JPS6348683B2 - - Google Patents

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JPS6348683B2
JPS6348683B2 JP56211865A JP21186581A JPS6348683B2 JP S6348683 B2 JPS6348683 B2 JP S6348683B2 JP 56211865 A JP56211865 A JP 56211865A JP 21186581 A JP21186581 A JP 21186581A JP S6348683 B2 JPS6348683 B2 JP S6348683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
present
green
slip
forming
Prior art date
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Expired
Application number
JP56211865A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58110464A (ja
Inventor
Shigeru Omi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP56211865A priority Critical patent/JPS58110464A/ja
Publication of JPS58110464A publication Critical patent/JPS58110464A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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  • Floor Finish (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、表面にすべり止め用凸部を有するタ
イル生素地の成形型に関する。
従来、第9図に示す如き、表面にすべり止め用
凸条14を有する段鼻タイルの生素地15を焼成
する際には、第10図に示す如く、匣鉢16内に
複数枚段鼻タイル生素地15,15,…を、一枚
づつ水平状態に載置して焼成し、積み重ねて焼成
するようなことはなかつた。段鼻タイル生素地1
5を積み重ねて焼成すると、第11図に示す如
く、下段の段鼻タイル生素地15の表面凸条14
が上段の段鼻タイル生素地15の裏面18に当る
ため、上段の段鼻タイル生素地15は傾いてしま
い、その結果、焼成中に上段の段鼻タイル生素地
15は撓み、また凸条14にも傷がつき、出来上
つたタイル製品が使いものにならなくなるためで
あつた。
しかしながら、積み重ねることなく一枚ずつ焼
成する場合には、当然に焼成作業能率が悪くなる
ので、その改善が望まれていたものである。
本発明は、従来の上述した如き欠点に鑑み、能
率よく焼成出来、しかも焼成中にタイル生素地が
撓むようなことのない新規なすべり止めタイル用
生素地の成形型を提供することを目的とする。
以下に本発明をその実施例を示す図面に基いて
説明する。
本発明に係る成形型によつて得られたすべり止
めタイル用生素地(以下本発明生素地という)
は、第1乃至5図に示す如く、その表面1には凸
条、半球状等のすべり止め用凸部2を有し、その
裏面3には、該すべり止め凸部2を収納し得る大
きさ、形状の凹部4が形成されているものであ
る。ここに「収納し」とは、第4図に示す如く、
本発明生素地を2枚積み重ねた場合、下段の生素
地表面1の凸部2が、上段の生素地裏面3の凹部
4にすつぽり入り込み、該凸部2が上段生素地を
上方へ持ち上げるようなことがないことをいう。
なお、裏面凹部4の形状は、第6図に示す如
く、すべての表面凸部2,2,2を包括的に収納
し得る一個の大きな凹部形状であつてもよい。
また、本発明生素地を積み重ねる場合、第4図
に示す如く、上下の本発明生素地をずらすことな
く上下一致させて積み重ねることが、安定上から
いつても好ましい。そのため、裏面3に形成すべ
き凹部4は、表面凸部2と対応する直ぐ裏側の位
置に形成する。またその際、前記裏面凹部4の形
状は、第4図に示す如く、表面凸部2の形状に相
似であり、且つ少しだけ大きくしておくことが望
ましい。例えば、第4図に示す実施例の場合、表
面凸部2の横幅8.8mmに対して裏面凹部4の横幅
を9.8mmとし、表面凸部2の高さ2.3mmに対して裏
面凹部4の深さを2.5mmとする。このようにする
ことによつて、表面凸部2と裏面凹部4との間の
生素地の厚さが薄くならないですむのである。第
2,4,5,6図において、5は通常の裏足であ
る。
上述した如く、本発明生素地は上下に積み重ね
た場合、第4図乃至第6図に示す如く、上段の生
素地裏面凹部4の中に下段の生素地表面凸部2が
収納されてしまうので、該表面凸部2が上段の生
素地裏面3に衝突し上段の本発明生素地を上方へ
持ち上げ傾斜させるようなことはない。その結
果、上段の本発明生素地は、下段の本発明生素地
の略々表面全体に分散する支持点によつて水平状
態に支持されるので、焼成中に撓んで変形するよ
うなことはない。また、表面凸部2が傷つくよう
なこともない。更に積み重ねて焼成しているの
で、焼成に必要な載置面積は、許容される積み重
ね段数に伴つて半減乃至数分の1に減少し、焼成
能率を飛躍的に向上させることが出来る。
次に、本発明生素地を乾式成形によつて、製造
する際に用いる成形型について説明する。第7図
は、その成形型の一実施例であつて、6は上型、
7は下型、8は中型、9は原料粉末である。本発
明に係る成形型(以下本発明成形型という)の上
型6は、その成形面6aに、前記本発明生素地表
面1の凸部2を形成するための凹陥部10が形成
されている。また、下型7の成形面7aには、前
記本発明生素地裏面3の凹部4を形成するための
凸起部11が形成されている。該凸起部11の大
きさ、形状は、該凸起部11によつて形成される
本発明生素地裏面3の凹部4内に、前記上型6の
凹陥部10によつて形成される本発明生素地表面
1の凸部2が収納され得る大きさ、形状である。
上記本発明成形型の上型6を下方に移動させ、下
型7及び中型8とともに原料粉末9を加圧成形す
ることより、本発明生素地を得る。
なお、図示実施例においては、本発明生素地表
面凸部2を形成するための上型凹陥部10は、本
発明生素地裏面に凹部4を形成するための下型凸
起部11と対応する直上位置に設けられているの
で、上型6を下方に移動して原料粉末9を加圧す
る際、上型凹陥部10によつて凸状に形成される
原料粉末部分A,A,Aは、下型凸起部11によ
つて十分に下から加圧されるので、本発明生素地
の凸部2は十分締りがよくなり、また生素地全体
としても原料粉末9が均一な充填密度分布のもと
に加圧成形されるので、焼成後におけるクラツク
や切れ等の傷の発生原因が排除される。
また、図示実施例において、下型7の成形面7
aは、ゴム等の弾性部材からなり、その成形面7
a、全面に亘つて低く且つ小さな多数の突起1
2,12,…が梨子地状配置に分布された状態で
形成されている。従つて、この場合には、該下型
成形面7aによつて形成される本発明生素地の裏
面3は梨子地状になるから、この本発明生素地の
焼成タイル製品は壁等への接着力が優れたものと
なる。また、重ね合わせ焼成した時に、上下の生
素地の表面と裏面が融着しにくく、たとえ融着す
ることがあるとしても、それは点状に分布するだ
けであるから、焼成後のタイル表面にのこる融着
傷は極めて微小であつて、実質的に無視し得る程
度である。前記弾性部材は、例えば第8図に示す
如く、金属板13の上に一体的に貼着され、該金
属板13とともに下型7から脱着自在のものであ
る。なお、同図において中央付近の突起12は図
示省略している。また、成形面7aの凸起部11
及び裏足形成用凸部17だけが弾力部材からなる
ものであつてもよく、更には勿論下型成形面7a
全てが金属製であつてもよい。
なお、上型6に、本発明生素地裏面凹部4を形
成するための凸起部を設け、下型7に、本発明生
素地表面凸部2を形成するための凹陥部を設けて
もよいことは勿論である。
また、本発明生素地は、段鼻タイル用生素地に
限らず、一般の表面に凸部を有するすべり止めタ
イル用の生素地一般に適するものである。
以上述べたところから明らかな如く、本発明成
形型によつて成形された本発明生素地は、表面の
すべり止め凸部と対応する裏面位置に、すべり止
め凸部を収納し得る大きさ及び形状の凹部が形成
され、かつ該凹部を除く裏面には多数の小突起が
広範囲に分布形成されているので、複数の本発明
生素地を段積みした場合に、下段の生素地表面の
すべり止め凸部は上段の生素地裏面の凹部内に非
接触状態ですつぽりと収納され、かつ、上段の生
素地はその裏面に分布する多数の小突起によつて
下段の生素地の表面に水平状態で支持されるか
ら、積載状態が極めて安定し、タイル生素地相互
のいずれにも、無理な力が作用しない。従つて本
発明素地は次の如き多くの優れた効果を奏するも
のである。
複数のタイル生素地を段積み焼成しても、各
タイル生素地は撓み変形が生せず、全体として
端正な形状のすべり止めタイルを得ることがで
きる。
複数のタイル生素地を段積み焼成しても、上
段のタイル生素地裏面と下段のタイル生素地表
面との間で融着現象が生じ難く、たとえ融着し
ても極めて微小であつて、実質的に融着傷のな
い美麗な表面のすべり止めタイルを得ることが
できる。
タイル生素地は、表面に凸部が形成され裏面
に凹部が形成されているにもかかわらず、各部
の厚さはほぼ均一であつて、原料粉末の充填密
度に差がなく、このためクラツクや切れ傷のな
い良質のすべり止めタイルを得ることができ
る。
裏面には、表面のすべり止め凸部と対応する
凹部が形成されていると共に、その他の広範な
裏面に多数の小突起が形成分布されており、こ
のため、施工において接着性の優れたすべり止
めタイルを得ることができる。
段積み焼成が可能となつたことによつて、焼
成炉内における載置面積が1/2以下に減少し、
このため、炉床面積の使用効率を高めると共
に、設備費の低減化に寄与する。
段積み焼成が可能となつたことによつて、単
位時間当りの焼成能率を2倍以上に向上させる
ことができる。
すべり止めタイルの焼成に要する匣鉢の量を
1/2以下に減少させることができ、これに伴つ
て匣鉢の準備及び補修のための工数や保管に要
する床面積を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を説明するため
のものであつて、第1図は本発明生素地の平面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
本発明生素地の底面図、第4,5,6図は本発明
生素地を積み重ねた状態を示す縦断面図、第7図
は本発明成形型の縦断面図、第8図は本発明成形
型の弾性部材の斜視図、第9図は従来のすべり止
めタイルの平面図、第10図は従来のすべり止め
タイルの焼成状態を示す縦断面図、第11図は従
来のすべり止めタイルを積み重ねた状態を示す側
面図である。 1……本発明生素地表面、2……すべり止め用
凸部、3……本発明生素地の裏面、4……凹部、
6……上型、7……下型、9……原料粉末、10
……上型凹陥部、11……下型凸起部、12……
突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タイル生素地を形成する際に用いる成形型に
    おいて、タイル素地の表面と裏面を成形する上型
    と下型とを備え、前記上型又は下型のいずれか一
    方に設けられたタイル素地表面成形面には、タイ
    ル素地表面のすべり止め凸部成形用凹陥部が形成
    され、前記上型又は下型の他方に設けられたタイ
    ル素地裏面成形面には、前記すべり止め凸部成形
    用凹陥部と対応する位置に該凹陥部で成形される
    タイル素地表面のすべり止め凸部を非接触状態で
    収納し得る大きさ及び形状をしたタイル素地裏面
    の凹部成形用凸起部が形成されていると共に、該
    凸起部を除く広範囲のタイル素地裏面成形面に前
    記凹部成形用凸起部よりも小さい多数の小突起成
    形用梨子地状凹凸が形成分布されていることを特
    徴とするすべり止めタイル用生素地の成形型。
JP56211865A 1981-12-23 1981-12-23 すべり止めタイル用生素地及びその成形型 Granted JPS58110464A (ja)

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JPS58110464A JPS58110464A (ja) 1983-07-01
JPS6348683B2 true JPS6348683B2 (ja) 1988-09-30

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