JPH0421403Y2 - - Google Patents

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JPH0421403Y2
JPH0421403Y2 JP1985071637U JP7163785U JPH0421403Y2 JP H0421403 Y2 JPH0421403 Y2 JP H0421403Y2 JP 1985071637 U JP1985071637 U JP 1985071637U JP 7163785 U JP7163785 U JP 7163785U JP H0421403 Y2 JPH0421403 Y2 JP H0421403Y2
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Japan
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locking
groove
tile
ceramic
tiles
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JP1985071637U
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JPS6227148U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建造物の壁面等の仕上げとして好適
な陶磁器タイルによる外装部の構造に関する。
(従来の技術) 陶磁器タイル張り工法として、セメントモルタ
ルで接着する方法以外に、躯体側に固定したレー
ル状の固定部材に陶磁器タイルを強制的に圧着
し、目地部をモルタル等で埋める工法が例えば特
公昭57−52466、実開昭59−179928等に提示され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、これらの場合には個々別々の固定部材
を多数本定位置に固定する作業がかなり大変であ
り、また陶磁器タイルを該固定部材に強制的に圧
着する作業も陶磁器タイルの数が多いだけにかな
り大変な労働となるものである。
本考案はこのような点に鑑み、陶磁器タイルを
簡便に取り付けられるようにしたことを目的とす
る。
(問題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、陶磁器
タイルの背面と下面とに背面側から所定間隔をも
つて下方が開放した係止溝をそれぞれ形成し、か
つ背面の係止溝はその下方に後述する係止片の係
止部の巾よりも広い空間を形成してなる陶磁器タ
イルと、基板から張出した支持部先端から上方に
折曲しかつ上記係止溝の溝巾にほぼ一杯に差し込
まれる折曲部を有した係止片を基板面に多数形成
してなる固定板とを、該固定板を躯体側に固定
し、この固定板の係止片に陶磁器タイルを掛止め
るようにし、該陶磁器タイル間の目地部は必要に
応じてモルタルその他適宜目地材で埋めて陶磁器
タイルによる外装部を構成するようにしたもので
ある。
(作用) これによれば、固定板を躯体側に固定した後、
この固定板から突出している係止片に陶磁器タイ
ルを掛け止めていくだけの作業で陶磁器タイルの
装着が行え、必要に応じて目地部をモルタルその
他適宜目地材料で埋めれば、陶磁器タイルによる
外装部の施工を完了することができる。
(実施例) 以下、一実施例として示した図面によつて本考
案を説明する。
1は陶磁器タイル、2は固定板、3は胴縁等の
適宜壁下地である。陶磁器タイル1は適宜肉厚の
矩形体であつて、その背面に後述する係止片22
の係止部24の上下巾よりも広い上下巾を有する
凹面11が形成され、この凹面11の上方に、タ
イル背面から該係止片22の支持部23の長さと
ほぼ等しい所定間隔をおいた内方位置において下
方に開放した係止溝12が形成されており、下面
には背面から上記所定間隔と同間隔をおいた位置
に、下方に開放した係止溝13が形成されてい
る。これら係止溝の内、少なくとも下面の係止溝
13は内方ほど漸次窄まり、内端部は係止片の係
止部24の前後巾よりも若干狭くなるように形成
されている。背面上端部にはビス頭を避けるべく
テーパ面14が形成されている。
固定板2は、基板21と、所定間隔をおいてプ
レス等によつて該基板から折曲形成された多数の
係止片22とからなつており、係止片22は、基
板21から直角に折曲した所定長さ即ちタイル背
面から係止溝に至る長さの支持部23、及び該支
持部23先端から上方に直角折れした後に外方に
斜め折れした係止部24が形成され、係止溝1
2,13にそれぞれ係止する係止片22a,22
bが一対となつている。係止片22bと、その直
下の係止片22aとの間隔は上下に装着されたタ
イル間に適宜目地間〓が形成されるように設定さ
れている。
なお、係止片22は基板21に溶接する等して
形成してもよい。
上記固定板2はビス等によつて壁面に固定し、
その上で一対の係止片22a,22bに陶磁器タ
イル1を載せるようにして順次掛止めていけばよ
い。こうして、タイルの張り付け寸法を割り出す
必要がなく、またタイルの下面に係止溝13が形
成されているので、タイルを係止片22bに載せ
るように合わせるだけで、係止溝12,13と係
止片22a,22bとが係合でき、タイルを簡単
に装着していくことができる。なお、タイルを掛
止する際にタイルを軽く下方に押しつけるのは好
ましい。タイル間の目地部を所望の目地材でシー
ルすれば外装が仕上がる。
陶磁器タイルの固定は、係止片への掛止だけ
で、スプリング力等を利用して圧着する等の強制
方式を採らないので、作業は簡便であり、仮に固
定に僅かなガタが生じるようなことがあつても、
目地部のシールによつて固定され、このような固
定で十分なので、何ら支障はない。上記実施例
は、タイルを縦長、横長いずれの状態に装着する
場合であつてもよいものであるが、上記実施例を
横長状態のものとし、縦長に装着す場合には次の
ようにすることもできる。
即ち、第3図に示されているように、タイルの
背面に前述同様の凹面11A、係止溝12Aを、
下面にも同様の係止溝13Aを、更に必要に応じ
て背面下部に該凹面11A、係止溝12Aと同様
の凹面15A、係止溝16Aを夫々形成し、かつ
上記係止溝12Aが基板21の或る係止片221
に係止されたときに係止溝13Aは該片221よ
り幾つか下方の(図は5つ下方の)係止片226
に係止され、必要に応じて設けた係止溝16Aは
その直上の係止片225に係止されるような寸法
に設定してなる縦長タイル1Aを準備し、このタ
イル1Aを用いれば、係止溝12Aに掛止する係
止片221下方の不要な係止片222,223,
224を切除することによつて、第2図に示され
た基板21を利用してタイルを縦横いずれの方向
にも装着し得る。
(考案の効果) 以上のようにして本考案によれば、陶磁器タイ
ルを掛止する極めて簡便な作業によつて陶磁器タ
イルによる外装部を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は陶磁器タイルを固定板に掛止した状態
を示す断面図、第2図は固定板の部材正面図。第
3図はタイルを固定板に縦長に掛止した状態を示
す断面図である。 1……陶磁器タイル、2……固定板、11……
凹面、12,13……係止溝、21……基板、2
2……係止片、23……支持部、24……係止
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陶磁器タイルの背面と下面とに背面側から所定
    間隔をもつて下方が開放した係止溝をそれぞれ形
    成し、かつ背面の溝はその下方に後述する係止片
    の係止部の巾よりも広い空間を形成してなる陶磁
    器タイルと、基板から張出した支持部先端から上
    方に折曲しかつ上記係止溝の溝巾にほぼ一杯に差
    し込まれる折曲部を有した係止片を基板面に多数
    形成してなる固定板とを、該固定板を躯体側に固
    定し、この固定板の係止片に陶磁器タイルを掛止
    めるようにして構成する陶磁器タイルによる外装
    部の構成。
JP1985071637U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0421403Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63226451A (ja) * 1987-03-17 1988-09-21 元旦ビユーティ工業株式会社 タイルブロツク壁体
JPH0627708Y2 (ja) * 1987-04-17 1994-07-27 日本建工株式会社 タイル取付け構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59173830U (ja) * 1983-05-06 1984-11-20 合名会社 大沢商店 タイル

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JPS6227148U (ja) 1987-02-19

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