JPH0419133Y2 - - Google Patents

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JPH0419133Y2
JPH0419133Y2 JP20133186U JP20133186U JPH0419133Y2 JP H0419133 Y2 JPH0419133 Y2 JP H0419133Y2 JP 20133186 U JP20133186 U JP 20133186U JP 20133186 U JP20133186 U JP 20133186U JP H0419133 Y2 JPH0419133 Y2 JP H0419133Y2
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wall
plate
block
concrete block
concrete
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JPS63106822U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリートブロツク(以下ブロツ
クともいう)内に鉄板を配設させて、ブロツク自
身及び該ブロツク積込みにより構築されるブロツ
ク壁面を強度増強等なさしめたコンクリートブロ
ツクに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のコンクリートブロツク1′は、第5図に
示す如く、一定間隔を有してなる2枚の壁面板
2′及び該2枚の壁面板2′間に接続された接続板
3′からなるものであり、当該ブロツクを上下、
左右に連接させて各種建物の間仕切り、門、塀等
としての利用、或いは空洞5′に鉄筋を配しコン
クリートを流し込み、補強コンクリートブロツク
として低層建物の構造壁体として利用されている
ものである。
そして、ブロツク製造に際しては、通常金型か
らなる成形用型枠をセツトし、該型枠内にコンク
リートを注入し固め脱型後、養生固化されて製品
となるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述した従来のコンクリートブロツクは、この
ブロツク自身の強度に限界を有するもので、過大
な重量が掛かる場合或いは壁体が過大な強度を要
求される場合、例えば中層、高層での建造物に於
ける構造壁体としては、ブロツクを鉄筋にて補強
しても強度上問題点を有するものであつた。建造
物壁体を形成させるためのブロツクの利用は、ブ
ロツク組積によつて容易に成され、本質枠体によ
る仮枠組等の現場施工手間が省略される等、多く
の長所を有しており、強度のある構造体としての
ブロツクの出現が期待されていた。
また、従来のコンクリートブロツクの製造段階
に於ける成形用型枠のセツト及び脱型に於いて
も、特にブロツクの内方に存する空洞部の形成に
於いては、空洞部を形成するがための中枠が外し
難い等ブロツク量産上の問題も有していた。
本考案は、前述した従来のコンクリートブロツ
クの問題点を解決するがためになされたもので、
ブロツク自身に於いて著しく強度増強され、且つ
ブロツク組積工法の簡略化がなされ且つ構築され
たブロツク壁面が強靱なものとなり、ブロツク構
造壁体の応用面を拡げるとともに、ブロツクの量
産製造段階に於ける型枠、型枠セツト、脱型工程
を簡略化ならしめるコンクリートブロツクを提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前述した問題点は、一定間隔を有してなる2枚
の壁面板、該壁面板間に接続された1枚若しくは
複数枚の接続板からなるコンクリートブロツクに
於いて、前記壁面板の裏面及び前記接続板周面に
鉄板が配設されたことを特徴とするコンクリート
ブロツクによつて解決されるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を実施例に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案のコンクリートブロツクの一実
施例を示す斜視図であり、コンクリートブロツク
1には、2枚(1枚若しくは2枚以上の複数であ
つても良い)のコンクリート、モルタル等の水硬
性物質からなる接続板3がコンクリート、モルタ
ル等の水硬性物質からなる壁面板2間に一体的に
接続され、壁面板2は、一定間隔を有してほぼ平
行に対向し、これによりコンクリートブロツク1
に空胴5が形成される。そして、コンクリートブ
ロツク1には壁面板2の裏面及び接続板3の外周
面に鉄板4が配設される。鉄板4は、あらかじめ
空胴5の周面の断面形状と同一の断面形状を有す
る形鋼、引抜鋼管等をコンクリートブロツク1の
高さに等しく裁断されたもの、或いは空胴5に等
しく薄状鉄板をプレス成形若しくは板金加工等の
手段にて製作されたものであり、コンクリートブ
ロツク成形段階では鉄板4が型枠内にセツトさ
れ、然る後コンクリートと鉄板4が一体となつて
コンクリートブロツク1が完成されるものであ
る。
第2図は、本考案のコンクリートブロツク1の
他の実施例を示す斜視図であり、接続板3の上端
3aが壁面板2の上端2aより凸設され、且つ接
続板3の下端3bが壁面板2の下端2bより凹設
されており、この接続板の下端3bの凹設深さ
は、接続板3の上端3aが壁面板2の上端2aよ
り凸設した高さに等しいか若しくはその高さを少
し上回る高さになされるものである。然して、ブ
ロツク積込み時には、下方に位置するブロツクの
凸設した接続板3の上端3aが上方に位置するブ
ロツクの凹設した接続板3の下端3bに嵌合さ
れ、ブロツク積込み時のブロツクの位置ずれが防
止されるとともに、ブロツク組積み工程が堅固に
且つ正確に且つ作業能率の向上を伴つてなされる
ものである。
第3図は、本考案のコンクリートブロツク1の
他の実施例を示す斜視図であり、2枚の壁面板2
の上縁にブロツク積込み接続用の段部6を内方に
形成させたもので、この段部6の奥行きは壁面板
2の下端2bの厚さにほぼ等しく、且つ前記段部
6の高さに相当して接続板3の下端3bが壁面板
2の下端より凹設されている。
然して、ブロツク積込み時には第4図に示す如
く、下方に位置するブロツクの上端の段部6に、
上方に位置するブロツクの下端2bが嵌合され、
第2図の実施例の場合以上に、ブロツク積込み時
のブロツクの位置ずれが防止されるとともにブロ
ツクを空積みした後、一括して中詰めコンクリー
ト、モルタル等を流し込むことも可能となり、ブ
ロツク組積み工程が堅固に且つ正確に且つ作業能
率の向上を伴つてなされるものである。加えて、
段部6によりブロツク接合時の横目地モルタルは
要しないものとなり、且つ雨水等のブロツク内部
への侵入も防止されるものである。
また、本考案のコンクリートブロツクに於いて
第2図に併記した如く、1枚若しくは2枚の壁面
板2の表面に曲線状、直線状、図形状等若しくは
表面の凹凸等による装飾用模様7を形成させた
り、或いは第3図に併記した如く、タイル、石材
等の装飾用外装部材8を添設させれば、ブロツク
積込み工事終了とともに外観美装された堅固なブ
ロツク構造壁面が完成されるものである。
尚、本考案のコンクリートブロツクの壁面板の
寸法は、JIS規格寸法(長さ390mm×高さ190mm)
であつても良いし、さらに大寸法のものであつて
も良い。大型のコンクリートブロツクであれば、
ブロツク壁面構築上、組積みされるブロツク数が
減じ、施工手間が減少する等の利点を生ずるもの
である。
〔考案の作用及び効果〕
上記構成に係る本考案のコンクリートブロツク
は、コンクリートブロツクの壁面板の裏面及び接
続板の周面に高強度を有する鉄板が配設されてい
るから、ブロツク自身が従来のブロツクに比して
著しい高強度を有するとともに、ブロツク積込み
による壁体構築に於いては、ブロツクの空胴部に
コンクリートを流し込むことで当該鉄板が鉄筋の
役目を果たし、従来のブロツクに配筋を施した場
合と比較して、同等若しくはそれ以上の強度を有
するブロツク壁体を構築することができ、本考案
のコンクリートブロツクの応用性は著しく拡がる
ものである。即ち、各種建物の間仕切り、門、塀
等としての利用に於いては、従来に比して著しく
補強されたブロツク壁面を構築でき、且つ配筋作
業を略し作業能率が向上し得るものとなり、さら
に本考案のブロツクの空胴部に中詰めコンクリー
トの注入に加えて鉄筋等による配筋を行えば、低
層建物は無論のこと中層、高層建物の構造壁体と
して使用できるものとなる。
さらに、本考案のコンクリートブロツクの製造
に於いては、成形用型枠の中の中枠として本考案
のコンクリートブロツクの鉄板が利用することが
でき中枠を省略して良いし、或いは例え中枠を要
しても該中枠は極めて簡略化されたもので済むの
で、型枠の簡略化に伴う型枠代の軽減、脱型工程
の簡略化、ブロツク生産効率の上昇等の利点が発
揮されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコンクリートブロツクの一実
施例を示す斜視図、第2図及び第3図は本考案の
コンクリートブロツクの他の実施例を示す斜視
図、第4図は第3図の実施例によるコンクリート
ブロツクの積込み状態を示す縦断面図、第5図は
従来のコンクリートブロツクの斜視図である。 1……コンクリートブロツク、2……壁面板、
3……接続板、4……鉄板、5……空胴、6……
段部、7……装飾用模様、8……装飾用外装部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一定間隔を有してなる2枚の壁面板、該壁面
    板間に接続された1枚若しくは複数枚の接続板
    からなるコンクリートブロツクに於いて、前記
    壁面板の裏面及び前記接続板周面に鉄板が配設
    されたことを特徴とするコンクリートブロツ
    ク。 (2) 接続板の上端が壁面板上端より凸設され、且
    つ少なくとも前記接続板の上端が壁面板上面よ
    り凸設した高さに相当して前記接続板の下端が
    前記壁面板の下端より凹設されたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のコン
    クリートブロツク。 (3) 壁面板の上縁にブロツク積込み接続用の段部
    が内方に形成され、前記段部の奥行きは前記壁
    面板の下端の厚さにほぼ等しくなされ、且つ少
    なくとも前記段部の高さに相当して接続板の下
    端が前記壁面板の下端より凹設されたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    コンクリートブロツク。 (4) 壁面板の表面に装飾用模様が形成されてなる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項又は第2項又は第3項記載のコンクリートブ
    ロツク。 (5) 壁面板の表面に装飾用外装部材を添設させた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項又は第2項又は第3項記載のコンクリートブ
    ロツク。
JP20133186U 1986-12-27 1986-12-27 Expired JPH0419133Y2 (ja)

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JPS63106822U JPS63106822U (ja) 1988-07-11
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