JP2001298348A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JP2001298348A JP2000351270A JP2000351270A JP2001298348A JP 2001298348 A JP2001298348 A JP 2001298348A JP 2000351270 A JP2000351270 A JP 2000351270A JP 2000351270 A JP2000351270 A JP 2000351270A JP 2001298348 A JP2001298348 A JP 2001298348A
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resonator
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    • H03H9/6433Coupled resonator filters
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    • HELECTRICITY
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    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梯子型回路構成を有する弾性表面波フィルタ
であって、通過帯域内における挿入損失の平坦性が高め
られた弾性表面波フィルタを得る。 【解決手段】 圧電基板上に複数の一端子対弾性表面波
共振子が形成されており、該複数の一端子対弾性表面波
共振子が直列腕共振子S1,S2及び並列腕共振子P1
〜P3を構成しており、それによって梯子型回路が構成
されている弾性表面波フィルタにおいて、少なくとも2
個の直列腕共振子S1,S2が交叉幅重み付けを施され
ており、複数の直列腕共振子S1,S2により生じるリ
ップルの周波数位置が分散するように、直列腕共振子S
1における交叉幅重み付けが、直列腕共振子S2におけ
る交叉幅重み付けと異ならされている、弾性表面波フィ
ルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動体通信
システムなどにおいて帯域フィルタとして用いられる弾
性表面波フィルタに関し、特に、複数の一端子対弾性表
面波共振子が梯子型回路を構成するように接続されたラ
ダー型の弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯域フィルタとして種々の弾性表
面波フィルタが提案されている。例えば、特公昭56−
19765号公報や特開平9−246911号公報に
は、梯子型回路構成を有する弾性表面波フィルタが開示
されている。
【0003】図16は、梯子型弾性表面波フィルタの基
本的な回路構成を示す図である。図16に示すように、
この弾性表面波フィルタでは、入力端子101と、出力
端子(図示せず)との間に延びる信号ラインが直列腕を
構成しており、該直列腕に少なくとも1個の直列腕共振
子102が接続されている。
【0004】また、上記直列腕とアース電位との間に並
列腕を構成する信号ラインが接続されており、該並列腕
に並列腕共振子103が接続されている。上記直列腕共
振子102及び並列腕共振子103は、それぞれ、一端
子対弾性表面波共振子により構成されている。
【0005】図16では、一段の回路構成が示されてい
るが、通常、複数段の梯子型回路が構成されている。上
記一端子対弾性表面波共振子は、通常、表面波伝搬方向
中央に配置されたインターデジタルトランスデューサ
(IDT)と、IDTの表面波伝搬方向両側に配置され
た反射器とを有する。
【0006】なお、図17は、従来の梯子型回路構成を
有する弾性表面波フィルタのフィルタ特性の一例を示す
図である。特公昭56−19765号公報には、上記の
ような梯子型回路構成を有する弾性表面波フィルタが開
示されている。この弾性表面波フィルタは、低損失であ
りかつ広帯域であるため、携帯電話などの帯域フィルタ
として好適に用いられている。
【0007】ところで、上記弾性表面波フィルタでは、
IDTは、互いの電極指が間挿し合うように配置された
一対のくし歯電極により構成されており、該IDTにお
ける電極指の交叉幅は一定とされていた。すなわち、一
端子対弾性表面波共振子のIDTは、通常、正規型ID
Tとされていた。
【0008】正規型IDTを有する弾性表面波共振子で
は、上記のように電極指交叉幅が一定であるため、利用
しようとする基本モードの弾性表面波だけでなく、高次
モードの弾性表面波もある程度の強さで励振される。一
般に、高次モードの弾性表面波の位相速度は、基本モー
ドの弾性表面波の位相速度よりも速く、従って、上記高
次モードの弾性表面波に基づく共振は、基本モードの弾
性表面波に基づく共振に対して、より高周波数側に副共
振として現れる。
【0009】従って、上記高次モードの共振が、上記梯
子型回路構成を有する共振子型弾性表面波フィルタのフ
ィルタ特性において、通過帯域の肩部に小さなリップル
として現れ、通過帯域における挿入損失が増加するとい
う問題があった。
【0010】なお、上記正規型IDTとは、IDTを構
成している電極指の交叉幅が全て等しいものをいう。他
方、従来、弾性表面波共振子を構成しているIDTの各
電極指の交叉幅を、一定の規則に基づいて変化させ、重
み付けを施した構成が知られている。このような重み付
け方法は、アポダイズ方法と称されている。また、この
ような重み付けが施されたIDTは、アポダイズ電極と
も言われている。アポダイズ法は、従来より、高次モー
ドの波動を抑制する方法として知られている。
【0011】他方、特開平9−246911号公報に
は、上記アポダイズ電極を利用した梯子型回路構成を有
する弾性表面波フィルタが開示されている。ここでは、
高次モードの抑制にアポダイズ電極が有効であることが
指摘されている。そして、この先行技術に記載の構成で
は、アポダイズ法に従って重み付けされたIDTを有す
る弾性表面波共振子が、並列腕共振子または直列腕共振
子として用いられている。また、並列腕共振子の電極指
の本数の50%以上に対してアポダイズ法により重み付
けを行い、直列腕共振子の電極指本数の30〜80%に
対してアポダイズ法による重み付けを施した構成が示さ
れている。
【0012】さらに、この先行技術には、並列腕共振子
及び直列腕共振子の一方をアポダイズ法により重み付け
し、他方については正規型IDTを有するSAW共振子
で構成した構造も提案されている。
【0013】この先行技術では、アポダイズ法により上
記特定の割合で重み付けを施すことにより、伝送特性の
通過帯域内リップルの原因となる高次モードの弾性表面
波の波動の発生を抑制することができ、良好な伝送特性
が得られると記載されている。
【0014】なお、特開平9−246911号公報に記
載の方法では、直列腕共振子のIDT電極の電極指の対
数の30〜80%に重み付けを施す旨が記載されてお
り、ここでは、30%以下では効果が小さく、80%以
上では通過帯域に新たなリップルが発生するため、損失
が悪化すると記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特公
昭56−19765号公報に記載の従来の梯子型回路構
成を有する弾性表面波フィルタでは、高次モードに起因
するリップルが通過帯域の両肩に発生し、帯域幅が減少
し、かつ挿入損失が悪化するという問題があった。
【0016】他方、特開平9−246911号公報に記
載の弾性表面波フィルタでは、上記重み付けにより、高
次モードのリップルは抑制される。しかしながら、高次
モードのリップルは抑制されるものの、通過帯域内にお
ける最小挿入損失は殆ど変化しないか、むしろ小さくな
る。
【0017】携帯電話などに用いられる帯域フィルタで
は、通過帯域内において損失が小さいだけでなく、帯域
内損失の最大偏差が小さいことが強く要求される。従っ
て、理想的な帯域フィルタは、通過帯域全体における損
失が均一であるフィルタである。
【0018】特開平9−246911号公報に記載の弾
性表面波フィルタでは、上記のように高次モードのリッ
プルが抑制され得るため、帯域幅が広がり、帯域内損失
は改善される。しかしながら、最小挿入損失が変わらな
いかむしろ小さくなるため、逆に、帯域内損失の偏差は
小さくならなかった。
【0019】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、高次モードに起因するリップルを抑制するこ
とができ、帯域幅が広げられているだけでなく、通過帯
域内損失の偏差が小さい、弾性表面波フィルタを提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記課題
を達成すべく検討した結果、アポダイズ法による重み付
けを工夫すれば、高次モードに起因するリップルを抑制
して帯域幅を広げ得るだけでなく、通過帯域内における
損失の偏差を低減し得ることを見い出し、本発明をなす
に至った。
【0021】すなわち、特開平9−246911号公報
に記載の構成では、通過帯域の高域側において現れる高
次モードに起因するリップルを抑制するために、アポダ
イズ法による重み付けが最適化されている。これに対し
て、本発明では、アポダイズ法によって通過帯域内にリ
ップルを意図的に発生させ、かつこのリップルの周波数
を最適化することにより、通過帯域内における損失の偏
差の低減が図られる。
【0022】すなわち、本願の第1の発明は、圧電基板
と、前記圧電基板上に形成された複数の一端子対弾性表
面波共振子とを備え、前記複数の一端子対弾性表面波共
振子が直列腕共振子及び並列腕共振子を構成しており、
それによって梯子型回路が構成されている弾性表面波フ
ィルタであって、前記直列腕共振子が複数配置されてお
り、少なくとも2個の直列腕共振子が、交叉幅重み付け
を施されたインターデジタルトランスデューサを有し、
複数の直列腕共振子により生じるリップルの周波数位置
が分散されるように、少なくとも1つの直列腕共振子に
おける交叉幅重み付けが、他の直列腕共振子の交叉幅重
み付けとは異なることを特徴とする。
【0023】本願の第1の発明の特定の局面では、上記
交叉幅重み付けがインターデジタルトランスデューサの
電極指の本数の80%以上に対して施されている。本願
の第2の発明は、圧電基板と、前記圧電基板上に形成さ
れた複数の一端子対弾性表面波共振子とを備え、前記複
数の一端子対弾性表面波共振子が直列腕共振子及び並列
腕共振子を構成しており、それによって梯子型回路が構
成されている弾性表面波フィルタであって、前記直列腕
共振子が複数配置されており、少なくとも2個の直列腕
共振子が、交叉幅重み付けが施されたインターデジタル
トランスデューサを有し、前記交叉幅重み付けがインタ
ーデジタルトランスデューサの電極指の本数の80%以
上に対して施されており、交叉幅の最大値と最小値との
比が、少なくとも1つの重み付けが施された直列腕共振
子において他の重み付けが施された直列腕共振子と異な
ることを特徴とする。
【0024】本願の第3の発明は、圧電基板と、前記圧
電基板上に形成された複数の一端子対弾性表面波共振子
とを備え、前記複数の一端子対弾性表面波共振子が直列
腕共振子及び並列腕共振子を構成しており、それによっ
て梯子型回路が構成されている弾性表面波フィルタであ
って、前記直列腕共振子が複数配置されており、前記少
なくとも2個の直列腕共振子が、交叉幅重み付けが施さ
れたインターデジタルトランスデューサを有し、前記交
叉幅重み付けが、インターデジタルトランスデューサの
電極指の本数の80%以上に対して施されており、前記
複数の直列腕共振子により生じるリップルの周波数位置
が互いに異なるように、重み付けが施された少なくとも
1つの直列腕共振子における交叉幅の最大と最小値との
比が、重み付けを施された他の直列腕共振子における交
叉幅の最大値と最小値との比と異なることを特徴とす
る。
【0025】第2,第3の発明の特定の局面では、複数
の直列腕共振子のうち任意の2個の直列腕共振子を直列
腕共振子Si ,Sj としたとき各直列腕共振子Si ,S
j における交叉幅の最大値と最小値との比をそれぞれx
i ,xj としたときに、交叉幅比xi と交叉幅比xj
の差の絶対値Δij=|xi −xj |が0以外の値となる
直列腕共振子Si ,Sj が存在するように構成されてい
る。
【0026】第2,第3の発明のより限定的な局面で
は、上記交叉幅比の差の絶対値Δ2 ijが0.1以上と
なる直列腕共振子Si ,Sj が存在し、さらに限定的な
局面では、Δijが0.2以上となる直列腕共振子Si
j が存在するように構成される。
【0027】本発明の別の局面によれば、上記本発明に
係る弾性表面波フィルタを用いた安定な共用器が提供さ
れる。本発明のさらに他の特定の局面では、本発明に係
るアンテナ共用器を備えた通信機が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明における
アポダイズ法による重み付けと通過帯域内に発生するリ
ップルとの関係を説明する。図1は、本発明の一実施形
態の弾性表面波フィルタで用いられる一端子対弾性表面
波共振子の電極構造を示す略図的平面図である。図1に
示す一端子対弾性表面波共振子1は、表面波伝搬方向中
央に配置されたIDT2と、IDT2の表面波伝搬方向
両側に配置されたグレーティング反射器3,4とを有す
る。IDT2では、図示のように交叉幅重み付けが施さ
れている。この場合、交叉幅の最小値aの交叉幅の最大
値bに対する比x=a/bを変化させることにより、リ
ップルの周波数を自由に変化させ得ることがわかった。
なお、このリップルとは、特開平9−246911号公
報における直列腕共振子のIDTの電極指の80%以上
に重み付けを施こした場合に、通過帯域中央付近に発生
する別の高次モードのリップルと記載されているものに
相当する。
【0029】上記比xが0、0.5及び1の場合の各一
端子対弾性表面波共振子の電極構造を図2〜図4に模式
的に示す。また、図5は、上記のようにして比xを種々
変化させた場合に、上記リップルが現れる周波数の変化
を示す。図5の縦軸の周波数Δf/f0 (但し、f0
中心周波数であり、ここでは942.5MHzとし、f
0 を固定してΔf/f0 を変化させた。)は、リップル
の入る周波数f2 が、弾性表面波共振子1の反共振周波
数f1 からどの程度離れているかを示す。すなわちΔf
=|f2 −f1 |である。なお、図5において、比xを
変化させた場合であっても、IDTの容量が一定となる
ように、図5の比xを変化させた場合、最大交叉幅bに
ついては図6に示す通りとした。
【0030】また、使用した圧電基板は42°Y−X
LiTaO3 基板であり、IDTの膜厚(表面波の波長
λで規格化した値)h/λ=9.6%とした。図5から
明らかなように、比xを変化させることにより、リップ
ルの周波数位置が移動することがわかる。すなわち、比
xが小さくなるにつれてΔfが大きくなり、リップルが
高域側に移動する。
【0031】他方、梯子型回路構成を有する弾性表面波
フィルタでは、複数の一端子対弾性表面波共振子を組み
合わせることにより、所望のフィルタ特性が得られてい
る。従って、上記比xを各一端子対弾性表面波共振子に
おいて異ならせることにより、上記リップルの位置を分
散させることができ、それによって通過帯域内における
挿入損失の最小値、いわゆるピークロスを大きくするこ
とができる。その結果、通過帯域内における挿入損失の
平坦度を改善することができ、言い換えれば、通過帯域
内における挿入損失のばらつきを低減することができ
る。
【0032】ところで、一般に高次モードは、基本モー
ドの共振周波数よりも高域側に発生することが多い。し
かしながら、回転Y板LiTaO3 基板を用い、SHタ
イプの表面波を利用した共振子では、高次モードは基本
モードの共振周波数よりも低域側に発生し、IDTにお
ける交叉幅を広げることにより、上記高次モードの周波
数が高くなることが知られている(日本音響学会講演論
文集、昭和54年6月、p.77、3−1−1)。
【0033】しかしながら、本願発明者の実験によれ
ば、IDTにおける電極指交叉幅が大きくなるにつれ
て、上記リップルの位置に相当する周波数間隔Δfが大
きくなり、すなわちスプリアスの周波数位置が低くなる
ことがわかった。従って、上記スプリアスは、高次モー
ドによるものではなく、SSBWによるものであると考
えられる。
【0034】問題となっているSSBWによるリップル
の周波数は、上述したように、交叉幅比xの値を変える
ことにより制御することができる。交叉幅比xを変える
ことにより、IDTの形状も変化するため、重み付けの
形状により、リップルの周波数位置の制御が可能とな
る。
【0035】本発明は、上記のように、アポダイズ法に
よる重み付けにより、弾性表面波共振子の通過帯域内に
現れるリップルの周波数位置が変動することを利用した
ものである。すなわち、梯子型回路構成を有する弾性表
面波フィルタにおいて、少なくとも2個の直列腕共振子
に、交叉幅重み付けを施し、少なくとも1つの直列腕共
振子における交叉幅重み付けが、他の直列腕共振子の交
叉幅重み付けとは異なるように構成し、それによってリ
ップルの発生位置を分散させて、通過帯域内における損
失のばらつきを低減したことに特徴を有する。
【0036】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を説明するこ
とにより、本発明を明らかにする。
【0037】図7(a)及び(b)は、本発明の一実施
例に係る弾性表面波フィルタの回路構成を示す図及び略
図的平面図である。本実施例の弾性表面波フィルタ11
では、矩形板状の圧電基板12が用いられている。この
圧電基板12は、42°YカットX伝搬LiTaO3
板からなる。なお、圧電基板12としては、42°Yカ
ットX伝搬LiTaO3 基板以外の圧電基板を用いても
よい。
【0038】本実施例では、圧電基板12上に、2個の
直列腕共振子S1,S2及び3個の並列腕共振子P1〜
P3が形成されている。各共振子S1,S2,P1〜P
3は、いずれも、図1に示したような一端子対弾性表面
波共振子により構成されている。
【0039】また、図7(b)において、電極パッド1
3aが、配線電極により、直列腕共振子S1及び並列腕
共振子P1に接続されている。直列腕共振子S1の電極
パッド13aと接続されている側とは反対側の端部が、
配線電極により、直列腕共振子S2及び並列腕共振子P
2に接続されている。さらに、直列腕共振子S2の直列
腕共振子S1と接続されている側とは反対側の端部が電
極パッド13b及び並列腕共振子P3に接続されてい
る。電極パッド13a,13b間には上記直列腕共振子
S1,S2が直列に接続されている。なお、並列腕共振
子P1〜P3の上記直列腕に接続されている側とは反対
側の端部がアース電位に接続される。
【0040】なお、上記圧電基板12上に形成されてい
る各共振子S1,S2,P1〜P3、電極パッド13
a,13b及び配線電極は、Alにより形成されてい
る。もっとも、Al以外の金属、例えばAl含有合金あ
るいは銅、Ti及びそれらの多層構造などの他の金属に
よりこれらの電極が形成されていてもよい。
【0041】本実施例の特徴は、2個の直列腕共振子S
1,S2のIDTが、図1〜図4に示したようなアポダ
イズ法により重み付けされており、かつ直列腕共振子S
1における前述した交叉幅比xが、直列腕共振子S2の
交叉幅比xと異なることにある。
【0042】本実施例では、直列腕共振子S1の交叉幅
比xが0.1であり、直列腕共振子S2の交叉幅比xが
0.6とされている。なお、各共振子の他の仕様は以下
の通りである。
【0043】すなわち、直列腕共振子S1の電極指最大
交叉幅は58μm、電極指の対数は113対、反射器の
電極指の本数は30本である。直列腕共振子S2におけ
るIDTの電極指最大交叉幅は40μm、電極指の対数
は113対、反射器の電極指の本数は20本である。
【0044】なお、直列腕共振子S1,S2で交叉幅が
上記のように異ならされているのは、IDTの容量を調
整するためである。並列腕共振子P1,P3の電極指交
叉幅は78μm、電極指の対数は50対、反射器の電極
指の本数は20本であり、並列腕共振子P2におけるI
DTの電極指交叉幅は113μm、電極指の対数は12
0対、反射器の電極指の本数は20本である。
【0045】図8は、直列腕共振子S1の伝送特性を、
図9は、直列腕共振子S2の伝送特性を示す。なお、図
8及び図9における下方の破線で示されている特性は、
挿入損失を縦軸の右側に示したスケールで拡大して示し
た特性である。
【0046】図8に示すように、直列腕共振子S1の伝
送特性では、矢印Pで示す位置にリップルが発生してお
り、図9から明らかなように直列腕共振子S2の伝送特
性では、矢印Qで示す位置にリップルが発生している。
矢印Pで示す位置が約900MHzであるのに対し、矢
印Qで示す周波数位置が約910MHzであり、直列腕
共振子S1,S2でリップルの周波数位置が異なってい
る。
【0047】図10に、実線で本実施例の弾性表面波フ
ィルタのフィルタ特性を示す。なお、破線は、比較のた
めに用意した弾性表面波フィルタのフィルタ特性を示
す。この比較のために用意されたフィルタは、直列腕共
振子S1,S2の交叉幅比xを同一の値、すなわちx=
0.6とすることを除いては、実施例と同様にして構成
された弾性表面波フィルタである。
【0048】図10から明らかなように、直列腕共振子
における重み付けを異ならせた実施例の弾性表面波フィ
ルタでは、上記リップルの周波数位置が分散されている
ため、通過帯域内における挿入損失の平坦度が高められ
ている。また、帯域内高周波側における損失が改善さ
れ、さらに、3dB帯域幅も10%程度広くされている
ことがわかる。加えて、通過帯域の高域側におけるフィ
ルタ特性の急峻性も高められていることがわかる。
【0049】上記実施例では、2個の直列腕共振子と3
個の並列腕共振子とを有する弾性表面波フィルタにつき
説明したが、本発明に係る弾性表面波フィルタにおい
て、直列腕共振子の数については2以上の任意の数とす
ることができ、並列腕共振子の数についても特に限定さ
れるものではない。
【0050】また、本発明においては、複数の直列腕共
振子の少なくとも1つの直列腕共振子における交叉幅重
み付けが、他の直列腕共振子の交叉幅重み付けと異なる
限り、上記のように通過帯域内に発生するリップルの周
波数位置が分散されるので、交叉幅重み付けの異ならせ
方についても、特に限定されるものではない。すなわ
ち、複数の直列腕共振子により生じる通過帯域内のリッ
プルの周波数位置が分散される限り、交叉幅重み付けの
異ならせ方については特に限定されるものではない。
【0051】また、上記実施例からも明らかなように、
複数の直列腕共振子により生じるリップルの周波数位置
が互いに異なるように、交叉幅の最大値と最小値との比
が、少なくとも1つの重み付けが施された直列腕共振子
において、他の重み付けが施された直列腕共振子と異な
る限り、上記交叉幅比の異ならせ方についても特に限定
されるものではない。
【0052】次に、本発明に係る弾性表面波フィルタを
用いて構成されたアンテナ共用器の実施例を、図11を
参照して説明する。図11は、本実施例のアンテナ共用
器を説明するための回路図である。本実施例のアンテナ
共用器70は、図7に示したラダー型弾性表面波フィル
タと段数は異なるが同様のラダー型フィルタ61を一対
用いている。すなわち、各ラダー型フィルタ61の入力
端子62,62が共通接続されて、第1のポート71が
構成されている。他方、各ラダー型フィルタ61,61
の出力端子63,63はそのまま用いられ、それぞれ、
本実施例のアンテナ共用器の第2,第3のポートを構成
している。また、各ラダー型フィルタ61と入力端子6
2との間に、コイル、コンデンサ及びマイクロストリッ
プライン等のインピーダンスマッチング素子が挿入され
てもよい。
【0053】このように、一対のラダー型フィルタ6
1,61を用いることにより、アンテナ共用器を構成す
ることができる。また、上記アンテナ共用器を用いて、
通信機を構成することができ、このような通信機の一例
を図12に示す。
【0054】本実施例の通信機81では、アンテナ共用
器70と、送信もしくは受信回路82,83とが備えら
れている。アンテナ共用器70の第1のポート71がア
ンテナ84に接続されており、第2,第3のポートを構
成している出力端子63,63が、それぞれ、送信もし
くは受信回路82,83に接続されている。
【0055】このアンテナ共用器70においては、一対
のラダー型フィルタ61,61は、通過帯域が異なるよ
うに構成されており、それによってアンテナ84は、送
信アンテナ及び受信アンテナとして用いられ得る。
【0056】図13および図14は、本発明の他の実施
例に係る弾性表面波フィルタの回路構成を示す回路図お
よび略図的平面図である。本実施例の弾性表面波フィル
タ101は、2GHz帯のラダー型フィルタである。
【0057】弾性表面波フィルタ101では、矩形板状
の圧電基板102が用いられている。圧電基板102
は、第1の実施例の圧電基板12と同様の材料で構成さ
れている。
【0058】本実施例では、圧電基板102上に、4個
の直列腕共振子S1〜S4および3個の並列腕共振子P
1〜P3が形成されている。各共振子S1〜S4,P1
〜P3は、いずれも、図1に示したような一端子対弾性
表面波共振子により構成されている。 また、図14に
おいて、電極パッド103aが、配線電極により直列腕
共振子S1および並列腕共振子P1に接続されている。
直列腕共振子S1の電極パッド103aと接続されてい
る側と反対側の端部が、配線電極により直列腕共振子S
2に接続されている。直列腕共振子S2の直列腕共振子
S1と接続されている側と反対側の端部が、配線電極を
介して、直列腕共振子S3および並列腕共振子P2に接
続されている。さらに、直列腕共振子S3の直列腕共振
子S2と接続されている側と反対側の端部が、配線電極
により、直列腕共振子S4に接続されている。直列腕共
振子S4の直列腕共振子S3と接続されている側と反対
側の端部が、配線電極により、電極パッド103bおよ
び並列腕共振子P3に接続されている。
【0059】電極パッド103a,103b間が直列腕
を構成しており、該直列腕において、上記直列腕共振子
S1〜S4が互いに直列に接続されている。なお、並列
腕共振子P1〜P3の上記直列腕に接続されている側と
反対側の各端部は、アース電位に接続されている。
【0060】圧電基板102上に形成されている各共振
子S1〜S4,P1〜P3および電極パッド103a,
103bおよび配線電極は、Alにより構成されてい
る。もっとも、Al含有合金や、銅、Tiなどの他の金
属や合金によりこれらの電極が形成されていてもよく、
複数の金属片を積層したものであってもよい。
【0061】本実施例の特徴は、4個の直列腕共振子S
1〜S4のIDTが、図1〜図4に示したようなアポダ
イズ法により重みづけされており、かつ交叉幅比xs1
xs2、xs3、xs4が、それぞれ、0.3、0.4、0.
6および0.7とされていることにある。
【0062】すなわち、例えば直列腕共振子S1を例に
とると、直列腕共振子S1はアポダイズ法により重みづ
けされており、直列腕共振子S1のIDTにおける交叉
幅の最大値をa、最小値をbとしたとき、交叉幅比xs1
は、a/bとなり、この交叉幅比xs1=0.3とされて
いる。
【0063】なお、各共振子S1〜S4,P1〜P3の
仕様は、以下の通りである。すなわち、直列腕共振子S
1におけるIDTの電極指交叉幅は61.5μm、電極
指の対数は106対、反射器の電極指の本数は28本で
ある。直列腕共振子S2におけるIDTの電極指最大交
叉幅は57.1μm、電極指の対数は106対、反射器
の電極指の本数は28本である。直列腕共振子S3にお
けるIDTの電極指最大交叉幅は51.2μm、電極指
の対数は103対、反射器の電極指の本数は28本であ
る。直列腕共振子S4におけるIDTの電極指最大交叉
幅は48.2μm、電極指の対数は103対、反射器の
電極指の本数は28本である。
【0064】なお、直列腕共振子S1,S2,S3,S
4で交叉幅が上記のように異ならされているのは、ID
Tの容量を調整するためである。並列腕共振子P1,P
3の電極指交叉幅は39μm、電極指の対数は42対、
反射器の電極指の本数は40本であり、並列腕共振子P
2におけるIDTの電極指交叉幅は59μm、電極指の
対数は109対、反射器の電極指の本数は50本であ
る。
【0065】図15に、実線で本実施例の弾性表面波フ
ィルタのフィルタ特性を示す。なお、破線は、比較のた
めに用意した従来の弾性表面波フィルタのフィルタ特性
を示す。この比較のために用意されたフィルタは、直列
腕共振子S1,S2,S3,S4の交叉幅比xを同一の
値、すなわちx=0.7とすることを除いては、実施例
と同様にして構成された弾性表面波フィルタである。
【0066】図14に示されているように、直列腕共振
子における重み付けを異ならせた実施例の弾性表面波フ
ィルタでは、上記リップルの周波数位置が分散されてい
るため、通過帯域内における挿入損失の平坦度が高めら
れている。また、帯域内高周波側における損失が改善さ
れ、通過帯域の高域側におけるフィルタ特性の急峻性も
高められていることがわかる。
【0067】図13および図14を参照して説明した実
施例から明らかなように、本発明に係る弾性表面波フィ
ルタにおいては、複数の直列腕共振子S1〜S4のう
ち、任意の2個の直列腕共振子をSi ,Sj とし、それ
ぞれの交叉幅比をxi ,xj としたときに、交叉幅比x
i と交叉幅比xj との差の絶対値Δijが0以外の値とな
る直列腕共振子Si ,Sj が存在するように構成するこ
とにより、通過帯域内の偏差をより一層低減することが
できる。すなわち、図15に破線で示されている特性で
は、上記交叉幅比の差の絶対値Δijが0であり、通過帯
域内における損失のばらつきを低減することができな
い。これに対して、図13および図14に示した実施例
では、Δijが0以外の値となっている直列腕共振子
i ,Sj が存在するため、通過帯域内における周波数
特性の平坦化を図ることができる。
【0068】特に、図15に実線で示したように、本実
施例では、Δijが0.1以上となる直列腕共振子組、例
えば、直列腕共振子S1と直列腕共振子S2、直列腕共
振子S2と直列腕共振子S3、直列腕共振子S3と直列
腕共振子S4などが存在するため、通過帯域内の平坦化
を図ることができる。
【0069】なお、図8から明かなように、矢印Pで示
されているリップルの極小点の周波数と極大点の周波数
との周波数差は、極小点の左側では2.47MHzであ
り、右側では約3.3MHzである。従って、リップル
Pの周波数を約2.47MHzずらすことにより、極小
点と極大点とが重なり、2つのリップルが相殺されるこ
とがわかる。
【0070】他方、図5から明らかなように、図5の横
軸の交叉幅比xを0.1変化させた場合、縦軸のΔf/
0 の変化は約0.00125である。従って、周波数
に換算すると、リップルの周波数変化分は、0.001
25×f0 =0.00125×942.5=1.18
(MHz)となる。すなわち、リップルの周波数を約
2.47MHzずらすには、交叉幅を2.47/1.1
8=2.09変化させればよいことがわかる。言い換え
れば、交叉幅比の差の絶対値Δijを0.2とすることに
より、リップルの極小点と極大点とを重ねることができ
る。従って、交叉幅比の絶対値Δijが0.2以上となる
2個の直列腕共振子Si ,Sj が存在するように構成す
れば、通過帯域内の周波数特性のより一層の平坦化を図
ることができる。
【0071】もっとも、通過帯域内の周波数特性の平坦
化に際し、必ずしもリップルの極小点と極大点とを重ね
ることが効果的でない場合も存在する。従って、これを
考慮すると、上記交叉幅比の差の絶対値Δijが0.1以
上である任意の2個の直列腕共振子Si ,Sj が存在す
るように構成されれば、本発明に従って通過帯域内の周
波数特性の平坦化を図ることができる。
【0072】
【発明の効果】第1の発明に係る弾性表面波フィルタで
は、少なくとも2個の直列腕共振子が交叉幅重み付けを
施されたIDTを有し、少なくとも1つの直列腕共振子
における交叉幅重み付けが、他の直列腕共振子の交叉幅
重み付けと異なるので、交叉幅重み付けが施された少な
くとも1つの直列腕共振子の伝送特性上に現れるリップ
ルの周波数位置が、他の交叉幅重み付けが施された直列
腕共振子の伝送特性上に現れるリップルの周波数位置と
異なっている。すなわち、複数の直列腕共振子により生
じるリップルの周波数位置が分散されるので、梯子型弾
性表面波フィルタのフィルタ特性において、通過帯域内
の挿入損失のばらつきが低減され、通過帯域内における
平坦性が高められる。
【0073】第1の発明では、上記のような複数の直列
腕共振子により生じるリップルの周波数位置を分散させ
たことに特徴を有するものであり、すなわち直列腕共振
子の伝送特性に現れるリップルを積極的に利用したもの
であるため、第1,第2の発明に係る弾性表面波フィル
タでは、交叉幅重み付けが施された直列腕共振子におい
て、該交叉幅重み付けはIDTの電極指の本数の80%
以上に対して施されていてもよい。
【0074】第2の発明に係る弾性表面波フィルタで
は、少なくとも2個の直列腕共振子が、交叉幅重み付け
が施されたIDTを有し、該重み付けが、IDTの電極
指の本数の80%以上に対して施されており、交叉幅の
最大値と最小値との比が少なくとも1つの重み付けが施
された直列腕共振子において、他の重み付けが施された
直列腕共振子と異なるので、該少なくとも1つの直列腕
共振子と他の直列腕共振子の伝送特性上に現れるリップ
ルの周波数位置が分散される。従って、第1,第2の発
明に係る弾性表面波フィルタと同様に、通過帯域内にお
ける挿入損失の平坦性を高め得る。
【0075】第3の発明に係る弾性表面波フィルタで
は、少なくとも2個の直列腕共振子が、交叉幅重み付け
が施されたIDTを有し、交叉幅重み付けがIDTの電
極指の本数の80%以上に対して施されており、複数の
直列腕共振子により生じるリップルの周波数位置が互い
に異なるように構成されているので、第2の発明の弾性
表面波フィルタと同様に、通過帯域内における平坦性を
高めることができる。
【0076】第2,第3の発明において、任意の2個の
直列腕共振子をSi ,Sj 、直列腕共振子の上記交叉幅
比をxi ,xj としたときに、交叉幅比xi と交叉幅比
jとの差の絶対値を0以外の値とすることにより、好
ましくは、0.1以上とすることにより、もしくは0.
2以上にすることにより、通過帯域の損失の偏差を小さ
くすることができ、通過帯域内特性の平坦性をはかるこ
とができる。
【0077】本発明に係るアンテナ共用器は、本発明に
係る弾性表面波フィルタを用いて構成されているので、
本発明に従って通過帯域内における挿入損失の平坦性が
高められたアンテナ共用器を構成することができる。
【0078】同様に、本発明に係る通信機では、本発明
に係るアンテナ共用器を用いて構成されているので、通
過帯域内における挿入損失の平坦性が高められた通信機
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波フィルタで用いられる交叉
幅重み付けが施された一端子対弾性表面波共振子の一例
の電極構造を示す平面図。
【図2】本発明の弾性表面波フィルタで用いられる交叉
幅重み付けが施された一端子対弾性表面波共振子の他の
例の電極構造を示す平面図。
【図3】本発明の弾性表面波フィルタで用いられる交叉
幅重み付けが施された一端子対弾性表面波共振子のさら
に他の例の電極構造を示す平面図。
【図4】本発明の弾性表面波フィルタで用いられる交叉
幅重み付けが施された一端子対弾性表面波共振子の他の
例の電極構造を示す平面図。
【図5】本発明に従って構成される弾性表面波共振子に
おける交叉幅比xと、リップルが現れる周波数との関係
を示す図。
【図6】本発明に従って構成される弾性表面波共振子に
おける交叉幅比xと、交叉幅との関係を示す図。
【図7】(a)及び(b)は、本発明の一実施例に係る
弾性表面波フィルタの回路構成を示す図及び該弾性表面
波フィルタの略図的平面図。
【図8】図7に示した実施例の弾性表面波フィルタの直
列腕共振子S1の伝送特性を示す図。
【図9】図7に示した実施例で用いられている直列腕共
振子S2の伝送特性を示す図。
【図10】図7に示した実施例及び比較のために用意し
た弾性表面波フィルタのフィルタ特性を示す図。
【図11】本発明のアンテナ共用器の一例を示す回路
図。
【図12】本発明に係る通信機の一例を説明するための
概略ブロック図。
【図13】本発明の他の実施例に係る弾性表面波フィル
タの回路構成を示す図。
【図14】図13に示した実施例の弾性表面波フィルタ
の略図的平面図。
【図15】図13及び図14に示した実施例の弾性表面
波フィルタのフィルタ特性、比較のために用意した弾性
表面波フィルタのフィルタ特性を示す図。
【図16】従来の梯子型回路構成を有する弾性表面波フ
ィルタの基本的な回路構成を示す図。
【図17】従来の弾性表面波フィルタのフィルタ特性の
一例を示す図。
【符号の説明】
1…一端子対弾性表面波共振子 2…IDT 3,4…反射器 11…弾性表面波フィルタ 12…圧電基板 13a,13b…電極パッド 101…弾性表面波フィルタ 102…圧電基板 103a,103b…電極パッド S1〜S4…直列腕共振子 P1〜P3…並列腕共振子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成された複数の一端子対弾性表面波
    共振子とを備え、 前記複数の一端子対弾性表面波共振子が直列腕共振子及
    び並列腕共振子を構成しており、それによって梯子型回
    路が構成されている弾性表面波フィルタであって、 前記直列腕共振子が複数配置されており、 少なくとも2個の直列腕共振子が、交叉幅重み付けを施
    されたインターデジタルトランスデューサを有し、少な
    くとも1つの直列腕共振子における交叉幅重み付けが、
    他の直列腕共振子の交叉幅重み付けとは異なることを特
    徴とする、弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記交叉幅重み付けがインターデジタル
    トランスデューサの電極指の本数の80%以上に対して
    施されていることを特徴とする、請求項1に記載の弾性
    表面波フィルタ。
  3. 【請求項3】 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成された複数の一端子対弾性表面波
    共振子とを備え、 前記複数の一端子対弾性表面波共振子が直列腕共振子及
    び並列腕共振子を構成しており、それによって梯子型回
    路が構成されている弾性表面波フィルタであって、 前記直列腕共振子が複数配置されており、 少なくとも2個の直列腕共振子が、交叉幅重み付けが施
    されたインターデジタルトランスデューサを有し、 前記交叉幅重み付けがインターデジタルトランスデュー
    サの電極指の本数の80%以上に対して施されており、 交叉幅の最大値と最小値との比が、少なくとも1つの重
    み付けが施された直列腕共振子において他の重み付けが
    施された直列腕共振子と異なることを特徴とする、弾性
    表面波フィルタ。
  4. 【請求項4】 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成された複数の一端子対弾性表面波
    共振子とを備え、 前記複数の一端子対弾性表面波共振子が、直列腕共振子
    及び並列腕共振子を構成しており、それによって梯子型
    回路が構成されている弾性表面波フィルタであって、 前記直列腕共振子が複数配置されており、 前記少なくとも2個の直列腕共振子が、交叉幅重み付け
    が施されたインターデジタルトランスデューサを有し、 前記交叉幅重み付けが、インターデジタルトランスデュ
    ーサの電極指の本数の80%以上に対して施されてお
    り、 前記複数の直列腕共振子により生じるリップルの周波数
    位置が互いに異なるように、重み付けが施された少なく
    とも1つの直列腕共振子における交叉幅の最大値と最小
    値との比が、重み付けを施された他の直列腕共振子にお
    ける交叉幅の最大値と最小値との比と異なることを特徴
    とする、弾性表面波フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の直列腕共振子のうち任意の2
    個の直列腕共振子をSi ,Sj としたとき並びに各直列
    腕共振子Si ,Sj における交叉幅の最大値と最小値と
    の比をxi ,xj とした場合、交叉幅比xi と交叉幅比
    j との差の絶対値が0以外の値となる直列腕共振子S
    i およびSj が存在する、請求項3または4に記載の弾
    性表面波フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記複数の直列腕共振子のうち任意の2
    個の直列腕共振子をSi ,Sj としたとき並びに各直列
    腕共振子Si ,Sj における交叉幅の最大値と最小値と
    の比をxi ,xj とした場合、交叉幅比xi と交叉幅比
    j との差の絶対値が0.1以上の値となる直列腕共振
    子Si およびSj が存在する、請求項5に記載の弾性表
    面波フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記複数の直列腕共振子のうち任意の2
    個の直列腕共振子をSi ,Sj としたとき並びに各直列
    腕共振子Si ,Sj における交叉幅の最大値と最小値と
    の比をxi ,xj とした場合、交叉幅比xi と交叉幅比
    j との差の絶対値が0.2以上の値となる直列腕共振
    子Si およびSj が存在す る、請求項6に記載の弾性
    表面波フィルタ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の弾性表
    面波フィルタを用いたことを特徴とする、アンテナ共用
    器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のアンテナ共用器を備え
    ることを特徴とする、通信機。
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