JPWO2005119748A1 - 基板洗浄方法およびコンピュータ読取可能な記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

ウエハWを略水平姿勢で回転させながら2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水を供給してウエハWを処理し、これらの洗浄流体の供給を停止した後に純水によるリンス処理を経ることなく、ウエハWをこれら洗浄流体の供給時よりも高速で回転させてウエハWを乾燥させる。

Description

本発明は半導体ウエハ等の基板の帯電を抑制する基板洗浄方法、およびこの基板洗浄方法を実行するために基板洗浄装置を制御するためのコンピュータ読取可能な記憶媒体に関する。
例えば、半導体デバイスの製造プロセスにおいては、半導体ウエハの表面を清浄に保つために、適時、半導体ウエハに洗浄処理が施される。半導体ウエハを1枚ずつ処理する枚葉式洗浄処理の例として、特開2003−168670号公報には、半導体ウエハを回転させながら、純水を不活性ガスでミスト化させた流体(所謂、2流体)を半導体ウエハの表面に供給してその表面からパーティクル等を除去し、次いで純水で半導体ウエハをリンス処理し、その後に半導体ウエハをスピン乾燥させるという処理方法が開示されている。
しかしながら、この洗浄方法では洗浄後の半導体ウエハの帯電電圧の絶対値が大きくなり、これが原因で、半導体ウエハそのものが破壊するおそれや、半導体ウエハの表面に形成された回路が損傷を受けるおそれがある。
本発明の目的は、半導体ウエハ等の基板の帯電を抑制することができる基板洗浄方法を提供することにあり、本発明の他の目的は、この基板洗浄方法を実施するための装置に用いられるコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供することにある。
発明者は、半導体ウエハを用いて、洗浄処理のいずれの段階で半導体ウエハが帯電するかについて鋭意検討した結果、帯電のレベルはリンス処理工程における処理時間および半導体ウエハの回転数の影響を最も大きく受けるという知見を得て、本発明に至った。
本発明の第1の観点では、基板を略水平姿勢で回転させながら2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水を供給して前記基板を処理し、前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給を停止した後に純水によるリンス処理を経ることなく、前記基板を前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給時よりも高速で回転させて前記基板を乾燥させる基板洗浄方法、を提供する。
この第1の観点に係る基板洗浄方法においては、従来は必須とされていたリンス処理工程が省かれている。従来、2流体をはじめとして、高圧ジェット水やメガソニック洗浄水(これらの流体をまとめて「洗浄流体」ということとする)による処理の後には、純水によるリンス処理を行うことが当業者の常識であった。この理由の1つは、これら洗浄流体による処理が行われる以前に主流であったブラシスクラブ洗浄においてはリンス処理が不可欠であり、ブラシを用いる洗浄からブラシを用いない洗浄へと処理形態が変化しても、当業者はリンス処理を省くことに着目することなく、ブラシスクラブ洗浄の処理工程が踏襲されたことが挙げられる。また、純水でリンス処理を行うことにより、基板上の純水の膜に含まれているパーティクル等が除去されて洗浄精度が高められると、当業者には常識的に考えられていた。
しかしながら、発明者がこれら洗浄流体による洗浄処理工程を詳細に検討した結果、これら洗浄流体による処理はそれ自体が純水による処理であるために、その後に純水によるリンス処理を行っても、それによってパーティクル等の除去精度が高められることはないことが確認された。
一方で、リンス処理を設けることで基板の帯電が進むという悪い効果が現れることが確認された。また、リンス処理工程を設けることで基板の洗浄処理全体の処理時間が長くなり、洗浄処理装置のスループットを低下させるという悪い効果ももたらされる。上記第1の観点に係る発明により、このような問題が解決される。すなわち、帯電を抑制し、かつ、スループットを向上させることができる。
さらに、上記知見を基にしてこれら洗浄流体による処理条件を見直したところ、これら洗浄流体による処理では、帯電電圧の絶対値の大きさは洗浄流体を供給するノズルのスキャン速度と基板の回転数の影響を大きく受けるとの知見を得た。そこで、帯電をさらに抑制するためには、上記第1の観点に係る基板洗浄方法においては、洗浄流体の供給時における基板の回転数を100〜900rpmとすることが好ましく、300〜600rpmとすることがより好ましい。また、洗浄流体の基板への供給ポイントを基板の径方向で移動させる際に、基板の単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、洗浄流体の供給ポイントの移動速度を基板の外周部よりも中心部で速くすることが好ましい。または、洗浄流体の基板への供給ポイントを基板の径方向において一定速度で移動させ、その際に基板の単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、基板の回転数を供給ポイントが基板の外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くしてもよい。
本発明の第2の観点では、基板を所定の洗浄液で処理する工程と、
基板を略水平姿勢で回転させながら、純水を前記基板へ供給してリンス処理する工程と、
前記基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる工程と、を有し、
前記リンス処理工程では、前記純水の前記基板への供給ポイントを前記基板の径方向で移動させる基板洗浄方法、を提供する。
上述の通り、リンス処理工程が基板の帯電に大きく影響していることが明らかであっても、アルカリ性薬液や酸性薬液を用いた洗浄処理やスクラブ洗浄処理では、その後に薬液等を洗い流すためにリンス処理が必要である。その場合にも、基板の帯電を可能な限り抑制することが望まれる。
従来のリンス処理は、回転する基板の中心に純水を供給することにより行われていたが、この場合には、基板の中心部での帯電電圧の絶対値が大きくなることを、発明者は知見した。そこで、上記第2の観点に係る基板洗浄方法のように、純水供給ポイントを径方向で移動させることにより、基板に局所的に絶対値の大きい帯電電圧が発生することを防止し、基板全体で均一かつ低レベルな帯電に抑えることができる。
このような効果をより大きくするには、リンス処理工程において、基板の単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、純水の供給ポイントの移動速度を基板の中心部よりも外周部で速くすることが好ましい。また、基板の回転数を純水の供給ポイントが基板の外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くすることも好ましい。リンス処理工程における基板の回転数は100〜900rpm、純水供給流量は0.3〜1.5L/分の範囲とすることが好ましい。さらに、リンス処理では、純水に炭酸ガスを溶解したものを用いることが好ましく、これにより帯電電圧の絶対値をさらに小さくすることができる。
本発明はさらに、上記洗浄処理方法を実行するために洗浄装置に適用されるコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。
すなわち、本発明の第3の観点では、コンピュータに制御プログラムを実行させるソフトウエアが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、(a)基板を略水平姿勢で回転させながら2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水を供給して前記基板を処理し、(b)前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給を停止した後に純水によるリンス処理を経ることなく、前記基板を前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給時よりも高速で回転させて前記基板を乾燥させる処理を実行して、前記基板を洗浄するように洗浄装置を制御する、コンピュータ読取可能な記憶媒体、を提供する。
本発明の第4の観点では、コンピュータに制御プログラムを実行させるソフトウエアが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、(a)基板を所定の洗浄液で処理し、(b)基板を略水平姿勢で回転させながら、かつ、純水を前記基板へ供給するポイントを前記基板の径方向で移動させながら、純水を前記基板へ供給してリンス処理し、(c)前記基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる処理を実行して、前記基板を洗浄するように洗浄装置を制御する、コンピュータ読取可能な記憶媒体、を提供する。
このような本発明によれば、基板の帯電を抑制することができるため、基板の破壊、基板の表面に形成された回路等を保護することができる。また、リンス処理を行わない場合には、洗浄処理装置のスループットを高めることができるという有利な効果を奏する。
洗浄処理装置の概略構造を示す平面図。 図1に示す洗浄処理装置のZ−X断面図。 図1に示す洗浄処理装置のY−Z断面図。 図1に示す洗浄処理装置によるウエハの処理工程を示すフローチャート。 洗浄液を吐出するノズルのスキャン速度と帯電電圧との関係を示す図。 ウエハの回転数と帯電電圧との関係を示す図。 別の洗浄処理装置の概略構造を示す平面図。 図6に示す洗浄処理装置によるウエハの処理工程を示すフローチャート。 リンス処理方法と帯電電圧との関係を示す図。 リンス処理における処理時間と帯電電圧との関係を示す図。 リンス処理におけるリンス時間と帯電電圧との関係を示す図。 リンス処理におけるとウエハ回転数と帯電電圧との関係を示す図。 スピン乾燥条件と帯電電圧との関係を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、半導体ウエハの洗浄処理方法を例にして、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に洗浄処理装置10の概略構造を示す平面図を示し、図2にそのZ−X断面図を示し、図3にそのY−Z断面図を示す。ここで、X方向とY方向は水平面内で直交しており、また、Z方向は鉛直方向である。
洗浄処理装置10は、ハウジング90内に各部材が配設された構成を有している。ハウジング90の一側面には窓91が形成されており、この窓91はシャッタ92によって開閉自在となっている。この窓91を通してウエハWの搬入出が行われる。ハウジング90の内部は隔壁93によって2室に仕切られており、後に説明するように、一方は洗浄液や純水等を扱う液処理室となっており、他方は洗浄処理のために各種ノズル等を移動させるための駆動機構が設けられた機構配設室となっている。
ハウジング90内には、ウエハWを略水平姿勢に保持するスピンチャック11と、スピンチャック11に保持されたウエハWの周囲を囲繞するカップ12と、ウエハWの表面に洗浄液を供給する洗浄液ノズル15と、ウエハWの表面に不活性ガス、例えば、窒素ガスを供給するガスノズル16と、が設けられている。
スピンチャック11は、チャックプレート71と、チャックプレート71を支持する枢軸72と、枢軸72を回転させるモータ73と、チャックプレート71に載置されたウエハWの保持/解除を行う脱着機構74と、を備えている。チャックプレート71の表面には、図示しない支持ピンが複数配設されており、ウエハWはこれら支持ピンに支持される。
脱着機構74は、チャックプレート71の周縁の3箇所に設けられた保持部材75と、チャックプレート71の下方に設けられたプレート部材76と、プレート部材76を昇降させる昇降機構77と、保持部材75の配設位置に対応してプレート部材76に設けられた当接治具78と、を有している。図2の左側には保持部材75がウエハWを保持した状態を示しており、図2の右側には保持部材75がウエハWを保持していない状態を示している。
脱着機構74は、保持部材75をテコの原理を利用して動かすことで、ウエハWの保持状態と解除状態とを切り替えるものである。すなわち、昇降機構77を上昇させると3箇所に配設された当接治具78が保持部材75の内周端をそれぞれチャックプレート71の裏面に押し付け、これにより保持部材75の外周端部が外側下方へ動いてウエハWの保持状態が解除される。逆に、昇降機構77を降下させて当接治具78を保持部材75から離隔させると、保持部材75の外周端部が内側上方に動いてウエハWの縁に当接し、これによりウエハWに外周から中心へ向かう力が加わって、ウエハWが保持部材75に保持される。
カップ12は昇降機構85により昇降自在となっている。図2では下段位置(実線)および上段位置(点線)が同時に示され、図3では上段位置のみが示されている。ウエハWの搬入出時にはカップ12は下段位置に保持され、洗浄処理中は上段位置に保持される。カップ12には上下2段に内周上側から外周下側に傾斜したテーパー部86・87が形成されている。カップ12の底部には排気ダクト89が設けられている。
洗浄液ノズル15へは、窒素ガス供給源と純水供給源とからそれぞれ窒素ガスと純水(DIW)が供給され、これらが洗浄液ノズル15の内部において混合される。こうして純水に窒素ガスを混入させることにより、純水をミスト化した洗浄液(以下「2流体洗浄液」という)が生成し、ウエハWの表面に吹き付けられる。
洗浄液ノズル15は第1ノズルアーム51に保持されており、この第1ノズルアーム51は第1アーム昇降機構56によって昇降自在となっている。第1アーム昇降機構56は、機構配設室においてX方向に延在して設けられたガイド54に移動自在に嵌合されたスライダ61に取り付けられており、このスライダ61のX方向の位置制御は第1ノズルスライド機構66によって行われるようになっている。例えば、第1ノズルスライド機構66としては、電磁式リニアモータやボールネジ機構等が用いられる。このような構成により、洗浄液ノズル15をウエハW上でX方向にスキャンさせ、またカップ12の上端を越えてカップ12外へ退避させることができるようになっている。
ウエハWの表面に窒素ガスを供給するガスノズル16は、第2ノズルアーム52に保持されており、この第2ノズルアーム52は第2アーム昇降機構57によって昇降自在となっている。この第2アーム昇降機構57は、機構配設室においてX方向に延在して設けられたガイド54に移動自在に嵌合されたスライダ62に取り付けられており、このスライダ62のX方向の位置制御は第2ノズルスライド機構67によって行われるようになっている。第2ノズルスライド機構67としては第1ノズルスライド機構66と同じ駆動方式のものが好適に用いられる。このような構成により、ガスノズル16もまた、ウエハW上でX方向にスキャンさせ、またカップ12の上端を越えてカップ12外へ退避させることができるようになっている。
このように構成された洗浄処理装置10に設けられた各種機構の駆動制御と、窒素ガスや純水の供給源から各種ノズルへの流体供給を制御するバルブの制御は、制御部(プロセスコントローラ)80により行われる。制御部80には、工程管理者が洗浄処理装置10を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、洗浄処理装置10の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるデータ入出力部81が接続されている。
また、制御部80には、洗浄処理装置10で実行される各種処理を制御部80の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じて洗浄処理装置10の各構成部に処理を実行させるためのプログラム(すなわち、レシピ)が格納された記憶部82が接続されている。レシピはハードディスクや半導体メモリー等に記憶されていてもよいし、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な可搬性の記憶媒体に格納された状態で、記憶部82の所定位置にセットするようになっていてもよい。
そして、必要に応じて、データ入出力部81からの指示等にて任意のレシピを記憶部82から呼び出して制御部80に実行させることで、制御部80の制御下で、洗浄処理装置10での所望の処理が行われる。
次に、上述の通りに構成された洗浄処理装置10を用いたウエハWの処理工程について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、カップ12を下段位置に配置し、昇降機構77によりプレート部材76を上昇させて当接治具78を保持部材75に押し付け、保持部材75の外周端部を外側下方に移動させた状態とする。そして、シャッタ92を開いて窓91を開く。次いで、ウエハWを保持した図示しないウエハ搬送アームを窓91を通してハウジング90内に進入させて、チャックプレート71にウエハWを受け渡す。ウエハ搬送アームをハウジング90から退出させた後に、プレート部材76を降下させて当接治具78を保持部材75から離隔させ、保持部材75にウエハWを保持させる(ステップ1)。その後、カップ12を上段位置へ移動させる。
次いで、洗浄液ノズル15をカップ12外の待避位置(つまり、図1に示す位置)からスピンチャック11に保持されたウエハWの中心上の所定の高さ位置に移動させる(ステップ2)。続いて、ウエハWを所定の速度で回転させて、洗浄液ノズル15をX方向でスキャンさせながら、洗浄液ノズル15から2流体洗浄液をウエハWの表面に所定時間吹き付けて、ウエハWの表面を洗浄する(ステップ3)。このときの洗浄液ノズル15のスキャンパターンとしては、ウエハWのX方向端間でスキャンさせるパターンと、ウエハの中心とウエハの一端との間でスキャンさせるパターンと、がある。
この2流体洗浄液によるウエハWの処理においては、ウエハWの単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、2流体洗浄液の供給ポイントの移動速度(つまり洗浄液ノズル15のスキャン速度)をウエハWの外周部よりも中心部で速くするか、または、洗浄液ノズル15のスキャン速度を一定にして、ウエハWの回転数を洗浄液ノズル15がウエハWの外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くすることが好ましい。
所定時間経過後、2流体洗浄液の供給を、洗浄液ノズル15の待避位置側のウエハWの端部で終了することが望ましい。そして、2流体洗浄液の供給を停止した際には、ウエハWの表面に純水の膜が残っていることが望ましい(ステップ4)。その後、洗浄液ノズル15をカップ12外に待避させ、ガスノズル16をウエハWの中心上へ配置する(ステップ5)。続いて、2流体洗浄液の供給時(ステップ3)よりもウエハWを高速で回転させ、ガスノズル16からウエハWへ窒素ガスを吹き付けながら、ガスノズル16をウエハWの中心からウエハWの周縁へスキャンさせ、ウエハWの表面を乾燥させる(ステップ6)。ガスノズル16はガスノズル16の待避位置側に向けてスキャンさせることが好ましい。
このスピン乾燥が終了したら、ガスノズル16をカップ12外へ待避させる。また、その後、先にウエハWをハウジング90に搬入してチャックプレート71に支持させた手順と逆の手順によって、ウエハWをハウジング90から搬出する(ステップ7)。
上述したウエハWの洗浄方法による洗浄液ノズル15のスキャン速度と帯電電圧との関係を示すグラフを図5Aに示し、ウエハWの回転数と帯電電圧との関係を示すグラフを図5Bに示す。図5A,5Bでは、ウエハWとしてベアウエハの表面に絶縁膜が形成されているものを用いている。
図5Aに示されるように、洗浄液ノズル15のスキャン速度が遅くなると帯電電圧の絶対値が大きくなる傾向があることがわかる。この結果から、洗浄液ノズル15のスキャン速度は15mm/秒以上とすることが好ましい。また、洗浄液ノズル15のスキャン速度の上限は30mm/以下とすることが好ましく、これにより洗浄効果の低下を回避することができる。
図5Bに示されるように、2流体洗浄ではウエハWの回転数が大きくなると帯電電圧の絶対値が大きくなる傾向がわかる。この結果から、ウエハWの回転数は1000rpm以下とすることが好ましい。ウエハWの回転数の下限は、極端に小さいと処理時間が長くなって洗浄処理装置10のスループットが低下することから、300rpm以上とすることが好ましい。これらウエハWの洗浄精度と処理時間とを考慮すると、ウエハWの回転数は、300〜600rpmの範囲とすることがより好ましい。
上記説明においては洗浄液として2流体洗浄液を用いた場合について説明したが、これに代えて高圧ジェット水やメガソニック洗浄水を用いて上記洗浄方法を採用した場合にも、ウエハWの帯電を抑制することができる。
次に、洗浄処理装置の別の実施形態について説明する。図6に洗浄処理装置10aの概略平面図を示す。この洗浄処理装置10aが先に図1〜3に示した洗浄処理装置10と異なっている点は、洗浄液ノズル15からはポリマー除去や金属除去等のための薬液をウエハWに供給することができるようになっている点と、リンスノズル17をさらに具備している点である。
リンスノズル17は、ウエハWの表面にリンス液たる純水(DIW)を供給する。リンスノズル17は第3ノズルアーム53に保持されており、この第3ノズルアーム53は第3アーム昇降機構58によって昇降自在となっている。第3アーム昇降機構58は、ガイド54に移動自在に嵌合されたスライダ63に取り付けられており、このスライダ63のX方向での移動は第3ノズルスライド機構68によって行われ、第3ノズルスライド機構68は制御部80により行われる。第3ノズルスライド機構68としては第1ノズルスライド機構66と同じ駆動方式のものが好適に用いられる。このような構成により、リンスノズル17もまた、ウエハW上でX方向にスキャンさせ、またカップ12の上端を越えてカップ12外へ退避させることができるようになっている。
洗浄処理装置10aのその他の構成は洗浄処理装置10との共通であるので、その部分の説明はここでは省略する。
続いて、洗浄処理装置10aによるウエハWの洗浄処理工程について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。先ず、先に図4を参照しながら説明したのと同様にして、ウエハWをスピンチャック11に保持させる(ステップ11)。次いで、洗浄液ノズル15をカップ12外の待避位置からウエハWの中心上の所定の高さ位置に移動させ(ステップ12)、静止したウエハWの表面に所定の薬液を供給し、薬液パドルを形成する(ステップ13)。そして所定時間が経過したら、ウエハWを所定の速度で回転させ、洗浄液ノズル15をX方向でスキャンさせながらさらに薬液をウエハWに供給する(ステップ14)。
所定時間経過後に薬液供給を停止し、洗浄液ノズル15をカップ12外に待避させ、リンスノズル17をウエハWの中心上に移動させる(ステップ15)。このとき、カップ12外において、ガスノズル16を洗浄液ノズル15側へ移動させる。ウエハWを回転させ、リンスノズル17から純水を吐出させながら、リンスノズル17をウエハWの中心と周縁との間でスキャンさせる(ステップ16)。このリンス処理によりウエハW表面の薬液が洗い流される。
図8にウエハWの中心にのみ純水を供給した場合の帯電電圧のプロファイルを模式的に示す説明図を示す。リンス処理においては、純水の供給ポイントが不変の場合にその部分で帯電電圧の絶対値が大きくなるが、リンスノズル17をスキャンさせることによってウエハ中心での帯電電圧の絶対値を小さくすることができる。
このリンス処理においては、ウエハWの単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、純水の供給ポイントの移動速度、つまりリンスノズル17のスキャン速度をウエハWの外周部よりも中心部で速くするか、または、ウエハWの回転数をリンスノズル17がウエハWの外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くすることが好ましい。これにより帯電電圧の絶対値を小さくし、ウエハW全体で均一な状態に近付けることができるので、ウエハWの損傷を防止することができる。また、リンス液として炭酸ガスを溶解させることにより導電性を高めた純水を用いることは、帯電電圧の絶対値をさらに小さくすることができるので、より好ましい。
所定時間が経過後、リンスノズル17をリンスノズル17の待避位置側のウエハWの周縁に移動させて純水の供給を停止し、その後リンスノズル17をカップ12外に待避させ、ガスノズル16をウエハWの中心上へと移動させる(ステップ17)。リンスノズル17からの純水の供給を停止した際には、ウエハWの表面に純水の膜が残っていることが望ましい。
次いで、ウエハWを純水供給時(ステップ16の処理時)よりも高速で回転させ、ガスノズル16からウエハWへ窒素ガスを吹き付けながら、ガスノズル16をウエハWの中心からウエハWの周縁へスキャンさせる(ステップ18)。これにより、ウエハWの表面を乾燥させることができる。なお、ガスノズル16はガスノズル16の待避位置側へスキャンさせることが好ましい。このスピン乾燥の終了後、ガスノズル16をカップ12外へ待避させ、ウエハWをハウジング90から搬出する(ステップ19)。
このような薬液洗浄、リンス処理、スピン乾燥処理を有するウエハWの洗浄方法によるリンス条件と帯電電圧との関係を示すグラフを図9A〜9Cに示す。また、図10にスピン乾燥におけるウエハWの回転数と帯電電圧との関係を示す。ここで、図9Aはリンス時間と帯電電圧との関係を、図9Bはリンス液流量と帯電電圧との関係を、図9Cはウエハ回転数と帯電電圧との関係を、それぞれ示している。なお、リンス処理条件と帯電の関係が顕著に表れるように、薬液洗浄においてはパドルを形成したのみで、洗浄液ノズル15のスキャンは行っていない。また、図10を参照しながら後に詳細に説明するように、スピン乾燥条件が帯電電圧に与える影響は小さいために、スピン乾燥の条件は3000rpm、20秒に固定している。図9A〜9Cに示す結果を与えたウエハWは、図5A,5Bに示す結果を与えたウエハWと同じ構成のものである。
図9Aに示されるように、リンス時間が長くなると帯電電圧の絶対値が大きくなることがわかる。リンス時間は薬液の種類や粘度等の特性にも依存するため一概に決めることはできないが、薬液がウエハW上に残らない範囲でできるだけ短くすることが好ましい。また、図9Bに示すように、純水の供給流量が少ない方が帯電電圧の絶対値が小さく抑えられることがわかる。さらに図9Cに示すように、ウエハWの回転数を小さくすると帯電電圧の絶対値が小さく抑えられることがわかり、リンス処理時の回転数は1000rpm以下とすることが好ましい。一方、リンス処理におけるウエハWの回転数は、ウエハWの表面の処理均一性や処理時間を考慮して、500rpm以上とすることが好ましい。
図10に示されるように、スピン乾燥におけるウエハWの回転数は、ウエハWの帯電電圧の大きさに殆ど影響を与えないことがわかる。これは洗浄処理工程におけるウエハWの帯電電圧の大きさは、実質的にリンス処理時に決まってしまっていることによるものと考えられる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、基板として半導体ウエハを取り上げたが、これに限定されるものではなく、フラットパネルディスプレイ(FDP)等に用いられるガラス基板等についても本発明を適用することができる。
また本発明は、2流体洗浄液等による処理の後にスキャンリンス処理を行うことを妨げるものではない。例えば、2流体洗浄液等による処理時間が短いレシピを組んだ場合には、2流体洗浄液等の供給を停止した際にウエハW上に2流体洗浄液等によりウエハWから浮き上がった異物が残留している場合があるので、その後にスキャンリンス処理を、好ましくは短時間行うことにより、これらの異物を確実に除去することができることができるからである。
また、2流体洗浄液や純水の供給ポイントの軌跡は直線的である必要はなく、洗浄液ノズルやリンスノズルとして回動自在な構成のものを用いることにより、ウエハWの中心を通ってウエハW上で円弧を描くように2流体洗浄液等をウエハWに供給してもよい。また、ウエハWのスピン乾燥処理として、窒素ガスをウエハWに供給しながらウエハWを回転させる形態を示したが、窒素ガスの供給を行わずにウエハWを所定の回転数で回転させるだけでウエハWを乾燥させてもよい。
以上説明した実施の形態は、あくまでも本発明の技術的内容を明らかにすることを意図するものであって、本発明はこのような具体例にのみ限定して解釈されるものではなく、本発明の精神とクレームに述べる範囲で、種々に変更して実施することができるものである。
本発明は半導体ウエハ等の基板の洗浄処理に好適である。
本発明の第1の観点では、基板を略水平姿勢で回転させながら2流体洗浄液を供給して基板を処理し、2流体洗浄液の供給を停止した後に純水によるリンス処理を経ることなく、基板を前記2流体洗浄液供給時よりも高速で回転させて基板を乾燥させる基板洗浄方法、を提供する。
上記第1の観点において、前記2流体洗浄液供給時における基板の回転数を1000rpm以下し、2流体洗浄液の基板への供給ポイントを基板の径方向で、15〜30mm/秒で移動させながら2流体洗浄液を供給することが好ましい。また、2流体洗浄液の供給を停止した際に洗浄液の液膜を残し、基板を前記2流体洗浄液供給時よりも高速で回転させて基板を乾燥させることが好ましい。さらに、基板を乾燥させる際に基板の中心から周縁に窒素ガスを吹きつけながら移動させることが好ましい。
本発明の第2の観点では、基板を所定の薬液で処理する工程と、
基板を略水平姿勢で回転させながら、純水を基板へ供給してリンス処理する工程と、
基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる工程と、を有し、
前記リンス処理工程では、基板の単位面積あたりの処理時間が同じになるように、純水の基板への供給ポイントの移動速度を、基板の外周部よりも中心部で速くする基板洗浄方法、を提供する。
上述の通り、リンス処理工程が基板の帯電に大きく影響していることが明らかであっても、アルカリ性薬液や酸性薬液を用いた洗浄処理やスクラブ洗浄処理では、その後に薬液等を洗い流すためにリンス処理が必要である。その場合にも、基板の帯電を可能な限り抑制することが望まれる。
従来のリンス処理は、回転する基板の中心に純水を供給することにより行われていたが、この場合には、基板の中心部での帯電電圧の絶対値が大きくなることを、発明者は知見した。そこで、上記第2の観点に係る基板洗浄方法のように、基板の単位面積あたりの処理時間が同じになるように、純水の基板への供給ポイントの移動速度を、基板の外周部よりも中心部で速くすることにより、基板に局所的に絶対値の大きい帯電電圧が発生することを防止し、基板全体で均一かつ低レベルな帯電に抑えることができる。
本発明の第3の観点では、基板を所定の薬液で処理する工程と、
基板を略水平姿勢で回転させながら、純水を前記基板へ供給してリンス処理する工程と、
基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる工程と、を有し、
前記リンス処理工程では、純水の基板への供給ポイントを基板の径方向で移動させ、基板の単位面積当たりの処理時間が同じとなるように、基板の回転数を純水の供給ポイントが基板の外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くする基板洗浄方法、を提供する。
これにより、上記効果をより大きくすることができる。
本発明の第4の観点では、ンピュータに制御プログラムを実行させるソフトウエアが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、基板を略水平姿勢で回転させながら2流体洗浄液を供給して基板を処理し、2流体洗浄液の供給を停止した後に純水によるリンス処理を経ることなく、基板を前記2流体洗浄液供給時よりも高速で回転させて基板を乾燥させる基板洗浄方法が行われるように洗浄装置を制御させる、コンピュータ読取可能な記憶媒体、を提供する
本発明の第の観点では、コンピュータに制御プログラムを実行させるソフトウエアが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、基板を所定の薬液で処理する工程と、基板を略水平姿勢で回転させながら、純水を基板へ供給してリンス処理する工程と、基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる工程と、を有する基板処理方法であって、前記リンス処理工程では、基板の単位面積あたりの処理時間が同じになるように、純水の基板への供給ポイントの移動速度を、基板の外周部よりも中心部で速くする基板洗浄方法が行われるように洗浄装置を制御させる、コンピュータ読取可能な記憶媒体、を提供する。
本発明の第の観点では、コンピュータに制御プログラムを実行させるソフトウエアが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、基板を所定の薬液で処理する工程と、基板を略水平姿勢で回転させながら、純水を前記基板へ供給してリンス処理する工程と、基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる工程と、を有する基板洗浄装置であって、前記リンス処理工程では、純水の基板への供給ポイントを基板の径方向で移動させ、基板の単位面積当たりの処理時間が同じとなるように、基板の回転数を純水の供給ポイントが基板の外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くする基板洗浄方法が行われるように洗浄装置を制御させる、コンピュータ読取可能な記憶媒体、を提供する。

Claims (11)

  1. 基板を略水平姿勢で回転させながら2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水を供給して前記基板を処理し、前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給を停止した後に純水によるリンス処理を経ることなく、前記基板を前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給時よりも高速で回転させて前記基板を乾燥させる基板洗浄方法。
  2. 請求項1に記載の基板洗浄方法において、前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給時における前記基板の回転数を100〜900rpmとする、基板洗浄方法。
  3. 請求項1に記載の基板洗浄方法において、前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の前記基板への供給ポイントを前記基板の径方向で移動させ、その際に前記基板の単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、前記供給ポイントの移動速度を前記基板の外周部よりも中心部で速くする、基板洗浄方法。
  4. 請求項1に記載の基板洗浄方法において、前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の前記基板への供給ポイントを前記基板の径方向において一定速度で移動させ、その際に前記基板の単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、前記基板の回転数を前記供給ポイントが前記基板の外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くする、基板洗浄方法。
  5. 基板を所定の洗浄液で処理する工程と、
    基板を略水平姿勢で回転させながら、純水を前記基板へ供給してリンス処理する工程と、
    前記基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる工程と、を有し、
    前記リンス処理工程では、前記純水の前記基板への供給ポイントを前記基板の径方向で移動させる基板洗浄方法。
  6. 請求項5に記載の基板洗浄方法において、前記リンス処理工程では、前記基板の単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、前記純水の供給ポイントの移動速度を前記基板の外周部よりも中心部で速くする、基板洗浄方法。
  7. 請求項5に記載の基板洗浄方法において、前記リンス処理工程では、前記基板の単位面積あたりの処理時間が同じとなるように、前記基板の回転数を前記純水の供給ポイントが前記基板の外周部にあるときよりも中心部にあるときに速くする、基板洗浄方法。
  8. 請求項5に記載の基板洗浄方法において、前記リンス処理工程において、前記基板の回転数を100〜900rpm、純水供給流量を0.3〜1.5L/分とする、基板洗浄方法。
  9. 請求項5に記載の基板洗浄方法において、前記リンス処理工程においては、純水に炭酸ガスを溶解させたものを用いる、基板洗浄方法。
  10. コンピュータに制御プログラムを実行させるソフトウエアが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記制御プログラムは、実行時に、(a)基板を略水平姿勢で回転させながら2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水を供給して前記基板を処理し、(b)前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給を停止した後に純水によるリンス処理を経ることなく、前記基板を前記2流体または高圧ジェット水またはメガソニック水の供給時よりも高速で回転させて前記基板を乾燥させる処理を実行して、前記基板を洗浄するように洗浄装置を制御する、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
  11. コンピュータに制御プログラムを実行させるソフトウエアが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記制御プログラムは、実行時に、(a)基板を所定の洗浄液で処理し、(b)基板を略水平姿勢で回転させながら、かつ、純水を前記基板へ供給するポイントを前記基板の径方向で移動させながら、純水を前記基板へ供給してリンス処理し、(c)前記基板を前記リンス処理時よりも高速で回転させて乾燥させる処理を実行して、前記基板を洗浄するように洗浄装置を制御する、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
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