JP4233184B2 - 大型容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の物品を、大量に、収容、搬送、保管するため使用される合成樹脂で一体に成形された大型容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の物品を、大量に、収容、搬送、保管するための大型容器としては、合成樹脂で一体に成形されたネスティング可能な大型容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、下に位置する大型容器内に、上に位置する大型容器が嵌合されたネスティング状態から、上に位置する大型容器を取り出すための有効な手段がなく、ネスティング状態の大型容器の取り出しには、多大の労力と時間を要していた。
【0004】
本発明の目的は、上述した従来の大型容器が有する課題を解決するとともに、取扱性の優れた大型容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、隅桁と中間桁を有するとともに、前記隅桁と前記中間桁との間にフォーク挿入口が形成されている底部と、上端に外側に水平状に延設されたフランジと該フランジの下方に形成された水平全周リブと該水平全周リブの下方に形成された水平載置リブとを有する4つの側壁とを有する大型容器であって、前記大型容器のネスティング状態においては、上に位置する大型容器の前記水平載置リブが、下に位置する大型容器の前記フランジに載置されるように構成されており、また、前記水平全周リブと前記水平載置リブ間に位置する前記4つの側壁には、前記大型容器のネスティング状態において、フォークが挿入可能な上部フォーク挿入孔が、それぞれ、2個ずつ穿設されており、ネスティングされた状態から、前記上に位置する大型容器の側壁に穿設された前記上部フォーク挿入孔にフォークを挿入するとともに、フォークを上昇させることにより、前記上に位置する大型容器を、前記下に位置する大型容器から取り出すように構成したものである。
【0006】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0007】
大型容器Bは、平面形状が方形状の底部1と、底部1から大型容器Bの開口部に向かって、外側に傾斜して形成された側壁2とを有している。側壁2の上端からは、外側に水平状に延設されたフランジ3が形成されており、また、フランジ3の下方で、大型容器Bの開口部近傍には、側壁2の外周面の全周を囲むように水平状に延設された水平全周リブ4が、適当数、形成されている。本実施例においては、2つの水平全周リブ4a、4bが形成されている。なお、便宜的に、2つの水平全周リブ4a、4bのうち、上方に位置する水平全周リブ4aを、第1水平全周リブ4aと称し、下方に位置する水平全周リブ4bを、第2水平全周リブ4bと称する。更に、第1水平全周リブ4a及び第2水平全周リブ4bの下方には、大型容器Bの角部を除いて、各側壁2の外周面の幅方向に、所定の長さに亘たって1つの水平載置リブ5が形成されている。
【0008】
フランジ3と、第1水平全周リブ4aとの間には、縦リブ6が、所定の間隔を置いて形成されており、また、第1水平全周リブ4aと第2水平全周リブ4bの間、及び、第2水平全周リブ4bと水平載置リブ5との間には、縦リブ7、8が、それぞれ、所定の間隔を置いて形成されている。
【0009】
また、底部1の4つの角部には、下方に延在する隅桁1aが形成されており、隅桁1a間に位置する底部1の各辺の中間には、同じく、4つの中間桁1bが形成され、隅桁1aと中間桁1bとの間には、フォークリフトやハンドフォークリフトのフォークが挿入可能なフォーク挿入口9が形成されている。
【0010】
10は、フランジ3と第1水平全周リブ4aとの間に形成された縦リブ6に形成された切り欠き部に装着された筒状の角材等からなる補強材であり、大型容器Bの開口部を補強するように構成されている。このような補強材10を配設することにより、内容物が収容された際に、大型容器Bの開口部付近の側壁2が、外側に膨らむ開口部の外膨れ現象を防止することができる。
【0011】
11は、一例として、第2水平全周リブ4b、水平載置リブ5及び第2水平全周リブ4bと水平載置リブ5とを連結する縦リブ8とにより囲まれた側壁に形成されたフォークリフトのフォークFが挿入可能な上部フォーク挿入孔である。この上部フォーク挿入孔11は、大型容器Bの4つの側壁2に、それぞれ、2個ずつ穿設されている。勿論、相対する2つの側壁2にのみ、上部フォーク挿入孔11を穿設することもできる。
【0012】
図3に示されているように、本実施例の本体容器Bは、空の状態においては、上に位置する大型容器Buが、下に位置する大型容器Bb内に、嵌合される、所謂、ネスティングが可能なように構成されている。そして、上に位置する大型容器Buが、下に位置する大型容器Bb内に嵌合された、ネスティング状態においては、上に位置する大型容器Buの水平載置リブ5が、下に位置する大型容器Bbのフランジ3に載置され、また、上に位置する大型容器Buの底部1に形成された隅桁1a及び中間桁1bは、下に位置する大型容器Bbの底部1に当接しないように構成されている。
【0013】
このような、上に位置する大型容器Buが、下に位置する大型容器Bb内に、嵌合された状態、所謂、ネスティングされた状態から、上に位置する大型容器Buを、上方に持ち上げる場合には、上に位置する大型容器Buの側壁2に穿設された上部フォーク挿入孔11に、フォークリフトのフォークFを挿入する。その後、フォークリフトのフォークFを上昇させて、ネスティング状態の上に位置する大型容器Buを、下に位置する大型容器Bbから取り出す。このように、側壁2に上部フォーク挿入孔11を穿設する簡単な構成により、ネスティング状態の大型容器Bを、多大の労力と時間を要することなく、簡単に、取り出すことができる。
【0014】
図4〜図6に示されている実施例は、図1等に示されている、4つの側壁2の全部に形成された水平載置リブ5のうち、一方の相対する側壁2’に形成された水平載置リブ5を除去し、もう一方の相対する側壁2”にのみ、水平載置リブ5を形成したものである。
【0015】
そして、上に位置する大型容器Buが、下に位置する大型容器Bb内に、嵌合された状態、所謂、ネスティングされた状態から、上に位置する大型容器Buを、上方に持ち上げる場合には、図6に示されているように、上に位置する大型容器Buの水平載置リブ5の裏面5aに、フォークリフトのフォークFの上面F’を当接し、その後、フォークリフトのフォークFを上昇させて、ネスティング状態の上に位置する大型容器Buを、下に位置する大型容器Bbから取り出す。このように、4つの側壁2の全部に形成された水平載置リブ5のうち、一方の相対する側壁2’に形成された水平載置リブ5を除去し、もう一方の相対する側壁2”にのみ、水平載置リブ5を形成した簡単な構成により、ネスティング状態の大型容器Bを、多大の労力と時間を要することなく、簡単に、取り出すことができる。
【0016】
上述したように、大型容器Bの開口部付近に、フォーク係合手段を構成するフォークリフトのフォークFが挿入可能な上部フォーク挿入孔11や、同じく、フォーク係合手段を構成する、フォークFが当接可能な水平載置リブ5を配設した簡単な構成により、ネスティング状態の大型容器Bを、多大の労力と時間を要することなく、簡単に、取り出すことができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0018】
大型容器の開口部付近に、フォークリフトのフォークが挿入或いは当接可能なフォーク係合手段を配設した、簡単な構成により、ワイヤーやスリング等の別部材を使用することなく、ネスティング状態の大型容器を、多大の労力と時間を要することなく、簡単に、取り出すことができる。
【0019】
大型容器に大幅な修正や変更を加えることなく、側壁の上部に、上部フォーク挿入孔を穿設するだけの簡単な構成により、ネスティング状態の大型容器を、多大の労力と時間を要することなく、簡単に、且つ、迅速に、持ち上げることができる。
【0020】
大型容器に大幅な修正や変更を加えることなく、水平載置リブを利用するだけの簡単な構成により、ネスティング状態の大型容器を、多大の労力と時間を要することなく、簡単に、且つ、迅速に、持ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の大型容器の斜視図である。
【図2】図2は本発明の大型容器の正面図である。
【図3】図3は本発明の大型容器がネスティングされた状態を示す正面図である。
【図4】図4は本発明の別の実施例の大型容器の斜視図である。
【図5】図5は図4に示されている大型容器の正面図である。
【図6】図6は図4に示されている大型容器がネスティングされた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
B・・・・・・・・・・・・・大型容器
F・・・・・・・・・・・・・フォーク
1・・・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・・・隅桁
1b・・・・・・・・・・・・中間桁
2・・・・・・・・・・・・・側壁
3・・・・・・・・・・・・・フランジ
4a・・・・・・・・・・・・第1水平全周リブ
4b・・・・・・・・・・・・第2水平全周リブ
5・・・・・・・・・・・・・水平載置リブ
11・・・・・・・・・・・・上部フォーク挿入孔
Claims (1)
- 隅桁と中間桁を有するとともに、前記隅桁と前記中間桁との間にフォーク挿入口が形成されている底部と、上端に外側に水平状に延設されたフランジと該フランジの下方に形成された水平全周リブと該水平全周リブの下方に形成された水平載置リブとを有する4つの側壁とを有する大型容器であって、前記大型容器のネスティング状態においては、上に位置する大型容器の前記水平載置リブが、下に位置する大型容器の前記フランジに載置されるように構成されており、また、前記水平全周リブと前記水平載置リブ間に位置する前記4つの側壁には、前記大型容器のネスティング状態において、フォークが挿入可能な上部フォーク挿入孔が、それぞれ、2個ずつ穿設されており、ネスティングされた状態から、前記上に位置する大型容器の側壁に穿設された前記上部フォーク挿入孔にフォークを挿入するとともに、フォークを上昇させることにより、前記上に位置する大型容器を、前記下に位置する大型容器から取り出すように構成されていることを特徴とする大型容器。
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JP31337199A JP4233184B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 大型容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP31337199A JP4233184B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 大型容器 |
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ID=18040466
Family Applications (1)
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JP31337199A Expired - Fee Related JP4233184B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 大型容器 |
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- 1999-11-04 JP JP31337199A patent/JP4233184B2/ja not_active Expired - Fee Related
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