JPH055977U - タイル及びタイル固定金具 - Google Patents

タイル及びタイル固定金具

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JPH055977U
JPH055977U JP5257591U JP5257591U JPH055977U JP H055977 U JPH055977 U JP H055977U JP 5257591 U JP5257591 U JP 5257591U JP 5257591 U JP5257591 U JP 5257591U JP H055977 U JPH055977 U JP H055977U
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JP
Japan
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tile
locking
joint
strip
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP5257591U
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English (en)
Inventor
誠 木曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目地詰め作業、接着剤の廃止による完全乾式
化を図り、目地割れや固定機能低下等の防止を図る。 【構成】 四周側面に係止凹溝3 を有するタイル1 及び
その固定金具7 で、該金具7 はベース片8 と、ベース片
8 に対して直角な連結条片9 と、連結条片9 の先端部に
互いに反対方向にかつベース片8 と平行に延びる係止条
片10,11 と、係止条片10,11 の全周に塗着した目地材12
とから成っており、係止条片10,11 がタイル1 の係止凹
溝3 に嵌入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物の内装や外装用等として用いられるタイル及びタイル固定金具 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、セメントを加圧成形して製作したタイル下地材の正面に、多数個のタ イルを配設してパネルを構成したタイルパネルが知られている。このパネルは、 図6、図7に例示するように、タイル下地パネル21の表面に横方向に延びるタイ ル保持用突条22が、上下方向に等間隔で突設され、前記突条22が嵌合される条溝 23を裏面に凹設したタイル24とからなり、タイル24は接着剤25によりタイル下地 パネル21に接着され、各タイル24間の目地は目地モルタル26で埋められている。 そして、外壁材としてタイルパネル27を胴縁28等に取付ける場合、タイル下地パ ネル21を釘等により胴縁28に固着している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、目地詰め作業に専門職人が必要であるうえ、モルタル目地 材における白華現象等によるタイル面の汚れが生じるため黒色系の目地材を使用 できず、乾燥時における目地割れ、接着剤の経年変化に伴なう劣化現象による固 定機能低下等の問題がある。
【0004】 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、目地詰め作業、接着剤の廃止による完全乾式化を図り、目地割れや固定機能 低下等を防止できるタイル及びその固定金具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案のタイルは、裏面に係止部を備えたタイルの四周側面に、係止凹 溝がタイル表面と平行に設けられていることを特徴としている。 また、本考案のタイル取付金具は、タイル下地材に当接されるベース片と、ベ ース片に対して直角な連結条片と、連結条片の先端部に互いに反対方向にかつベ ース片と平行に延びる係止条片と、係止条片の少なくとも前面に塗着した目地材 とからなることを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案によれば、タイルをタイル下地材に固定する場合、下側に配置されるタ イルの係止部をタイル下地材の係止部に係合させ、横目地用固定金具のベース片 をタイル下地材に当接すると共に、下方の係止条片をタイルの上側係止凹溝に嵌 入して、ベース片を釘・ビス等によりタイル下地材に固着する。次いで、上側に 配置されるタイルを、その下側係止凹溝に既に固着した固定金具の係止条片を嵌 入させると共に、裏面の係止部を下地材の係止部に係止させて上下タイルの接合 と固定を行なう。続いて、上側のタイルの上側係止凹溝に、固定金具の下側係止 条片を嵌入して、ベース片をタイル下地材に釘止めし、順次、上記の順序で上側 にタイルを接合し固定する。そして、既に固定したタイルの左右両側にタイルを 固定する場合、前述のように下から順次上方へと接合固定するが、左右両側にも 夫々縦目地用固定金具のベース片を、隣接タイルの裏面とタイル下地材間に挿入 すると共に、タイルの左右対向端面の係止凹溝に固定金具の両係止条片を挿入し 、縦目地用固定金具の係止条片の上下端を横目地用固定金具の係止条片の裏面側 に若干挿入して係止する。
【0007】 このようにして固定されたタイルは、固定金具の係止条片によって目地幅が一 定になると共に、係止条片に塗着した目地材によって、隣接タイル間に形成され る目地が埋められる。したがって、接着剤の塗着、目地詰め作業が不要となり、 完全乾式とすることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1〜図5は本考案の実施例を示し、1 はタイルで、裏面に横方向に貫通する 断面鳩尾状の係止凹溝2 が設けられ、四周側面に係止凹溝3 が設けられている。 4 はタイル下地材で、パネル状を呈し、表面側に横方向に延びるタイル保持用 の係止突条5 が、上下方向及び左右方向に所定の間隔で突設されており、係止突 条5 の断面形状は鳩尾状とされている。そして、この下地材4 は胴縁6 等に釘止 めされるようになっている。なお、係止突条5 の上下方向のピッチは、タイル1 の上下幅と横目地幅Aを加えた寸法とされ、係止突条5 の左右方向のピッチは、 タイル1 の左右幅と縦目地幅Bを加えた寸法の半分とされている。
【0009】 7 は横目地用の固定金具で、タイル1 の左右幅の略整数倍の長さとされ、図1 及び図3に示すように、タイル下地材4に固定されるベース片8 と、ベース8 に 対して直角な連結条片9 と、連結条片9 の先端部に互いに反対方向 (上下) にか つベース片8 と平行に延びる係止条片10、11とからなる金具本体と、係止条片10 ,10 の全面に塗着された合成ゴム系の目地材12とからなり、金具本体はアルミニ ウム合金を押出成形により製作した押出材である。前記係止条片10,11 の幅方向 端縁間長さは、横目地幅Aとタイル1 の凹溝3 深さの2 倍を加えた寸法よりも若 干( 目地材12の厚さの2 倍分) 短くされており、該係止条片10,11 によって横目 地幅Aを決めることができる。また、前記ベース片8 には、固定ビス13用の釘孔 14が設けられている。
【0010】 15は縦目地用の固定金具で、タイル1 の上下方向幅から係止凹溝3 の深さの2 倍を引いた寸法に、横目地用固定金具7 の係止条片10,11 に係止させる( 図5参 照)に必要な寸法(約1.5mm ×2 ) を加えた長さとされ、図2及び図4に示すよ うに断面工形を呈し、ベース片16と、連結片17と、係止条片18,19 とからなる金 具本体と、係止条片18,19 の全面に塗着した合成ゴム系の目地材20とにより構成 されており、金具本体はアルミニウム合金を押出成形により製作した押出材であ る。前記係止条片18,19 の幅方向端縁間長さは、縦目地幅Bとタイル1 の凹溝3 深さの2 倍を加えた寸法よりも若干( 目地材20の塗布厚さの2倍分) 短かくされ ており、該係止条片18,19 によって縦目地幅Bを決めることができる。
【0011】 なお、前記目地材12,20 は、工場において固定金具7,15に塗着され、乾燥状態 である。 上記実施例において、タイル1 をタイル下地材4 に固定する場合、図1に示す ように、下側に配置されるタイル1 の係止凹溝2 をタイル下地材4 の係止突条5 に係合させ、横目地用固定金具7 のベース片8 を、タイル下地材4 に当接すると 共に、下方の係止条片11をタイル1 の上側係止凹溝3 内に嵌入して、ベース片8 をビス13により下地材4 に固着する。次いで、上側に配置されるタイル1 を、そ の下側係止凹溝3 に既に固着した固定金具7 の係止条片10を嵌入させると共に、 裏面の係止凹溝2 をタイル下地材4 の係止突条5 に係止させて、上下タイル1 の 接合と固定を行なう。続いて、上側のタイル1 の上側係止凹溝3 に、固定金具7 の下側係止条片11を嵌入して、ベース片8 をタイル下地材4 にビス13により固着 し、上述の順序で順次上側にタイル1 を接合し固定する。そして、既に固定した タイル1 の左右両側にタイル1 を固定する場合、前述のように下から順次上方へ と接合固定するが、図2に示すように、縦目地用固定金具15のベース片16を、隣 接タイル1 間の裏面とタイル下地材4 との間に挿入すると共に、タイル1 の左右 対向端面の係止凹溝3 に固定金具15の係止条片18,19 を挿入し、該係止条片18,1 9 の上下端を横目地用固定金具7 の係止条片10,11 の裏面側に若干挿入して図5 に示すような状態で係止する。
【0012】 以上のようにして固定されたタイル1 は、横目地及び縦目地が固定金具7,15の 目地材12,20 によって埋められ、かつ、目地幅A、Bが固定金具7,15の係止条片 10、11、18、19によって決められ、作業性が向上するうえ、接着剤の塗着、目地 詰め作業、タイル洗いなどが不要となる。 なお、タイル1 のタイル下地材4 への固定を工場において行ない、パネル化す ることができ、また、建物の胴縁6 にタイル下地材4 を固定した上に又は固定し ながらタイル1 を固定できる。
【0013】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、横目地用及び縦目 地用固定金具を同一断面形状とすることができ、かつ押出材でなく板金製とする こともでき、タイル裏面の係止部は突条としてもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係るタイル固定金具は、上述のようにタイル下地材に当接されるベー ス片と、ベース片に対して直角な連結条片と、連結条片の先端部に互いに反対方 向にかつベース片と平行に延びる係止条片と、係止条片の少なくとも前面に塗着 した目地材とからなることを特徴とするものであるから、四周側面に係止凹溝を 有するタイルを、接着剤を用いることなく接合固定できると共に雨仕舞性を確保 でき、しかも目地詰め作業、タイル洗い作業が不要でその専門職人を要すること がなく、工期を大幅に短縮でき、従来のような白華現象によるタイル面の汚れが なく、目地材の色合いに制限がなくかつ目地割れの恐れがないうえ、タイルの固 定機能低下を生じず完全乾式化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】横目地用固定金具の斜視図である。
【図4】縦目地用固定金具の斜視図である。
【図5】縦横目地用固定金具の係合状態説明図である。
【図6】従来例の斜視図である。
【図7】従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 タイル 2 係止部(凹溝) 3 係止凹溝 4 タイル下地材 7 固定金具 8 ベース片 9 連結片 10 係止条片 11 係止条片 15 固定金具 16 ベース片 17 連結片 18 係止条片 19 係止条片 20 目地材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に係止部を備えたタイルの四周側面
    に、係止凹溝がタイル表面と平行に設けられていること
    を特徴とするタイル。
  2. 【請求項2】 タイル下地材に当接されるベース片と、
    ベース片に対して直角な連結条片と、連結条片の先端部
    に互いに反対方向にかつベース片と平行に延びる係止条
    片と、係止条片の少なくとも前面に塗着した目地材とか
    らなることを特徴とするタイル固定金具。
JP5257591U 1991-07-08 1991-07-08 タイル及びタイル固定金具 Pending JPH055977U (ja)

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JP (1) JPH055977U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097023A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Takashi Akimoto 被覆材及び被覆材組立体
KR101872643B1 (ko) * 2017-05-29 2018-06-28 강경구 외장용 타일

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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