JPH11307492A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JPH11307492A
JPH11307492A JP12670998A JP12670998A JPH11307492A JP H11307492 A JPH11307492 A JP H11307492A JP 12670998 A JP12670998 A JP 12670998A JP 12670998 A JP12670998 A JP 12670998A JP H11307492 A JPH11307492 A JP H11307492A
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JP
Japan
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cleaning
wafer
substrate
unit
nozzle
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JP12670998A
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Kazuyoshi Nanba
和善 難波
Hideya Tanaka
秀哉 田中
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の面内における洗浄能力のバラツキを抑
えること。 【解決手段】 ノズル3のスキャン速度を、ウエハ周縁
部A,Bからウエハ中心部Oに向かって徐々に速くな
り、ウエハ中心部Oで最も速くなった後、反対側のウエ
ハ周縁部B,Aに向かって徐々に遅くなるように制御す
ることによって、単位面積当たりの洗浄時間をウエハW
の面内全体に亘ってほぼ一定とし、ウエハW面内におけ
る洗浄能力のバラツキを抑える。例えばウエハ中心位置
Oと洗浄位置Pとの間の距離をr、ウエハ中心位置Oに
おけるスキャン速度をv0 とすると、洗浄位置Pにおけ
るノズル3のスキャン速度v1 は式:v1 =v0 /rで
表される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば成膜処理や
研磨処理を行った基板の洗浄に用いられる基板洗浄装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスにおいて
は、半導体デバイスが形成される基板となる半導体ウエ
ハ(以下「ウエハ」という)の表面の清浄度を高く維持
する必要がある。このため各々の製造プロセスや処理プ
ロセスの前後には必要に応じてウエハ表面を洗浄してい
るが、例えば成膜工程や研磨工程の後にも例えば図9に
示す洗浄装置を用いてウエハ表面の洗浄が行われてい
る。
【0003】前記洗浄装置は、基板保持部であるスピン
チャック11にウエハWを保持し、モータ12によりウ
エハWを水平面内にて一定の角速度で回転させながら、
ウエハWの被洗浄面である上面に例えば高圧水を吹き付
けるノズル13を、ウエハWの例えば直径に沿って一定
の速度で水平に複数回移動させるようになっており、そ
れによってウエハWの被洗浄面に付着した粒子汚染物を
除去している。あるいは高圧水ノズルの代わりに、超音
波で振動した洗浄水をウエハWの被洗浄面に供給する超
音波ノズルや、水平に回転可能とする洗浄ブラシを備え
た装置もあり、そのような装置においても超音波ノズル
や洗浄ブラシをウエハWに対して一定の速度で水平に移
動させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
装置を用いて洗浄されたウエハWを観察すると、ウエハ
Wの周縁部にパーティクルが残存する傾向が見られる。
このことから洗浄処理時の洗浄能力は、ウエハWの周縁
部よりも中心部の方が大きいと考えられるが、この理由
については次のように推察される。つまり洗浄処理中ウ
エハWは一定の角速度で回転しているため、単位時間当
たりの洗浄面積は図10に示すようにウエハWの中心部
における面積S2よりも周縁部における面積S1の方が
大きくなる。これはウエハWの中心Oから周縁に向かう
ほど顕著になる。従ってウエハWの外周に近いほど単位
面積当たりの洗浄時間は短くなり、ウエハ中心部よりも
洗浄能力が低くなると考えられる。
【0005】そこでウエハ周縁部のパーティクルを十分
に除去するために洗浄時間を長くすることが考えられる
が、ウエハ周縁部に合わせて洗浄時間を長くすると、ウ
エハ中心部は洗浄過多になって損傷を受けるおそれがあ
るため、実際にはウエハ周縁部の洗浄度を満足させる程
度に洗浄時間を長くすることはできない。つまりウエハ
中心部と周縁部との洗浄度が同程度になるように洗浄時
間を設定することは困難であり、洗浄時間を調節するこ
とによっては洗浄度の差を根本的に解決することはでき
ない。
【0006】また量産ラインでは、洗浄処理後のウエハ
Wを任意に抜き取ってウエハWに付着したパーティクル
の評価をしているが、上述のようにウエハの面内におけ
る洗浄能力が一様でないと、洗浄能力を決定する因子と
パーティクルの量や付着位置等との関係の解析をウエハ
面内の夫々の位置で行わなくてはならないので、解析作
業が煩雑になるという問題がある。
【0007】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、基板の面内における洗浄能力の
バラツキを抑えることができる基板洗浄装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄装置は、基
板を保持して基板の面に沿って回転させる基板保持部
と、この基板保持部に保持された基板の被洗浄面を洗浄
する洗浄部と、前記洗浄部を保持して移動させる移動機
構と、前記洗浄部が基板の中央部を通過した後、基板の
周縁部に向かうにつれて洗浄部のスキャン速度が小さく
なるように前記移動機構を制御する制御部と、を備えた
ことを特徴とする。この場合洗浄部のスキャン速度vは
例えば下記の式となるように制御される。
【0009】v=v0/r ただしv0は基板中心位置を洗浄するときにおけるにお
ける洗浄部のスキャン速度、rは基板上において洗浄部
により洗浄される位置と基板中心との距離である。
【0010】洗浄部は、例えば洗浄液を基板の被洗浄面
に吹き付けるノズルやブラシなどの洗浄具である。ノズ
ルとしては、高圧水を吹き付けるものや超音波発振子が
設けられたものなどがある。
【0011】この発明によれば、洗浄部の位置に応じて
上述のように洗浄部のスキャン速度が制御されるので、
単位時間あたりの洗浄面積について、基板上の洗浄位置
による差が小さくなる。従って基板の面内における洗浄
能力のばらつきが低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図4には、本発明に係る
基板洗浄装置の一例が示されている。この基板洗浄装置
は、図1に示すように、基板である例えばウエハWを被
洗浄面が上を向くように水平な状態(ほぼ水平な状態も
含む)で保持する基板保持部であるスピンチャック21
と、該スピンチャック21を鉛直な軸の回りに回転させ
るスピンモータ22と、ウエハWの被洗浄面を洗浄する
洗浄部である例えば高圧水ノズル3と、ウエハWの受け
渡し時に下降しかつ洗浄時に上昇して洗浄中に飛散する
水を受ける略筒状の内カップ41と、内カップ41を昇
降させる例えばリニアモータやソレノイドからなる内カ
ップ駆動源42と、内カップ41で受けられ下に落ちた
水を受けて排水する排水孔44を備えた外カップ43と
を備えている。そしてこの基板洗浄装置は、高圧水ノズ
ル3のスキャン速度をウエハWの被洗浄面上の洗浄位置
に応じて変え得るようになっている。外カップ43とス
ピンモータ22のシャフト23との間は軸受け部45に
より水密に保たれている。
【0013】高圧水ノズル3は、その下端がウエハWの
被洗浄面から例えば40〜60mm離れるような高さに
位置しており、例えば水圧30〜100kgf/cm2
で洗浄水を吐出するようになっている。
【0014】洗浄部の駆動機構は、図2及び図3に示す
ように、高圧水ノズル3を保持して水平に走査するスキ
ャンアーム51と、スキャンアーム51を移動させる駆
動源となる例えば位置制御型のスキャン駆動モータ53
と、スキャン駆動モータ53の動力をスキャンアーム5
1に伝達するための動力伝達機構を成す例えばベルト5
4及び少なくとも一対のプーリ55,56とを備えてい
る。スキャンアーム51の基端部52は、ベルト54に
固定されており、水平走査の案内レールとなるリニアウ
ェー57に沿ってベルトの送りとともに動くようになっ
ている。従ってスキャンアーム51、スキャン駆動モー
タ53、ベルト54、プーリ55,56及びリニアウェ
ー57は、高圧水ノズル3を保持して移動させる移動機
構を構成している。
【0015】また図2に示すように、この基板洗浄装置
は制御部61、CPU(中央処理装置)62及び操作部
63を備えている。そしてスピンモータ22及びスキャ
ン駆動モータ53は制御部61に接続されており、制御
部61からそれぞれ送られてくる駆動信号に基づいて駆
動制御される。また制御部61にはスキャン駆動モータ
53からスキャンアーム51の移動量に基づく位置信号
がフィードバックされる。
【0016】操作部63は、作業者がウエハWの径やス
ピンモータ22の単位時間当たりの回転数(すなわちウ
エハWの単位時間当たりの回転数)等を入力するのに使
用される。
【0017】CPU62は、操作部63で入力された種
々の設定値に基づく種々の設定信号と、スキャン駆動モ
ータ53から制御部61を介して受け取った位置信号と
に基づいて、洗浄位置に応じたスキャン速度を演算処理
して求め、そのスキャン速度に対応した制御信号を制御
部61に出力する。制御部61はその制御信号に基づい
て、スピンモータ22及びスキャン駆動モータ53のそ
れぞれの駆動信号を生成する。なお、CPU62は、内
カップ駆動源42の駆動制御やその他装置全体の制御も
行う。
【0018】図4には、洗浄位置とスキャン速度との関
係が示されている。位置A及び位置Bはそれぞれウエハ
Wの直径の両端に高圧水ノズル3が達して折り返す時の
位置を示し、位置OはウエハWの中心を示している。本
発明に係る実施の形態では、同図(a)に示すように、
位置Oにおけるスキャン速度をv0 とすると、位置A,
Bにおけるスキャン速度はゼロ(つまり停止状態)であ
り、かつゼロからv0及びv0 からゼロに至る間は何れ
も一定の割合例えば一次関数的に変化する。つまり高圧
水ノズル3が位置Aから位置Oを経て位置Bへ移動する
際に、ノズル3は停止状態から徐々に速くなって位置O
でv0 となり、その後徐々に遅くなって位置Bで再び停
止状態になる。ノズル3が位置B−位置O−位置Aと移
動する際も同じである。従ってウエハWに関して言え
ば、ノズル3のスキャン速度は、ウエハ周縁部からウエ
ハ中心部に向かって徐々に速くなり、ウエハ中心部で最
も速くなった後、反対側のウエハ周縁部に向かって徐々
に遅くなる。具体的には図4(b)に示すように、洗浄
位置をPとした場合、ウエハ中心位置Oと洗浄位置Pと
の間の距離をr、単位時間当たりの洗浄面積をS、中心
位置Oにおけるスキャン速度をv0 、洗浄位置Pにおけ
るスキャン速度をv1 、洗浄機構の実効洗浄面積をs、
及びスキャン駆動モータ53の制御変数をAとすると、
以下の(1)〜(4)の式より(5)式が導かれる。 r={(O−P)2 1/2 ・・・・・(1) S=r・s ・・・・・(2) A=s/S ・・・・・(3) v1 =v0 ・(s/S)・・・・(4) v1 =v0 /r ・・・・・(5) なお(1)式において位置Oと位置Pとの距離rを求め
るのに、(O−P)を二乗して平方根で開いているの
は、rが負の値とならないようにしているためである。
【0019】従って、(5)式より例えば洗浄位置Pが
ウエハWの周縁部に該当する場合には、ウエハ周縁部に
おけるスキャン速度はウエハ中心部におけるスキャン速
度のr分の1となる。
【0020】続いて上述の基板洗浄装置にて実施される
基板洗浄方法について説明する。先ず予めウエハWの
径、洗浄処理中のウエハWの単位時間当たりの回転数、
ウエハ中心部におけるノズルのスキャン速度等の必要事
項が操作部63により入力されて設定される。そして高
圧水ノズル3を待機位置に位置させた状態で、図示しな
い搬送アームにて保持したウエハWをスピンチャック2
1に受け渡してウエハWを水平に保持させた後、高圧水
ノズル3をウエハWの上方に移動させるとともに、スピ
ンモータ22の回転を制御しながらウエハWを所定の回
転数例えば1000rpmで回転させる。次いで高圧水
ノズル3から所定圧例えば50kgf/cm2 の洗浄水
をウエハWの被洗浄面に吹き付けながら、スキャン駆動
モータ53の回転を制御して高圧水ノズル3を水平走査
させる。
【0021】その際、スキャン駆動モータ53は、モー
タ53自身の回転数を積算することによりノズル3の移
動量を認識し、それに基づいてノズル3の位置に対応し
た位置信号を生成して制御部61へフィードバックす
る。制御部61はその位置信号をCPU62に渡し、C
PU62は受け取った位置信号に基づいてスキャン駆動
モータ53の単位時間当たりの回転数を計算して求め、
その計算値に対応した制御信号を生成して制御部61に
出力する。制御部61は、CPU62から受け取った制
御信号に基づいて駆動信号を生成し、その駆動信号に基
づいてスキャン駆動モータ53の単位時間当たりの回転
数がリアルタイムで制御され、それによって図4(a)
に示すように洗浄位置に応じてスキャン速度が制御され
る。具体的には例えばウエハ中心部におけるスキャン速
度v0 は165mm/sであり、その時のウエハ周縁部
におけるスキャン速度v1 は2mm/sである。
【0022】ただし本発明にて洗浄部のスキャン速度v
がv=v0/rで表わされるとは、図4に示すようにウ
エハの中心とウエハWの周縁部詳しくは集積回路の形成
領域の周縁との間のいずれの位置においても上述の式が
成立している場合に限らず、次の場合も含まれる。即ち
例えばウエハWの中心を挟んだ左右のある領域では等速
であるが、その領域の外側にて上述の式が成り立つ場合
である。具体的には洗浄部がウエハWの周縁部を例えば
2mm/sの速度で通過してウエハWの中心部に上述の
式に従って向かい、その速度が例えば50mm/sにな
った所(K点)で等速となってウエハW中心を越えて反
対側まで移動し、ウエハWの中心に対してK点と対象な
位置から再び上述の式に従って速度が小さくなる場合で
ある。更にはまたウエハW中心から周縁部に向かって上
述の式に従って速度が小さくなり、ウエハWの周縁部よ
りも少し中央寄りで等速になってウエハWの周縁部に向
かう場合も本発明の範囲に含まれる。
【0023】上述実施の形態によれば、ウエハWに対向
する高圧水ノズル3の位置(洗浄位置)によってノズル
3のスキャン速度を制御することによって、単位時間当
たりの洗浄面積がウエハWの面内全体に亘ってほぼ一定
となり、従って単位面積当たりの洗浄時間がウエハWの
面内全体に亘ってほぼ一定となるので洗浄能力がウエハ
Wの面内においてほぼ一様になり、この結果基板の面内
における洗浄能力のバラツキを抑えることができる。
【0024】つまり従来のようにノズル3を一定の速度
で走査させるときには、既述のようにウエハ中心部から
離れるに連れてウエハW上の単位時間当たりの洗浄面積
は大きくなり、従ってウエハW上の単面積当たりの洗浄
時間は短くなっていくので、ウエハ中心部から離れるほ
ど洗浄能力が劣って十分に洗浄が行われなかったが、上
述の実施の形態のように、ウエハ中心部から離れるに連
れてノズル3のスキャン速度を徐々に小さくすると、ウ
エハ面内の全域において洗浄位置における洗浄時間をほ
ぼ一定にすることができる。
【0025】このように洗浄位置における洗浄時間がウ
エハWの面内においてほぼ一定になると、ウエハWの面
内における洗浄能力がほぼ一様となり、洗浄能力のウエ
ハWの面内におけるバラツキが抑えられて、洗浄処理後
にウエハWの特定の一部にパーティクルが残存するよう
なことがない。
【0026】また量産ラインで、洗浄処理後のウエハW
を任意に抜き取ってウエハWに付着したパーティクルの
評価をする際、洗浄能力を決定する因子とパーティクル
の量や付着位置等との関係の解析をウエハ面内のある位
置について行えば、その結果をウエハW全体について適
用できるので、解析作業が容易になるという利点があ
る。
【0027】さらにまた従来のようにノズル3を一定の
速度で走査させる場合には、ウエハ周縁部にパーティク
ルが残り易く、それを解消するために全体の洗浄時間を
長くしてウエハ周縁部の洗浄を十分に行う必要がある
が、そのように一様に洗浄時間を長くする場合に比べて
上述実施の形態によれば洗浄時間が短くて済むのに加え
て、ウエハ中心部が洗浄過多になるのを防ぐことがで
き、ウエハの損傷や帯電による破壊を防ぐことができ
る。
【0028】以上において本発明は、スキャン駆動モー
タ53の動力をスキャンアーム51に伝達することがで
きれば、その動力伝達機構はベルト搬送機構に限らない
し、ノズル3の位置すなわち洗浄位置の検出に位置セン
サ等を用い、そのセンサによる検出位置に基づいてスキ
ャン駆動モータ53の単位時間当たりの回転数を制御し
てノズル3のスキャン速度を制御するようにしてもよ
い。
【0029】また本発明は、図5に示す洗浄位置とスキ
ャン速度の関係のようにウエハ中心部から離れるに連れ
て段階的にスキャン速度が小さくなるようにスキャン駆
動モータ53の回転を制御してもよいし、ウエハ中心部
から離れるに連れてスキャン速度が小さくなる、すなわ
ちスキャン速度が単調減少していれば一次関数的になっ
ていなくてもよい。
【0030】さらに基板洗浄装置は、図6に示すように
自由端にノズル3が固定されてなるスキャンアーム71
が鉛直な回転軸72の回りに回転自在に取り付けられて
おり、それによってノズル3がウエハW上で円弧軌跡を
描いて走査されるようになっていてもよい。この場合に
は、ノズル3の、ウエハ中心部からの距離に応じて図4
または図5に示すような関係でスキャン速度を制御す
る。
【0031】さらにまた洗浄部は、高圧水ノズル3に限
らず、超音波発振子を備え、超音波で振動した洗浄水を
ウエハに供給するメガソニックノズルを用いてもよい
し、図7に示すようにウエハの被洗浄面に接触して水平
に回転するブラシを備えた洗浄ブラシ31を用いてもよ
い。洗浄ブラシ31を用いる場合には、スキャンアーム
75内に設けられた給水管からブラシ31を通じてウエ
ハに洗浄水が供給されるとともに、別途設けられた洗浄
水ノズル32からもウエハに洗浄水が供給される。洗浄
水ノズル32は、通常ウエハ中心部に洗浄水を供給し、
一方ブラシ31が中心部に位置している時(図7の状
態)には中心部から外れた位置に移動するように図示し
ない移動機構により移動制御される。
【0032】また本発明は半導体ウエハの洗浄に限ら
ず、図8に示すように長方形の液晶ディスプレイ用ガラ
ス基板(LCD基板)や、半導体装置の製造プロセスに
おいて使用されるフォトマスク用ガラス基板や、光ディ
スク用基板等の各種平面基板Sを洗浄する際にも適用で
きる。長方形基板の場合には、長方形の一頂点近傍位置
Pと中心位置Oとの間で図4または図5に示すような関
係でスキャン速度を制御する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗浄位置
によって洗浄部のスキャン速度を変化させることによ
り、基板の面内における洗浄能力のバラツキを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板洗浄装置の一例を示す縦断面
図である。
【図2】その基板洗浄装置の洗浄部の駆動機構を示す概
略正面図である。
【図3】その駆動機構を示す概略平面図である。
【図4】洗浄位置と洗浄部のスキャン速度との関係の一
例を説明する説明図である。
【図5】洗浄位置と洗浄部のスキャン速度との関係の他
の例を説明する説明図である。
【図6】洗浄部が円弧軌跡を描く例を示す概略平面図で
ある。
【図7】洗浄部がブラシで構成されている例を示す概略
正面図である。
【図8】本発明に係る基板洗浄装置を矩形状基板の洗浄
に用いる場合の説明をする説明図である。
【図9】一般的な基板洗浄装置を説明する説明図であ
る。
【図10】一般的な基板洗浄装置における洗浄能力のバ
ラツキの発生原因を説明する説明図である。
【符号の説明】
S 平面基板 W ウエハ 21 スピンチャック(基板保持部) 22 スピンモータ 23 シャフト 3 高圧水ノズル(洗浄部) 31 洗浄ブラシ(洗浄部) 32 洗浄水ノズル 41 内カップ 42 内カップ駆動源 43 外カップ 44 排水孔 45 軸受け部 51,71,75 スキャンアーム(移動機構) 52 スキャンアームの基端部 53 スキャン駆動モータ(移動機構) 54 ベルト(移動機構) 55,56 プーリ(移動機構) 57 リニアウェー(移動機構) 61 制御部 62 CPU 63 操作部 72 回転軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持して基板の面に沿って回転さ
    せる基板保持部と、 この基板保持部に保持された基板の被洗浄面を洗浄する
    洗浄部と、 前記洗浄部を保持して移動させる移動機構と、 前記洗浄部が基板の中央部を通過した後、基板の周縁部
    に向かうにつれて洗浄部のスキャン速度が小さくなるよ
    うに前記移動機構を制御する制御部と、を備えたことを
    特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄部のスキャン速度vは下記の式で表
    されることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。 v=v0/r ただしv0は基板中心位置を洗浄するときにおける洗浄
    部のスキャン速度、rは基板上において洗浄部により洗
    浄される位置と基板中心との距離である。
  3. 【請求項3】 洗浄部は、洗浄液を基板の被洗浄面に吹
    き付けるノズルであることを特徴とする請求項1または
    2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗浄部は、洗浄液に超音波を印加するた
    めの超音波発振子が設けられていることを特徴とする請
    求項3記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄部は、基板の被洗浄面を擦過する洗
    浄具であることを特徴とする請求項1、2、3または4
    記載の洗浄装置。
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