JPH0433308Y2 - - Google Patents

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JPH0433308Y2
JPH0433308Y2 JP1988145158U JP14515888U JPH0433308Y2 JP H0433308 Y2 JPH0433308 Y2 JP H0433308Y2 JP 1988145158 U JP1988145158 U JP 1988145158U JP 14515888 U JP14515888 U JP 14515888U JP H0433308 Y2 JPH0433308 Y2 JP H0433308Y2
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JP
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bulge
tile
sole
cut out
raw material
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JP1988145158U
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JPH0264632U (ja
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はL字状に折れ曲つた曲りタイルに関
し、詳しくは折曲り部の近傍表面部分に所定範囲
に亘つて膨出部が形成された形態のタイルに関す
る。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 階段の角部等に用いるL字状の折曲りタイルの
一種として、第5図に示しているように折曲り部
近傍の表面部分にスリツプ止めのための筋状の膨
出部100が所定範囲に亘つて形成された形態の
ものがある。
ところでこの種形態の折曲りタイル102にお
いては、タイル102を成形して焼成する過程
で、膨出部100を形成した部分が大きく収縮し
てタイル102全体の変形をもたらす問題が生じ
ていた。その理由は、膨出部100を形成した部
分のタイル肉厚が部分的に厚くなるため、粉体原
料を圧縮成形したとき同部分における原料充填密
度が他の部分よりも低くなり(他の部分よりも圧
縮率が相対的に低くなるから)、このため焼成の
際の同部分の収縮率が大きくなつてしまうためと
考えられる。
(課題を解決するための手段) 本考案の曲りタイルはこのような課題を解決す
るために案出されたものであり、その要旨は、L
字状に折れ曲つた形態を成し、その折曲り部近傍
の表面部分に膨出部が折曲り線に沿つて所定範囲
に亘つて形成されるとともに、裏面側に該折曲り
線と直角方向に延びる複数の突条形態の裏足が形
成され、且つ該裏足の形状が該膨出部に対応する
個所において部分的に切り欠かれた形状と成され
たことにある。
(作用及び考案の効果) このように本考案の曲りタイルにおいては、膨
出部に対応する部分のみ裏足が部分的に切り欠か
れており、従つてかかるタイルを圧縮成形したと
き同部分の圧縮率が局部的に大きくなり、その分
だけ原料充填密度が高くなる。即ち膨出部形成に
基づく原料充填密度の低下が、裏足を部分的に切
り欠くことによつて補われる。これによりタイル
成形体における原料充填密度が、膨出部形成部分
と他の部分とで均等化され、従つてタイル成形体
を焼成したときの収縮率が均等となつて上記した
ような不具合を生じなくなる。
また本考案においては、タイルの裏足を膨出部
の延びる方向と直角方向に形成し、そして膨出部
に対応する個所のみかかる裏足を部分的に切り欠
いているため、裏足と裏足との間の部分について
はタイルの肉厚に変更はなく、従つて裏足を切り
欠いたとしても、膨出部形成部分の肉厚が全体的
に薄くなつてしまうのを避けることができる。
尚本考案においては、必ずしも膨出部を形成し
た部分の全範囲に亘つて裏足を切り欠く必要はな
く、複数の裏足のうち一部についてのみ特定部分
を切り欠くことも可能である。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図〜第3図において、10は厚みが8mm程
度のL字状の曲りタイルであつて、長辺部12と
短辺部14とを有している。長辺部12の表面に
は、折曲り部16の近傍において且つ折曲り部1
6に沿つて筋状の3本の膨出部18が形成されて
いる。一方裏面側には、第2図に示しているよう
に折曲り線と直角な方向に延びる突条形態の複数
の裏足20が形成され、そして第3図にも示して
いるようにそれら裏足20の上記膨出部18に対
応する部分に切欠部22が形成され、裏足20の
高さが一部低くされている。
尚、この曲りタイル10は、第4図に示してい
るように下型26と枠型24とで形成される凹所
内に粉体原料を装填した状態で、上型28を下降
させて粉体原料を圧縮することにより成形でき
る。
本例の曲りタイル10は、裏足20の膨出部1
8に対応する個所の一部に切欠部22が形成され
ているため、膨出部18形成に基づく同部分の原
料充填密度の低下が、かかる切欠部22の形成に
よつて補われる。これによりタイル成形体におけ
る原料充填密度が均等化され、従つてタイル成形
体を焼成したときの収縮率も各部で均等化され、
膨出部形成部分の大きな収縮に基づくタイルの変
形が抑制される。
尚裏足20と20との間の溝の部分の深さを一
部深くすることによつても原料充填密度を均等化
することが可能であるが、本例の如くタイルの厚
みが比較的薄い場合には、溝の深さをあまり深く
すると強度が低下してしまうとともに、タイル表
面に溝を深くした部分の陰影が表われてしまう。
これに対して突条形態の裏足を一部切り欠いた場
合にはこのような不具合を生じない。
本例では、裏足20の膨出部18に対応する部
分のうちの一部にのみ切欠部22を形成している
が、場合によつて膨出部18に対応する全ての部
分にかかる切欠部22を形成することも勿論可能
である。
また本考案は上例とは異なつた寸法・形状のL
字状曲りタイルにも適用可能であるなど、その主
旨を逸脱しない範囲において、様々な変更を加え
た形態で構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案の一実施例であ
る曲りタイルを表面側及び裏面側から見た各斜視
図であり、第3図は同タイルの要部断面図であ
る。第4図はそのタイルの成形方法の説明図であ
り、第5図は従来生じていた不具合を説明するた
めの説明図である。 10……曲りタイル、16……折曲り部、18
……膨出部、20……裏足、22……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. L字状に折れ曲つた形態を成し、その折曲り部
    近傍の表面部分に膨出部が折曲り線に沿つて所定
    範囲に亘つて形成されるとともに、裏面側に該折
    曲り線と直角方向に延びる複数の突条形態の裏足
    が形成され、且つ該裏足の形状が該膨出部に対応
    する個所において部分的に切り欠かれた形状と成
    されたことを特徴とする曲りタイル。
JP1988145158U 1988-11-07 1988-11-07 Expired JPH0433308Y2 (ja)

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JP1988145158U JPH0433308Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

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JP1988145158U JPH0433308Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

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JPH0264632U JPH0264632U (ja) 1990-05-15
JPH0433308Y2 true JPH0433308Y2 (ja) 1992-08-10

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ID=31413505

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JP1988145158U Expired JPH0433308Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58110464A (ja) * 1981-12-23 1983-07-01 株式会社イナックス すべり止めタイル用生素地及びその成形型

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344254Y2 (ja) * 1974-10-29 1978-10-24
JPS5585428U (ja) * 1978-12-06 1980-06-12

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58110464A (ja) * 1981-12-23 1983-07-01 株式会社イナックス すべり止めタイル用生素地及びその成形型

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JPH0264632U (ja) 1990-05-15

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