JPS6315151Y2 - - Google Patents

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JPS6315151Y2
JPS6315151Y2 JP4785485U JP4785485U JPS6315151Y2 JP S6315151 Y2 JPS6315151 Y2 JP S6315151Y2 JP 4785485 U JP4785485 U JP 4785485U JP 4785485 U JP4785485 U JP 4785485U JP S6315151 Y2 JPS6315151 Y2 JP S6315151Y2
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bottom plate
plate
engagement
assembly box
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、底板と四周の側板とからなる組立て
箱の側板結合構造に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 木材や合成樹脂材よりなる箱として、製作工場
において当初より底板と側板および側板同士を釘
打ちビス止めあるいは接着手段により結合して組
立てたものは、その製作に手数がかかる上、かな
り嵩高で使用場所への輸送その他の不使用時の取
扱いに不便であることから、近年使用場所におい
て箱に組立て構成することが提案されている。そ
の一例として、合性樹脂材製の箱において、底板
の四周にヒンジ部を介して側板を起立自在に連成
したもの(例えば実開昭55−16295号公報)や、
底板と側板とを別形成しておいて接合するように
したもの(例えば特公昭39−7091号公報)が存す
るが、組立ての際の側板同士の結合においては釘
打ちやビス止めあるいは接着手段を利用している
ものが多く、また他の連結具を用いたものもかな
り複雑な構造であつて、その組立て作業にやはり
手数を要するものとなつている。しかも箱の展開
状態への分解作業も容易でない。
そこで、本考案者らは、底板と側板とからなる
組立て式の箱の組立て作業の簡略化を図るため
に、底板の各側縁にヒンジ部を介して折曲起立自
在に連接した側板同士の結合構造として、各隅角
部においてごく簡単な嵌合操作によつて容易に結
合でき、しかも展開状態への分解操作も容易に行
なえるものを得んとして考案したものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決する本考案の組立て箱は、
底板と、該底板の各側縁にそれぞれヒンジ部を介
して折曲起立自在に連接された側板とを有し、各
隅角部において相隣る両側板は、一方が他方の端
部に突き合せ得るように形成され、この一方の突
き合せ端面には断面略鉤形状をなす係止部を先端
部片側に有する板状の係合片が突設され、他方の
突き合せ端部には前記係合片の係止部が嵌入し弾
力的に係止し得る係合孔が設けられ、前記起立状
態において突き合せ結合可能に構成され、さらに
前記係止状態において係合片の先端が他方の突き
合せ端部の係合孔の周辺部外側面より若干突出状
をなすよう設けられ、前記係止部の係止作用を離
脱する方向に弾力的に押圧変位可能に構成されて
なることを特徴とするものである。
[作用] 上記した本考案の組立て箱は、その組立ての
際、底板の各側縁に連接された側板を底板との連
接部分に有するヒンジ部より折曲して起立させ
て、隅角部において相隣る側板の一方を他方の端
部に対し突き合せるとともに、一方の突き合せ端
面に有する係合片を他方のき合せ端部に有する係
合孔に対し嵌入し係止するもので、この際係合片
を有する側の側板を先に起立させておいて他方の
係合孔を有する側板を起立させつつ前記係合片に
係合孔を合致させ、そのまま起立作用によつて係
合片を係合孔に嵌入して係止部を係止させればよ
く、これによつて起立した側板同士を隅角部にお
いて突き合せ状態に結合できるものであり、延い
ては底板および相隣る側板の三者を組立て状態に
結合構成できることになる。
そして上記結合組立て状態にあつては、両側板
は係合片と係合孔とにより相互に結合されて外方
への傾倒拡開作用および内方への傾倒作用が阻止
される。
さらに上記係合片と係合孔とによる側板結合状
態においては、前記係合片の先端が他方の突き合
せ端部の係合孔の周辺部外側面より若干突出状を
なすので、この係合片の突出先端部を係止部が存
する側とは反対方向に押圧して弾力的に僅かに変
位させることにより係止部の係止作用を難なく離
脱せしめることができ、係合孔を係合片から抜脱
すれば各側板を展開させることができる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図〜第10図の実施例において、Aは本考案
に係る組立て箱を示し、1は平面方形をなす底
板、2a,2aおよび2b,2bは各々前記底板
1の四側縁にそれぞれ折曲起立自在に連接された
相対向辺部の各側板であつて、特にこの第1の実
施例の場合、底板1の隅角部に対し取着できる底
板結合部3と、隅角部において相隣る側板2a,
2bの端部をそれぞれ取着できる二つの側板結合
部4a,4bとからなる隅角部用連結部材Bを各
隅角部に用いて底板1と各側板2a,2a,2
b,2bとを連設構成しており、下記のように構
成されている。
連結部材Bは、主としてポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂やポリ塩化ビニル樹脂その他の
合成樹脂材を素材として一体形成されてなるもの
であり、底板結合部3は、底板1の隅角部に対応
して略直角をなす略L形の端板部3の上下縁に底
板1の厚みと略同程度の間隔を存して平行な上下
板部6,7が連成されており、該底板結合部3を
開口側より底板1の隅角部に対し嵌合取着すると
ともに、さらに前記の上下板部6,7とこれに嵌
合された底板1とをビス等のねじあるいはリベツ
ト等の締結手段8により固定している。前記底板
1が底板結合部3に対して容易に抜けないように
嵌着される場合、あるいは箱の用途によつては単
なる嵌合のみでも充分に使用に耐える場合には、
前記の固定は必ずしも必要でないが、前記のよう
に締結その他の何等かの抜け止め手段を併用する
のが実施上望ましい。
また両側板結合部4a,4bは、前記底板結合
部3の両辺つまり略L形の端板部5の両辺部分に
各々連設され、かつ各々上辺、側辺、下辺の略コ
字形をなす端板部9a,9bを介して内外側板部
10a,11a,10b,11bが側板2a,2
bの厚みと略等しい間隔を存して連成されてお
り、前記側板2a,2bの端部が端板部7の両辺
部分7a,7bと平行方向に嵌合されて取着され
ている。特にこの両側板結合部4a,4bは、
各々底板結合部3に対し展開した状態のとき下面
になる外側板部11a,11bの下辺側縁が略L
形の端板部5の両辺部の各下縁に対し所要幅の連
接板12a,12bを介して前記端板部5にほぼ
相当する所要の間隔を存して連接されるととも
に、該連接板12a,12bの底板結合部3側の
基部にV形やU形溝その他の薄肉部等によるヒン
ジ部13a,13bが形成され、このヒンジ部1
3a,13bにおいて折曲することにより連接板
12a,12bが底板結合部3の端板部5に添接
して側板結合部4a,4bが底板結合部3の側縁
部上に載接状態に起立し得るるように設けられて
いる。そのため前記連接板12a,12bは略L
形の端板部5と略同幅に設定されている。この場
合、段積みその他における積み重ね荷重を側板結
合部4a,4bと底板結合部3にて受支できるこ
とになる。
さらに、一方の側板結合部4aは、起立状態に
おいて他方の側板結合部4bにおける隅角部側端
部14の内側に対し突き合せ得るように、隅角部
側で側板結合部4bの厚み相当分を欠除して連成
されている。従つて各隅角部において相隣る両側
板2a,2bは、一方2aが他方2bの端部内側
に対して連結部材Bの側板結合部4a,4bを介
して突き合せ得ることになる。
そして上記一方の側板結合部4aの前記突き合
せ端面17の略中央部には、断面略鉤形状をなす
係止部18を先端部片側に有しかつ材質的に若干
の適度の弾性を有する板状の係合片15が突設さ
れ、さらに他方の側板結合部4bの突き合せ端部
14には側板2a,2bの起立状態において前記
係合片15の係止部18の部分が嵌入して片側に
係止し得る係合孔16が設けられており、前記係
合片15を係合孔16に嵌合し係止することによ
り両側板結合部4a,4bつまりは両側板2a,
2bを突き合せ状態に結合できるようになつてい
る。19は係止部18が係止する切欠段部を示
す。
特に、上記の係合片15は、その先端が上記係
合状態において他方の側板結合部4bの突き合せ
端部14における係合孔16の周辺部外側面より
も若干突出状となるように高さが定められてお
り、この係合片15の突出先端部を前記係止部1
8を有する側とは反対側へつまり切欠段部22に
対する係止作用を離脱する方向に弾性力に抗して
弾力的に押圧し撓曲変位させることができるよう
になつている。この押圧撓曲による離脱操作が容
易に行なえるように、係合片15における先端係
止部18とは反対側が傾斜状に僅かに切欠形成さ
れている。特に前記係止部18が図のように箱の
内方側に向けて突出せしめられていると、第9図
鎖線のようにして係合片15を外側に押圧するこ
とにより係合を離脱でき、その操作が容易に行な
える。また前記の係合片15が突き合せ端部14
の外側に突出しない高さである場合には、第10
図に示すように係合孔16の周辺部外側面を若干
切除すれば、係合片15の先端が前記外側面より
若干突出状をなし、前記と同様に係合片15の突
出先端部の押圧操作により係合を離脱できる。
さらに、この実施例の場合、一方の側板結合部
4aの突き合せ端面17に凸部20が、他方の側
板結合部4bの突き合せ端部14には突き合せ状
態において前記凸部20に嵌合する凹部21が設
けられており、この凸部20と凹部21との嵌合
によつて両側板結合部4a,4bの突き合せの位
置決めがなされる。そして前記の嵌合状態におい
て、係合片15の係止部18が係合孔16の切欠
段部19に係止した状態を維持するよう、該係止
部18が係合孔16より出張つた状態となるよう
に形成されている。この場合、係合孔16が前記
係合片15の係止部18が通過できる幅を持つて
いても、前記凸部20と凹部21とが嵌合すると
係止部18が通過できないので、この問題を解消
するために、図示する実施例では、係合片15を
係止部18の突出側とは反対側に前記凸部20と
の間に若干の間隙を介在させて独立した状態に突
設するとともに、係合片15の先端係止部18の
側に傾斜面23を形成し、凸部20と凹部21を
嵌合させてかつ前記傾斜面23を係合孔16の縁
部に対し摺接状態にして弾力的に嵌入できるよう
にし、かつ上記した係合片15の突出先端部押圧
による撓曲変位作用が弾力的に行なえるようにし
ている。前記係合片15を凸部20の個所に設け
ることもできるが、突出高さが少ないと係合片1
5の弾性が殆どなくなるので、前記のように凸部
20とは別に形成して係合片15にある程度のの
弾性を持たせるのが上記係合および係合離脱操作
上望ましい。もちろん前記の凸部20と凹部21
とを逆に設けることもできる。
上記のように両側板結合部4a,4b同士の結
合において凸部20と凹部21を嵌合させる場合
には、図示のごとく凸部20を下端側で凹部21
よりも若干短く形成し、さらに必要に応じて凸部
20の下端部に丸みを付して、ヒンジ部13bを
支点とする折曲起立作用に伴う嵌合作用が不都合
なく行なえるようにしておく。
なお、上記の連結部材Aについては、底板結合
部3の開口側よりみて左側の側板結合部を端面に
係合片15を有する側板結合部4aとして、他方
の側板結合部4bに対し突き合せ結合可能に構成
しているが、これと相隣る隅角部の連結部材Aに
ついては、前記とは逆に第4図に拡大して示すご
とく、底板結合部3の開口側よりみて右側の側板
結合部を端面に係合片15を有する側板結合部4
aとして係合孔16を有する他方の側板結合部4
bに対し突き合せ結合可能に構成する。
そして、組立て箱としては、通常側板結合部4
a,4b同士の突き合せ方向を左右逆にした第1
図と第4図の連結部材Bを各々2個づつ4個を、
側板結合部4a,4bの突き合せ方向が同一のも
のを対角位置の隅角部に配して、つまり相隣る隅
角部の連結部材B,Bは係合片15を有する側板
結合部4a,4b同士あるいは係合孔16を有す
る側板結合部4a,4b同士が相対向するように
配して用い、各連結部材Bの底板結合部3を底板
1の隅角部に対して嵌合取着するとともに、各側
板結合部4a,4bにそれぞれ側板2a,2bの
端部を図のごとく嵌合取着して組立て式の箱Aを
構成する。輸送時等の不使用の際の取り扱いにお
いては両側板2a,2bを底板1に対し展開した
状態にしておく。
上記箱Aの使用現地での組立てにおいては、先
ず係合片15を有する側の側板結合部4aに取着
された相対向する側板2a,2aを側板結合部4
aとともにヒンジ部12aから折曲して底板結合
部3の側縁部上に載接した状態で起立させる(第
5図)。次いで、他方の係合孔16を有する側の
側板結合部4bに取着された相対向する側板2
b,2bの一方を側板結合部4bとともにヒンジ
部13bから折曲して起立せしめ、これと同時に
先に起立させた側板結合部4aとの突き合せ端部
14に有する係合孔16に前記側板結合部4aの
突き合せ端面17に有する係合片15を嵌入して
係止部18を係合段部19に係止させることによ
り、起立した両側板結合部4a,ab同士を突き
合せ状態に結合し、さらに他方の側板2bを前記
と同様にして側板結合部4bとともに起立させ
て、該側板結合部4bの係合孔16に側板結合部
4aの係合片15を嵌入し係止部18を係止させ
て両者を結合するものであり、特にこの時、第6
図のように箱を起すようにすれば、相隣る二個所
の隅角部の連結部材B,Bについて同時に係合し
得て突き合せ結合でき、これにより底板1と四周
の各側板2a,2a,2b,2bとが各隅角部に
おいて連結部材Bにより結合連接された所定の箱
Aが第11図のごとく組立て構成されることにな
る。
なお、係合片15の先端が他方の突き合せ端部
14の外側へ若干突出状をなしている関係で、前
記のようにして箱を起上させるようにして係合操
作を行なう際、前記係合片15の突出によつて完
全に係合できないことになるので、例えば図に示
すように係合孔16の周辺部外側面の起立状態に
おける上下位置等の係合片15の係合および離脱
操作の邪魔にならない位置に突起24を設けて前
記操作が行なえるようにするのが望ましい。
また、上記の箱Aを展開状態に分解するには、
第9図鎖線のようにして係合孔16の周辺部外側
面より突出した係合片15の先端部を係止部18
を有する側とは反対側の方向に押圧して係止部1
8による係止作用を離脱することにより、側板結
合部4bの側を係合片15より抜脱させればよ
く、各側板2a,2bを外方へ傾倒、展開できる
ことになる。
なお、上記側板2a側の突き合せ端面17およ
び側板2b側の突き合せ端部14における係合片
15と係合孔16との結合手段としては、上記の
ように凸部20と凹部21の嵌合を併用するほう
が結合状態の強度保持上望ましいが、これに限ら
ず前記凸部20および凹部21を省略して、互い
に係合する係合片15および係合孔16を設けて
おくだけでもよく、この場合にも上記と同様に突
き合せ結合状態において係止片15の先端が他方
の係合孔の周辺部外側面より若干突出状をなすよ
うに構成する。
また上記した実施例において、底板1の一部と
なる底板結合部3は、図のように開口縁を湾曲状
に若干凹入させた形状にするほか、平面扇形ある
いは平面略三角形や四角形等、開口縁の形状を
種々変更して実施でき、さらに側板結合部4a,
4bについても、前記の底板結合部3と同様に略
コ字形をなす端板部9a,9bの上辺側を短かく
して内外側板10a,11a,10b,11bの
開口縁を湾曲状に若干凹入した形状にするほか、
その形状を種々変更して実施できる。特に前記底
板結合部3および側板結合部4a,4bについて
は、ビス止めやリベツト止めあるいは接着等の固
定手段を利用する場合には、第12図に例示する
ように底板結合部3の上板部5および側板結合部
4a,4bの内外側板部の一方を省略したり、周
縁部若干幅のみにする等、種々の構造による実施
が可能である。8′は締結用孔を示す。またこれ
ら底板結合部3の上板部6の開口縁及び側板結合
部4a,4bの内外側板部10a,11a,10
b,11bの開口縁は図示するように面取りして
おくのが好適である。25は箱の段積み使用の際
に下層の箱に嵌合する位置決め用の突起である。
なお、側板結合部4a,4bの突き合せ方向が
同じ連結部材Bを各隅角部に用いて、第13図の
ごとく箱を組立て得るように構成して実施するこ
とも可能である。
上記実施例の場合、隅角部の各連結部材Bが段
積み時の積み重ね荷重を受支するので、底板1及
び側板2a,2a,2b,2bとしては、は、木
材や合成樹脂材等のほか、合成樹脂発泡体や段ボ
ール等の種々の素材よりなる板体を用いることが
できる。
また両側板結合部4a,4bと底板結合部3と
の連接構造としては、上記のほかに第14図に示
すように底板結合部3と側板結合部4a,4bと
の連接板12a,12bにおける側板結合部4
a,4b側の基部にヒンジ部13a,13bを形
成することにより、側板結合部4a,4bを底板
結合部3の外側に添接しかつ連接板12a,12
b上に載接状態に起立するように設けることも、
また第15図に示すように連接板12a,12b
を省略してヒンジ部13a,13bのみで連接し
て底板結合部3の側縁部上に起立するように設け
ることもでき、これらいずれの場合にも、側板結
合部4a,4b同士を係合片と係合孔とによる上
記同様の係合構造により係合および係合離脱可能
に構成して実施することができる。
上記の各実施例においては、別形成された底板
1および各側板2a,2a,2b,2bを各隅角
部に隅角部用連結部材Bを用いて連接構成した場
合を示したが、本考案は第16図および第17図
に示すように、合成樹脂等の素材をもつて底板1
および四周の側板2a,2a,2b,2bを一体
形成するとともに、これらに上記の連結部材によ
る結合構造を一体的に付加構成して、つまり各隅
角部で相隣る側板2a,2bを一方が他方の端部
内側に突き合せ得るように形成するとともに、こ
の両突き合せ端部に上記同様の結合片15と係合
孔16とによる係合手段を設けて、側板2a,2
bの起立作用によつて突き合せ結合可能に形成し
て実施することができる。
すなわち、一方の相対向する側板2aの突き合
せ端面17には上記連結部材における場合と同様
に係止部18を先端に有する係合片15を突設す
るとともに、他方の側板2bの突き合せ端部14
には前記係合片15が嵌入し係止し得る係合孔1
6を設け、さらに前記係合片15の先端が係合孔
16の周辺部外側面より若干突出状をなすように
設けて実施でき、またこれに附随する例えば係合
片15の形状や凸部20と凹部21との嵌合手段
等の他の構成についても、上記した連結部材にお
ける場合と同様に構成して実施できる。またこの
場合も、側板2a,2b同士の突き合せ方向及び
結合手段の係合片15の突出方向等を相隣る隅角
部では相対称形をなすように構成して実施すのが
よく、上記したのと同様の係合操作により箱を組
立て構成することができる。
またこの実施例の場合にも、各側板2a,2
a,2b,2bを底板1の側縁部上に折曲起立す
るように、底板1に対し連接板12a,12bを
介して連接するとともに該連接板12a,12b
の基部にヒンジ部13a,13bを設けて実施す
るほか、側板が連接板上に載接状態に折曲起立す
るように形成したり、また連接板を省略して側板
を底板に対しヒンジ部のみで連接することもでき
る。また前記の連接部は底板側縁部の全長にわた
る場合のほか、両端部あるいは中央部等の部分的
に形成されたものであつてもよい。
さらに前記実施例の変更例として、図示してい
ないが、別形成された底板1と各側板2a,2
a,2b,2bとを他のヒンジ部材25によつて
折曲可能に連接しておき、各隅角部で相隣る側板
2a,2b同士を上記同様に係合片15と係合孔
16との係合手段によつて突き合せ結合可能に構
成して実施することができ、この場合にも側板同
士の結合による箱の組立ておよび展開操作は上記
と同様に行なえる。
[考案の効果] 上記したように本考案の組立て箱によれば、輸
送その他の不使用の際に取り扱いにおいては各側
板を底板に対し展開した扁平な嵩低い状態にで
き、輸送効率および保管効率を非常に高めること
ができ、空箱の返送等に要する輸送費用を大幅に
低減することができる。
そして箱の組立てにおいては、底板に対して側
板を折曲起立させて係合孔に対し係合片を嵌入し
係止するだけで、隅角部において相隣る二つの側
板同士を突き合せ状態に結合でき、従つて底板お
よび各側板をきわめて簡単なの嵌合操作のみで釘
打ちやビス止めあるいは接着手段を要さずに確実
に結合し得て所定の箱を組立て構成することがで
き、以つて組立て式の箱の組立て作業の簡略化を
図ることができる。
しかも展開状態への分解操作の際は、突き合せ
端部の係合孔の周辺部外側面より若干突出状をな
す係合片の突出先端部を係止部が存する側とは反
対方向に押圧して弾力的に僅かに変位させること
により、係止部の係止作用を難なく離脱せしめる
ことができるので、係合孔を係合片から容易に抜
脱し得て各側板をきわめて容易に展開させること
ができる。
さらに本考案の組立て箱によれば、側板同士の
相互結合によつて、組立てられた箱の各側板の安
定性、延いては箱全体の保形性に優れる。特に各
側板が底板上に載接する構造にした場合には、段
積みの際の積み重ね荷重を底板にて受支でき、連
接部分であるヒンジ部の負担を軽減できることに
もなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図
は組立て前の斜視図、第2図は隅角部用連結部材
部分の拡大斜視図、第3図は同上の下面側からの
斜視図、第4図は他の連結部材部分の拡大斜視
図、第5図は箱の組立て操作状態を示す斜視図、
第6図は同側面図、第7図は同上の一部の拡大斜
視図、第8図は前図−における断面図、第9
図は同上の結合状態の断面図、第10図は係合片
の突出状態を異にする一部の拡大斜視図、第11
図は組立てた状態の斜視図、第12図は他の連結
部材を例示する斜視図、第13図は他の箱の組立
て状態を示す斜視図、第14図および第15図は
それぞれ連結部材を異にする他の実施例を示す断
面図、第16図および第17図はさらに他の実施
例を示す斜視図と一部の拡大斜視図である。 A……箱、B……連結部材、1……底板、2
a,2b……側板、3……底板結合部、4a,4
b……側板結合部、12a,12b……連接板、
13a,13b……ヒンジ部、14……突き合せ
端部、15……係合片、16……係合孔、17…
…突き合せ端面、18……係止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底板と、該底板の各側縁にそれぞれヒンジ部
    を介して折曲起立自在に連接された側板とを有
    し、各隅角部において相隣る両側板は、一方が
    他方の端部に突き合せ得るように形成され、こ
    の一方の突き合せ端面には断面略鉤形状をなす
    係止部を先端部片側に有する板状の係合片が突
    設され、他方の突き合せ端部には前記係合片の
    係止部が嵌入し弾力的に係止し得る係合孔が設
    けられ、前記起立状態において突き合せ結合可
    能に構成され、さらに前記係止状態において係
    合片の先端が他方の突き合せ端部の係合孔の周
    辺部外側面より若干突出状をなすよう設けら
    れ、前記係止部の係止作用を離脱する方向に弾
    力的に押圧変位可能に構成されてなることを特
    徴とする組立て箱の側板結合構造。 2 底板と各側板とが、合成樹脂等を素材として
    ヒンジ部を介して一体成形されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の組立て箱の側板結
    合構造。 3 底板と各側板とは、ヒンジ構造を備えた連結
    部材により連接されてなる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の組立て箱の側板結合構造。 4 底板と各側板とは、底板の隅角部に取着され
    た底板結合部と、該底板結合部の外側両辺部に
    ヒンジ部を介して連接されて側板端部を保持す
    る二つの側板結合部とからなる隅角部用連結部
    材により連接され、相隣る両側板は、両側板結
    合部を介して突き合せ得るように形成されると
    ともに、この両側板結合部に係合片と係合孔と
    がが設けられてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項または第3項記載の組立て箱の側板結合構
    造。 5 各側板は、底板の側縁部上に折曲起立自在に
    設けられてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項、第2項、第3項または第4項のいずれか1
    項に記載の組立て箱の側板結合構造。 6 一方の側板の突き合せ端面と、他方の側板の
    突き合せ端部とに、突き合せ状態において互い
    に嵌合する凸部と凹部との嵌合手段が設けられ
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項、第2
    項、第3項、第4項または第5項のいずれか1
    項に記載の組立て箱の側板結合構造。 7 係合孔の周辺部外側面に係合片先端の突出分
    と略同高さの突起が形成されてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4
    項、第5項または第6項のいずれか1項に記載
    の組立て箱の側板結合構造。
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