JPS634750B2 - - Google Patents

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JPS634750B2
JPS634750B2 JP56007328A JP732881A JPS634750B2 JP S634750 B2 JPS634750 B2 JP S634750B2 JP 56007328 A JP56007328 A JP 56007328A JP 732881 A JP732881 A JP 732881A JP S634750 B2 JPS634750 B2 JP S634750B2
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JP
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signal
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JP56007328A
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JPS56112183A (en
Inventor
Dekurameeru Aran
Misheru Peruno Jan
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS56112183A publication Critical patent/JPS56112183A/ja
Publication of JPS634750B2 publication Critical patent/JPS634750B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
    • H04N5/126Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising whereby the synchronisation signal indirectly commands a frequency generator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、テレビジヨン受像機の線偏向駆動信
号・線同期信号間位相偏移修正回路に関するもの
である。
現在のテレビジヨン受像機については、良好な
画質の画像が得られる。反面、その構成の複雑さ
と、その構成が再生し得る画像の画質と製造技術
上の可能性と就中製造価格との間の妥協の結果で
あるという明白な事実よりすれば、疑いもなく、
広範囲の改良乃至簡単化が可能である。一方、情
報のアナログ処理が困難であることおよびあらゆ
る種類の誤差、偏移あるいは歪みに敏感であるこ
とは、アナログ−デイジタル変換器を用いてその
情報をデイジタル形式で取扱うことに対する絶好
の刺戟となる。しかしながら、デイジタル技術の
現状においては、この種アナログ−デイジタル変
換器は、テレビジヨン受像機における情報のデイ
ジタル処理に用いるにはその変換速度が遅過ぎる
か、あるいは、消費電力が比較的大きく構成が複
雑となるがために高価なものになる、という問題
があつた。
本発明の目的は、上述した従来の問題を解決
し、上述した修正回路を実現するためにその修正
回路を改良してほぼ完全にデイジタル形式にし得
るようにするとともにアナログ−デイジタル変換
器を全く用いずに済ますようにした解決策を提供
することにある。
すなわち、本発明修正回路装置は、線周波数よ
り高い繰返し周波数のパルス列を形成する基準発
振器、その基準発振器の出力端子に接続して線偏
向駆動信号を形成する分周器、および、その分周
器の出力信号を第1の入力端子に供給するととも
に、受信入力線同期信号を第2の入力端子に供給
して、それら供給した信号相互間の位相偏移の値
および正負の符号を表わす信号を形成する位相比
較器を備えてテレビジヨン受像機における線偏向
駆動信号と線同期信号との間の位相偏移を修正す
る回路装置において、前記位相比較器の出力信号
を受け入れて、前記線同期信号と前記分周器の出
力信号との間の位相偏移が所定値より小さい同期
状態もしくは当該位相偏移が前記所定値より小さ
くない非同期状態を検出する同期非同期状態検出
器、および、前記位相比較器の出力信号および前
記同期非同期状態検出器からの情報を受け入れ
て、前記同期非同期状態検出器が前記非同期状態
を検出しているときに前記分周器の分周比を制御
するとともに、前記同期状態においては前記分周
器に修正信号を供給しないようにすることを特徴
とするものである。
以下に図面を参照して、本発明の範囲を限定す
るものではない実施例につき、本発明を詳細に説
明する。
本発明偏移修正回路は、第1図に示す構成例か
ら明らかなように、2個の基本的デイジタル回路
すなわち、位相比較段1および同期制御段2を有
している。
しかして、位相比較段1はつぎの各構成要素か
らなつている。
(a) テレビジヨン受像機の線周波数より高い繰返
し周波数を有する周期的パルス列を形成する基
準発振器10。(図示の例では、発振周波数は
40MHzであり、したがつて、パルス列の繰返し
周期が25ナノ秒であるが、これらの数値は、実
際に所望の量子化ステツプに合わせて選定した
ものであり、その量子化ステツプは発振周波数
が高くなる程細かくなる。) (b) カウンタ11、加算器12およびデコーダ1
3を有して線偏向駆動信号を形成する周波数分
周器。
(c) 第1の入力端に上述した周波数分周器の出力
信号を供給するとともに、第2の入力端にテレ
ビジヨン受像機の一部をなす映像信号分離同期
段3からの線同期信号を供給し、それらの信号
相互間について検出した位相偏移に基づいて、
後述するようにその位相偏移の大きさおよび正
負の符号に直接関連した大きさおよび符号を有
するデイジタル信号を送出する位相比較器。な
お、この位相比較器については以下に詳述す
る。
上述した周波数分周器中のカウンタ11は、基
準発振器10の出力端に接続してあり、12ビツト
の計数出力を送出する。また、一定値よりなる分
周比Nと後述するように同期制御段2により形成
する代数的修正値dNとの加算を行なう加算器1
2も12ビツトの加算出力を送出する。さらに、デ
コーダ13は、カウンタ11の12ビツトのデイジ
タル計数出力と加算器12の12ビツトのデイジタ
ル加算出力N+dNとを受入れて、12個の排他的
オア回路の助けにより、それらの計数出力と加算
出力との互いに対応するビツトを2ビツトずつ順
次に結び付け、復号回路により、それらの順次に
対応する各ビツトがすべて一致したときにのみ、
例えば上述した25ナノ秒のパルス幅を有する出力
パルスSを形成するが、かかる全対応ビツトの一
致が得られないときには、デコーダ13の出力端
には何ら信号が現われない。一方、上述したよう
にして両デイジタル出力の一致を検出したときに
デコーダ13の出力端に現われる出力パルスS
は、カウンタ11を零にリセツトすると同時に、
上述した位相比較器の第1の入力端にも供給され
る。
この位相比較器は論理回路14およびカウンタ
15を有するカウンタ回路を備えており、その論
理回路14に設けた前述の第1の入力端に25ナノ
秒のパルス幅を有するデコーダ13の出力パルス
Sを供給するとともに、同じく論理回路14に設
けた前述の第2の入力端にほぼ5マイクロ秒のパ
ルス幅を有する映像信号分離同期段3からの線同
期パルスVを供給してある。
上述した論理回路14の第2図に示す構成例に
おいて、双安定回路21の第1入力端に上述した
出力パルスSを供給するとともに、双安定回路2
2の第1入力端に上述した線同期パルスVを供給
してあり、さらに、出力パルスSよりほぼ32マイ
クロ秒遅らせて形成した走査線中心パルスMをそ
れら双安定回路21,22の第2入力端に供給し
てある。しかして、双安定回路21から得られる
2種類の出力信号をB1および1とし、双安定回
路22から得られる2種類の出力信号をB2およ
2としたとき、それらの出力信号をそれぞれ
送出する各出力端B11,B22のうち、2
個の出力端B1および2をアンドゲート23の2
個の入力端にそれぞれ接続するとともに、2個の
出力端B2および1をアンドゲート24の2個の
入力端にそれぞれ接続する。さらに、それらのア
ンドゲート23,24の出力端はオアゲート25
の2個の入力端にそれぞれ接続してあり、このオ
アゲート25の出力端には、上述した出力パルス
Sと線同期パルスVとの位相偏移に対応する時間
に等しいパルス幅を有するパルスTCが現われる。
回路構成を第2図に示すとともにその各部動作
波形を第3図に示した論理回路14の上述したよ
うな構成を考慮すると、オアゲート25の出力パ
ルスTCは次の式によつて表わすことができる。
TC=B121・B2 例えば、出力パルスSが到来した後に線同期パ
ルスVが到来した場合には、第3図に示すように
1・B2の項が零となるので、出力パルスTCは
B12によつて与えられ、これとは反対に、線
同期パルスVが到来した後に出力パルスSが到来
した場合には、B12の項が零となつて、1
B2の項が双方のパルス間の位相偏移を与えるこ
とになる。また、アンドゲート23および24の
各出力信号を2個の入力端にそれぞれ供給した第
3の双安定回路26は、零に等しくない信号が2
個の出力端のいずれに現われるかによつて上述し
た位相偏移の正負の符号を与える。
論理回路14に組合わせて動作させるカウンタ
15は、図示の構成例においては6ビツトのカウ
ンタとするが、このカウンタ15には、出力パル
スSと線同期パルスVとの間の上述した位相偏移
TCを供給するとともに、基準発振器10により
形成した繰返し周波数40MHzの連続した周期パル
ス列SCをも供給し、さらに、デコーダ13によ
り形成した零リセツト用の走査線中心パルスMを
も供給してある。そのデコーダ13においては、
そのデコーダ13の出力パルスSによりカウンタ
11が零にリセツトされる度毎に、そのリセツト
から約32マイクロ秒の時間の経過後に一定の復号
動作が行なわれる。なお、この約32マイクロ秒の
時間は、デイジタルフイルタ回路の修正周期であ
り、線偏向周期の半分より短かく、また、実際
に、この修正周期によつて、カウンタ15の零復
帰動作が行なわれる時点を決めることが可能とな
る。そのカウンタ15は、論理回路14から供給
する位相偏移TCに対応した計数期間中に連続し
て発生するパルス幅25ナノ秒のパルス列のパル
ス数を表わす6ビツトのデイジタル出力信号を形
成する。しかして、論理回路14中の双安定回路
26は、出力パルスSと線同期パルスVとのいず
れが先に到来したかによつて決まる位相偏移TC
の符号に関する情報をカウンタ15に与えるので
あるから、論理回路14からは、6ビツトプラス
1符号ビツト、計7ビツトの信号が実際にいつで
も得られる。この双安定トリガ回路26の出力信
号が“0”のときには、カウンタ15の計数出力
の絶対値が直接に、また、双安定トリガ回路26
の出力信号が“1”のときには、その絶対値の2
の余数が、それぞれ、同期制御段2に送出される
ようにしてあり、この同期制御段2については以
下に詳述する。
しかして、位相比較段1から上述した7ビツト
のデイジタル信号を供給した同期制御段2は、状
態検出器30と図示の構成例においてはデイジタ
ルフイルタ回路31とした修正信号発生器とを備
えており、それら状態検出器30およびデイジタ
ルフイルタ回路31の構成例を第4図および第5
図にそれぞれ示す。実際問題として、位相比較段
1にて検出した位相偏移が所定の限度内にある限
りは、同期状態にあるということができ、位相偏
移がその限度値を超えたときには非同期状態にあ
るということができる。第4図に示す状態検出器
30の構成例においては、同期状態と非同期状態
との境界が説明の便宜上論理回路14とともに併
わせて図示する位相比較段1内のカウンタ15の
最大計数容量によつて決まり、状態検出器30
は、かかる機能を果すためには、以下に詳述する
ように、位相偏移がその限度値を超えてはいない
ことを検出し、あるいは、位相偏移が恒久的にそ
の限度値を超えているのか否かを検出しなければ
ならない。
この状態検出器30は、カウンタ15のデイジ
タル出力信号の値を構成する6ビツトを各入力端
にそれぞれ供給したナンドゲート40を備えてお
り、非同期状態にあるときには、すなわち、カウ
ンタ15の最大計数容量に達してしまつていると
きには、それらの6ビツトがいずれも“1”とな
るので、そのときにのみナンドゲート40の出力
が“0”となる。このナンドゲート40の出力端
は第4図に破線で囲んで示すようにアンドゲート
41およびカウンタ15よりなるカウンタ回路15
aにおけるアンドゲート41の一方の入力端に接
続してあり、そのアンドゲート41の他方の入力
端には論理回路14の出力端TCが接続してあり、
また、そのアンドゲート41の出力端はカウンタ
15の入力端に接続してある。したがつて、かか
る構成によりナンドゲート40の出力をアンドゲ
ート41を介してカウンタ15に帰還してあるの
で、アンドゲート41によつてカウンタ15の飽
和状態を維持することができる。さらに、ナンド
ゲート40の出力端は、直列入力および並列出力
に構成したシフトレジスタ42の入力端にも接続
してあり、このシフトレジスタ42によつてナン
ドゲート40の出力端に現われた状態、したがつ
てカウンタ15の状態を8本の連続した並列出力
線に記録する。なお、この並列出力線数8本は一
例として選定したものであり、妨害に対して一層
不感にする必要がある場合にはこの本数を増すこ
とになる。このシフトレジスタ42の並列出力の
8ビツトを、ノアゲート43の8個の入力端にそ
れぞれ供給するとともに、アンドゲート44の8
個の入力端にもそれぞれ供給するが、かかるノア
ゲート43とアンドゲート44との組合わせをナ
ンドゲートとインバータとの組合わせに替えても
同様の作用効果が得られる。しかして、これらの
各ゲート43および44の各出力端は、双安定回
路45の2個の入力端にそれぞれ接続してある。
カウンタ15の計数容量が飽和すると、シフト
レジスタ42の出力端における8本の連続した並
列出力線には8個の“0”が記録されて検出され
る。したがつて、これに対応して、ノアゲート4
3の入力端には8個の“0”が加わることにな
り、かかる場合にのみ、このノアゲート43の出
力端に“1”が現われる。一方、アンドゲート4
4の入力端に同様に8個の“0”が加わると、こ
れに対応して、その出力端には“0”が現われ、
かかる状態においては、双安定回路45は、その
第1入力端にノアゲート43からの“1”出力が
加わるとともに、その第2入力端にアンドゲート
44からの“0”出力が加わるので、その第1出
力端DSから“0”出力を送出するとともに、そ
の第2出力端から“1”出力を送出する。し
たがつて、かかる場合には、テレビジヨン受像機
が非同期状態にある、といえる。
これに反し、カウンタ15の計数容量が上述し
た8本の出力線のうちの数本についてのみ、すな
わち、間欠的に飽和し、最小8本の連続した並列
出力線については飽和していない場合には、“0”
出力と“1”出力とが混在し、カウンタ15の計
数容量が飽和している出力線には“0”出力が対
応するとともに、カウンタ15の計数容量が飽和
していない出力線には“1”出力が対応している
シフトレジスタ42の8ビツト出力に対応して、
ノアゲート43の出力端からは“0”出力を送出
することになる。したがつて、双安定回路の各出
力は、DS=1および=0となり、テレビジヨ
ン受像機の同期状態が得られていることになる。
テレビジヨン受像機のかかる同期状態において
は、カウンタ15の計数容量が不規則に飽和して
も、双安定回路45はその状態を変えず、ノアゲ
ート43およびアンドゲート44の出力が同時に
変化した場合にのみ、その状態を変えることにな
る。
上述したようにして状態検出器30が同期状態
を検出したか、あるいは、非同期状態を検出した
かに応じて、互いに異なる2種類の機能が修正信
号発生器を構成するデイジタルフイルタ回路31
によつて確保される。すなわち、同期状態におい
ては、このデイジタルフイルタ回路31は、従来
のアナログ処理に慣用され、フライホイールとし
て作用させるために緩慢な変化に対してのみ応動
するように設計してあるので積分回路として動作
する低域通過フイルタと等価になる。いま、順位
nの出力線に対してカウンタ15の出力端に現わ
れる6ビツトのデイジタル信号をX(o)とし、同じ
順位nの出力線に対するデイジタルフイルタ回路
31の出力信号をy(o)とすると、同期状態が検出
されている場合には、出力信号y(o)は次式によつ
て表わされる。
y(o)=a・X(o)+b・y(o-1) ここに、aおよびbは、デイジタルフイルタ回
路31を所望の低域通過フイルタとして動作させ
るためにあらかじめ算出した係数であり、それら
の係数aおよびbの値は所望のフイルタ特性およ
びその特性の傾斜によつて決まり、図示の構成例
においては、つぎの値が用いられている。
a=1/2048 およびb=2047/2048 なお、これらの値は、計算を簡単にするため
に、適値に最も近い2の幕を考慮して選定してあ
る。したがつて、 y(o)=X(o)/2048+2047 ・y(o-1)/2048 すなわち、2048・y(o)=X(o)+2047・y(o-1) しかして、X(o)およびy(o)はデイジタル信号で
あり、また、2048は2の幕であるから、2048・
y(o)から出発してy(o)を得るためには、デイジタル
値2048・y(o)を右に11桁シフトさせて2048=211
割れば十分である。このようにしてy(o)の値を決
定するには、つぎの3段階の演算を行なうことに
なる。
a 2047・y(o-1)を得るために、上述のようにし
てすでに計算してある2048・y(o-1)からy(o-1)
減算する。なお、2048・y(o-1)にその数値に対
する2の余数を加算しても同様の結果が得られ
る。
b X(o)を2047・y(o-1)に加算する。
c 2048・y(o)を右に10桁シフトさせることによ
つてデイジタル値2・y(o)を得る。すなわち、
上述したように右に11桁シフトさせる替わりに
10桁シフトさせる方が実行上好ましく、このよ
うにしてy(o)の替わりに2・y(o)を求めれば、静
的利得が増大したに等しく、一層強力な位相修
正を行つて一層忠実に復元させることができ
る。かかる演算と同時に、算出した2・y(o-1)
にX(o)の分数、すなわち、図示の例ではX(o)
32を加算する。なお、この分数は、その加算の
目的からして、上述した(a)および(b)の段階の演
算で実現したデイジタルフイルタ回路に等価の
アナログ低域通過フイルタの静電容量に対して
直列となる抵抗値を表わすものでなければなら
ない。また、そのアナログフイルタの静電容量
は、y(o)とy(o-1)との差はほんの僅かであるとい
う事実から明らかなように無視し得ないフイル
タ回路31の慣性となつて現われる。また、こ
の静電容量はある周波数を超えた周波数の信号
を完全に短絡するのであるから、誤つた信号が
全然生じないようにして位相修正を行なうこと
は不可能である。したがつて、等価のアナログ
フイルタについていえば、上述のようにy(o)
値にX(o)の分数を加算することは、そのフイル
タ回路に重畳して分圧器を設け、位相修正を施
すに足る大きさのわずかな残留電圧を送出し得
るようにすることと同じである。それと同時
に、この加算処理は、フイルタ回路の作用を弱
め、そのフイルタ回路の存在によつて生ずる信
号波形の跳ね上りを平滑化することによつて、
そのフイルタ回路の動作を安定化することにな
る。しかして、上述した3段階(a),(b)および(c)
の演算を経て最終的に得られた信号を第1図示
の構成における加算器12に供給する。なお、
この信号は前述した信号dNである。
上述したのとは反対に、テレビジヨン受像機が
非同期状態にあるときには、位相偏移X(o)を何ら
かのフイルタ作用を施す前に2分割して、その位
相偏移X(o)をカウンタ15の計数容量に適合した
値にする。かかる2分割作用は、第5図に示した
デイジタルフイルタ31の詳細構成の例における
シフトレジスタ50によつて行なうが、このシフ
トレジスタ50は、前述したように加算器12に
供給する信号y(o)=X(o)/2を送出するものであ
る。しかして、y(o)の値がカウンタ15の計数容
量に適合しない場合には、上述した2分割作用
を、カウンタ15の計数容量より低い値のデイジ
タル値y(o)が得られるまで何回でも繰返して行な
う。かかる結果が達成され、さらに、連続して少
なくとも連続8線期間に亘りデイジタル値y(o)
カウンタ15の計数容量の限度内に留まつている
場合には、再び同期状態が得られているとみなす
ことができ、その場合には、フイルタ回路を同期
位置に切換えるのであるが、その切換えの時点に
おいては、このフイルタ回路は、同期状態で連続
8線期間が経過した後の信号dNが達する値にほ
ぼ等しい値にプリセツトされており、アナログフ
イルタの使用に伴つて生ずる信号波形の跳ね上り
による過渡現象を消去することができる。したが
つて、フイルタ回路31は、再び、前述したよう
な低域通過フイルタとしての機能を果し得るよう
になる。
第5図に示したフイルタ回路31からなる修正
信号発生器の構成例は、スイツチ回路32、加算
器33、スイツチ段34、累積器35、レジスタ
36、クロツク回路38および上述のシフトレジ
スタ50を備えている。なお、第5図には、すで
に説明した加算器12、カウンタ15および状態
検出器30を点線のブロツクで示してある。しか
して、テレビジヨン受像機が同期状態にあるか、
あるいは、その反対の状態すなわち非同期状態に
あるかに応じて、状態検出器30の制御のもと
に、前述した3段階(a),(b)および(c)の演算処理に
よつて得られる特性が、それぞれ、3種類の期間
T1,T2およびT3にのみ順次に形成され、あるい
は、反対の状態においては、デイジタル値y(o)
カウンタ15の計数容量の限度内に復帰させるた
めの2分割作用によつて得られる特性のみが期間
TDS中に形成され、第5図に記号T1,T2,T3
るいはTDSを付して示すスイツチ段32および3
4の接続は、それぞれ対応する上述した期間中に
のみ行なわれるものであり、また、その他の回路
接続は恒久的になされているものである。
前述した3段階(a),(b),(c)の演算処理は、同期
状態においては、つぎのように制御して行なわれ
る。
a 3段階(a),(b),(c)の演算処理における前段周
期の終りに累積器35の出力端に現われるデイ
ジタル値Qである2048・y(o-1)を加算器33に
供給すると同時に、そのデイジタル値2048・
y(o-1)に対する2の余数すなわち′を、同じく
累積器35の出力端から取出して、スイツチ段
32の入力端に供給し、そのスイツチ段32
は、クロツク回路38の制御のもとに、その入
力デイジタル値をそのまま加算器33に供給す
る。なお、これらの信号処理は期間中T1中に
行なわれ、その期間T1の終りには、加算器3
3の出力端に現われてスイツチ回路34を通過
するデイジタル値2047・y(o-1)が累積器35に
蓄積される。
b カウンタ15から供給するデイジタル値の
X(o)をスイツチ回路32に供給し、そのスイツ
チ回路32は、クロツク回路38の制御のもと
に、その入力デイジタル値を直ちに加算器33
に供給する。なお、これらの信号処理は期間
T2中に行なわれ、その期間T2の終りには、加
算器33の出力端に現われたデイジタル値
2048・y(o)=X(o)+2047・y(o-1)が、スイツチ回
路34を通過して、累積器35に蓄積される。
c 期間T2の終りに累積器35の出力端に現わ
れるデイジタル値の2048・y(o)をレジスタ36
に供給し、そのレジスタ36においては、その
入力デイジタル値を右に10桁シフトさせること
によつてデイジタル値2・y(o)を得、加算器3
3によりそのデイジタル値2・y(o)に分数
X(o)/32を加算する。このようにして得たデイ
ジタル値を、期間T3中に、クロツク回路38
の制御のもとに、スイツチ回路34を通過させ
て最終出力信号として加算器12に供給し、修
正信号dNを形成する。
一方、非同期状態においては、スイツチ回路
34における上述した図示の接続T1,T2,T3
は最早行なわれず、第4図に示した状態検出器
30中の双安定回路45の出力端DSからの接
続TDSのみが行なわれてシフトレジスタ50に
よるデイジタル値X(o)の2分割演算処理が進め
られ、フイルタ回路31の計数出力信号をカウ
ンタ15の計数容量の範囲内に復帰させて、テ
レビジヨン受像機を再び同期状態にする。
上述したように、状態検出器30をデイジタル
フイルタ回路31に接続してなる同期制御段2
は、カウンタ15の計数容量によつて十分に設定
された一定のロツク範囲を保証するために設けた
ものである。なお、そのデイジタルフイルタ回路
31にはシフトレジスタ50が含まれているが、
そのシフトレジスタ50は、非同期状態が検出さ
れない限り全く動作しない。位相偏移の検出に伴
つて必要となる位相修正に加えて周波数修正も行
なわなければならない場合には、第6図に示すよ
うに、同期化過程の進行に伴つて順次の走査線毎
に変化する位相偏移の量φを走査線数nについて
表わした曲線φ=は、横軸φ=0に対して最早
漸近的に接近せず、横軸に平行の位相偏移検出周
期φ1を表わす漸近線に平行となる。かかる特性
曲線によれば、位相偏移量がカウンタ15の計数
容量QCを超えた検出周期については、その検出
周期の位相偏移量を低減させ得ず、その計数容量
QC以下の位相偏移量を検出した検出周期につい
ては、常に、その位相偏移量を低減させ得ること
が判る。
フイルタ回路31の出力信号dNは加算器12
に供給するのであるが、その加算器12には固定
値信号dNをもその適切な入力端に供給してあり、
その固定値信号dNは、基準発振器10の発振周
波数とテレビジヨン受像機の線周波数との比に等
しい値、図示の例では40MHz/15.625KHzすなわ
ち2560を2進数の形に表わしたものである。しか
して、dN=0の場合には、基準発振器10の発
振出力の周期的パルス列に施した分周によつて得
られる線偏向駆動信号とテレビジヨン受像機中の
映像信号分離同期段3から供給する線同期信号と
が正確に同相になつていることになる。これとは
反対に、dNが正もしくは負の値である場合には、
それらの2信号が同相ではなく、それらの2信号
の位相偏移を惹起したドリフトを補償するため
に、固定値Nの修正を行なわなければならないこ
とになる。また、第1図示の構成におけるデコー
ダ13の出力端に最終的に得られる信号は、T
(N±dN)に等しい可変繰返し周期を有するパル
ス列であり、そのうち周期Tは基準発振器10か
らなるクロツク回路のクロツク周期であつて、上
述のパルス列が、第1図に示すデコーダ13の出
力端子SCBから取出すようにした本発明回路の
出力信号としての有用な線偏向駆動信号をなすも
のである。このパルス列のデユーテイサイクル
は、このパルス列を供給する線偏向駆動段によつ
て決まるが、その線偏向駆動段は本発明回路の一
部をなすものではなく、その線偏向駆動段がトラ
ンジスタにより構成されている場合には、上述し
たパルス列のデユーテイサイクルをほぼ50%に設
定して、線偏向駆動パルスのパルス幅を十分に確
保するようにするが、線偏向駆動段がサイリスタ
により構成されている場合には、このパルス列の
デユーテイサイクルをもつと低い値に設定する。
しかして、ここで注目すべきことは、本発明位
相偏移修正回路においては、量子化してデイジタ
ル化すべき値を、基準発振器10の発振周波数に
よつて決まる量子化ステツプの正確な倍数になる
必然性がないことである。したがつて、その量子
化してデイジタル化すべき値は、実際に必要とす
る値より下もしくは上の近似値として表わされ、
例えば量子化すべき真の値のすぐ下もしくはすぐ
上に位置する2つのかかる近似値の間には、量子
化ステツプ数の連続的な変化が生じ、その結果と
して、像偏向の始端が不安定となり、したがつ
て、特に、縦の線を表示するような映像信号に関
しては調整の不足が目立つことになる。
かかる線偏向始端の不安定性は、第7図および
第8図につきつぎに述べるような安定化段をデコ
ーダ13と出力端子SCBとの間に配置すれば、
完全に抑圧することができる。すなわち、第7図
に示す構成の安定化段においては、実際の線偏向
駆動信号から出発して、周知の態様で発生させた
方形波信号をデコーダ13の出力端SDからこの
安定化段に供給するのであるが、その方形波パル
ス信号のパルス幅は、基準発振器10の発振出力
パルス列からなる一定数のクロツクパルスを表わ
しており、したがつて、第8図の波形8aに示す
ように、一定のパルス幅となるが、その方形波パ
ルスのエツジは、量子化すべき真値の上もしくは
下で不規則に量子化したことによるジツタの影響
を受け、その結果として、その方形波パルス信号
のパルス幅ではなく、その繰返し周期の残余の部
分の方がそのジツタの影響を受けて一定しなくな
る。かかる方形波パルス信号をデコーダ13から
積分器60に供給して波形8bに示すような鋸歯
状波信号を形成すると、その鋸歯状波形の直線性
は良好であるので、波形8aに示した方形波パル
ス信号の一定したパルス幅に対応する上昇辺はす
べて互いに平行になり、また、下降辺も同様であ
り、さらに、上述したジツタの影響を受けてい
る。そのうえ、上昇辺に対応する方形波パルス信
号は一定のパルス幅を有しているのであるから、
図示の四辺形ABCDは平行四辺形となり、その
平行四辺形の辺BCとDAとは等長でそれぞれ対
応する下降辺と一線になつている。それ故に、実
際の線偏向駆動信号に如何なる不安定性が影響し
ていても、波形8bから判るように、積分器60
の出力信号波形はその大部分が互いに重なり合つ
ており、不安定性が影響するのは下降辺の終端部
分および上昇辺のみとなる。
したがつて、下降辺の明らかに一定した重なり
合つた部分にトリガ用閾値を適用すれば、絶対に
安定な方形波信号を形成するに十分であり、かか
る信号処理を2個の比較器61および62により
行なつており、それらの比較器61,62は、互
いに並列に接続して積分器60からの鋸歯状波出
力信号を供給してあり、例えば、一方の比較器6
1にはその非反転入力端にその鋸歯状波出力信号
を供給するのに対し、他方の比較器62にはその
反転入力端にその鋸歯状波出力信号を供給してあ
る。これらの比較器61および62の出力信号
は、波形8cおよび8dにそれぞれ示すように、
ナンドゲート63の2個の入力端に供給してあ
り、そのナンドゲート63の第3の入力端には、
デコーダ13からの波形8eに示すような出力信
号をインバータ64を介して供給してある。した
がつて、ナンドゲート63の出力信号は、波形8
fに示すように、今度は絶対に安定になつた実用
の線偏向駆動信号となつて、第1図および第7図
に示した出力端子SCBから取出される。なお、
第8図に示した波形8fを波形8bと対比すれば
判るように、波形8bにおける下降辺上のトリガ
用閾値を、比較器61および62の他方の入力端
に印加する電圧値を調整することによつてシフト
させれば、実際に使用する波形8fに示した線偏
向駆動信号のパルス幅を調整することができ、そ
の結果として、線偏向駆動信号のデユーテイサイ
クルを変化させることができる。
第7図示の構成による安定化段においては、積
分器60の鋸歯状波出力信号の平均値を結合コン
デンサ65によつて零レベルに設定することがで
き、これとは反対に、その平均値を連続的に制御
し得るように回路構成を変形することもできる。
かかる回路構成によれば、トリガ閾値は固定した
ままでも、鋸歯状出力信号の平均値を変化させれ
ば、出力端子SCBから取出す線偏向駆動信号の
位相をシフトさせることができる、という利点が
得られる。
つぎに、第7図につき上述した積分器60と結
合コンデンサ65との組合わせの替りに用いて線
偏向駆動信号の位相を制御し得るようにした安定
化段の他の構成例を第9図に示す。図示の構成に
よる安定化段は、デコーダ13の出力信号に対す
る二重積分器70をなしており、その上半部70
aは、弱積分を行なつて、前述したように鋸歯状
波形信号を形成し、また、その下半部70bは、
強積分を行なつて、積分器70の出力端に現われ
る鋸歯状波形信号に重畳する直流分信号の形成を
請合つている。その直流分信号のレベル調整は、
例えば、テレビジヨン受像機の線偏向出力段(図
示せず)からの線偏向帰線パルスと基準発振器に
よつて決まる一定の基準位相との間の位相偏移
Δに相当したパルス幅を有する例えば零復帰パ
ルスを図示の入力端子CVMに供給して制御する。
したがつて、出力端子SCBから取出して実用す
る線偏向駆動信号のパルス位相位置は、その位相
偏移量の関数となつて変化する。さらに、ここで
注目すべきことは、第9図示の回路構成は、第7
図示の回路構成において対応する部分としての積
分器60と結合コンデンサ65との組合わせより
も、点線で囲んで示す集積回路部分よりも入出力
端子の数が少ないので、集積回路技術によつて製
作するうえで極めて有利である。
なお、本発明は、図面につき前述した実施例に
限られるものではなく、本発明の範囲を逸脱しな
い限り、幾多の変更を施して実施し得ること勿論
であり、例えば、第8図の波形8bに示した鋸歯
状波形信号を上昇辺の方が格段に長く、下降辺の
方が格段に短かいような波形とすることができ
る。なお、その場合には、下降辺の傾斜が緩くな
るほど、波形8fに示した出力信号波形のトリガ
用閾値に対する直線性のずれに基づく寄生の位相
偏移が少なくなる。
また、上述した各構成例において用いた2種類
のトリガ閾値による2個の比較器の替わりに、単
一のトリガ閾値による単一の比較器61もしくは
62のみを使用するようにすることができ、その
単一のトリガ用閾値は、第8図示の波形8bにお
ける上昇辺が偏向駆動段の駆動素子たるトランジ
スタもしくはサイラトロンに作用する場合には、
その上昇辺に対応し、これとは反対の場合には、
下降辺に対応する。しかして、いずれの場合にお
いても、方形波出力パルス信号のエツジの位相位
置は、単一のトリガ用閾値には対応しないのであ
るから、クロツクパルスの計数および前述したデ
ユーテイサイクルの問題を考慮に入れて決定する
ことができる。かかる単一のトリガ用閾値の使用
により、そのトリガ用閾値を、一つの鋸歯状波形
の終端から次の鋸歯状波形の始端までの間の下降
辺部分に位置させる自由度が著しく大きくなる、
という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明位相偏移修正回路の構成例を示
すブロツク線図、第2図は同じくその位相比較段
における位相比較論理回路の構成例を示すブロツ
ク線図、第3図は同じくその位相比較論理回路の
各部信号波形を示す波形図、第4図は同じくその
同期制御段における状態検出器の構成例を示すブ
ロツク線図、第5図は同じくその同期制御段にお
ける修正信号発生器の構成例を示すブロツク線
図、第6図は同じくその同期探査期間中の走査線
数に対する位相偏移の関係を示す特性曲線図、第
7図は同じくその有用信号安定化段の構成例を示
すブロツク線図、第8図は同じくその有用信号安
定化段の各部信号波形を示す波形図、第9図は同
じくその有用信号安定化段の他の構成例を示すブ
ロツク線図である。 1……位相比較段、2……同期制御段、3……
映像信号分離同期段、10……基準発振器、1
1,15……カウンタ、15a……カウンタ回
路、12……加算器、13……デコーダ、14…
…論理回路、21,22,26……双安定回路、
23,24……アンドゲート、25……オアゲー
ト、30……状態検出器、31……デイジタルフ
イルタ回路、32,34……スイツチ回路、33
……加算器、35……累積器、36……レジス
タ、38……クロツク回路、40……ナンドゲー
ト、41,44……アンドゲート、42……シフ
トレジスタ、43……ノアゲート、45……双安
定回路、50……シフトレジスタ、60……積分
器、61,62……比較器、63……ナンドゲー
ト、64……インバータ、70……二重積分器、
70a……上半部、70b……下半部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 線周波数より高い繰返し周波数のパルス列を
    形成する基準発振器、その基準発振器の出力端子
    に接続して線偏向駆動信号を形成する分周器、お
    よび、その分周器の出力信号を第1の入力端子に
    供給するとともに、受信入力線同期信号を第2の
    入力端子に供給して、それら供給した信号相互間
    の位相偏移の値および正負の符号を表わす信号を
    形成する位相比較器を備えてテレビジヨン受像機
    における線偏向駆動信号と線同期信号との間の位
    相偏移を修正する回路装置において、前記位相比
    較器の出力信号を受け入れて、前記線同期信号と
    前記分周器の出力信号との間の位相偏移が所定値
    より小さい同期状態もしくは当該位相偏移が前記
    所定値より小さくない非同期状態を検出する同期
    非同期状態検出器、および、前記位相比較器の出
    力信号および前記同期非同期状態検出器からの情
    報を受け入れて、前記同期非同期状態検出器が前
    記非同期状態を検出しているときに前記分周器の
    分周比を制御するとともに、前記同期状態におい
    ては前記分周器に修正信号を供給しないようにす
    ることを特徴とするテレビジヨン受像機の線偏向
    駆動信号・線同期信号間位相偏移修正回路装置。 2 前記分周器は、前記基準発振器の出力端子に
    接続したカウンタ、一定値よりなる前記分周比に
    前記修正信号発生器にて形成した代数的修正値を
    加算する加算器、並びに、前記カウンタからのデ
    イジタル出力信号および前記加算器からのデイジ
    タル出力信号を供給して、それらのデイジタル出
    力信号が互いに等しいときにのみ、前記線偏向駆
    動信号を構成する一連の出力信号を送出するデコ
    ーダを備えていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のテレビジヨン受像機の線偏向駆動
    信号・線同期信号間位相偏移修正回路装置。 3 前記位相比較器は、それぞれの第1の入力端
    子に前記分周器の出力信号および前記線同期信号
    をそれぞれ供給するとともにそれぞれの第2の入
    力端子を零にリセツトするパルスを供給した2個
    の双安定回路、それら2個の双安定回路の各出力
    信号をそれぞれ供給した第1および第2のゲート
    回路、並びに、それら第1および第2のゲート回
    路の出力信号を供給した第3のゲート回路よりな
    る論理回路を備えて、前記分周器の出力信号と前
    記線同期信号との間について検出した位相偏移の
    値に等しい時間長を有する信号を前記2個の双安
    定回路および3個の前記ゲート回路により形成す
    るとともに、さらに、前記位相比較器は、前記第
    1および第2のゲート回路の出力信号を供給して
    前記位相偏移の正負の符号に対応した信号を検出
    する第3の双安定回路、並びに、第1の入力端子
    に検出した前記位相偏移の値を表わす信号を供給
    するとともに第2の入力端子に前記基準発振器の
    出力信号を供給して、前記位相偏移の値に対応し
    たデイジタル信号を送出する第2のカウンタを備
    えていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のテレビジヨン受像機の線偏向駆動信号・線
    同期信号間位相偏移修正回路装置。 4 前記同期非同期状態検出器は、前記第2のカ
    ウンタの計数値が所定の閾値より低いときに前記
    同期状態を検出し、もしくは、前記計数値が少な
    くとも前記閾値に等しいときに前記非同期状態を
    検出する閾値装置よりなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のテレビジヨン受像機の線
    偏向駆動信号・線同期信号間位相偏移修正回路装
    置。 5 前記閾値装置は、前記第2のカウンタからの
    前記デイジタル信号を継続して記録する装置、お
    よび、前記修正信号発生器を同期を維持する状態
    または前記記録の内容に応じて同期を模索する状
    態に切換える装置を備え、さらに、前記修正信号
    発生器は、同期を維持する状態に対しては妨害を
    排除するためのデイジタル低域通過フイルタ回路
    を備えるとともに、同期を模索する状態に対して
    は前記第2のカウンタの計数値を引続き割り算し
    て前記同期非同期状態検出器における前記閾値よ
    り低い値にするためのデイジタル割算器を備えて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のテレビジヨン受像機の線偏向駆動信号・線同期
    信号間位相偏移修正回路装置。 6 前記分周器は、前記デコーダの有用出力信号
    に対する積分器、互いに並列に配置してそれぞれ
    に前記積分器からの鋸歯状波出力信号を供給した
    2個の比較器、および、入力端子のうち2個の入
    力端子に前記2個の比較器の出力信号をそれぞれ
    供給するとともに第3の入力端子に前記分周器か
    らの出力信号に対するインバータの反転出力信号
    を供給した第4のゲート回路を設けて前記有用出
    力信号を安定化する安定化段を備えていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のテレビジ
    ヨン受像機の線偏向駆動信号・線同期信号間位相
    偏移修正回路装置。 7 前記積分器は、前記鋸歯状波信号を発生させ
    る弱積分路および前記鋸歯状波信号の平均値を調
    整するために制御可能にした強積分路を備えてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
    テレビジヨン受像機の線偏向駆動信号・線同期信
    号間位相偏移修正回路装置。
JP732881A 1980-01-25 1981-01-22 Circuit for correcting phase deviation between linear deflection drive signal linear synchronization signals for television receiver Granted JPS56112183A (en)

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