面波共振子の共振特性を示す図である。 図13は、第1の実施形態の変形例の弾性表面波共振子の電極構造を示し、2個の菱形の交叉領域が、弾性表面波伝搬方向両側の端部において交叉幅が0となるように完全な菱形形状となるように重み付けされている、弾性表面波共振子の電極構造を示す模式的平面図である。 図14は、本発明の弾性表面波共振子のIDT電極の他の例を説明するための模式的平面図である。 図15は、本発明の弾性表面波共振子のIDT電極のさらに他の例を説明するための模式的平面図である。 図16は、従来の弾性表面波共振子の電極構造の一例を示す模式的平面図である。 図17は、従来の弾性表面波共振子の電極構造の他の例を示す模式的平面図である。
符号の説明
1…弾性表面波共振子
2…圧電基板
3…IDT電極
4,5…反射器
21…弾性表面波共振子
23…IDT電極
31…弾性表面波共振子
33…IDT電極
41…弾性表面波共振子
43…IDT電極
51…弾性表面波共振子
53…IDT電極
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a),(b)は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波共振子の電極構造を示す模式的平面図及び該弾性表面波共振子の模式的正面断面図である。弾性表面波共振子1は、圧電基板2を有する。圧電基板2は、本実施形態では、126°YカットX伝搬のLiNbO基板からなる。もっとも、圧電基板2は、他の結晶方位のLiNbO基板、あるいはLiTaOなどの他の圧電単結晶により構成されていてもよい。また、圧電基板2は、圧電セラミックスからなるものであってもよく、さらに、絶縁体に圧電薄膜を積層した構造を有していてもよい。
上記圧電基板2上にIDT電極3が形成されている。そして、IDT電極3の弾性表面波伝搬方向両側に反射器4,5が配置されている。
IDT電極3は、図1(a)に示すように、一対の櫛形電極を有し、かつ弾性表面波伝搬方向において交叉幅の極大値が複数現れるように交叉幅重み付けされている。言い換えれば、IDT電極3は、交叉幅重み付けされており、弾性表面波伝搬方向と直交する方向の外側に、第1の包絡線Aと、第2の包絡線Bとを有する。包絡線とは、一方の電位に接続される複数本の電極指の先端を結ぶことにより形成される仮想線である。本実施形態では、この包絡線A,Bが、弾性表面波伝搬方向と直交する方向において、弾性波伝搬方向の一方向に進むに従ってIDT電極3の中央側から外側に向かって傾斜している包絡線傾斜部分A1,A2,B1,B2を有する。すなわち、包絡線傾斜部分A1では、IDT電極3の反射器4側の端部から、反射器5側に移動するにつれて、包絡線Aが、IDT電極の弾性表面波伝搬方向と直交する方向で中央側から外側に向かって移動している。包絡線傾斜部分A2も同様である。従って、包絡線Aは、複数の包絡線傾斜部分を有する。
本実施形態では、包絡線Bもまた、複数の包絡線傾斜部分B1,B2を有する。
第1の実施形態の弾性表面波共振子1では、包絡線A,Bに囲まれた交叉領域は、2個の菱形の領域を有するように形成されている。もっとも、図1(a)に示されているように、菱形の端部で菱形の2つの辺は完全に当接しておらず、略菱形形状が2個連なるように交叉幅重み付けが施されている。より具体的には、図1(a)の矢印F,G,Hで示す部分、すなわち1つの菱形の領域において、弾性表面波伝搬方向両側の端部において、交叉幅は0とはならず、最大交叉幅の20%の交叉幅を有するように交叉幅重み付けが施されている。この端部での交叉幅は横モードスプリアスを低減できる程度小さくすればよく、好ましくは最大交叉幅の50%以下であり、より好ましくは最大交叉幅の25%以下である。
なお、反射器4,5は、弾性表面波伝搬方向と直交する方向に延びる複数本の電極指を両端で短絡した構造を有する。
上記IDT電極3、反射器4,5は、本実施形態では、弾性表面波の波長λとしたときに、膜厚0.05λのCu膜により形成されている。もっとも、IDT電極3及び反射器4,5は、Al、Agなどの他の金属もしくは合金により形成されていてもよい。また、IDT電極3及び反射器4,5は、複数の金属膜を積層してなる積層金属膜により形成されていてもよい。
本実施形態では、IDT電極3を被覆するように、温度特性改善用の絶縁膜6が積層されている。絶縁膜6は、本実施形態では、膜厚が0.27λのSiO膜からなる。SiO膜は、正の周波数温度係数を有し、他方、LiNbO基板は負の周波数温度係数を有する。従って、SiO膜からなる絶縁膜6を積層することにより、弾性表面波共振子1の周波数による温度変化が抑制され、温度特性が改善されている。
なお、温度特性改善用の絶縁膜6は必ずしも設けられずともよく、またSiO以外の絶縁性材料により、温度特性改善用の絶縁膜6が形成されていてもよい。
本実施形態の弾性表面波共振子1の特徴は、IDT電極3が上記のように交叉幅重み付けされていることにある。それによって、反共振周波数のQ値が高められ、かつ耐電力性が高められるとともに、弾性表面波共振子1の設計の自由度を高めることができる。これをより詳細に説明する。
図1(a)に示したように、IDT電極3は、包絡線A,Bで囲まれた交叉領域が、弾性表面波伝搬方向に沿って2つの菱形を並べた形状となるように交叉幅重み付けが施されている。そのため、弾性表面波伝搬方向において交叉幅の極大値が2箇所に現れ、言い換えれば、包絡線A,Bの少なくとも一方において、2箇所の上記の包絡線傾斜部分A1,A2,B1,B2が設けられている。
このような重み付けにより、反共振周波数におけるQ値を改善することができるのは、以下の理由による。
電極指の先端及び先端の外側のギャップでは、弾性表面波が散乱され、他の表面波やバルク波に回折され、損失となる。そのため、反共振周波数のQ値が劣化していると考えられる。これに対して、本実施形態では、上記包絡線A,Bが、複数の包絡線傾斜部分A1,A2,B1,B2を有するため、この傾斜を抑制することができ、それによって上記回折損が低減され、反共振周波数におけるQ値が高められていると考えられる。
すなわち、図4(a)〜(c)を例にとり説明すると、IDT電極111における縦横比が0.06であり、交叉幅が10λの場合に、反共振周波数Q値を高めるには、図4(b)に示すように、交叉幅が20λかつ縦横比0.25のIDT電極112とすればよい。そして、横モードスプリアスを抑圧するために、図4(c)に示すように、包絡線で囲まれた交叉領域が菱形となるように重み付けを施す場合、縦横比を0.25と一定とした場合、最大交叉幅は40λと非常に大きくなる。これによって、反共振Q値は良くなるものの、交叉幅が非常に大きくなるため、設計の自由度が極端に小さくなり、かつ耐電力性が低下すると考えられる。
これに対して、上記実施形態では、図4(b)に示したIDT電極112と交叉領域の面積Sを等しく、横モードスプリアスを抑圧するために、2個の菱形部分の交叉領域を有するように重み付けをすることにより、反共振周波数Qを高め、横モードスプリアスを小さくし得るだけでなく、縦横比を小さくすることができ、耐電力性を高めることができる。そして、縦横比を小さくし得るため、弾性表面波伝搬方向と直交する方向のチップサイズを小さくすることができるとともに、設計の自由度を高めることが可能となる。
なお、縦横比rの意味を、図4(a)〜(c)を参照して説明する。縦横比とは、規格化交叉幅/対数で表される。規格化交叉幅は交叉幅Lを表面波の波長λで規格化したa(=L/λ)である。図4(a)に示すように、交叉幅重み付けが施されていない正規型のIDT電極111では、交叉幅はIDT電極111内において一定である。従って、縦横比r=交叉幅/対数は、交叉幅及び電極指の対数が与えられるとただちに求められる。これに対して、図4(c)に示すように、交叉幅重み付けが施されているIDT電極113では、交叉幅は、弾性表面波伝搬方向に沿って変化している。すなわち、IDT電極113では、IDT電極113の中央において交叉幅がもっとも大きく、最大交叉幅となる。そして、IDT電極113の中央から弾性表面波伝搬方向外側にいくにつれて、交叉幅が小さくなっている。従って、交叉幅/対数で求められる縦横比rをただちに求めることはできない。
そこで、IDT電極113の場合には、IDT電極113の交叉領域の面積をSとした場合に、同じ交叉領域の面積S及び電極指の対数が同じである相当の正規型IDT電極112を想定する。言い換えれば、IDT電極113における交叉領域の面積S、すなわち包絡線C,Dで囲まれた部分の面積をSとする。そして、IDT電極112では、同じく交叉領域の面積はSである。IDT電極112及びIDT電極113の電極指の対数は、いずれもbである。従って、IDT電極112の電極指の規格化交叉幅をaとしたとき、IDT電極112の縦横比rは、a/bで表され、IDT電極113は、a/b=rで表される縦横比を有するものとする。
すなわち、IDT電極113と、交叉領域の面積Sが等しい正規型のIDT電極112における縦横比を、IDT電極113における縦横比rとする。このように、交叉領域の面積Sが等しく、かつ電極指の対数が等しい正規型のIDT電極112の縦横比をIDT電極113の縦横比として用いるのは、上述した通り、IDT電極113では、交叉幅が、表面波伝搬方向に沿って変化し、一定ではないことによる。
いま、図5に示すように、IDT電極103が、交叉領域が1つの菱形となるように交叉幅重み付けされていることを除いては、上記実施形態の弾性波共振子1と同様に構成された従来の弾性表面波共振子101を比較例の弾性表面波共振子として用意した。
そして、比較例の弾性表面波共振子と、第1の実施形態の弾性表面波共振子において、縦横比を変化させ、反共振周波数のQ値をそれぞれ測定した。
図6〜図12に、正規型IDT電極を有する弾性表面波共振子、並びに上記比較例の弾性表面波共振子101及び上記実施形態の弾性表面波共振子1における縦横比を変化させた場合の共振特性を示す。図6は、上記実施形態の弾性表面波共振子と同じ交叉領域の面積Sを有し、各電極指の対数が等しい正規型IDT電極を用いた弾性表面波共振子の共振特性を示す。また、図7〜図9は、それぞれ、上記のように比較のために用意した従来例の弾性表面波共振子101において、縦横比rを0.06、0.14及び0.25とした場合の各共振特性を示す図である。
図10〜図12は、第1の実施形態の弾性表面波共振子において、縦横比を0.06、0.14及び0.25とした場合の各共振特性を示す図である。
図6に示されているように、正規型IDT電極を有する弾性表面波共振子では、矢印Eで示すように、共振周波数と反共振周波数との間に、横モードに起因する大きなスプリアスが現れていることがわかる。
他方、図7〜図12に示されているように、上記従来例及び実施形態の弾性表面波共振子では、共振周波数と反共振周波数との間に現れているスプリアスが抑圧されていることがわかる。加えて、図7〜図9と、図10〜図12とをそれぞれ比較すれば明らかなように、縦横比が同じである場合、従来例の弾性表面波共振子に比べて、上記実施形態の弾性表面波共振子では、反共振周波数のピークが鋭くなり、反共振周波数におけるQ値が高められていることがわかる。すなわち、同じ縦横比であれば、従来例に比べて、本実施形態の弾性表面波共振子1によれば、反共振周波数のQ値を高め得ることがわかる。例えば、図9に示す共振特性は、従来例において縦横比を0.25とした場合の特性があるが、この反共振周波数近傍の共振特性は、図11に示した縦横比が0.14である実施形態の弾性表面波共振子の共振特性と同等であることがわかる。
図2は、上記のようにして定義される縦横比と、反共振周波数のQ値との関係を示す図である。第1の実施形態の結果と、後述する第1の実施形態の変形例の結果と、図5に示した第1の比較例の弾性表面波共振子101及び該弾性表面波共振子101の変形例である第2の比較例の弾性表面波共振子の結果を示す。図2の第1の実施形態の結果と、上記第1の比較例の弾性表面波共振子の結果を比較すれば明らかなように、第1の実施形態によれば、相当の第1の比較例の弾性表面波共振子に比べて、縦横比の如何に関わらず、反共振周波数のQ値を高め得ることがわかる。また、図2から明らかなように、縦横比が大きくなっていくと、反共振周波数のQ値は高くなることがわかる。
従って、本実施形態によれば、比較のために用意した従来の弾性表面波共振子101に比べて、同じ縦横比であれば、反共振点におけるQ値を高めることができ、反共振周波数におけるQ値を同等とするには、縦横比を小さくし得ることがわかる。例えば、図2により、反共振周波数のQ値を1000としたい場合、従来の弾性表面波共振子では、縦横比は0.25程度とされるのに対し、本実施形態によれば、0.15程度と小さくすることができ、交叉幅を約20%低減し得ることがわかる。従って、縦横比rを小さくすることができるので、それによってもっとも長い電極指の長さをより短くすることができ、耐電力性を高め得ることがわかる。
また、図3は、第1の実施形態の弾性表面波共振子の破壊電力と、上記第1の比較例として用意した従来の弾性表面波共振子の破壊電力を示す図である。この破壊電力(W)は、弾性表面波共振子1,101を複数用いて構成されたラダー型フィルタの破壊電力を以下の要領で測定することにより得られた値である。なお、弾性表面波共振子1,101は、それぞれ、3個の直列腕共振子と、2個の並列腕共振子とを有するラダー型フィルタの並列腕共振子として用い、他の共振子は従来の菱形重み付けの共振子により構成した。
そして、上記のようにして得られた各ラダー型フィルタについて、入力側から電力を印加し、並列腕共振子のIDT電極が破損するに至った電力を破壊電力とした。
図3から明らかなように、第1の実施形態によれば、相当の従来の弾性表面波共振子101に比べて、破壊電力を1.7Wから1.95Wに高めることができ、約15%耐電力性を高め得ることがわかる。
このように耐電力性を高め得るのは、交叉領域の面積Sが等しい場合、最大交叉幅が小さくなることによる。すなわち、弾性表面波共振子1の交叉領域のSと、弾性表面波共振子101の交叉領域の面積Sを等しくした場合、弾性表面波共振子1における最大交叉幅、すなわち最も長い電極指が位置している部分の交叉幅は、実際には、図5に示されている弾性表面波共振子の中央の最大交叉幅よりも短くなる。他方、投入電力は、最も長い電極指の中央、すなわち最大交叉幅を構成している電極指の中央に集中しがちである。そして、弾性表面波共振子101では、最も長い電極指の長さが長くなるため、上記電力集中により、破壊が生じやすい。
これに対して、上記実施形態の弾性表面波共振子1では、最も長い電極指の長さが短いだけでなく、最も長い電極指が、2つの菱形状の交叉幅重み付けに応じて、2箇所に配置されており、従って、消費電力の集中が分散される。よって、電極指の破損が生じ難く、耐電力性が効果的に高められる。
なお、上記のように、2個の菱形で囲まれた交叉領域を有するように重み付けが施されていたとしても、横モードに起因するスプリアス低減効果は十分に果されることが本願発明者により図11、図12によって確かめられている。
図13は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る弾性表面波共振子の電極構造を示す模式的平面図である。
図13に示す変形例の弾性表面波共振子21では、IDT電極23は、菱形形状の2個の交叉領域が弾性表面波伝搬方向に並べられた形状を有する点において、弾性表面波共振子1とほぼ同様とされているが、ここでは、各菱形の弾性表面波伝搬方向両側の端部において交叉幅が0とされている。すなわち、矢印I,J,Kで示す部分において、交叉幅はほぼ0とされている。このように、菱形形状の複数の交叉領域を弾性表面波伝搬方向に連ねる場合、弾性表面波伝搬方向両端において交叉幅をほぼ0としてもよい。
上記のように重み付けが施されていることを除いては、第1の実施形態と同様にして構成された変形例の弾性表面波共振子21における縦横比と反共振周波数のQ値との関係を、図2に併せて示す。また、比較のために、1つの菱形の形状の交叉領域を有するが、弾性表面波伝搬方向両端における交叉幅がほぼ0とされている弾性表面波共振子を用意した。すなわち、ほぼ正確な菱形の形状となるように交叉幅重み付けされている第2の比較例の弾性表面波共振子を用意し、その縦横比と反共振周波数のQ値を測定した。結果を図2に併せて示す。
図2から明らかなように、菱形の形状の交叉領域を有する場合、弾性表面波伝搬方向両側において、交叉幅がほぼ0となるように重み付けされている場合においても、本発明に従って、複数の交叉領域を弾性表面波伝搬方向に配置することにより、反共振周波数のQ値を効果的に高め得ることがわかる。
また、図2において、第1の実施形態の結果と、上記変形例の結果とを比較すれば明らかなように、上記第1の実施形態に比べて、上記変形例のように、菱形の交叉領域の弾性表面波伝搬方向両端において交叉幅を0とするように、すなわち正確な菱形形状とすることにより、反共振周波数のQ値をより一層効果的に高め得ることがわかる。
また、図2から明らかなように、第1の実施形態及び上記変形例のいずれにおいても縦横比を0.08λ以上とすれば、縦横比が同等の従来例に比べて、反共振周波数のQ値を効果的に高め得ることがわかる。従って、好ましくは、縦横比rは0.08以上とすることが望ましい。より好ましくは、縦横比を0.12以上とすれば、相当の従来例では得られないQ値を得ることができ、従って、より好ましくは、上記縦横比は0.12以上とすることが望ましい。
なお、第1の実施形態及び変形例では、上記包絡線A,Bは直線状であり、従って、複数の菱形の交叉領域が弾性表面波伝搬方向に沿って配置されていたが、上記包絡線は、曲線状であってもよい。図14に示す変形例の弾性表面波共振子31では、IDT電極33は、コサイン曲線状の包絡線L、Mを有するように交叉幅重み付けされている。ここでも、包絡線L、Mで囲まれた2つの交叉領域が、弾性表面波伝搬方向に沿って配置されている。
また、図15に示す弾性表面波共振子41では、IDT電極43の交叉幅重み付けは、弾性表面波伝搬方向に沿って配置された2つの交叉領域が楕円形の形状となるように、包絡線N、Oがそれぞれ曲線状の形状を有する。
このように、本発明においては、IDT電極の交叉幅重み付けにおいては、包絡線の形状が直線状であってもよく、曲線状であってもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、レイリー波を利用した弾性表面波共振子につき説明したが、ラブ波などの他の漏洩型ではない弾性表面波を利用したものであってもよく、または弾性表面波だけでなく、弾性境界波を利用した1ポート型弾性波共振子であってもよい。
そして、本発明においては、IDT電極の重み付けにおいては、上記のように、弾性波伝搬方向において交叉幅の最大値が複数現れるように交叉幅重み付けがされておればよく、あるいは一対の包絡線の内少なくとも一方の包絡線が弾性波伝搬方向と直交する方向において、IDT電極の中央側から外側に向かって傾斜している包絡線傾斜部分が複数設けられているようにさえ構成されていればよく、上記包絡線傾斜部分の形状や、交叉領域の平面形状については特に限定されるものではない。

Claims (8)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成されたIDT電極とを有する1ポート型弾性波共振子であって、
    前記IDT電極が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が複数現れるように交叉幅重み付けされていることを特徴とする、弾性波共振子。
  2. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成されたIDT電極とを備える1ポート型の弾性波共振子であって、
    前記IDT電極が、交叉幅重み付けされており、該交叉幅重み付けにおける弾性波伝搬方向と直交する方向の外側に位置している一対の包絡線の内少なくとも一方の包絡線が、弾性波伝搬方向と直交する方向において、弾性波伝搬方向の一方向に進むに従ってIDT電極の中央側から外側に向かって傾斜している包絡線傾斜部分が複数設けられているように交叉幅重み付けが施されていることを特徴とする、弾性波共振子。
  3. 前記IDT電極の交叉領域の面積をS、電極指の対数をbとしたときに、交叉幅領域の面積がSであり、電極指の対数がbである相当の正規型IDT電極の交叉幅をaλ(λは弾性波の波長)としたときに、a/b=rで示される縦横比rが0.08以上とされていることを特徴とする、請求項1または2に記載の弾性波共振子。
  4. 前記包絡線傾斜部分が直線状である、請求項2に記載の弾性波共振子。
  5. 前記包絡線傾斜部分が曲線状である、請求項2に記載の弾性波共振子。
  6. 前記IDT電極の弾性波伝搬方向において、少なくとも一方の端部における交叉幅が、最大交叉幅の50%以下とされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  7. 前記弾性波として弾性表面波が用いられており、それによって弾性表面波共振子が構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性波共振子。
  8. 前記弾性表面波として、レイリー波またはラブ波が用いられている、請求項7に記載の弾性波共振子。
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