JP3333668B2 - 外壁出隅部材の製造方法及び外壁出隅構造 - Google Patents

外壁出隅部材の製造方法及び外壁出隅構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物出隅部に取り
付けられる外壁出隅部材の製造方法とこの外壁出隅部材
を用いて組み立てられた外壁出隅構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年来、住宅の外壁板として、表面柄模
様の意匠性に優れ且つ施工性に優れたセメント系の外壁
板の需要が著しく増大している。この外壁板を用いて施
工された外壁は、図10に示すように、外壁出隅部10
に、外壁板11と同じ柄模様の外壁出隅部材12を使用
し、この外壁出隅部材12を下地材13を介して柱14
に釘15等で固定するようにしている。
【0003】一般に、セメント系の外壁板11は意匠性
を高めるために表面に凹凸模様を押圧成形したものが多
いが、外壁出隅部材12は断面L字形であるため、従来
の成形方法では凹凸模様の外壁出隅部材12を一体成形
することは極めて困難である。このため、凹凸模様柄の
外壁出隅部材12は2枚の短冊状の板材の片端面をそれ
ぞれ45°の斜面にカットし、双方の斜面を接着剤によ
り接着して2枚の板材を一体化して製造するようにした
ものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、2枚
の板材を接着剤により接着して外壁出隅部材12を製造
する場合、2枚の短冊状の板材の片端面をそれぞれ45
°の斜面にカットしたり、2枚の板材を接着剤により接
着する作業が甚だ面倒であるばかりか、接着剤が固化す
るまでに10〜15時間程度の時間を必要とし、外壁出
隅部材12の製造能率が極めて悪い。また、高さ寸法の
短い外壁出隅部材12を積み上げて1本の出隅柱を構成
する場合、各外壁出隅部材12の僅かな傾きが累積して
上段ほど大きな傾きとなり、これが原因で、外壁出隅部
材12と外壁板11との継ぎ目で本来一致すべき横目地
が上下にずれて、仕上がり具合が悪くなることもある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、凹凸模様のある外壁
出隅部材を極めて容易に製造できて、生産性を向上でき
ると共に、外壁出隅部材の傾きによる横目地のずれを無
くすことができて、仕上がり具合も良くすることができ
る外壁出隅部材の製造方法及び外壁出隅構造を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の外壁出隅部材の製造方法は、弾
性変形可能な成形型のキャビティ内にセメント成形材料
を注型して外壁出隅部材を一体成形し、脱型時に前記成
形型のキャビティ側壁を拡開変形させることで前記外壁
出隅部材を脱型する方法であって、前記成形型のキャビ
ティの内面に、前記外壁出隅部材の隣接する2面に凹凸
模様を連続成形するための凹凸模様を形成すると共に、
前記成形型のキャビティ側壁にその内側面に沿って延び
る補正溝を形成したものである。
【0007】このように、弾性変形可能な成形型を用い
ることで、隣接する2面に凹凸模様が連続成形された外
壁出隅部材を一体成形し且つ脱型することが可能とな
り、外壁出隅部材を極めて能率良く製造することができ
る。ところで、弾性変形可能な成形型は、軟質合成樹脂
や合成ゴムで形成されているため、成形型が経時的に線
収縮する性質があるが、成形型のキャビティ側壁にその
内側面に沿って延びる補正溝が形成されているので、キ
ャビティ側壁に経時的に線収縮が生じたとしても、補正
溝が形成されている領域の内側の側壁部は、内壁面と外
壁面の双方の収縮量が等しくなり、内壁面側に生じる収
縮応力と外壁面側に生じる収縮応力とがバランスして、
キャビティ内壁面の経時的な湾曲変形を抑えることがで
きる。また、請求項2のように、成形型の上面に被せる
蓋の下面に、キャビティ内に膨出する膨出部を形成すれ
ば、この膨出部で外壁出隅部材の裏面を凹状に成形する
ことができる。或は、請求項のように、蓋の下面に、
成形型の補正溝に嵌合する嵌合凸部を形成するようにし
ても良い。
【0008】また、請求項の製造方法で製造された外
壁出隅部材は、全体として平板状に成形され、表面及び
それに隣接する少なくとも一方の端面に凹凸模様が連続
成形されたもので、従来にはない斬新なデザインとなっ
ている。
【0009】このような平板状の外壁出隅部材を用いて
外壁出隅構造を組み立てる場合には請求項のように、
端面に凹凸模様が成形された外壁出隅部材を、建物出隅
部の下地材に対して前記凹凸模様のある端面側を所定寸
法だけ外側へ突出させて取り付けると共に、その突出部
分の裏面に、同じ凹凸模様柄の外壁部材の平坦な端面を
突き合わせて該外壁部材を前記建物出隅部の下地材に取
り付けて構成する。
【0010】この構成では、外壁出隅部材は従来のよう
な断面L字形ではなく、平板状であり、施工現場で外壁
出隅部材を他の外壁部材と組み合わせて外壁出隅構造を
組み立てることができるので、従来のL字形の外壁出隅
部材で発生していた傾きによる横目地のずれが発生しな
くなり、出隅部の仕上がり具合が良くなる。しかも、外
壁出隅部材の取付けを他の外壁部材と同じ工法で行うこ
とができるので、施工も簡単である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図9に基づいて説明する。まず、外壁出隅構造を含
む外壁全体の構成を図1乃至図4に基づいて説明する。
柱21と間柱22に対して防水紙23がガンカッター
(自動ステープル打ち機)で固定され、その上に胴縁2
4,25を介して板状の下地材26,27が釘28で柱
21と間柱22に打ち付け固定されている。建物出隅部
29を構成する左右の下地材26,27の突合せ部には
コーキング材30が充填されている。そして、下地材2
6,27に外壁出隅部材31と外壁部材32とが留付金
具33により取り付けられている。これら外壁出隅部材
31と外壁部材32は、セメント成形材料で同じ凹凸模
様柄に成形され、外壁部材32は上下左右の4端面が全
て平坦に形成されているが、外壁出隅部材31の片端面
には、表面と同じ凹凸模様柄が連続成形されている(外
壁出隅部材31の他の3端面は平坦に形成されてい
る)。
【0012】また、外壁出隅部材31(図3参照)と外
壁部材32には、それぞれ上下両端面に嵌合溝34a,
34bが切削加工され、図5に示すように、下地材26
(又は27)にネジ36により固定された留付金具33
の係合片33a,33bに各嵌合溝34a,34bを嵌
合させることで、外壁出隅部材31と外壁部材32とが
下地材26,27に張り付けられている。ここで使用す
る留付金具33は、ステンレス板等の金属板の板金加工
品又はアルミの押出し成形品のいずれを用いても良い。
そして、外壁出隅部材31は、下地材26に対して凹凸
模様のある端面側を外壁部材32の厚み寸法分だけ外側
へ突出させて取り付けられ、その突出部分の裏面に、同
じ凹凸模様柄の外壁部材32の平坦な端面が突き合わさ
れて該外壁部材32が下地材27に取り付けられてい
る。
【0013】この場合、外壁出隅部材31と外壁部材3
2は厚み寸法が20〜100mm、好ましくは25〜6
0mmに設定され、外壁出隅部材31の片端面にも、表
面と同じ彫の深い凹凸模様が十分に形成できる厚みとな
っている。また、外壁出隅部材31と外壁部材32の裏
面側は、それぞれ軽量化と成形材料コスト節減のために
凹状に成形されている。尚、図4(c)に示す外壁出隅
部材35は、左右両端面に表面と同じ凹凸模様柄が連続
成形され、1枚の外壁出隅部材35の左右両側で出隅部
を構成する場合に用いられる。
【0014】次に、外壁出隅部材31を成形する成形型
41の構造を図6に基づいて説明する。成形型41は、
例えばシリコーン系又はウレタン系の軟質合成樹脂・合
成ゴムにより形成されている。この成形型41内には、
中間壁42で仕切られた2つのキャビティ43が形成さ
れている。各キャビティ43は、左右両辺が長く、前後
両辺が短い長方形状であり、底面及び片側のキャビティ
側壁44bの内側面に凹凸模様が形成されている。尚、
図4(b)に示すように、左右両端面が平坦な外壁部材
32を成形する場合には、両側のキャビティ側壁44b
の内側面を平坦に形成すれば良く、また、図4(c)に
示すように、左右両端面に凹凸模様が成形された外壁出
隅部材35を成形する場合には、両側のキャビティ側壁
44bの内側面にそれぞれ凹凸模様を形成すれば良い。
【0015】また、成形型41の4辺のキャビティ側壁
44a,44bのうち、経時的な線収縮による湾曲変形
が問題になる長辺側の左右のキャビティ側壁44aに
は、それぞれ補正溝45が形成されている。各補正溝4
5はキャビティ側壁44aの内壁面に沿って平行に延
び、各補正溝45の全長yがキャビティ43の内壁面寸
法xと同一に設定されている。また、各補正溝45の厚
み寸法は、その外側の側壁部46の内側への経時的湾曲
変形量よりも大きい寸法に設定されている。
【0016】更に、成形型41の前後のキャビティ側壁
44bには、湾曲変形防止用の補正溝を兼ねる脱型用の
嵌合凹部47が形成されている。この嵌合凹部47も、
キャビティ側壁44bのほぼ全長にわたって形成され、
この嵌合凹部47の周囲に、硬質樹脂板、金属板等で形
成された補強材48がインサート成形されている。ま
た、成形型41の底面部下面には、脱型時の成形型41
の弾性変形を容易にするための多数の凹溝49が列設さ
れ、底面部下面が波形状に形成されている。
【0017】一方、図7に示すように、成形型41の上
面には蓋50が被せられる。この蓋50の材質は、特に
限定するものではなく、例えば、合成樹脂製,木製,金
属製,FRP等、いずれの材料でも良い。この蓋50
は、上面が平坦に形成され、下面に補正溝45に嵌合す
る嵌合凸部51が形成されている。また、この蓋50の
下面には、各キャビティ43内に膨出する2つの膨出部
52が形成され、この膨出部52がセメント成形品であ
る外壁出隅部材31の裏面(図7では上面)を凹状に成
形する型として利用されると共に、2つの膨出部52間
の凹部53内に中間壁42の上端が嵌まり込んで固定さ
れるようになっている。
【0018】次に、図8及び図9に基づいて成形型41
から外壁出隅部材31を落下させるための自動脱型装置
55の構成を説明する。下向きに反転された成形型41
を搬送するローラコンベア56は、成形型41のキャビ
ティ側壁44bのみを受け支えるように2分割され、両
側のローラコンベア56間に外壁出隅部材31を落下さ
せるための隙間が開けられ、その下方には、落下する外
壁出隅部材31を受ける受けコンベアベルト57がロー
ラ58を介して設けられている。
【0019】ローラコンベア56上に載った成形型41
の両キャビティ側壁44bの下方には、それぞれ空気圧
によって作動するエアリフタ59が設けられ、このエア
リフタ59上には、型拡張シリンダ60が設けられ、こ
の型拡張シリンダ60のロッドに拡張フック61が取り
付けられている。この拡張フック61は、細長い嵌合凹
部47に対応して幅広に形成されている。
【0020】一方、成形型41の上方には、成形型41
の裏面を上方から押圧して湾曲させる押圧装置62が配
置されている。この押圧装置62は、下向きに配列され
た複数のエアシリンダ63と、各エアシリンダ63のロ
ッドに取り付けられた押圧体64とから構成されてい
る。
【0021】次に、成形型41内で硬化した外壁出隅部
材31を脱型する手順を説明する。セメント硬化後に、
成形型41の上面から蓋50が取り外され、更に、該成
形型41が上下反転されて、ローラコンベア56により
図8及び図9に示す脱型位置へ搬送される。この脱型位
置では、図8に示すように、キャビティ側壁44bの嵌
合凹部47の真下に拡張フック61が位置した状態にな
る。この状態で、両側のエアリフタ59を上方へ伸長さ
せて両側の拡張フック61を両側のキャビティ側壁44
bの嵌合凹部47内に挿入する。この状態で、図8に示
すように、両側の型拡張シリンダ60を作動させて、両
側の拡張フック61間の間隔を広げて該キャビティ側壁
44bを拡開変形させる。これにより、キャビティ側壁
44bを外壁出隅部材31の両端面から剥がしながら、
成形型41の裏面を上方から押圧装置62の押圧体64
で押圧して湾曲させることにより、該成形型41内の外
壁出隅部材31を落下させる。落下した外壁出隅部材3
1は、受けコンベアベルト57で受けられ、仕上げ加工
工程へ搬送される。
【0022】以上説明したように、弾性変形可能な成形
型41を用い、セメント硬化後にキャビティ側壁44b
を拡開変形させて脱型することで、隣接する2面に凹凸
模様が連続成形された外壁出隅部材31を一体成形する
ことが可能となり、外壁出隅部材31を極めて能率良く
製造することができて、生産性を向上できる。
【0023】尚、上記実施形態では、自動脱型装置55
を用いて脱型工程を自動化しているが、作業者が手作業
でキャビティ側壁44bを拡開変形させて脱型するよう
にしても良く、この場合でも、従来のL字形外壁出隅部
材の製造工程で必要であった板材端面の傾斜カット作業
や接着作業が不要とななるので、従来より生産性を向上
できる。
【0024】また、平板状の外壁出隅部材31を用いた
外壁出隅構造は、施工現場で外壁出隅部材31を他の外
壁部材32と組み合わせて組み立てることができるの
で、従来のL字形の外壁出隅部材で発生していた傾きに
よる横目地のずれが発生しなくなり、出隅部の仕上がり
具合が良くなる。しかも、外壁出隅部材31の取付けを
他の外壁部材32と同じ工法で行うことができるので、
施工も極めて簡単であり、施工能率も向上できる。
【0025】上記実施形態では、外壁出隅部材31,3
5を平板状に成形したが、断面L字形に成形しても良
く、この場合でも、弾性変形可能な成形型を用い、セメ
ント硬化後にキャビティ側壁を拡開変形させて脱型する
ことで、断面L字形の外壁出隅部材を一体成形できる。
【0026】ところで、軟質合成樹脂・合成ゴム製の成
形型41は経時的に線収縮する性質があるが、上記実施
形態では、図6に示すように、成形型41の長辺側の左
右のキャビティ側壁44aにそれぞれ補正溝45を形成
し、その補正溝45の全長yをキャビティ43の内壁面
寸法xと同一に設定したので、キャビティ側壁44aに
経時的に線収縮が生じたとしても、補正溝45が形成さ
れている領域の内側の側壁部65は、内壁面と外壁面の
双方の収縮量が等しくなり、内壁面側に生じる収縮応力
と外壁面側に生じる収縮応力とがバランスして、内壁面
の経時的な湾曲変形が抑えられる
【0027】また、上記実施形態では、キャビティ側壁
44bの嵌合凹部47の周囲に補強材48をインサート
成形したので、拡張フック61をキャビティ側壁44b
の嵌合凹部47に挿入して該キャビティ側壁44bを拡
開変形させる作業を繰り返し何回も行っても、キャビテ
ィ側壁44bの嵌合凹部47周囲の損傷を補強材48に
よって防止することができ、成形型41を長期間使用で
きて、型コストを安くすることができる。しかしなが
ら、本発明は、キャビティ側壁44bの嵌合凹部47に
補強材を設けない構成としても良く、この場合でも、本
発明の所期の目的は十分に達成できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の外壁出隅部材の製造方法によれば、弾性変
形可能な成形型を用い、セメント硬化後にキャビティ側
壁を拡開変形させて脱型することで、隣接する2面に凹
凸模様が連続成形された外壁出隅部材を極めて能率良く
製造することができて、生産性を向上できる。しかも、
成形型のキャビティ側壁にその内側面に沿って延びる補
正溝を形成したので、キャビティ内壁面の経時的な湾曲
変形を抑えることができるまた、請求項では、成形
型の上面に被せる蓋の下面に、キャビティ内に膨出する
膨出部を形成したので、この膨出部で外壁出隅部材の裏
面を凹状に成形することができる
【0029】また、請求項では、外壁出隅部材を全体
として平板状に成形し、表面及びそれに隣接する少なく
とも一方の端面に凹凸模様を連続成形しているので、従
来にはない斬新なデザインとすることができる。
【0030】更に、請求項の外壁出隅構造は、施工現
場で平板状の外壁出隅部材を他の外壁部材と組み合わせ
てL字形に組み立てることができるので、従来のL字形
の外壁出隅部材で発生していた傾きによる横目地のずれ
が発生しなくなり、出隅部の仕上がり具合が良くなる。
しかも、外壁出隅部材の取付けを他の外壁部材と同じ工
法で行うことができるので、施工も簡単であり、施工能
率も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す外壁出隅構造とその
周辺部分の横断面図
【図2】外壁出隅構造とその周辺部分を示す斜視図
【図3】(a)と(b)はそれぞれ異なる方向から見た
外壁出隅部材の斜視図
【図4】(a)は片端面に凹凸模様が成形された外壁出
隅部材の横断面図、(b)は両端面が平坦な外壁部材の
横断面図、(c)は両端面に凹凸模様が成形された外壁
出隅部材の横断面図
【図5】外壁出隅部材(外壁部材)の取付構造を示す縦
断面図
【図6】(a)は成形型の平面図、(b)は(a)のB
−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図
【図7】成形型の上面に蓋を被せた状態を示す縦断面図
【図8】脱型直前の状態を示す自動脱型装置の縦断面図
【図9】脱型状態を示す自動脱型装置の縦断面図
【図10】従来の外壁出隅構造を示す横断面図
【符号の説明】
21…柱、22…間柱、23…防水紙、24,25…胴
縁、26,27…下地材、29…建物出隅部、30…コ
ーキング材、31…外壁出隅部材、32…外壁部材、3
3…留付金具、33a,33b…係合片、34a,34
b…嵌合溝、35…外壁出隅部材、41…成形型、43
…キャビティ、44a,44b…キャビティ側壁、45
…補正溝、47…嵌合凹部、48…補強材、50…蓋、
51…嵌合凸部、55…自動脱型装置、56…ローラコ
ンベア、57…受けコンベアベルト、59…エアリフ
タ、60…型拡張シリンダ、61…拡張フック、62…
押圧装置、63…エアシリンダ、64…押圧体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 B28B 1/00 - 1/54 B28B 7/00 - 7/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形可能な成形型のキャビティ内に
    セメント成形材料を注型して外壁出隅部材を一体成形
    し、脱型時に前記成形型のキャビティ側壁を拡開変形さ
    せることで前記外壁出隅部材を脱型する外壁出隅部材の
    製造方法であって、 前記成形型のキャビティの内面に、前記外壁出隅部材の
    隣接する2面に凹凸模様を連続成形するための凹凸模様
    を形成すると共に、前記成形型のキャビティ側壁にその
    内側面に沿って延びる補正溝を形成したことを特徴とす
    る外壁出隅部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記成形型の上面に被せる蓋の下面に、
    前記キャビティ内に膨出する膨出部を形成して、この膨
    出部で前記外壁出隅部材の裏面を凹状に成形することを
    特徴とする請求項に記載の外壁出隅部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記蓋の下面に、前記補正溝に嵌合する
    嵌合凸部を形成することを特徴とする請求項2に記載の
    外壁出隅部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記外壁出隅部材を全体として平板状に
    成形し、その表面及びそれに隣接する少なくとも一方の
    端面に凹凸模様を連続成形することを特徴とする請求項
    1乃至のいずれかに記載の外壁出隅部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項に記載の外壁出隅部材の製造方
    法で製造された外壁出隅部材を用いて組み立てられた外
    壁出隅構造であって、 端面に凹凸模様が成形された外壁出隅部材を、建物出隅
    部の下地材に対して前記凹凸模様のある端面側を所定寸
    法だけ外側へ突出させて取り付けると共に、その突出部
    分の裏面に、同じ凹凸模様柄の外壁部材の平坦な端面を
    突き合わせて該外壁部材を前記建物出隅部の下地材に取
    り付けて構成したことを特徴とする外壁出隅構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101699959B1 (ko) * 2016-02-29 2017-01-25 주식회사 케이에스아이 팽이파일 제조방법 및 팽이파일 제조장치

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KR101699959B1 (ko) * 2016-02-29 2017-01-25 주식회사 케이에스아이 팽이파일 제조방법 및 팽이파일 제조장치

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