JP6318012B2 - 基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板を処理する基板処理方法に関する。
基板処理装置は、インデクサ部と処理部とインターフェース部とを備えている。インデクサ部は、複数枚の基板を収容するキャリアから基板を取り出して処理部に搬送し、処理部から出力された基板をキャリアに収納する。処理部は、レジストなどの塗布処理、現像処理、および熱処理等を行う。そして、インターフェース部は、外部装置である露光機に対して基板を引き渡しおよび受け取りを行う。
露光機は、基板処理装置のインターフェース部に隣接して配置されている。露光機には、近年、露光パターンのさらなる微細化を可能にするため、露光機の投影光学系と基板との間に液体を満たして露光する液浸法による露光技術(以下、「液浸露光技術」と呼ぶ)が用いられている。しかしながら、液浸露光技術では、基板と液体とが接触した状態で露光処理が行われるので、露光処理終了後の基板に液体(液浸液)が付着した状態で露光機から搬出される。これにより、露光機から搬出された基板に付着している液体が基板処理装置内に落下し、基板処理装置の動作不良や基板処理装置内の清浄度の悪化を招くおそれがある。
そこで、基板に付着した液体を除去するため、上述のインターフェース部内に洗浄乾燥ユニットを配置し、洗浄および乾燥の基板処理を行うことが特許文献1および2に提案されている。また、上述の目的で用いられることが記載されていないが、特許文献3には、洗浄および乾燥の基板処理方法が開示されている。これらの基板処理方法を順番に説明する。
まず、特許文献1の基板処理方法を説明する。スピンチャックで保持し、回転させた基板Wを洗浄液で洗浄し、リンス液で洗浄液を洗い流す。この後、基板Wの表面全体にリンス液の液層(パドル)Lを形成する。リンス液の吐出を停止し、ノズル(液供給ノズル)を退避させる。基板Wの回転速度を上げ、基板Wの周縁部側の厚みを大きくすると共に、基板Wの中心部側の厚みを小さくする(図14(a)参照)。このとき、液層Lの中心部側と周縁部側は互いに引き合った状態となっている。
その後、不活性ガス供給ノズル284を基板Wの中心部上方に移動させ、不活性ガス供給ノズル284から厚みの小さい液層Lに向けて不活性ガスを吐出し、基板Wの中心部にホールHを形成する(図14(b)参照)。これにより、上述の引き合った状態が解除され、液層Lは、遠心力により、ホールHと液層Lのリング状の境界を維持しながら一体的に基板Wの外側に移動する(図14(c)参照)。これにより、基板W上の液層リンス液の微小液滴の形成を抑えつつ、基板Wを乾燥させることができる。
次に、特許文献2の基板処理方法を説明する。スピンチャックに保持し、回転させた基板Wを洗浄液で洗浄し、リンス液で洗浄液を洗い流す。この後、基板Wの中心部上方のノズル283からリンス液を吐出しながら基板Wの回転速度を上げ、基板Wの表面全面にリンス液の液層Lを形成する(図15(a)参照)。次に、ノズル283を基板Wの中心部上方から外側に向けて移動させる。このとき、基板Wの回転に伴う遠心力で液層Lの中心部側の厚みが小さくなる。この厚みが小さい領域を薄層領域と呼ぶ。
ノズル283は、基板Wの中心部上方から所定距離を移動した位置で移動を一旦停止する。この期間に遠心力により液層Lが薄層領域内で分断され、液層Lの中心部にホール(乾燥コア)Hが形成される(図15(b)参照)。ホールHの形成後、ノズルを再び外側に移動する。それに伴い、遠心力によりホールHを始点としてリンス液が存在しない乾燥領域(ホールH)が基板W上で拡大する(図15(c)参照)。ノズル283が基板Wの周縁部上方まで移動されるとリンス液の吐出を停止させ、ノズル283を基板W外に移動する。これにより、リンス液の液層Lが一体に保持された状態でホールHが基板W上の全体に広がり、微小液滴の形成を防止しつつ、基板Wを乾燥させることができる。
次に、特許文献3の基板処理方法を説明する。スピンチャック(ウエハ支持回転部)に保持し、回転させた基板を洗浄液などで処理し、洗浄液などを純水でリンスする。このリンスは、基板の表面全体に液層(液膜)を形成して行う。この後、基板の回転速度を下げ、基板の中心部上方のノズル(吐出部)から小流量の純水を供給する。このとき、基板の表面全体に形成されている液層は維持されずに壊れ、基板上に吐出された純水が、基板の中心部から外周に向けて筋状(又は川状)に流れる。そして、ノズルから純水を供給しながら、ノズルを基板の外周に向けて移動させる。その際、基板の表面全体に形成されていた液層が壊れた後の基板の表面上に残っている微小な水滴を、純水の筋状の流れに取り込みながらノズルを移動させる。そして、ノズルが基板の外周の外側まで移動すると、基板の表面上から筋状に流れる純水が消失し、基板の表面が乾燥される。
特開2008−028226号公報(図6、図7) 特開2009−071026号公報(図7、図8等) 特開2012−222237号公報(図3等)
しかしながら、従来の基板の洗浄乾燥処理では、次のような問題が3点ある。1点目は、パターン形成に用いられる感光性膜およびその保護膜の表面の撥水性が益々、高くなっており、基板の表面全体に液層Lを形成することが難しくなっていることである。これは、従来に比べ、浸液法を用いた露光機の処理能力を向上させるため、基板に対する投影光学系の高速移動に伴い、投影光学系と基板の間の液体も高速で移動させる必要があるためである。これにより、液層形成時間の増加するおそれ、あるいは液層形成自体が不可能となるおそれがある。
2点目は、液層L中にバブルBBが存在すると、液残りの原因となるおそれがあることである。例えば、図14(a)のように、基板Wの中心部以外の液層L中にバブルBBが存在すると、そのバブルBBを中心にホールが形成されることがある。例えば、バブルBを中心としたホールの拡大と、基板Wの中心部に形成されたホールHの拡大とが交わったときに、微小水滴が発生する。微小水滴は、その大きさが小さいほど、また、基板の中心部側に位置するほど、遠心力の影響が弱くなり、基板Wの外側に飛ばすことが難しくなる。なお、リンス液は脱気されており、バブルBBは何かの原因でまれに混入する。
また、3点目は、特許文献3のように、基板の中心部上方のノズル(吐出部)から純水を吐出し、純水を吐出しながらノズルを基板の外側に移動させると、液残りの原因となることである。すなわち、基板の中心部に向けて吐出された純水は、あらゆる方向に流れる。そして、その状態で、ノズルの基板の外縁部側に移動させると、ノズルの移動と反対方向にも純水が流れる。このノズルの移動と反対方向に流れる純水が原因となり、結果的に微小水滴となって基板の中心部付近に残ってしまうことがある。上述のように、基板上に残った微小水滴は、基板の中心部側に位置するほど、また、微小水滴のサイズが小さいほど遠心力が弱く、微小水滴を基板外に飛ばすことが難しい。そのため、基板の中心部に向けて吐出している純水を基板の周縁部に向けて移動させる際に発生する微小水滴を考慮しなければならない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、液残りを抑えつつ、基板の洗浄乾燥処理を行うことができる基板処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る基板処理方法は、撥水性を有する膜が表面に形成された基板を回転保持部により保持して回転させ、前記基板の表面に沿った方向に前記基板の中心部から予め設定された距離離れた位置に向けてノズルにより洗浄液またはリンス液である処理液の吐出を開始し、処理液の吐出開始直後より前記基板上で処理液を1本にまとまるように流し、処理液の吐出開始後、前記基板上に到達した処理液の広がりが一時的に前記基板の中心部まで及ばせ、前記ノズルで処理液を連続して吐出しながら、前記ノズルを前記基板の外側に向けて移動させることを特徴とするものである。
本発明に係る基板処理方法によれば、撥水性を有する膜が表面に形成された基板を回転保持部で保持して回転させた状態で、ノズルによる処理液の吐出を開始する。なお、処理液は、洗浄液またはリンス液である。処理液が基板上で複数に分離して流れると、分離する際に微小水滴が発生しやすくなる。しかしながら、処理液は、基板の中心部から予め設定された距離離れた位置に向けて吐出され、処理液の吐出開始直後より基板上で1本にまとまるように流される。これにより、微小水滴の発生を抑えることができる。また、ノズルにより処理液を連続して吐出しながら、ノズルを基板の外側に向けて移動させる。これにより、基板上で1本の流れとしてまとまった状態の処理液を維持しながら、処理液の流れ全体を基板の外側に向けて移動させることができる。なお、処理液の流れの内側は乾燥領域となる。したがって、液残りを抑えつつ、基板の洗浄乾燥処理を行うことができる。
なお、例えば、特許文献3のように、基板の中心部上方のノズルから純水を供給した状態で、ノズルを基板の外周部に移動させる場合、液残りが発生することがある。すなわち、基板の中心部に向けて吐出された純水は、あらゆる方向に流れる。そして、ノズルを基板の外周部に移動させると、ノズルの移動と反対方向に流れる純水が、ノズルにより順次吐出されて形成される純水の本流と分離する。この分離の際に微小水滴が発生しやすくなる。すなわち、ノズルにより吐出された全ての純水がまとまって一本の流れとなれば、微小水滴の発生が抑えられる。しかしながら、基板の中心部上方からノズルを移動させる際に、純水が分離し、微小水滴が発生する。基板中心部付近に残った微小水滴は、その後にノズルにより順次吐出されて形成される純水の本流に巻き込まれることがなく。また、遠心力の影響を受けにくいので、液残りとなる。本発明によれば、処理液の吐出開始直後より基板上で処理液を1本にまとまるように流しているので、基板の中心部に向けて吐出している処理液を基板の周縁部に移動させる際に処理液が分離することを防止し、微小水滴の発生を抑えることができる。
また、従来は、液層を形成していた。しかしながら、基板表面の撥水性が益々高くなり液層形成が難しくなると、液層を形成するだけで時間がかかってしまい、また、基板サイズが大きいほど更に時間がかかってしまう。これにより、液層形成時間の増加するおそれ、あるいは液層形成自体が不可能となるおそれがあった。本発明によれば、基板全面に液層を形成しないので、液層形成の問題を解消することができる。また、時間がかかる等の液層形成を行わないので、スループットを向上させることができる。また、本発明では、液層を形成しないので、液層中に存在するバブルの影響の問題を解消することができる。
また、回転する基板上に到達した処理液の広がりが一時的に基板の中心部まで及ぶので、ノズルの中心部から予め設定された距離離れた位置に向けて処理液を吐出した場合であっても、基板の中心部を処理液で処理することができる。
また、本発明に係る基板処理方法の好ましい一例は、前記ノズルの移動は、前記基板の外側の予め設定された位置を軸に前記ノズルを旋回させることにより行うことである。基板の外側の予め設定された位置を軸にノズルを旋回させることで、基板上で1本の流れとしてまとまった処理液を維持しながら、処理液の流れ全体を基板の外側に移動させることができる。
また、本発明に係る基板処理方法の好ましい一例は、前記ノズルの移動は、前記基板の半径方向に前記ノズルを直線移動させることにより行われることである。基板の半径方向にノズルを直線移動させることで、基板上で1本の流れとしてまとまった状態の処理液を維持しながら、処理液の流れ全体を基板の外側に移動させることができる。
また、本発明に係る基板処理方法の好ましい一例は、前記処理液は、リンス無しの洗浄液であることである。これにより、処理時間を短縮することができる。
また、本発明に係る基板処理方法の好ましい一例は、前記基板は、液浸法による露光処理後の未洗浄の基板であることである。液浸法による露光処理後の未洗浄の基板は、液浸法による露光処理時の液浸液が残った状態の基板である。このような基板に対し、液残りを抑えつつ、基板の洗浄乾燥処理を行うことができる。
本発明に係る基板処理方法によれば、撥水性を有する膜が表面に形成された基板を回転保持部で保持して回転させた状態で、ノズルによる処理液の吐出を開始する。処理液が基板上で複数に分離して流れると、分離する際に微小水滴が発生しやすくなる。しかしながら、処理液は、基板の中心部から予め設定された距離離れた位置に向けて吐出され、処理液の吐出開始直後より基板上で1本にまとまるように流される。これにより、微小水滴の発生を抑えることができる。また、ノズルにより処理液を連続して吐出しながら、ノズルを基板の外側に向けて移動させる。これにより、基板上で1本の流れとしてまとまった状態の処理液を維持しながら、処理液の流れ全体を基板の外側に向けて移動させることができる。なお、処理液の流れの内側は乾燥領域となる。したがって、液残りを抑えつつ、基板の洗浄乾燥処理を行うことができる。
実施例1に係る基板処理装置の概略平面図である。 実施例1に係る基板処理装置の概略縦断面図である。 実施例1に係る基板処理装置の概略右側面図である。 実施例1に係る基板処理装置の概略左側面図である。 (a)は、実施例1に係る洗浄乾燥ユニットの概略平面図であり、(b)は、実施例1に係る洗浄乾燥ユニットの概略縦断面図である。 (a)〜(f)は、ノズルを旋回させる場合の基板の洗浄乾燥処理の経過を示す図である。 (a)〜(f)は、ノズルを旋回させる場合の基板の洗浄乾燥処理の経過を示す図である。 基板中心部からのノズル距離量を変化させたときの水滴評価結果を示す図である。 基板回転数を変化させたときの水滴評価結果を示す図である。 処理液流量を変化させたときの水滴評価結果を示す図である。 基板中心部からのノズル距離量と処理液流量を変化させたときの予測を含む水滴評価結果を示す図である。 (a)は、実施例2に係る洗浄乾燥ユニットの概略平面図であり、(b)は、実施例2に係る洗浄乾燥ユニットの概略縦断面図である。 (a)〜(f)は、ノズルを直線移動させる場合の基板の洗浄乾燥処理の経過を示す図である。 (a)〜(f)は、従来の基板処理方法を説明するための図である。 (a)〜(f)は、従来の基板処理方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。図1は、基板処理装置1の概略平面図であり、図2は、基板処理装置1の概略縦断面図である。図3は、基板処理装置1の概略右側面図であり、図4は、基板処理装置1の概略左側面図である。
図1を参照する。基板処理装置1は、インデクサ部(以下、「ID部」と呼ぶ)3と、処理部5と、インターフェース部(以下、「IF部」と呼ぶ)7とを備えている。ID部3、処理部5およびIF部7は、この順で隣接して設けられている。IF部7には、更に、基板処理装置1とは別の露光機EXPが隣接して設けられている。以下、各構成を順番に説明する。
[ID部3]
ID部3は、複数枚の基板(例えば、半導体ウエハ)Wを収容するキャリアCを載置するキャリア載置台9と、2つのID部内搬送機構(以下適宜、「搬送機構」と呼ぶ)TA1、TA2とを備えている。搬送機構TA1、TA2は、いわゆる搬送ロボットである。搬送機構TA1、TA2は、キャリアCから基板Wを取り出して例えば載置部PS1aに基板Wを搬送し、処理部5から搬出され、例えば載置部PS1b(図2参照)に搬送された基板Wを受け取って各キャリアCに収納する(戻す)ものである。搬送機構TA1、TA2は、1又は2本の基板Wを保持する保持アーム11と、保持アーム11を上下および水平方向に移動させ、保持アーム11を上下(Z方向)軸心周りに旋回させる保持アーム支持台13とを備えている。
なお、図1において、キャリア載置台9は、2つ設けられているが、1つ又は3つ以上であってもよい。また、搬送機構TA1、TA2は、2つ設けられているが、3つ以上であってもよく、また、1つで構成され、基板処理装置1の幅方向(Y方向)に移動可能に構成されていてもよい。なお、キャリアCは、FOUP(front opening unified pod)が例示されるが、その他のものであってもよい。
[処理部5]
処理部5は、図2のように、4つの処理ブロックB1〜B4を備えている。各処理ブロックB1〜B4は、図1のように、符号PHP、符号CP、符号HP、符号RESIST、符号DEV等の1以上の処理ユニットUと、単一の主搬送機構TB1〜TB4とを備えている。また、各処理ブロックB1〜B4は、主搬送機構TB1〜TB4により基板Wを搬送するための搬送スペースA1〜A4が設けられている。各搬送スペースA1〜A4は、X方向に長手に設けられている。そして、各搬送スペースA1〜A4の両側に、図3の処理ユニットUおよび図4の処理ユニットUが設けられている。
<処理ブロックB1,B3>
2つの処理ブロックB1,B3は各々、図3のように、基板Wに反射防止膜を形成する反射防止膜用の塗布処理ユニットBARCと、基板Wにレジスト膜を形成するレジスト膜用の塗布処理ユニットRESISTとを備えている。各処理ブロックB1,B3は、塗布処理ユニットBARC,RESISTを、水平方向2つ、かつ上下方向に2つの2列×2段で配置できるようになっている。
各塗布処理ユニットBARC,RESISTは、図1のように、基板Wを回転可能に保持する回転保持部21と、基板Wに塗布液(例えばレジスト液)を供給する塗布液供給部23と等を備えている。塗布液供給部23は、複数の塗布ノズル25の中の1つの塗布ノズル25を選択し、塗布ノズル25の待機位置と基板Wの上方の塗布位置の間を移動できるようになっている。
また、各処理ブロックB1,B3は、基板Wに熱処理を行う熱処理ユニット27を備えている。熱処理ユニット27は、図4のように、基板Wを冷却する冷却ユニットCPと、加熱処理と冷却処理を続けて行う加熱冷却ユニットPHPと、密着強化処理ユニットPAHPとを備えている。密着強化処理ユニットPAHPは、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)等の密着強化剤を基板Wに塗布して加熱することで、基板Wと反射防止膜との密着性を向上させるものである。熱処理ユニット27は、例えば、水平方向に3つ、かつ縦方向5つの3列×5段で配置できるようになっている。また、各熱処理ユニット27は、図1のように、基板Wを載置するプレート29を備えている。
<処理ブロックB2,B4>
一方、2つの処理ブロックB2,B4は各々、図3のように、基板Wを現像する現像処理ユニットDEVを備えている。各処理ブロックB2,B4は、現像処理ユニットDEVを、水平方向3つ、かつ上下方向に2つの3列×2段で配置できるようになっている。また、現像処理ユニットDEVは、図1のように、基板Wを回転可能に保持する回転保持部31と、現像液を供給する処理液供給部33と等を備えている。処理液供給部33は、現像液を吐出するノズル35と、ノズル35をX方向に移動可能に支持するガイドレール37とを備えている。
また、各処理ブロックB2,B4は、基板Wに熱処理を行う熱処理ユニット39を備えている。熱処理ユニット39は、図4のように、基板Wを加熱する加熱ユニットHPと、基板Wを冷却する冷却ユニットCPと、加熱冷却ユニットPHPとを備えている。熱処理ユニット39は、例えば、水平方向に4つ、かつ縦方向5つの4列×5段で配置できるようになっている。
なお、各処理ブロックB1〜B4において、各種の処理ユニットUの種類、個数および配置等は、図3および図4のものに限定されず、適宜、設定されている。
<ID部3とIF部7との間の基板搬送>
次に、ID部3とIF部7との間の基板搬送について説明する。基板搬送は、各主搬送機構TB1〜TB4により、載置台PS1a〜PS6a,PS1b〜PS6bを介して行われる。各主搬送機構TB1〜TB4は、図2のように、基板Wを保持するための2本の保持アーム41と、各々の保持アーム41を水平方向に移動させ、保持アーム41の向きを軸Q周りに変えられるアーム支持台43と、アーム支持台43を2次元方向(XZ方向)に移動するアーム支持台移動部45とを備えている。アーム支持台移動部45は、アーム支持台43をX方向に移動可能に支持するガイドレール47と、アーム支持台43をZ方向に移動可能に支持するガイドレール49とを備えている。
これにより、例えば、主搬送機構TB1は、処理ブロックB1の各種の処理ユニットU、および4つの載置部PS1a,PS1b,PS3a,PS3bに対し、基板Wの受け取りおよび引き渡しのいずれかを行うことができる。主搬送機構TB2〜TB4も同様である。
また、処理ブロックB1,B2では、処理ユニットUを除いて、次のように基板搬送される。ID部3からIF部7に基板搬送する場合は、順番に、載置部PS1a、載置部PS3a、載置部PS5aに基板Wが搬送される。逆に、IF部7からID部3に基板搬送する場合は、順番に、載置部PS5b、載置部PS3b、載置部PS1bに基板Wが搬送される。一方、処理ブロックB3,B4では、処理ユニットUを除いて、次のように基板搬送される。ID部3からIF部7に基板搬送する場合は、順番に、載置部PS2a、載置部PS4a、載置部PS6aに基板Wが搬送される。逆に、IF部7からID部3に基板搬送する場合は、順番に、載置部PS6b、載置部PS4b、載置部PS2bに基板Wが搬送される。
[IF部7]
IF部7は、処理部5から搬出された基板Wを外部装置である露光機EXPに搬送し、また、露光機EXPから搬出された露光処理後の基板Wを処理部5に戻すためのものである。IF部7は、図1のように、第1の処理部側搬送機構(以下適宜、「搬送機構」と呼ぶ)TC1と、第2の処理部側搬送機構(以下適宜、「搬送機構」と呼ぶ)TC2と、単一の露光機側搬送機構(以下適宜、「搬送機構」と呼ぶ)TDとを備えている。搬送機構TC1,TC2,TDは、搬送機構TA1,TA2と同様に構成されているので、説明を省略する。
また、IF部7は、冷却機能を有する載置兼冷却部P−CPと、載置台PS7と、送りバッファ部SBFと、戻りバッファ部RBFとを備えている。また、IF部7は、処理ユニットUとして、基板Wの周縁部を露光するエッジ露光ユニットEEWと、加熱処理と冷却処理を続けて行う加熱冷却ユニットPHPと、露光処理前の基板Wを洗浄し、乾燥させる露光前の洗浄乾燥ユニット51と、露光処理後の基板Wを洗浄し、乾燥させる露光後の洗浄乾燥ユニット53とを備えている(図1〜図4参照)。
エッジ露光ユニットEEWは、基板Wを回転可能に保持する回転保持部(不図示)と、この回転保持部で保持された基板Wの周縁を露光する光照射部(不図示)とを備えている。加熱冷却ユニットPHPは、露光後の基板Wに露光後加熱(PEB:Post Exposure Bake)処理を行う。なお、洗浄乾燥ユニット51,53についての詳細は、後で説明する。
なお、載置兼冷却部P−CP、載置台PS7、送りバッファ部SBFおよび戻りバッファ部RBFは、1枚以上の基板Wを載置できるように構成されている。また、エッジ露光ユニットEEW、加熱冷却ユニットPHP、露光前の洗浄乾燥ユニット51、および露光後の洗浄乾燥ユニット53は、1つ以上で構成される。なお、エッジ露光ユニットEEWは、処理部5の2つの処理ブロックB2,B4に設けられてもよい。各種の処理ユニットUの種類、個数および配置等は、図1〜図4のものに限定されず、適宜、設定されている。
2つの搬送機構TC1,TC2は各々、載置部PS5a,PS5b,PS6a,PS6b、エッジ露光ユニットEEW、載置兼冷却部P−CP、載置部PS7および加熱冷却ユニットPHP、送りバッファ部SBFおよび戻りバッファ部RBFに対し、基板Wを受け取りおよび引き渡しを行う。また、搬送機構TDは、載置兼冷却部P−CP、露光機EXPおよび載置部PS7に対し、基板Wを受け取りおよび引き渡しを行う。
[制御系の構成]
基板処理装置1は、主制御部61と入出力部63を備えている。主制御部61および入出力部63は、図1のように、例えば、ID部3に設置されている。主制御部61は、ID部3、処理部5およびIF部7の各構成を統括的に制御し、CPU等によって構成されている。具体的には、主制御部61は、搬送機構TB1〜TB4および処理ユニットU等の動作を制御する。
入出力部63は、例えばID部3の側壁に取り付けられている。入出力部63は、基板処理装置1における基板Wの搬送状況や処理状況を表示する。また、ユーザは、入出力部63の表示に関連する命令や、搬送機構TB1〜TB4等および処理ユニットUの動作に関連する命令を入出力部63により入力可能である。
[基板処理装置1の動作]
次に、図1〜図4を参照して基板処理装置1の動作を説明する。なお、処理部5において、2つの処理ブロックB1,B2と、2つの処理ブロックB3,B4は、並行に、同じ一連の処理が行われる。そのため、処理部5の説明は、2つの処理ブロックB1,B2を代表して説明する。
ID部3の例えば搬送機構TA1は、ユーザ等によりキャリア載置台9に搬送されたキャリアCから基板Wを受け取り、受け取った基板Wを載置部PS1aに搬送する。処理ブロックB1では、主搬送機構TB1により、順番に、冷却ユニットCP,塗布処理ユニットBARC,加熱冷却ユニットPHP,冷却ユニットCP,塗布処理ユニットRESIST,加熱冷却ユニットPHP,冷却ユニットCPに搬送され、各々において処理が行われる。そして、全ての処理が終了した基板Wは、載置部PS3aに搬送される。載置部PS3aに搬送された基板Wは、更に、処理ブロックB2の主搬送機構TB2により、載置部PS5aに搬送される。なお、塗布処理ユニットRESISTでは、レジストを塗布して、例えばフッ素を含んだ撥水性を有するレジスト膜を形成する。また、基板Wと反射防止膜との密着性を得るために、密着強化処理ユニットPAHPに搬送するようにしてもよい。
載置部PS5aに搬送された基板Wは、IF部7の搬送機構TC1,TC2により、順番に、エッジ露光ユニットEEW、露光前の洗浄乾燥ユニット51、載置兼冷却部P−CPに搬送され、各々において所定の処理が行われる。なお、IF部7において、露光前の基板Wを載置兼冷却部P−CP等に搬送できないときは、基板Wを送りバッファ部SBFに一時的に保管する。載置兼冷却部P−CPに搬送された基板Wは、IF部7の搬送機構TDにより、露光機EXPに搬送される。
露光機EXPでは、液浸法による露光処理が行われる。露光処理後の基板Wは、IF部7の搬送機構TDにより、載置部PS7に搬送される。載置部PS7に搬送された基板Wは、IF部7の搬送機構TC1,TC2により、順番に、露光後の洗浄乾燥ユニット53、加熱冷却ユニットPHP、載置部PS5bに搬送され、各々において所定の処理が行われる。なお、IF部7において、露光後の基板Wを加熱冷却ユニットPHP等に搬送できないときは、基板Wを戻りバッファ部RBFに一時的に保管する。なお、露光後の洗浄乾燥ユニット53には、液浸法による露光処理後の未洗浄の基板W、すなわち、液浸法による露光処理時の液浸液が残った状態の基板Wが搬送される。洗浄乾燥ユニット53は、液残りのない基板Wの洗浄乾燥処理を実現できる。
載置部PS5bに搬送された基板Wは、処理ブロックB2の主搬送機構TB2により、順番に、冷却ユニットCP,現像処理ユニットDEV,加熱ユニットHP,冷却ユニットCP、載置部PS3bに搬送され、各々において所定の処理が行われる。載置部PS3bに搬送された基板Wは、更に、処理ブロックB1の主搬送機構TB1により、載置部PS1bに搬送される。載置部PS1bに搬送された基板Wは、ID部3の例えば搬送機構TA1により、キャリア載置台9の元のキャリアCに戻される。全ての基板WがキャリアCに戻されたとき、ユーザ等は、そのキャリアCを他の装置に搬送する。
[洗浄乾燥ユニット51,53]
次に、洗浄乾燥ユニット51,53について詳細に説明する。図5(a)は、洗浄乾燥ユニット51,53の概略平面図であり、図5(b)は、洗浄乾燥ユニット51,53の概略縦断面図である。洗浄乾燥ユニット51,53は、基板Wを水平姿勢で保持し、保持した基板Wを回転させるスピンチャック81と、スピンチャック81に保持された基板Wの表面に処理液PLを吐出するノズル(又は「液供給ノズル」と呼ぶ)83とを備えている。
スピンチャック81は、基板Wの中心部を通る鉛直な軸AX1周りに基板Wを回転させるようになっている。すなわち、基板Wの中心部は、基板Wの回転中心軸AX1と一致するので、基板Wの中心部を符号AX1で示す。また、スピンチャック81には、図示しない吸気路が形成されており、その吸気路内を排気することにより、基板Wの裏面を真空吸着して保持するようになっている。スピンチャック81は、モータ等のチャック回転機構85により回転される。なお、スピンチャック81およびチャック回転機構85は、本発明の回転保持部に相当する。
スピンチャック81で保持される基板Wの外側の予め設定された位置には、軸AX2周りに回転可能に支持されたノズル回転軸87が設けられている。ノズル83とノズル回転軸87は、棒状のノズル用アーム89により連結されている。なお、ノズル回転軸87は、モータ等のノズル移動機構91により旋回される。これにより、ノズル83は、基板Wの外側の予め設定された位置に設定された軸AX2周りに旋回されることで、基板W上方にあるノズル83を基板Wの外側に移動することができる。ノズル83は、例えば、基板Wの中心部AX1上方と、基板W外側の所定の退避位置との間で双方向に移動可能である。
ノズル回転軸87およびノズル用アーム89には、ノズル83に処理液PLを供給するための処理液供給管93が設けられている。処理液供給管93には、バルブ95を介して処理液供給源97が接続されている。バルブ95は、開閉を制御することで、処理液PLの供給量を調整できるようになっている。処理液PLとしては、例えば純水が用いられる。また、スピンチャック81に保持された基板Wは、カップ99内に収容される。カップ99は、昇降可能な上側カップ部101と、下側カップ部103とを備えている。下側カップ部103には、基板Wから飛散した処理液PLを回収するための排液口103aと、排気するための排気口103bが設けられている。
次に、洗浄乾燥ユニット51,53の動作について説明する。図6(a)〜図6(f)および図7(a)〜図7(f)は、ノズル83を旋回させる場合の基板Wの洗浄乾燥処理の経過を示す図である。搬送機構TC1,TC2は、基板Wをスピンチャック81上に搬送する。基板搬送後に、上側カップ部101は、図示しない昇降機構により上昇され、基板Wの側面を覆う。基板Wは、スピンチャック81により保持されている。スピンチャック81は、チャック回転機構85により回転され、これに伴い、基板Wは回転される。
スピンチャック81により基板Wが保持された後、ノズル83は、基板Wの外側に設定された軸AX2周りにノズル移動機構91により旋回されて、処理液PL(例えば純水)を吐出する位置に移動される。処理液PLを吐出する位置は、基板Wの表面に沿った方向に基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置である。
ノズル83は、図6(a)および図6(b)のように、回転する基板Wの表面上に処理液PLを吐出する。ノズル83は、基板Wの表面に沿った方向に基板Wの中心部AX1を基準に予め設定された距離D離れた位置に向けて処理液PLの吐出を開始する。このとき、ノズル83は、基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置の基板W上方に存在し、吐出口83aを真下に向けて処理液PLを吐出する。
処理液PLは、撥水性を有する例えばレジスト膜が表面に形成され、回転した状態の基板W上を流れるが、処理液PLの吐出開始直後より基板W上で処理液PLを1本にまとまるように流す。すなわち、処理液PLは、処理液PLの吐出開始直後より、一続きに帯状(又は筋状)に流される。そして、基板W上を1本の流れとしてまとまった状態の処理液PLは、基板Wの周縁部から基板Wに排出される。
また、処理液PLの吐出開始後、基板W上に到達した処理液PLの広がりが、一時的に、基板Wの中心部AX1まで及ぶようになっている。これを実現するために、例えば、吐出する処理液PLの流量を調整する。また、基板Wの表面に到達した処理液PLが跳ね散らないように流量を調整する。このように、回転する基板Wの表面に到達した処理液PLの広がり(処理液PLの縁)が基板Wの中心部AX1に及ぶので、基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置に向けてノズル83で処理液PLを吐出した場合であっても、基板Wの中心部AX1を処理液PLで洗浄することができる。
なお、基板Wの中心部AX1から距離D離れた位置に処理液PLの吐出を開始するにもかかわらず、基板の中心部AX1を処理液で処理し、また、微小水滴が残ることを抑えるために、処理条件が設定される。処理条件は、例えば、中心部AX1からのノズル83の距離(ノズル距離量D)、基板回転数(回転速度)、カップ99の排気圧(Pa)、ノズル83の吐出口83aの大きさ、処理液の吐出流量(処理液流量)および吐出圧力の少なくともいずれかを調整して設定される。
そして、ノズル83により処理液PLを連続して吐出しながら、基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置を基準にノズル83を基板Wの外側に移動させる。すなわち、基板Wの外側に設定された軸AX2周りにノズル移動機構91により旋回されて、ノズル83は、順番に、図6(c)、図6(e)、図7(a)、図7(c)、図7(e)のように、基板W外に移動される。なお、図7(e)および図7(f)のように、ノズル83が基板Wの周縁部上方に位置する場合に、処理液PLの吐出を停止しているが、ノズル83が基板Wの外側に位置する場合に処理液PLの吐出を停止してもよい。ノズル83は、最終的には、基板Wの外側の退避位置に移動される。
基板Wの外側の軸AX2周りにノズル83を旋回させることで、基板W上で1本の流れとしてまとまった処理液PLを維持しながら、処理液PLの流れ全体を基板Wの外側に移動させることができる。また、このとき、ノズル83により処理液PLを吐出して基板Wを洗浄しつつ、ノズル83の移動の反対側では、基板Wの乾燥が行われる。処理液PLの1本の流れが維持されるので、微小水滴が残ることなく基板Wを乾燥させることができる。
なお、基板Wの回転速度は一定であるが、処理液PLの1本の流れが維持されるのであれば、ノズル83の移動途中で、基板の回転速度を変えてもよい。
[水滴評価結果]
次に、図8〜図11を参照しつつ、発明の評価結果について説明する。なお、図8〜図11において、処理液PLの流量、ノズル距離量D、および基板回転数のいずれかを変化させて、基板中心部AX1の洗浄がされたか否か、および基板中心部AX1の洗浄がされた場合の基板W上の液残りの有無を調べている。
まず、図8は、処理液流量:500ml/min、および基板回転数:600rpmで固定し、基板中心部AX1からのノズル83の距離を示すノズル距離量Dを変化させたときの水滴評価結果である。図8の結果によれば、ノズル距離量Dが8mm以上13mm以下で、基板中心部AX1が洗浄され、基板W上に液残りが無い良好な結果を得た。これに対し、ノズル距離量Dが小さい(8mm未満)場合は、基板中心部AX1付近(基板中心部AX1を含む)に液残りが有った。また、ノズル距離量Dが大きい(13mmを超える)場合は、基板中心部AX1が洗浄されなかった。
また、図9は、処理液流量:500ml/min、およびノズル距離量D:10mmと固定し、基板回転数を変化させたときの水滴評価結果である。図9の結果によれば、基板回転数が200rpm以上800rpm以下で、基板中心部AX1が洗浄され、基板W上に液残りがない良好な結果を得た。これに対し、基板回転数が遅い(200rpm未満)場合は、基板中心部AX1付近に液残りが有った。また、基板回転数が速い(800rpmを超える)場合は、基板中心部AX1の洗浄がされなかった。
また、図10は、基板回転数:600rpm、およびノズル距離量Dを10mmと固定して、処理液流量を変化させたときの水滴評価結果である。図10の結果によれば、処理液流量が300ml/min以上700ml/min以下で、基板中心部AX1が洗浄され、基板W上に液残りがない良好な結果を得た。これに対し、処理液流量が多い(700ml/minを超える)場合は、基板中心部AX1付近に液残りが有った。また、処理液流量が少ない(300ml/min未満)場合は、基板中心部AX1が洗浄されなかった。
図11は、基板回転数を600rpmで固定し、ノズル距離量Dと処理液流量を変化させたときの予測を含む水滴評価結果である。まず、図11の見方を説明する。図11中の「OK」および「NG」のように、大文字で示した評価結果は、図8および図10のように評価結果があり、実際の評価結果を表している。一方、「ok」および「ng」のように、小文字で示した評価結果は、評価結果がなく予測を表している。
また、図11中の「右斜線」のセルのように、ノズル距離量Dが小さく、処理液流量が多い場合は、基板中心部AX1付近に液残り(微小水滴)が発生しやすい。一方、図11中の「ドット」のセルのように、ノズル距離量Dが大きく、処理液流量が少ない場合は、基板中心部AX1の洗浄がされていない可能性がある。そして、図11中の「網目」のような領域においては、基板中心部AX1が洗浄され、基板W上に液残りがない良好な結果を得られることが予測される。
本実施例によれば、撥水性を有するレジスト膜等が表面に形成された基板Wをスピンチャック81等で保持して回転させた状態で、ノズル83による処理液PL(例えば純水)の吐出を開始する。処理液PLが基板W上で複数に分離して流れると、分離する際に微小水滴が発生しやすくなる。しかしながら、処理液PLは、基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置に向けて吐出され、処理液PLの吐出開始直後より基板W上で1本にまとまるように流される。これにより、微小水滴の発生を抑えることができる。また、ノズル83により処理液PLを連続して吐出しながら、ノズル83を基板Wの外側に向けて移動させる。これにより、基板W上で1本の流れとしてまとまった状態の処理液PLを維持しながら、処理液PLの流れ全体を基板Wの外側に向けて移動させることができる。なお、処理液PLの流れの内側は乾燥領域となる。したがって、液残りを抑えつつ、基板Wの洗浄乾燥処理を行うことができる。
なお、例えば、特許文献3のように、基板Wの中心部AX1上方のノズル83から純水を供給した状態で、ノズル83を基板Wの外周部に移動させる場合、液残りが発生することがある。すなわち、基板Wの中心部AX1に向けて吐出された純水は、あらゆる方向に流れる。そして、ノズル83を基板Wの外周部に移動させると、ノズル83の移動と反対方向に流れる純水が、ノズル83により順次吐出されて形成される純水の本流と分離する。この分離の際に微小水滴が発生しやすくなる。すなわち、ノズル83により吐出された全ての純水がまとまって一本の流れとなれば、微小水滴の発生が抑えられるのである。しかしながら、基板Wの中心部AX1上方からノズル83を移動させる際に、純水が分離し、微小水滴が発生する。基板W中心部AX1付近に残った微小水滴は、その後にノズル83により順次吐出されて形成される純水の本流に巻き込まれることがなく。また、遠心力の影響を受けにくいので、液残りとなる。本発明によれば、処理液PLの吐出開始直後より基板W上で処理液LPを1本にまとまるように流しているので、基板Wの中心部AX1に向けて吐出している処理液PLを基板Wの周縁部に移動させる際に処理液PLが分離することを防止し、微小水滴の発生を抑えることができる。
また、従来は、液層Lを形成していた。しかしながら、基板W表面の撥水性が益々高くなり液層L形成が難しくなると、液層Lを形成するだけで時間がかかってしまい、また、基板Wサイズが大きいほど更に時間がかかってしまう。これにより、液層形成時間の増加するおそれ、あるいは液層形成自体が不可能となるおそれがあった。本発明によれば、基板W全面に液層Lを形成しないので、液層形成の問題を解消することができる。また、基板Wの中心部AX1に処理液を吐出して時間がかかる等の液層形成を行わないので、スループットを向上させることができる。また、本発明では、液層Lを形成しないので、液層L中に存在するバブルBBの影響の問題を解消することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。なお、実施例1と重複する説明は省略する。図12(a)は、洗浄乾燥ユニットの概略平面図であり、図12(b)は、洗浄乾燥ユニットの概略縦断面図である。図13(a)〜図13(f)は、ノズルを直線移動させる場合の基板の洗浄乾燥処理の経過を示す図である。
実施例1の洗浄乾燥ユニット51,53では、基板Wの外側へのノズル83の移動は、基板Wの外側の予め設定された位置を軸AX2にノズル83を旋回させることにより行われていた。この点、実施例2では、基板Wの外側へのノズル83の移動は、基板Wの半径方向にノズル83を直線移動させることにより行われてもよい。
図12(a)を参照する。ノズル用アーム89は、一端にノズル83が連結され、他端に回転しない固定軸111が連結されている。実施例1と同様に、ノズル用アーム89および固定軸111は、ノズル83に処理液PLを供給するために、処理液供給管93が設けられている。処理液供給管93には、バルブ95を介して処理液供給源97が接続されている。
ノズル83は、ノズル移動機構113により、m方向に自在に移動される。ノズル移動機構113は、可動部115と、ガイドレール117と、図示しないモータ等の駆動部とを備えている。可動部115は、固定軸111を支持し、可動部115は、ガイドレール117に沿って(m方向)移動可能に支持されている。すなわち、ノズル83は、ノズル移動機構113により、基板Wの中心部AX1と、基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置と、基板Wの外側の退避位置との間で、基板Wの半径方向に移動される。
洗浄乾燥ユニット51,53の動作を簡単に説明する。図13(a)のように、基板Wを回転させた状態で、基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置に向けてノズル83により処理液PLの吐出を開始する。処理液PLは、吐出開始直後より基板W上で処理液PLを一本にまとまるように流される。そして、図13(b)〜図13(f)のように、ノズル83により処理液PLを連続して吐出しながら、ノズル83を基板Wの外側に向けて移動させる。基板Wの周縁部および基板Wの外側のいずれかにノズル83が移動されると、処理液PLの吐出を停止する。ノズル83により処理液PLを連続して吐出することで、基板W上の処理液PLの1本の流れが途切れないようにする。また、処理液PLを一本の流れとしてまとまった状態で流して、ノズル83を移動させているので、微小水滴の発生を抑えることができる。なお、ノズル83は、最終的に、退避位置に移動される。
本実施例によれば、基板Wの半径方向にノズル83を直線移動させることで、基板W上で1本の流れとしてまとまった処理液PLを維持しながら、処理液PLの流れ全体を基板Wの外側に向けて移動させることができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例1では、基板Wの外側の軸AX2周りにノズル83を旋回させ、また、上述した実施例2では、ノズル83を直線移動させていた。しかしながら、基板Wの外側へのノズル83の移動は、これらに限定されない。例えば、実施例2において、ノズル83は、ガイドレール117に沿ったm方向(1次元方向)にのみ移動することができたが、m方向と直交するn方向にも移動可能にガイドレールを設け、m方向およびn方向(2次元方向)に移動可能に構成してもよい。そして、例えば、図12(a)において、一点鎖線のノズル83の位置から矢印119の方向にノズル83を移動させるようにしてもよい。なお、この場合は、2次元方向にノズル83を移動させるので、1次元方向に移動させる場合よりも構成が複雑になってしまう。
(2)上述した各実施例および変形例(1)では、図5(b)のように、ノズル83の吐出口83aは、基板Wの表面に対して直交する方向(真下)に向いていたが、ノズル83の吐出口83aが基板Wの表面に対して傾いていてもよい。すなわち、ノズル83により吐出した処理液PLが、基板Wの表面に沿った方向に基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた基板W上の位置に到達するようになっていればよい。
(3)上述した各実施例および各変形例では、撥水性を有する膜として、フッ素を含むレジスト膜を例示したが、これに限定されない。撥水性を有する膜として、レジスト膜の全面を覆うレジストカバー膜であってもよい。レジストカバー膜は、例えばフッ素樹脂で形成される。レジストカバー膜を形成する場合、処理ブロックB1,B3には、レジストカバー膜を形成する塗布処理ユニットCOVが設けられる。また、処理ブロックB2,B4には、現像処理の前にレジストカバー膜を除去する除去ユニットREMが設けられる。
(4)上述した各実施例および各変形例では、処理液PLの流れ全体を基板Wの外側に移動させる際に、特に不活性ガスを使用していない。しかし、これに限られるものではなく、ノズル83から吐出された処理液PLの基板中心部AX1の液膜が基板Wの外側へ向かって移動し始めるタイミングで、別途設けたガスノズルからN等の不活性ガスを基板Wの中心部AX1へ向けて供給し、処理液PLの流れ全体の基板Wの外側に向けての移動と同期させてガスノズルも不活性ガスを吐出しながら基板Wの外側に向けて移動させ、処理液PLの移動を補助するようにしてよい。
(5)上述した各実施例および各変形例では、IF部7の洗浄乾燥ユニット51,53のノズル83は、処理液PLとして、リンス(すすぎ)の必要のない、リンス無しの洗浄液(例えば純水)を基板Wに吐出していた。これにより、1回の処理で済むので、処理時間を短縮することができる。しかしながら、処理液PLはリンス無しの洗浄液に限定されない。すなわち、処理液PLは、洗浄液およびリンス液、あるいはリンス液のいずれかであってもよい。
洗浄液は、純水に錯体(イオン化したもの)を溶かした液、およびフッ素系薬液などのいずれかが用いられる。一方、リンス液は、例えば、純水、炭酸水、水素水、電解イオン水、HFE(ハイドロフルオロエーテル)および有機系の液体などのいずれかが用いられる。
基板Wを洗浄液で洗浄した後に、例えば、図6、図7、図13のように、基板Wをリンス液ですすぐ。すなわち、撥水性を有するレジスト膜等が表面に形成された基板Wをスピンチャック81に保持し、チャック回転機構85により基板Wを回転させ、基板Wを洗浄液で洗浄した後、基板Wを回転させた状態で、基板Wの表面に沿った方向に基板Wの中心部AX1から予め設定された距離D離れた位置に向けてノズル83によりリンス液の吐出を開始し、ノズル83によりリンス液を連続して吐出しながら、ノズル83を基板Wの外側に移動させる。
洗浄液による基板Wの洗浄は、例えば特許文献1〜3のように、公知な方法で行われてもよい。また、図6、図7、図13のように、本発明の基板Wの洗浄乾燥処理方法で洗浄してもよい。
なお、洗浄液による基板Wの洗浄を、基板Wの回転を停止して行うことができるときは、基板Wの表面を洗浄液で洗浄した後、チャック回転機構85により基板Wを回転させて、基板Wの表面をリンス液ですすぐようにしてもよい。
(6)上述した各実施例および各変形例では、洗浄乾燥ユニット51,53における基板Wの洗浄乾燥処理であったが、例えば、現像処理ユニットDEVのリンス液を吐出して行う基板Wの洗浄乾燥処理においても適用可能である。但し、現像後の基板Wの表面のほぼ全面が撥水性を有する必要がある。適用例としては、撥水性を有するレジスト膜が形成され、現像処理後にレジスト膜に複数の微細なホールが形成された基板Wをリンス液で洗い流す場合が挙げられる。
1 … 基板処理装置
7 … インターフェース部(IF部)
31 … 回転保持部
33 … 処理液供給部
35 … ノズル
37 … ガイドレール
51,53… 洗浄乾燥ユニット
61 … 主制御部
81 … スピンチャック
83 … ノズル
85 … チャック回転機構
87 … ノズル回転軸
89 … ノズル用アーム
91 … ノズル移動機構
103b… 排気口
EXP … 露光機
AX1 … 軸(基板の中心部)
AX2 … 軸
D … ノズル距離量

Claims (5)

  1. 撥水性を有する膜が表面に形成された基板を回転保持部により保持して回転させ、
    前記基板の表面に沿った方向に前記基板の中心部から予め設定された距離離れた位置に向けてノズルにより洗浄液またはリンス液である処理液の吐出を開始し、処理液の吐出開始直後より前記基板上で処理液を1本にまとまるように流し、
    処理液の吐出開始後、前記基板上に到達した処理液の広がりが一時的に前記基板の中心部まで及ばせ、
    前記ノズルで処理液を連続して吐出しながら、前記ノズルを前記基板の外側に向けて移動させることを特徴とする基板処理方法。
  2. 請求項に記載の基板処理方法において、
    前記ノズルの移動は、前記基板の外側の予め設定された位置を軸に前記ノズルを旋回させることにより行われることを特徴とする基板処理方法。
  3. 請求項に記載の基板処理方法において、
    前記ノズルの移動は、前記基板の半径方向に前記ノズルを直線移動させることにより行われることを特徴とする基板処理方法。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の基板処理方法において、
    前記処理液は、リンス無しの洗浄液であることを特徴とする基板処理方法。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の基板処理方法において、
    前記基板は、液浸法による露光処理後の未洗浄の基板であることを特徴とする基板処理方法。
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