JP3389911B2 - 弾性表面波フィルタ、共用器及び通信機 - Google Patents

弾性表面波フィルタ、共用器及び通信機

Info

Publication number
JP3389911B2
JP3389911B2 JP2000029244A JP2000029244A JP3389911B2 JP 3389911 B2 JP3389911 B2 JP 3389911B2 JP 2000029244 A JP2000029244 A JP 2000029244A JP 2000029244 A JP2000029244 A JP 2000029244A JP 3389911 B2 JP3389911 B2 JP 3389911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic wave
surface acoustic
lattice
arm resonator
resonator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000029244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001223559A (ja
Inventor
典生 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000029244A priority Critical patent/JP3389911B2/ja
Priority to GB0102684A priority patent/GB2365639B/en
Priority to US09/778,180 priority patent/US6549100B2/en
Publication of JP2001223559A publication Critical patent/JP2001223559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389911B2 publication Critical patent/JP3389911B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/125Driving means, e.g. electrodes, coils
    • H03H9/145Driving means, e.g. electrodes, coils for networks using surface acoustic waves
    • H03H9/14517Means for weighting
    • H03H9/14526Finger withdrawal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/0023Balance-unbalance or balance-balance networks
    • H03H9/0028Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の弾性表面波
共振子が単一の圧電基板上に構成されている構造を有す
る弾性表面波フィルタに関し、特に、ラチス型回路構成
を有する弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯域フィルタとして様々な弾性表
面波フィルタが提案されている。これらの弾性表面波フ
ィルタのうち、平衡入出力対応可能な弾性表面波フィル
タとして、ラチス型回路構成を有する弾性表面波フィル
タが知られている。
【0003】図16は、ラチス型回路構成を有する弾性
表面波フィルタの回路図を示す。図16に示す弾性表面
波フィルタでは、信号端子101と、信号端子102と
の間に1つの直列腕が構成されており、該直列腕に直列
腕共振子103が接続されている。また、信号端子10
4と、信号端子105との間にも直列腕が構成されてお
り、該直列腕に直列腕共振子106が接続されている。
【0004】さらに、信号端子101と信号端子105
との間に格子腕が構成されており、該格子腕に格子腕共
振子107が接続されている。さらに、信号端子104
と信号端子102との間にも格子腕が構成されており、
該格子腕に格子腕共振子108が接続されている。
【0005】上記弾性表面波フィルタでは、直列腕共振
子103,106及び格子腕共振子107,108は、
いずれも、一端子対弾性表面波共振子により構成されて
いる。すなわち、図17に示すように、一端子対弾性表
面波共振子は、表面波伝搬方向に中央に配置されたID
T電極109と、IDT電極109の表面伝搬方向両側
に配置された反射器110a,110bとを有する。
【0006】上記弾性表面波フィルタのフィルタ特性の
一例を図18に示す。特開平7−288442号公報に
は、上記のようなラチス型回路を有する弾性表面波フィ
ルタにおいて、直列腕共振子の共振周波数と格子腕共振
子の反共振周波数とを実質的に一致させることにより、
図19に示すようなフィルタ特性が得られるとされてい
る。すなわち、帯域幅を拡大することができ、かつ通過
帯域近傍の減衰特性の急峻性を高め得るとされている。
【0007】他方、特開平9−289434号公報に
は、ラチス型回路構成を有する弾性表面波フィルタが複
数段縦続接続されており、各段の直列腕と並列腕との容
量比が異ならされた弾性表面波フィルタが開示されてい
る。ここでは、上記構成により、通過帯域近傍のフィル
タ特性の急峻性が高められ、通過帯域から離れた周波数
域において、大きな減衰量を確保し得るとされている。
例えば、2段構成の弾性表面波フィルタを考えた場合、
1段目において直列腕共振子と格子腕共振子の容量比を
1:1とすることにより、図18に示すようなフィルタ
特性が得られる。また、2段目のフィルタでは、直列腕
共振子と格子腕共振子との容量比を1:2とすることに
より、図19に示すようなフィルタ特性が得られる。従
って、これらのフィルタ特性を組み合わせることによ
り、全体としての減衰量が大きく、通過帯域近傍の急峻
性が高められるとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平7−2
88442号公報に記載の弾性表面波フィルタでは、通
過帯域から離れた周波数で大きな減衰量を得ようとした
場合には、通過帯域近傍におけるフィルタ特性の急峻性
が悪くなるという問題があった。ラチス型回路はブリッ
ジ回路であり、直列腕共振子の容量をZ1、格子腕共振
子の容量をZ2としたとき、Z1=Z2となる平衡条件
を満たす場合にのみ、出力信号が0となり、減衰極が現
れる。従って、通過帯域から離れた周波数における減衰
量を大きくしようとした場合には、格子腕共振子の電極
容量Z1と、直列腕共振子の電極容量Z2の比が1:1
に近い程好ましい。
【0009】しかしながら、格子腕共振子と直列腕共振
子との電極容量の比を1:1とした場合には、図18に
示されているフィルタ特性のように、通過帯域近傍にお
いては減衰極が生じず、通過帯域近傍における急峻性が
悪くなるという問題があった。
【0010】他方、特開平7−288442号公報に記
載のように、格子腕共振子と直列腕共振子との電極容量
の比を1:1から変えていくと、図19に示すフィルタ
特性のように、通過帯域近傍に減衰極が現れ、フィルタ
特性の急峻性が改善される。ところが、この場合には、
通過帯域から離れた周波数における減衰量が小さくなる
という問題があった。
【0011】特開平9−289434号公報に記載の先
行技術では、上記のような問題が解決されるものの、複
数段のラチス型回路構成を有する弾性表面波フィルタを
縦続接続しているため、弾性表面波フィルタ装置全体の
大きさが大きくならざるを得なかった。また、複数段接
続構造を有するため、通過帯域では損失が増加するとい
う問題もあった。
【0012】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、チップサイズの大型化を招くことなく、かつ
通過帯域における損失の増大を招くことなく、フィルタ
特性の急峻性に優れたラチス型回路構成を有する弾性表
面波フィルタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、圧電基板
と、前記圧電基板上に形成された複数の弾性表面波共振
子とを備え、前記複数の弾性表面波共振子が直列腕共振
子及び格子腕共振子を構成するように接続されてラチス
型回路が構成されている弾性表面波フィルタにおいて、
前記格子腕共振子及び直列腕共振子のγ値が異なるよう
に、前記格子腕共振子と直列腕共振子の少なくとも一方
に並列容量が付加されていることを特徴とする。
【0014】
【0015】第2の発明は、圧電基板と、前記圧電基板
上に形成された複数の弾性表面波共振子とを備え、前記
複数の弾性表面波共振子が直列腕共振子及び格子腕共振
子を構成するように接続されてラチス型回路が構成され
ている弾性表面波フィルタにおいて、前記格子腕共振子
及び直列腕共振子のγ値が異なるように、格子腕共振子
及び直列腕共振子の少なくとも一方が間引き重み付けさ
れたIDT電極を有するように構成されている。
【0016】本発明のさらに別の特定の局面では、前記
直列腕共振子と格子腕共振子の各共振子に接続されてい
る外部素子をも含む電極容量の差が格子腕共振子の該電
極容量の±10%以内、より好ましくは±5%以内とさ
れている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る弾性表面波フィルタの具体的な実施例を説明する
ことにより、本発明を明らかにする。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例に係る弾性
表面波フィルタの回路構成を示す図である。本発明の弾
性表面波フィルタ1では、信号端子2と信号端子3との
間に直列腕共振子4が接続されている。また、信号端子
5と信号端子6との間に直列腕共振子6が接続されてい
る。
【0019】すなわち、信号端子2と信号端子3との間
に直列腕が構成されており、信号端子5と信号端子6と
の間に上記のようにもう1つの直列腕が構成されてい
る。また、信号端子2と信号端子6との間に格子腕共振
子8が接続されており、信号端子5と信号端子3との間
に格子腕共振子9が接続されている。上記のように、信
号端子2と信号端子6との間で第1の格子腕が、信号端
子5と信号端子3との間で第2の格子腕が構成されてい
る。
【0020】また、本発明では、必ずしも必須ではない
が、本実施例では、第1,第2の格子腕共振子8,9に
並列に容量10,11が接続されている。次に、本実施
例のラチス型回路構成を有する弾性表面波フィルタ1に
おいて、通過帯域近傍におけるフィルタ特性の急峻性が
高められることを、図2〜図9を参照して説明する。
【0021】共振子の等価回路は、一般的に図2に示す
ように表される。すなわち、入力端子12と出力端子1
3との間にインダクタンスL、容量C1及び抵抗Rが直
列に接続されており、該インダクタンスL、容量C1及
び抵抗Rに並列に容量C0が接続されている。
【0022】この等価回路における容量C0の容量C1
に対する比率が、γ値すなわち容量比である。 γ=C0/C1 上記γ値は、共振特性を表すパラメータのうちの1つで
ある。上記γ値は、共振周波数frと、反共振周波数f
aとの間の周波数間隔Δf=fa−frと逆相関の関係
を有する。すなわち、γ値が大きい程、Δfは小さくな
り、γ値が小さい程、Δfは大きくなる。
【0023】図3は、γ値が異なる2つの共振子のイン
ピーダンス特性を示す。図3の破線で示すインピーダン
ス特性が、γ値が大きい場合を示し、実線が、γ値が小
さい場合のインピーダンス特性を示す。
【0024】図3の実線及び破線で示すインダクタ特性
を比較すれば明らかなように、他の条件が同一であれ
ば、γ値を異ならせることにより、Δfなどが変わるこ
とがわかる。
【0025】ところで、ラチス型回路構成を有する弾性
表面波フィルタの減衰極は、特開平9−289434号
公報に記載のように、格子腕共振子と直列腕共振子とが
同じインピーダンスとなる周波数において生じる。すな
わち、ラチス型回路の平衡条件を満たす周波数において
減衰極が生じる。
【0026】従って、ラチス型回路構成を有する弾性表
面波フィルタにおいて、格子腕共振子及び直列腕共振子
のγ値が同じであり、共振周波数のみが異なっている場
合には、各共振子のインピーダンス特性は図4に示すと
おりとなる。すなわち、通過帯域近傍において減衰極が
できず、通過帯域近傍のフィルタ特性の急峻性が悪化す
ることになる。
【0027】なお、図4において、2つの共振子のイン
ピーダンスが一致する周波数f71,f72では、イン
ピーダンスの絶対値は同じであるものの、図5に示すよ
うに、位相は異なっており、ラチス型回路は回路の平衡
条件を満たさない。
【0028】他方、図6に示すように、格子腕共振子及
び直列腕共振子の電極容量を異ならせると、両者のイン
ピーダンスが等しくなる周波数f92,f93が生じ、
減衰極が現れる。但し、この場合には、周波数f91,
f92のように、通過帯域から離れた周波数において
は、インピーダンスが異なり、減衰量が悪化する。
【0029】そこで、本実施例では、電極容量を変える
ことなく、γ値のみが異ならされている2種類の共振子
が用いられる。本実施例で用いられている格子腕共振子
8,9に並列に容量10,11が接続された構造を、以
下、格子腕共振子Z1、直列腕共振子4,7を、以下、
直列腕共振子Z2として説明する。
【0030】図7は、上記格子腕共振子Z1及び直列腕
共振子Z2のインピーダンス特性を示す。ここでは、格
子腕共振子Z1と、直列腕共振子Z2とは、γ値のみが
異なっており、より具体的には、並列容量10,11の
付加により格子腕共振子Z1のγ値が、直列腕共振子Z
2のγ値よりも大きくされている。図7から明らかなよ
うに、格子腕共振子Z1と直列腕共振子Z2のインピー
ダンスが等しくなる周波数f101が新たに生じてい
る。
【0031】逆に、直列腕共振子Z2のγ値を格子腕共
振子Z1のγ値に比べて大きくすると、図8に示すよう
に、両者のインピーダンスが等しくなる周波数f111
が新たに生じる。
【0032】従って、格子腕共振子Z1のγ値が直列腕
共振子Z2のγ値よりも大きい場合には、通過帯域より
も低い周波数域でフィルタ特性の急峻性が高められる。
逆に、直列腕共振子Z2のγ値が格子腕共振子Z1のγ
値よりも大きい場合には、通過帯域よりも高い周波数域
におけるフィルタ特性の急峻性が高められることがわか
る。
【0033】また、本実施例の弾性表面波フィルタ1
は、上記のように1段構成のフィルタ回路で構成されて
いるので、通過帯域における挿入損失が増加することが
なく、かつチップサイズの大型化を招くこともない。
【0034】次に、第1の実施例の具体的な例を説明す
る。図示しない圧電基板として、36°YカットX伝搬
LiTaO3 基板上に、4個の一端子対弾性表面波共振
子を、図1に示す回路構成を有するように構成した。す
なわち、2素子の直列腕共振子4,7と、2素子の格子
腕共振子8,9を、ラチス型フィルタ回路を構成するよ
うに接続した。直列腕共振子4,7及び格子腕共振子
8,9の仕様は以下のとおりである。
【0035】直列腕共振子4,7におけるIDT電極の
電極指交叉幅は55μm、電極指の対数は80対、両側
の反射器における電極指の本数は100本である。格子
腕共振子8,9における電極指交叉幅は35μm、電極
指の対数は80対、反射器の電極指の本数は100本と
した。
【0036】また、本実施例では、格子腕共振子8,9
に並列に接続されている容量10,11は、1pFとし
た。上記容量10,11は、圧電基板上に一対のくし型
電極を形成することにより構成した。もっとも、並列容
量を構成する電極構造はくし型電極を用いるものに限定
されない。
【0037】なお、直列腕共振子4,7自体の電極容量
は2.8pF、格子腕共振子8,9自体の電極容量は
1.8pFであり、格子腕共振子の電極容量に上記並列
付加容量を構成すると、直列腕共振子の電極容量と一致
する。
【0038】上記のようにして構成された第1の実施例
の弾性表面波フィルタのフィルタ特性を図9に示す。な
お、図9における実線Bは、破線Aで示したフィルタ特
性の通過帯域近傍縦軸の右側に示したスケールで拡大し
た特性を示す。
【0039】図9から明らかなように、通過帯域低域側
における減衰量は十分な大きさとされており、従って通
過帯域近傍におけるフィルタ特性の急峻性が高められて
いることがわかる。
【0040】また、本実施例では、格子腕共振子8,9
に並列に容量10,11が付加されているので、該容量
が付加されていない直列腕共振子4,7に比べてγ値が
大きくなり、それによって通過帯域低域側に新たな平衡
条件を満たす周波数が生じる。
【0041】すなわち、本実施例では、格子腕共振子に
並列に容量が付加されて、格子腕と直列腕とのγ値が異
ならされており、それによって通過帯域低域側における
フィルタ特性の急峻性が高められている。
【0042】また、図9から明らかなように、共振子周
波数から離れた周波数域における減衰量が十分な大きさ
とされている。これは、共振周波数から離れた周波数域
における電極容量が、容量10,11が付加された格子
腕共振子8,9と、直列腕共振子4,7とで等しいため
である。
【0043】図10は、第1の実施例に係る弾性表面波
フィルタの上記具体的な例において、直列腕共振子と格
子腕共振子の容量10,11のように容量付加のために
各共振子に接続されている外部素子をも含む電極容量の
差の格子腕共振子の電極容量に対する比率(%)と、通
過帯域から離れた周波数位置、すなわち1300MHz
における減衰量との関係を示す。図10から明らかなよ
うに、上記容量の差が大きくなる程減衰量が悪くなるこ
とがわかる。通過帯域外の減衰量は大きければ大きい
程、フィルタ特性としては優れている。しかしながら、
一般には、通過帯域外減衰量は25dB以上であるこ
と、より好ましくは30dB以上であることが求められ
る。従って、好ましくは、直列腕共振子と格子腕共振子
との容量の差は±10%以下、より好ましくは±5%以
上とすることが望ましいことがわかる。
【0044】図11は、本発明の第2の実施例に係る弾
性表面波フィルタの回路構成を示す図である。第1の実
施例の弾性表面波フィルタ21では、並列容量22,2
3が直列腕共振子4,7に並列に付加されており、格子
腕共振子8,9には並列容量が付加されていない。その
他の構造については、第2の実施例と同様であるため、
同一部分については同一の参照番号を付することによ
り、第1の実施例の説明を援用することにより省略す
る。
【0045】第2の実施例の弾性表面波フィルタ21の
具体的な例をフィルタ特性と共に説明することにより、
第2の実施例の効果を明らかにする。直列腕共振子4,
7及び格子腕共振子8,9の仕様は以下のとおりであ
る。
【0046】直列腕共振子4,7におけるIDT電極の
電極指交叉幅は35μmとし、電極指の対数は80対と
した。また、反射器の電極指の本数は100本とした。
他方、格子腕共振子8,9におけるIDT電極の電極指
交叉幅は55μmとし、電極指の対数は80対とし、反
射器の電極指の本数は100本とした。
【0047】また、上記並列付加容量22,23の容量
値は1pFとした。この並列付加容量22,23は、圧
電基板上に一対のくし型電極を形成することにより構成
した。
【0048】なお、直列腕共振子4,7を構成している
弾性表面波共振子自体の電極容量は1.8pF、格子腕
共振子8,9を構成している弾性表面波共振子自体の電
極容量は2.8pFである。従って、直列腕共振子4,
7の電極容量に上記並列付加容量22,23により付加
した容量1pFを加えると、格子腕共振子8,9の電極
容量と一致する。
【0049】図12に、上記のようにして構成された第
2の実施例のフィルタ特性を示す。図12の実線Dは、
破線Cで示すフィルタ特性の要部を縦軸の挿入損失の値
を縦軸の右側に示したスケールで拡大した特性である。
【0050】図12から明らかなように、直列腕共振子
4,7に並列に付加容量22,23が加えられた直列腕
共振子のγ値が、格子腕共振子8,9のγ値に比べて大
きくなるため、通過帯域高域側において、新たに平衡条
件を満たす周波数が発生する。従って、図12に示すよ
うに、通過帯域高域側におけるフィルタ特性の急峻性が
高められている。
【0051】また、共振周波数から離れた周波数域にお
ける電極容量は、直列腕と格子腕共振子とで等しいた
め、通過帯域から離れた周波数域における減衰量も十分
な大きさとされる。
【0052】図13は、第3の実施例の弾性表面波フィ
ルタの回路構成を示す図である。第3の実施例の弾性表
面波フィルタ31では、直列腕共振子及び格子腕共振子
のいずれにも並列容量は付加されていない。
【0053】直列腕共振子32,33及び格子腕共振子
34,35に、それぞれ並列に付加容量は接続されてい
ない。本実施例では、格子腕共振子34,35のIDT
電極が、間引き重み付けされ、該間引きされた部分にダ
ミー電極が配置されていることにより、格子腕共振子3
4,35のγ値が大きくされている。
【0054】より具体的な例に基づき、第3の実施例の
詳細を明らかにする。直列腕共振子32,33を構成す
る弾性表面波共振子の仕様は以下のとおりである。すな
わち、IDT電極の電極指交叉幅は55μm、電極指の
対数は80対、反射器の電極指の本数は100とした。
格子腕共振子34,35におけるIDT電極の電極指交
叉幅は55μm、電極指の対数は80対、反射器におけ
る電極指の本数は100本とした。
【0055】上記格子腕共振子34,35におけるID
T電極は、全体の1/3の電極指が間引きされており、
間引きされた部分にダミー電極が配置されている。これ
を図14に拡大して示す。図14は、格子腕共振子のI
DT電極の要部を拡大して示す部分切欠平面図であり、
ここでは、電極指が間引かれた位置に、ダミー電極Xが
配置されている。この電極指の間引きにより、格子腕共
振子34,35のγ値が大きくされている。
【0056】もっとも、3本の電極指のうち1本を順に
間引くように、一定の規則に従って電極指の間引きを行
うと、特定の周波数でリップルが生じる。従って、本実
施例では、上記間引きは、ランダムに行われている。
【0057】なお、格子腕共振子におけるIDT電極の
電極指の対数80対は、間引かれた電極指を除いた値で
ある。従って、格子腕共振子34,35の電極容量は、
直列腕共振子32,33の電極容量とほぼ一致してい
る。
【0058】図15は、第3の実施例の弾性表面波フィ
ルタのフィルタ特性を示す。図15において、実線F
は、破線Eで示すフィルタ特性の要部を、縦軸の右側の
スケールに基づいて拡大した特性を示す。
【0059】図15から明らかなように、第1の実施例
の場合と同様に通過帯域低域側におけるフィルタ特性の
急峻性が高められている。これは、格子腕共振子34,
35のIDT電極を上記のように間引くことにより、格
子腕共振子34,35のγ値が、直列腕共振子32,3
3のγ値に比べて大きくされており、それによって通過
帯域低域側に新たな平衡条件を満たす周波数が発生した
ためである。従って、通過帯域低域側に減衰極が形成さ
れ、フィルタ特性の急峻性が高められている。
【0060】本実施例では、格子腕共振子34,35に
上記間引きを施し、通過帯域低域側のフィルタ特性の急
峻性が高められたが、逆に、直列腕共振子32,33に
上記のように間引きを施せば、通過帯域より低域側の急
峻性が高められる。
【0061】第1〜第3の実施例から明らかなように、
格子腕と直列腕とのγ値を異ならせる方法としては、各
格子腕共振子や直列腕共振子を構成している弾性表面波
共振子自体の容量比を異ならせる他、上記のように並列
容量の付加あるいはIDT電極の間引き等の様々な方法
を用いることができる。
【0062】また、第1〜第3の実施例では、36°Y
カットX伝搬LiTaO3 基板を用いた例を示したが、
他の圧電基板を用いてもよい。さらに、直列腕共振子及
び格子腕共振子を構成する一端子対弾性表面波共振子に
おける反射器の電極指の本数は、第1〜第3の実施例の
具体的な例では100本としたが、電極指の本数はこれ
に限定されるものではない。
【0063】また、第1〜第3の実施例における具体的
なフィルタ特性を示すために構成したIDT電極の電極
指の交叉幅や対数についても、上記実験例に限定される
ものではない。
【0064】
【発明の効果】本願の第1,第2の発明に係る弾性表面
波フィルタでは、ラチス型回路構成を有し、格子腕のγ
値と、直列腕のγ値が異なるため、通過帯域近傍におけ
るフィルタ特性の急峻性を高めることができる。例え
ば、格子腕のγ値を直列腕のγ値よりも大きくした場合
には、通過帯域低域側におけるフィルタ特性の急峻性を
高めることができ、直列腕のγ値を格子腕のγ値よりも
大きくした場合には通過帯域高域側におけるフィルタ特
性の急峻性を高めることができる。
【0065】また、第1,第2の発明においては、上記
格子腕及び直列腕のγ値を制御するだけでフィルタ特性
の急峻性を高めることができるので、複数段構成を採用
する必要がない。従って、チップサイズの大型化を避け
ることができ、かつ通過帯域における損失の増大も招か
ない。
【0066】よって、第1,第2の発明によれば、小型
であり、挿入損失が小さく、かつフィルタ特性の急峻性
に優れた弾性表面波フィルタを提供することができる。
また、通過帯域から離れた周波数域における減衰量も十
分な大きさとすることができる。
【0067】また、第1の発明では、格子腕共振子及び
直列腕共振子の少なくとも一方に並列容量を付加される
ことにより、並列容量が付加された共振子と、付加され
ていない側の共振子のγ値異ならされており、従っ
、本発明に従ってフィルタ特性の急峻性を高め得る。
【0068】また、第2の発明では、格子腕共振子及び
直列腕共振子のγ値が異なるように、格子腕共振子及び
直列腕共振子のIDT電極の少なくとも一方が間引き重
み付けされており、該間引き重み付けによりγ値が異な
らされているので、本発明に従ってフィルタ特性の急峻
性を高め得る。
【0069】さらに、本発明において、格子腕共振子の
電極容量と直列腕共振子の電極容量との差が、格子腕共
振子の電極容量の±10%以内、より好ましくは±5%
以内の場合には、両者の電極容量がほぼ一致しているた
め、通過帯域から離れた周波数域における減衰量を十分
な大きさとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る弾性表面波フィル
タの回路構成を示す図。
【図2】一端子対弾性表面波共振子の等価回路を示す
図。
【図3】γ値が異なる2つの弾性表面波共振子のインピ
ーダンス特性を示す図。
【図4】γ値が同じであり、共振周波数が異なる2つの
一端子対弾性表面波共振子のインピーダンス特性を示す
図。
【図5】γ値が同じであり、共振周波数が異なる2つの
弾性表面波共振子の位相特性を示す図。
【図6】電極容量が異なる2つの弾性表面波共振子のイ
ンピーダンス特性を示す図。
【図7】γ値が大きい弾性表面波共振子Z1と、γ値が
小さい弾性表面波共振子Z2のインピーダンス特性を示
す図。
【図8】γ値が小さい弾性表面波共振子Z1と、γ値が
大きい弾性表面波共振子Z2のインピーダンス特性を示
す図。
【図9】第1の実施例の弾性表面波フィルタのフィルタ
特性を示す図。
【図10】第1の実施例の弾性表面波フィルタにおい
て、直列腕共振子と格子腕共振子との容量の差と、通過
帯域外における減衰量との関係を示す図。
【図11】第2の実施例の弾性表面波フィルタの回路構
成を示す図。
【図12】第2の実施例の弾性表面波フィルタのフィル
タ特性を示す図。
【図13】第3の実施例の弾性表面波フィルタの回路構
成を示す図。
【図14】第3の実施例において間引き重み付けが施さ
れたIDT電極を説明するための部分切欠平面図。
【図15】第3の実施例の弾性表面波フィルタのフィル
タ特性を示す図。
【図16】従来のラチス型弾性表面波フィルタの回路構
成を示す図。
【図17】弾性表面波共振子の電極構造を示す模式的平
面図。
【図18】従来のラチス型弾性表面波フィルタのフィル
タ特性の一例を示す図。
【図19】格子腕共振子と直列腕共振子の容量比を異な
らせてなる従来のラチス型弾性表面波フィルタのフィル
タ特性を示す図。
【符号の説明】
1…弾性表面波フィルタ 2…信号端子 3…信号端子 4…直列腕共振子 5…信号端子 6…信号端子 7…直列腕共振子 8,9…格子腕共振子 10、11…並列容量 21…弾性表面波フィルタ 22,23…並列容量 31…弾性表面波フィルタ 32,33…直列腕共振子 34,35…格子腕共振子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成された複数の弾性表面波共振子と
    を備え、前記複数の弾性表面波共振子が直列腕共振子及
    び格子腕共振子を構成するように接続されてラチス型回
    路が構成されている弾性表面波フィルタにおいて、前記格子腕共振子及び直列腕共振子のγ値が異なるよう
    に、前記格子腕共振子と直列腕共振子の少なくとも一方
    に並列容量が付加されている ことを特徴とする、弾性表
    面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成された複数の弾性表面波共振子と
    を備え、前記複数の弾性表面波共振子が直列腕共振子及
    び格子腕共振子を構成するように接続されてラチス型回
    路が構成されている弾性表面波フィルタにおいて、 前記格子腕共振子及び直列腕共振子のγ値が異なるよう
    に、格子腕共振子及び直列腕共振子の少なくとも一方が
    間引き重み付けされたIDT電極を有することを特徴と
    する、弾性表面波フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記直列腕共振子と格子腕共振子の各共
    振子に接続されている外部素子をも含む電極容量の差が
    格子腕共振子の該電極容量の±10%以内であることを
    特徴とする、請求項1または2に記載の弾性表面波フィ
    ルタ。
  4. 【請求項4】 前記直列腕共振子と格子腕共振子の電極
    容量の差は格子腕共振子の電極容量の±5%以内である
    ことを特徴とする、請求項に記載の弾性表面波フィル
    タ。
JP2000029244A 2000-02-07 2000-02-07 弾性表面波フィルタ、共用器及び通信機 Expired - Fee Related JP3389911B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029244A JP3389911B2 (ja) 2000-02-07 2000-02-07 弾性表面波フィルタ、共用器及び通信機
GB0102684A GB2365639B (en) 2000-02-07 2001-02-02 Surface acoustic wave filter and communication device
US09/778,180 US6549100B2 (en) 2000-02-07 2001-02-07 Surface acoustic wave lattice filter with different lattice and series arm capacitance ratios and communication device using same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029244A JP3389911B2 (ja) 2000-02-07 2000-02-07 弾性表面波フィルタ、共用器及び通信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001223559A JP2001223559A (ja) 2001-08-17
JP3389911B2 true JP3389911B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=18554533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029244A Expired - Fee Related JP3389911B2 (ja) 2000-02-07 2000-02-07 弾性表面波フィルタ、共用器及び通信機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6549100B2 (ja)
JP (1) JP3389911B2 (ja)
GB (1) GB2365639B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0012437D0 (en) * 2000-05-24 2000-07-12 Univ Cranfield Improvements to filters
JP2002152008A (ja) 2000-11-06 2002-05-24 Alps Electric Co Ltd ラティス型フィルタ
FR2821997B1 (fr) * 2001-03-06 2003-05-30 Thomson Csf Filtre a ondes acoustiques de surface
DE10246791B4 (de) 2002-10-08 2017-10-19 Snaptrack, Inc. Mit akustischen Volumenwellen arbeitender Resonator und Schaltung mit dem Resonator
AU2003298482A1 (en) * 2003-01-20 2004-08-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Resonator filter structure having equal resonance frequencies
AU2003285700A1 (en) * 2003-01-20 2004-08-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Resonator filter structure with improved balance
JP2005311568A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Sony Corp フィルタ装置及び送受信機
EP1895659B1 (en) * 2005-06-20 2009-10-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric thin-film filter
JP4463262B2 (ja) 2006-11-22 2010-05-19 富士通メディアデバイス株式会社 フィルタデバイス
JP4401380B2 (ja) * 2006-11-22 2010-01-20 富士通メディアデバイス株式会社 フィルタデバイス
US8576024B2 (en) * 2010-02-11 2013-11-05 Hollinworth Fund, L.L.C. Electro-acoustic filter
WO2022092315A1 (ja) * 2020-11-02 2022-05-05 株式会社村田製作所 フィルタ装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2216937A (en) * 1938-11-05 1940-10-08 Bell Telephone Labor Inc Wave filter
US2929031A (en) * 1957-02-06 1960-03-15 Hermes Electronics Co Intermediate band width crystal filter
US5847626A (en) * 1994-02-22 1998-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Balanced-type surface acoustic wave lattice filter
DE69516561T2 (de) * 1994-02-22 2001-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Symmetrisches akustisches Oberflächenwellenfilter
JP3384638B2 (ja) 1994-02-22 2003-03-10 松下電器産業株式会社 平衡型弾性表面波フィルター
JPH09289434A (ja) 1996-04-22 1997-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平衡型弾性表面波フィルタ
EP0732805B1 (en) * 1995-03-15 2003-01-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Surface acoustic wave filter
JP3784146B2 (ja) * 1997-10-01 2006-06-07 京セラ株式会社 弾性表面波フィルタ
US5933062A (en) * 1997-11-04 1999-08-03 Motorola Inc. Acoustic wave ladder filter with effectively increased coupling coefficient and method of providing same
US5949306A (en) * 1997-12-02 1999-09-07 Cts Corporation Saw ladder filter with split resonators and method of providing same

Also Published As

Publication number Publication date
US6549100B2 (en) 2003-04-15
GB2365639B (en) 2002-07-10
US20010012237A1 (en) 2001-08-09
JP2001223559A (ja) 2001-08-17
GB2365639A (en) 2002-02-20
GB0102684D0 (en) 2001-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3449352B2 (ja) 弾性表面波フィルタ
US5999069A (en) Surface acoustic wave ladder filter having a parallel resonator with a larger electrostatic capacitance
JP6573668B2 (ja) 弾性波装置および通信装置
US20030117240A1 (en) Surface acoustic wave resonator and surface acoustic wave filter
US6034577A (en) Integrated interdigital electrode saw filter with specified distances between input/output electrodes
US7532090B2 (en) Acoustic wave filter device and duplexer
JP2002314372A (ja) 弾性表面波フィルタ装置
JP3576367B2 (ja) 弾性表面波フィルタ
JP3389911B2 (ja) 弾性表面波フィルタ、共用器及び通信機
JP2002076838A (ja) 弾性表面波フィルタ
CN101821944A (zh) 弹性表面波谐振器以及梯型滤波器
JPH07273597A (ja) 共振器型弾性表面波フィルタ
JP3532624B2 (ja) 弾性表面波フィルタ
JP2000315936A (ja) 分波器
EP1786100A1 (en) Balance type elastic surface-wave filter
JP4103855B2 (ja) Sawフィルタ回路
JP3476299B2 (ja) 2重モ−ド弾性表面波共振子フィルタ
JP3274009B2 (ja) 共振器型弾性表面波フィルタ
JP3402015B2 (ja) 弾性表面波フィルタ
JP3654920B2 (ja) 多段接続弾性表面波多重モードフィルタ
JP3514015B2 (ja) 弾性表面波装置及びその製造方法
JPH07154200A (ja) 共振器型弾性表面波フィルタ
JP4599758B2 (ja) 弾性表面波共振子及びラダー型弾性表面波フィルタ
JP2003234636A (ja) 弾性表面波フィルタ装置
JP2002290204A (ja) ラダー型弾性表面波フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees