JPH0520664Y2 - - Google Patents

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JPH0520664Y2
JPH0520664Y2 JP8965588U JP8965588U JPH0520664Y2 JP H0520664 Y2 JPH0520664 Y2 JP H0520664Y2 JP 8965588 U JP8965588 U JP 8965588U JP 8965588 U JP8965588 U JP 8965588U JP H0520664 Y2 JPH0520664 Y2 JP H0520664Y2
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plate
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、折り畳み可能の箱に関し、特に、プ
ラスチツク、布あるいは紙等の可撓性資材により
形成してなる組立て式箱に関するものである。
(従来の技術) 先に本出願人が出願した特開昭62−173401号明
細書に記載された技術があつた。
第8図および第9図において、1はプラスチツ
ク資材、例えばポリプロピレンにより形成された
組立て式箱である。
この組立て式箱1は、長方形または正方形状
等、方形に形成された底板2の各辺に側板3を屈
曲可能に連結し、相隣る各側板3a,3bはその
対向縁部にて互いに分割するとともに、一方の側
板3aの対向縁部にこれと同材質からなる4分の
1円板状のまち板4を一体的にかつ屈曲可能に連
結し、他方の側板3bの対向縁部壁に前記まち板
4を摺動可能に嵌合する円弧状のガイド溝5を形
成する。
上記まち板4は、その連結基部4aを局部的に
薄肉に形成して該連結基部4aを中心として屈曲
可能にし、中心部には円形の係合穴6を貫通形成
する。
また、ガイド溝5が形成された他方の側板3b
の対向縁部壁にまち板4がガイド溝5に最も深く
嵌入した際に上記係合穴6に嵌合係止する係合突
起7を形成する。
この係合突起7は、第8図に示すように側板3
bに円弧状のスリツトを形成して右方が開放され
た半円板状に形成し、また、第9図に示すよう
に、右方に向かつて次第に厚肉となる楔状に形成
するとともに、その開放端(右端)7aを外側方
に突出させ、基部(左端部)7bは薄肉に形成し
て側板3bに対して厚さ方向内方に屈曲可能にす
る。
なお、4bはまち板4の開放側端部に突出形成
した突起であり、第8図に示すように、展開状態
においてまち板4がガイド溝5から離脱するのを
防止するためのものである。
また、上記側板3a,3bの上縁部に突起8
a,8bを形成し、底板2の周縁部下面に上記突
起8a,8bが嵌合できる大きさの凹部9a,9
bを形成する。これにより組立てて積み重ねた際
に、下部側に位置する組立て式箱1の突起8a,
8bに、上部側に位置する組立て式箱1の凹部9
a,9bを嵌合させて両者の互いの横移動を防止
する。
(考案が解決しようとする課題) 上記先願のものは、可撓性資材の機能を有効に
利用して他部品の使用を極力低減するようにした
ので、生産性に富むとともに、組立・分解操作が
迅速に行なえる効果を奏する。
しかしながら、組立時に相隣る各側板3a,3
bの連結を、薄肉に形成したまち板4の連結基部
4aと、まち板4に形成した係合穴6と側板3b
に形成した係合突起7との係合により行なつてい
たので、特に重量物を収容した際に外側方の負荷
によつて上記連結基部4aに亀裂が発生したり、
あるいは係合穴6と係合突起7とが不用意に離脱
したりする欠点があつた。
また、組立てて積み重ねた際に、上下部の組立
て式箱1を、突起8a,8bと凹部9a,9bと
により嵌合させるようにしていたので、積み重ね
た状態で下部側の組立て式箱1内の収容物を確認
したり取り出したりすることができない欠点があ
つた。
本考案は、上記欠点を解消した新規な組立て式
箱を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、以下の
如く構成したものである。
即ち、方形の底板の各辺に可撓性資材からなる
側板を屈曲可能に連結し、相隣る側板のうち、一
方の側板の対向縁部にこれと同材質からなるまち
板を屈曲可能に形成し、他方の側板の対向縁部壁
に前記まち板を摺動可能に嵌合するガイド溝を形
成し、まち板と他方の側板の対向縁部壁とにまち
板のガイド溝への最深嵌入時に互いに厚さ方向か
ら係合する係合穴と係合突起とを設けてなる組立
て式箱において、前記一方の側板に、組立て時に
前記他方の側板にその延長方向から嵌合する鉤状
の係止具を形成するとともに、該係止具と前記他
方の側板とに係止具の嵌合時に互いに両者の嵌合
方向と直交する方向から係合する爪と係合片とを
形成する構成にしたものである。
また、前記まち板が形成された一方の側板の下
縁部と上縁部とのうち、一方に外側壁を削除した
鉤状の凹部を、他方に上下方向に突出する突起を
それぞれ同一垂直線上に形成し、前記凹部は前記
突起が嵌合可能の大きさに形成する構成にしたも
のである。
(作用) 本考案は上記構成にしたものであるから、まち
板をガイド溝に嵌合させた状態で各側板を底板に
対して直交方向(上方)に屈曲させると、上記ま
ち板がガイド溝に最も深く嵌入した時点、即ち相
隣る側板の各対向縁が互いに近接した時点で係合
突起が係合孔に嵌合係止し、同時に一方の側板に
設けた係止具が他方の側板にその延長方向から嵌
合し、さらにこの係止具が他方の側板に嵌合した
際に、爪と係合片とが係合して係合具が他方の側
板に対して抜け止めされることになる。
これにより、組立てられた際の相隣る各側板
は、まち板の連結基部、係止具および爪と係合片
とにより互いに連結保持されることになる。
また、この状態において、係合突起を厚さ方向
内方に屈曲させるとともに、係止具を外側方に屈
曲させると、係合突起と係合孔および爪と係合片
とがそれぞれ離脱し、次いで一方の側板を開くこ
とにより係止具が他方の側板から離脱し、これに
より相隣る側板同士の連結が解除されることにな
る。
また、組立てた箱を積み重ねて上下部の箱の凹
部と突起とを互いに嵌合させると、両者の互いの
横移動が阻止されることになる。また、この状態
で上記係合突起と係合孔および爪と係合片とをそ
れぞれ離脱させ、下部箱の一方の側板を開方向に
回動させると、該一方の側板の上縁部に形成した
例えば突起は、これが嵌合している上部箱側の凹
部から外側方に離脱することになる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、第1図は本考案の実施例を示す
組み立た状態の一部斜視図、第2図はその展開状
態の一部斜視図、第3図はその−断面斜視
図、第4図はその分解斜視図、第5図はまち板を
有する側板を開いた状態の要部側面図、第6図は
第1図A視の要部断面図、第7図は第1図B視図
である。
10はプラスチツク資材、例えばポリプロピレ
ンにより形成された組立て式の箱である。
この箱10は、長方形または正方形状等、方形
に形成された底板11と、この底板11の各辺に
側板12,12a,12bを屈曲可能に連結して
なる。
上記、底板11と各側板12との連結構造は、
第3図および第4図に示すように、底板11の各
縁部に二俣状に分岐した挟持片13と逃げ凹部1
4とを長手方向に交互に形成し、各側板12の下
縁部に軸15とリブ16とを長手方向に交互に形
成し、挟持片13に軸15を回転可能に嵌合させ
るとともに、逃げ凹部14にリブ16を回動可能
に嵌合させてなる。
上記側板12の相隣る各側板12a,12bは
その対向縁部にて互いに分割するとともに、一方
の側板12aの対向縁部にこれと同材質からなる
4分の1円板状のまち板17を一体的にかつ屈曲
可能に連結し、他方の側板12bの対向縁部壁に
前記まち板17を摺動可能に嵌合する円弧状のガ
イド溝18を形成する。
上記まち板17は、その連結基部17aを局部
的に薄肉に形成して該連結基部17aを中心とし
て屈曲可能にし、まち板17の連結基部17aの
外周部に円弧状のスリツトにより上記連結基部1
7a側が開放された円板状の係合突起19を形成
する。
この係合突起19は基部19aを薄肉に形成し
てまち板17に対して厚さ方向に屈曲可能に連結
し、基部19aから開放端19bに向かつて次第
に厚肉に形成し、開放端19bの厚さ方向外端を
まち板17の外面から厚さ方向外方に突出させて
なる。
また、他方の側板12bのガイド溝18の外壁
に、第1図および第5図に示すように、まち板1
7がガイド溝18に最も深く嵌入した際に、上記
係合突起19が嵌合する円形の係合穴20を形成
する。
また、上記一方の側板12aの上縁部には、ま
ち板17の連結基部17aの外端部に位置して係
止具21を一体に突出形成する。
この係止具21は、その先端部21aを第2図
に示すように内方に向かつて鉤状に屈曲させてな
り、上記先端部21aは、第1図に示すようにま
ち板17がガイド溝18に最も深く嵌入した際に
他方の側板12bの外面に嵌合する如く形成す
る。
また、第6図に示すように、上記先端部21a
の基部とこれが当接する他方の側板12bの対向
縁部とに、係止具21の嵌合時に該嵌合方向と直
交する方向から係合する爪22と係合片23とを
形成する。
上記爪22は、先端部21aの内面を内方に突
出させるとともに、その先端側を斜面22aにそ
の基部側を起立面22bに形成し、これにより先
端部21aの基部内面に嵌合凹部24を形成して
なる。
また、上記係合片23は、他方の側壁12bの
対向縁部を外方に屈曲させた補強用のリブにより
形成し、上記嵌合凹部24に嵌合する肉厚に形成
してなる。
なお、17bはまち板17の開放側端部に突出
形成した離脱防止突起であり、第2図および第5
図に示すように、展開状態または一方の側板12
aを開作動させた際に、まち板17がガイド溝1
8から離脱するのを防止するためのものである。
また、上記側板12a,12bの上縁部に上方
に突出する突起25a,25bを形成し、該突起
25a,25bと同一垂直線上にて対応する底板
11の周縁部下面に、第7図に示すように上記突
起25a,25bが嵌合できる大きさの凹部26
a,26bを形成する。このうち、上記突起ふえ
ちに対応する凹部26aの外側面26cを開放さ
せる。
次に上記実施例の使用状態について説明する。
第2図の状態から各側板12a,12bを各連
結縁を中心として上方に折り曲げる。
さすれば、上記折り曲げ角度が大きくなるに従
つてまち板17がガイド溝18内に深く嵌入し、
各側板12a,12bが底板20に対して直交方
向(上方)に起立した時点で、上記まち板17が
ガイド溝18に最も深く嵌入し、これにより、相
隣る側板12a,12bの各対向縁が互いに近接
する。
この場合、まち板17が上記ガイド溝18内に
嵌入するに従つて、係合突起19がガイド溝18
の外壁18aの内面によつて内側方に押圧変形さ
れ、まち板17がガイド溝18に最も深く嵌入し
て係合突起19が係合孔21に対面すると、該嵌
合突起19が自身の弾性復帰により係合孔20内
に嵌合係止する。
同時に係止具21が一方の側板12bにその延
長方向と直交する外方向から嵌合し、これが最も
深く嵌入した時点で、第6図に示すように、爪2
2が係合片23に係合して係止具21が他方の側
板12bに対して抜け止めされることになり、相
隣る各側板12a,12bは、まち板17の連結
基部、係止具21および爪22と係合片23とに
より互いに連結保持されてその連結強度が高くな
る。
次に上記組み立てた箱10を平板状に分解(展
開)する際には、係合突起19を外側方向から内
方に押圧して係合孔20から離脱させるととも
に、係止具21を外側方に屈曲させて爪22を係
合片23から離脱させ、次いで一方の側板2aを
開いて係止具21を他方の側板12aから離脱さ
せ、この状態で、各側板12a,12bを底板2
0に対して外側方に回動させれば、第2図に示す
ように、全体が平板状となり、輸送あるいは保管
時のスペースが縮小することになる。
また、組立てた箱10を積み重ねて上下の箱1
0,10の凹部26と突起25を互いに嵌合させ
ると、上下の箱10,10は、互いの横移動が阻
止されることになる。また、この状態で下部に位
置する箱10の一方の側板12aを開きたい場合
には、下部側の係合突起19と係合孔20および
爪22と係合片23とをそれぞれ離脱させ、下部
箱10の一方の側板12aを開方向に引つ張る
と、該一方の側板12aの上縁部に形成した突起
25aが、上部箱10の凹部26aから外側方に
離脱し、これにより上記下部箱10の一方の側板
12aが開くことになる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案によれ
ば、可撓性資材の機能を有効に利用して他部品の
使用を極力低減するようにしたので、生産性に富
むとともに、組立・分解操作が迅速に行なえ、し
かも組立時の剛性が高くなる効果を奏する。
また、組立てた箱を積み重ねた状態で下部の箱
内の収容物を点検および取り出しすることが容易
にできる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す組み立た状態の
一部斜視図、第2図はその展開状態の一部斜視
図、第3図はその−断面斜視図、第4図はそ
の分解斜視図、第5図はまち板を有する側板を開
いた状態の要部側面図、第6図は第1図A視の要
部断面図、第7図は第1図B視図、第8図は従来
例を示す展開状態の一部平面図、第9図は組立て
た状態の要部断面図である。 10……箱、11……底板、12……側板、1
2a……一方の側板、12b……他方の側板、1
3……挟持片、14……逃げ凹部、15……軸、
16……リブ、17……まち板、17a……連結
基部、17b……離脱防止突起、18……ガイド
溝、18a……外壁、19……係合突起、19a
……基部、19b……開放端、20……係合孔、
21……係止具、21a……先端部、22……
爪、22a……斜面、22b……起立面、23…
…係合片、24……嵌合凹部、25……突起、2
6……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 方形の底板の各辺に可撓性資材からなる側板
    を屈曲可能に連結し、相隣る側板のうち、一方
    の側板の対向縁部にこれと同材質からなるまち
    板を屈曲可能に形成し、他方の側板の対向縁部
    壁に前記まち板を摺動可能に嵌合するガイド溝
    を形成し、まち板と他方の側板の対向縁部壁と
    にまち板のガイド溝への最深嵌入時に互いに厚
    さ方向から係合する係合穴と係合突起とを設け
    てなる組立て式箱において、前記一方の側板
    に、組立て時に前記他方の側板にその延長方向
    から嵌合する鉤状の係止具を形成するととも
    に、該係止具と前記他方の側板とに係止具の嵌
    合時に互いに両者の嵌合方向と直交する方向か
    ら係合する爪と係合片とを形成したことを特徴
    とする組立て式箱。 2 前記まち板が形成された一方の側板の下縁部
    と上縁部とのうち、一方に外側壁を削除した鉤
    状の凹部を、他方に上下方向に突出する突起を
    それぞれ同一垂直線上に形成し、前記凹部は前
    記突起が嵌合可能の大きさに形成したことを特
    徴とする請求項1記載の組立て式箱。
JP8965588U 1988-07-06 1988-07-06 Expired - Lifetime JPH0520664Y2 (ja)

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JPH0211030U JPH0211030U (ja) 1990-01-24
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