JPWO2006001340A1 - 両面研磨用キャリアおよびその製造方法 - Google Patents

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健児 山下
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幸雄 大野
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雄二 杉本
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    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/27Work carriers
    • B24B37/28Work carriers for double side lapping of plane surfaces

Abstract

本発明の両面研磨用キャリア10は、母材の材質10aが、たとえば従来と同様に、ステンレス・スチール(SUS)であり、その母材10aに対して、母材10aよりも硬度が高い材質の被膜層10bによって被膜されている。被膜層10bは、膜厚のムラがなく均一に被膜され、かつ反りが生じにくいものであることが望ましく、両面研磨用キャリア10の被膜層10bの材質としては、ダイヤモンド・ライク・カーボン、窒化膜、サファイア膜、チタンナイトライド膜のうちいずれかの材質であることが望ましい。本発明の両面研磨用キャリア10を製造には、まず、研磨加工に使用された使用済みの両面研磨用キャリア10′を用意する。そして、つぎに、使用済みキャリア10′を被膜層10bによって被膜する。本発明によれば、両面研磨用キャリアの摩耗の進行を抑制でき、厚み精度、膜厚分布精度、表面粗さを充分なものとなる。

Description

本発明は、両面研磨装置に使用される両面研磨用キャリアおよびその製造方法に関する。
シリコンウェーハは、ラッピング工程、研磨工程を含む各工程を経て製造される。
研磨工程では、両面研磨装置を使用してシリコンウェーハの両面が同時に研磨される。また、ラッピング工程では、両面ラッピング装置を使用してシリコンウェーハの両面が同時にラッピングされる。以下、両面研磨装置を代表させて装置の概要について説明する。
図2は両面研磨装置10の側面図を示している。図1は、図2の両面研磨装置100を矢視Aからみた上面図であり、両面研磨用キャリア10とシリコンウェーハ1と下定盤102の位置関係を示している。
両面研磨装置100は、シリコンウェーハ1の端面1cを保持孔11内で保持してシリコンウェーハ1の表面1aおよび裏面1bを露出させた状態で収容する両面研磨用キャリア10と、シリコンウェーハ1の表面1a側、裏面1b側にそれぞれ設けられ、表面に研磨クロス103、104がそれぞれ貼着された上定盤101、下定盤102とから構成されている。
シリコンウェーハ1が両面研磨用キャリア10の保持孔11内に収容され、上定盤101、下定盤102がシリコンウェーハ1側に移動されることによりシリコンウェーハ1の表面1aおよび裏面1bにそれぞれ研磨クロス103、104が押し付けられ、シリコンウェーハ1の表面1aと上定盤101の研磨クロス103との間、およびシリコンウェーハ1の裏面1bと下定盤102の研磨クロス104との間それぞれに研磨用のスラリが供給されつつ、両面研磨用キャリア10と、上定盤101、下定盤102とが相対的に逆回転される。これによりシリコンウェーハ1の表面1aおよび裏面1bがそれぞれ所定の研磨代だけ研磨されて鏡面状態にされる。
上記両面研磨用キャリア10には、たとえば6つの保持孔11が形成されており、6枚のシリコンウェーハ1が同時に研磨される。
研磨クロス103、104は、シリコンウェーハ1の両面のみならず両面研磨用キャリア10の両面にも押し当てられる。このため研磨時間の増加に伴い両面研磨用キャリア10の摩耗が進行し、所定の時間あるいは所定の回数、研磨加工に使用された両面研磨用キャリア10は、新品の両面研磨用キャリア10に交換される。
両面研磨用キャリア10の材質は、ステンレス・スチールが一般的である。
しかし、ステンレス・スチール製の両面研磨用キャリア10は、厚み精度が低く、個々のキャリア毎に厚みがばらつく。このため、個々の両面研磨用キャリア10で仕上げられる各シリコンウェーハ1の平坦度がばらつくという問題があった。さらに、両面研磨用キャリア10の摩耗の進行の度合いは早いという問題があった。このため両面研磨用キャリア10の摩耗の進行度合いに応じて、シリコンウェーハ1の平坦度がばらつき、安定した平坦度が得られないという問題があった。
また、両面研磨用キャリア10が摩耗すると、それによって生じた金属粉がシリコンウェーハ1の金属汚染を引き起こすという問題があった。また、両面研磨用キャリア10が摩耗すると、それによって生じた金属粉がシリコンウェーハ1の表面でスクラッチキズを引き起こすという問題があった。また、両面研磨用キャリア10の摩耗の進行が早いため、両面研磨用キャリア10の交換サイクルが短く、高コストを招くことになっていた。
さらに、両面研磨用キャリア10の表面の粗さは高く、摩擦係数が高いため、両面研磨用キャリア10に押し付けられ回転する研磨クロス103、104の摩耗も早くなる。このため研磨クロス103、104の交換サイクルが短くなり、高コストを招くことになっていた。
下記特許文献1には、金属製のキャリアの表面に樹脂コーティングを施すという発明が記載されている。
また、下記特許文献2には、炭素繊維に樹脂を含浸させた積層板によってキャリアを構成するという発明が記載されている。
また、下記特許文献3には、キャリアのうち機械的負荷のかかる外周歯部分を金属製材料で構成してその表面を樹脂で被覆するとともに、残りの内部領域を樹脂部材で構成するという発明が記載されている。
ところで近年、特に0.13μmに等しいか、それよりも小さな線幅を有する電子素子を製造することが必要とされている。こうした電子素子を製造するに適したシリコンウェーハを得るためには、SFQRと称される平坦度が、電子素子の有する線幅に等しいか、それよりも小さなシリコンウェーハを用意することが求められている。
シリコンウェーハの最終的な平坦性は、ポリッシングプロセスにより生成される。特に高度な平坦性を有するシリコンウェーハを製造するには、シリコンウェーハの表面及び裏面を同時にポリッシングする装置及び方法が用いられる。
このいわゆる両面ポリッシングによって、特に高度な平坦性を有するシリコンウェーハを得ようとする場合、ポリッシングの際にシリコンウェーハを保持するキャリアの厚みが重要となる。
例えば下記特許文献4には、シリコンウェーハの最終厚さをキャリアの厚さよりも2〜20μm大きく設定することにより、高度な平坦性を有するシリコンウェーハが得られると記載されている。
また、下記特許文献5、6には、キャリアのシリコンウェーハを保持する周辺部をシリコンウェーハの最終厚さよりも同等か、僅かに大きく設定することにより高度な平坦性を有するシリコンウェーハが得られると記載されている。
このようにポリッシング条件の違いにより、要求されているキャリアの厚さの範囲に違いがあるものの、高度な平坦性を有するシリコンウェーハを得るには、キャリアの厚さないしは一部の厚さを特定の大きさに高精度に定めることが求められている。以上のようにシリコンウェーハの高度な平坦性を実現するには、キャリアの厚み精度を向上させて、特定の厚みを高精度に得ることが必要とされている。
ところで、ポリッシングプロセスでは、両面研磨用キャリア10の母材10aに形成された保持孔11の内壁面11aとシリコンウェーハ1の端面1cとに大きな負荷が生ずる。このため、シリコンウェーハ1の端面1cはダメージを受けるおそれがある。シリコンウェーハ1の損傷を防止するために、保持孔11に負荷緩衝用の樹脂インサートが嵌合される場合がある。
図7は、保持孔に樹脂が嵌合された従来の状態を平面図で示している。
樹脂インサート15の外れや共回りを防止するために、母材10aの内壁面11aには楔10bが形成され、樹脂インサート15の外壁面15aには楔15bが形成されている。楔10cと楔15bが嵌合することによって、母材10aに対して樹脂インサート15が固定される。
実開昭58−4349号公報 特開昭58−143954号公報 特開平10−329013号公報 特許第3400765号公報 特開平11−254305号公報 特開2003−19660号公報
上記特許文献1〜3に示される従来技術によれば、キャリア全体であれ一部であれ、キャリアの表面が樹脂で構成されているため、両面研磨用キャリアの摩耗に伴う金属粉の発生を抑制することができる。このため、金属粉の発生に伴う金属汚染やスクラッチキズの発生を抑制することができる。
しかし、単にキャリア表面を樹脂で構成しただけでは、摩耗の早さは、金属製のキャリアと同等か、それ以上に早く、上述したキャリアの交換サイクルの短期化という従来の問題点を解決できなかった。また、単にキャリア表面を樹脂コーティングしただけでは、充分な厚み精度、膜厚分布精度、表面粗さが得られず、シリコンウェーハの平坦度を安定して得ることができなく、研磨クロスの交換サイクルの短時間化を避けることはできなかった。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、両面研磨用キャリアの摩耗の進行を抑制できるようにするとともに、厚み精度、膜厚分布精度、表面粗さを充分なものとすることを解決課題とするものである。
第1発明は、
研磨対象物の両面を同時に研磨する両面研磨装置に使用され、研磨対象物を保持する両面研磨用キャリアにおいて、
両面研磨用キャリアの母材よりも硬度が高い材質で被膜されたこと
を特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
両面研磨用キャリアに被膜される材質は、ダイヤモンド・ライク・カーボン、窒化膜、サファイア膜、チタンナイトライド膜のうちいずれかの材質であることを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、
両面研磨用キャリアの被膜厚さは、20μm以下であること
を特徴とする。
第4発明は、第1発明または第2発明または第3発明において、
両面研磨用キャリアの被膜表面の粗さは、0.3μm以下であること
を特徴とする。
第5発明は、第1発明または第2発明または第3発明または第4発明において、
研磨加工に使用された使用済みの両面研磨用キャリアに、被膜が施されたことを特徴とする。
第6発明は、
研磨対象物の両面を同時に研磨する両面研磨装置に使用され、研磨対象物を保持する両面研磨用キャリアに被膜を施すにあたり、
研磨加工に使用された使用済みの両面研磨用キャリアに、その母材よりも硬度が高い材質で被膜を施す工程を含むこと
を特徴とする。
第1発明の両面研磨用キャリア10は、図4に示すように、母材の材質10aが、たとえば従来と同様に、ステンレス・スチール(SUS)であり、その母材10aに対して、母材10aよりも硬度が高い材質の被膜層10bによって被膜されている。
被膜層10bは、膜厚のムラがなく均一に被膜され、かつ反りが生じにくいものであることが望ましく、両面研磨用キャリア10の被膜層10bの材質としては、ダイヤモンド・ライク・カーボン、窒化膜、サファイア膜、チタンナイトライド膜のうちいずれかの材質であることが望ましい。このうちダイヤモンド・ライク・カーボンは軽量であるため、特に望ましい(第2発明)。
両面研磨用キャリア10の被膜層10bの厚さは、20μm以下であることが望ましい(第3発明)。
また、両面研磨用キャリア10の表面粗さ、つまり被膜層10bの表面の粗さは、たとえばRaで0.3μm以下であることが望ましい(第4発明)。
以上のような両面研磨用キャリア10を用いてシリコンウェーハ1を研磨したところ、両面研磨用キャリア10の厚み精度が高く、個々のキャリア毎の厚みのバラツキが小さくなり、個々の両面研磨用キャリア10毎に仕上げられる各シリコンウェーハ1の平坦度のバラツキが少なくなり、安定した平坦度が得られるようになる。さらに、両面研磨用キャリア10の摩耗の進行が遅くなり、時間の経過に応じて得られる各シリコンウェーハ1の平坦度のバラツキが少なくなり、安定した平坦度が得られるようになる。
また、両面研磨用キャリア10の摩耗に伴う銅、鉄、クロムなどの金属粉の発生が殆どなくなり、シリコンウェーハ1のバルク内に銅が入り込むなどの金属汚染は殆ど生じなくなる。また、両面研磨用キャリア10の摩耗に伴う金属粉が発生が殆どなくなり、シリコンウェーハ1の表面でスクラッチキズが殆ど生じなくなる。
また、両面研磨用キャリア10の摩耗の進行が遅くなり、両面研磨用キャリア10の交換サイクルが長くなり、コストが低減する。
さらに、両面研磨用キャリア10の表面の粗さが低く、摩擦係数が低くなり、両面研磨用キャリア10に押し付けられ回転する研磨クロス103、104の摩耗が遅くなる。このため研磨クロス103、104の交換サイクルが長くなり、コストが低減する。
第6発明の両面研磨用キャリア10の製造方法を実施するには、まず、研磨加工に使用された使用済みの両面研磨用キャリア10′を用意する。この使用済みの両面研磨用キャリア10′は、従来と同様のステンレス・スチール製で被膜層10bが形成されていないキャリアであってもよく、また、上述した被膜層10bが形成されたキャリアであってもよい。
つぎに、使用済みキャリア10′を被膜層10bによって被膜する。
以上のような製造方法で両面研磨用キャリア10を製造すると、使用済みのキャリアを再利用しているため、シリコンウェーハ1枚当たりの製造コストを飛躍的に低減させることができる。
第7発明は、
研磨対象物の両面を同時に研磨する両面研磨装置に使用され、母材に形成された保持孔の内壁面に樹脂が設けられ、前記樹脂で研磨対象物を保持する両面研磨用キャリアにおいて、
前記母材と前記樹脂の接合部が前記母材よりも硬度が高い材質で被膜されたこと
を特徴とする。
図7に示すように、一般に両面研磨用キャリア10の母材10aに対して樹脂インサート15を固定するために、母材10aに形成される保持孔11の内壁面11aや樹脂インサート15の外壁面15aには楔10cや楔15bのような特異な形状を設ける必要がある。こうした形状を形成するためには、母材10aや樹脂インサート15の加工作業を増やす必要があり、母材10aや樹脂インサート15の生産効率の低下や生産コスト増加を招くといった問題がある。
第7発明は、図8に示すように、母材10aと樹脂20は母材10aよりも硬度が高い材質の被膜層21によって被膜されている。つまり、被覆層21は母材10aと樹脂インサート20の接合部22を被覆する。被覆層21によって樹脂インサート20は母材10aに対して固定される。したがって、第7発明によれば、第1発明と同等の効果が得られるうえ、母材や樹脂インサートに楔が必要無くなるため、母材や樹脂インサートの加工が容易になる。したがって、母材や樹脂インサートの生産効率が向上し生産コストが低下する。また、樹脂インサートでシリコンウェーハが保持されるため、シリコンウェーハのダメージが低減される。
以下、図面を参照して本発明に係る両面研磨用キャリアについて説明する。なお、実施形態では、両面研磨用キャリアを用いて、シリコンウェーハを研磨する場合を想定する。ただし、本明細書において「研磨」は、ラッピングを含む意味として使用し、「両面研磨用キャリア」は、研磨工程における両面研磨装置に使用される両面研磨用キャリアのみならず、ラッピング工程における両面研磨装置(両面ラッピング装置)で使用されるキャリアを含む意味として使用する。
また、本発明の両面研磨用キャリアは、シリコンウェーハのみならずガリウム砒素などの他の半導体ウェーハを研磨する場合にも使用することができる。
図2は両面研磨装置10の側面図を示している。図1は、図2の両面研磨装置100を矢視Aからみた上面図であり、両面研磨用キャリア10とシリコンウェーハ1と下定盤102の位置関係を示している。
両面研磨装置100は、大きくは、シリコンウェーハ1の端面1cを保持孔11内で保持してシリコンウェーハ1の表面1aおよび裏面1bを露出させた状態で収容する両面研磨用キャリア10と、シリコンウェーハ1の表面1a側、裏面1b側にそれぞれ設けられ、表面に研磨クロス103、104がそれぞれ貼着された上定盤101、下定盤102とから構成されている。
上定盤101には、冷却水路106が形成されており、同様に下定盤102には、冷却水路108が形成されている。上定盤101には、研磨クロス103の表面に連通する研磨スラリ用通路107が形成されており、同様に下定盤102には、研磨クロス104の表面に連通する研磨スラリ用通路(図示せず)が形成されている。
図3は、図1に示す両面研磨用キャリア10を拡大して示している。
図1、図2に図3を併せ参照して説明すると、両面研磨用キャリア10は、円板状に形成されており、周方向に等間隔に、シリコンウェーハ1を収容する保持孔11が、たとえば6つ形成されている。両面研磨用キャリア10の外周には、下定盤102の中心に形成されたサンギア102aに噛み合うとともに、下定盤102の外周に沿って設けられた内歯車105と噛み合う歯12(遊星ギア)が形成されている。両面研磨用キャリア10は、サンギア102aを中心に下定盤102の周方向に沿って等間隔に5つ配置されている。
シリコンウェーハ1の研磨を行う際には、シリコンウェーハ1が両面研磨用キャリア10の保持孔11内に挿入されて収容される。そして、上定盤101、下定盤102がシリコンウェーハ1側に移動されることによりシリコンウェーハ1の表面1aおよび裏面1bにそれぞれ研磨クロス103、104が押し付けられる。そして、シリコンウェーハ1の表面1aと上定盤101の研磨クロス103との間、およびシリコンウェーハ1の裏面1bと下定盤102の研磨クロス104との間それぞれに研磨用のスラリが供給されつつ、両面研磨用キャリア10と、上定盤101、下定盤102とが相対的に逆回転される。
両面研磨用キャリア10は、図1に矢印で示すように、矢印B方向に自転しつつ、サンギア102aの周方向に沿って矢印C方向に公転する。
これによりシリコンウェーハ1の表面1aおよび裏面1bがそれぞれ所定の研磨代だけ研磨されて鏡面状態にされる。両面研磨用キャリア10には、上述したように、たとえば6つの保持孔11が形成されているため、1つの両面研磨用キャリア10で、6枚のシリコンウェーハ1を同時に研磨することができる。
図4は、両面研磨用キャリア10の断面図を示している。
同図4に示すように、両面研磨用キャリア10は、母材10aの材質が、従来と同様に、ステンレス・スチール(SUS)であり、その母材10aに対して、母材10aよりも硬度が高い材質の被膜層10bによって被膜されている。
被膜層10bは、膜厚のムラがなく均一に被膜され、かつ反りが生じにくいものであることが望ましく、両面研磨用キャリア10の被膜層10bの材質としては、ダイヤモンド・ライク・カーボン、窒化膜、サファイア膜、チタンナイトライド膜のうちいずれかの材質であることが望ましい。このうちダイヤモンド・ライク・カーボンは軽量であり、被膜の均一性がよいため、特に望ましい。
両面研磨用キャリア10の母材10aの材質としては、この実施例で想定する金属であってもよく、樹脂であってもよい。
両面研磨用キャリア10の母材10aが金属の場合、その材質は上述したようにステンレス・スチール(SUS)であってもよく、またスチールであってもよい。母材10aの具体的な材質としては、SK材、18−8ステン、Cr鋼、スーパーCr鋼などが考えられる。両面研磨用キャリア10の母材10aが金属の場合でも、全体が金属であってもよく、一部を樹脂としてもよい。たとえば両面研磨用キャリア10のうち保持孔11の内周面11a、つまりシリコンウェーハ1の端面1cとの接触面11aのみを樹脂としてもよい(図3参照)。
また、両面研磨用キャリア10の母材10aが、樹脂である場合には、その樹脂に、異なる材質の被膜層10bを形成してもよく、母材10aの樹脂と同じ材質の被膜層10bを形成してもよい。
シリコンウェーハ1の平坦度は、キャリア10の厚み精度によって定まる。そしてキャリア10の厚み精度は、キャリア10の製造過程における厚み精度および研磨中の熱膨脹による厚み精度によって定まる。キャリア10の厚み精度は、母材10aが金属のキャリア10よりも母材10aが樹脂のキャリア10の方が優位となる。一方、シリコンウェーハ1への金属汚染に関しては、母材10aが樹脂のキャリア10の方が優位となる。
また、両面研磨用キャリア10の被膜層10bの厚さは、20μm以下であることが望ましい。これは、被膜層10bの膜厚が大きくなるに伴い、キャリア10の反りが大きくなってしまうからである。
また、両面研磨用キャリア10の表面粗さ、つまり被膜層10bの表面の粗さは、たとえばRaで0.3μm以下であることが望ましい。これは被膜層10bの表面粗さが大き過ぎると、研磨クロス103、104の寿命が短くなるからである。
両面研磨用キャリア10に、被膜層10bを被膜する際には、少なくとも、保持孔11内のシリコンウェーハ端面1cに接触する接触面11aを除いた部分を被膜することとし、接触面11aについては、シリコンウェーハ端面1cに負荷のかからない樹脂をコーティングすることが望ましい。
また、両面研磨用キャリア10の全面を被膜してもよく、また片面のみ被膜してもよく、また歯12の部分を除いた部位のみ被膜してもよい。
以上のような両面研磨用キャリア10を用いてシリコンウェーハ1を研磨したところ、両面研磨用キャリア10の厚み精度が高く、個々のキャリア毎の厚みのバラツキが小さくなり、個々の両面研磨用キャリア10毎に仕上げられる各シリコンウェーハ1の平坦度のバラツキが少なくなり、安定した平坦度が得られるようになった。さらに、両面研磨用キャリア10の摩耗の進行が遅くなり、時間の経過に応じて得られる各シリコンウェーハ1の平坦度のバラツキが少なくなり、安定した平坦度が得られるようになった。
また、両面研磨用キャリア10の摩耗に伴う銅、鉄、クロムなどの金属粉の発生が殆どなくなり、シリコンウェーハ1のバルク内に銅が入り込むなどの金属汚染は殆ど生じなくなった。また、両面研磨用キャリア10の摩耗に伴う金属粉が発生が殆どなくなり、シリコンウェーハ1の表面でスクラッチキズが殆ど生じなくなった。
また、両面研磨用キャリア10の摩耗の進行が遅くなり、両面研磨用キャリア10の交換サイクルが長くなり、コストを低減できた。
さらに、両面研磨用キャリア10の表面の粗さが低く、摩擦係数が低くなり、両面研磨用キャリア10に押し付けられ回転する研磨クロス103、104の摩耗が遅くなった。このため研磨クロス103、104の交換サイクルが長くなり、コストを低減できた。
上述した効果を裏付ける実施例(実験結果)を図5、図6に掲げる。
図5(b)は、上述した本実施形態の両面研磨用キャリア10を用いて研磨されたシリコンウェーハ1の平坦度SFQR(μm)のバラツキを示している。図5(b)の横軸は、平坦度SFQR(μm)を示し、縦軸は、シリコンウェーハ1の個数Nを示している。比較例として被膜層10bをコーティングしていない従来の両面研磨用キャリア10を用いた場合を、図5(a)に示した。
なお研磨条件は、以下のとおりである。
・素材ウェーハ: P型<100> 0.005〜10Ω
・研磨装置: 両面研磨装置
・研磨クロス: 不織布タイプ、硬度80(アスカーC硬度)
・研磨スラリ: コロイダルシリカ(pH=11)
・研磨荷重: 120g/cm
・キャリア:φ=720mm,t=700μm,φ200mm(直径)ウェーハ 6枚装填
なお、シリコンウェーハ1の平坦度は、ADE9700を使用して測定した。
図5(a)、(b)を対比してわかるように、従来の両面研磨用キャリア10を使用して得られるウェーハ平坦性は、キャリア使用回数の増加に伴いキャリア10が摩耗することでウェーハ平坦性が損なわれるため、複数のポリッシングバッチにおけるウェーハ平坦性はバラツキが大きい(図5(a);Ave.0.071μm、Std.0.05)。これに対して本実施形態の両面研磨用キャリア10を使用すると、キャリア使用回数の増加に伴うキャリア10の摩耗が全く確認できず、複数のポリッシングバッチにおいても良好なウェーハ平坦性を保つことが確認された(図5(b);Ave.0.053μm、Std.0.02)。
図6は、本実施形態の両面研磨用キャリア10の摩耗量と従来の両面研磨用キャリア10の摩耗量とを比較したグラフである。図6の横軸は、ポリッシングバッチ数を示し、縦軸は、キャリア摩耗量累積値(μm)を示している。図6の▲印は、被膜層10bのコーティングが施されていないステンレス・スチール製の比較例のキャリア10の摩耗量累積値をプロットしたものであり、●印は、ステンレス・スチールの母材10aの全面にダイヤモンド・ライク・カーボンの被膜層10bがコーティングされた実施形態のキャリア10の摩耗量累積値をプロットしたものである。
なお研磨条件は、以下のとおりである。
・研磨装置: 両面研磨装置
・研磨クロス: 不織布タイプ、硬度80(アスカーC硬度)
・研磨スラリ: コロイダルシリカ(pH=11)
・研磨荷重: 120g/cm
・研磨除去量: 15μm
なお、研磨対象物であるウェーハ1のサイズは、φ200mm(直径)である。
なお、また、キャリア10の厚みは、表示単位1μmのマイクロメータを使用して測定した。
図6からわかるように、比較例として掲げた従来の両面研磨用キャリア10では、ポリッシングバッチを重ねるにしたがいキャリア10の摩耗がより顕著なものとなっていくが、本実施形態の両面研磨用キャリア10を使用すると、ポリッシングバッチの増加に伴うキャリアの摩耗は、表示単位1μm程度のマイクロメーターでは確認できない程に、少ないことが確認できた。
なお、上述した図5、図6に示す実施例では、直径200mmのウェーハを使用したが、もちろん直径300mmのウェーハなど各種サイズのウェーハを使用したとしても同等の効果が得られる。
つぎに、両面研磨用キャリア10の製造方法の一例について説明する。
まず、研磨加工に使用された使用済みの両面研磨用キャリア10′を用意する。この使用済みの両面研磨用キャリア10′は、従来と同様のステンレス・スチール製で被膜層10bが形成されていないキャリアであってもよく、また、上述した被膜層10bが形成されたキャリアであってもよい。
つぎに、使用済みキャリア10′の全面を、保持孔11の接触面11aを除いて、上述した被膜層10bによって被膜する。
つぎに、使用済みキャリア10′の保持孔11の接触面11aを、樹脂でコーティングする。
以上のような製造方法で両面研磨用キャリア10を製造すると、使用済みのキャリアを再利用しているため、シリコンウェーハ1枚当たりの製造コストを飛躍的に低減させることができる。しかも、使用済みのキャリア10′は、研磨工程で既に使用されて表面が鏡面化されているため、被膜層10bをコーティングする加工を容易に行うことができるという利点がある。
図8(a)〜(c)は、保持孔に樹脂インサートが嵌合された実施形態の両面研磨用キャリアの断面図を示している。図8(a)〜(c)において、図面右側に保持孔があるものとする。図9は、保持孔に樹脂インサートが嵌合された実施形態の状態を平面図で示している。
図4と同様に、両面研磨用キャリア10は、母材10aの材質が、従来と同様に、ステンレス・スチール(SUS)である。母材10aに形成された保持孔11には環状の樹脂インサート20が嵌合される。図9に示すように、母材10aの内壁面11aおよび樹脂インサート20の外壁面20aは滑らかな曲面であり、互いに密着する。そして、図8に示すように、密着した母材10aと樹脂インサート20に対して、母材10aよりも硬度が高い材質の被膜層21が被膜されている。
母材10aおよび樹脂インサート20の接合部22が被膜層21で被膜されると、母材10aと樹脂インサート20が一体となり、母材10aに対して樹脂インサート20が固定される。被膜層21の形態は種々考えられる。例えば、図8(a)に示すように、被膜層21が母材10aの上下面および樹脂20インサートの上下面、内壁面を被膜してもよい。また、図8(b)に示すように、被膜層21が母材10aの上下面および樹脂インサート20の上下面を被膜してもよい。また、図8(c)に示すように、被膜層21が母材10aの上下面および樹脂インサート20の上下面の一部を被膜してもよい。
上述した被膜層10bおよび母材10aの説明と一部重複するが、以下で図8の被膜層21および母材10aについて説明する。
被膜層21は、膜厚のムラがなく均一に被膜され、かつ反りが生じにくいものであることが望ましく、両面研磨用キャリア10の被膜層21の材質としては、ダイヤモンド・ライク・カーボン、窒化膜、サファイア膜、チタンナイトライド膜のうちいずれかの材質であることが望ましい。このうちダイヤモンド・ライク・カーボンは軽量であり、被膜の均一性がよいため、特に望ましい。
両面研磨用キャリア10の母材10aの材質としては、この実施例で想定する金属が望ましい。
両面研磨用キャリア10の母材10aが金属の場合、その材質は上述したようにステンレス・スチール(SUS)であってもよく、またスチールであってもよい。母材10aの具体的な材質としては、SK材、18−8ステン、Cr鋼、スーパーCr鋼などが考えられる。両面研磨用キャリア10の母材10aが金属の場合でも、全体が金属であってもよい。
樹脂インサート20の材質としては、ナイロン樹脂などが考えられる。
母材10aのみならず、樹脂インサート20および母材10aと樹脂インサート20の接合部を被膜層21で被膜することによって、母材10aおよび樹脂インサート20の摩耗を防止できる。また上述したように、母材10aに対して樹脂インサート20を固定できるため、母材10aに設けられた保持孔11の内壁面11aおよび樹脂インサート20の外壁面20aに楔などを形成する必要がなくなる。このため、母材10aや樹脂インサート20の加工が容易になる。また、樹脂インサート20でシリコンウェーハ1が保持されるため、シリコンウェーハ1のダメージが低減される。
また樹脂インサートの径方向の厚みは薄い方が望ましい。その理由を図10を参照して説明する。
図10(a)、(b)は、樹脂インサートが嵌合された実施形態の両面研磨用キャリアの断面図を示している。
研磨の際に研磨クロス104はシリコンウェーハ1の面取り部1dと樹脂インサート20で形成される間隙30に入り込む。樹脂インサート20は軟らかいため、間隙30に入り込んだ研磨クロス104の影響を受けて撓む。図10(a)に示すように、樹脂インサート20の径方向の厚みが厚い場合は撓み量が大きくなるため、間隙30に入り込む研磨クロス104の量が多くなる。よって、シリコンウェーハ1の面取り部1c周辺の過研磨が生ずる。一方、図10(b)に示すように、樹脂インサート20の径方向の厚みが薄い場合は撓み量が小さくなるため、間隙30に入り込む研磨クロス104の量が少なくなる。よって、シリコンウェーハ1の面取り部1c周辺の過研磨が抑制される。
なお、上述した実施形態では、両面研磨用キャリアにシリコンウェーハなどの半導体ウェーハを収容して両面研磨装置によって研磨する場合を想定して説明したが、両面研磨用キャリアに収容され両面研磨装置で研磨が行われるべき研磨対象物は、任意である。
図1は両面研磨用キャリアが組み込まれた両面研磨装置の上面図である。 図2は両面研磨用キャリアが組み込まれた両面研磨装置の側面図である。 図3は図1に示す両面研磨用キャリアの拡大図である。 図4は両面研磨用キャリアの断面図である。 図5(a)、(b)は、本実施形態の効果を説明するために用いたグラフである。 図6は本実施形態の効果を説明するために用いたグラフである。 図7は保持孔に樹脂が嵌合された従来の状態を示す平面図である。 図8(a)〜(c)は保持孔に樹脂が嵌合された実施形態の両面研磨用キャリアの断面図である。 図9は保持孔に樹脂が嵌合された実施形態の状態を示す平面図である。 図10(a)、(b)は、樹脂インサートが嵌合された実施形態の両面研磨用キャリアの断面図である。
符号の説明
1 シリコンウェーハ
10 両面研磨用キャリア
10a 母材
10b 被膜層
100 両面研磨装置

Claims (7)

  1. 研磨対象物の両面を同時に研磨する両面研磨装置に使用され、研磨対象物を保持する両面研磨用キャリアにおいて、
    両面研磨用キャリアの母材よりも硬度が高い材質で被膜されたこと
    を特徴とする両面研磨用キャリア。
  2. 両面研磨用キャリアに被膜される材質は、ダイヤモンド・ライク・カーボン、窒化膜、サファイア膜、チタンナイトライド膜のうちいずれかの材質であることを特徴とする請求の範囲1記載の両面研磨用キャリア。
  3. 両面研磨用キャリアの被膜厚さは、20μm以下であること
    を特徴とする請求の範囲1または2記載の両面研磨用キャリア。
  4. 両面研磨用キャリアの被膜表面の粗さは、0.3μm以下であること
    を特徴とする請求の範囲1または2または3記載の両面研磨用キャリア。
  5. 研磨加工に使用された使用済みの両面研磨用キャリアに、被膜が施されたこと
    を特徴とする請求の範囲1または2または3または4記載の両面研磨用キャリア。
  6. 研磨対象物の両面を同時に研磨する両面研磨装置に使用され、研磨対象物を保持する両面研磨用キャリアに被膜を施すにあたり、
    研磨加工に使用された使用済みの両面研磨用キャリアに、その母材よりも硬度が高い材質で被膜を施す工程を含むこと
    を特徴とする両面研磨用キャリアの製造方法。
  7. 研磨対象物の両面を同時に研磨する両面研磨装置に使用され、母材に形成された保持孔の内壁面に樹脂が設けられ、前記樹脂で研磨対象物を保持する両面研磨用キャリアにおいて、
    前記母材と前記樹脂の接合部が前記母材よりも硬度が高い材質で被膜されたこと
    を特徴とする両面研磨用キャリア。
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