JP5273247B2 - ラダー型フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、弾性境界波や弾性表面波を利用したラダー型フィルタ及び弾性波共振子に関し、より詳細には、交叉幅重み付けが施されたIDT電極を有するラダー型フィルタ及び弾性波共振子に関する。
従来、例えば携帯電話機のRF段の帯域フィルタなどに、ラダー型回路構成を有する弾性表面波フィルタ装置が用いられている。下記の特許文献1には、この種のラダー型回路構成を有する弾性表面波フィルタ装置の一例が開示されている。図13に示すように、特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置1001は、入力端子1002と出力端子1003とを結ぶ直列腕を有する。この直列腕に、複数の直列腕共振子1004が配置されている。また、直列腕とグラウンド電位とを結ぶように複数の並列腕が形成されている。各並列腕に並列腕共振子1005が配置されている。ここでは、並列腕共振子1005において、IDT電極に交叉幅重み付けが施されている。より具体的には、弾性表面波伝搬方向においてIDT電極中央において交叉幅が最大とされており、交叉幅が最大の部分からIDT電極の両側に向かって交叉幅が順次小さくなるように、菱形の重み付けが施されている。この重み付けにより、通過帯域低周波数側のリップルを抑制することができるとされている。
特開平9−246911号公報
弾性表面波フィルタ装置や弾性波共振子においても、他の電子部品と同様に小型化が強く求められている。この場合、IDT電極の上記縦横比を小さくすれば、弾性波共振子及び弾性波共振子を用いたラダー型フィルタの小型化を進めることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置において、縦横比を小さくすると、反共振周波数における抵抗値が低くなり、反共振周波数付近の周波数特性が劣化することがわかった。このため、ラダー型回路構成の弾性表面波フィルタ装置1001において小型化を進めた場合、通過帯域内における挿入損失が劣化することがわかった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、小型化を進めることができ、しかも用いられている弾性波共振子の反共振周波数付近における特性の劣化が生じ難く、よって小型化及びフィルタ特性の改善を図ることができるラダー型フィルタ、並びに小型化を進めた場合であっても反共振周波数付近における特性の劣化が生じ難い弾性波共振子を提供することにある。
本発明によれば、入力端と出力端とを結ぶ直列腕に配置された直列腕共振子と、直列腕とグラウンド電位とを結ぶように配置された並列腕に配置された並列腕共振子とを備え、前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子がIDT電極を有する弾性波共振子からなり、少なくとも1つの前記直列腕共振子のIDT電極が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が2つ現れるように交叉幅重み付けされており、少なくとも1つの前記並列腕共振子のIDT電極が弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が1つ現れるように交叉幅重み付けされている、ラダー型フィルタが提供される。
本発明に係るラダー型フィルタのある特定の局面では、前記直列腕共振子及び並列腕共振子がそれぞれ複数設けられており、前記IDT電極と励振される弾性波の波長をλとしたときに、IDT電極の最大交叉幅をSλ、電極指の対数をPとしたとき、S/P=Rで定義される縦横比が、少なくとも1つの直列腕共振子において、0.20以上、0.30以下とされており、少なくとも1つの並列腕共振子において、縦横比が0.30以上とされている。この場合には、直列腕共振子の小型化を進め、かつ通過帯域内高域側における挿入損失の劣化をより効果的に抑制することができる。
より好ましくは、全ての直列腕共振子の前記縦横比が0.20以上、0.30以下であり、全ての並列腕共振子の前記縦横比が0.30以上とされる。この場合には、小型化をより一層進めた場合であっても、通過帯域内の高域側周波数域における挿入損失をより一層小さくすることができる。
本発明に係るラダー型フィルタの別の広い局面によれば、入力端と出力端とを結ぶ直列腕に配置された直列腕共振子と、直列腕とグラウンド電位とを結ぶように配置された並列腕に配置された並列腕共振子とを備え、前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子がIDT電極を有する弾性波共振子からなり、少なくとも1つの前記直列腕共振子のIDT電極が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が3つ現れるように交叉幅重み付けされており、少なくとも1つの前記並列腕共振子のIDT電極が弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が一つ現れるように交叉幅重み付けされている、ラダー型フィルタが提供される。
また、本発明に係るラダー型フィルタのさらに他の特定の局面では、極大値が3つ現れる、少なくとも1つの前記直列腕共振子において、前記縦横比が、0.10以上、0.20以下とされており、少なくとも1つの並列腕共振子において、縦横比が0.30以上とされている。この場合には、直列腕共振子の小型化を進め、かつ通過帯域高域側における挿入損失の劣化をより効果的に抑制することができる。この場合、好ましくは、全ての直列腕共振子の前記縦横比が0.10以上、0.20以下であり、全ての並列腕共振子の前記縦横比が0.30以上とされる。それによって、通過帯域内の高周波数域における挿入損失をより一層小さくすることができる。
本発明に係るラダー型フィルタの別の特定の局面では、上記弾性波共振子が弾性境界波共振子である。この場合には、空洞を有するパッケージを必要としないので、小型化をより一層進めることができる。
本発明に係る弾性波共振子は、圧電基板と、前記圧電基板上に形成されたIDT電極とを備え、前記IDT電極が、弾性波伝搬方向においてn個(nは自然数)の交叉幅極大値が現れるように交叉幅重み付けされており、n=1の場合、縦横比が0.30以上でなり、n=2のとき、縦横比が0.20以上、0.30以下であり、n=3の場合には、上記縦横比が0.10以上、0.20以下とされている。
本発明に係る弾性波共振子のある特定の局面では、弾性波として弾性境界波が用いられ、それによって弾性境界波共振子が構成される。この場合、空洞を有するパッケージを必要としないので、弾性波共振子の小型化及び弾性波共振子が実装される電子部品のより一層の小型化を進めることができる。
本発明に係るラダー型フィルタでは、直列腕共振子が弾性波伝搬方向において交叉幅極大値が2個有するIDT電極を有し、並列腕共振子が上記縦横比交叉幅極大値が1個であるIDT電極を有するため、直列腕共振子及び並列腕共振子の反共振周波数付近の特性の劣化が生じ難い。従って、縦横比を小さくして小型化を進めることができるだけでなく、ラダー型フィルタの通過帯域内の高周波側領域における挿入損失を小さくすることができ、良好なフィルタ特性を得ることができる。
本発明に係る弾性波共振子では、弾性波伝搬方向における交叉幅が最大となる極の数に応じ、縦横比が上記特定の範囲とされているため、反共振周波数における抵抗値を高めることができ、反共振周波数における特性の劣化を抑制することができる。従って、小型であり、反共振周波数付近の特性が良好な弾性波共振子を提供することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るラダー型フィルタの電極構造を説明するための模式的平面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るラダー型フィルタ及び比較のために用意した比較例のラダー型フィルタの減衰量周波数特性を示す図である。 図3(a)及び(b)は、本発明の一実施形態のラダー型フィルタにおいて並列腕共振子として用いられている弾性波共振子の電極構造を示す模式的平面図及び該弾性波共振子の模式的正面断面図である。 図4は、本発明において弾性波共振子のIDT電極の縦横比を説明するための模式的平面図である。 図5は、交叉幅の極大値が1つ現れるように重み付けされた弾性波共振子における縦横比=交叉幅/対数と、共振抵抗との関係を示す図である。 図6は、交叉幅の極大値が1つ現れるように重み付けされた弾性波共振子における縦横比=交叉幅/対数と、反共振抵抗との関係を示す図である。 図7は、交叉幅の極大値が1つ現れるように重み付けされた弾性波共振子における縦横比=交叉幅/対数と、インピーダンス比との関係を示す図である。 図8は、本発明の一実施形態において直列腕共振子として用いられている弾性波共振子の電極構造を示す模式的平面図である。 図9は、交叉幅の極大値が2つ現れるように重み付けされた弾性波共振子における縦横比=交叉幅/対数と、共振抵抗との関係を示す図である。 図10は、交叉幅の極大値が2つ現れるように重み付けされた弾性波共振子における縦横比=交叉幅/対数と、反共振抵抗との関係を示す図である。 図11は、交叉幅の極大値が2つ現れるように重み付けされた弾性波共振子における縦横比=交叉幅/対数と、インピーダンス比との関係を示す図である。 図12(a)〜(c)は、1つの菱形の重み付け部分を有するIDT電極、2つの菱形の重み付け部分を有するIDT電極及び3つの菱形の重み付け部分を有するIDT電極における最大交叉幅/対数の大きさと、反共振抵抗との関係を説明するための各模式的平面図である。 図13は、従来技術に記載のラダー型フィルタの回路構成を示す模式的回路図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係るラダー型フィルタの電極構造を示す模式的平面図である。
ラダー型フィルタ1は、入力端子2と出力端子3とを有する。入力端子2と出力端子3とを結ぶ直列腕に、複数の直列腕共振子S1〜S9が配置されている。直列腕共振子S1〜S9は互いに直列に接続されている。
直列腕共振子S1〜S9は、それぞれ、図示の電極構造を有する弾性境界波共振子からなる。直列腕共振子S1を代表して説明すると、IDT電極4と、IDT電極4の弾性波伝搬方向両側に配置された反射器5,6とを有する。他の直列腕共振子S2〜S9もまた、同様の電極構造を有する。
上記IDT電極4及び反射器5,6は、図示しない圧電基板上に形成されている。また、該圧電基板を覆うように酸化珪素からなる誘電体層が形成されている。本実施形態では、圧電基板と誘電体層との界面に上記電極構造が形成されており、それによって弾性境界波共振子が構成されている。
なお、弾性境界波共振子の具体的構造は、並列腕共振子の説明の際により詳細に説明する。
他方、直列腕共振子S3と直列腕共振子S4との間の接続点7とグラウンド電位との間に延びる並列腕に、並列腕共振子P1が配置されている。同様に、直列腕共振子S5と直列腕共振子S6との間の接続点8とグラウンド電位との間に延びる並列腕に、並列腕共振子P2が配置されている。
また、直列腕共振子S9と出力端子3との間の接続点9とグラウンド電位との間に、すなわち出力端子3に、並列腕共振子P3が接続されている。
並列腕共振子P1を代表して説明すると、並列腕共振子P1は、IDT電極10と、IDT電極10の弾性波伝搬方向両側に配置された反射器11,12とを有する1ポート型弾性波共振子である。
図3(a)及び(b)を参照して、この並列腕共振子P1をより詳細に説明する。圧電基板13上に、IDT電極10及び反射器11,12が形成されている。IDT電極10及び反射器11,12を覆うように誘電体層14が形成されている。
圧電基板13は、本実施形態では、LiTaOまたはLiNbOなどの圧電単結晶からなる。圧電基板13は、PZTなどの圧電セラミックスにより形成されてもよい。
IDT電極10及び反射器11,12は、Al、Ag、Cu、W、Ta、Au、Ptなどの金属もしくはこれらの金属を主体とする合金からなる。IDT電極10及び反射器11,12は、複数の金属膜を積層してなる積層金属膜により形成されてもよい。
誘電体層14は、本実施形態では酸化珪素により形成されているが、窒化珪素、酸窒化珪素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、ダイアモンドライクカーボン(DLC)などの他の誘電体材料により形成されてもよい。
誘電体層14の材料及び厚みと、圧電基板13を構成する材料とは、圧電基板13と誘電体層14との界面において、IDT電極10を励振した際に弾性境界波が励振されるように選択されている。すなわち、並列腕共振子P1は、上記構造を有する弾性境界波共振子である。
並列腕共振子P2及びP3も、並列腕共振子P1と同様に構成されている。
なお、前述したように、直列腕共振子S1も、同様に、圧電基板と誘電体層との界面にIDT電極4及び反射器5,6を配置した構造を有する。従って、図3(b)を参照した説明を、直列腕共振子S1の構造の説明に援用することにより、直列腕共振子S1の詳細な説明を省略することとする。
よって、ラダー型フィルタ1は、1ポート型弾性境界波共振子からなる直列腕共振子S1〜S9と、1ポート型弾性境界波共振子からなる並列腕共振子P1〜P3とを有する。
なお、本実施形態では、複数の直列腕共振子S1〜S9及び複数の並列腕共振子P1〜P3が設けられているが、1つの直列腕共振子及び1つの並列腕共振子のみが用いられてもよい。
ラダー型フィルタ1の特徴は、直列腕共振子S1〜S9において、IDT電極4が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が2個現れるように交叉幅重み付けされており、かつ並列腕共振子P1〜P3のIDT電極10が弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が1つ現れるように交叉幅重み付けが施されていることにある。それにより、小型化を進めることができ、しかも通過帯域内の高域側周波数領域における損失を小さくすることが可能とされている。これを、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態のラダー型フィルタ1の減衰量周波数特性と、比較のために用意したラダー型フィルタの減衰量周波数特性を示す図である。実線が実施形態の結果を示し、破線が比較例の結果を示す。
なお、この周波数特性は、圧電基板13、誘電体層14、IDT電極4、反射器5,6、IDT電極10及び反射器11,12を以下の仕様で形成した場合の特性である。
〔直列腕共振子S1〜S9の仕様〕
IDT電極4のピッチで定まる波長λは、1.9μmとした。圧電基板材料:LiNbO、誘電体層14:酸化珪素膜、厚み=0.63λ。
IDT電極10:電極材料はPt。厚みは0.025λ。電極指の対数=117、最大交叉幅=33.0λ、縦横比=最大交叉幅/電極指の対数=0.282。
反射器:電極材料はIDT電極4と同一。反射器の電極指の本数=21本、電極指ピッチ=λ。
〔並列腕共振子P1〜P3の仕様〕
圧電基板13:LiNbOからなる。
誘電体層14:酸化珪素膜、厚み0.60λ
IDT電極10:電極材料=Pt、厚み=0.024λ。電極指のピッチで定まる波長λ=2.0μm。電極指の対数=82、最大交叉幅=28.9λ。縦横比=最大交叉幅/対数=0.352。
反射器11,12:電極材料はIDT電極10と同一。電極指ピッチ=λ、電極指の本数=21本。
なお、比較例のラダー型フィルタでは、直列腕共振子S1〜S9のそれぞれを、並列腕共振子P1と同様に、交叉幅の極大値が弾性波伝搬方向に1つのみ有するいわゆる1つの菱形の重み付けが施されたIDT電極を用いたことを除いては、上記実施形態と同様とした。この直列腕共振子のIDT電極の仕様は以下の通りとした。
比較例の直列腕共振子のIDT電極の仕様:電極材料及び電極指の本数は実施形態の直列腕共振子S1と同じとした。最大交叉幅=33.0λ。縦横比=最大交叉幅/電極指の対数=0.282。
なお、本願発明において、縦横比とは、上記のように、いわゆる菱形の重み付けが施されているIDT電極において、「最大交叉幅」の「電極指の対数」に対する割合をいうものとする。図4に示すように、並列腕共振子P1を例に取ると、並列腕共振子P1では、IDT電極10において、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が1つ現れるように、また最大交叉幅部分からIDT電極10の一端側及び他端側に向かって交叉幅が順次小さくなるように重み付けが施されている。従って、包絡線A及びBで示される形状が略菱形の形状となっている。このような重み付けを、本明細書においては、菱形の重み付けということとする。
ここでは、最大交叉幅部分は、IDT電極の中心に位置している。すなわち、最大交叉幅部分を介して、一方側と他方側は対称な形状とされている。
包絡線とは、IDT電極10の同電位に接続される複数本の電極指の先端を結ぶ仮想線である。この包絡線Aと包絡線Bとで囲まれた領域が交叉領域となり、弾性波が積極的に励振される領域となる。
図2から明らかなように、実施形態によれば、比較例に比べて、通過帯域内の高域側周波数域、より具体的には、約1875〜1920MHz付近において挿入損失を小さくすることが可能とされていることがわかる。すなわち、比較例に比べて、実施形態によれば、良好なフィルタ特性を得られることがわかる。
しかも、直列腕共振子S1〜S9が、上記のように、交叉幅の極大値が弾性波伝搬方向において2つ現れる。言い換えれば菱形の重み付けが弾性波伝搬方向において2つ連なるように重み付けされている。このため、同じ本数の電極指を有する比較例の直列腕共振子のIDT電極を用いた場合に比べて、小型化及び低抵抗化を図ることも可能である。この理由を、図5〜図11を参照してより具体的に説明する。
図5〜図7は、1つの菱形の重み付けが施された弾性波共振子、例えば図3(a)及び(b)に示した並列腕共振子P1のような弾性波共振子における縦横比である交叉幅/対数と、共振抵抗、反共振抵抗及びインピーダンス比との関係をそれぞれ示す図である。図5〜図7では、重み付け比が10%の場合と重み付け比30%の場合の結果が示されている。ここで、重み付け比とは、交叉幅最小値/交叉幅最大値、で定義される値である。
図5から明らかなように、重み付け比が10%及び30%のいずれにおいても、共振抵抗は、縦横比=(交叉幅/対数)が大きくなるにつれ、直線的に高くなっていくことがわかる。
これに対して、図6から明らかなように、反共振抵抗は、(交叉幅/対数)すなわち縦横比が0.30未満の場合には、0.30以上の場合に比べて著しく小さくなることがわかる。より具体的には、重み付け比が30%の場合及び10%の場合のいずれにおいても、縦横比が0.30未満では、反共振抵抗は59dB以下となり、縦横比が小さくなるにつれ、反共振抵抗は著しく小さくなっていくことがわかる。これに対して、縦横比が0.30以上すなわち交叉幅/対数が0.30以上では、交叉幅/対数が増大しても、反共振抵抗は、63dB以上と高くなっている。しかも、交叉幅/対数の値により、反共振抵抗は大きく変化しないことがわかる。
また、図7に示されているように、インピーダンス比についてもIDT電極の交叉幅/対数が0.30未満では、0.30以上の場合比べ、特に0.30〜0.60の場合に比べ、小さいことがわかる。
従って、図5〜図7から明らかなように、特に図6に明瞭に示されているように、交叉幅/対数を0.30以上とすることにより、反共振抵抗を十分に高くすることができ、反共振周波数付近の特性を高め得ることがわかる。
また、交叉幅/対数は、あまり大きくなりすぎると電極抵抗が増加して無視できなくなってくるため、0.6以下とするのがよい。
この1つの菱形の重み付けが施された弾性波共振子は、前述した並列腕共振子P1〜P3として用いられている。従って、反共振周波数が十分高いことにより、通過帯域中央付近における挿入損失を十分に小さくすることができる。
他方、図8は、上記直列腕共振子S1の電極構造を拡大して示す模式的平面図である。ここでは、菱形の重み付けは、包絡線C,Dで示すように、2つの菱形が弾性波伝搬方向に沿って連なるように、IDT電極4が交叉幅重み付けされている。従って、弾性波伝搬方向において、交叉幅が極大値を示す第1,第2の部分X,Yが存在する。
第1の菱形の重み付け部分Xは、反射器5側に位置しており、第2の菱形の重み付け部分Yは反射器6側に位置している。
IDT電極4の弾性波伝搬方向において中央において第1の菱形の重み付け部分と第2の菱形の重み付け部分とが連なっている。そして、第1,第2の菱形の重み付け部分では、それぞれの重み付け部分X、Yにおいて、中央に上記交叉幅が極大値である部分が位置している。第1の菱形の重み付け部分では、交叉幅が極大部分から反射器5側に行くにつれて、また第2の菱形の重み付け部分に向かうにつれて、交叉幅が順次小さくなっている。そして、菱形形状において交叉幅極大部分を介して、両側の交叉幅領域は対称に形成されている。第2の菱形の重み付け部分Yも同様に構成されている。
図9〜図11は、図8に示した第1,第2の菱形の重み付け部分X,Yを有する弾性波共振子の縦横比すなわち(交叉幅/対数)と、共振抵抗、反共振抵抗及びインピーダンス比との関係をそれぞれ示す図である。ここでも、重み付け比が10%の場合と、重み付け比が30%の場合との結果を示した。
図9から明らかなように、図8に示した弾性波共振子においても、交叉幅/対数が増加するにつれ共振抵抗が直線的に高められていることがわかる。
これに対して、図10から明らかなように、反共振抵抗については、交叉幅/対数が0.20未満では60dB以下と低く、また交叉幅/対数が小さくなるにつれ、反共振抵抗は著しく低くなっていることがわかる。また、交叉幅/対数が0.20以上では、反共振抵抗は60dBより高く、特に、交叉幅/対数が0.20以上、0.47以下では、62dB以上と高いことがわかる。
他方、図11から明らかなように、インピーダンス比については、交叉幅/対数が0.20以上、0.30以下の場合、57.7dB以上と高いことがわかる。
上記弾性波共振子は、ラダー型フィルタ1において直列腕共振子S1〜S9として用いられているものである。従って、共振周波数が通過帯域内に位置され、反共振周波数は通過帯域高域側の減衰極を形成することとなる。従って、反共振抵抗は高ければ高いほど好ましく、またインピーダンス比についても大きい方が望ましい。よって、良好なフィルタ特性を得る上では、交叉幅/対数すなわち縦横比は、0.20以上、0.30以下とすることが望ましいことがわかる。
本実施形態のラダー型フィルタ1において、通過帯域内の高周波側周波数域において、挿入損失が小さくされている理由は、上記のように、並列腕共振子P1〜P3が、1つの菱形の重み付けを有する弾性波共振子からなり、縦横比が0.352であり、直列腕共振子S1〜S9が第1,第2の菱形の重み付け部分を有するIDT電極4を有し、上記縦横比が0.282の値であることによる。それによって、図5〜図11を参照して説明したように、並列腕共振子P1〜P3及び直列腕共振子S1〜S9の反共振周波数付近の特性が改善されている。特に、通過帯域内の高周波側の周波数域において挿入損失を十分に小さくすることが可能とされている。
前述したように、特許文献1に記載の1つの菱形の重み付けが施された弾性波共振子を用いたラダー型回路構成の弾性表面波フィルタでは、小型化を進めた場合、通過帯域内における挿入損失が劣化することが分かっている。これに対して、本実施形態では、上記のように、通過帯域内における挿入損失を改善し得ることがわかる。
また、ラダー型フィルタ1の小型化を進めるには、上記IDT電極4やIDT電極10の縦横比を小さくすればよい。すなわち、縦横比=最大交叉幅/対数であるため、縦横比を小さくすることにより、最大交叉幅を相対的に小さくすることができる。特に、直列腕共振子S1〜S9は、入力端子2と出力端子3とを結ぶ直列腕において互いに直列に接続されているものである。従って、直列腕共振子S1〜S9において、最大交叉幅を小さくすること、言い換えれば縦横比を小さくすることにより、小型化をより一層進めることができる。
本実施形態では、直列腕共振子S1〜S9の縦横比が0.282と小さくされており、従って、小型化を進めることができる。しかも、前述したとおり、通過帯域内の挿入損失を改善することが可能とされている。
上記のとおり、本実施形態では、直列腕共振子S1〜S9において、IDT電極4の縦横比が0.282、並列腕共振子P1〜P3においてIDT電極10の縦横比が0.352とされていたが、前述した図5〜図11の結果から明らかなように、直列腕共振子S1〜S9の縦横比は0.20以上、0.30以下の範囲、並列腕共振子P1〜P3については、0.30以上とすれば、同様に小型化を進めつつ、フィルタ特性の改善を図ることができる。
また、上記実施形態では、複数の直列腕共振子S1〜S9において、上記縦横比が全て0.282とされていたが、少なくとも1つの直列腕共振子において縦横比が0.20以上、0.30以下、並列腕共振子P1〜P3においても、少なくとも1つの並列腕共振子において、縦横比が0.30以上であれば、上記実施形態よりは劣るものの、同様に小型化を進めつつ、フィルタ特性の改善を図ることができる。本願発明者の実験によれば、上記実施形態の構成から、複数の直列腕共振子S1〜S9のうち1つの直列腕共振子の縦横比を0.40から0.28に変更したことを除いては、上記実施形態の直列腕共振子と同様としてラダー型フィルタを作成したところ、前述した比較例に比べて、通過帯域内の高域側周波数域である1847MHzにおいて、挿入損失を0.02dB改善し得ることが確かめられている。また、上記実施形態に対し、1つの並列腕共振子P1の縦横比のみを0.25から0.352に変更したことを除いては上記実施形態と同様とした場合、前述した比較例に比べ、1847MHzにおける挿入損失を0.04dB小さくし得ることが確かめられている。
もっとも、上記実施形態のように、全ての直列腕共振子S1〜S9において縦横比が0.20以上、0.30以下、全ての並列腕共振子P1〜P3において、縦横比が0.30以上であることが最も好ましい。
また、本発明においては、縦横比が上記特定の範囲とされずとも、並列腕共振子P1〜P3が上記1つの菱形の重み付け部分を有するように重み付けされたIDT電極を有し、直列腕共振子か2つの菱形の重み付け部分を有するように重み付けされたIDT電極を有する限り、上記実施形態と同様に小型化を進めることができる。すなわち、前述したとおり、直列腕共振子の小型化が、ラダー型フィルタの小型化に大きく寄与するため、縦横比はともかく、直列腕共振子が上記第1,第2の菱形の重み付け部分を有するIDT電極を用いて形成されている場合、縦横比を小さくしても反共振特性の劣化が生じ難いため、小型化を進めて、通過帯域内の挿入損失の低減を図ることが可能である。
なお、本発明においては、上記ラダー型フィルタに加えて、前述した並列腕共振子及び直列腕共振子として用いられている弾性波共振子自体の小型化及び反共振特性の改善も図られる。
すなわち、図5〜図7に示したように、図3に示した1つの菱形の重み付け部分を有するIDT電極10を有する弾性波共振子では、縦横比を0.30以上とすることにより、反共振特性を高めることができる。
第1,第2の菱形の重み付け部分を有する図8に示した弾性波共振子では、図9〜図11に示したように、縦横比を0.20以上、0.30以下とすれば、反共振周波数付近の特性を改善することができる。加えて、本発明においては、上記IDT電極において菱形の重み付けが分施されている部分の数は3つであってもよい。この場合、縦横比は0.10以上、0.20以下であることが必要である。これを図12(a)〜(c)を参照して説明する。
図12(a)は、上記1つの菱形の重み付け部分が設けられたIDT電極101を有する弾性波共振子の電極構造を示し、図12(b)は第1,第2の菱形の重み付け部分が設けられているIDT電極102を有する弾性波共振子の電極構造を示す模式図である。なお、図12(b)では、IDT電極102を弾性波伝搬方向に2つのIDT電極部102a,102bに分割して模式的に示している。
これに対して、図12(c)は、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が3つ存在するIDT電極103を有する弾性波共振子の電極構造を模式的に示す。ここでも、各々が1つの菱形の重み付け部分を有する3つのIDT電極部103a〜103cに分割して模式的にIDT電極103の構造を示すこととする。
図12(a)の構造においては、前述したように、縦横比を0.3より大とすれば、反共振抵抗を十分大きくすることができる。
これに対して、図12(b)の構造は、図12(a)の構造を並列接続した構造に相当することとなる。従って、縦横比=S/P≧0.3を基準にすると、S/2P≧0.15とすれば、反共振抵抗を十分大きくすることができると考えられる。なお、S/2P≧0.2としたのは、前述の通り、図9から図11の結果による。同様に検討すると、図12(c)の構造では、図12(a)のIDT電極を3つ並列接続した構造に相当するため、S/3P≧0.10とすれば、反共振抵抗を大きくすることができると考えられる。よって、極大値の数をn(nは自然数)とした場合、S/(n×P)≧0.3/nとすれば反共振抵抗を十分大きくすることができ、反共振周波数付近の特性を改善することができると考えられる。よって、交叉幅の極大値の数をnとしたとき、nが3の場合には、縦横比を0.10以上とすればよいことがわかる。また、nが3以上の場合は、S/(n×P)≧0.3/n、で定められる縦横比に設定すればよい。
従って、少なくとも1つの直列腕共振子において、n=3とした場合、縦横比を0.10以上、0.20以下とし、少なくとも1つの並列腕共振子において、縦横比が0.30以上とすることにより、ラダー型フィルタにおいて、前述した実施形態と同様に、通過帯域内の高周波数域における挿入損失をより一層小さくすることができる。より好ましくは、n=3あるいはn=3の複数の直列腕共振子において、全ての直列腕共振子の縦横比を0.10以上、0.20以下とし、全ての並列腕共振子の縦横比を0.30以上とすることにより、通過帯域内における高周波数側の挿入損失をより一層小さくすることができる。
なお、上述した実施形態では、弾性境界波共振子を用いた構造につき説明したが、本発明は、弾性境界波共振子ではなく、弾性表面波共振子であってもよい。すなわち、本発明においては、弾性波として弾性境界波に限らず、弾性表面波を利用してもよい。弾性表面波共振子の場合、圧電基板上にIDT電極が形成されておればよく、誘電体層は必ずしも必要ではない。もっとも、誘電体層を設けてもよく、その場合にも、誘電体層の厚み及び材料を選択し、弾性表面波が効率よく励振されるように構成することにより、弾性表面波共振子に本発明を適用することができる。
従って、本発明のラダー型フィルタにおいても、弾性波共振子は弾性表面波共振子であってもよい。また、本発明のラダー型フィルタにおいて、弾性波共振子としては弾性境界波共振子及び弾性表面波共振子の双方を用いてもよい。
また、本発明のラダー型フィルタは、フィルタ単体に用いられてもよく、DPXの送信側または受信側に用いられてもよい。
1…ラダー型フィルタ
2…入力端子
3…出力端子
4…IDT電極
5,6…反射器
7〜9…接続点
10…IDT電極
11,12…反射器
13…圧電基板
14…誘電体層
101〜103…IDT電極
102a,102b…IDT電極部
103a〜103c…IDT電極部

Claims (7)

  1. 入力端と出力端とを結ぶ直列腕に配置された直列腕共振子と、直列腕とグラウンド電位とを結ぶように配置された並列腕に配置された並列腕共振子とを備え、
    前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子がIDT電極を有する弾性波共振子からなり、
    少なくとも1つの前記直列腕共振子のIDT電極が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が2つ現れるように交叉幅重み付けされており、
    少なくとも1つの前記並列腕共振子のIDT電極が弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が一つ現れるように交叉幅重み付けされている、ラダー型フィルタ。
  2. 前記直列腕共振子及び並列腕共振子がそれぞれ複数設けられており、
    前記IDT電極と励振される弾性波の波長をλとしたときに、IDT電極の最大交叉幅をSλ、電極指の対数をPとしたとき、S/P=Rで定義される縦横比が、少なくとも1つの直列腕共振子において、0.20以上、0.30以下とされており、
    少なくとも1つの並列腕共振子において、縦横比が0.30以上とされている、請求項1に記載のラダー型フィルタ。
  3. 全ての直列腕共振子の前記縦横比が0.20以上、0.30以下であり、全ての並列腕共振子の前記縦横比が0.30以上である、請求項2に記載のラダー型フィルタ。
  4. 入力端と出力端とを結ぶ直列腕に配置された直列腕共振子と、直列腕とグラウンド電位とを結ぶように配置された並列腕に配置された並列腕共振子とを備え、
    前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子がIDT電極を有する弾性波共振子からなり、
    少なくとも1つの前記直列腕共振子のIDT電極が、弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が3つ現れるように交叉幅重み付けされており、
    少なくとも1つの前記並列腕共振子のIDT電極が弾性波伝搬方向において交叉幅の極大値が一つ現れるように交叉幅重み付けされている、ラダー型フィルタ。
  5. 極大値が3つ現れる、少なくとも1つの前記直列腕共振子において、前記縦横比が、0.10以上、0.20以下とされており、少なくとも1つの並列腕共振子において、縦横比が0.30以上とされている請求項4に記載のラダー型フィルタ。
  6. 全ての直列腕共振子の前記縦横比が0.10以上、0.20以下であり、全ての並列腕共振子の前記縦横比が0.30以上である、請求項5に記載のラダー型フィルタ。
  7. 前記弾性波共振子が弾性境界波共振子である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のラダー型フィルタ。
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