JPH0622037Y2 - タイル壁の施工構造 - Google Patents

タイル壁の施工構造

Info

Publication number
JPH0622037Y2
JPH0622037Y2 JP623489U JP623489U JPH0622037Y2 JP H0622037 Y2 JPH0622037 Y2 JP H0622037Y2 JP 623489 U JP623489 U JP 623489U JP 623489 U JP623489 U JP 623489U JP H0622037 Y2 JPH0622037 Y2 JP H0622037Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
tiles
construction structure
panel
surface side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP623489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0298132U (ja
Inventor
正樹 酒井
利博 高田
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP623489U priority Critical patent/JPH0622037Y2/ja
Publication of JPH0298132U publication Critical patent/JPH0298132U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622037Y2 publication Critical patent/JPH0622037Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイル壁の施工構造に関し、詳しくは乾式施
工構造に関する。
従来一般に採用されているタイル壁の施工構造は、第8
図に示しているように各タイル100を所定間隙だけ離
して並べ、そしてそれらタイル100間の間隙にモルタ
ル目地102を詰め込むものである。
しかしながらこの施工構造の場合、施工が難しく且つ面
倒であって、時間も長くかかってしまう。そこで第9図
に示しているように、タイル108の裏面側に横方向全
長に亘って係止溝109を設け、かかる係止溝109に
おいて、各タイル108を下地材上に固定したパネル1
04の係止爪106に係止・固定するとともに、各タイ
ル108を突き合せて(ここでは横方向の突き合せ)、
タイル壁を構成する乾式施工構造が提案されている。
ところで、施工現場において寸法が半端となったときに
1枚のタイル108を切断した上で壁面に張り付けるこ
とが許されている場合には、この方法を採用することも
可能であるが、タイル108を切断することが許されな
い場合には、タイル108とタイル108との間に目地
を形成することが必要になる。タイル108を切断しな
くても良いようにタイル108の張付位置を部屋の大き
さ,壁面の大きさ等に応じて予め割り付けたとしても、
タイル108自身に製造上のばらつきがあるため、その
寸法の狂いを目地にて吸収することが必要となるからで
ある。
従ってこのような場合にはタイル108とタイル108
とを一定の間隙を隔てて並べ、かかる間隙(目地)によ
りタイル寸法の狂い等を吸収することが必要となる。
しかしながらこのようにタイル108とタイル108と
の間に間隙を形成すると、その間隙部分を通してタイル
裏面側の係止溝109が外部に露出してしまい、タイル
壁面の美観を損ねてしまうという新たな問題が生ずる。
(課題を解決するための手段) 本考案の施工構造はこのような課題を解決するために案
出されたものであり、その要旨は、下地材上にパネルを
固定するとともに該パネル表面側に並べたタイルの夫々
を、それらの裏面側に形成した側端面まで延びる形態の
横方向の係止溝において該パネルの係止爪に係止して固
定するようにしたタイル壁の施工構造において、該タイ
ルの夫々の裏面側の横方向両端縁であって該タイルの厚
み方向における前記係止溝の底面と同位置若しくはこれ
より表面側の位置からタイル裏面にかけての部分を傾斜
面等所定幅の面取り形状とするとともに、それらタイル
を前記側端面が露出する状態に横方向に所定の間隙を隔
てて配列するようにしたことにある。
(作用及び考案の効果) かかる本考案によれば乾式施工構造の利点、即ち施工作
業に熟練を要せず、左官職人によらなくても容易に施工
できること、即ち職種が限定されないこと、また短時間
で施工が完了すること、現場を汚さないことなどの利点
を保有しつつ、しかもタイルとタイルとの間に目地を形
成してタイル寸法の狂いをかかる目地によって吸収する
ことができる。
しかもこの目地はタイル厚みと同じ深さの深目地であっ
て、これによりタイル壁面に立体感,重厚感ある美観が
現出される。
本考案の施工構造は、タイルとタイルとの間隙を通して
タイル裏面側の係止溝が外部から見えない特長を有す
る。タイル裏面側の横方向両端縁が傾斜面等の面取り形
状とされているため、タイル壁面を正面或いは斜めから
見たとき、係止溝が看者の視野に入らないようになるか
らである。尤も面取り部分が僅かであると、タイル間の
間隙幅によっては溝形状が外部に現われる可能性があ
る。そこでこの面取り部の幅は、間隙を通して斜めから
見た場合においても係止溝の形状が外部に現われない程
度の幅とする必要がある。本考案において所定幅とはこ
のような条件を満たす程度の幅を意味している。
さてこのように本考案の施工構造では、タイル裏面の溝
形状が外部に現われないことから、タイル壁面の美しさ
は何等損なわれず、このような溝を有しないタイルを用
いて施工した場合と同様の外観,美観が得られる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図において、10は下地面上に固定される金属パネ
ル(ここではアルミパネル)であって、表面側にパネル
板体を一部曲げ起して成る縦方向の係止爪12が上下に
複数段に且つ横方向に所定間隔毎に形成されている。
前記パネル10の表面には、セメント目地調のペイント
14が施されている。このペイント14は、横方向のペ
イント14aと縦方向のペイント14bとから成ってい
る。而して横方向のペイント14aは、上段のタイル1
6と下段のタイル16との間に形成される隙間に沿って
且つこの隙間よりも広い幅で横一列に施され、また同じ
く縦方向のペイント14bは、左右に隣接するタイル1
6と16との間に形成される隙間に沿って且つその隙間
よりも広い幅で縦一列に施されている。
一方タイル16は、第2図乃至第4図にも示しているよ
うにその裏面側の上下中間部に係止溝18を有してお
り、この係止溝18において上記パネル10の係止爪1
2に係止・固定されるようになっている。また同じく裏
面側の左右両端縁には、面取り部としての傾斜面20が
形成されている。尚この傾斜面20は、タイル16の厚
み方向において上記係止溝18の底面と同じ位置からタ
イル裏面にかけて形成されている。但し係止溝18の底
面の位置よりもタイル表面側からタイル裏面にかけて形
成するようにもできる。
このようなタイル16を、第1図に示しているように横
方向に所定の間隙を隔てて配列し、そして裏側の係止溝
18をパネル10の係止爪12に係止して行けば、その
ままタイル壁面を構成することができる。またこのとき
間隙の幅をコントロールすることによって、タイル16
の寸法誤差を吸収することができる。
本例の施工構造においては、タイル裏面側の両端縁が傾
斜面20として形成されているため、第5図に示してい
るように係止溝18の形状がタイル16と16との間隙
を通して外部に現われない。これによりかかる係止溝1
8を有しないタイルを用いて施工したときと同じような
奇麗な目地を有するタイル壁面が得られる。また本例の
施工構造においては、目地の深さがタイル16の厚みと
同じ程度の深目地であって、このためにタイル16の厚
み感が強調され、立体感,重厚感あるタイル壁面が得ら
れる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその他の形
態で構成することも可能である。
例えば上例のタイル16はあくまで本考案の一例であっ
て、本考案においてはタイルの形状を第6図及び第7図
に示すような係止溝22,24を有する形状に、或いは
タイルを上下に一部重ねるための凸条26,凹条28を
有する形状にすること、更には他の異なった形状にする
ことも勿論可能であるし、またパネルにおける係止爪の
形態を他の形態としたり、タイル両端縁における面取り
部の形状を湾曲面としたりその他の形状とすることも可
能であるなど、本考案はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々変更を加えた形態で構成することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例であるタイル壁の施工構造の
要部斜視図であり、第2図,第3図及び第4図は夫々第
1図のタイルの平面図,裏面図及び側面図である。第5
図はそのタイル壁の要部横断面図であり、第6図,第7
図は夫々本考案におけるタイルの他の形態を示す各側面
図である。第8図及び第9図は本考案の背景説明のため
に示したタイル壁施工構造の各要部斜視図である。 10:金属パネル、12:係止爪 16:タイル、18,22,24:係合溝 20:面取り部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地材上にパネルを固定するとともに該パ
    ネル表面側に並べたタイルの夫々を、それらの裏面側に
    形成した側端面まで延びる形態の横方向の係止溝におい
    て該パネルの係止爪に係止して固定するようにしたタイ
    ル壁の施工構造において、 該タイルの夫々の裏面側の横方向両端縁であって該タイ
    ルの厚み方向における前記係止溝の底面と同位置若しく
    はこれより表面側の位置からタイル裏面にかけての部分
    を傾斜面等所定幅の面取り形状とするとともに、それら
    タイルを前記側端面が露出する状態に横方向に所定の間
    隙を隔てて配列するようにしたことを特徴とするタイル
    壁の施工構造。
JP623489U 1989-01-23 1989-01-23 タイル壁の施工構造 Expired - Lifetime JPH0622037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP623489U JPH0622037Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 タイル壁の施工構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP623489U JPH0622037Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 タイル壁の施工構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0298132U JPH0298132U (ja) 1990-08-06
JPH0622037Y2 true JPH0622037Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31210297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP623489U Expired - Lifetime JPH0622037Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 タイル壁の施工構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622037Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0298132U (ja) 1990-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0622746Y2 (ja) 壁板で覆われた壁面角部の覆板
US3494085A (en) Recessed stop bead
JPH0622037Y2 (ja) タイル壁の施工構造
JP3918353B2 (ja) 出隅柱
JPH0617941Y2 (ja) 装飾壁
JPH0421403Y2 (ja)
JPS6311242Y2 (ja)
JPH08420Y2 (ja) 壁 材
JPS625454Y2 (ja)
JPH0323465Y2 (ja)
JP2630772B2 (ja) サイデイングの目地ジヨイナー
JPS6136687Y2 (ja)
JPH034663Y2 (ja)
JPH0323935Y2 (ja)
JPH0253582B2 (ja)
JPH0541149Y2 (ja)
JPH0635035Y2 (ja) 連結構造
JPH0229149Y2 (ja)
JP2000226926A (ja) 建物用外壁材
JP3050108U (ja) 建築用内外装板
JP2684102B2 (ja) 壁材の縦目地構造
JPH0672475B2 (ja) タイル壁の施工構造
JPS6345473Y2 (ja)
JP2505895Y2 (ja) 壁板用連結具
JPS5821858Y2 (ja) 金属製外装板の連結装置