JPS6315150Y2 - - Google Patents

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JPS6315150Y2
JPS6315150Y2 JP2508085U JP2508085U JPS6315150Y2 JP S6315150 Y2 JPS6315150 Y2 JP S6315150Y2 JP 2508085 U JP2508085 U JP 2508085U JP 2508085 U JP2508085 U JP 2508085U JP S6315150 Y2 JPS6315150 Y2 JP S6315150Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、底板と四周の側板とからなる箱の組
立て用連結具、詳しくは別形成された底板と各側
板とを結合して箱を組立てる場合に各隅角部にお
いて底板と側板および側板同士を連結し箱を組立
て構成するための連結具に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 木材や合成樹脂材よりなる箱として、製作工場
において当初より底板と側板および側板同士を釘
打ちやビス止めあるいは接着手段により結合して
組立てたものは、その製作に手数がかかる上、か
なり嵩高で使用場所への輸送その他の不使用時の
取扱いに不便であることから、近年使用場所にお
いて箱に組立て構成することが提案されている。
その一例として、合性樹脂材製の箱において、底
板の四周にヒンジ部を介して側板を起立自在に達
成したもの(例えば実開昭55−16295号公報)や、
底板と側板とを別形成しておいて接合するように
したもの(例えば特公昭39−7091号公報)が存す
るが、組立ての際の側板同士の結合においては釘
打ちやビス止めあるいは接着手段を利用している
ものが多く、また他の連結具を用いたものもかな
り複雑な構造であつて、その組立て作業にやはり
手数を要するものとなつている。しかも箱の展開
状態への分解作業も容易でない。
そこで、本考案者らは、別形成された箱構成用
底板と側板とからなる組立て式の箱の組立て作業
の簡略化を図るために、底板と側板および側板同
士を容易に結合できる連結具を箱の隅角部に用い
て組立て構成することとしたものであり、本考案
においては、前記の箱の組立てに用いる連結具、
特に単なる嵌合操作のみで隅角部において相隣る
側板同士を容易かつ確実に結合でき、また展開作
業も容易に行なえる箱の組立て用連結具を提供し
ようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決する本考案の連結具は、箱
構成用底板の隅角部に対し取着可能な底板結合部
と、前記底板結合部の両辺部にそれぞれヒンジ部
を介して折曲起立自在に連設されかつ箱構成用側
板の端部を前記各辺部と平行方向に取着できるよ
うに形成された二つの側板結合部とを有し、両側
板結合部は、前記折曲起立状態において一方が他
方の隅角側端部内側に突き合せ得るよう形成され
るとともに、該一方の側板結合部の前記突き合せ
端面には係止部を先端に有する係合片が突設さ
れ、他方の側板結合部の突き合せ端部には前記係
合片が嵌入し係止し得る係合孔が設けられ、前記
起立状態において突き合せ結合可能に構成されて
なることを特徴とするものである。
[作用] 上記した本考案の連結具は、通常予め底板結合
部を箱構成用底板の隅角部に取着し、さらに隅角
部において相隣る箱構成用側板の端部をそれぞれ
両側板結合部に取着しておくもので、輸送時その
他の不使用の際においては箱を各側板を底板に対
し展開した扁平な嵩低い状態で取り扱うことがで
きる。
そして箱を組み立てる際は、各側板結合部を側
板とともに底板結合部との連接部分に有するヒン
ジ部より折曲して底板結合部つまりは底板に対し
略直角に起立させ、一方の側板結合部の突き合せ
端面に有する係合片を他方の側板結合部の突き合
せ端部に有する係合孔に対し嵌入し係止するもの
で、この際係合片を有する側の側板結合部を先に
起立させておいて他方の係合孔を有する側板結合
部を起立させつつ前記係合片に係合孔を合致さ
せ、そのまま起立作用によつて係合片を係合孔に
嵌入して係止部を係止すればよく、これによつて
起立した両側板結合部つまり側板同士を突き合せ
状態に結合できるものであり、延いては隅角部に
おいて底板および相隣る側板の三者を連結具で組
立て状態に結合構成できることになる。そして本
考案連結具による上記結合組立て状態にあつて
は、両側板結合部は、係合片と係合孔により相互
に結合されているため、該側板結合部つまり側板
の外方への傾倒拡開作用および内方への傾倒作用
が阻止される。
さらに両側板結合部が底板結合部の側縁部上に
載接した状態で起立するものである場合、箱の段
積み時の積み重ね荷重を底板結合部にて受支で
き、特に両側板結合部が側板端部を嵌着できる構
造であると、この連結具を支持部として側板に負
担をかけずに段積み使用できることになる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図において、Aは本考案に係る連結具を示し、B
は平面略方形の箱構成用底板、C1,C1および
C2,C2は各々相対向辺部に用いられる箱構成
用側板である。
しかして、本考案に係る連結具Aは、主として
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂やポリ塩
化ビニル樹脂その他の合成樹脂により一体成形さ
れてなるもので、箱構成用底板Bの隅角部に対し
て取着できる底板結合部1と隅角部において相隣
る箱構成用側板C1,C2の端部を各々取着でき
る二つの側板結合部2a,2bとを有し、この第
1図〜第7図の実施例の場合下記のように構成さ
れている。
底板結合部1は、箱構成用底板Bの隅角部に対
応て略直角をなす略L形の端板部3の上下縁に底
板Bの厚みと略同程度の間隔を存して平行な上下
板部4,5が連成されて、開口側より底板の隅角
部に対して嵌合取着できるように形成されてい
る。さらに前記の上下板部4,5にはこれに嵌合
された底板Bを固定するための締結用孔6が形成
されており、ビス等のねじあるいはリベツト等の
締結手段により固定できるようになつている。底
板Bが底板結合部1に対して容易に抜けないよう
に嵌着される場合、あるいは箱の用途によつては
単なる嵌合のみでも充分に使用に耐える場合に
は、前記の固定は必ずしも必要でないが、前記の
ように締結その他の何等かの抜け止め手段を併用
するのが実施上望ましい。
また両側板結合部2a,2bは、前記底板結合
部1の両辺部つまり略L形の端板部3の両辺部分
にそれぞれ連設され、かつ各々上辺、側辺、下辺
の略コ字形をなす端板部7a,7bを介してその
両側端に内外側板部8a,9a,8b,9bが箱
構成用側板C1,C2の厚みと略等しい間隔を存
して連成され、前記側板C1,C2の端部を底板
結合部1の両辺部と平行方向に嵌合取着できるよ
うに開口10a,10bせしめられている。前記
の両側板結合部2a,2bは、各々底板結合部1
に対し展開した状態のとき下面になる外側板部9
a,9bの下辺側縁が略L形の端板部3の両辺部
の各下縁に対し所要幅の連接板11a,11bを
介して前記端板部3にほぼ相当する所要の間隔を
存して連接されるとともに、該連接板11a,1
1bの底板結合部1側の基部にV形やU形溝その
他の薄肉部等によるヒンジ部12a,12bが形
成され、このヒンジ部12a,12bにおいて折
曲することにより、連接板11a,11bが底板
結合部1の端板部3外側に添接して側板結合部2
a,2bが底板結合部1の側縁部上に載接状態に
起立するように設けられている。そのため前記連
接板11a,11bは端板部3とほぼ同幅に設定
されている。この場合、段積みその他における積
み重ね荷重を側板結合部2a,2bの底板結合部
1にて受支できることになる。
さらに上記一方の側板結合部2aは、折曲起立
状態において他方の側板結合部2bにおける開口
10bとは反対側の隅角部側端部13の内側に対
し突き合せ得るように、隅角部側で側板結合部2
bの厚み相当分を欠除して形成されている。そし
てこの一方の側板結合部2aの前記突き合せ端面
14のほぼ中央部には断面略鉤形状をなす係止部
15を先端部片側に有しかつ材質的に若干の適度
の弾性を有する板状の係合片16が突設され、さ
らに他方の側板結合部2bの突き合せ端部13に
は側板結合部2a,2bの折曲起立状態において
前記係合片16の係止部15の部分が嵌入して係
止し得る係合孔17が設けられており、前記係合
片16を係合孔17に嵌入し係止することにより
両側板結合部2a,2bを突き合せ状態に結合で
きるようになつている。18は係止部15が係止
する切欠段部を示す。
上記の係合片16と係合孔17との係止構造の
みでも両側板結合部2a,2bを結合状態に維持
できるが、特にこの実施例の場合、一方の側板結
合部2aの突き合せ端面14には凸部19が、他
方の側板結合部2bの突き合せ端部13の内側に
は突き合せ状態において前記凸部19に嵌合する
凹部20が設けられており、この凸部19と凹部
20との嵌合によつて両側板結合部2a,2bの
突き合せの位置決めがなされる。前記の嵌合状態
において、係合片16の係止部15が係合孔17
の切欠段部18に対し係止した状態を維持するよ
う、該係止部15が係合孔17より出張つた状態
となるように形成されている。この場合、係合孔
17が前記係合片16の係止部15が通過できる
幅を持つていても、前記凸部19と凹部20とが
嵌合すると係止部15が通過できないので、この
問題を解消するために、図示する実施例では、係
合片16を係止部15の突出側とは反対側に前記
凸部18との間に若干の間隙21を介在させて独
立した状態に突設するとともに、係合片16の先
端係止部15の側に傾斜面22を形成し、凸部1
9と凹部20を嵌合させてかつ前記傾斜面22を
係合孔17の縁部に対し摺接状態にして弾力的に
嵌入できるようにしている。前記係合片16を凸
部19の個所に設けることもできるが、突出高さ
が少ないと係合片16の弾性が殆どなくなるの
で、前記のように凸部19とは別に形成して係合
片16にある程度の弾性を持たせるのが望まし
い。もちろん前記の凸部19と凹部20とを逆に
設けることもできる。
また上記の係合片16はその先端が他方の側板
結合部2bの突き合せ端部13の外側に僅かに突
出状となるように突出高さが定められており、こ
の係合片16を前記係止部15が切欠段部18か
ら離脱する方向に弾性力に抗して押圧撓曲するこ
とにより係合を離脱できるようになつている。こ
の離脱操作を容易に行なえるように、係合片16
における先端係止部15とは反対側が傾斜状に僅
かに切欠形成されている。特に係止部15が箱の
内方側に向けて突出せしめられていると、第7図
鎖線のようにして係合片16を外側に押圧するこ
とにより係合を離脱でき、その操作が容易に行な
える。前記の係合片16が突き合せ端部13の外
側に突出しない高さである場合には、係合孔17
の周辺部外側を若干切除すれば、係合片16の先
端が突出状をなし前記と同様にして係合および離
脱操作が行なえる。
上記のように両側板結合部2a,2b同士の結
合において凸部19と凹部20を嵌合させるよう
にした場合には、図のごとく凸部19を下辺側で
凹部20よりも若干短かく形成し、さらに必要に
応じて下端部に丸みを付して、ヒンジ部12bを
支点とする折曲起立作用に伴う嵌合作用が不都合
なく行なえるようにしておく。
また上記した側板結合部2aの突き合せ端面1
4および側板結合部2bの突き合せ端部13にお
ける結合手段としては、凸部19および凹部20
を省略して、互いに係合する係合片16および係
合孔17を設けておくだけでもよいが、上記のよ
うに凸部19と凹部20の嵌合を併用するほうが
結合状態の強度保持上望ましい。いずれにして
も、結合手段となる前記係合片16および係合孔
17については、図示する形状のものに限らず、
係止部15を箱の外側に向けて形成したり、互に
対応する複数個所に形成する等、他の種々の係合
可能な構造による実施が可能である。
さらに底板結合部1の形状については、図のよ
うに開口縁を湾曲状に若干凹入させた形状のほ
か、平面扇形あるいは平面略三角形や四角形等、
開口縁の形状を種々変更して実施でき、特にビス
止めや接着等の固定手段を併用する場合には上板
部を側縁部若干幅のみにしたり省略することもで
きる。また側板結合部2a,2bについても、前
記底板結合部1と同様に略コ字形の端板部7a,
7bの上辺側を短かくして内外側板8a,9a,
8b,9bの開口縁を湾曲状に若干凹入した形状
にする場合のほか、開口縁の形状を種々変更して
実施できる。またこの両側板結合部2a,2bに
ついては、側板C1,C2の端部を嵌合するのみ
で十分であるが、底板結合部1の場合と同様にビ
ス止めやリベツト止めあるいは接着等の固定手段
を利用する場合には内外側板の一方を省略する等
種々の取着構造による実施が可能である。さらに
底板結合部1の上板部4の開口縁および側板結合
部2a,2bの内外側板部8a,9a,8b,9
bの開口縁は図示するように面取りしておくのが
望ましい。
また、上記側板結合部2a,2bについては、
第1図〜第7図の実施例で示す連結具Aのごと
く、底板結合部1の開口側よりみて左側の側板結
合部を端面に係合片16を有する側板結合部2a
として、他方の側板結合部2bに対し突き合せ結
合可能に構成する場合のほか、これとは逆に第8
図に示す実施例のごとく、底板結合部1の開口側
よりみて右側の側板結合部を端面に係合片16を
有する側板結合部2aとして、係合孔17を有す
る他方の側板結合部2bに対し突き合せ結合可能
に構成することもできる。24は箱の段積み使用
の際に下層の箱に嵌合する位置決め用の突起であ
る。
上記の構成を有する本考案の連結具は、底板と
四周の側板とからなる組立て式の箱を構成する場
合のコーナー連結具として使用するもので、例え
ば側板結合部2a,2b同士の突き合せ方向を左
右逆にした第1図と第8図の連結具Aを各々2個
づつ4個と、1枚の箱構成用底板Bと、4枚の箱
構成用側板C1,C1,C2,C2とを1セツト
とし、通常は前記各連結具Aを、予め側板結合部
2a,2bの突き合せ方向が同一のものを対角位
置の隅角部に配して、つまり相隣る隅角部の連結
具A,Aは係合片16を有する側板結合部2a,
2a同士あるいは係合孔17を有する側板結合部
2b,2b同士が相対向するように配して用い、
各連結具Aの底板結合部1を底板Bの隅角部に対
し取着固定するとともに、各側板結合部2a,2
bにそれぞれ側板C1,C2の端部を第9図のご
とく取着しておき、輸送等の不使用の際の取り扱
いにおいては各側板C1,C2を底板Bに対し展
開した状態にしておく。
そして、箱の組立てに際しては、先ず係合片1
6を有する側の各側板結合部2aに取着された相
対向する側板C1,C1を側板結合部2aととも
にヒンジ部12aから折曲して底板結合部1の側
縁部上に載接した状態に起立(第10図)させ
る。次いで、他方の係合孔17を有する側の側板
結合部2bに取着された相対向する側板C2,C
2の一方を側板結合部2bとともにヒンジ部12
bから折曲して起立させ、これと同時に先に起立
させた側板結合部2aとの突き合せ端部12bに
有する係合孔17に前記側板結合部2aの突き合
せ端面14に有する係合片16を嵌入して係合せ
しめることにより、起立した両側板結合部2a,
ab同士を突き合せ状態に結合し、さらに他方の
側板C2を前記と同様にして側板結合部2bとと
もに起立させて、該側板結合部2bの係合孔17
に側板結合部2aの係合片16を嵌入させて両者
を結合するもので、特にこの時、第11図のよう
に箱を起すようにすれば、相隣る二個所の隅角部
の連結具A,Aについて同時に係合し得て突き合
せ結合でき、これによつて底板Bと四側縁の各側
板C1,C1,C2,C2とが各隅角部において
連結具Aにより結合連接された所定の箱が第12
図のごとく組立て構成されることになる。
なお、係合片16の先端が図示する実施例のよ
うに他方の突き合せ端部13の外側へ僅かに突出
状をなす場合には、前記のように箱を起上させる
ようにして係合操作を行なう際、前記係合片16
の突出によつて完全に係合できないことになるの
で、例えば例のように係合孔17の周辺部外側面
の起立状態における上下位置等の係合片16の係
合および離脱操作の邪魔にならない位置に突起2
3を設けて前記操作を行なえるようにするのが望
ましい。
また、側板結合部2a,2bの突き合せ方向が
同じ連結具Aを各隅角部に用いて、第13図のご
とく所定の箱を組立て構成することも可能であ
り、この場合一の隅角部の連結具Aから順に起立
させた側板結合部2a,2b同士を一方の係合片
16と他方の係合孔17の係合により結合すると
ともに、最後の連結具Aでは側板結合部2a,2
bおよび側板C1,C2の素材の持つ弾性を利用
して係合片16を係合孔17に嵌入し係合すれば
よい。
なお、上記の側板結合部2a,2bと底板結合
部1との連接構造として、第14図に示すように
底板結合部1と側板結合部2a,2bとの連接板
11a,11bにおける側板結合部2a,2b側
の基部にヒンジ部12a,12bを設けることに
より、側板結合部2a,2bを底板結合部1の外
側に添接してかつ連接板11a,11b上に載接
した状態に起立するように設けることも、また第
15図に示すごとく連接板を省略してヒンジ部1
2a,12bのみで連接して底板結合部1の側縁
部上に起立するように設けることもでき、これら
いずれの場合にも上記同様にして側板結合部2
a,2b同士を係合片と係合孔による係合によつ
て突き合せ結合でき、所定の箱を組立て得る。
上記の箱構成用底板Bおよび側板C1,C1,
C2,C2としては、木材や合成樹脂材あるいは
段ボール等の種々の素材よりなる板体を用いるこ
とができる。
[考案の効果] 上記したように本考案の連結具によれば、底板
結合部および両側板結合部に対して底板隅角部お
よび側板端部をそれぞれ取着しておけば、両側板
結合部の折曲起立ならびに係合孔に対する係合片
の嵌入係止等のごとく簡単な嵌合操作により、箱
構成用底板および相隣る二つの側板の三者をこれ
らが交わる隅角部において一の連結具にて組立て
状態に結合でき、特に側板同士をワンタツチで結
合できるので、この本考案連結具を箱の各隅角部
に用いることにより、展開状態で取りあつかう箱
の組立ての際に釘打ちやビス止めあるいは接着手
段を要さずに各側板同士を連結し得て所定の箱を
容易に組立て構成することができ、また展開状態
への分解操作も行ない易く、従つて箱の使用まで
は底板および各側板を展開した扁平な嵩低い状態
で取扱えるようにした組立て式の箱の組立て作業
の簡略化を図ることができ、延いてはこの輸送コ
ストの低減を図ることができる。また本考案の連
結具は、一定の平面積の箱には限定されず、種々
の平面積の箱つまり縦横の寸法を異にした種々の
サイズの箱の組立てに使用することができる。
さらに本考案の連結具によれば、側板結合部同
士の相互結合によつて、組立てられた箱の四周側
板の安定性、延いては箱全体の保形性に優れ、し
かもこの連結具を支持部として利用し得て側板に
負担をかけることなく段積み可能となる。特に両
側板結合部が底板結合部上に載接した構造にした
場合には、前記積み重ね荷重を底板結合部にて受
支でき、連接部分であるヒンジ部の負担を軽減で
きることにもなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図
は斜視図、第2図は同平面図、第3図は下面側後
方からの斜視図、第4図は両側板結合部の折曲起
立させた結合操作状態を示す斜視図、第5図は前
図−における断面図、第6図は結合状態の斜
視図、第7図は前図−線における断面図、第
8図は他の実施例を示す斜視図、第9図は本考案
連結具を用いた箱の組立て前を示す斜視図、第1
0図は箱の組立て操作状態を示す斜視図、第11
図は同側面図、第12図は箱の組立て状態の斜視
図、第13図は他の箱の組立て状態を示す斜視
図、第14図および第15図は他の実施例を示す
断面図である。 A……連結具、B……底板、C1,C2……側
板、1……底板結合部、2a,2b……側板結合
部、11a,11b……連接板、12a,12b
……ヒンジ部、13……突き合せ端部、14……
突き合せ端面、15……係止部、16……係合
片、17……係合孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 箱構成用底板の隅角部に対し取着可能な底板
    結合部と、前記底板結合部の両辺部にそれぞれ
    ヒンジ部を介して折曲起立自在に連設されかつ
    箱構成用側板の端部を前記各辺部と平行方向に
    取着できるように形成された二つの側板結合部
    とを有し、両側板結合部は、前記折曲起立状態
    において一方が他方の隅角部側端部内側に突き
    合せ得るよう形成されるとともに、該一方の側
    板結合部の前記突き合せ端面には係止部を先端
    に有する係合片が突設され、他方の側板結合部
    の突き合せ端部には前記係合片が嵌入し係止し
    得る係合孔が設けられ、前記起立状態において
    突き合せ結合可能に構成されてなることを特徴
    とする箱の組立て用連結具。 2 底板結合部は略L形の端板部の上下縁に上下
    板部が連成されて底板隅角部に対し嵌着可能に
    形成され、また側板結合部は側板端部を嵌挿で
    きるように内外側板部が端板部を介して連成さ
    れてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    箱の組立て用連結具。 3 両側板結合部が底板結合部の側縁部上に載接
    状態に起立し得るように設けられてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載の箱
    の組立て用連結具。 4 両側板結合部が、各々底板結合部の両辺部の
    下縁に対し連接板を介して所定の間隔をおいて
    連接されるとともに、該連接板の底板結合部側
    基部にヒンジ部が設けられ、該ヒンジ部より折
    曲することにより底板結合部の側縁部上に載接
    状態に起立するように設けられてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項、第2項または第3項の
    いずれか1項に記載の箱の組立て用連結具。 5 一方の側板結合部の突き合せ端面と、他方の
    側板結合部の突き合せ端部には、突き合せ状態
    において互いに嵌合する凸部と凹部との嵌合手
    段が設けられてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項、第2項、第3項または第4項のいずれか
    1項に記載の箱の組立て用連結具。 6 一方の側板結合部の突き合せ端面に有する係
    合片は、その先端が突き合せ結合状態において
    他方の側板結合部の係合孔の周辺部外側面より
    若干突出状をなすように形成されてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項、第2項、第3項、第
    4項または第5項のいずれか1項に記載の箱の
    組立て用連結具。 7 係合孔の周辺部外側面に係合片の突出分と略
    同高さの突起が形成されてなる実用新案登録請
    求の範囲第6項記載の箱の組立て用連結具。
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