JP3427832B2 - ラップ式タイル - Google Patents
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Description
プ式のタイルに係り、特にプレスによって良好に形成で
きるようにしたタイルに関する。
ブを一体に形成した押出し成形による乾式施工用のタイ
ルが従来から多用されている。このラップ式のタイル
は、壁面に縦方向に配列していく施工の際に、上段配置
のタイルの下端が下段配置のタイルの上端の前面に被さ
るような配列として横方向の目地が露出しないように
し、裏面側には壁面に設けた突起状物に係合するたとえ
ばアリ足状の係合部を形成したものである。
その縦方向の断面の肉厚が一様でないことから、上下一
対の型どうしによるプレス成形では、肉厚の相違に由来
して各断面における成形時の圧縮比が様々に変化してし
まう。このため、プレス成形後には、反りやバチ等の変
形を発生してしまい、特にラップ部分のように大きく曲
がった断面形状のものでは、プレス成形後の脱型時にク
ラックや欠けの発生が多くみられるほか、焼成後におい
ても変形を発生することがある。
ス製造の方法の分野での問題を解消しようとしたものと
して、たとえば特開平6−122112号公報及び特開
平4−260650号公報に記載されたものがある。
断面形状に合わせて下型を複数に分割してそれぞれを上
型に対して移動可能とし、プレスの際には全断面に亘っ
て一様な圧縮比が得られるようにしたものである。
するアリ足状の突起が良好に得られるようにすることを
目的としたものであって、従来ではゴム製の型を利用し
ていたのに代えて、型をタイルの幅方向に引き抜ける型
構造としたものである。
に分割した型構造によるプレス成形では、一対の上型と
下型との組合せのプレスに比べると、1回のプレス成形
に要する時間がかなり長くなる。このため、乾式成形の
タイルとしての利点であったプレスによる短時間での多
量生産への対応ができなくなり、コスト面での障害が大
きい。
て抜き取る成形方法では、タイルの裏面に設けるアリ足
状の突起を形成するのには都合がよい。しかしながら、
このような幅方向への型の抜き取りのためには、それぞ
れに傾斜した稜線を形成することが必要となり、型の構
造がかなり複雑になる。また、幅方向に型を抜くための
設備が要求されるので、既存のタイル成形用の設備がそ
のまま使えない場合もあり、設備面での障害も伴うこと
になる。
そのプレス成形においては、その生産性や設備面で改善
すべき問題が残っている。
式のタイルをプレス成形によって効率的にしかも焼成後
の変形を伴うことなく良好な製品が得られるようにする
ことにある。
から背部側に屈曲させたリブを備えると共に、該リブの
下方に幅方向の両端部を除いて係合部が連ねて形成さ
れ、また前記面板部の下端側の裏面に両端部を除いて尾
部が突き出して形成され、前記係合部及び尾部の左右の
両端よりも外側の縦長の領域に側縁部が形成され、この
側縁部は前記面板部の肉厚よりも薄くされていることを
特徴とする。
へ向けて断面を縮小させる向きの傾斜面としたり、その
縦断面を背部側に突き出る三角形状としてもよい。
きとした傾斜面が形成されていることを特徴とする。
ぼ等しくすることができ、また、側縁部であって係合部
及び尾部との間の領域に含まれる部分の背面の肉を削っ
て面板部の肉厚よりも薄くしたものとしてもよい。
上下方向に間隔をおいて少なくとも2組以上配列し、こ
れらの形状パターンどうしの間の間隔部分を幕板部とす
ると共に、この幕板部の肉厚を面板部の肉厚にほぼ一致
させ且つ間口方向の端縁には背面側の肉を削った側縁部
を形成した縦長のラップ式タイルとすることもできる。
の下端縁部分のそれぞれの成形時の圧縮比が略同じとな
る形状肉厚として成形してなることを特徴とする。
端縁の形状肉厚をそれぞれの圧縮比が同じとなるように
設定することによって、タイルの全体の変形が抑えられ
る。
たものでは、下地ボード等への固定が安定し、更に尾部
の周囲に傾斜面を持たせるものでは、プレス成形の際の
脱型が速やかに行われる。
側縁部としたものでは、側縁部の高さ方向を一様な肉厚
とすることができ、この側縁部と同じ肉厚で幅方向の全
体を形成することもできる。そして、側縁部の肉厚をリ
ブの肉厚と等しくすることによって、タイルの幅方向の
両端部には肉厚の差が全くないものとすることができ
る。また、側縁部であって係合部及び尾部との間の領域
に含まれる部分の背面の肉を削って面板部の肉厚よりも
薄くした部分を、尾部下端縁の圧縮比と略等しくなる肉
厚とすることもできる。したがって、プレス成形による
とき、タイルの周縁部の圧縮比を一様化することがで
き、プレス後及び焼成後の変形が抑えられる。
ンであってその肉厚や側縁部を設けるパターンを上下に
間隔をおいて配列すると共にこの間隔部分を幕板部とし
たものでは、縦長のタイルを得ることができる。
膨出層の傾斜した面がプレス力を受けて垂直に突き出し
た部分が係合部の傾斜面を創成する向きに変形するのを
促し、プレス時には膨出層の一端側の角部が鋭角状に弾
性変形し、これによってアリ足状の傾斜面を持つ係合部
をタイルの裏面に形成することが可能となる。
ルを正面側から見た斜視図、図2は背面側から見た斜視
図、図3は下地ボードに取り付けた状態を示す縦断面図
である。
タイル1は、一様な平坦面として形成される面板部2と
その上端縁3eに沿って形成され奥側に曲げたラップ用
のリブ3とを表出した形状を持つ。これらの面板部2か
らリブ3にかけての側面は、図3に示すようにほぼ一様
な肉厚を持つものとする。
その幅方向の両端部を除いて下地ボードに掛けるための
係合部4を設ける。この係合部4は、図3に示すよう
に、奥側に向けて斜め下向きとした傾斜面4aをアリ足
状に形成したものであり、左右方向の両端であって下方
に臨む角部分も肉を削った傾斜面4bとしている。
両端部を除いて尾部5を突き出して設ける。この尾部5
は係合部4が幅方向に占める領域と対応した位置に形成
され、図3に示すようにその突き出し端までの長さも係
合部4のそれと同じとしたものである。また、尾部5の
下端は面板部2の下端縁5eから連なる斜め上向きの傾
斜面5aとすると共に、左右方向の両端及び上端の周り
もそれぞれ突き出し端側に向けて断面が次第に縮小して
いく傾斜面5b,5c,5dとしている。
ら係合部4が突き出ると共に下端側では尾部5が面板部
裏面7から突き出して形成され、これらの係合部4及び
尾部5の左右の両端よりも外側に位置する縦長の領域も
面板部2の裏面側に含まれて同じ一様の肉厚の側縁部6
として形成されている。
装置の概略を示す斜視図、図5は概略縦断面図である。
13と、この枠11に対して上下動作する上型12とを
備え、上型12を枠11の中に差し込むことによって下
型13と共にタイル1をプレス成形する。
素材としたラバー層12aを膨出層として設け、このラ
バー層12aによってタイル1の面板部2の全面及びリ
ブ3の上面を創成する。
る。すなわち、図4に示すように、下型13の内部であ
って長手方向の両端に位置し底面から上に膨出している
側縁部創成面13aも金型の上に貼着されたラバー層1
4(同図において小さな点を分布させて表示している領
域)とする。このラバー層14は、タイル1の係合部4
及び尾部5のそれぞれの一部を含めて創成する部分を一
様な肉厚として下型13の表面に接着している。また、
係合部4をアリ足状断面に形成させるために、膨出部1
4aを下型13の底面から側縁部創成面13aと切り離
して上に突き出した断面形状としている。この膨出部1
4aは、タイル1の係合部4の傾斜面5dを形成するた
めの傾斜創成面14bをその一端側に形成し、他端側は
底面からほぼ垂直に立ち上げたアリ足創成部14cとし
たものであり、図5に示すように側縁部創成面13aよ
りも少し上側に突き出た形状を持つ。
体を創成できるように下型13に取り付けるものとし、
尾部5の周りの全ての傾斜面5a〜5dも含めて全てこ
のラバー層14によって創成可能とする。
の相違による係合部4の傾斜面4aのアリ足形状がどの
ように変化するかを比較した図である。
の膨出部14aに相当する部分を横長のほぼ長方形の縦
断面形状としたものである。このような膨出部14aの
形状であれば、プレスによる加圧を受けたときには、同
図の(b)に示すように膨出部14aの全体が圧縮され
て扁平に変形し、左右の両端の面と底面部との間の角度
Aが傾斜状となった創成面を形成し、これによって製品
に対してはアリ足状の溝を作り出すことができる。
ー層14の場合であり、無負荷のときには同図(a)に
示す断面形状に維持されている。そして、プレスによる
加圧時には、同図(b)に示すようにアリ足創成部14
cと底面との間の角度Bの傾斜が更に傾いた鋭角状とな
るように変形する。
成面14bは底面側とのなす角度が鈍角なので、プレス
時にはこの傾斜創成面14bは受圧面となる。したがっ
て、膨出部14aはそれ自身が扁平になることによるア
リ足創成部14cが傾斜していく変形に加えて、傾斜創
成面14bが受ける圧力が膨出部14aの中を図におい
て左方向に伝播される。したがって、アリ足創成部14
cは無負荷のときには底面部から垂直に立ち上がってい
るのに対し、同図(b)に示すように速やかに鋭角状に
倒れるように変形する。
をアリ足創成部14cの弾性変形を促すように利用する
ことができ、図6で示した例に比べるとアリ足創成部1
4cが底面部と作る角度が小さくなる。したがって、こ
のアリ足創成部14cによって創成される係合部4の傾
斜面4aを鋭角状のアリ足溝状に形成することが可能と
なり、プレス成形によっても係合力が十分に発揮できる
係合部4を得ることができる。
を創成する部分は金型としているが、これに代えてラバ
ー層14を膨出させて側縁部6部分も創成するようにし
てもよい。この場合、ラバー層14は下型13の創成面
の全面に張り付けられるものとなる。
成する場合でも、膨出部14aの弾性変形は図7で示し
たものと同様に可能であり、傾斜面4aをタイル1の裏
面に対して鋭角状に創成することができる。ところが、
膨出部14aの撓み変形に対しては、その長手方向の両
端部が側縁部6を創成する部分のラバー層14の一部に
繋がっているので、この部分によって弾性変形が拘束さ
れる。このため、膨出部14aの図7で示したような変
形量が保てなくなる恐れがあり、アリ足創成部14cと
側縁部6を創成する部分を切り離して成形し、変形させ
ることが好ましい。
によってプレス成形するときには、体1の周縁部とくに
長辺方向の周縁部の圧縮比が一様であるという条件を満
たせば、変形等を生じない安定した製品を得ることがで
きる。
及び尾部5の下端縁5e2ヵ所の部分、すなわちタイル
1の上端縁及び下端縁の成形時の圧縮比が同じとなるよ
うに形状を決める。この形状の決定については、プレス
される材料の嵩及び量が圧縮比についての因子であるこ
とから、符号3e,5eの部分に充填される圧縮比が同
じとなるような断面形状の関係とする。
ては、断面形状が異なるリブ3の部分3e及び尾部5の
部分5eそれぞれの圧縮比が同じになるような断面形状
とすることによって、タイル1の反りの発生を防ぐこと
ができるため、上型12及び下型13とによるプレス成
形では、従来のたとえば扁平なタイルの製造の場合と同
様に1回の上型12によるプレス操作だけで成形でき
る。このため、従来技術で挙げたようなプレス方法に比
べると、タイル1の成形が短時間で可能となり、生産効
率の向上が図られる。
出部14aは図7の(b)で示したようにプレス時には
アリ足創成部14cが鋭角状に弾性変形するので、タイ
ル1の裏面の係合部4の傾斜面4aをアリ足状に鋭角に
形成することができる。したがって、プレスによる成形
ではあっても、係合部4を下地ボードに確実に掛ける形
状を持たせることができ、安定した固定が可能となる。
4aの下端の角部分は傾斜面4bとしているので、尖っ
たままの形状とした場合ではバリが付着しやすいのに比
べて、このようなバリの付着が防止され、壁面に設けた
突起に安定して係合する。また、傾斜面4b状に肉を盗
むので、脱型の際に角部分に欠けが発生することも抑え
られる。一方、尾部5についても、その全周に傾斜面5
a〜5dを持たせたことによって、脱型の操作がしやす
くなる。
方向の全長に形成しないで、その外側を面板部2と同じ
肉厚の側縁部6とし、更にこの肉厚をリブ3とほぼ等し
くすることによって、これらの係合部4及び尾部5を除
いて幅方向の全体の肉厚が一様化される。このため、タ
イル1の大半の領域を占める面板部2及びリブ3はその
幅方向への圧縮比をほぼ一様に設定できることから、プ
レス成形後には幅方向の圧縮充填率も一様に保たれる。
したがって、タイル1の側面が凹凸状に変形を生じるこ
とがなく、従来例で示した型を幅方向に抜くことによっ
て幅方向の充填率が相違するようなタイルに比べると、
高い保形性が得られ、焼成時変形も阻止される。
と同じ部材については共通の符号で指示して示す例であ
る。
裏面には図2で示したものと同様に面板部2の裏面の上
下両端にそれぞれリブ3及び尾部5を形成し、これらの
上端部及び下端部の圧縮比が同じとなるような断面形状
も持たせている。側縁部6は先の例とは異なって、リブ
3と尾部5とによって挟まれた面板部2の背面に連なる
部分の肉を落として薄肉状に形成されており、薄肉部の
圧縮比はリブ3の上端縁3e及び尾部5の下端縁5eと
略等しくする。タイル全体の圧力バランスが悪くて圧力
微調整が必要な場合、このように側縁部6のこの部分を
薄肉状とすることによって、簡単な型形状変更で微調整
を可能とし、変形を抑えた製品が得られる。
面形状のパターンを上下に3組配列して縦長形状とした
例であって、同図の(a)は左側面図、同図の(b)は
背面図である。
B,Cとして示す範囲を先のパターンによって形成する
と共に、その前面を各範囲A,B,Cに跨がる共通の面
板部22としている。
形状は、図9〜図11に示したものとほぼ同様であり、
上端のリブ23に連ねて係合部24を形成してその裏面
を傾斜面24aとすると共に下端にはその尾部25を形
成している。そして、これらの係合部24及び尾部25
は、図10の例と同様にそれぞれの所定の位置に傾斜面
24b,25b,25c,25dをそれぞれ形成し、更
に間口方向の両端縁には肉厚を薄くした側縁部26を設
けている。
範囲Aの上端のリブ23がないものをそのまま充当した
もので、同じ部位については共通の符号で指示してい
る。
と同様にリブ23がない形状としたものであり、他の部
位の形状は範囲A及びBの形状と同じである。
囲Cのそれぞれの間は係合部等を備えない幕板部28と
する。この幕板部28にも各範囲A〜Cの側縁部26と
同じ幅で同じ厚さとなるように裏面側から肉を盗んだ側
縁部28aを形成し、これらの側縁部28aどうしの間
の領域を範囲A〜Cの部分の肉厚と全く同じとした形状
を持たせている。
ス成形するための型装置の概略縦断面図であり、図4及
び図5に示したものと同様に枠31と上型32と下型3
3との組合せとして構成され、上型32の下面にラバー
32aを取り付けると共に、下型13の創成面にはタイ
ル21の裏面を型成形するためのラバー層34を設けて
いる。このラバー層34は係合部24の傾斜面24aを
創成するための3連の膨出部34aを設けたもので、先
の例と同様にこれらの膨出部34aにはアリ足状に形成
しやくするために傾斜創成面34bとアリ足創成部34
cとを形成している。
で説明した先の例における膨出部14aの速やかな変形
によってタイル21の裏面と鋭角をなす傾斜の傾斜面2
4aを確実に精度よく成形することができる。
に示したものと同様に下型33にはタイル21の側縁部
26を形成するための側縁部創成面を設けることは無論
である。そして、これらの側縁部創成面は範囲A〜Cの
側縁部26だけでなく幕板部28の側縁部28aについ
ても同時に成形できるようにその創成面を備えるように
する。
たタイル21についても、図9〜図11に示したものを
その要素として含むものであることから、リブ23の上
端縁23eと尾部25の下端縁25eとの圧縮比が等し
くなるような断面形状とすることができる。したがっ
て、焼成後におけるタイル21の上端側及び下端側の寸
法差の発生が抑えられ、寸法精度を高くした良好な製品
を得ることができる。
21の上端及び下端のそれぞれの圧縮比に近くなるよう
にすることで、タイル21の間口方向の両端部縁とその
上下両端との間の寸法差の発生を抑えることができる。
このため、タイル21の間口方向の端縁を良好な直線状
に成形することができ、タイル21が縦長であってその
寸法が大きくても形状不良による障害が避けられる。
のものと等しくしているので、タイル21の縦方向の全
体の圧縮比のバランスを図ることができ、これによって
もより寸法精度の高い製品を得ることができる。
下端側は断面を縮小させる向きの傾斜面形状とすること
によって、垂れ防止のための支えとなることが可能なの
で、焼成時の尾部25の垂れの発生を防ぐことができ、
タイル21の全体形状を良質なものとした製品の提供が
可能となる。
図9及び図10に示した例と比較して、尾部5の縦断面
形状及び側縁部6の下端側の幅方向の端面の形状のみが
相違する。すなわち、側縁部6の下側に至るまで尾部5
を下り勾配の傾斜面5fとするとともに、この傾斜面5
fの下端稜線5gを1辺とする三角形状の垂れ防止端面
5hとしている。そして、尾部5は垂れ防止端面5hの
下端縁と同じ傾斜面を持つようにし、背面側に向けて三
角形状に突き出る縦断面形状となっている。
部の垂れ防止端面5hを備えることによって、垂れ防止
のための支えを形成することができ、焼成時での尾部5
全体の垂れの発生を防ぐことができ、良好な形状の製品
が得られる。
の裏面形状のパターンを上下に3組配列した例であっ
て、同図の(a)は正面側から見た斜視図、同図の
(b)は背面側から見た斜視図である。
として示す範囲をこれらのパターンによって形成すると
共に、その前面を各範囲A,B,Cに跨がる共通の面板
部22としている。そして、先の例とは異なって、側縁
部26の下端側の幅方向の端面は裏面側向けて角を突き
出した三角形状の垂れ防止端面27であって、下端に位
置している尾部25は三角形状の縦断面形状となってい
る。
図13に示したものと同様の構成の型装置を利用するこ
とができ、この型装置においてタイル21の下端側の尾
部25及びその周囲の創成部を変更したものとすればよ
い。
部をアリ足状に鋭角状に形成したタイルの成形が可能な
ので、従来のように下型を分割したプレスや幅方向に型
を抜く製法に比べると複雑な形状のタイルを効率的に生
産することができ、多量生産に十分に対応できる。
び/又は側縁部とがほぼ同圧縮比となる肉厚であり且つ
プレス成形において変形を防止するタイル形状に形成す
るので、圧縮比を一様化したプレスが可能となり、成形
後の表面の凹凸変形や垂れ等が防止でき、焼成後におい
ても良好な保形性を維持できる製品を得ることができ
る。また、軽量化も図られると共に、接着剤等のはみ出
しを側縁部に溜めて、表側から見えないようにするた
め、美観を保てる。
ら見た斜視図である。
である。
示す斜視図である。
であって、同図の(a)は負荷がないとき及び同図の
(b)はプレスによる変形を示す。
であって、同図の(a)は負荷がないとき及び同図の
(b)はプレスによる変形を示す。
圧縮比を同じにするための形状を示す図である。
た斜視図である。
る。
る。
は正面側から観た斜視図、同図の(b)は背面側から観
た斜視図である。
めの型装置の概略縦断面図である。
視図である。
ある。
を備える縦長タイルを示す図である。
合部 4a:傾斜面 4b:傾斜面5:尾部 5a:傾斜
面 5b:傾斜面 5c:傾斜面5d:傾斜面 5e:下
端縁 6:側縁部 11:枠12:上型 12a:ラバー
層13:下型 13a:側縁部創成面14:ラバー層 1
4a:膨出部 14b:傾斜創成面14c:アリ足創成
部21:タイル 22:面板部 23:リブ 23e:上
端縁24:係合部 25:尾部 25e:下端縁26:側
縁部 27:垂れ防止端面 28:幕板部28a:側縁部
31:枠 32:上型 33:下型34:ラバー層 34
a:膨出部 34b:傾斜創成面34c:アリ足創成部
Claims (4)
- 【請求項1】 上段配置のタイルの下端が下段配置のタ
イルの上端の前面に被さる構造のタイルであって、前記
タイルの面板部の上端から背部側に屈曲させたリブを備
えると共に、このリブの下方に幅方向の両端部を除いて
係合部が連ねて形成され、また前記面板部の下端側の裏
面に両端部を除いて尾部が突き出して形成され、前記係
合部及び尾部の左右の両端よりも外側の縦長の領域に側
縁部が形成され、この側縁部は前記面板部の肉厚よりも
薄くされていることを特徴とするタイル。 - 【請求項2】 前記係合部に奥側に向けて斜め下向きと
した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1
に記載のタイル。 - 【請求項3】 前記尾部は、その周囲を表面側から裏面
側へ向けて断面を縮小させる向きの傾斜面としてなるこ
とを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載
のタイル。 - 【請求項4】 前記尾部はその縦断面を裏面に突き出る
三角形状としてなることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれか1項に記載のタイル。
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JP3855296 | 1996-02-26 | ||
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