JPS641233Y2 - - Google Patents

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JPS641233Y2
JPS641233Y2 JP1982184700U JP18470082U JPS641233Y2 JP S641233 Y2 JPS641233 Y2 JP S641233Y2 JP 1982184700 U JP1982184700 U JP 1982184700U JP 18470082 U JP18470082 U JP 18470082U JP S641233 Y2 JPS641233 Y2 JP S641233Y2
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side wall
opening
stacking
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JP1982184700U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、積み重ねた状態のまま収納物の出し
入れを行うことのできる積み重ね収納容器に関す
るものである。
〔従来の技術〕 従来の積み重ね収納容器は、例えば実公昭56−
47069号に代表されるものがある。これは、周壁
の一部に開口部を設けることによつて、容器を積
み重ねた状態においても収納物を出し入れ可能と
している。又、開口部はプレートによつて閉鎖さ
れるが、このプレートの開閉は、一端持ち上げて
係合を解いた後、回動して行うものとしている。
従つて、プレートの高さは開口部の高さより小さ
く設定する必要が生じている。
〔考案が解決しようとする課題〕
こうした従来の容器においては、開口部が周壁
の一部に形成されるものとなつているので、容器
内に収納可能な大きさの収納物であつても、それ
が開口部よりも大きい場合は、容器を積み重ねた
状態では出し入れすることが出来ず、よつて積み
重ねた容器を一端おろして収納したり取り出した
りしなければならない不便さがあつた。
又、開口部を閉鎖するプレートの高さは、開口
部より低いものとなつているので、開口部閉鎖時
においても、開口部は完全には閉鎖されておらず
隙間を有するものとなつていた。従つて、この隙
間から埃や塵、又、屋外においては雨水等が容易
に侵入してしまうため不衛生であると共に収納物
を傷めてしまい易かつた。
本考案はこうした点に鑑み創案されたもので、
容器を積み重ねた状態において、容器に入り得る
大きさの収納物を自在に出し入れすることが出来
ると共に、埃等が侵入しない収納容器を提供する
ことをその技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのための手段として、本考案は、本体容器と
開閉側壁とから構成した。以下、実施例を示す第
1図から第10図を参照しながら説明する。
本体容器3は、上方開口直方体の四側壁2下部
に外側に沿つて全周に張り出した積み重ね用横リ
ブ14を設け、四側壁2の内の一側壁に、その積
み重ね用横リブ14より上方を開口した開口部を
形成し、その開口部の下方である積み重ね用横リ
ブ14を含む短側壁12に係止部10を設け、さ
らに短側壁12に接する左右側壁21,22の開口
端面部にほぼ全高にわたる係合部(図では係合凹
溝16)を形成した。そして、短側壁12以外の
いずれかの側壁2の上縁に容器同志を係合してズ
レ防止をすべくズレ防止用係合部(図ではズレ防
止用凹部15)を設けると共に、積み重ね用横リ
ブ14の下面に前記ズレ防止用係合部15に対応
する係合部(図では係合突起27)を設けて構成
した。
開閉側壁2は、本体容器3の積み重ね用横リブ
14と同位置以上上方に薄肉ヒンジ部8を一体に
して、該薄肉ヒンジ部8により外側に屈曲自在に
して、かつ左右両端部にほぼ全高にわたり本体容
器3の係合部(係合凹溝16)と係合する係合部
(図では係合凸条5)を設け、さらに薄肉ヒンジ
部8下方に本体容器3の短側壁12に設けた係止
部10と係止する係止片7を設けて構成した。
〔作用〕
第1図は本考案に係る容器が、積み重ねられた
状態を示すものである。この積み重ねた状態にお
いては、本体容器3のずれ防止用係合部15に、
同じく本体容器の係合部(係合突起27)が係止
することによつて両者がずれるのを防いでいる
(第5図参照)。
開閉側壁2を容器本体3に組付けるには、開閉
側壁2の係止片7を、本体容器3の係止部10に
係合させる(第3図参照)。開閉側壁2を閉状態
に保つには、開閉側壁2の係合部(係合凸条5)
を、本体容器3の係合部(係合凹溝16)に嵌入
組付けし、開閉側壁2を開状態にするには係合凸
条5を係合凹溝16から離脱させる。開閉側壁2
を閉状態にした場合、容器本体3の開口部は、隙
間なくその全てが閉鎖されることとなる。
開閉側壁2の開閉は、その下端部に設けられた
薄肉ヒンジ部8が自在に屈曲することによつて達
成される。この薄肉ヒンジ部8は、短側壁12の
直上に位置するように設定されているので、開閉
側壁2が開状態にある時は、容器本体3の開口部
がすべて開放され状態となる。
〔実施例〕
本考案の実施例を、第1図から第10図に示
す。
第1図において、1は上方開口の直方体容器
で、合成樹脂製の開閉側壁2と本体容器3とから
構成されている。本体容器3は、第2図及び第3
図に示すように、側壁21,22,23と、底壁1
1と、該底壁11の一端部に起立させた外側短側
壁12及び内側短側壁13と、係止部10,10
と、前記側壁21,22,23下方外側と外側短側
壁12上端外側に横に突出し全周にわたつて設け
られた、容器1を積み重ねるための積み重ね用横
リブ14とを備えている。
側壁21,22には、例えば第2図及び第5図に
示す如く、その上縁に、容器同志を係合してズレ
を防止すべくズレ防止用凹部15を設けると共
に、積み重ね用横リブ14の下面には前記ズレ防
止用凹部15に対応する係合突起27を設けてい
る。このズレ防止用凹部15と係合突起の関係は
ズレ止め機能があれば良く、形状、形成位置は特
に限定しない。
側壁21,22の開口端面には、そのほぼ全高に
わたつて係合部である係合凹溝16を形成してい
る。この係合凹溝16には、開閉側壁2の係合凸
条5が嵌入組付きするものである。係合凹溝16
の上部には、第10図に示すように、係合凹部1
7を形成しており、係合凹溝16に係合凸条5が
嵌入組付きした状態において、この係合凹部17
に、係合凸条5上端面に形成した係止突起6を係
合させるものである。両者の係合によつて、開閉
側壁2の閉状態を、振動等によつて開くことがな
く確実に保持することが出来ている。係合凸部5
と係合凹溝16の係合構造は、埃、塵、虫、雨水
等が入りにくい噛み合い係合であればよく、その
形成個所および形状を特に限定するものではな
い。又、係止構造とすることにより開閉側壁が振
動等で開くことのない安定状態が得られる。かく
して、この収納容器は収納物の出し入れ作業、収
納物の収納・保管を極めて有利にすることが出来
る。
尚、外側短側壁12及び内側短側壁13の構造
は、図示例の如きに限定するものではなく、要は
開閉側壁2を本体容器3に強固に組付けするため
に必要な構造であれば良い。
開閉側壁2は合成樹脂製の別部品であつて、本
体容器3の積み重ね用横リブ14と同位以上上方
に薄肉ヒンジ部8を形成している。薄肉ヒンジ部
8の下方には、係止片7が形成され、その係止片
7は、本体容器3の係止部10と係止すべく係止
片部7aを有して構成され、第3図に示す如く本
体容器3へ係止される。すなわち、開閉側壁2を
第3図中矢印方向へ移行させて開閉側壁2の下部
を前記外側短側壁12及び内側の短側壁13の間
の横溝に嵌め込む。そうすれば、開閉側壁2下部
の係止片7の係止片部7aが本体容器3の係止部
10と係合して開閉側壁の下部は本体容器3に係
止される。そして前記薄肉ヒンジ部8の存在によ
り前記開閉側壁2を外側へ回転させることができ
る。
開閉側壁2下部と本体容器3との係止構造の他
の例としては、第7図及び第8図に示す如く、開
閉側壁2の下部に突出させた係止片22の外方に
係止部22aを形成し、その係止部22aを底壁
11の一端部に起立させた外側短側壁23と内側
短側壁24とを一体連結する連結片25に設けた
挿通孔26に通して、外側短側壁23の下端部に
係止させることによつて、開閉側壁2の下部を本
体容器3に係止する構造が考えられる。
開閉側壁2の上部には袋状の縁4が形成されて
おり、この縁4を掴むことによつて開閉側壁2の
開閉を容易にすることができている。又、この縁
4には、開閉操作をさらに容易にするために摘み
突起を設けても良いし、又、埃等の侵入が少ない
場所での使用、あるいは埃等が侵入しても構わな
い場合、さらには通気を必要とする場合等には、
穴を設けることが可能である。
開閉側壁は、ヒンジ特性を持つた合成樹脂(ポ
リプロピレン等)で形成することにより、ヒンジ
部品を別に成形する必要がなく、よつて組み立て
が容易で安価に製作出来る。
この開閉側壁を透明又は半透明にすれば、収納
物を外観視することが可能であるためより便利で
あり、又、本体容器3と開閉側壁2をツートンカ
ラーとすれば、色彩的にもユニークな容器とな
る。
さらに、本実施例では開閉側壁2とそれに直交
する側壁とを、係合凸条5を係合凹溝16内に噛
み合い係合させているため容器全体の剛性が得ら
れると共に、開閉側壁の縁4を持ち上げてもヒン
ジ部8に負荷が加わらない。これによつて、機械
的・構造的強度の劣るヒンジ部8を充分に保護す
ることが出来、容器の耐久性を優れたものとして
いる。
〔考案の効果〕
このように、本考案は本体容器に横リブを設け
ると共に、一側壁の全体を開口部とし、その開口
部に下端部に薄肉ヒンジ部を有する開閉側壁を設
けたので、収納容器を積み重ねた状態で各容器の
開閉側壁を外側へ回転開きして収納物の出し入れ
を容易に行うことが出来る。又、この開口部は、
一側壁全体の大きさとされているので、容器に収
納し得る最大の大きさを有する収納物をも、この
開口部から容易に出し入れすることが出来る。
さらに、本考案の容器は、開口部を開閉側壁に
よつて隙間なく完全に閉鎖することが出来るので
埃等が侵入して容器内を不潔にしたり、収納物を
傷めることがない。そして、積み重ね用横リブは
容器本体の全周にわたつて設けたため、積み重ね
た状態で上の容器の横リブが下の容器の縁上面に
全周で当接し、これによつても埃等の容器内への
侵入を防ぐことが出来る等多くの優れた効果を発
揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので積み重
ねた状態を示す側面図、第2図は本体容器の斜視
図、第3図は本体容器と開閉側壁との組付き構造
を示す部分斜視図、第4図は第2図におけるA−
A線断面図、第5図は第2図におけるB−B線断
面図、第6図は第3図における係止後の部分縦断
面図、第7図は開閉側壁係止片と本体容器係止部
の他の例を示す斜視図、第8図は第7図における
係止後の縦断面図、第9図は側壁の斜視図、第1
0図は開閉側壁係止突起と本体容器係合凹部との
係止状態を示す断面図である。 1:容器、2:開閉側壁、21,22,23:側
壁、3:本体容器、4:縁、5:係合凸条、6:
係止突起、7:係止片、7a:係止片部、8:薄
肉ヒンジ部、10:係止部、11:底壁、11:
外側短側壁、13:内側短側壁、14:積み重ね
用横リブ、15:ズレ防止用凹部、16:係合凹
溝、15:係合凹部、22:係止片、22a:係
止部、23:外側短側壁、24:内側短側壁、2
5:連結片、26:挿通穴、27:係合突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上方開口直方体の四側壁下部に外側に沿つて全
    周に張り出した積み重ね用横リブを設け、前記四
    側壁の内の一側壁に、該積み重ね用横リブより上
    方を開口した開口部を形成し、該開口部の下方で
    ある積み重ね用横リブを含む短側壁に係止部を設
    け、さらに前記短側壁に接する左右側壁の開口端
    面部にほぼ全高にわたる係合部を形成し、前記短
    側壁以外のいずれかの側壁の上縁に容器同志を係
    合してズレ防止をすべくズレ防止用係合部を設け
    ると共に、前記積み重ね用横リブの下面に前記ズ
    レ防止用係合部に対応する係合部を設けて構成し
    た本体容器と、 前記本体容器積み重ね用横リブと同位置以上上
    方に薄肉ヒンジ部8を一体にして、該薄肉ヒンジ
    部により外側に屈曲自在にして、かつ左右両端部
    にほぼ全高にわたり前記本体容器の係合部と係合
    する係合部を設け、さらに前記薄肉ヒンジ部の下
    方に前記本体容器の短側壁に設けた係止部と係止
    する係止片を設けて構成し、前記開口部を隙間な
    く閉鎖することのできる開閉側壁とから成る積み
    重ね収納容器。
JP18470082U 1982-12-06 1982-12-06 積み重ね収納容器 Granted JPS5989831U (ja)

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JP18470082U JPS5989831U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 積み重ね収納容器

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JPS5989831U JPS5989831U (ja) 1984-06-18
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647069U (ja) * 1979-09-14 1981-04-27

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JPS54149506U (ja) * 1978-04-05 1979-10-17

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JPS5647069U (ja) * 1979-09-14 1981-04-27

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