JPH079472U - 洗浄容器 - Google Patents

洗浄容器

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JPH079472U
JPH079472U JP3793993U JP3793993U JPH079472U JP H079472 U JPH079472 U JP H079472U JP 3793993 U JP3793993 U JP 3793993U JP 3793993 U JP3793993 U JP 3793993U JP H079472 U JPH079472 U JP H079472U
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康浩 今尾
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(57)【要約】 【目的】 容器の洗浄後の乾燥時の水切れを良くし乾燥
効率を高め、且つ容器同士の段積み時、芯ずれやガタ付
きがなく、供用中に容器の変形が防止された洗浄容器を
提供する。 【構成】 上面を開口し側壁及び底壁に多数の開口を有
し且つ側壁上部開口縁にフランジを有する洗浄容器にお
いて、前記フランジは外方に向って下向きとなったテー
パーを設けると共にフランジ付根部分に水抜き孔を設け
且つ側壁外側面にフランジ下面より下方にのびる側面リ
ブを設け該側面リブの下端部にもフランジのテーパーに
準じた傾斜を設けて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気、電子、精密機械等の部品、その他の物品等を洗浄する際に使 用される洗浄容器に関し、更に詳細には洗浄後の水切れが良好で段積みにより効 率良く乾燥できる洗浄容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗浄容器として、平面形状がほぼ矩形で上面を開口し、側壁及び底壁に 多数の開口を有し、側壁の上部の開口縁に水平に外方にのびるフランジを設けて いる容器が一般に使用されている。またこの容器は、容器同士が積上げ可能に且 つ側壁を強化するためフランジ下から幾つかの縦リブが設けられその下端は水平 で容器下端よりやや上の位置にある。そして容器同士を積み上げる(スタッキン グ)とき、縦リブ下端より下方の容器部分がスタッキング代となっている。 洗浄容器は、主に部品その他の物品を洗浄する際の部品、物品等の収納乃至運 搬容器として使用される。そのため、洗浄容器は部品等の収納のため洗浄し乾燥 して使用される。乾燥の際は、洗浄した容器を、容器の底面を上にし容器同士を 積み重ねて水切し乾燥させている。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
従来の洗浄容器21では、図4の断面図に示すように、上面を開口し、側壁2 2及び底壁23を有する平面形状がほぼ四角形の容器で、側壁22の開口縁に外 方に水平にのびるフランジ24を設けると共に側壁22の外面には外方に突出し フランジ24下面から下方にのび下端が容器下端のやや上の位置まで達する側面 リブ25を側壁のコーナー部その他に設けている。また側壁22及び底壁23に は多数の開口を設けている。 この容器21を洗浄し乾燥のため、容器の底面を上にして容器同士を積み上げ ると、フランジ24がほぼ水平のため、側壁22の壁面を伝って下にたれてくる 水はフランジ24に集まるがフランジ24が水平のためフランジ24の上にたま る水も流れおちにくくたまり水として付根部分に残りフランジ24の下側も水平 のため水切れ悪く水膜として水が残り、水切れが悪い。そのため洗浄後の乾燥に 多くの時間を費やしていた。そのため洗浄後の水切れが良く乾燥時間を短縮でき る洗浄容器が要望されていた。
【0004】 従って、本考案の目的は、容器の洗浄後の乾燥時の水切れを良くし乾燥効率を 高め、且つ容器同士の段積み時、芯ずれやガタ付きがなく、供用中の容器の変形 が防止された洗浄容器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、上面を開口し側壁及び底壁に多数の開口を有し且つ側壁上部 開口縁にフランジを有する洗浄容器において、前記フランジは外方に向って下向 きとなったテーパーを設けると共にフランジ付根部分に水抜き孔を設け且つ側壁 外側面にフランジ下面より下方にのびる側面リブを設け該側面リブの下端部にも フランジのテーパーに準じた傾斜を設けて成ることを特徴とする洗浄容器が提供 される。
【0006】
【作用】
本考案の洗浄容器は、上面を開口し側壁及び底壁に夫々多数の開口を有し且つ 側壁上部開口縁にフランジを有する洗浄容器であるが、図2及び図3に示すよう に、前記フランジ4は、外方に向って下向きとなったテーパーを設けると共にフ ランジ4の付根部分に水抜き孔8を設けているのが第一の特徴である。容器1を 洗浄したのち逆さにし即ち容器の底面を上にして乾燥する際、フランジ4の付根 部分は、図2の一部(左側)を上下逆にして拡大して示す拡大断面図の図4のよ うに、側壁2とフランジ4で谷9を形成する。側壁2についている洗浄水の水滴 は壁面を伝わりたれおちて谷9にあつまるが、谷9に多数の水抜き孔8が間隔を おいて配設されているため、水は谷9にたまることなく水抜き孔8からきれいに 下方へ流下する。更にフランジ4は水平でなく傾斜し、付根部分が最下端となっ ているため、また側壁2の内壁をたれてくる水もきれいに早く水切りできる。
【0007】 また側壁の外側面にフランジ下面より下方のにびる側面リブが設けられ、該側 面リブの下端部にもフランジのテーパーに準じた傾斜を設けていることが第二の 特徴である。 図1及び図2に示すように側壁2の外側面に、フランジ4の下面から下方にの び、外方に突出す側面リブ6(幅が広)及び側面リブ7(幅が狹い)を設けてい るが、それらの下端部は付根の高さが一致し下端部は、フランジ4のテーパーに 準じた傾斜をもっている。そのため、容器同士を積上げるとき、上段容器の側面 リブ6,7の下端部の付根部分より下方の容器下部を下段容器の上部内側に嵌合 して積み上げることができる。かくしてガタ付きや芯づれなく安定した積上げが できる。また側面リブ6及び7の下端の傾斜は容器同士を逆さにして積み重ねて の水切り、乾燥の際の水切り、乾燥を早くする。
【0008】 上記外方に向って下向きにテーパーを設けてフランジ4に側壁2の外側面にフ ランジ4下面から下方にのび外方に突出して設けられた側面リブ6,7特に幅広 の側面リブ6)の組合せよりなる構造は、容器の強度、剛性を著しく向上すると 共に、載荷状態での段積み時における容器の胴膨らみや変形を防止する。加えて 側面リブ6,7(特に幅広の側面リブ6)が容器同士を段積みするとき、上下方 向に重なるため荷重伝達が側壁リブ6,7(特に側面リブ6)を通じて行われる ため容器に無理がかからず変形が防止できる。
【0009】
【実施例】
本考案の洗浄容器を実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の洗浄 容器の一例の平面図(4分の3)と裏面図(左右4分の1)であり、図2は図1 のA−A断面図(左半分)と側面図(右半分)である。また図3は図2の一部分 を逆にし拡大した拡大断面図である。
【0010】 洗浄容器(以下単に容器という)1は、平面形状がほぼ四角形で上面を開口し た容器で側壁2と底壁3を有している。側壁2は、下部から上部に向けて外方に やや開いている。側壁2の上部開口縁にフランジ4が外方に向って下向きのテー パーをつけて設けられている。 このテーパーの角度(α)は、2°乃至30°の範囲好ましくは5°乃至25 °の範囲内にする。2°を下まわると水切れが悪く水平とかわらなくなる。逆に 30°をこえても水切り性が殆んど変らない。図の実施例ではαを16°にして いる。
【0011】 側壁2にはほぼ四角形の開口(窓)5が上下方向に3段に且つ左右方向に、 間隔をとって多数配設されている。また左右隣合う開口5の間にフランジ4の下 面から下方にのび下端部が容器の下端よりやや上の位置にある幅広い側面リブ6 と幅狹い側面リブ7の2種類のリブが設けられている。 幅広い側面リブ6は、フランジ4の裏面からフランジ4の突出し幅とほぼ同じ 幅で下方にのびている。幅狹い側面リブ7はフランジ4の裏面付根から狹い幅で 下方にのびている。側面リブ6及び7の下端部の側壁との付根の位置は容器の下 端からの高さが一致し、また側面リブ6及び7の下端部は、フランジ4のテーパ ーに準じて傾斜させている。即ち下端部は水平面に対してフランジ4のテーパー (角度α)と同じテーパーを持たしている。図の実施例では角度16°の傾斜を 持っている。 側面リブ6は、各コーナー部とコーナー部近くに設けている。荷重支持に対し コーナー部がより強化されている。側面リブ7は側面リブ6の間に図示のように 配設され、側壁2をまた強化している。この側壁リブ7の下端のつけ根は、側壁 リブ6の下端のつけ根の高さより上でもよい。また側壁リブ7は省略することも できる。
【0012】 またフランジ4の付根部分には、上下方向に貫通する水抜き孔8が間隔をおい て側面リブの位置と重ならないように多数設けられている。図では平面形状が円 形に設けられているが、だ円形、方形、カプセル形等他の形でもよい。図の実施 例では直径5mmの円形に設けている。 また側壁2の夫々の開口(窓)5は、上下縁が壁厚方向に水平でなく傾斜させ ている。
【0013】 底壁3には、格子部10により仕切られて多数の開口が設けられている。格子 部10は、図2及び図3に示すように、上部及び下部の幅を狹く中央部を厚くし たテーパーを設けている。したがって開口9は上部及び下部が中央部より拡がっ ている。
【0014】 容器1は、プラスチックで一体成形され上記の様に構成されている。 フランジ4が下向きに傾斜し側壁2の上部開口縁に設けられ、かつ付根部分に 水抜き孔8を設けているので容器を洗浄し容器同士を底面を上にして積み上げ乾 燥する際、側壁2の内面を伝っておちてくる水はフランジ4の付根できれいに早 く水切れし、また外面を伝っておちてくる水は谷9に集まってくるが、たまるこ となく水抜き孔8から流下し、早くきれいに水切りすることができる。 また外方に向って下向きのテーパーを有するフランジ4と側面リブ6,7の組 合せ構造により側壁2の強度、剛性が著しく向上している。 また側面リブ6,7の下端部の付根の高さが同じで、下端部のテーパー(勾配 )がフランジ4のテーパーと同じにしているので、容器同士を積み上げるとき上 段容器の側面リブの下端部をフランジ4上面に載置し、上段容器の側面リブの下 端部の付根より下の容器下部を下段容器の上部内側に嵌合させてガタ付きや芯づ れなく安定した状態で積み上げることができる。また側面リブ6、7の下端部の テーパーは乾燥時の水切り、乾燥を早くする。 また、外方に向って下向きのテーパーを有するフランジ4と側面リブ6及び7 (特に側面リブ6)の形状により段積み時の容器の胴膨らみを防止することがで きる。
【0015】 側壁2の各開口(窓)5の上下縁が傾斜面になっているため洗浄乾燥の際、こ の部分の水切れが良好になり、容器全体の水切り、乾燥を一そう早め乾燥時間を より短かくすることができる。 また底壁3の格子部10の上部及び下部が幅が狹く中央部を厚くしているので 底壁の強度を維持し乍ら水切りを良くし、洗浄乾燥の際、底壁の水切りが良好に なり、容器全体の水切り、乾燥を一そう早め、乾燥時間をより短かくすることが できる。
【0016】 容器には、主に熱可塑性合成樹脂が用いられ、通常射出成形で製造される。樹 脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−αオ レフィン共重合体、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS )、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、繊維強化PP、フィラ ーPP等を例示できる。また他の公知のプラスチックや合成樹脂も使用できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の洗浄容器は、容器乾燥時の水切れを良くし乾燥効率が向上する。フラ ンジの勾配とリブの形状により段積時の芯ずれを防止する。フランジの勾配とリ ブの形状により、段積時容器の胴膨らみを防止する。等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洗浄容器の一例の平面図(4分の3)
及び裏面図(4分の1)である。
【図2】図1の容器の側面図(右半分)と図1のA−A
断面図(左半分)である。
【図3】図2の一部を逆にし拡大した拡大断面図であ
る。
【図4】従来の洗浄容器の一例の断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 側壁 3 底壁 4 フランジ 5 開口(窓) 6,7 側面リブ 8 水抜き孔 9 谷 10 格子部 11 開口 21 従来の容器 22 側壁 23 底壁 24 フランジ 25 側面リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口し側壁及び底壁に多数の開口
    を有し且つ側壁上部開口縁にフランジを有する洗浄容器
    において、 前記フランジは外方に向って下向きとなったテーパーを
    設けると共にフランジ付根部分に水抜き孔を設け且つ側
    壁外側面にフランジ下面より下方にのびる側面リブを設
    け該側面リブの下端部にもフランジのテーパーに準じた
    傾斜を設けて成ることを特徴とする洗浄容器。
JP1993037939U 1993-07-12 1993-07-12 洗浄容器 Expired - Fee Related JP2593481Y2 (ja)

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JP2019020397A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 モントレー ブレゲ・エス アー 計時器構成要素または宝飾品構成要素のための洗浄装置およびバスケット
JP2020200075A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 三甲株式会社 容器
WO2023013378A1 (ja) * 2021-08-06 2023-02-09 株式会社トクヤマ 洗浄籠

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