JPWO2004023569A1 - 半導体発光素子およびその製造方法、集積型半導体発光装置およびその製造方法、画像表示装置およびその製造方法ならびに照明装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子およびその製造方法、集積型半導体発光装置およびその製造方法、画像表示装置およびその製造方法ならびに照明装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

サファイア基板上にn型GaN層を成長させ、その上に六角形状のエッチングマスクを形成する。このエッチングマスクを用いてRIE法によりn型GaN層を所定深さまでエッチングし、上面がC面からなる六角柱部を形成する。エッチングマスクを除去した後、六角柱部を覆うように基板全面に活性層およびp型GaN層を順次成長させ、発光素子構造を形成する。この後、六角柱部の上のp型GaN層上にp側電極を形成するとともに、n型GaN層にn側電極を形成する。

Description

この発明は、半導体発光素子およびその製造方法、集積型半導体発光装置およびその製造方法、画像表示装置およびその製造方法ならびに照明装置およびその製造方法に関し、特に、窒化物系III−V族化合物半導体を用いた発光ダイオードに適用して好適なものである。
従来、半導体発光素子として、サファイア基板上にn型GaN層を成長させ、その上に所定の開口部を有する成長マスクを形成し、この成長マスクの開口部におけるn型GaN層上に基板の主面に対して傾斜した傾斜結晶面を有する六角錐形状のn型GaN層を選択成長し、その傾斜結晶面上に活性層やp型GaN層などを成長させた発光ダイオードが、本出願人により提案されている(例えば、国際公開第02/07231号パンフレット(第47−50頁、第3図〜第9図)参照)。この発光ダイオードによれば、素子構造を形成する層への基板側からの貫通転位の伝播を抑制することができ、それらの層の結晶性を良好にすることができることにより、高い発光効率を得ることができる。
なお、主表面が(0001)面であるサファイア基板の主表面上にアモルファス構造の第1の窒化物半導体薄膜を形成し、それを固相エピタキシャル成長によって単結晶化し、その上に第2の窒化物半導体薄膜を気相エピタキシャル成長させ、更にその上に二酸化シリコン薄膜からなり、開口率が50%以上であり、かつ隣接する窓との最短距離が100μm以下である、第2の窒化物半導体薄膜の表面を露出する複数の窓を有するマスクを形成し、その窓の部分に露出する第2の窒化物半導体薄膜の上に窒化物半導体の微小構造体を気相選択エピタキシャル成長させる技術が知られている(例えば、特開平10−256151号公報(第3−4頁、第1図〜第7図))。
しかしながら、上述のように傾斜結晶面上に素子構造を形成する層を成長させることにより発光素子構造を形成する方法は、成長マスクの形成や選択成長などが必要であるため、工程が複雑であるという問題があった。
本発明者の知見によれば、上述のような傾斜結晶面上に素子構造を形成する層を成長させるのではなく、基板主面と平行な面上に素子構造を形成する層を成長させることによっても、上記と同等の高い発光効率の半導体発光素子を、簡単な工程で得ることができることを見出した。
したがって、この発明が解決しようとする課題は、従来のような傾斜結晶面上での結晶成長を利用せず、簡単な工程で、発光効率を大幅に向上させることができる半導体発光素子およびその製造方法を提供することにある。
この発明が解決しようとする他の課題は、従来のような傾斜結晶面上での結晶成長を利用せずに、簡単な工程で、発光効率を大幅に向上させることができる画像表示装置およびその製造方法を提供することにある。
この発明が解決しようとする更に他の課題は、従来のような傾斜結晶面上での結晶成長を利用せずに、簡単な工程で、発光効率を大幅に向上させることができる照明装置およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明の第1の発明は、
一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
少なくとも結晶部の上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
結晶部の上面上の第2導電型の半導体層上に設けられ、第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子である。
ここで、第1導電型の半導体層、活性層および第2導電型の半導体層の材料としては、基本的には、どのような半導体を用いてもよいが、典型的には、ウルツ鉱型の結晶構造を有するものが用いられる。このようなウルツ鉱型の結晶構造を有する半導体としては、窒化物系III−V族化合物半導体のほか、BeMgZnCdS系化合物半導体やBeMgZnCdO系化合物半導体などのII−VI族化合物半導体などが挙げられる。窒化物系III−V族化合物半導体は、最も一般的にはAlGa1−x−y−zInAs1−u−v(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、0≦u≦1、0≦v≦1、0≦x+y+z<1、0≦u+v<1)からなり、より具体的にはAlGa1−x−y−zInN(ただし、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、0≦x+y+z<1)からなり、典型的にはAlGa1−x−zInN(ただし、0≦x≦1、0≦z≦1)からなる。窒化物系III−V族化合物半導体の具体例を挙げると、GaN、InN、AlN、AlGaN、InGaN、AlGaInNなどである。
第1導電型の半導体層の柱状の結晶部は、典型的には、上面をC面とする角柱、特に上面をC面とする六角柱形状を有する。また、第1導電型の半導体層の錐体状の結晶部は、典型的には、上面をC面とする錐体、特に上面をC面とする、順テーパー型または逆テーパー型円錐台形状や六角錐台形状を有する。第2導電型の半導体層上に形成する第2導電型側の電極は、好適には、一般に結晶性が劣る、柱状または錐体状の結晶部の上面の外周の角部を避けて形成する。
この発明の第2の発明は、
基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
エッチングマスクを用いて第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
少なくとも結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子の製造方法である。
ここで、エッチングは、典型的には、ドライエッチング、特に異方性エッチングが可能な反応性イオンエッチング(RIE)が用いられるが、そのときのエッチングマスクとしては、好適には、金属膜、例えばTi膜上にNi膜を積層したTi/Ni積層膜が用いられる。テーパーエッチングを行う場合には、エッチングマスクとして、好適にはレジストからなるものが用いられる。
基板は、第1導電型の半導体層、活性層、第2導電型の半導体層などを良好な結晶性で成長させることが可能である限り、基本的にはどのような材料のものを用いてもよい。具体的には、サファイア(Al)(C面、A面、R面を含む)、SiC(6H、4H、3Cを含む)、窒化物系III−V族化合物半導体(GaN、InAlGaN、AlNなど)、Si、ZnS、ZnO、LiMgO、GaAs、MgAlなどからなる基板を用いることができ、好適には、これらの材料からなる六方晶基板または立方晶基板、より好適には六方晶基板を用いる。例えば、第1導電型の半導体層、活性層、第2導電型の半導体層が窒化物系III−V族化合物半導体からなる場合には、C面を主面としたサファイア基板を用いることができる。ただし、ここで言うC面には、これに対して5〜6°程度まで傾いていて実質的にC面とみなすことができる結晶面も含むものとする。
結晶部は、典型的には、基板の主面に対してほぼ平行な上面を有する。この上面は典型的にはC面である。
エッチングマスクを除去した後、活性層を成長させる前に、好適には活性層を成長させる直前に、第1導電型の半導体層上に、第1導電型の第2の半導体層を成長させるようにしてもよい。このようにすることにより、次のような利点を得ることができる。第1に、エッチングマスクを除去した後に活性層を直接成長させると、この活性層と下地の第2導電型の半導体層との界面に酸化膜などが存在するために活性層の発光特性などに悪影響が生じるが、まず第1導電型の第2の半導体層を成長させてからその上に活性層を成長させると、酸化膜などが存在しない清浄な面上に活性層を成長させることができ、この問題を防止することができる。第2に、エッチングマスクを除去するために基板を大気に晒した場合、第1導電型の半導体層の表面が酸化されて酸化膜が不均一に形成されるところ、活性層の成長時にはこの酸化膜の多い部分では成長が起きにくく、酸化膜の少ない部分から先に成長する結果、活性層の表面に凹凸ができやすいが、上述のように第1導電型の半導体層上に活性層を成長させると、酸化膜などが存在しない清浄な画上に活性層を成長させることができることにより、活性層の表面の平坦性の向上を図ることができる。例えば、第1導電型の半導体層、活性層および第2導電型の半導体層が窒化物系III−V族化合物半導体からなる場合、第1導電型の第2の半導体層の材料としては、例えば、GaN、InGaN、AlGaN、AlGaInNなどの窒化物系III−V族化合物半導体を用いることができる。
エッチングマスクを用いて第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成した後、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を成長させる前に、エッチングされた部分の表面の全部または一部に成長マスクを形成するようにしてもよい。
また、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させた後、基板を除去し、続いて、第1導電型の半導体層の裏面側からエッチングすることにより結晶部を分離するようにしてもよい。このようにすれば、素子の分離が極めて容易になり、素子の微細化が容易になり、製造コストの低減を図ることができる。
少なくとも活性層および第2導電型の半導体層は、頂点で閉じるまで成長させるようにしてもよい。
第1導電型の半導体層、第1導電型の第2の半導体層、活性層および第2導電型の半導体層の成長方法としては、例えば、有機金属化学気相成長(MOCVD)、ハイドライド気相エピタキシャル成長またはハライド気相エピタキシャル成長(HVPE)などを用いることができる。
この発明の第3の発明は、
一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
少なくとも結晶部の上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
結晶部の上面上の第2導電型の半導体層上に設けられ、第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する複数の半導体発光素子が集積された集積型半導体発光装置である。
ここで、集積型半導体発光装置はその用途を問わないが、典型的な用途を挙げると、画像表示装置や照明装置などである。
この発明の第4の発明は、
基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
エッチングマスクを用いて第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
少なくとも結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
ことを特徴とする集積型半導体発光装置の製造方法である。
この発明の第5の発明は、
一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
少なくとも結晶部の上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
結晶部の上面上の第2導電型の半導体層上に設けられ、第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する複数の半導体発光素子が集積された画像表示装置である。
この発明の第6の発明は、
基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
エッチングマスクを用いて第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
少なくとも結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
ことを特徴とする画像表示装置の製造方法である。
この発明の第7の発明は、
一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
少なくとも結晶部の上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
結晶部の上面上の第2導電型の半導体層上に設けられ、第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する複数の半導体発光素子が集積された照明装置である。
この発明の第8の発明は、
基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
エッチングマスクを用いて第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
少なくとも結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
ことを特徴とする照明装置の製造方法である。
この発明の第2〜第8の発明においては、その性質に反しない限り、第1の発明に関連して説明したことが成立する。
上述のように構成されたこの発明によれば、第1導電型の半導体層の柱状または錐体状の結晶部の上面、特にC面上に成長させる活性層および第2導電型の半導体層の結晶性は非常に良好であることにより、その第2導電型の半導体層上に第2導電型側の電極を形成した場合、第2導電型側の電極と第1導電型側の電極との間に電流を流して素子を駆動したとき、結晶性の良好な活性層からのみ発光を起こさせることができる。
第1図Aおよび第1図Bは、この発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第2図Aおよび第2図Bは、この発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第3図Aおよび第3図Bは、この発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第4図Aおよび第4図Bは、この発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第5図Aおよび第5図Bは、この発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第6図Aおよび第6図Bは、この発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第7図は、この発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの断面図、第8図は、この発明の第2の実施形態によるGaN系発光ダイオードを示す断面図、第9図は、この発明の第2の実施形態によるGaN系発光ダイオードをn側電極から見た斜視図、第10図は、この発明の第3の実施形態による画像表示装置を示す斜視図、第11図は、この発明の第5の実施形態によるGaN系発光ダイオードの断面図、第12図Aおよび第12図Bは、この発明の第7の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第13図Aおよび第13図Bは、この発明の第7の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第14図Aおよび第14図Bは、この発明の第7の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第15図Aおよび第15図Bは、この発明の第7の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第16図Aおよび第16図Bは、この発明の第7の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第17図Aおよび第17図Bは、この発明の第7の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第18図Aおよび第18図Bは、この発明の第7の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第19図Aおよび第19図Bは、この発明の第8の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第20図Aおよび第20図Bは、この発明の第9の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第21図Aおよび第21図Bは、この発明の第10の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第22図は、この発明の第11の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図、第23図Aおよび第23図Bは、この発明の第13の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第24図Aおよび第24図Bは、この発明の第13の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第25図Aおよび第25図Bは、この発明の第13の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第26図Aおよび第26図Bは、この発明の第13の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第27図Aおよび第27図Bは、この発明の第13の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第28図Aおよび第28図Bは、この発明の第13の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第29図Aおよび第29図Bは、この発明の第13の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第30図Aおよび第30図Bは、この発明の第19の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第31図Aおよび第31図Bは、この発明の第19の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第32図Aおよび第32図Bは、この発明の第19の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第33図Aおよび第33図Bは、この発明の第19の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第34図Aおよび第34図Bは、この発明の第20の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第35図Aおよび第35図Bは、この発明の第20の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第36図Aおよび第36図Bは、この発明の第20の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第37図Aおよび第37図Bは、この発明の第20の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第38図Aおよび第38図Bは、この発明の第20の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第39図は、この発明の第20の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図、第40図Aおよび第40図Bは、この発明の第21の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第41図Aおよび第41図Bは、この発明の第22の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第42図Aおよび第42図Bは、この発明の第22の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第43図Aおよび第43図Bは、この発明の第22の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第44図Aおよび第44図Bは、この発明の第22の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第45図Aおよび第45図Bは、この発明の第23の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第46図Aおよび第46図Bは、この発明の第24の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第47図Aおよび第47図Bは、この発明の第25の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための斜視図および断面図、第48図〜第50図は、この発明の第26の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための断面図、第51図〜第53図は、この発明の第27の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための断面図、第54図〜第57図は、この発明の第28の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための断面図、第58図は、この発明の第29の実施形態によるGaN系発光ダイオードアレイの製造方法を説明するための断面図、第59図は、この発明の第30の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための断面図、第60図は、この発明の第31の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を説明するための断面図、第61図Aおよび第61図Bは、この発明の第32の実施形態による単純マトリクス駆動型ディスプレイの製造方法を説明するための平面図および断面図、第62図Aおよび第62図Bは、この発明の第33の実施形態による並列同時駆動GaN系発光ダイオードアレイの製造方法を説明するための断面図および平面図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図において、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
第1図A、第1図B、第2図A、第2図B、第3図A、第3図B、第4図A、第4図B、第5図A、第5図B、第6図Aおよび第6図Bはこの発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を工程順に示し、第1図A、第2図A、第3図A、第4図A、第5図Aおよび第6図Aは斜視図、第1図B、第2図B、第3図B、第4図B、第5図Bおよび第6図Bは断面図である。また、第7図はこのGaN系発光ダイオードの完成状態を示す断面図である。
この第1の実施形態においては、第1図Aおよび第1図Bに示すように、まず、例えば主面がC+面であるサファイア基板11を用意し、サーマルクリーニングなどによりその表面を清浄化した後、このサファイア基板11上に、例えば有機金属化学気相成長(MOCVD)法により、n型不純物として例えばSiがドープされたn型GaN層12を成長させる。このMOCVDは常圧、減圧、高圧のいずれで行うことも可能であるが、常圧が簡便である。このn型GaN層12は、可能な限り結晶欠陥、特に貫通転位が少ないものが望ましく、その厚さは例えば2μm程度以上あれば通常は足りるが、後にRIEによりエッチングを行うことを考慮して厚めに設定するのが望ましい。低欠陥のn型GaN層12の形成方法としては種々の方法があるが、一般的な方法として、サファイア基板11上に、まず例えば500℃程度の低温でGaNバッファ層やAlNバッファ層(図示せず)を成長させ、その後1000℃程度まで昇温して結晶化してから、その上にn型GaN層12を成長させる方法がある。
次に、n型GaN層12の全面に例えば真空蒸着法、スパッタリング法などにより、例えば厚さがそれぞれ100nm程度のTi膜およびNi膜を順次形成した後、その上にリソグラフィーにより所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとして、例えばRIE法によりTi/Ni積層膜をエッチングして、素子形成位置に六角形状のTi/Ni積層膜からなるエッチングマスク13を形成する。このエッチングマスク13の一辺は〈11−20〉方向に平行になるようにするのが好ましい。この六角形状のエッチングマスク13の直径は必要に応じて決められるが、例えば10μm程度である。
次に、第2図Aおよび第2図Bに示すように、このエッチングマスク13を用いて、n型GaN層12を、例えば塩素系のエッチングガスを用いたRIE法により、基板表面に対して垂直方向に所定の深さまでエッチングし、六角柱部14を形成する。このエッチング深さは、得られる六角柱部14のアスペクト比(=高さ/幅)をいくつに設定するかに応じて選ばれる。この六角柱部14のアスペクト比は、発光効率を高くするなどの観点からは、本来大きく(例えば、5程度)取るのが望ましいが、その直径が大きい場合には、n型GaN層12の厚さも比例的に増大し、エピタキシャル成長に要する時間やコストが上昇するため、これを考慮して設定する必要がある。具体的には、例えば、六角形状のエッチングマスク13の直径が上述のように10μmのときを考えると、六角柱部14のアスペクト比は、好適には0.2〜1.0の範囲になるように選ばれ、このとき上記のエッチング深さは2〜10μmである。ここでは、特にアスペクト比を比較的小さく選び、0.2〜0.3とする。この場合、エッチング深さは2〜3μmとなる。n型GaN層12の厚さはこのエッチング深さより十分に厚くしておく必要がある。
次に、例えばRIE法などにより、エッチングマスク13をエッチング除去する。これによって、第3図Aおよび第3図Bに示すように、n型GaN層12の表面に、上面がC面からなる六角柱部14が形成されたGaN加工基板が得られる。
次に、このGaN加工基板をMOCVD装置の反応管に入れ、この反応管内において例えば1〜2分間サーマルクリーニングを行って表面の清浄化を行い、引き続いて、第4図Aおよび第4図Bに示すように、このGaN加工基板上に、例えばInGaN系の活性層15およびp型不純物として例えばMgがドープされたp型GaN層16を順次成長させる。これによって、n型GaN層12の六角柱部14とそのC面からなる上面に成長した活性層15およびp型GaN層16とにより、ダブルヘテロ構造の発光ダイオード構造が形成される。活性層15およびp型GaN層16の厚さは必要に応じて決められるが、活性層15の厚さは例えば3nm、p型GaN層16の厚さは例えば0.2μmである。これらのGaN系半導体層の成長温度は、例えば、活性層15は650〜800℃、典型的には例えば700℃程度、p型GaN層16は800〜1050℃、好適には850〜900℃とする。活性層15は、例えば、単一のInGaN層からなるものであっても、例えばIn組成が互いに異なる二つのInGaN層を交互に積層した多重量子井戸構造であってもよく、それらのIn組成は、発光波長をどの波長に設定するかに応じて決められる。また、p型GaN層16においては、好適には、その最上層のMg濃度を、後述のp側電極と良好なオーミック接触を取ることができるように上昇させる。ただし、p型GaN層16上に、オーミック接触をより取り易い、p型不純物として例えばMgがドープされたp型InGaN層をp型コンタクト層として成長させ、その上にp側電極を形成してもよい。また、必要に応じて、活性層15を成長させる直前に、GaN加工基板上にまず薄く、n型不純物として例えばSiがドープされたn型GaN層を成長させ、引き続いてその上に活性層15を成長させるようにしてもよい。このようにすれば、活性層15をn型GaN層の清浄な面上に成長させることができるので、結晶性の良好な活性層15を確実に得ることができ、また、六角柱部14をRIE法により形成したときに側面が荒れた状態となっても、n型GaN層の成長につれてその側面の凹凸が埋められて平坦な面となるため、活性層15をn型GaN層の平坦な面上に成長させることができる。この場合、このn型GaN層の成長に際しては、まず850℃程度の成長温度から成長を始め、その後徐々に成長温度を上昇させて950℃程度に設定することが良いことが、経験的に見出されている。ただし、このn型GaN層は、最も簡便には、例えば1020℃程度の温度で成長させるようにしてもよい。
なお、上記のGaN系半導体層の成長を1000℃程度の成長温度で行うときは、一般に、Gaの原料の供給量を大幅に増やす(例えば、100μmol/min以上)必要がある。
上記のGaN系半導体層の成長原料は、例えば、Gaの原料としてはトリメチルガリウム((CHGa、TMG)、Alの原料としてはトリメチルアルミニウム((CHAl、TMA)、Inの原料としてはトリメチルインジウム((CHIn、TMI)を、Nの原料としてはNHを用いる。ドーパントについては、n型ドーパントとしては例えばシラン(SiH)を、p型ドーパントとしては例えばビス=メチルシクロペンタジエニルマグネシウム((CHMg)あるいはビス=シクロペンタジエニルマグネシウム((CMg)を用いる。
また、上記のGaN系半導体層の成長時のキャリアガス雰囲気としては、n型GaN層12はNとHとの混合ガス、活性層15はNガス雰囲気、p型GaN層16はNとHとの混合ガスを用いる。この場合、活性層15の成長ではキャリアガス雰囲気をN雰囲気としており、キャリアガス雰囲気にHが含まれないので、Inが脱離するのを抑えることができ、活性層15の劣化を防止することができる。また、p型GaN層16の成長時にはキャリアガス雰囲気をNとHとの混合ガス雰囲気としているので、このp型GaN層16を良好な結晶性で成長させることができる。
次に、上述のようにしてGaN系半導体層を成長させたサファイア基板11をMOCVD装置から取り出す。
次に、リソグラフィーにより、n型GaN層12の六角柱部14と別の部位のn側電極形成領域を除いた領域のp型GaN層16の表面を覆うレジストパターン(図示せず)を形成する。
次に、第5図Aおよび第5図Bに示すように、このレジストパターンをマスクとして例えばRIE法によりp型GaN層16および活性層15をエッチングして開口部17を形成し、この開口部17にn型GaN層12を露出させる。この後、レジストパターンを除去する。
次に、基板全面に例えば真空蒸着法によりTi膜、Pt膜およびAu膜を順次形成した後、その上にリソグラフィーにより所定形状のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてTi膜、Pt膜およびAu膜をエッチングする。これによって、p型GaN層16および活性層15の開口部17を通じてn型GaN層12にコンタクトしたTi/Pt/Au構造のn側電極18が形成される。
次に、同様にして、n型GaN層12の六角柱部14のC面からなる上面に成長した活性層15およびp型GaN層16の上面に、例えばNi/Pt/Au構造のp側電極19を形成する。ここで、このp側電極19は、好適には、六角柱部14の上面と側面との間の角部の上を避けるように形成する。これは、この角部の近傍の活性層15およびp型GaN層16の結晶性は他の部分に比べて悪いことが多いためである。
この後、上述のようにして発光ダイオード構造が形成された基板をRIEによるエッチングやダイサーなどによりチップ化する。チップ化されたGaN系発光ダイオードを第6図Aおよび第6図Bに示す。第7図に完成状態のGaN系発光ダイオードの断面図を示す。
このようにして製造されたGaN系発光ダイオードのp側電極19とn側電極18との間に電流を流して駆動したところ、活性層15のIn組成に応じて発光波長380〜620nmの範囲で、サファイア基板11を通した発光を確認することができた。
以上のように、この第1の実施形態によれば、n型GaN層12に上面がC面からなる六角柱部14を形成し、この六角柱部14のC面からなる上面に活性層15およびp型GaN層16を成長させているので、これらの活性層15およびp型GaN層16の結晶性を極めて良好にすることができる。そして、六角柱部14の上面に成長したp型GaN層16のC面からなる上面に周辺の角部から離してp側電極19を形成しているので、結晶性が非常に良好な活性層15からのみ発光を起こさせることができる。このため、高い発光効率を得ることができる。
更に、n側電極18の形成のためにp型GaN層16および活性層15にRIEのようなドライエッチングにより開口部17を形成したり、集積型半導体発光装置を製造する場合に素子間を分離するためにp型GaN層16および活性層15をRIEのようなドライエッチングによりエッチングしたりすると、その部分の活性層15に損傷が発生するのを避けることが難しいが、この損傷が発生する部分は実際に発光が起きる部分(p側電極19とその近傍の2〜5μmの範囲)から十分に離れているため、発光特性に何ら悪影響を及ぼさない。
また、n型GaN層12の六角柱部14の段差の高さをある程度取ることにより、その上面の活性層15から発生した光を六角柱部14の側面で下方に反射させることができ、光の取り出し効率を高くすることができ、発光効率を高くすることができる。更に、p側電極19としてNi/Pt/Au構造のものを用いる代わりに、反射率の高い金属膜、例えば銀(Ag)膜などを用いることにより、六角柱部14の上のp型GaN層17の上面での反射率を高くすることができ、光の取り出し効率を高くすることができ、発光効率を高くすることができる。また、特に六角柱部14のアスペクト比を大きくすることにより、発光効率をより高くすることができる。
また、すでに述べた従来のGaN系発光ダイオードでは、酸化シリコン(SiO)や窒化シリコン(SiN)からなる成長マスクの開口部におけるn型GaN層上に基板の主面に対して傾斜した傾斜結晶面を有する六角錐形状のn型GaN層を選択成長し、成長マスクを残したままその傾斜結晶面上に活性層やp型GaN層などを成長させるところ、n型GaN層の選択成長やその後のp型GaN層の成長は1000℃前後の高温で行われるため、この成長時に成長マスクの表面からシリコン(Si)や酸素(O)が脱離し、これがその付近の成長層に取り込まれるという現象が起こる。この現象が及ぼす影響はp型GaN層の成長時に特に顕著であり、GaNに対してn型不純物として働くSiが、p型GaN層の成長時に成長層に取り込まれると、p型になりにくく、p型になったとしても、正孔濃度、移動度ともに激減することが明らかとなり、これが発光ダイオードの発光効率の向上を阻害する原因であることが判明した。更に、この成長マスクの開口部を形成する際にはフォトリソグラフィー工程を必要とするが、その際にはレジストをマスク面に密着させて部分的に除去する工程が必要である。ところが、この除去時には、レジストが成長マスクの微小な間隙に残りやすく、その除去は極めて難しい。このため、後の高温成長時に、この残存レジストが不純物源となってp型GaN層などの特性を悪化させることもある。これに対し、この第1の実施形態においては、成長マスクを用いた選択成長を行わないため、活性層15およびp型GaN層16の成長時に、SiOやSiNなどからなる成長マスクが存在することはあり得ず、p型GaN層16の成長時に、成長マスクからSiが脱離して成長層に取り込まれる問題が本質的に存在しない。また、レジストによる汚染の問題も本質的に存在しない。このため、十分にMgがドープされた低比抵抗のp型GaN層16を得ることができ、ひいてはGaN系発光ダイオードの発光効率の向上を図ることができる。
次に、この発明の第2の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法について説明する。
この第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様に工程を進めてp型GaN層16の成長まで行った後、このp型GaN層16上にp側電極19を形成する。次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。次に、このようにして剥離されたn型GaN層12の裏面をエッチングなどにより平坦化した後、第8図に示すように、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成する。このn側電極18は例えばITOなどからなる透明電極としてもよく、この場合は六角錐形状の部分に対応する部分を含むn型GaN層12の裏面の広い面積にわたってn側電極18を形成することができる。このようにn側電極18としてITOなどからなる透明電極を用いる場合、n型GaN層12とのオーミック接触をより良好に取ることができるようにするために、好適には、n型GaN層12の裏面の、光取り出しに支障のない部分に例えばTi/Au構造のパッドPを形成し、その上にこのパッドPを覆うように透明電極を形成するようにする。このTi/Au構造のパッドPにおいて、Ti膜の厚さは例えば10nm程度、Au膜の厚さは例えば100nm程度である。また、このn側電極18をTi/Pt/Au構造の金属積層膜により形成する場合には、n型GaN層12を通して外部に光が放射されるようにするため、第9図に示すように、六角柱部14に対応する部分におけるn側電極18に開口部18aを設ける。
上記以外のことは第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第3の実施形態による画像表示装置について説明する。この画像表示装置を第10図に示す。
第10図に示すように、この画像表示装置においては、サファイア基板11の面内の互いに直交するx方向およびy方向にGaN系発光ダイオードが規則的に配列され、GaN系発光ダイオードの二次元アレイが形成されている。各GaN系発光ダイオードの構造は、例えば第1の実施形態と同様である。
y方向には、赤色(R)発光用のGaN系発光ダイオード、緑色(G)発光用のGaN系発光ダイオードおよび青色(B)発光用のGaN系発光ダイオードが隣接して配列され、これらの3つのGaN系発光ダイオードにより1画素が形成されている。x方向に配列された赤色発光用のGaN系発光ダイオードのp側電極19同士は配線20により互いに接続され、同様に、x方向に配列された緑色発光用のGaN系発光ダイオードのp側電極19同士は配線21により互いに接続され、x方向に配列された青色発光用のGaN系発光ダイオードのp側電極19同士は配線22により互いに接続されている。一方、n側電極18はy方向に延在しており、y方向に配列されたGaN系発光ダイオードの共通電極となっている。
このように構成された単純マトリクス方式の画像表示装置においては、表示すべき画像の信号に応じて配線20〜22とn側電極18とを選択し、選択された画素の選択されたGaN系発光ダイオードに電流を流して駆動し、発光を起こさせることにより、画像を表示することができる。
この第3の実施形態によれば、各GaN系発光ダイオードが第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードと同様な構成を有することにより発光効率が高いため、高輝度のフルカラー画像表示装置を実現することができる。
次に、この発明の第4の実施形態による照明装置について説明する。この照明装置は第10図に示す画像表示装置と同様な構成を有する。
この照明装置においては、照明光の色に応じて配線20〜22とn側電極18とを選択し、選択された画素の選択されたGaN系発光ダイオードに電流を流して駆動し、発光を起こさせることにより、照明光を発生させることができる。
この第4の実施形態によれば、各GaN系発光ダイオードが第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードと同様な構成を有することにより発光効率が高いため、高輝度の照明装置を実現することができる。
次に、この発明の第5の実施形態によるGaN系発光ダイオードについて説明する。
この第5の実施形態においては、第1の実施形態において、エッチングマスク13を用いてn型GaN層12をRIE法によりエッチングして六角柱部14を形成する際のエッチング深さを大きくする。具体的には、得られる六角柱部14のアスペクト比が例えば0.8〜1.0の範囲になるように選び、六角形状のエッチングマスク13の直径が10μmのときには8〜10μmとする。
上記以外のことは第1の実施形態と同様である。
この第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第6の実施形態によるGaN系発光ダイオードについて説明する。
この第6の実施形態においては、第1の実施形態において、エッチングマスク13を用いてn型GaN層12をRIE法によりエッチングして六角柱部14を形成する際のエッチングマスク13の直径を小さくする。具体的には、六角形状のエッチングマスク13の直径を5μmとし、そのときの得られる六角柱部14のアスペクト比が例えば2になるように選ぶ。このとき、エッチング深さは10μmとなる。
上記以外のことは第1の実施形態と同様である。
この第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第7の実施形態について説明する。
この第7の実施形態においては、第12図Aおよび第12図Bに示すように、第1の実施形態と同様に工程を進めてn型GaN層12の成長まで行った後、このn型GaN層12上に円形のレジストからなるエッチングマスク13を形成する。
次に、第13図Aおよび第13図Bに示すように、このエッチングマスク13を用いて、n型GaN層12を、例えば塩素ガスにアルゴンガスを加えたエッチングガスを用いたRIE法により所定の深さまでエッチングする。この場合、エッチングマスク13の後退が徐々に生じてテーパーエッチングが行われる結果、基板表面に対して傾斜した側面を有する順テーパー形状の円錐台部23が形成される。この円錐台部23の側面の傾斜角度は例えば45°±10°、上面の直径は例えば10〜20μm、典型的には例えば15μm程度、高さ(厚さ)は例えば2〜7μm(例えば、5μm程度)とする。
次に、例えばプラズマアッシングなどにより、エッチングマスク13を除去する。これによって、第14図Aおよび第14図Bに示すように、n型GaN層12の表面に、上面がC面からなる円錐台部23が形成されたGaN加工基板が得られる。
次に、第15図Aおよび第15図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして活性層15およびp型GaN層16を順次成長させる。この場合、活性層15を成長させる直前に、GaN加工基板上にまず薄く、n型GaN層を例えば1020℃程度の温度で成長させ、引き続いてその上に活性層15を成長させるようにしてもよい。
次に、第16図Aおよび第16図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして、n型GaN層12の円錐台部23のC面からなる上面に成長したp型GaN層16の上面に、例えばNi/Pt/Au構造やPd/Pt/Au構造のp側電極19を円形に形成する。このp側電極19としては、例えば、反射率の高いAg膜を含むNi/Ag/Au構造のものや、同じく反射率の高いRe膜を含むRe/Au構造のものを用いることもでき、これらを用いることにより、円錐台部23の上のp型GaN層16の上面での反射率を高くすることができ、光取り出し効率を高くすることができ、発光効率を高くすることができる。p側電極19としてNi/Ag/Au構造のものを用いる場合、Ni膜が厚過ぎるとAg膜に到達する光の量が少なくなって反射膜としてAg膜を含ませた意味がなくなるため、Ni膜は可能な限り薄く、例えば2nm程度の厚さにし、一方、Ag膜およびAu膜の厚さはそれぞれ例えば100nm程度で足りる。このp側電極19は、好適には、円錐台部23の上面と側面との間の角部の上を避けるように形成する。これは、この角部の近傍の活性層15およびp型GaN層16の結晶性は他の部分に比べて悪いことが多いためである。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。次に、このようにして剥離されたn型GaN層12の裏面をエッチングなどにより平坦化した後、第17図Aおよび第17図Bに示すように、第2の実施形態と同様にして、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成する。この場合、このn側電極18としては例えばITOなどからなる透明電極を用い、また、n型GaN層12とのオーミック接触をより良好に取ることができるようにするためにn型GaN層12の裏面の、光取り出しに支障のない部分に例えばTi/Au構造のパッドを形成してから透明電極を形成するようにする。
この後、上述のようにして発光ダイオード構造が形成された基板をRIEによるエッチングやダイサーなどによりチップ化する。チップ化されたGaN系発光ダイオードを第18図Aおよび第18図Bに示す。
上記以外のことは第1および第2の実施形態と同様である。
この第7の実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様な利点に加えて、第18図Bにおいて矢印で示すように、円錐台部23の上面の部分に形成された活性層15から斜め下の方向に発生した光は円錐台部23の傾斜した側面に形成されたp型GaN層16の側面で下方に反射させることができ、光の取り出し効率を高くすることができ、発光効率をより一層高くすることができるという利点を得ることができる。
次に、この発明の第8の実施形態について説明する。
この第8の実施形態においては、第19図Aおよび第19図Bに示すように、n型GaN層12の円錐台部23の上面に成長したp型GaN層16の上面に、円環状のp側電極19を形成する。
上記以外のことは第7の実施形態と同様である。
この第8の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第9の実施形態について説明する。
この第9の実施形態においては、第20図Aおよび第20図Bに示すように、n型GaN層12の円錐台部23の上面に形成されたp側電極19および円錐台部23の側面に成長したp型GaN層16を覆うようにAg膜24が形成されている。このAg膜24によって、円錐台部23の上面の部分に形成された活性層15から斜め下の方向に発生した光が円錐台部23の傾斜した側面に形成されたp型GaN層16の側面で下方に反射されるときの反射率を高くすることができ、光の取り出し効率をより高くすることができ、発光効率をさらに一層高くすることができる。なお、この場合、Ag膜24はp型GaN層16と接触するが、この接触はショットキー接触となるので、動作電流はp側電極19とp型GaN層16との接触部のみに流れる。
上記以外のことは第7の実施形態と同様である。
この第9の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第10の実施形態について説明する。
この第10の実施形態においては、第18図Aおよび第18図Bに示すGaN系発光ダイオードにおいて、p側電極19として例えばITOなどの透明電極が用いられ、n側電極18として例えばNi/Pt/Au構造、Pd/Pt/Au構造、Ni/Ag/Au構造、Re/Au構造などのものが用いられる。この場合、光はp側電極19を通して外部に取り出される。
上記以外のことは第7の実施形態と同様である。
この第10の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第11の実施形態について説明する。
この第11の実施形態においては、第7の実施形態と同様に工程を進めてp側電極19の形成まで行った後、例えばこのp側電極19をマスクとして例えばRIE法によりp型GaN層16および活性層15を順次エッチングし、隣接する円錐台部23同士の間でp型GaN層16を分離する。その後、サファイア基板11からのn型GaN層12から上の部分の剥離、n型GaN層12の裏面へのn側電極18の形成を行う。この状態を第21図Aおよび第21図Bに示す。
こうして、多数の円錐台部23が所定の配置および間隔でアレイ状に形成されたn型GaN層12の全体を第22図に示す。このn型GaN層12を隣接する円錐台部23の間の部分で分離してチップ化し、GaN系発光ダイオードを得る。
上記以外のことは第7の実施形態と同様である。
この第11の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第12の実施形態について説明する。
この第12の実施形態においては、第7の実施形態において、円錐台部23の上面の直径を充分に小さく、例えば5μm程度以下(例えば、2〜3μm)にし、p側電極19も同様に小さくする。
上記以外のことは第7の実施形態と同様である。
この第12の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができるほか、発光面の大きさが充分に小さいことにより、発光面以外の黒の部分の面積が相対的に大きくなって、発光を観測した場合、黒が沈むようにすることができるという利点を得ることができる。
次に、この発明の第13の実施形態について説明する。
この第13の実施形態においては、第23図Aおよび第23図Bに示すように、第1の実施形態と同様に工程を進めてn型GaN層12の成長まで行った後、このn型GaN層12上に六角形状のレジストからなるエッチングマスク13を形成する。この六角形状のエッチングマスク13の一辺は〈11−20〉方向に平行になるようにするのが好ましい。
次に、第24図Aおよび第24図Bに示すように、このエッチングマスク13を用いて、n型GaN層12を、例えば塩素ガスにアルゴンガスを加えたエッチングガスを用いたRIE法により所定の深さまでエッチングする。この場合、エッチングマスク13の後退が徐々に生じてテーパーエッチングが行われる結果、基板表面に対して傾斜した側面を有する順テーパー形状の六角錐台部25が形成される。
次に、例えばプラズマアッシングなどにより、エッチングマスク13を除去する。これによって、第25図Aおよび第25図Bに示すように、n型GaN層12の表面に、上面がC面からなる六角錐台部25が形成されたGaN加工基板が得られる。この六角錐台部25の六角形状の上面上における、六角形の辺に垂直な方向は〈1−100〉方向であり、六角錐台部25の側面の法線の方向は〈1−101〉方向であるようにするのが好ましい。
次に、第26図Aおよび第26図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして活性層15およびp型GaN層16を順次成長させる。この場合、活性層15を成長させる直前に、GaN加工基板上にまず薄く、n型不純物として例えばSiがドープされたn型GaN層を成長させ、引き続いてその上に活性層15を成長させるようにしてもよい。このようにすれば、活性層15をn型GaN層の平坦で清浄な面上に成長させることができるので、結晶性の良好な活性層15を確実に得るととができ、また、六角錐台部25をRIE法などにより形成したときに正確な六角錐台からずれた形状となったり側面が荒れた状態となっても、このn型GaN層の成長につれて形状が修正されて良好な形状の六角錐台に近づいたりその表面の凹凸が埋められて平坦な面となるため、六角錐台部25の形状を良好にすることができ、その上に活性層15およびp型GaN層16を良好に成長させることができる。
次に、第27図Aおよび第27図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして、n型GaN層12の六角錐台部25のC面からなる上面に成長した活性層15およびp型GaN層16の上面に、例えばNi/Pt/Au構造やPd/Pt/Au構造のp側電極19を六角形状に形成する。このp側電極19としては、例えば、反射率の高いAg膜を含むNi/Ag/Au構造のものや、同じく反射率の高いRe膜を含むRe/Au構造のものを用いることもでき、これらを用いることにより、六角錐台部25の上のp型GaN層16の上面での反射率を高くすることができ、光取り出し効率を高くすることができ、発光効率を高くすることができる。p側電極19としてNi/Ag/Au構造のものを用いる場合、Ni膜が厚過ぎるとAg膜に到達する光の量が少なくなって反射膜としてAg膜を含ませた意味がなくなるため、Ni膜は可能な限り薄く、例えば2nm程度の厚さにし、一方、Ag膜およびAu膜の厚さはそれぞれ例えば100nm程度で足りる。このp側電極19は、好適には、六角錐台部25の上面と側面との間の角部の上を避けるように形成する。これは、この角部の近傍の活性層15およびp型GaN層16の結晶性は他の部分に比べて悪いことが多いためである。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。次に、このようにして剥離されたn型GaN層12の裏面をエッチングなどにより平坦化した後、第28図Aおよび第28図Bに示すように、第2の実施形態と同様にして、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成する。この場合、このn側電極18としては例えばITOなどからなる透明電極を用い、また、n型GaN層12とのオーミック接触をより良好に取ることができるようにするためにn型GaN層12の裏面の、光取り出しに支障のない部分に例えばTi/Au構造のパッドを形成してから透明電極を形成するようにする。
この後、上述のようにして発光ダイオード構造が形成された基板をRIEによるエッチングやダイサーなどによりチップ化する。チップ化されたGaN系発光ダイオードを第29図Aおよび第29図Bに示す。
上記以外のことは第1および第2の実施形態と同様である。
この第13の実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様な利点に加えて、六角錐台部25の上面の部分に形成された活性層15から斜め下の方向に発生した光は六角錐台部25の傾斜した側面に形成されたp型GaN層16の側面で下方に反射させることができ、光の取り出し効率を高くすることができ、発光効率をより一層高くすることができるという利点を得ることができる。
次に、この発明の第14の実施形態について説明する。
この第14の実施形態においては、第13の実施形態において、n型GaN層12の六角錐台部25の上面に成長した活性層15およびp型GaN層16の上面に、六角形の環状のp側電極19を形成する。
上記以外のことは第13の実施形態と同様である。
この第14の実施形態によれば、第13の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第15の実施形態について説明する。
この第15の実施形態においては、第13の実施形態において、第9の実施形態と同様に、n型GaN層12の六角錐台部25の上面に形成されたp側電極19および六角錐台部25の側面に成長したp型GaN層16を覆うようにAg膜24が形成されている。
上記以外のことは第13および第9の実施形態と同様である。
この第15の実施形態によれば、第13の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第16の実施形態について説明する。
この第16の実施形態においては、第13の実施形態において、第10の実施形態と同様に、第29図Aおよび第29図Bに示すGaN系発光ダイオードにおいて、p側電極19として例えばITOなどの透明電極が用いられ、n側電極18として例えばNi/Pt/Au構造、Pd/Pt/Au構造、Ni/Ag/Au構造、Re/Au構造などのものが用いられる。この場合、光はp側電極19を通して外部に取り出される。
上記以外のことは第13および第10の実施形態と同様である。
この第16の実施形態によれば、第13の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第17の実施形態について説明する。
この第17の実施形態においては、第7の実施形態と同様に工程を進めてp側電極19の形成まで行った後、例えばこのp側電極19をマスクとして例えばRIE法によりp型GaN層16および活性層15を順次エッチングし、隣接する六角錐台部25の間でp型GaN層16を分離する。その後、サファイア基板11からのn型GaN層12から上の部分の剥離、n型GaN層12の裏面へのn側電極18の形成を行う。こうして、多数の六角錐台部25が所定の配置および間隔でアレイ状に形成されたn型GaN層12を隣接する六角錐台部25の間の部分で分離してチップ化し、GaN系発光ダイオードを得る。
上記以外のことは第13および第11の実施形態と同様である。
この第17の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第18の実施形態について説明する。
この第18の実施形態においては、第13の実施形態において、六角錐台部25の上面の直径を充分に小さく、例えば5μm程度以下(例えば、2〜3μm)にし、p側電極19も同様に小さくする。
上記以外のことは第13の実施形態と同様である。
この第18の実施形態によれば、第13の実施形態と同様な利点を得ることができるほか、発光面の大きさが充分に小さいことにより、例えばこのGaN系発光ダイオードを用いて画像表示装置を構成した場合、発光面以外の黒の部分の面積が相対的に大きくなって、発光を観測した場合、黒が沈むようにすることができるという利点を得ることもできる。
次に、この発明の第19の実施形態について説明する。
この第19の実施形態においては、第13の実施形態と同様に工程を進めて、第25図Aおよび第25図Bに示すように、n型GaN層12に六角錐台部25を形成する。この後、必要に応じて、GaN加工基板上に薄く、n型GaN層を成長させるようにしてもよい。
次に、第30図Aおよび第30図Bに示すように、六角錐台部25の上面と側面の下部を除いた部分とが露出するように例えばSiO膜やSiN膜などからなる成長マスク26を形成する。この成長マスク26は、具体的には例えば次のようにして形成する。まず、六角錐台部25を含むn型GaN層12の全面に例えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法などにより、例えば厚さが100nm程度のSiO膜を形成した後、その上にリソグラフィーにより所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとして、例えばフッ酸系のエッチング液を用いたウエットエッチング、または、CFやCHFなどのフッ素を含むエッチングガスを用いたRIE法によりSiO膜をエッチングし、パターニングする。こうして、成長マスク26が形成される。この成長マスク26の開口部の形状は、その一辺が〈11−20〉方向に平行な六角形とするのが好ましい。
次に、第31図Aおよび第31図Bに示すように、成長マスク26を用い、その開口部における六角錐台部25上にn型GaN層27、活性層15およびp型GaN層16を順次選択成長させる。この場合、活性層15をn型GaN層27の平坦で清浄な面上に成長させることができるので、結晶性の良好な活性層15を確実に得ることができ、また、六角錐台部25の形状を良好にすることができ、その上に活性層15およびp型GaN層16を良好に成長させることができる。
次に、第32図Aおよび第32図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして、n型GaN層12の六角錐台部25のC面からなる上面に成長したp型GaN層16の上面に、例えばNi/Pt/Au構造やPd/Pt/Au構造のp側電極19を六角形状に形成する。このp側電極19としては、例えば、反射率の高いAg膜を含むNi/Ag/Au構造のものや、同じく反射率の高いRe膜を含むRe/Au構造のものを用いることもでき、これらを用いることにより、六角錐台部25の上のp型GaN層17の上面での反射率を高くすることができ、光取り出し効率を高くすることができ、発光効率を高くすることができる。p側電極19としてNi/Ag/Au構造のものを用いる場合、Ni膜が厚過ぎるとAg膜に到達する光の量が少なくなって反射膜としてAg膜を含ませた意味がなくなるため、Ni膜は可能な限り薄く、例えば2nm程度の厚さにし、一方、Ag膜およびAu膜の厚さはそれぞれ例えば100nm程度で足りる。このp側電極19は、好適には、六角錐台部25の上面と側面との間の角部の上を避けるように形成する。これは、この角部の近傍の活性層15およびp型GaN層16の結晶性は他の部分に比べて悪いことが多いためである。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。次に、このようにして剥離されたn型GaN層12の裏面をエッチングなどにより平坦化した後、第33図Aおよび第33図Bに示すように、第2の実施形態と同様にして、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成する。この場合、このn側電極18としては例えばITOなどからなる透明電極を用い、また、n型GaN層12とのオーミック接触をより良好に取ることができるようにするためにn型GaN層12の裏面の、光取り出しに支障のない部分に例えばTi/Au構造のパッドを形成してから透明電極を形成するようにする。
この後、上述のようにして発光ダイオード構造が形成された基板をRIEによるエッチングやダイサーなどによりチップ化する。
上記以外のことは第1および第2の実施形態と同様である。
この第19の実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様な利点に加えて、六角錐台部25の上面の部分に形成された活性層15から斜め下の方向に発生した光は六角錐台部25の傾斜した側面に形成されたp型GaN層16の側面で下方に反射させることができ、光の取り出し効率を高くすることができ、発光効率をより一層高くすることができるという利点を得ることができる。
次に、この発明の第20の実施形態について説明する。
この第20の実施形態においては、第13の実施形態と同様に工程を進めて、第25図Aおよび第25図Bに示すように、n型GaN層12に六角錐台部25を形成する。この後、必要に応じて、GaN加工基板上に薄く、n型GaN層を成長させるようにしてもよい。
次に、第34図Aおよび第34図Bに示すように、六角錐台部25の上面のみ露出するように例えばSiO膜やSiN膜などからなる成長マスク26を形成する。この成長マスク26の形成方法は第19の実施形態と同様である。
次に、第35図Aおよび第35図Bに示すように、成長マスク26を用い、六角錐台部25の上面にまず、n型不純物として例えばSiがドープされたn型GaN層28を六角錐台部25の上面から張り出すまで選択成長させる。
次に、第36図Aおよび第36図Bに示すように、n型GaN層28上に活性層15およびp型GaN層16を選択成長させる。この場合、活性層15を成長させる直前に、GaN加工基板上にまず薄く、n型GaN層を成長させ、引き続いてその上に活性層15を成長させるようにしてもよい。
次に、第37図Aおよび第37図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして、n型GaN層12の六角錐台部25のC面からなる上面に成長したp型GaN層16の上面に、例えばNi/Pt/Au構造やPd/Pt/Au構造のp側電極19を六角形状に形成する。このp側電極19としては、例えば、反射率の高いAg膜を含むNi/Ag/Au構造のものや、同じく反射率の高いRe膜を含むRe/Au構造のものを用いることもでき、これらを用いることにより、六角錐台部25の上のp型GaN層17の上面での反射率を高くすることができ、光取り出し効率を高くすることができ、発光効率を高くすることができる。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。次に、このようにして剥離されたn型GaN層12の裏面をエッチングなどにより平坦化した後、第38図Aおよび第38図Bに示すように、第2の実施形態と同様にして、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成する。この場合、このn側電極18としては例えばITOなどからなる透明電極を用い、また、n型GaN層12とのオーミック接触をより良好に取ることができるようにするためにn型GaN層12の裏面の、光取り出しに支障のない部分に例えばTi/Au構造のパッドを形成してから透明電極を形成するようにする。
この後、上述のようにして発光ダイオード構造が形成された基板をRIEによるエッチングやダイサーなどによりチップ化する。
上記以外のことは第1および第2の実施形態と同様である。
この第20の実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様な利点を得ることができる。
また、この第20の実施形態においては、第39図に示すように、六角錐台部25を形成する際の間隔や配置などによっては、n型GaN層28を選択成長させる際に互いに隣接する六角錐台部25から横方向成長するn型GaN層28同士の競合で、両者が出会って境界が形成された時点で成長が終了する。この場合、n型GaN層28の境界部は一般に機械的強度が低いため、サファイア基板11からn型GaN層12から上の部分を剥離する際に自然に素子分離が行われ、GaN系発光ダイオードチップを得ることができる。
次に、この発明の第21の実施形態について説明する。
この第21の実施形態においては、第7の実施形態と同様に工程を進めてエッチングマスク13の形成まで行った後、第40図Aおよび第40図Bに示すように、n型GaN層12の六角錐台部25のC面からなる上面に成長したn型GaN層28上に成長したp型GaN層16の上面に、六角形の環状のp側電極19を形成する。この場合、このp側電極19の内周は六角錐台部25の上面の外周よりも外側にくるようにする。これは、六角錐台部25の直上の部分のn型GaN層28には選択成長時に下地の六角錐台部25からの転位が伝播するのに対し、六角錐台部25から張り出すように横方向成長した部分のn型GaN層28には転位がほとんど伝播せず結晶性が良好であるため、この結晶性が良好なn型GaN層28上に成長した活性層15およびp型GaN層16の結晶性も良好となることから、その上に限定してp側電極19を形成するのが望ましいからである。
上記以外のことは第13および第20の実施形態と同様である。
この第21の実施形態によれば、第13の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第22の実施形態について説明する。
この第22の実施形態においては、第7の実施形態と同様に工程を進めてエッチングマスク13の形成まで行った後、第41図Aおよび第41図Bに示すように、このエッチングマスク13を用いて、n型GaN層12を、所定のエッチングガスを用いたRIE法により所定の深さまでエッチングし、逆テーパー形状の逆円錐台部29が形成される。
次に、例えばプラズマアッシングなどにより、エッチングマスク13を除去する。これによって、第42図Aおよび第42図Bに示すように、n型GaN層12の表画に、上面がC面からなる逆円錐台部29が形成されたGaN加工基板が得られる。
次に、第43図Aおよび第43図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして活性層15およびp型GaN層16を順次成長させる。この場合、これらの活性層15およびp型GaN層16は、逆円錐台部29の側面には成長しないようにすることができる。また、活性層15を成長させる直前に、GaN加工基板上にまず薄く、n型GaN層を成長させ、引き続いてその上に活性層15を成長させるようにしてもよい。
次に、第44図Aおよび第44図Bに示すように、第1の実施形態と同様にして、n型GaN層12の逆円錐台部29のC面からなる上面に成長したp型GaN層16の上面に、例えばNi/Pt/Au構造やPd/Pt/Au構造のp側電極19を円形状に形成する。このp側電極19としては、例えば、反射率の高いAg膜を含むNi/Ag/Au構造のものや、同じく反射率の高いRe膜を含むRe/Au構造のものを用いることもできる。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。次に、このようにして剥離されたn型GaN層12の裏面をエッチングなどにより平坦化した後、第45図Aおよび第45図Bに示すように、第2の実施形態と同様にして、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成する。この場合、このn側電極18としては例えばITOなどからなる透明電極を用い、また、n型GaN層12とのオーミック接触をより良好に取ることができるようにするためにn型GaN層12の裏面の、光取り出しに支障のない部分に例えばTi/Au構造のパッドを形成してから透明電極を形成するようにする。
この後、上述のようにして発光ダイオード構造が形成された基板をRIEによるエッチングやダイサーなどによりチップ化する。
上記以外のことは第1および第2の実施形態と同様である。
この第22の実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第23の実施形態について説明する。
この第23の実施形態においては、第45図Aおよび第45図Bに示すGaN系発光ダイオードにおいて、p側電極19として例えばITOなどの透明電極が用いられ、n側電極18として例えばNi/Pt/Au構造、Pd/Pt/Au構造、Ni/Ag/Au構造、Re/Au構造などのものが用いられる。この場合、光はp側電極19を通して外部に取り出される。
上記以外のことは第22の実施形態と同様である。
この第23の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第24の実施形態について説明する。
この第24の実施形態においては、第45図Aおよび第45図Bに示すGaN系発光ダイオードにおいて、第46図Aおよび第46図Bに示すように、p側電極19として、まずオーミック接触特性に優れたTi/Pt/AuからなるパッドPを逆円錐台部29の上面の片隅の一部に小面積で形成した後、その上にこのパッドPを覆うように、逆円錐台部29のほぼ上面全体に広がるNi/Au金属積層膜からなるp側電極19を形成する。このNi/Au金属積層膜においては、Ni膜の厚さは例えば2nm程度、Au膜の厚さは例えば10nm程度と薄くし、このNi/Au金属積層膜の光透過率が充分に高くなるようにする。n側電極18としては、例えばNi/Pt/Au構造、Pd/Pt/Au構造、Ni/Ag/Au構造、Re/Au構造などのものが用いられる。この場合、光はp側電極19を通して外部に取り出される。
上記以外のことは第7の実施形態と同様である。
この第24の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第25の実施形態について説明する。
この第25の実施形態においては、第45図Aおよび第45図Bに示すGaN系発光ダイオードにおいて、第47図Aおよび第47図Bに示すように、p側電極19を網目(メッシュ)状に形成する。n側電極18としては、例えばNi/Pt/Au構造、Pd/Pt/Au構造、Ni/Ag/Au構造、Re/Au構造などのものが用いられる。このようにp側電極19を網目状に形成することにより、このp側電極19の隙間を通して光取り出しを良好に行うことができる。
上記以外のことは第22の実施形態と同様である。
この第25の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第26の実施形態について説明する。
この第26の実施形態においては、第22の実施形態と同様に工程を進めてp型GaN層16の成長まで行う。この状態は第43図Aおよび第43図Bに示すと同様である。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。この状態を第48図Aおよび第48図Bに示す。
次に、n型GaN層12の、活性層15およびp型GaN層16が形成されている表面側を例えばレジストなど(図示せず)により覆って保護した状態で、n型GaN層12の裏面から例えばRIE法により破線で示した位置までエッチングする。これによって、第49図に示すように、逆円錐台部29が切り出され、素子分離が行われる。
この後、第50図に示すように、p型GaN層16上に透明電極からなるp側電極19を形成するとともに、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成し、目的とするGaN系発光ダイオードを完成させる。
上記以外のことは第22の実施形態と同様である。
この第26の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第27の実施形態について説明する。
この第27の実施形態においては、第7の実施形態と同様に工程を進めてp側電極19の形成まで行い、さらにサファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分を剥離する。
次に、第51図に示すように、n型GaN層12のp側電極19が形成されている表面側を例えばレジストなど(図示せず)により覆って保護した状態で、n型GaN層12の裏面から例えばRIE法により破線で示した位置までエッチングする。これによって、第52図に示すように、円錐台部23が切り出され、素子分離が行われる。
次に、第53図に示すように、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成し、目的とするGaN系発光ダイオードを完成させる。
上記以外のことは第22の実施形態と同様である。
この第27の実施形態によれば、第22の実施形態と同様な利点を有する。
次に、この発明の第28の実施形態について説明する。
この第28の実施形態においては、第54図に示すように、まず、サファイア基板11上にn型GaN層12を成長させた後、このn型GaN層12の表面を部分的にエッチングすることによりテーパー形状の六角錐台部25を形成する。この六角錐台部25の上面はC面からなり、側面は好適にはS面に近い斜面となるようにする。また、この六角錐台部25の幅は例えば1〜50μm、高さは例えば1〜10μmとする。次に、この六角錐台部25が形成されたn型GaN層12上にn型GaN層27、活性層15およびp型GaN層16を順次成長させる。この後、各六角錐台部25の上の部分のp型GaN層16の上にp側電極19を形成する。
次に、第55図に示すように、p側電極19が形成されたp型GaN層16側の表面に接着剤層30を形成し、この接着剤層30により支持基板31を貼り合わせた後、サファイア基板11から、n型GaN層27から上の部分を剥離する。
次に、第56図に示すように、n型GaN層12の裏面側から全面エッチングすることにより、各六角錐台部25を互いに分離する。
次に、第57図に示すように、六角錐台部25の底面にn側電極18を形成する。
この後、接着剤層30をエッチング除去することにより、六角錐台部25を完全に分離する。これによって、GaN系発光ダイオードが得られる。
この第28の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第29の実施形態について説明する。
この第29の実施形態においては、第28の実施形態と同様に工程を進めてサファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分の剥離を行った後、第58図に示すように、n型GaN層12の裏面にn側電極18を形成する。このn側電極18は、動作時には各六角錐台部25の上面の部分の活性層15から発光が生じるため、光取り出しの妨げにならないように、各六角錐台部25の間の部分に対応する部分のn型GaN層12上に網目状に形成する。これによって、GaN系発光ダイオードアレイが得られる。
この第29の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができるほか、各GaN系発光ダイオードを同時に点灯させることにより、大出力を得ることができるという利点を得ることができる。
次に、この発明の第30の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法について説明する。
この第30の実施形態においては、第28の実施形態と同様に工程を進めてサファイア基板11から、n型GaN層12から上の部分の剥離を行う。
次に、n型GaN層12の裏面から例えばRIE法により選択的にエッチングすることにより、第59図に示すように、各六角錐台部25を互いに分離する。
次に、六角錐台部25の底面にn側電極18を形成する。
この後、接着剤層30をエッチング除去することにより、六角錐台部25を完全に分離する。これによって、GaN系発光ダイオードが得られる。
この第30の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第31の実施形態について説明する。
この第31の実施形態においては、第28の実施形態と同様に工程を進めてn型GaN層12の成長まで行った後、第60図に示すように、このn型GaN層12の表面をRIE法などにより基板表面に対して垂直な方向に選択的にエッチングすることにより六角柱部14を形成する。次に、この六角柱部14が形成されたn型GaN層12上にn型GaN層27、活性層15およびp型GaN層16を順次成長させる。ここで、n型GaN層27は六角柱部14の側壁の部分で基板表面に対して傾斜した面が形成されて全体として六角錐台形状となるように成長させる。
上記以外のことは第28の実施形態と同様である。
この第31の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な利点を得ることができる。
次に、この発明の第32の実施形態による単純マトリクス駆動型ディスプレイの製造方法について説明する。
この単純マトリクス駆動型ディスプレイを第61図Aおよび第61図Bに示す。ここで、第61図Aは平面図、第61図Bは第61図AのB−B線に沿っての断面図である。
第61図Aおよび第61図Bに示すように、この単純マトリクス駆動型ディスプレイにおいては、例えば上述の第28の実施形態により製造されたGaN系発光ダイオードを接着剤などからなる固定化層32により所定の配置および間隔でアレイ状に固定する。そして、固定化層32の裏面の一方向に配列したGaN系発光ダイオードのp側電極19を相互に接続するように例えば金属配線からなるデータ線33が形成されている。また、固定化層32の表面には、このデータ線33と直交する方向に配列したGaN系発光ダイオードのn側電極18を相互に接続するようにITOなどからなる透明導電膜34が形成されている。この固定化層32の表面にはさらに、この透明導電膜34に平行に例えば金属配線からなるアドレス線35が形成されており、透明導電膜34はこのアドレス線35と一部重なっていて電気的に接触している。
この第32の実施形態によれば、各GaN系発光ダイオードの発光効率が高いことにより、高輝度の単純マトリクス駆動型ディスプレイを実現することができる。
次に、この発明の第33の実施形態による並列同時駆動GaN系発光ダイオードアレイの製造方法について説明する。
この第33の実施形態においては、第28の実施形態と同様に工程を進めて網目状のn側電極18の形成まで行ってGaN系発光ダイオードアレイを製造した後、接着剤層30をエッチング除去することにより、支持基板31からn型GaN層12から上の部分を剥離する。
次に、第62図Aに示すように、GaN系発光ダイオードアレイの各GaN系発光ダイオードのp側電極19を、ヒートシンクを兼用するアノード電極36上にはんだ付けなどにより接合する。これによって、並列同時駆動GaN系発光ダイオードアレイが製造される。この並列同時駆動GaN系発光ダイオードアレイの平面図を第62Bに示す。
この第33の実施形態によれば、高出力光源を実現することができる。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の第1〜第33の実施形態において挙げた数値、材料、構造、形状、基板、原料、プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる数値、材料、構造、形状、基板、原料、プロセスなどを用いてもよい。
具体的には、例えば、上述の第1〜第33の実施形態において、活性層15の特性を向上させるために、その近傍に光閉じ込め特性に優れたAlGaN層を設けたり、In組成の小さいInGaN層などを設けてもよい。また、必要に応じて、いわゆるボウイング(bowing)によるバンドギャップの縮小効果を得るために、InGaNにAlを加えてAlGaInNとしてもよい。更に、必要に応じて、活性層15とn型GaN層12との間や活性層15とp型GaN層16との間に光導波層を設けてもよい。
また、上述の第1〜第33の実施形態においては、サファイア基板を用いているが、必要に応じて、すでに述べたSiC基板、Si基板などの他の基板を用いてもよい。更に、ELO(Epitaxial Lateral Overgrowth)やペンデオなどの横方向結晶成長技術を利用して得られる低転位密度のGaN基板を用いてもよい。
更に、上述の第1〜第33の実施形態において、p側電極19の材料として例えばAuやAgなどを用いるとともに、p型GaN層16とp側電極19との間に活性層15で発生した光の侵入長以下の厚さを有し、Ni、Pd、Co、Sbなどからなるコンタクト金属層を形成してもよい。このようにすることにより、コンタクト金属層による反射増強効果で、GaN系発光ダイオードの発光効率のより一層の向上を図ることができる。
また、この発明の技術的思想から逸脱しない限り、上述の第1〜第33の実施形態のうちの二つ以上を適宜組み合わせてもよい。
以上説明したように、この発明によれば、第1導電型の半導体層の柱状または錐体状の結晶部の上面、特にC面上に活性層および第2導電型の半導体層を成長させることから、半導体発光素子の動作時に結晶性の良好な活性層からのみ発光を起こさせることができ、このため発光効率が大幅に向上した半導体発光素子、集積型半導体発光装置、画像表示装置および照明装置を得ることができる。また、従来のような傾斜結晶面上での結晶成長を利用しないため、簡単な工程で、これらの半導体発光素子、集積型半導体発光装置、画像表示装置および照明装置を製造することができる。
符号の説明
11 サファイア基板
12 n型GaN層
13 エッチングマスク
14 六角柱部
15 活性層
16 p型GaN層
17 開口部
18 n側電極
19 p側電極
P パッド
20、21、22 配線
23 円錐台部
24 Ag膜
25 六角錐台部
26 成長マスク
27、28 n型GaN層
29 逆円錐台部
30 接着剤層
31 支持基板
32 固定化層
33 データ線
34 透明導電膜
35 アドレス線
36 アノード電極

Claims (34)

  1. 一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
    少なくとも上記結晶部の上記上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
    上記第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
    上記結晶部の上記上面上の上記第2導電型の半導体層上に設けられ、上記第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 上記結晶部はウルツ鉱型の結晶構造を有することを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  3. 上記結晶部は窒化物系III−V族化合物半導体からなることを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  4. 上記第1導電型の半導体層、上記活性層および上記第2導電型の半導体層は窒化物系III−V族化合物半導体からなることを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  5. 上記上面はC面であることを特徴とする請求の範囲2記載の半導体発光素子。
  6. 上記結晶部は角柱形状を有することを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  7. 上記結晶部は六角柱形状を有することを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  8. 上記結晶部は順テーパー型または逆テーパー型円錐台形状を有することを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  9. 上記結晶部は六角錐台形状を有することを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  10. 上記第2の電極は上記結晶部の上記上面上の上記第2導電型の半導体層の上面の周囲の角部を除いた部分に形成されていることを特徴とする請求の範囲1記載の半導体発光素子。
  11. 基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
    上記第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
    上記エッチングマスクを用いて上記第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
    少なくとも上記結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
    ことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  12. 上記エッチングマスクは金属膜からなることを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  13. 上記エッチングマスクはTi/Ni積層膜からなることを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  14. 上記エッチングマスクはレジストからなることを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  15. 上記第1導電型の半導体層、上記活性層および上記第2導電型の半導体層は窒化物系III−V族化合物半導体からなることを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  16. 上記結晶部は上記基板の主面に対してほぼ平行な上面を有することを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  17. 上記上面はC面であることを特徴とする請求の範囲16記載の半導体発光素子の製造方法。
  18. 上記結晶部は角柱形状を有することを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  19. 上記結晶部は六角柱形状を有することを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  20. 上記結晶部は順テーパー型または逆テーパー型円錐台形状を有することを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  21. 上記結晶部は六角錐台形状を有することを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  22. 上記結晶部の上記上面上の上記第2導電型の半導体層の上面に第2導電型側の電極を形成する工程を有することを特徴とする請求の範囲16記載の半導体発光素子の製造方法。
  23. 上記結晶部の上記上面上の上記第2導電型の半導体層の上面の周囲の角部を除いた部分に第2導電型側の電極を形成する工程を有することを特徴とする請求の範囲16記載の半導体発光素子の製造方法。
  24. 上記基板の主面はC面であることを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  25. 上記エッチングマスクを除去した後、上記活性層を成長させる前に、上記第1導電型の半導体層上に、第1導電型の第2の半導体層を成長させることを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  26. 上記少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を頂点で閉じるまで成長させることを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  27. 上記エッチングマスクを用いて上記第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成した後、上記少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を成長させる前に、エッチングされた部分の表面の全部または一部に成長マスクを形成することを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  28. 上記少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させた後、上記基板を除去し、続いて、上記第1導電型の半導体層の裏面側からエッチングすることにより上記結晶部を分離することを特徴とする請求の範囲11記載の半導体発光素子の製造方法。
  29. 一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
    少なくとも上記結晶部の上記上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
    上記第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
    上記結晶部の上記上面上の上記第2導電型の半導体層上に設けられ、上記第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する複数の半導体発光素子が集積された集積型半導体発光装置。
  30. 基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
    上記第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
    上記エッチングマスクを用いて上記第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
    少なくとも上記結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
    ことを特徴とする集積型半導体発光装置の製造方法。
  31. 一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
    少なくとも上記結晶部の上記上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
    上記第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
    上記結晶部の上記上面上の上記第2導電型の半導体層上に設けられ、上記第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する複数の半導体発光素子が集積された画像表示装置。
  32. 基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
    上記第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
    上記エッチングマスクを用いて上記第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
    少なくとも上記結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
    ことを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  33. 一主面にこの主面に対してほぼ平行な上面およびこの主面に対してほぼ垂直または傾斜した側面を有する柱状または錐体状の結晶部を有する第1導電型の半導体層と、
    少なくとも上記結晶部の上記上面上に順次積層された、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層と、
    上記第1導電型の半導体層と電気的に接続された第1の電極と、
    上記結晶部の上記上面上の上記第2導電型の半導体層上に設けられ、上記第2導電型の半導体層と電気的に接続された第2の電極とを有する複数の半導体発光素子が集積された照明装置。
  34. 基板上に第1導電型の半導体層を成長させる工程と、
    上記第1導電型の半導体層上に、所定形状のエッチングマスクを形成する工程と、
    上記エッチングマスクを用いて上記第1導電型の半導体層を所定の深さまでエッチングすることにより柱状または錐体状の結晶部を形成する工程と、
    少なくとも上記結晶部の上に、少なくとも活性層および第2導電型の半導体層を順次成長させる工程とを有する
    ことを特徴とする照明装置の製造方法。
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