JPH0647778Y2 - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JPH0647778Y2
JPH0647778Y2 JP1987166667U JP16666787U JPH0647778Y2 JP H0647778 Y2 JPH0647778 Y2 JP H0647778Y2 JP 1987166667 U JP1987166667 U JP 1987166667U JP 16666787 U JP16666787 U JP 16666787U JP H0647778 Y2 JPH0647778 Y2 JP H0647778Y2
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JP
Japan
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container
flange
side wall
drain
water
Prior art date
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JP1987166667U
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English (en)
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JPH0169728U (ja
Inventor
春雄 大松
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は機械部品等の運搬に使用される運搬用容器に関
する。
(従来の技術) 一般に、機械部品等の整理、保管あるいは運搬作業を行
なう場合には、第7、8図に示すように、上部が開口し
た四角箱状をなす合成樹脂製の容器が使用される。同容
器は、使用後は洗浄後屋外にて開口101を上にした状態
で積重ねて保管されるのが通常である。そのため、次回
の使用に備え、洗浄あるいは降雨による水が容器内部に
滞留することなく外側へと抜け出るよう、複数個の水抜
き孔102が底壁103の外周縁寄り位置に設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前記底壁103は収納物の重量による下方への
へこみを考慮して、第7図に示すようにその全体が若干
上方に脹らんでいる。よって、上記した容器では降雨等
による水が水抜き孔102より低位の部分、すなわち底壁1
03と側壁105との境界部104に若干溜まったままになり、
排水が完全には行なわれない。従って、次回の使用に際
して、使用者は一々容器をひっくり返して排水を行なっ
た後、内部を乾燥させねばならず、その作業が面倒であ
るという問題点がある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解決するために、側壁と底壁を
有し上部が開口している箱状の容器において、側壁の上
下部に外方に突出するフランジを突設するとともに、側
壁の下端に底壁に達する水抜き孔を透設し、前記上側の
フランジの表面の全周に渉って設けた環状の排水溝を、
排水孔によってフランジ部の下面に貫通させ、かつ、下
段の容器の上側のフランジに上端の容器の下側のフラン
ジを載置して積み重ねるようにしたことを特徴とする運
搬用容器という構成を採用している。
(作用) 従って、この発明においては、下段の容器の下側フラン
ジに上段の容器の下側フランジが載置される。
最上段の容器に入った水は、底壁上面に沿って外側縁部
に向って流れ、水抜き孔から外部へ排出される。水の一
部は下段の容器の内部へ進入しようとするが、その水は
下段の容器の排水溝により遮られ、排水孔から外部へ排
出される。また、水抜き孔を介して容器内部への通風が
行われ、容器内部が自然乾燥される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した第一実施例を第1〜3図に従
って説明する。
本実施例の容器は第1図に示すように、上部に開口1を
有するよう合成樹脂にて四角箱状に一体形成され、側壁
2の上端(開口縁)及び下端にはその全周にわたって外
方へ張出すフランジ3,3aが設けられている。第2図に示
すように、側壁2下端のフランジ3a上面は底壁4の周縁
部上面と面一となっている。また、底壁4の下側は側壁
2下端のフランジ3a下面よりも下方に突出する嵌合部5
とされ、容器を積重ねて保管する際に下段に位置する容
器の開口1内に嵌合されて、多段積みされた容器が互い
に水平方向にずれるのを防止するようになっている。な
お、底壁4全体は収納物の重量による下方へのへこみを
考慮してその外側縁部から中央部に向かうにつれて若干
上方に脹らんでいる。前記側壁2のうち第1図における
左右一対の側壁2の外側上部には取手6がそれぞれ形成
され(左方のみ図示)、前後一対の側壁2下端のフラン
ジ3aには、カード差し(図示なし)用の取付け孔7が各
一対透設されている(一対のみ図示)。
前記前後一対の側壁2下端には各2個の四角形状の水抜
き孔8が底壁4の上面まで達するよう透設され、底壁4
の外側縁部4aに流れてきて水が水抜き孔8からフランジ
3a上面を経て容器外側へと排出されるようになってい
る。これらの水抜き孔8は好ましくは前記取付け孔7と
対応しない位置に形成されるのがよい。一方、容器上端
のフランジ3には、その上面全周にわたって四角環状に
延びる排水溝9が形成され、同排水溝9の四隅部には、
第3図に示すように、フランジ3を下方へ貫通して側壁
2外側方に開口する排水孔10が設けられている。排水溝
9は幅狭に形成されており、降雨等により同排水溝9内
に入った水が毛細管現象により排水溝9の内面を伝って
排水孔10へと流れ、同孔10を介して側壁2外側に流出す
るようになっている。
次に、上記のように構成した容器の作用及び効果を第2
図に従って説明する。
屋外にて多段積みされた容器において最上段の容器内
に、例えば降雨等により入った水は、矢印31にて示すよ
うに、底壁4上面に沿ってその最も低位の部分、すなわ
ち底壁4の外側縁部4aに向って流れる。そして、同外側
縁部4aに達した水は矢印32にて示すように水抜き孔8を
介して側壁2の外側へと流出し、そのほとんどは容器下
端のフランジ3aの上面、外側面及び下段の容器上端のフ
ランジ3の外側面を伝って側壁2外側へと流出し容器内
部に入ることはない。
しかし、水抜き孔8から排出され水の一部は矢印33にて
示すようにフランジ3aの上面、外側面及び下面を伝って
下段の容器の開口1端面、すなわち、フランジ3の上面
から容器内部に進入しようとする。ところが、同フラン
ジ3には前記排水溝9が設けられているため、容器内部
に進入しようとする水は排水溝9により遮られる。そし
て、同排水溝9内の例えば第1図に示す点Pに入った水
は、前記した毛細管現象により排水溝9内を矢印34にて
示す方向へと流れ、排水孔10を経て側壁2外側へと流出
する。
前記の構成からなる容器を保管するときは、下段の容器
の上側のフランジ3に上段の容器の下側のフランジ3aを
載置して複数段積み重ねる。よって降雨時においては、
最上段の容器内部に入った水は水抜き孔8を介して外部
へと完全に排出されるとともに、下段の容器内には上段
の容器からの排水が進入することがない。なお、下段の
容器の開口1は、上段の容器の底壁4にて遮蔽されてい
るため、下段の容器内に降雨が直接進入することは殆ど
無い。また、容器の洗浄時においては、内部の水は前記
と同様に水抜き孔8を介して完全に外部へと排出され
る。従って、この容器においては次回の使用に際して使
用者の手を煩わせることが無い。
さらに本実施例においては、側壁2に設けた水抜き孔8
を介して容器内部への通風が良好に行なわれる。その結
果、排水後容器内部に若干残った水滴も通風により自然
乾燥され、次回の使用時に乾燥させる手間も省くことが
できる。
次に本考案の第二実施例を第4〜6図に従って説明す
る。
本実施例においては、側壁21下端のフランジ22は底壁23
上面よりも上部に形成され、水抜き孔24はフランジ22下
面と底壁23上面との間に設けられている。側壁21外側に
おいて少なくとも前記水抜き孔24と対応する位置には、
その上面が底壁23上面と面一となる排水板25が形成され
ている。
一方、側壁21上端部外側にはその全周にわたってフラン
ジとしての樋部材26が形成され、側壁21外側面と樋部材
26内側面とにて排水溝27が構成されている。同排水溝27
には前記第一実施例と同様の排水孔10が形成されてい
る。また、側壁21上端は前記排水板25と対応する部分が
切り欠かれて係合凹部28とされており、第5図(a),
第5図(b)に示すように容器を積重ねるときには前記
同様下段の容器の樋部材26に上段の容器のフランジ22が
載置され、さらに上段の容器の排水板25が下段の容器の
係合凹部28に係合するようになっている。
なお、第6図に示すように本実施例の容器は上方に向か
うほど外方へと広がる形状とされ、容器を積重ねたとき
に上段の容器において側壁21下端のフランジ22よりも下
部分が下段の容器の開口29内に嵌合されるとともに、上
段の容器のフランジ22下面が下段の容器の樋部材26上面
に当接するようになっている。
本第二実施例においては、水抜き孔24がフランジ22下面
よりも下部に設けてあるため、容器を積重ねたときに上
段の容器の水抜き孔24が下段の容器の開口29内に位置す
る。しかし、上段の容器の水抜き孔24からの排水は下段
の容器の排水溝27の係合凹部28に係合された排水板25を
介して、第5図(a),(b)に矢印40で示す方向へと
流れて排水溝27内へと入り前記排水孔10を介して容器の
側壁21外側へと排出され、下段の容器内に入ることはな
い。よって、本実施例においても前記第一実施例と同様
の効果を奏する。
なお、本考案は上記した実施例に限定されることなく、
考案の趣旨を逸脱しない範囲において、例えば、以下の
ように実施することは無論可能である。
(1)水抜き孔8,24を全ての側壁2,21に設ける。あるい
は、水抜き孔8,24の数を任意に増減する。
(2)排水孔10の位置を変更する。あるいは、排水孔10
の数を任意に増減する。
考案の効果 以上詳述したように本考案においては、容器内部の排水
が完全に行なわれ、次回の使用に際して使用者の手を煩
わせることが無く、また、容器同士を積み重ねる際に方
向性がないので使い勝手が良いという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の容器全体を示す斜視図、
第2図は多段詰みした容器における水の流れを示す断面
図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4図は第二
実施例の容器を示す要部断面斜視図、第5図(a)は排
水板と係合凹部との係合を示す要部断面斜視図、第5図
(b)は同じく要部断面図、第6図は容器を積重ねた状
態を示す断面図、第7図は従来技術の容器を示す断面
図、第8図は同じく上面図である。 開口……1,29、側壁……2,21、底壁……4,23、水抜き孔
……8,18,24、排水孔……10。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁(2,21)と底壁(4,23)を有し上部が
    開口(1,29)している箱状の容器において、 側壁(2,21)の上下部に外方に突出するフランジ(3,3
    a,22,26)を突設するとともに、側壁(2,21)の下端に
    底壁(4,23)に達する水抜き孔(8,18,24)を透設し、
    前記上側のフランジ(3,26)の表面の全周に渉って設け
    た環状の排水溝(9,27)を、排水孔(10)によってフラ
    ンジ(3,26)の下面に貫通させ、かつ、下段の容器の上
    側のフランジ(3,26)に上段の容器の下側のフランジ
    (3a,22)を載置して積み重ねるようにしたことを特徴
    とする運搬用容器。
JP1987166667U 1987-10-29 1987-10-29 運搬用容器 Expired - Lifetime JPH0647778Y2 (ja)

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JP1987166667U JPH0647778Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29 運搬用容器

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JP1987166667U JPH0647778Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29 運搬用容器

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Publication Number Publication Date
JPH0169728U JPH0169728U (ja) 1989-05-09
JPH0647778Y2 true JPH0647778Y2 (ja) 1994-12-07

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ID=31454259

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987166667U Expired - Lifetime JPH0647778Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29 運搬用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630682Y2 (ja) * 1990-04-16 1994-08-17 天昇電気工業株式会社 容器の水抜き構造
JP2753454B2 (ja) * 1995-01-10 1998-05-20 岐阜プラスチック工業株式会社 運搬用収納容器
JP6930710B2 (ja) * 2017-09-15 2021-09-01 三甲株式会社 荷物収納ボックス
JP7028413B2 (ja) * 2017-09-26 2022-03-02 三甲株式会社 宅配ボックス
JP7090897B2 (ja) * 2018-08-10 2022-06-27 三甲株式会社 容器

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