JPH056350Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH056350Y2
JPH056350Y2 JP11038287U JP11038287U JPH056350Y2 JP H056350 Y2 JPH056350 Y2 JP H056350Y2 JP 11038287 U JP11038287 U JP 11038287U JP 11038287 U JP11038287 U JP 11038287U JP H056350 Y2 JPH056350 Y2 JP H056350Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
accessory
grooves
bending
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11038287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6414837U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11038287U priority Critical patent/JPH056350Y2/ja
Publication of JPS6414837U publication Critical patent/JPS6414837U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH056350Y2 publication Critical patent/JPH056350Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は裏溝付役物タイルに関し、詳しくは
その溝の形態に特徴を有する役物タイルに関す
る。
(従来の技術) 通常タイルの裏面には、建築物の壁面等を構成
する際にその固着力を高める目的で複数条の溝が
形成される。例えば第4図に示すように板状体を
所定部位で折り曲げた形態の役物タイル100の
場合、折片102,104の夫々に、折曲げ線と
直角な方向に延びる裏溝106,108が夫々独
立に形成される。
ところでかかる役物タイル100の場合、その
成形法に起因して、タイル成形体を焼成したとき
に折曲げ部位と各折片102,104の端とで収
縮率が微少に相違し、そしてこれに基づいてタイ
ル100が変形したり寸法に狂いを生じたりする
不具合を生じていた。この種形態の役物タイルの
成形法として、第6図に示すように上下に対向す
る上型110と下型112とで粉体のタイル素地
原料をV字状に挟み込んで圧縮成形する方法があ
るが(その後2点鎖線の位置で成形体を切断す
る)、この場合成形体の下端部、つまり折曲げ部
位114よりも上端部、つまり両端116の部分
の方が粉体原料の密度が微小に低くなり、このた
めに焼成時にタイル成形体が収縮するとき、その
収縮量が折曲げ部位114と両端116の部分と
で異なつてしまうからである。
(問題点を解決するための手段) 本考案のタイルはこのような問題点を解決する
ために案出されたものであり、その要旨は、板状
体を所定部位で折り曲げた形態を成し、且つ裏面
にその折曲げ線と直角な方向に延びる溝が折曲げ
線の方向に所定間隔で複数形成された役物タイル
であつて、溝の深さが前記折曲げ部位の側からタ
イル端側に進むに従つて漸次深くされたことにあ
る。
(作用) このように、本考案の役物タイルにあつてはそ
の裏溝の深さが折曲げ部位の側からタイル端の側
に進むにつれて漸次深くなつているため、粉体原
料を圧縮成形する際その溝の部分における圧縮比
率が、折曲げ部位の側からタイル端の側にかけて
漸次高くなる。このため少なくとも溝の部分にお
いては、折曲げ部位からタイル端にかけてタイル
素地原料の充填密度が均等化される。しかもこの
溝は折曲げ線の方向(タイル幅方向)に微小間隔
で密に並んでいてタイル全面に占める面積比率も
高いから、タイル成形体を焼成したとき折曲げ部
位とタイル端との収縮量の差が少なくなり、従つ
てその収縮量の差に基づいて寸法の狂い・変形も
抑制される。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第2図において、10はL字状を成す役物タイ
ルであつて、互いに直角を成す長短一対の折片1
2,14から成つている。而して折曲げ部位16
の幅方向両端にはキレ抑えと称される凹所18が
形成されており、また各折片12,14の裏面に
は折曲げ線と直角な方向に延びる裏溝20,22
がタイル幅方向に一定間隔で多数配列・形成され
ている。これら裏溝20,22は、第1図及び第
3図に詳しく示すように所定勾配αで傾斜させら
れており、その溝の深さが折曲げ部位16の側か
らタイル端24,26の側にかけて漸次深くされ
ている。
このように裏溝20,22の深さを変化させた
場合、粉体のタイル素地原料を圧縮してタイル1
0を成形したとき、裏溝20,22の部分におい
ては折曲げ部位16からタイル端24,26にか
けて粉体原料の圧縮比率が漸次高くなる。従つ
て、元来折曲げ部位16からタイル端24,26
にかけて原料の充填密度が低くなる傾向にある役
物タイルにあつて、少なくともこれら裏溝20,
22の部分においては原料密度は均等化される。
しかもこれら裏溝20,22は全体的にみるとタ
イル全面に対して広い面積を占めるため、かかる
溝部における原料密度が均等化されることによつ
て、タイル焼成時における折曲げ部位16の収縮
量のタイル端24,26のそれとの差が少なくな
る。これによりタイルの変形・寸法の狂いが効果
的に抑制される。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態でも構成できる。
例えば上例において一方の折片14の端26と
折曲げ部位16とで収縮量にそれ程差のないとき
には、長い方の折片12の側の裏溝20のみその
深さを変化させることも可能であるし、また裏溝
の深さを上例のように連続的に変化させるのでは
なく、場合によつて段階的、不連続的に変化させ
ることも可能である。更に折曲げ線の方向に並ぶ
多数の溝の全てについてその深さを変化させるの
ではなく、その一部を従来通りとし、残部につい
てのみ溝の深さを変化させることも可能である。
この外、本考案を上例以外の種々の形状の役物
タイルに対して適用することも可能であるし、折
曲げ部位が所定曲率で湾曲する形状であつても本
考案の適用上特に支障はない等、本考案はその主
旨を逸脱しない範囲において、様々な変更を加え
た形態で構成することが可能である。
(考案の効果) このように、本考案はタイル裏面の溝の深さを
折曲げ部位の側からタイル端の側にかけて漸次深
くしたものである。
これにより、役物タイルを焼成時したとき折曲
げ部位の収縮量とタイル端の収縮量との差が少な
くなり、以てタイルの変形が抑制されて形状・寸
法不良のタイルの発生率が低くなる等の優れた効
果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である役物タイルの
縦断面図であり、第2図はその役物タイルの斜視
図である。第3図は第1図及び第2図の役物タイ
ルの裏溝の形状を示す要部断面図であり、第4図
は従来の役物タイルの一例を示す斜視図である。
第5図は第4図の−断面図であり、第6図は
第4図,第5図のタイルの成形法を説明するため
の説明図である。 10……役物タイル、12,14……折片、1
6……折曲げ部位、20,22……裏溝、24,
26……タイル端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板状体を所定部位で折り曲げた形態を成し、且
    つ裏面にその折曲げ線と直角な方向に延びる溝が
    該折曲げ線の方向に所定間隔で複数形成された役
    物タイルであつて、 該溝の深さが前記折曲げ部位の側からタイル端
    側に進むに従つて漸次深くされたことを特徴とす
    る裏溝付役物タイル。
JP11038287U 1987-07-17 1987-07-17 Expired - Lifetime JPH056350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11038287U JPH056350Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11038287U JPH056350Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6414837U JPS6414837U (ja) 1989-01-25
JPH056350Y2 true JPH056350Y2 (ja) 1993-02-18

Family

ID=31347488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11038287U Expired - Lifetime JPH056350Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH056350Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6414837U (ja) 1989-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2930135A (en) Tile setting gauge
EP2042668A1 (en) A corner joint element for bevel-edge tiles
US4244155A (en) Block interlocking insert
JPH056350Y2 (ja)
US20040168393A1 (en) System of stackable blocks as well as block and a joining element of the system
US2918715A (en) Apparatus for manufacturing ceramic tiles
JPH0432431Y2 (ja)
JPH0433308Y2 (ja)
JPH056349Y2 (ja)
JPS62109608A (ja) 特殊形状側面タイルの押出成形方法
US20230241810A1 (en) Manufactured retaining wall block with improved false joint
JP6700650B2 (ja) 建築板
JPH065386Y2 (ja) 裏溝付役物タイル
JP2533454B2 (ja) 乾式施工用のタイル製造方法
JP2993638B2 (ja) ラップ式タイル及びその製造用型装置
JP2630772B2 (ja) サイデイングの目地ジヨイナー
JPH0239926A (ja) 断熱パネルの製造方法
JPS616168A (ja) 分割用細溝付きタイル素地及びその製造方法
JP3427832B2 (ja) ラップ式タイル
JPS6241198Y2 (ja)
JPH0622037Y2 (ja) タイル壁の施工構造
JPH0116568Y2 (ja)
US917082A (en) Sheet-metal structural element.
JPH0432252Y2 (ja)
JPH0339419Y2 (ja)